JPH06173Y2 - スクイジングローラ装置 - Google Patents

スクイジングローラ装置

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JPH06173Y2
JPH06173Y2 JP15186287U JP15186287U JPH06173Y2 JP H06173 Y2 JPH06173 Y2 JP H06173Y2 JP 15186287 U JP15186287 U JP 15186287U JP 15186287 U JP15186287 U JP 15186287U JP H06173 Y2 JPH06173 Y2 JP H06173Y2
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JP
Japan
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rolled material
squeezing
rollers
roller
backup
Prior art date
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JP15186287U
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JPH0160711U (ja
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龍彦 竹島
朗 綿谷
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、圧延材の表面に付着した潤滑剤を除去する際
に用いるスクイジングローラ装置に関する。
(従来の技術) 圧延材の表面に付着した潤滑剤を除去する際に用いるス
クイジングローラ装置としては、従来、特開昭61-14031
8号公報に開示されるように、三本のスクイジングロー
ラを備えた三本ローラ型のもの、或いは特開昭63-30931
7号公報に開示されるように、圧延材を挟んで対向状に
二本のスクイジングローラを備え、分割ローラにより構
成されるバックアップローラを各スクイジングローラに
対応して夫々2列に配置したもの等がある。
(考案が解決しようとする課題) 前者の三本ローラ型では、除去を効果的に行なうために
は圧延材とローラとの接触力を所定以上にする必要がる
が、圧延材の板厚が薄い場合に圧延材が降伏する等の問
題があり、所定以上の接触力をかけられず、十分な除去
効果を得られない欠点がある。
後者の二本ローラ型の場合には、二本のスクイジングロ
ーラを対向状に配置しているため、前者の三本ローラ型
の難点を解決できる。しかし、圧延中は相当な量の潤滑
剤を噴射することから、スクイジングローラの入側では
激しく潤滑剤が飛散している。このため、サドル位置で
開いているスクイジングローラとバックアップローラと
の隙間から潤滑剤がスクイジングローラの出側に侵入
し、一度油切りされた圧延材に再び付着してしまう不都
合が生じる。
そこで、スクイジングローラ及びバックアップローラの
ユニットを圧延方向に二組、三組と並べて配置すること
になるが、このようにすれば、次のような新たな問題が
発生する。
即ち、圧延中は、圧延荷重の軽減、圧延材の横ずれ防
止、圧延材のしわ防止、圧延材の振動防止等の目的でテ
ンションリールによって圧延材に張力をかけている。し
かし、テンションリールの中心軸をなすマンドレルと圧
延機中心までの距離が長くなってしまうと、弾性体であ
る圧延材には張力が上手に働かず、圧延材の横ずれ、し
わ、振動等の弊害が発生する惧れが出てくる。また、距
離が長くなれば、圧延材の始めと終わりで圧延できない
部分が長くなるという問題が生じる。
従って、従来の後者装置の場合でも、各スクイジングロ
ーラに対応して二列のバックアップローラがあるため、
これを圧延方向に二組、三組と並べて配置すれば、マン
ドレルと圧延機中心との間の距離が長くなり、新たな問
題の発生を招くことになる。
本考案は、かかる従来の課題に鑑み、マンドレルと圧延
機中心との距離を短かくでき、しかも圧延材の潤滑剤を
効果的に除去できるスクイジングローラ装置を提供する
ものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、圧延材1の表面に付着した潤滑剤を除去する
一対のスクイジングローラ7,8を圧延材1を挟んで対向
配置し、この各スクイジングローラ7,8の両端部を接近
方向に押圧する押圧手段13を備えたスクイジングローラ
装置において、各スクイジングローラ7,8の中間部が圧
延材1から離反方向に撓むのを阻止するバックアップロ
ーラ15,16を各スクイジングローラ7,8に対応して一本づ
つ設け、これらスクイジングローラ7,8及びバックアッ
プローラ15,16を圧延材1の圧延方向と略直交する方向
に一列状に配置すると共に、圧延材1の圧延方向に近接
して二組設けたものである。
(作用) 圧延材1を挟んで対向配置された一対の各スクイジング
ローラ7,8に対応してバックアップローラ15,16が1本づ
つあり、これらスクイジングローラ7,8及びバックアッ
プローラ15,16を圧延材1の圧延方向に近接させて二組
配置しているので、圧延材1に付着した潤滑剤を効果的
に除去できる。
また各組のスクイジングローラ7,8及びバックアップロ
ーラ15,16は圧延材1の圧延方向と略直交方向に一列状
に配置しているので、圧延方向の幅を最小にできる。こ
のため、バックアップローラ7,8、バックアップローラ1
5,16を圧延方向に近接して二組設けているにも拘らず、
マンドレルと圧延機中心との距離を短くでき、圧延材1
の横ずれ、しわ、振動の発生を抑えることができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
第1図及び第2図において、1は圧延材で、薄板圧延機
の圧延ロール2で圧延される際に、クーラントノズル3
から潤滑剤の供給を受ける。これにより潤滑剤が付着し
た圧延材1は、スクイジングローラ装置4に搬送され、
その潤滑剤の除去がなされる。
スクイジングローラ装置4は、上下ハウジング5,6の間
に、圧延材1を挟んで上下に相対向する一対のスクイジ
ングローラ7,8が備えられている。この一対のスクイジ
ングローラ7,8は、圧延材1の圧延方向に近接させて二
組設けられている。
各スクイジングローラ7,8は、外筒9に支軸10を軸受11
を介して相対回転自在に挿入して構成されている。そし
て、一対のスクイジングローラ7,8の一方は上ハウジン
グ5に、他方は下ハウジング6に、その支軸10の両端が
支持体12を介して取付けられることにより両端支持され
ている。
上ハウジング5の両端には押圧手段を構成する油圧シリ
ンダ13が取付けられ、そのピストンロッド14は下ハウジ
ング6の両端に取付けられている。これにより、そのピ
ストンロッド14を縮小させると、上下対向する一対のス
クイジングローラ7,8の両端は対向近接方向に押圧さ
れ、スクイジングローラ7,8の対向間を通る圧延材1に
押圧力が作用し、圧延材1から潤滑剤が除去される。
そして、各一対のスクイジングローラ7,8の両端支持部
の間を支持する上下バックアップローラ15,16が各スク
イジングローラ7,8に対応して1本づつ設けられてい
る。
上下バックアップローラ15,16は、支軸17に3個の外筒1
8を軸受19を介して回転自在に外嵌することにより形成
され、上バックアップローラ15の支軸17は支持体20を介
して上ハウジング5に取付けられ、下バックアップロー
ラ16の支軸17は支持体20を介して下ハウジング6に取付
けられている。そして、この上下バックアップローラ1
5,16の外筒18をスクイジングローラ7,8に当接させるこ
とにより、各スクイジングローラ7,8の両端支持部間の
中間部が圧延材1から離反方向に撓むのを防止でき、圧
延材1に大きな押圧力を作用させて潤滑剤の除去効果を
大きくできる。各組のスクイジングローラ7,8及びバッ
クアップローラ15,16は、圧延材1の圧延方向と略直交
する方向に一列状に配置されており、各組の圧延方向の
幅が夫々小さくなっている。
(考案の効果) 本考案によれば、各スクイジングローラ7,8の中間部が
圧延材1から離反方向に撓むのを阻止するバックアップ
ローラ15,16を各スクイジングローラ7,8に対応して一本
づつ設け、これらスクイジングローラ7,8及びバックア
ップローラ15,16を圧延材1の圧延方向と略直交する方
向に一列状に配置すると共に、圧延材1の圧延方向に近
接して二組設けているので、圧延材1の潤滑剤を効果的
に除去できると共に、マンドレルと圧延機中心との距離
を短かくできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係るスクイジングローラ装置
の正断面図、第2図は第1図のA−A線断面図である。 1…圧延材、7,8…スクイジングローラ、15,16…バック
アップローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧延材(1)の表面に付着した潤滑剤を除去
    する一対のスクイジングローラ(7)(8)を圧延材(1)を挟
    んで対向配置し、この各スクイジングローラ(7)(8)の両
    端部を接近方向に押圧する押圧手段(13)を備えたスクイ
    ジングローラ装置において、各スクイジングローラ(7)
    (8)の中間部が圧延材(1)から離反方向に撓むのを阻止す
    るバックアップローラ(15)(16)を各スクイジングローラ
    (7)(8)に対応して一本づつ設け、これらスクイジングロ
    ーラ(7)(8)及びバックアップローラ(15)(16)を圧延材
    (1)の圧延方向と略直交する方向に一列状に配置すると
    共に、圧延材(1)の圧延方向に近接して二組設けたこと
    を特徴とするスクイジングローラ装置。
JP15186287U 1987-10-02 1987-10-02 スクイジングローラ装置 Expired - Lifetime JPH06173Y2 (ja)

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JP15186287U JPH06173Y2 (ja) 1987-10-02 1987-10-02 スクイジングローラ装置

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JP15186287U JPH06173Y2 (ja) 1987-10-02 1987-10-02 スクイジングローラ装置

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Publication Number Publication Date
JPH0160711U JPH0160711U (ja) 1989-04-18
JPH06173Y2 true JPH06173Y2 (ja) 1994-01-05

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ID=31426278

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JP15186287U Expired - Lifetime JPH06173Y2 (ja) 1987-10-02 1987-10-02 スクイジングローラ装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH089051B2 (ja) * 1991-08-12 1996-01-31 株式会社神戸製鋼所 ベンディング機能付スクイジングローラ装置

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JPH0160711U (ja) 1989-04-18

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