JPH076749Y2 - コンバインのカバー取付構造 - Google Patents

コンバインのカバー取付構造

Info

Publication number
JPH076749Y2
JPH076749Y2 JP1989044100U JP4410089U JPH076749Y2 JP H076749 Y2 JPH076749 Y2 JP H076749Y2 JP 1989044100 U JP1989044100 U JP 1989044100U JP 4410089 U JP4410089 U JP 4410089U JP H076749 Y2 JPH076749 Y2 JP H076749Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
lower cover
cover
cover portions
hanging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1989044100U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02137831U (ja
Inventor
明 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP1989044100U priority Critical patent/JPH076749Y2/ja
Publication of JPH02137831U publication Critical patent/JPH02137831U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH076749Y2 publication Critical patent/JPH076749Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Harvester Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、穀稈引起し装置と、刈取り穀稈を脱穀部に供
給する搬送装置との間の横側方を覆うサイドカバーを設
けたコンバインのカバー取付構造に関する。
〔従来の技術〕
上記コンバインにおいて、従来、例えば実開昭52-11743
9号公報に示されるように、サイドカバーをカバー対象
箇所の全体を一連に覆う単一部品に形成すると共に取外
し開放可能に取付けられていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来、搬送装置の点検や修理等をするに際し、引起し装
置と搬送装置の間の横側に作業口を開放して作業が容易
にできるようにするにはサイドカバーを全体にわたって
取外す必要があり、また、作業終了後にはサイドカバー
を付け戻す必要があると共に、サイドカバーが前記単一
部品であると比較的大型になってその取扱いがしにくく
なることからサイドカバーの開閉に手間が掛かり、作業
口開閉の面から作業能率が悪くなっていた。
本考案の目的は、カバー組付誤差に起因する閉じ不良を
回避し易くしながら作業口開閉が容易にできるように改
造することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案によるコインカバーのカバー取付構造にあって
は、目的達成のために、サイドカバーの上側カバー部分
と下側カバー部分とを別部品に形成し、前記上側カバー
部分を前記下側カバー部分とは別に前処理部機体に取付
け、前記下側カバー部分の上端部に取付け具を設けると
ともに、前記上側カバー部分の下端部から垂下させて前
記取付具を吊下げ支持する吊り下げ具を設け、前記下側
カバー部分の上端側と前記上側カバー部分の間に、前記
取付け具に設けた第1係止具を、前記吊り下げ具による
吊下げ支持状態を維持しながらその吊り下げ具に連設し
た第2係止具に係止させて前記下側カバー部分を閉じ状
態にロックするロック機構を解除操作自在に設け、前記
下側カバー部分の前記ロック機構による吊下げ状態を維
持しながら前記下側カバー部分の下端側を閉じロックす
る係合機構を前記下側カバー部分と前処理部機体との間
に解除操作自在に設けてある。そして、その作用及び効
果は次のとおりである。
〔作用〕
穀稈引起し装置と搬送装置の間の高さは比較的高くてそ
の横側方の下側部分のみを開放するだけでも作業の容易
化を図るに足る開口が得られる。したがって、従来カバ
ーより小型の下側カバー部分のみを開閉すれば作業用開
口が開閉して、その開閉がカバー取扱いの面から容易に
できるようにすることがサイドカバーの前記分割構成に
よって可能になる。
そして、下側カバー部分を閉じる場合、上記の構成のロ
ック機構と係合機構とを設けてあるから、前記下側カバ
ー部分の上端部に設けた取付け具を、前記上側カバー部
分の下端部から垂下した吊り下げ具により吊下げ支持し
ながら。前記取付け具に設けた第1係止具を、前記吊り
下げ具に連設した第2係止具に係止させて、前記下側カ
バー部分を閉じ状態にロックし、吊り下げ具による下側
カバー部分の吊下げ状態を維持しながら前記下側カバー
部分の下端側を閉じロックすることができる。
分割カバーである上側カバー部分と下側カバー部分を各
別に前処理部機体に取付けると、夫々の組付けに誤差が
生じた際に、上側カバー部分と下側カバー部分の隙間が
設計上の隙間と大巾に相違することがあるが、本考案の
上記取付構成にあっては、上側カバー部分が上記の吊り
下げ具を介して下側カバー部分を吊下げ支持すること
と、下側カバー部分の下端側を前記係合機構を介して前
処理部機体が支持することとにより、上側カバー部分の
組付けに誤差が生じても、この組付け誤差に起因する変
化が上側カバー部分と下側カバー部分の隙間に発生しな
いようにしながら、下側カバー部分を閉じ固定できる。
〔考案の効果〕
サイドカバーの分割構成のために作業用開口を比較的容
易に開閉し、この開閉操作の面から点検や修理が能率よ
くできるようになった。
しかも、ロック機構と係合機構との作用により、カバー
部分の組付け誤差の有無にかかわらず、上側カバー部分
と下側カバー部分が精度よい位置関係にあり、サイドカ
バーがカバー機能の高い状態にあるようにできた。
〔実施例〕
次に実施例を示す。
第5図及び第6図に示すように、植立穀稈に作用する穀
稈引起し装置(1)及び刈取り装置(2)、刈取り穀稈
を機体後方に搬送して脱穀部(3)に供給する搬送装置
(4)、穀稈引起し装置(1)と搬送装置(4)の間の
左右横側方を各別に沿う一対のサイドカバー(5),
(6)等が備えられた前処理部を、脱穀部(3)、原動
部(7)及び運転部(8)等を有したクローラ式走行機
体の前部に油圧シリンダ(9)によって揺動昇降操作す
るように備えて、コンバインを構成してある。
左右のサイドカバー(5),(6)夫々は第5図または
第6図に示すように、上側カバー部分(5a)または(6
a)と、この上側カバー部分(5b)または(6b)とは別
部品に形成した下側カバー部分(5a)または(6a)とで
作成してある。そして、左右のサイドカバー(5),
(6)夫々において、上側カバー部分(5a)または(6
a)は下側カバー部分(5b)または(6b)とは別に穀稈
引起し装置(1)、及び前処理部機体形成用の引起し伝
動ケース(10)にボルト止めによって取付け、下側カバ
ー部分(5b)または(6b)は、1個または2個の開閉取
っ手(11),(11)を備えさせると共に下側カバー部分
(5b)または(6b)と上側カバー部分(5a)または(6
a)の間に設けたロック機構(A)、及び、前後一対の
支持具(12),(12)を備えさせると共に下側カバー部
分(5b)または(6b)と前処理部機体形成用の分草具支
持杆(13)との間に設けた係合機構(B)の夫々によ
り、上側カバー部分(5a)または(6a)及び分草具支持
杆(13)に取外し可能に取付けてある。
つまり、刈取り装置(2)及び搬送装置(4)の点検や
修理等をするに際し、前処理部の左右側において、下側
カバー部分(5b)または(6b)のみを取外し開放して引
起し装置(1)と搬送装置(4)の間の作業用開口を形
成できるようにしてある。
前記ロック機構(A)は第1図及び第3図または第2図
及び第4図に示すように、下側カバー部分(5b)または
(6b)の上端側に樹脂製取付具(14)を介して樹脂製閉
じフック(15)(第1係止具の一例)を取付けると共
に、上側カバー部分(5a)または(6a)に取付具(16)
を介してロッド製係止具(17)(第2係止具の一例)、
ストッパー(18)及び板金製吊下げ具(19)を取付ける
ことによって構成し、そして、下側カバー部分(5b)ま
たは(6b)の閉じ操作をすることによりロック操作で
き、開閉取っ手(11)の引上げ揺動操作をすることによ
りロック解除操作ができるように構成してある。すなわ
ち、下側カバー部分(5b)または(6b)が閉じ姿勢にな
ると、吊下げ具(19)が取付具(14)の下面に接当して
下側カバー部分(5b)または(6b)を吊下げ支持し、か
つ、閉じフック(15)が自己付勢力と傾斜カム面(15
a)とによる自動ロック作用によって係止具(17)に係
合して下側カバー部分(5b)または(6b)の開放を阻止
し、また、閉じフック(15)が係止具(17)に下側から
係合して取付具(16)の吊下げ具(19)からの浮上を防
止し、さらには、ストッパー(18)が取付具(16)の側
面に接当して下側カバー部分(5b)または(6b)の係止
具(17)に沿っての前後動を抑制することにより、下側
カバー部分(5a)または(6a)の支持力により下側カバ
ー部分(5b)または(6b)を閉じ状態に吊下げ支持しな
がらロックするようロック作用状態になるのである。そ
して、開閉取っ手(11)が上昇揺動すると、閉じフック
(15)が開閉取っ手(11)と一体物品であって仮想線で
示す如く下降揺動して係止具(17)から外れることによ
り、下側カバー部分(5b)または(6b)の機体横外側へ
の取外し開放を可能にするようロック解除状態になるの
である。
前記係合機構(B)は第1図、第3図及び第4図に示す
ように、分草具支持杆(13)に一対のロッド製支持具
(12),(12)、及び、一対のストッパー(20),(2
0)を取付けると共に、下側カバー部分(5b)または(6
b)の下端側に一対の係合片(21),(21)を取付けて
構成し、そして、次の如く作用するように構成してあ
る。すなわち一対の係合片(21),(21)のいずれもを
切欠き(21a)にて一方の支持具(12)または他方の支
持具(12)に嵌合させると、支持具(12)が係合片(2
1)との咬合いによって下側カバー部分(5b)または(6
b)の機体横方向のずれ動きを抑制し、かつ、切欠き(2
1a)の深さが係合片(21)の支持具(12)への乗上りを
阻止して前記取付具(14)の吊下げ具(19)からの浮上
を防止し、さらには、ストッパー(20)が係合片(21)
に対する接当によって下側カバー部分(5b)または(6
b)の支持具(12)に沿っての前後動を抑制することに
より、下側カバー部分(5b)または(6b)のロック機構
(A)による吊下げ状態を維持しながら下側カバー部分
(5b)または(6b)の下端側を閉じロックするよう係合
作用状態になるのである。そして、一対の係合片(2
1),(21)のいずれもを支持具(12)から抜き上げ操
作すると、係合片(21)と支持具(12)の咬合いが解除
されることにより、下側カバー部分(5b)または(6b)
の下端側の機体横外側への取外し開放を可能にするよう
係合解除状態になるのである。
一方のサイドカバー(5)の上側カバー部分(5a)には
穀稈引起し装置(1)の横側を覆う引起しカバー部分
(5c)を連設してある。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るコンバインのカバー取付構造の実施
例を示し、第1図は、左サイドカバー取付構造の断面
図、第2図が右サイドカバーの上端側取付構造の断面
図、第3図は左サイドカバー取付構造の裏面側側面図、
第4図は右サイドカバー取付構造の裏面側側面図、第5
図及び第6図はコンバイン前部の側面図である。 (1)……穀稈引起し装置、(3)……脱穀部、(4)
……搬送装置、(5),(6)……サイドカバー、(5
a),(6a)……上側カバー部分、(5b),(6b)……
下側カバー部分、(15)……第1係止具、(17)……第
2係止具、(19)……吊り下げ具、(A)……ロック機
構、(B)……係合機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】穀稈引起し装置()と刈取り取り穀稈を脱
    穀部(3)に供給する搬送装置(4)との間の横側方を
    覆うサイドカバー(5),(6)を設けたコンバインの
    カバー取付構造であって、前記サイドカバー(5),
    (6)の上側カバー部分(5a),(6a)と下側カバー部
    分(5b),(6b)とを別部品に形成し、前記上側カバー
    部分(5a),(6a)を前記下側カバー部分(5b),(6
    b)とは別に前処理部機体に取付け、前記下側カバー部
    分(5b),(6b)の上端部に取付け具(14)を設けると
    ともに、前記上側カバー部分(5a),(6a)の下端部か
    ら垂下させて前記取付具(14)を吊下げ支持する吊り下
    げ具(19)を設け、前記下側カバー部分(5b),(6b)
    の上端側と前記上側カバー部分(5a),(6a)の間に、
    前記取付け具(14)に設けた第1係止具(15)を、前記
    吊り下げ具(19)による吊下げ支持状態を維持しながら
    その吊り下げ具(19)に連設した第2係止具(17)に係
    止させて前記下側カバー部分(5b),(6b)を閉じ状態
    にロックするロック機構(A)を解除操作自在に設け、
    前記下側カバー部分(5b),(6b)の前記ロック機構
    (A)による吊下げ状態を維持しながら前記下側カバー
    部分(5b),(6b)の下端側を閉じロックする係合機構
    (B)を前記下側カバー部分(5b),(6b)と前処理部
    機体との間に解除操作自在に設けてあるコンバインのカ
    バー取付構造。
JP1989044100U 1989-04-14 1989-04-14 コンバインのカバー取付構造 Expired - Fee Related JPH076749Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989044100U JPH076749Y2 (ja) 1989-04-14 1989-04-14 コンバインのカバー取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989044100U JPH076749Y2 (ja) 1989-04-14 1989-04-14 コンバインのカバー取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02137831U JPH02137831U (ja) 1990-11-16
JPH076749Y2 true JPH076749Y2 (ja) 1995-02-22

Family

ID=31557098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989044100U Expired - Fee Related JPH076749Y2 (ja) 1989-04-14 1989-04-14 コンバインのカバー取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH076749Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5945163B2 (ja) * 2012-06-06 2016-07-05 ヤンマー株式会社 コンバイン
JP7260498B2 (ja) * 2020-03-12 2023-04-18 株式会社クボタ コンバイン

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5810638U (ja) * 1981-07-14 1983-01-24 三菱農機株式会社 コンバイン
JPS6147248U (ja) * 1984-08-29 1986-03-29 ヤンマー農機株式会社 収穫機における刈取部前方のゲ−ト板取付装置
JPH0427305Y2 (ja) * 1986-02-01 1992-06-30

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02137831U (ja) 1990-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH076749Y2 (ja) コンバインのカバー取付構造
CN208561334U (zh) 轿顶护栏
WO2000059289A1 (fr) Support de plants pour planteuse de riz
JP3174495B2 (ja) 作業機
CN208685684U (zh) 平地机工具箱
CN216438661U (zh) 防止摆动的拉链头
JPH07172368A (ja) 自動二輪車等の燃料タンク開閉装置
JPH0432907Y2 (ja)
CN216544755U (zh) 适合6mm扁耳绳的伺服旋转抓取耳绳和平拉耳绳机构
CN209825409U (zh) 一种自锁拉链
JPH0711563Y2 (ja) 脱穀機における穀稈供給装置
JPH0119648Y2 (ja)
JP3041831U (ja) 搬送ボックス
JPH0345552Y2 (ja)
JPH077700Y2 (ja) コンバイン
JPH0718262Y2 (ja) 引起しケース構造
JPH04129740U (ja) コンバインの前処理部保持装置
EP1571266A4 (en) SEAT AND WORK MACHINE WITH IT
JPH0749742Y2 (ja) 作業車両の遠隔操作装置
JP2695626B2 (ja) 脱穀装置
JPH0210900Y2 (ja)
JP2599107B2 (ja) 縦型遊技機の機体
JPH0446524Y2 (ja)
JPH0328746Y2 (ja)
JP2020108340A (ja) 収穫機

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees