JPH0770070A - 光学活性な1−(4−クロロピリジン−2−イル)−2−(ピリジン−2−イル)エチルアミンの製造法および中間体 - Google Patents

光学活性な1−(4−クロロピリジン−2−イル)−2−(ピリジン−2−イル)エチルアミンの製造法および中間体

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JPH0770070A
JPH0770070A JP24214593A JP24214593A JPH0770070A JP H0770070 A JPH0770070 A JP H0770070A JP 24214593 A JP24214593 A JP 24214593A JP 24214593 A JP24214593 A JP 24214593A JP H0770070 A JPH0770070 A JP H0770070A
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JP
Japan
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pyridin
chloropyridin
ethylamine
cdpa
optically active
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Application number
JP24214593A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Nohira
博之 野平
Masanori Mizuno
正則 水野
Akiko Takebayashi
晶子 竹林
Miyoshi Kishi
美佳 岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamakawa Yakuhin Kogyo KK
Eisai Chemical Co Ltd
Original Assignee
Yamakawa Yakuhin Kogyo KK
Eisai Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 アデノシン受容体拮抗作用を有し腎不全等の
予防・治療・改善剤として有用なプロペン酸誘導体の製
造中間体である、光学活性な1−(4−クロロピリジン
−2−イル)−2−(ピリジン−2−イル)エチルアミ
ンの工業的な光学分割法、およびその分割にあたり有用
な中間体を提供する。 【構成】 (1) 光学活性cis−2−ベンズアミドシク
ロヘキサンカルボン酸(I) を分割剤とし(±)CDPA
(II)を光学分割する。(2) 光学活性なジベンゾイル酒石
酸(IV)を分割剤とし光学分割する。(3) 光学活性なジ−
p-トルオイル酒石酸(V) を分割剤とし光学分割する。ま
た1−(4−クロロピリジン−2−イル)−2−(ピリ
ジン−2−イル)エチルアミン・cis−2−ベンズア
ミドシクロヘキサンカルボン酸塩、1−(4−クロロピ
リジン−2−イル)−2−(ピリジン−2−イル)エチ
ルアミン・2ジベンゾイル酒石酸塩または1−(4−ク
ロロピリジン−2−イル)−2−(ピリジン−2−イ
ル)エチルアミン・xジ−p-トルオイル酒石酸塩は光学
分割中間体として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特願平5-177278号に開
示された、アデノシン受容体拮抗作用を有し腎不全等の
予防・治療・改善剤として有用なプロペン酸誘導体の製
造中間体である、光学活性な1−(4−クロロピリジン
−2−イル)−2−(ピリジン−2−イル)エチルアミ
ン(以下、CDPA)の製造法、およびその製造にあた
り有用な中間体に関する。
【0002】
【従来の技術】特願平5-177278号には、(±)−CDP
A(II)をキラルなカルボン酸またはスルホン酸と縮合さ
せてジアステレオマー誘導体とするか、または同様なキ
ラル化合物とジアステレオマー塩を形成させて分割し、
光学活性なCDPAを製造する方法が開示されている。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】(±)−体を光学分
割するのにあたり、工業的には塩を形成させて分割する
方法がより操作容易であり、コストも低いため好まし
い、しかしジアステレオマー塩を分割する光学活性なC
DPA(III) の効率のよい製造方法はこれまで見出され
ておらず、工業的に優れた製造方法が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、作
業性・収率・光学純度・コスト等の上記問題点解決を目
指して鋭意研究を重ねてきた。その結果、下記のいずれ
かの方法により目的を達成して、光学活性なCDPA(I
II) を工業的に有利に製造できることを見出し本発明を
完成した。すなわち、本発明における光学活性なCDP
A(III) の製造法は、次のいずれかの方法からなる。
【0005】(1) 光学活性なcis−2−ベンズアミド
シクロヘキサンカルボン酸(I) を分割剤とし、(±)−
CDPA(II)を光学分割する。 (2) 光学活性なジベンゾイル酒石酸(IV)を分割剤とし、
(±)−CDPA(II)を光学分割する。 (3) 光学活性なジ−p-トルオイル酒石酸(V) を分割剤と
し、(±)−CDPA(II)を光学分割する。
【0006】なお本発明にかかる(±)−CDPA(II)
は、特願平5-177278号に開示された実施例に従って製造
することができる。
【0007】また、cis−2−ベンズアミドシクロヘ
キサンカルボン酸[以下、cis酸](I) には、(1
S,2R)−(+)−体[ケミカル・アブストラクト
(以下 CAS)登録番号26685-82-5]および(1R,2
S)−(−)−体[ CAS登録番号26693-55-0]とがある
が、本発明においては限定されずいずれも用いることが
できる。さらにcis酸(I) には無水物または水和物が
存在することがあるが、本発明においては限定されな
い。なお光学活性なcis酸(I) は、試薬・工業原料等
として市販されており容易に入手することができる。
【0008】また、ジベンゾイル酒石酸[以下、DBT
A](IV)には、(1S,2S)−(+)−体[ CAS登録
番号17026-42-5]および(1R,2R)−(−)−体
[ CAS登録番号2743-38-6 ]とがあるが、本発明におい
ては限定されずいずれも用いることができる。しかし、
より価格の低い(−)−体の使用が工業的にはより好ま
しい。さらにDBTA(IV)には無水物または水和物が存
在することがあるが、本発明においては限定されない。
光学活性なDBTA(IV)も、試薬・工業原料等として市
販されており容易に入手することができる。
【0009】次に、ジ−p-トルオイル酒石酸[以下、D
TTA](V) には、(1S,2S)−(+)−体[ CAS
登録番号32634-68-7]および(1R,2R)−(−)−
体[CAS登録番号32634-66-5]とがあるが、本発明にお
いては限定されずいずれも用いることができる。さらに
DTTA(V) には無水物または水和物が存在することが
あるが、本発明においては限定されない。光学活性なD
TTA(V) も、試薬・工業原料等として市販されており
容易に入手することができる。
【0010】本発明にかかる(±)−CDPA(II)の光
学分割にあたっては、通常は一般的な方法により実施す
ることができるが、よりよい作業性・収率・光学純度・
コスト等を達成するには、以下のように実施することが
好ましい。
【0011】(1) cis酸(I) を分割剤に用いる場合 この方法では、(±)−CDPA(II)と光学活性なci
s酸(I) を溶媒に溶解して下記化学構造式
【0012】
【化9】
【0013】で表されるジアステレオマー塩を形成し、
一方のジアステレオマー塩を溶媒から選択的に析出させ
て分離し、分離した塩を塩基で分解して光学活性なCD
PA(III) を回収する。また必要に応じて、分離した塩
を塩酸、硫酸、硝酸等の鉱酸で処理した後、塩基で分解
して光学活性なCDPA(III) を得ることもできる。
【0014】この分割方法は溶媒中にて行うが、使用す
る溶媒はジアステレオマー塩に対して不活性なものであ
れば限定されない。具体的には例えば水、メタノール、
エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、ア
セトン、2−ブタノン、ぎ酸メチル、酢酸エチル、プロ
ピオン酸プロピル、エチルエーテル、イソプロピルエー
テル、塩化メチレン、クロロホルム、トリクレン、ベン
ゼン、トルエン、キシレン、n-ヘキサン、オクタン、シ
クロヘキサン等を挙げることができるが、水、メタノー
ル、エタノール、2−プロパノール、アセトンまたは2
−ブタノンが好ましい。また溶媒は単独でも2種類以上
の混合物を用いてもいずれでもよいが、中でも目的物に
対して適度の溶解度を有する点から、水−アルコールの
混合溶媒またはエタノールがより好ましい。溶媒の使用
量は、通常は溶質の1〜15倍量(重量比)を用いるが、
3〜9倍量がより好ましい。
【0015】光学分割剤である光学活性cis酸(I) の
使用量も限定されないが、通常は(±)−CDPA(II)
に対して 0.5〜2.0 倍モルを、より好ましくは 0.8〜1.
2 倍モルを、さらに好ましくは 0.9〜1.1 倍モルを使用
する。
【0016】(±)−CDPA(II)と光学活性cis酸
(I) の塩を形成するにあたっては、両者を一緒に溶媒に
溶解してもよいし、別々に調製したそれぞれの溶液を混
合してもよい。いずれの場合も室温〜溶媒沸点にて均一
とした後静置するか、あるいは攪拌下に冷却して難溶性
のジアステレオマー塩を析出させる。この際に目的とす
るジアステレオマー塩の結晶を接種すると、濾過しやす
く純度の高いジアステレオマー塩結晶が得られる。析出
した難溶性ジアステレオマー塩は濾過、遠心分離等によ
り単離することができ、再結晶、カラムクロマトグラフ
ィー、HPLC等によりさらに精製することができる。
【0017】次に、得られたジアステレオマー塩は、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム等の塩基と処理した後、溶媒抽出し、さらに
溶媒を留去することにより光学活性CDPA(II)とする
ことができる。目的とする光学活性CDPA(II)は、真
空蒸留、カラムクロマトグラフィー、HPLC、再び塩に導
き再結晶等の常法によりさらに精製することができる。
【0018】(2) DBTA(IV)を分割剤に用いる場合 この方法では、(±)−CDPA(II)と光学活性なDB
TA(IV)を溶媒に溶解して下記化学構造式
【0019】
【化10】
【0020】で表されるジアステレオマー塩を形成し、
一方のジアステレオマー塩を溶媒から選択的に析出させ
て分離し、分離した塩を塩基で分解して光学活性なCD
PA(III) を回収する。また必要に応じて、分離した塩
を塩酸、硫酸、硝酸等の鉱酸で処理した後、塩基で分解
して光学活性なCDPA(III) を得ることもできる。
【0021】この分割方法も溶媒中にて行うが、使用す
る溶媒はジアステレオマー塩に対して不活性なものであ
れば限定されない。具体的には例えば水、メタノール、
エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、ア
セトン、2−ブタノン、ぎ酸メチル、酢酸エチル、プロ
ピオン酸プロピル、エチルエーテル、イソプロピルエー
テル、塩化メチレン、クロロホルム、トリクレン、ベン
ゼン、トルエン、キシレン、n-ヘキサン、オクタン、シ
クロヘキサン等を挙げることができるが、水、メタノー
ル、エタノール、2−プロパノール、アセトンまたは2
−ブタノンが好ましい。また溶媒は単独でも2種類以上
の混合物を用いてもいずれでもよいが、中でも目的物に
対して適度の溶解度を有する点から、水−アルコールの
混合溶媒またはエタノールがより好ましい。溶媒の使用
量は、通常は溶質の1〜15倍量(重量比)を用いるが、
3〜8倍量がより好ましい。
【0022】光学分割剤である光学活性DBTA(IV)の
使用量も限定されないが、通常は(±)−CDPA(II)
に対して 0.5〜2.0 倍モルを、より好ましくは 1.2〜1.
8 倍モルを、さらに好ましくは 1.4〜1.6 倍モルを使用
する。
【0023】(±)−CDPA(II)と光学活性DBTA
(IV)の塩を形成するにあたっては、(1) の場合と同様
に、両者を一緒に溶媒に溶解してもよいし、別々に調製
したそれぞれの溶液を混合してもよい。いずれの場合も
室温〜溶媒沸点にて均一とした後静置するか、あるいは
攪拌下に冷却して難溶性のジアステレオマー塩を析出さ
せる。この際に目的とするジアステレオマー塩の結晶を
接種すると、濾過しやすく純度の高いジアステレオマー
塩結晶が得られる。析出した難溶性ジアステレオマー塩
は濾過、遠心分離等により単離することができ、再結
晶、カラムクロマトグラフィー、HPLC等によりさらに精
製することができる。
【0024】次に(1) の場合と同様に、得られたジアス
テレオマー塩は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の塩基と処理した後、
溶媒抽出し、さらに溶媒を留去することにより光学活性
CDPA(II)とすることができる。目的とする光学活性
CDPA(II)は、真空蒸留、カラムクロマトグラフィ
ー、HPLC、再び塩に導き再結晶等の常法によりさらに精
製することができる。
【0025】(3) DTTA(V) を分割剤に用いる場合 この方法では、(±)−CDPA(II)と光学活性なDT
TA(V) を溶媒に溶解して下記化学構造式
【0026】
【化11】
【0027】(式中、xは 1.5±0.5 の数を意味す
る。)で表されるジアステレオマー塩を形成し、一方の
ジアステレオマー塩を溶媒から選択的に析出させて分離
し、分離した塩を塩基で分解して光学活性なCDPA(I
II) を回収する。また必要に応じて、分離した塩を塩
酸、硫酸、硝酸等の鉱酸で処理した後、塩基で分解して
光学活性なCDPA(III) を得ることもできる。
【0028】この分割方法も溶媒中にて行うが、使用す
る溶媒はジアステレオマー塩に対して不活性なものであ
れば限定されない。具体的には例えば水、メタノール、
エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、ア
セトン、2−ブタノン、ぎ酸メチル、酢酸エチル、プロ
ピオン酸プロピル、エチルエーテル、イソプロピルエー
テル、塩化メチレン、クロロホルム、トリクレン、ベン
ゼン、トルエン、キシレン、n-ヘキサン、オクタン、シ
クロヘキサン等を挙げることができるが、水、メタノー
ル、エタノール、2−プロパノール、アセトンまたは2
−ブタノンが好ましい。また溶媒は単独でも2種類以上
の混合物を用いてもいずれでもよいが、中でも目的物に
対して適度の溶解度を有する点から、水−アルコールの
混合溶媒またはエタノールがより好ましい。溶媒の使用
量は、通常は溶質の1〜15倍量(重量比)を用いるが、
3〜8倍量がより好ましい。
【0029】光学分割剤である光学活性DTTA(V) の
使用量も限定されないが、通常は(±)−CDPA(II)
に対して 0.5〜2.0 倍モルを、より好ましくは 0.8〜1.
2 倍モルを、さらに好ましくは 0.9〜1.1 倍モルを使用
する。
【0030】(±)−CDPA(II)と光学活性DTTA
(V) の塩を形成するにあたっては、(1) の場合と同様
に、両者を一緒に溶媒に溶解してもよいし、別々に調製
したそれぞれの溶液を混合してもよい。いずれの場合も
室温〜溶媒沸点にて均一とした後静置するか、あるいは
攪拌下に冷却して難溶性のジアステレオマー塩を析出さ
せる。この際に目的とするジアステレオマー塩の結晶を
接種すると、濾過しやすく純度の高いジアステレオマー
塩結晶が得られる。析出した難溶性ジアステレオマー塩
は濾過、遠心分離等により単離することができ、再結
晶、カラムクロマトグラフィー、HPLC等によりさらに精
製することができる。
【0031】次に(1) の場合と同様に、得られたジアス
テレオマー塩は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の塩基と処理した後、
溶媒抽出し、さらに溶媒を留去することにより光学活性
CDPA(II)とすることができる。目的とする光学活性
CDPA(II)は、真空蒸留、カラムクロマトグラフィ
ー、HPLC、再び塩に導き再結晶等の常法によりさらに精
製することができる。
【0032】なお、分割に使用した光学活性cis酸
(I) 、DBTA(IV)またはDTTA(V) は、ジアステレ
オマー塩を塩基処理した際の水層または難溶性ジアステ
レオマー塩を析出させた結晶化母液を鉱酸で処理するこ
とにより、光学的に異性化することなく、回収・再利用
することができ、工業的に有利である。
【0033】次に、上記の製造方法の過程で中間体とし
て生成する下記化学構造式で表されるCDPA・cis
酸(I) ジアステレオマー塩、
【0034】
【化12】
【0035】下記化学構造式で表されるCDPA・2D
BTA(IV)ジアステレオマー塩、
【0036】
【化13】
【0037】下記化学構造式で表されるCDPA・xD
TTA(V) ジアステレオマー塩
【0038】
【化14】
【0039】(式中、xは 1.5±0.5 の数を意味す
る。)は新規化合物であり、光学活性なCDPA(III)
を製造するにあたり中間体として有用である。
【0040】次に実施例に先立って、本発明の効果を示
す、光学活性CDPA(III) の純度測定方法を掲げる。
【光学純度測定法】CDPAの測定試料約 10mg に、塩
化3,5−ジニトロベンゾイル 30mg 、トリエチルアミ
ン2滴、無水テトラヒドロフラン(10ml)を加え、60℃で
1時間加熱してCDPAの3,5−ジニトロベンゾイル
アミドに誘導した。反応液から溶媒を留去し、残渣をク
ロロホルム(10ml)に溶解した。この溶液を 2N-塩酸(5m
l) 、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(5ml) 、水(10ml)
で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した溶液 ( 1μ
l)を下記条件のHPLCに注入し、分析した。
【0041】カラム;下記化学式
【0042】
【化15】
【0043】で表される光学活性固定相[住化分析セン
ター製、商品名 SUMICHIRAL OA-1000]( 4.6φ×250mm
) 移動相; n-ヘキサン:1,2−ジクロロエタン:エタ
ノール=75:18:7 流速 ; 0.6ml/分 検出波長; UV 254nm 測定温度; 35 ℃
【0044】以下に上記条件における(±)−CDPA
の分析結果を、以下に掲げる。
【0045】
【図1】
【0046】(−)−CDPAの保持時間;約 15.2 分 (+)−CDPAの保持時間;約 19.2 分
【0047】次に本発明を具体的に説明するために以下
に実施例を掲げるが、本発明がこれらに限定されないこ
とは言うまでもない。
【実施例】実施例1 (−)−1−(4−クロロピリジン−2−イ
ル)−2−(ピリジン−2−イル)エチルアミン・
(−)−cis−2−ベンズアミドシクロヘキサンカル
ボン酸塩[(−)−CDPA・(−)−cis酸塩]の
製造
【0048】
【化16】
【0049】(±)−CDPA 9.34g(40mmol)と(−)
−cis−2−ベンズアミドシクロヘキサンカルボン酸
10.3g(40mmol)をメタノール(35ml)中に加熱溶解し、そ
の溶液に水(35ml)を加えて混和した。ここに予め調製し
ておいた標題化合物の結晶 1mgを接種し、毎分90回転の
速度で液温が室温になるまで攪拌を続けた。析出したジ
アステレオマー塩を濾別して標題化合物の粗生成物 9.7
g を得た。これを水:メタノール(1:1)の混合溶媒
から1回、次いで水:メタノール(3:1)の混合溶媒
から1回再結晶して、標題化合物の精製物 7.89gを得
た。[(±)−CDPA中の(−)−CDPAに対する
収率; 80.4%] さらに、この(−)−CDPA・(−)−cis酸塩
2.50gをエタノールから1回、次いで水:メタノール
(2:1)の混合溶媒から1回再結晶して標題化合物の
再精製物 1.32gを得た。得られた標題化合物の物性値を
以下に掲げる。
【0050】融点; 154.0-154.5℃ [α]D 23 = -27.0°(C=0.98、メタノール) [α]435 21 = -68.2°(C=0.98、メタノール) 元素分析 計算値(C26H29N4O3Clとして);C 64.93、 H 6.08、 N 1
1.65、 Cl 7.37 % 実測値 ;C 64.68、 H 5.86、 N 1
1.59、 Cl 7.48 %1 H-NMR(400MHz、DMSO-d6); δ(ppm) 1.32-1.78(7H,m)、
1.97-2.09(1H,m)、2.64(1H,ddd,J=4,4,8Hz)、3.04(1H,dd,
J=8,14Hz)、3.18(1H,dd,J=5,14Hz)、4.17-4.25(1H,m)、4.4
4(1H,dd,J=5,8Hz)、7.17(1H,d,J=8Hz)、7.19(1H,ddd,J=1,
5,7Hz)、7.38(1H,dd,J=2,5Hz)、7.42-7.52(3H,m)、7.53(1
H,d,J=2Hz)、7.65(1H,ddd,J=2,7,8Hz)、7.73-7.78(2H,m)、
8.43(1H,br-d,J=7Hz)、8.46-8.49(2H,m) IRスペクトル(KBr)
【0051】
【図2】
【0052】実施例2 (−)−1−(4−クロロピリ
ジン−2−イル)−2−(ピリジン−2−イル)エチル
アミン[(−)−CDPA]の製造
【0053】
【化17】
【0054】実施例1で得た(−)−CDPA・(−)
−cis酸塩 4.19gに 2N-水酸化ナトリウム水溶液(5.2
ml) を加え、塩化メチレン(60ml)で抽出した。有機層を
水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去し
て油状の標題化合物 1.77gを得た。[(−)−CDPA
・(−)−cis酸塩からの収率; 88.9%] 得られた標題化合物の光学純度および物性値を以下に掲
げる。
【0055】光学純度;100.0% e.e.
【0056】
【図3】
【0057】[α]D 25 = -40.1°(C=1.01、エタノー
ル) [α]435 26 = -98.7°(C=1.01、エタノール)
【0058】実施例3 (−)−1−(4−クロロピリ
ジン−2−イル)−2−(ピリジン−2−イル)エチル
アミンの製造 (±)−CDPA 0.93g(4mmol) と(−)−cis−2
−ベンズアミドシクロヘキサンカルボン酸 1.03g(4mmo
l) をエタノール(8ml) 中に加熱溶解した。ここに予め
調製しておいた(−)−CDPA・(−)−cis酸塩
の結晶 1mgを接種し、室温にて一晩静置した。析出した
ジアステレオマー塩を濾別して(−)−CDPA・
(−)−cis酸塩の粗生成物 0.84gを得た。これをエ
タノールから再結晶して、(−)−CDPA・(−)−
cis酸塩の精製物 0.71gを得た。[(±)−CDPA
中の(−)−CDPAに対する収率; 72.8%] この(−)−CDPA・(−)−cis酸塩を実施例2
と同様にして塩基処理し、標題化合物 0.33gを得た。
[(±)−CDPA中の(−)−CDPAに対する収
率; 71.3%] 得られた標題化合物の光学純度は以下の通りであった。
【0059】光学純度; 82.4% e.e.
【0060】実施例4 (−)−1−(4−クロロピリ
ジン−2−イル)−2−(ピリジン−2−イル)エチル
アミン・2(−)−ジベンゾイル酒石酸塩[CDPA・
DBTA塩]の製造
【0061】
【化18】
【0062】(±)−CDPA 6.2g(26.7mmol) と
(−)−DBTA 15g(40mmol)をメタノール(46ml)中に
加熱溶解し、水(30ml)を加えて混和した。ここに予め調
製しておいた(−)−CDPA・2(−)−DBTA塩
の結晶 1mgを接種し、毎分90回転の速度で液温が室温に
なるまで攪拌を続けた。析出したジアステレオマー塩を
濾別して(−)−CDPA・2(−)−DBTA塩の粗
生成物 12.7gを得た。これを水:メタノール(2:3)
の混合溶媒から2回再結晶して、(−)−CDPA・2
(−)−DBTA塩の精製物 8.0g を得た。[(±)−
CDPA中の(−)−CDPAに対する収率; 63.2%] さらに、このジアステレオマーの一部を水:メタノール
(2:3)の混合溶媒から再結晶して、標題化合物の再
精製物を得た。この物性値を以下に掲げる。
【0063】融点; 156.0-156.5℃ [α]D 22 = -93.8°(C=1.00、メタノール) [α]435 24 =-235.0°(C=1.00、メタノール) 元素分析 計算値(C48H40N3O16Cl として);C 60.67、 H 4.24、 N
4.42、 Cl 3.73 % 実測値 ;C 60.78、 H 4.20、 N
4.37、 Cl 3.86 %1 H-NMR(400MHz、DMSO-d6); δ(ppm) 3.33(1H,dd,J=7,1
5Hz)、3.39(1H,dd,J=7,15Hz)、4.92(1H,dd,J=7,7Hz)、5.75
(4H,s)、7.14(1H,d,J=8Hz)、7.25(1H,ddd,J=1,5,7Hz)、7.4
5-7.56(10H,m)、7.64-7.70(5H,m)、7.95-7.99(8H,m)、8.47
(1H,ddd,J=1,2,5Hz)、8.56(1H,d,J=5Hz) IRスペクトル(KBr)
【0064】
【図4】
【0065】実施例5 (−)−1−(4−クロロピリ
ジン−2−イル)−2−(ピリジン−2−イル)エチル
アミンの製造 実施例4で得た(−)−CDPA・2(−)−DBTA
塩 0.88gに 2N-水酸化ナトリウム水溶液(1.1ml) を加
え、エーテル(10ml)で抽出した。有機層を水洗後、無水
硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去して油状の標題
化合物 0.22gを得た。[(−)−CDPA・(−)−c
is酸塩からの収率; 100% ] 得られた標題化合物の光学純度は以下の通りであった。
【0066】光学純度; 99.1% e.e.
【0067】実施例6 (−)−1−(4−クロロピリ
ジン−2−イル)−2−(ピリジン−2−イル)エチル
アミンの製造 (±)−CDPA 0.83g(3.6mmol) と(−)−DBTA
1.5g(4mmol)をメタノール(4ml) 中に加熱溶解し、水(3
ml) を加えて混和した。この溶液を、室温にて一晩静置
した。析出したジアステレオマー塩を濾別して(−)−
CDPA・2(−)−DBTA塩の粗生成物 1.22gを得
た。これを水:メタノール(3:5)の混合溶媒から3
回再結晶して、(−)−CDPA・2(−)−DBTA
塩の精製物 0.87gを得た。[(±)−CDPA中の
(−)−CDPAに対する収率; 51.2%] この(−)−CDPA・2(−)−DBTA塩を実施例
2と同様にして塩基処理し、標題化合物 0.21gを得た。
[(±)−CDPA中の(−)−CDPAに対する収
率; 50.4%] 得られた標題化合物の光学純度は以下の通りであった。
【0068】光学純度;100.0% e.e.
【0069】実施例7 (−)−1−(4−クロロピリ
ジン−2−イル)−2−(ピリジン−2−イル)エチル
アミンの製造 (±)−CDPA 466mg(2mmol) と(−)−DBTA 1
504mg(4mmol)をメタノール(4ml) 中に加熱溶解し、水(3
ml) を加えて混和した。この溶液を、室温にて一晩静置
した。析出したジアステレオマー塩を濾別して(−)−
CDPA・2(−)−DBTA塩の粗生成物 1468mg を
得た。これを水:メタノール(3:4)の混合溶媒から
2回再結晶して、(−)−CDPA・2(−)−DBT
A塩の精製物 773mgを得た。[(±)−CDPA中の
(−)−CDPAに対する収率; 81.4%] この(−)−CDPA・2(−)−DBTA塩 223mgを
実施例2と同様にして塩基処理し、標題化合物 54mg を
得た。[(±)−CDPA中の(−)−CDPAに対す
る収率; 81.1%] 得られた標題化合物の光学純度は以下の通りであった。
【0070】光学純度; 81.8% e.e.
【0071】実施例8 (−)−1−(4−クロロピリ
ジン−2−イル)−2−(ピリジン−2−イル)エチル
アミン・x(+)−ジ−p-トルオイル酒石酸塩[CDP
A・DTTA塩]の製造
【0072】
【化19】
【0073】(±)−CDPA 1.17g(5mmol) と(+)
−DTTA 1.93g(5mmol) をメタノール(10ml)中に加熱
溶解し、水(7.5ml) を加えて混和した。この溶液を、室
温にて一晩静置した。析出したジアステレオマー塩を濾
別して(−)−CDPA・x(+)−DTTA塩の粗生
成物 2.35gを得た。これを水:メタノール(3:5)の
混合溶媒から1回、水:メタノール(2:3)の混合溶
媒から3回再結晶して、(−)−CDPA・x(−)−
DTTA塩の精製物 0.65gを得た。得られた(−)−C
DPA・x(−)−DTTA塩に 2N-水酸化ナトリウム
水溶液(1.5ml) を加え、クロロホルム(10ml)で抽出し
た。有機層を水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、
溶媒を留去して油状の(−)−CDPA 0.23gを得た。
[(±)−CDPA中の(−)−CDPAに対する収
率; 39.6%] 得られた(−)−CDPAの光学純度は以下の通りであ
った。
【0074】光学純度; 99.2% e.e.
【0075】この(−)−CDPAと等モルの(+)−
DTTAから、前記と同様にして再度標題化合物に導い
た。この光学純度および物性値を以下に掲げる。
【0076】光学純度; 99.1% e.e. 融点; 147.0-148.0℃ [α]D 24 = +97.3°(C=0.703、 メタノール) [α]435 26 =+233.9°(C=0.703、 メタノール) 元素分析 計算値[CDPA・1.3DTTA・1.5H2O(C12H12N3Cl・1.3C20H18O8
・1.5H2O)として];C 59.82、 H 5.07、 N 5.51、 Cl 4.65
% 実測値 ;C 59.78、 H 4.93、 N 5.50、 Cl 4.68 %1 H-NMR(400MHz、DMSO-d6); δ(ppm) 2.36(6xH,s)、3.33
(1H,dd,J=7,15Hz)、3.37(1H,dd,J=7,15Hz)、4.91(1H,dd,J
=7,7Hz)、5.65(2xH,s)、7.14(1H,d,J=8Hz)、7.24(1H,ddd,J
=1,5,8Hz)、7.30(4xH,d,J=8Hz)、7.48-7.52(2H,m)、7.67(1
H,ddd,J=2,8,8Hz)、7.81(4xH,d,J=8Hz)、8.48(1H,ddd,J=
1,2,5Hz)、8.56(1H,d,J=6Hz) IRスペクトル(KBr)
【0077】
【図5】
【0078】実施例9 (+)−1−(4−クロロピリ
ジン−2−イル)−2−(ピリジン−2−イル)エチル
アミン・(+)−cis酸塩の製造
【0079】
【化20】
【0080】(±)−CDPA 1.17g(5mmol) と(+)
−cis酸 1.24g(5mmol) をメタノール(4.5ml) 中に加
熱溶解した後、水(4.5ml) を加えて混和した。この溶液
を室温にて一晩静置した。析出したジアステレオマー塩
を濾別して標題化合物の粗生成物 1.11gを得た。これを
水:メタノール(1:1)の混合溶媒から2回再結晶し
て、標題化合物の精製物 0.74gを得た。[(±)−CD
PA中の(+)−CDPAに対する収率; 61.4%] 得られた標題化合物の物性値を以下に掲げる。
【0081】融点; 152.0-154.0℃ [α]D 24 = +27.3°(C=0.96、メタノール)
【0082】実施例10 (+)−1−(4−クロロピ
リジン−2−イル)−2−(ピリジン−2−イル)エチ
ルアミンの製造
【0083】
【化21】
【0084】実施例9で得た(+)−CDPA・(+)
−cis酸塩を実施例2と同様にして塩基処理し、標題
化合物 0.30gを得た。[(±)−CDPA中の(+)−
CDPAに対する収率; 50.8%] 得られた標題化合物の光学純度は以下の通りであった。
【0085】光学純度; 98.8% e.e.
【0086】
【図6】
【0087】実施例11 (+)−1−(4−クロロピ
リジン−2−イル)−2−(ピリジン−2−イル)エチ
ルアミン・2(+)−DBTA塩の製造
【0088】
【化22】
【0089】(±)−CDPA 2.33g(10mmol)と(+)
−DBTA 5.64g(15mmol)をメタノール(17.2ml)中に加
熱溶解した後、水(11.2ml)を加えて混和した。この溶液
を室温にて一晩静置した。析出したジアステレオマー塩
を濾別して標題化合物の粗生成物 4.48gを得た。これを
水:メタノール(3:5)の混合溶媒から2回再結晶し
て、標題化合物の精製物 3.04gを得た。[(±)−CD
PA中の(+)−CDPAに対する収率; 64.1%] 得られた標題化合物の物性値を以下に掲げる。
【0090】融点; 155.0-155.5℃ [α]D 25 = +96.7°(C=1.016、 メタノール)
【0091】実施例12 (+)−1−(4−クロロピ
リジン−2−イル)−2−(ピリジン−2−イル)エチ
ルアミンの製造 実施例11で得た(+)−CDPA・(+)−DBTA
塩 2.94gを実施例2と同様にして塩基処理し、標題化合
物 0.70gを得た。[(+)−CDPA・2(+)−DB
TA塩からの収率; 96.7%] 得られた標題化合物の光学純度は以下の通りであった。
【0092】光学純度; 98.0% e.e.
【0093】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光学純度測定法における(±)−C
DPAの分析結果(HPLCチャート)である。
【図2】 (−)−1−(4−クロロピリジン−2−イ
ル)−2−(ピリジン−2−イル)エチルアミン・
(−)−cis−2−ベンズアミドシクロヘキサンカル
ボン酸塩の赤外分析結果(IRチャート)である。
【図3】 (−)−1−(4−クロロピリジン−2−イ
ル)−2−(ピリジン−2−イル)エチルアミンの光学
純度分析結果(HPLCチャート)である。
【図4】 (−)−1−(4−クロロピリジン−2−イ
ル)−2−(ピリジン−2−イル)エチルアミン・2
(−)−ジベンゾイル酒石酸塩の赤外分析結果(IRチャ
ート)である。
【図5】 (−)−1−(4−クロロピリジン−2−イ
ル)−2−(ピリジン−2−イル)エチルアミン・x
(+)−ジ−p-トルオイル酒石酸塩の赤外分析結果(IR
チャート)である。
【図6】 (+)−1−(4−クロロピリジン−2−イ
ル)−2−(ピリジン−2−イル)エチルアミンの光学
純度分析結果(HPLCチャート)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹林 晶子 東京都中央区日本橋室町3−1−10 田中 ビル 山川薬品工業株式会社内 (72)発明者 岸 美佳 東京都中央区日本橋室町3−1−10 田中 ビル 山川薬品工業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記化学式 【化1】 で表される光学活性なcis−2−ベンズアミドシクロ
    ヘキサンカルボン酸(I)を分割剤とし、下記化学式 【化2】 で表される(±)−1−(4−クロロピリジン−2−イ
    ル)−2−(ピリジン−2−イル)エチルアミン(II)を
    光学分割することを特徴とする光学活性な1−(4−ク
    ロロピリジン−2−イル)−2−(ピリジン−2−イ
    ル)エチルアミン(III) 【化3】 の製造法。
  2. 【請求項2】 下記化学式 【化4】 で表される光学活性なジベンゾイル酒石酸(IV)を分割剤
    とし、(±)−1−(4−クロロピリジン−2−イル)
    −2−(ピリジン−2−イル)エチルアミン(II)を光学
    分割することを特徴とする光学活性な1−(4−クロロ
    ピリジン−2−イル)−2−(ピリジン−2−イル)エ
    チルアミン(III) の製造法。
  3. 【請求項3】 下記化学式 【化5】 で表される光学活性なジ−p-トルオイル酒石酸(V) を分
    割剤とし、(±)−1−(4−クロロピリジン−2−イ
    ル)−2−(ピリジン−2−イル)エチルアミン(II)を
    光学分割することを特徴とする光学活性な1−(4−ク
    ロロピリジン−2−イル)−2−(ピリジン−2−イ
    ル)エチルアミン(III) の製造法。
  4. 【請求項4】 溶媒が水−メタノールの混合溶媒または
    エタノールである請求項1ないし3記載の光学活性な1
    −(4−クロロピリジン−2−イル)−2−(ピリジン
    −2−イル)エチルアミン(III) の製造法。
  5. 【請求項5】 溶媒の使用量が、(±)−1−(4−ク
    ロロピリジン−2−イル)−2−(ピリジン−2−イ
    ル)エチルアミン(II)に対して重量比で1〜15倍量で
    ある請求項1ないし3記載の光学活性な1−(4−クロ
    ロピリジン−2−イル)−2−(ピリジン−2−イル)
    エチルアミン(III) の製造法。
  6. 【請求項6】 分割剤の使用量が、(±)−1−(4−
    クロロピリジン−2−イル)−2−(ピリジン−2−イ
    ル)エチルアミン(II)に対して0.5〜2.0倍モルで
    ある請求項1ないし3記載の光学活性な1−(4−クロ
    ロピリジン−2−イル)−2−(ピリジン−2−イル)
    エチルアミン(III) の製造法。
  7. 【請求項7】 下記化学式 【化6】 で表される1−(4−クロロピリジン−2−イル)−2
    −(ピリジン−2−イル)エチルアミン・cis−2−
    ベンズアミドシクロヘキサンカルボン酸塩。
  8. 【請求項8】 下記化学式 【化7】 で表される1−(4−クロロピリジン−2−イル)−2
    −(ピリジン−2−イル)エチルアミン・2ジベンゾイ
    ル酒石酸塩。
  9. 【請求項9】 下記化学式 【化8】 (式中、xは 1.5±0.5 の数を意味する。)で表される
    1−(4−クロロピリジン−2−イル)−2−(ピリジ
    ン−2−イル)エチルアミン・xジ−p-トルオイル酒石
    酸塩。
JP24214593A 1993-09-03 1993-09-03 光学活性な1−(4−クロロピリジン−2−イル)−2−(ピリジン−2−イル)エチルアミンの製造法および中間体 Pending JPH0770070A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001294582A (ja) * 2000-04-12 2001-10-23 Fuji Chemical Industries Ltd 光学活性アミノブチロラクトンの製造法
JP2022502445A (ja) * 2018-09-28 2022-01-11 セルトリオン, インク. (−)−シベンゾリンコハク酸塩の新規な製造工程

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