JPH076963Y2 - ロールチョック装置及び圧延機 - Google Patents

ロールチョック装置及び圧延機

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JPH076963Y2
JPH076963Y2 JP6770089U JP6770089U JPH076963Y2 JP H076963 Y2 JPH076963 Y2 JP H076963Y2 JP 6770089 U JP6770089 U JP 6770089U JP 6770089 U JP6770089 U JP 6770089U JP H076963 Y2 JPH076963 Y2 JP H076963Y2
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JP
Japan
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roll chock
roll
chock
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hydraulic cylinder
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JP6770089U
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輝夫 木村
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、アルミニウム、銅等を薄板、薄箔等に成形す
るロールチョック装置及び圧延機に関する。
(従来の技術) 通常、極薄の圧延材を成形する場合、作業ロールは小径
が適し、ロールチョックも小さくなっており、このよう
な小径作業ロールの圧延機では、圧延材の形状修正のた
めの作業ロールベンディングを行うベンディング手段15
は、スペース的な制約を受けることになり、第4図に示
す第1従来技術(実開昭54-6329号公報)では、ロール
チョック10自体に油圧シリンダ16を内蔵しており、第5
図に示す第2従来技術(特公昭50-36827号公報)では、
上下各ロールチョック10からフランジ部を突設し、ロー
ルチョック10の周囲に配置されるプロジェクトブロック
11及び控ロールチョック3に油圧シリンダ16を設け、こ
の油圧シリンダでフランジ部を押圧して、上下ロールチ
ョック10を対向接離移動させるように構成されている。
(考案が解決しようとする課題) 前記第1従来技術では、作業ロール9を組替するとき、
油圧シリンダ16用の油圧ホースの着脱作業が必要であ
り、組替作業性を著しく悪くしており、また組替用に準
備するロールチョックの総てに油圧シリンダ16を装備し
ておかねばならず、経済性及び保守性の面にも問題があ
る。
この点、第2従来技術では、ロールチョック10自体に油
圧シリンダ16を設けるものでないので、組替作業性、経
済性及び保守性は良好になるが、油圧シリンダ16から対
向接離移動力を受けるフランジ部は、上ロールチョック
10は上側に、下ロールチョック10は下側に夫々形成され
ており、上下両フランジ部が上下に分離しているため広
いスペースを必要とし且つ組立てが煩雑になると共に、
控ロールチョック3に油圧シリンダ16を設ける必要が生
じ、そのため控えロール用軸受の外径との関係で、軸受
外径Rが油膜軸受等の寸法の小さい場合にしか採用し難
いものとなり、軸受外径Rを制限することになる。
近年、圧延機は高速化及び圧延材厚み精度の向上化の傾
向にあり、それに伴って長寿命、高精度の大形ころがり
軸受が採用されており、控ロールチョック3にロールベ
ンディング用油圧シリンダ16を配置することは困難にな
ってきている。
本考案の第1の目的は、ベンディング手段から対向接離
移動力を受けるフランジ部を、上ロールチョックでは下
側に、下ロールチョックでは上側に夫々形成し、且つロ
ール軸心方向にずらせて隣接配置することによって、コ
ンパクトに且つ組立容易にできるようにしたロールチョ
ック装置を提供するにある。
本考案の第2の目的は、上下ロールチョックから前後に
突出したフランジ部をロール軸心方向にずらせ且つ隣接
して配置し、上下ロールチョックの前後に配置したプロ
ジェクトブロックに上下ロールチョックの各フランジ部
を上下に押動するベンディング手段を設けることによっ
て、控ロール用軸受の外径に制限を与えることなくベン
ディング手段を配置できるようにした圧延機を提供する
にある。
(課題を解決するための手段) 本考案における課題解決のための第1の具体的手段は、
上下ロールチョック10U,10Dの夫々に、ベンディング手
段15から対向接離移動力を受ける前後1対のフランジ部
12,13を突設したロールチョック装置において、 前後上フランジ部12は上ロールチョック10Uの下部に形
成され、前後下フランジ部13は下ロールチョック10Dの
上部で且つ前後上フランジ部12とロール軸心方向にずれ
て隣接形成されていることである。
本考案における課題解決のための第2の具体的手段は、
前後1対のプロジェクトブロック11F,11R間に上下1対
のロールチョック10U,10Dを対向接離移動自在に配置
し、上下各ロールチョック10U,10Dから前後1対のフラ
ンジ部12,13を突設し、前後の上下フランジ部12,13を押
圧してロールチョック10U,10Dを対向接離移動させるベ
ンディング手段15を設けた圧延機において、 前後上フランジ部12は上ロールチョック10Uの下部に形
成され、前後下フランジ部13は下ロールチョック10Dの
上部で且つ前後上フランジ部12とロール軸心方向にずれ
て隣接形成され、ベンディング手段15は前後のプロジェ
クトブロック11F,11Rに設けられていることである。
(作用) 上ロールチョック10U用の上油圧シリンダ16UA及び下ロ
ールチョック10D用の下油圧シリンダ16DAを夫々作動す
ると、上下ロールチョック10U,10Dは対向内方向に移動
し、上下作業ロール9U,9D間隔を小さくし、逆に、上ロ
ールチョック10U用の下油圧シリンダ16DB及び下ロール
チョック10D用の上油圧シリンダ16UBを夫々作動する
と、上下ロールチョック10U,10Dは対向外方向に移動
し、上下作業ロール9U,9D間隔を大きくする。
上下ロールチョック10U,10Dの前後各フランジ部12,13は
ロール軸心方向にずれて隣接していて、上下ロールチョ
ック10U,10D用の上油圧シリンダ16UA,16UBはロール軸心
方向にずれて略同一高さに配置され、小さなスペース内
で簡単に位置合せ及び組付け等ができる。そしてそれら
の下油圧シリンダ16DA,16DBも同様に同一高さに配置さ
れ、これらの上下シリンダ16UA,16UB,16DA,16DBは前後
のプロジェクトブロック11F,11Rにコンパクトに設けら
れ、控ロール用軸受から遠く離れて位置する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第1〜3図において、1は圧延機のミルハウジング2の
ウインド内に配置された作業用のロールチョック装置で
あり、その上下には1対の控用ロールチョック3U,3Dが
配置され、控上ロール4Uを支持する控用上ロールチョッ
ク3Uはパスライン調整装置5に、控下ロール4Dを支持す
る下ロールチョック3Dは圧下シリンダ6に夫々押し当て
(当接)られている。7は控ロール組替レールを示して
いる。
作業用ロールチョック装置1は、上下1対の作業ロール
9U,9Dの端部に作業用のロールチョック10U,10Dを嵌合
し、この上下ロールチョック10U,10Dを前後1対のプロ
ジェクトブロック11F,11R間で対向接離移動させること
により、圧延材形状修正のためのベンディング力を調整
するように構成されている。
前記上ロールチョック10Uにはその前後下部に前下方と
後下方とに突出した上フランジ部12が形成され、この上
フランジ部12は上ロールチョック10Uの幅(ロール9軸
心方向長さ)の略半分の幅を有している。
これに対し、下ロールチョック10Dにはその前後上部に
前上方と後上方とに突出した下フランジ部13が形成さ
れ、この下フランジ部13は下ロールチョック10Dの幅の
略半分で、前記上フランジ部12に対してロール軸心方向
にずれて位置し、ロール軸心方向視においてオーバラッ
プしている。即ち、上下フランジ部12,13は略同一高さ
に隣接配置されている。
前記前後プロジェクトブロック11F,11Rはロール軸心方
向視においてコ字形に形成されていて、その各凹部14が
上下フランジ部12,13に間隙を有して嵌合しており、各
凹部14の上下位置にベンディング手段15を構成する油圧
シリンダ16が設けられ、各油圧シリンダ16のピストン17
は上下フランジ部12,13に当接している。
油圧シリンダ16は上下ロールチョック10U,10Dの前後の
上下フランジ部12,13の夫々に対して上下1対が対向配
置されており、上フランジ部12の上側の油圧シリンダ16
UAと下フランジ部13の下側の油圧シリンダ16DAとは、ピ
ストン17を突出することにより、上下ロールチョック10
U,10Dを接方向に対向移動させ、上フランジ部12の下側
の油圧シリンダ16DBと下フランジ部13の上側の油圧シリ
ンダ16UBとは、ピストン17を突出することにより、上下
ロールチョック10U,10Dを離方向に対向移動させる。即
ち、上下フランジ部12,13は夫々油圧シリンダ16UA,16DA
から押圧力(対向接離移動力)を受ける。
前記油圧シリンダ16は単動式であり、圧を抜くことによ
り、ロールチョック10は上下ピストン17間から取外すこ
とができるので、予備ロールチョックとの取替が極めて
容易にできる。
尚、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、種
々変形することができる。例えば、上ロールチョック10
Uの前後上フランジ部12をロール軸心方向にずらし、下
ロールチョック10Dの前後下フランジ部13を上フランジ
部12とは逆方向にずらして平面視X状に配置したり、油
圧シリンダ16を独立製作してプロジェクトブロック11に
取付けたりしても良い。
(考案の効果) 以上詳述した本考案によれば、上下ロールチョック10U,
10Dの前後に突出される上下フランジ部12,13を、上ロー
ルチョック10Uでは下側に、下ロールチョック10Dでは上
側に夫々形成し、且つロール軸心方向にずらして隣接形
成しているので、上下フランジ部12,13を小さなスペー
ス内にコンパクトに配置できると共に組立ても容易にな
る。また、ベンディング手段15は控ロール4から遠く離
して軸受に寸法的制限を与えない位置に配置でき、しか
もベンディング手段15をプロジェクトブロック11のみに
設けることが可能になり、控ロールチョック3及び上下
ロールチョック10U,10Dにベンディング手段15を設ける
必要がなく、ベンディング手段15の組付け及び上下ロー
ルチョック10U,10Dの取替作業が極めて容易にできる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の実施例を示しており、第1図はミ
ルハウジングウインドから視た一部断面図、第2図は第
1図のII-II線断面図、第3図は要部の一部切欠斜視
図、第4、5図は第1、2従来技術を示す夫々断面図で
ある。 1……作業用ロールチョック装置、3……控用ロールチ
ョック、9……作業ロール、10……作業用ロールチョッ
ク、11……プロジェクトブロック、12……上フランジ
部、13……下フランジ部、15……ベンディング手段、16
……油圧シリンダ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下ロールチョック(10U)(10D)の夫々
    に、ベンディング手段(15)から対向接離移動力を受け
    る前後1対のフランジ部(12)(13)を突設したロール
    チョック装置において、 前後上フランジ部(12)は上ロールチョック(10U)の
    下部に形成され、前後下フランジ部(13)は下ロールチ
    ョック(10D)の上部で且つ前後上フランジ部(12)と
    ロール軸心方向にずれて隣接形成されていることを特徴
    とするロールチョック装置。
  2. 【請求項2】前後1対のプロジェクトブロック(11F)
    (11R)間に上下1対のロールチョック(10U)(10D)
    を対向接離移動自在に配置し、上下各ロールチョック
    (10U)(10D)から前後1対のフランジ部(12)(13)
    を突設し、前後の上下フランジ部(12)(13)を押圧し
    てロールチョック(10U)(10D)を対向接離移動させる
    ベンディング手段(15)を設けた圧延機において、 前後上フランジ部(12)は上ロールチョック(10U)の
    下部に形成され、前後下フランジ部(13)は下ロールチ
    ョック(10D)の上部で且つ前後上フランジ部(12)と
    ロール軸心方向にずれて隣接形成され、ベンディング手
    段(15)は前後のプロジェクトブロック(11F)(11R)
    に設けられていることを特徴とする圧延機。
JP6770089U 1989-06-08 1989-06-08 ロールチョック装置及び圧延機 Expired - Lifetime JPH076963Y2 (ja)

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JPH039207U JPH039207U (ja) 1991-01-29
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