JPH077021A - 半導体装置製造におけるリードフレーム位置決め方法及び搬送方法 - Google Patents

半導体装置製造におけるリードフレーム位置決め方法及び搬送方法

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JPH077021A
JPH077021A JP14491793A JP14491793A JPH077021A JP H077021 A JPH077021 A JP H077021A JP 14491793 A JP14491793 A JP 14491793A JP 14491793 A JP14491793 A JP 14491793A JP H077021 A JPH077021 A JP H077021A
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Hisashi Fukuda
尚志 福田
Tsukasa Adachi
司 安立
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は半導体装置の製造工程でのリードフ
レーム搬送におけるリードフレーム位置決め方法に関
し、異なるサイズのリードフレームを自動的に位置決め
することを目的とする。 【構成】 クランパ21を構成する第1の保持体22
a,22bをアジャストスクリュ24によりリードフレ
ーム11の幅に応じて移動させる。そして、第2の保持
体25a,25bにより、リードフレーム11の両側の
上下面をクランプし、ガイド板26a,26b,27
a,27bによりリードフレーム11を幅方向から挟持
して位置決め固定する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造工程
でのリードフレーム搬送におけるリードフレーム位置決
め方法に関する。
【0002】近年、ICやLSI等の半導体装置の多様
化に伴い、使用されるリードフレームにおいても多品種
多様化してきている。そのため、半導体装置の製造工程
において、多品種のリードフレームを位置精度を確保し
つつ搬送を行う方法の汎用性が要求されている。
【0003】
【従来の技術】従来、半導体装置の製造工程の中で、例
えばパッケージ上に捺印する工程は、リードフレーム上
で複数個のパッケージングが行われた後、該リードフレ
ームを捺印位置まで搬送して捺印が行われる。
【0004】そこで、図4に、パッケージングされたリ
ードフレームの説明図を示す。図4におけるリードフレ
ーム11は、QFP(Quad Flat Package )用のパター
ンがテープ板状の金属導体に複数形成される。すなわ
ち、図には表われないが、ステージ上に半導体チップを
搭載し、ワイヤボンディングされた後、図4に示すよう
に、樹脂モールドによりパッケージ12がそれぞれ形成
される。
【0005】そして、パッケージ12が複数形成された
リードフレーム11が搬送装置により捺印位置まで搬送
されて捺印された後、リードフレーム11の不要部分の
切断除去、及びリード端子の折曲加工等が行われるもの
である。
【0006】ここで、図5に、図4のリードフレーム搬
送の説明図を示す。図5(A)は概略側面図、図5
(B)は概略平面図である。図5(A),(B)は、リ
ードフレーム11の搬送が、該リードフレーム11の両
側をベルト搬送する場合を示している。
【0007】すなわち、リードフレーム11の一方側を
上部ベルト13a及び下部ベルト13bで送り駆動す
る。
【0008】上部ベルト13a(14a)及び下部ベル
ト13b(14b)は、ステッピングモータ(図示せ
ず)で回転されるベアリング15a,15bで回転駆動
され、上部ベアリング16a,16a及び下部ベアリン
グ16b,16b間の隙間でリードフレーム11が搬送
されるものである。
【0009】ところで、半導体装置の多品種化により、
リードフレーム11の幅d(図4)が変化した場合、上
部ベルト13a,14a(下部ベルト13b,14b)
間のピッチPを変化させることで対処している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
異なった幅のリードフレーム11を搬送する場合に、ピ
ッチPを変化させるためには交換ユニットが必要とな
り、また位置決め補正する治具がないことから搬送する
リードフレーム(11)の位置にばらつきを生じること
になる。
【0011】従って、リードフレーム11においても多
品種化した異なるサイズに対応させるためには、専用の
搬送装置を用意しなければならず高コストになり、また
はユニット交換の場合には交換及び機構の調整に時間を
要するという問題がある。
【0012】そこで、本発明は上記課題に鑑みなされた
もので、異なるサイズのリードフレームを自動的に位置
決めして搬送する位置決め方法を提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題は、半導体装置
の製造におけるリードフレームを搬送する際のリードフ
レーム位置決め方法において、供給される前記リードフ
レームの幅に応じてクランパを幅方向に移動させ、該ク
ランパにより該リードフレームの両側を上下面よりクラ
ンプすると共に、該クランプ時に該リードフレームを幅
方向より挟持させることにより解決される。
【0014】
【作用】上述のように、リードフレームの幅に応じてク
ランパを幅方向に移動させて、該リードフレームの両側
を上下面よりクランプし、幅方向より挟持させる。
【0015】これにより、異なるサイズ(幅)のリード
フレームであっても、ユニット交換等を必要とせず、自
動的に位置決めして搬送することが可能となる。
【0016】
【実施例】図1に、本発明の一実施例の構成図を示す。
図1はリードフレームを位置決めするための実施例を示
したもので、リードフレームは図4に示すように所定数
のパッケージが形成されているものとして示している。
なお、リードフレームにおいては図4と同一の構成であ
り、同一の符号を付すものとする。
【0017】図1(A)〜(C)は、リードフレーム1
1を位置決めして保持するクランパを示している。
【0018】図1(A)において、クランパ21は、2
つの第1の保持体22a,22bがそれぞれナット23
a,23bを介して、それぞれ順方向及び逆方向にネジ
山が施されたアジャストスクリュ24に所定間隔で係合
する。アジャストスクリュ24はステッピングモータ
(図示せず)により回転され、その回転方向に応じて第
1の保持体22a,22bがそれぞれ矢印の反対方向に
開閉移動する。
【0019】また、第1の保持体22a,22bには、
それぞれ第2の保持体25a,25bが回動自在に取り
付けられ、該第2の保持体25a,25bは例えば電磁
弁(図示せず)により開閉回動する。
【0020】一方、図1(B),(C)に示すように、
第1の保持体22a,22bには、それぞれガイド板2
6a,26b,27a,27bがバネ28を介して軸2
8aにより回動自在に取り付けられる。また、ガイド板
26a,26b,27a,27bの先端にはピン29に
よりそれぞれベアリング30が取り付けられ、ベアリン
グ30とガイド板26a,26b,27a,27bが連
動する。この場合、ベアリング30は開閉回動する第2
の保持体25a,25bにより押されて軸28aを支点
にガイド板26a,26b,27a,27bと共に回動
する。
【0021】このようなクランパ21は、まず供給され
るリードフレーム11の幅に応じて、モータドライバか
らのデータ(パルス数)に応じてステッピングモータが
回動し、第1の保持体22a,22bを何れかの矢印方
向に移動させる。このとき、第2の保持体25a,25
bは電磁弁により開状態となっている。
【0022】そして、リードフレーム11の両側が第1
の保持体22a,22bに掛かる位置に、該第1の保持
体22a,22bが開閉移動される。そこで、電磁弁に
より第2の保持体が閉状態になるときにベアリング30
と接触し、これによりガイド板26a,26b,27
a,27bが幅28aを支点に回動してリードフレーム
11を幅方向より挟持して固定すると共に、第2の保持
板25a,25bと第1の保持板22a,22bにより
上下面よりクランプする。
【0023】すなわち、幅サイズの異なるリードフレー
ム11であっても自動的に保持固定して位置決めするこ
とができ、ユニット交換等による調整時間を大幅に削減
することができるものである。
【0024】また、リードフレーム11のエッジを固定
することから、当該リードフレーム11を矯正すること
となり、多少の形状不良であっても使用可能となり、歩
留りが向上し、生産固数、生産コストの損失を低減させ
ることができるものである。
【0025】次に、図2に、本発明の一適用例の構成図
を示す。図2は、半導体装置の製造工程における捺印を
行うための処理装置31を示したものである。
【0026】図2に示す処理装置31は、供給部である
スタッカ32内に上述のパッケージ12が形成されたリ
ードフレーム11が所定数収納されており、エレベータ
フォーク33により処理対象のリードフレーム11が上
昇される。このリードフレーム11はバキューム35に
より吸着され、移動テーブルであるXYテーブル35に
設置された上述のクランパ21に固定位置決めされる。
【0027】クランパ21によりリードフレーム11の
固定位置決めは、図1に示すように行われる。また、X
Yテーブル35はレール36上を移動するもので、クラ
ンパ21により位置決めしたリードフレーム11を捺印
位置まで搬送する。このとき撮像部37により位置決め
されたリードフレーム11のパッケージ12を画像処理
により認識し、該パッケージ12上をロールブラシ38
aにより塵埃を除去する。
【0028】当該パッケージ12が捺印位置に搬送され
ると、レーザ捺印部39によりパッケージ12上面にレ
ーザ光で捺印処理を施す。このとき、吸引ダクト40に
より塵埃を吸引しながら行われる。捺印処理が終了する
と、ロールブラシ38bで塵埃が除去された後、カメラ
41により捺印状態が確認されると共に、イオナイザ4
2によりパッケージ12上に発生したイオンを除去す
る。
【0029】そして、取出部43の位置までリードフレ
ーム11が搬送され、取出部43により取り出された当
該リードフレーム11を排出部であるスタッカ44上に
排出され、エレベータフォーク45によりスタッカ44
内に収納されるものである。
【0030】このような処理装置31によれば、図1に
示すクランパ21で位置決め固定して搬送を行うことか
ら、うねり、形状、大きさの異なるリードフレーム11
であっても確実かつ迅速に捺印処理を行うことができる
ものである。
【0031】次に、図3に、図2の他の適用例の説明図
を示す。図3(A)は2台のXYテーブル35a,35
bを使用する場合を示している。すなわち、2台のXY
テーブル35a,35bがそれぞれレール36a,36
bを移動するものであり、XYテーブル35a上にはク
ランプベース板40が設けられており(XYテーブル3
5bも同様)、このクランプベース板40上にクランパ
21がXYテーブル35b上に取り付けられる(XYテ
ーブル35a上にもクランパ21が取り付けられる)。
【0032】そして、図3(B)に示すように、捺印位
置Aに対してXYテーブル35a,35bを順次移動さ
せて、処理対象のリードフレーム11を図2に示すよう
に搬送する。
【0033】これにより、インデックスタイムのロスを
防止することができるものである。
【0034】なお、上記実施例は、リードフレーム11
を搬送するに際し、捺印処理する場合を示したが、半導
体装置の製造工程において、リードフレーム11(パッ
ケージ形成如何を問わず)を搬送する場合に、上記クラ
ンパ21による位置決め方法を適用することができると
共に、XYテーブルを用いた搬送方法を適用することが
できるものである。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、リードフ
レームの幅に応じてクランパを幅方向に移動させ、該リ
ードフレームの両側を上下面よりクランプし、幅方向よ
り挟持させることにより、異なるサイズのリードフレー
ムを自動的に位置決めすることができ、半導体装置の製
造における歩留り向上、コスト低減を図ることができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】本発明の一適用例の構成図である。
【図3】図2の他の適用例の説明図である。
【図4】パッケージングされたリードフレームの説明図
である。
【図5】図4のリードフレーム搬送の説明図である。
【符号の説明】
11 リードフレーム 12 パッケージ 21 クランパ 22a,22b 第1の保持体 23a,23b ナット 24 アジャストスクリュ 25a,25b 第2の保持体 26a,26b,27a,27b ガイド板 28 バネ 28a 軸 29 ピン 30 ベアリング 31 処理装置 35,35a,35b XYテーブル 39 レーザ捺印部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置の製造におけるリードフレー
    ム(11)を搬送する際のリードフレーム位置決め方法
    において、 供給される前記リードフレーム(11)の幅に応じてク
    ランパを幅方向に移動させ、 該クランパ(21)により該リードフレーム(11)の
    両側を上下面よりクランプすると共に、該クランプ時に
    該リードフレーム(11)を幅方向より挟持させること
    を特徴とするリードフレーム位置決め方法。
  2. 【請求項2】 半導体装置の製造における所定のパター
    ンが形成されたリードフレーム(11)を所定位置に搬
    送するリードフレーム搬送方法において、 前記リードフレーム(11)を供給部(32)よりピッ
    クアップする工程と、 該ピックアップした該リードフレーム(11)の幅に応
    じてクランパ(21)を幅方向に移動させて該クランパ
    (21)により該リードフレーム(11)の両側を上下
    面よりクランプすると共に、該クランプ時に該リードフ
    レーム(11)の幅方向より挟持させて所定の移動テー
    ブル(35,35a,35b)上に載置させる工程と、 該移動テーブル(35,35a,35b)を所定の処理
    位置に搬送させる工程と、 該リードフレーム(11)の所定の処理後、該移動テー
    ブル(35,35a,35b)を排出部(44)に搬送
    して該リードフレーム(11)を排出する工程と、 を含むことを特徴とするリードフレーム搬送方法。
  3. 【請求項3】 前記リードフレーム(11)は所定数の
    パッケージ(12)が形成されており、前記移動テーブ
    ル(35,35a,35b)により、該パッケージ(1
    2)上に捺印処理する位置に搬送されることを特徴とす
    る請求項2記載のリードフレーム搬送方法。
  4. 【請求項4】 複数の前記移動テーブル(35a,35
    b)により、異なる前記リードフレーム(11)を順次
    前記所定の処理位置に搬送することを特徴とする請求項
    3又は4記載のリードフレーム搬送方法。
JP14491793A 1993-06-16 1993-06-16 半導体装置製造におけるリードフレーム位置決め方法及び搬送方法 Expired - Lifetime JP3269702B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100313419B1 (ko) * 1999-07-07 2001-11-07 김종배 가이드부재의 간격 조절장치

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