JPH0735601Y2 - 6段鋼板圧延機 - Google Patents

6段鋼板圧延機

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JPH0735601Y2
JPH0735601Y2 JP6692489U JP6692489U JPH0735601Y2 JP H0735601 Y2 JPH0735601 Y2 JP H0735601Y2 JP 6692489 U JP6692489 U JP 6692489U JP 6692489 U JP6692489 U JP 6692489U JP H0735601 Y2 JPH0735601 Y2 JP H0735601Y2
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JP
Japan
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roll
rolls
work
chock
pair
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JP6692489U
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JPH039202U (ja
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紘一 泉
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は6段鋼板圧延機に関し、特に作業ロールをより
小径のものと交換可能な6段鋼板圧延機における中間ロ
ールの支持構造に関する。
〔従来技術〕
一般に、鋼板を圧延する圧延装置として、1対の作業ロ
ールと、これら作業ロールの上下両側に配設された1対
の中間ロールと、これら中間ロールの上下両側に配設さ
れ中間ロールを介して作業ロールに圧延力を付加する1
対の補強ロールとを備えた6段鋼板圧延機が知られてお
り、この6段鋼板圧延機では、各ロールの端部を回転自
在に支持するチョックを案内部材を介して昇降用シリン
ダにて昇降駆動し、圧延する鋼板の板厚に応じて各ロー
ルの高さ位置を調整できるようになっている。
通常、上記中間ロールを昇降駆動する昇降用シリンダ
は、その上方及び下方に作業ロールのチョック及び補強
ロールのチョックが夫々接近して配設される関係上、上
下方向のスペース面での制約が厳しく比較的ショートス
トロークのものが用いられるとともに、中間ロールのチ
ョックも上下方向に突出しないように、その支持中心を
中間ロールの軸心と略同一高さ位置に形成してある。
一方、硬質鋼板など大きな圧延力が必要とされる鋼板を
圧延するときには鋼板の材質に応じて作業ロールを小径
のものと交換して作業ロールの線圧を高めるようにした
ものもある。例えば、特開昭60-76209号公報では、小径
の作業ロールを用いる場合、作業ロールを所定距離水平
方向へシフトさせて水平方向の安定性を確保するととも
に、フレームにサイドサポートロールユニットを装着し
て作業ロールの側部を支持するようにした6段鋼板圧延
機が記載されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
通常、作業ロールを小径のものと交換すると、小径にな
った分だけ中間ロールを作業ロール側へ移動する必要が
ありその分昇降用シリンダが大型化するとともに、中間
ロールのチョックの配設スペースが更に厳しくなること
は避けられない。このため、上記公報に記載の6段鋼板
圧延機では、小径の作業ロール専用の特殊な中間ロール
のチョックを予め別途製作し、作業ロールを小径のもの
と交換する時には中間ロールもこの特殊なチョックを装
着したものと交換して、昇降用シリンダの大型化及びチ
ョック同士の干渉を回避している。
ところが、チョックにはベアリング等の比較的高価な部
品が内蔵されており、しかも上下1対の中間ロールを支
持するために計4個のチョックが必要なので、専用のチ
ョックを別途に備えることは設備経済上好ましくなかっ
た。しかも、作業ロール交換時には、交換する小径の作
業ロールに加えて専用のチョックを装着した中間ロール
をも予め用意しなければならず、作業ロールの交換作業
が大変煩雑であった。
本考案の目的は、中間ロールのチョックを兼用して設備
費を削減するとともに、作業ロールの交換作業を簡単化
し得るような6段鋼板圧延機を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る6段鋼板圧延機は、1対の作業ロールと、
これら作業ロールの上下両側に配設された1対の中間ロ
ールと、これら中間ロールの上下両側に配設され中間ロ
ールを介して作業ロールに圧延力を付加する1対の補強
ロールと、上記1対の作業ロールをより小径のものに交
換したときにその小径の1対の作業ロールの側部を支持
するように着脱自在に装着されるサイドサポートロール
ユニットとを備え、各ロールの端部を回転自在に支持す
るチョックがフレームの案内部材に支持された6段鋼板
圧延機において、上記中間ロールのチョックの支持中心
は中間ロールの軸心に対して上下方向に所定距離偏心し
た位置に形成され、上記中間ロールのチョックを反転さ
せることにより、使用される作業ロールの径の大小に応
じて中間ロールのチョックの支持中心を夫々作業ロール
側へ又は補強ロール側へ偏心させるように構成したもの
である。
〔作用〕
本考案に係る6段鋼板圧延機においては、大径の作業ロ
ール使用時には、チョックの支持中心を作業ロール側へ
偏心させ、小径の作業ロールを使用時には、チョックを
反転させて支持中心を補強ロール側へ偏心させるので、
中間ロールのチョックを上下方向に移動させることな
く、中間ロールが作業ロールの径の大小に応じて作業ロ
ール近傍の適正な位置へ相対的に位置切換えされ、比較
的小型の昇降用シリンダで中間ロールのチョックを昇降
駆動することが出来る。また、小径の作業ロール使用時
には、中間ロールのチョックが中間ロールに対して相対
的に補強ロール側へ位置切換えされるので、中間ロール
のチョックと作業ロールのチョックとの間に十分なスペ
ースを形成することも可能である。
〔考案の効果〕
本考案に係る6段鋼板圧延機によれば、上記〔作用〕の
項で説明したように、中間ロールのチョックの支持中心
を中間ロールの軸心に対して上下方向に所定距離偏心し
た位置に形成するという簡単な構成で、昇降用シリンダ
の大型化及びチョック同士の干渉を防止して径の異なる
作業ロールに対しても反転により中間ロールのチョック
を相互に使用出来るので、小径の作業ロール専用の中間
ロールのチョックを別途製作する必要がなく設備費を低
減出来るとともに、交換用の中間ロールを予め用意する
必要がなく作業ロールの交換作業を簡単化出来る。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。
本実施例は、鋼板を冷間圧延する6段鋼板圧延機に本考
案を適用した場合のものであ。
第1図・第2図に示すように、6段鋼板圧延機(以下、
圧延機)1は左右方向向きの1対の作業ロール2と、こ
れら作業ロール2の上下両側に配設された1対の中間ロ
ール3と、これら中間ロール3の上下両側に配設された
1対の補強ロール4と、各ロール2・3・4の両端部に
夫々配設され各ロールを回転自在に且つ左右方向に移動
自在に且つ昇降駆動可能にフレームに支持するための作
業ロール支持機構5と中間ロール支持機構6と補強ロー
ル支持機構7とを備えている。この圧延機1において
は、フレーム8に設けられた1組みの押圧シリンダ9で
各補強ロール4が中間ロール3側へ夫々押圧されて中間
ロール3を介して作業ロール2に圧延力が付加されると
ともに、図示外のモータで各補強ロール4が回転駆動さ
れて中間ロール3を介して作業ロール2が回転駆動さ
れ、作業ロール2間に挿入された鋼板Sが圧延されつつ
後方へ送り駆動されるようになっている。尚、上記圧延
機1のうち中間ロール支持機構6以外は一般的な構成の
ものなのでその説明を省略する。
上記中間ロール支持機構6について説明すると、第3図
・第4図に示すように、フレーム8の4つの鉛直支柱10
の内側部には上下1対の支持部材11が夫々固着され、各
支持部材11には上下方向向きの比較的小型の復動油圧シ
リンダ12が内装され、各支持部材11の内側には案内部材
13が配設され、各案内部材13の補強ロール4側端部は支
持部材11内へ突出して油圧シリンダ12のピストンロッド
12aの端部に固着され、各案内部材13の略中段部には左
右方向向きのガイド部14が一体的に形成され、各中間ロ
ール4の両端部には中間ロールチョック15が相対回転自
在に装着され、各中間ロールチョック15はガイド部14を
介して左右方向に移動自在に支持されるとともに、油圧
シリンダ12により案内部材13を介して昇降駆動可能に支
持されている。
上記各中間ロールチョック15は、補強ロール4側部分に
形成去れ中間ロール3と略同径半円柱状の保持部15a
と、作業ロール2側部分に形成され中間ロール3の前方
及び後方へ所定距離突出した略直方体形状の支持部15b
とから一体的に形成され、中間ロール3は保持部15aと
支持部15bとに亙って形成された左右方向向きの装着孔
に回転自在に装着され、支持部15bの前後両端部の略中
段部にはガイド部14と係合するガイド溝16が形成され、
各中間ロールチョック15の支持中心Pは中間ロール3の
軸心Cに対して所定偏心距離lだけ作業ロール2側へ偏
心した位置に形成されている。尚、上記各中間ロールチ
ョック15の内部構造自体は一般的なものなのでその詳細
な説明を省略する。
上記圧延機1には、第5図に示すように、作業ロール2
をより小径のものと交換したときに、その小径の1対の
作業ロール2Aの後側部を支持するためのサイドサポート
ロールユニット(以下、サポートユニット)17が着脱可
能に装着される。このサポートユニット17は、そのフレ
ームに回転自在に支持された上下1対の第1サポートロ
ール18及びその後側に配設された上下1対の第2サポー
トロール19を備え、後側1対の鉛直支柱10に左右方向に
移動自在に装着されている。
上記偏心距離lは、作業ロール2の半径R1、作業ロール
2Aの半径R2とした場合、l≦(R1-R2)/2の関係となる
ように設定されている。
次に、上記圧延機1の作用について説明する。
大径の作業ロール2を用いる場合には、第4図に示すよ
うに、中間ロールチョック15をその支持中心Pが中間ロ
ール3の軸心Cに対して所定偏心距離lだけ作業ロール
2側へ偏心するように案内部材13のガイド部14に装着し
て圧延作業を行うことになる。
一方、比較的硬い材質の鋼板Sを圧延するため作業ロー
ル2を小径のものと交換する場合には、作業ロール2を
作業ロールチョック20とともに右方へ移動させて圧延機
1から取出すとともに、中間ロール3も同様にして中間
ロールチョック15とともに圧延機1から取出し、小径の
作業ロール2Aを圧延機1に装着するとともに、取出した
中間ロール3の中間ロールチョック15を反転させて圧延
機1に装着し、その後サポートユニット17を装着して圧
延作業を行うことになる。
上記中間ロールチョック15の装着時、作業ロール2Aが作
業ロール2に対して小径になった分だけ中間ロール3を
作業ロール2A側へ移動させる必要があるが、中間ロール
チョック15を反転させてあるので、第6図に示すよう
に、中間ロールチョック15の支持中心Pが補強ロール4
側へ所定偏心距離lだけ偏心し、支持中心Pの高さ位置
を殆ど変更せずとも中間ロール3が作業ロール2に近接
した適正な位置に切り換えられて装着される。また、中
間ロールチョック15の反転により、中間ロール3と略同
径半円柱状の保持部15aが作業ロール2A側に位置するの
で、中間ロールチョック15と作業ロールチョック20及び
サポートユニット17との間に十分なスペースが形成され
る。
以上のように、中間ロールチョック15の支持中心Pの中
間ロール3の軸心Cに対して上下方向に所定偏心距離l
だけ偏心した位置に形成するという簡単な構成で、径の
異なる作業ロール2に対しても反転により中間ロールチ
ョック15を相互に使用出来るので、小径の作業ロール2A
専用の中間ロールチョックを別途製作する必要がなく設
備経費を削減出来るとともに、交換用の中間ロール3を
予め用意する必要がなく作業ロール2の交換作業を簡単
化出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は圧延機の
斜視図、第2図は圧延機の縦断面図、第3図は中間ロー
ル及び中間ロールチョックの正面図、第4図は中間ロー
ルチョックの近傍の縦断面図、第5図は小径の作業ロー
ルを用いた場合における第2図相当図、第6図は小径の
作業ロールを用いた場合における第4図相当図である。 1……圧延機、2……作業ロール、3……中間ロール、
4……補強ロール、8……フレーム、13……案内部材、
15……中間ロールチョック、17……サイドサポートロー
ルユニット、20……作業ロールチョック、S……鋼板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】1対の作業ロールと、これら作業ロールの
    上下両側に配設された1対の中間ロールと、これら中間
    ロールの上下両側に配設され中間ロールを介して作業ロ
    ールに圧延力を付加する1対の補強ロールと、上記1対
    の作業ロールをより小径のものに交換したときにその小
    径の1対の作業ロールの側部を支持するように着脱自在
    に装着されるサイドサポートロールユニットとを備え、
    各ロールの端部を回転自在に支持するチョックがフレー
    ムの案内部材に支持された6段鋼板圧延機において、 上記中間ロールのチョックの支持中心は中間ロールの軸
    心に対して上下方向に所定距離偏心した位置に形成さ
    れ、 上記中間ロールのチョックを反転させることにより、使
    用される作業ロールの径の大小に応じて中間ロールのチ
    ョックの支持中心を夫々作業ロール側へ又は補強ロール
    側へ偏心させるように構成したことを特徴とする6段鋼
    板圧延機。
JP6692489U 1989-06-08 1989-06-08 6段鋼板圧延機 Expired - Lifetime JPH0735601Y2 (ja)

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JPH039202U JPH039202U (ja) 1991-01-29
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