JP2020108340A - 収穫機 - Google Patents

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【課題】係止部材によるシール部材の損傷を抑制できる、収穫機を提供することである。【解決手段】開閉壁部14が閉じられた状態で、ロックハンドル33が閉位置に操作されて、ロックピン31が係止位置に配置されることにより、ロックピン31の下端部がロック受け金具22に係止する。ロック受け金具22の上端部がウェザストリップ21の上側に回り込んでいるので、開閉壁部14の開閉の途中で、ロックハンドル33が開位置から閉位置に操作されて、ロックピン31が非係止位置から係止位置に移動しても、ロックピン31ロの下端部がウェザストリップ21と干渉することが抑制される。【選択図】図4

Description

本発明は、コンバインなどの収穫機に関する。
収穫機の一例であるコンバインでは、圃場に植立している穀稈の株元が刈取装置によって刈られ、その刈られた穀稈が刈取装置から脱穀装置に搬送されて、脱穀装置で穀稈が脱穀され、穀稈から外れた穀粒が穀粒タンクに収集される。
特開2018−99047号公報
この種の収穫機では、穀粒タンクの内面に残留している穀粒やその内面に付着している塵埃を除去するメンテナンス作業を可能とするために、穀粒タンクの壁面に開口が形成されて、その開口を開閉可能に構成されていることが好ましい。
たとえば、穀粒タンクの上面に蓋体で開閉可能な開口が形成された構成では、穀粒タンクの上方から開口を通してメンテナンス作業が行われることになるが、穀粒タンクが大型である場合、穀粒タンクの上方からのメンテナンス作業は行いにくい。
そこで、穀粒タンクの側壁の一部を開閉壁部として開閉可能に構成することが考えられる。この構成では、穀粒タンクの側方からその開閉壁部を開放して形成される開口を通してメンテナンス作業を行うことができるので、穀粒タンクが大型であっても、メンテナンス作業を行いやすいという利点がある。
しかしながら、穀粒タンク内に多量の穀粒が貯留された状態では、側壁に大きな圧が加わるため、その圧により開閉壁部が変形して、開閉壁部の下端部と開口の下端縁との間に隙間が生じると、その隙間から穀粒がこぼれ出てしまう。
この問題に対し、本願出願人は、開閉壁部の内面に上下方向に進退可能な係止ロッドを設け、開閉壁部が閉じられた状態で開閉壁部の外面に配置された操作レバーを操作することにより、係止ロッドが下側に進出し、係止ロッドの下端部が穀粒タンク内に設けられた案内保持部材に摺動することにより穀粒タンクの内側に案内される構成を提案している。係止ロッドの下端部が穀粒タンクの内側に案内されることにより、開閉壁部が穀粒タンクの内側に引き寄せられて、開閉壁部の下端部が開口の下端縁に沿って設けられたシール部材に密着する。これにより、開閉壁部の下端部と開口の下端縁との間から穀粒がこぼれ出ることを抑制できる。
ところが、開閉壁部の開閉の途中で操作レバーが操作されると、係止ロッドの下端部がシール部材と干渉し、シール部材が損傷するおそれがある。
本発明の目的は、係止部材によるシール部材の損傷を抑制できる、収穫機を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係る収穫機は、収穫物を収容可能なタンクを備える収穫機であって、タンクの一側壁部に、少なくともその一部からなる開閉壁部が上下方向に延びる軸線まわりの回動により開閉可能に構成され、開閉壁部が開かれたときに形成される開口の下端縁に沿って、開閉壁部が閉じられた状態で開閉壁部と密着するシール部材が設けられ、開閉壁部の外面に、操作部材が開位置と閉位置とに操作可能に設けられ、開閉壁部の内面に、上下方向に延びるロッド状の係止部材が上下方向に往復動可能に設けられて、操作部材が開位置に操作されている状態で、係止部材が非係止位置に位置して、係止部材の下端が開口の下端縁よりも上側に配置され、操作部材が閉位置に操作されている状態で、係止部材が係止位置に位置して、係止部材の下端が開口の下端縁よりも下側に配置されるように構成されており、タンク内に、非係止位置から係止位置に下降する係止部材の下端部が摺動して、係止位置で係止部材の下端部を係止させる被係止部が設けられ、被係止部の上端部がシール部材の上側に回り込んでいる。
この構成によれば、タンクの開閉壁部が開かれると、開口が形成される。これにより、その開口を通してタンク内にアクセスすることができ、タンク内の清掃作業などのメンテナンス作業を行うことができる。
開口の下端縁に沿って、シール部材が設けられている。開閉壁部が閉じられると、開閉壁部がシール部材に密着する。そのため、タンク内の圧で開閉壁部が膨出するように多少変形しても、シール部材の弾性により開閉壁部とシール部材との密着性が確保される。よって、開閉壁部と開口の下端縁との間からタンク内に貯留されている収穫物がこぼれ出ることを抑制できる。
また、開閉壁部が閉じられた状態で、操作部材が閉位置に操作されて、係止部材が係止位置に配置されることにより、係止部材の下端部が被係止部に係止するので、タンク内の圧で開閉壁部が膨出するように多少変形しても、開閉壁部と開口の下端縁との間に隙間が生じることが抑制される。よって、開閉壁部と開口の下端縁との間からタンク内に貯留されている収穫物がこぼれ出ることを一層抑制することができる。
そして、被係止部の上端部がシール部材の上側に回り込んでいるので、開閉壁部の開閉の途中で、操作部材が開位置から閉位置に操作されて、係止部材が非係止位置から係止位置に移動しても、係止部材がシール部材と干渉することを抑制でき、係止部材によるシール部材の損傷を抑制することができる。
開閉壁部の下端部に、開閉壁部が閉じられた状態でシール部材の上側に配置される庇部が設けられていてもよい。これにより、開閉壁部とシール部材との当接部分が庇部の下側に隠れるので、その当接部分に穀粒などの収穫物が並んで挟まることが抑制される。そのため、開閉壁部が開かれたときに、タンク内から圃場などに収穫物が筋状にこぼれ落ちることを抑制できる。
庇部は、開閉壁部が閉じられた状態で、開閉壁部からタンクの内側に向かう方向において、シール部材よりも下流側の位置まで延びていてもよい。これにより、開閉壁部とシール部材との当接部分に収穫物が並んで挟まることを効果的に抑制でき、開閉壁部が開かれたときに、タンク内から圃場などに収穫物が筋状にこぼれ落ちることを良好に抑制できる。
庇部は、開閉壁部の下端部に沿って延び、その長手方向の途中部が分断されており、被係止部は、開閉壁部が閉じられた状態において、庇部の分断された部分に配置されてもよい。これにより、被係止部と庇部とが干渉することを回避できながら、被係止部が壁となって、タンク内の収穫物が開閉壁部とシール部材との当接部分に高い圧で食い込むことを抑制できる。
庇部は、開閉壁部と別体に形成され、締結具を用いて開閉壁部に取り付けられていてもよい。この場合、庇部を開閉壁部と一体に形成しなくてよいので、開閉壁部の製造コストの増大を抑制することができる。また、庇部が締結具で開閉壁部に取りつけられることにより、庇部が接着剤または両面テープで開閉壁部に取りつけられる構成と比較して、庇部の取付強度を増すことができ、タンク内での庇部の脱落の懸念を小さくすることができる。
本発明によれば、係止部材の下端部がシール部材と干渉することを抑制でき、シール部材の損傷を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るコンバインの機体の右側面図である。 機体の平面図である。 穀粒タンクの内部構成を示す左側面図である。 穀粒タンクの固定壁部と開閉壁部との境界部分の内側の構成を示す斜視図である。 固定壁部の内側の構成の要部を示す斜視図である。 開閉壁部の内側の構成を示す斜視図である。 開閉壁部の下端部の内側の構成を示す斜視図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<コンバインの機体の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係るコンバイン1の機体2の右側面図である。図2は、機体2の平面図である。
コンバイン1は、圃場を走行しながら穀稈の刈り取りおよび穀稈からの脱穀を行う収穫機の一例である。コンバイン1の機体2は、鋼材を組み合わせた構造物であるメインフレーム3を備えている。メインフレーム3には、キャビン4および穀粒タンク5などが支持されている。
なお、図示されていないが、機体2は、左右一対の走行装置に支持されている。走行装置には、圃場でのコンバイン1の走行可能にするため、たとえば、高い不整地走破能力を有するクローラが採用される。
キャビン4は、メインフレーム3の前端部上に配置されている。キャビン4は、その内部に運転者が搭乗する空間を提供し、その空間内には、たとえば、運転者が着座する運転席や操作レバーおよび操作ペダルなどの操作部材が配置されている。キャビン4の右側面には、図1に示されるように、ドア11が設けられている。ドア11は、その後端部に取り付けられた2個の蝶番12により開閉可能に支持されている。運転者は、ドア11を開いて、キャビン4内に乗り込むことができる。
穀粒タンク5は、メインフレーム3上でキャビン4の後方に配置されている。穀粒タンク5には、脱穀装置により穀稈から脱穀された穀粒を貯留する。穀粒タンク5の右側面を構成する右側壁は、固定壁部13と、固定壁部13の上側の開閉壁部14とを備えている。固定壁部13は、メインフレーム3に対して固定的に設けられている。開閉壁部14は、その後端縁に沿って上下に延びる回動軸線を中心に開閉可能に設けられている。開閉壁部14が開かれると、固定壁部13を残して、穀粒タンク5の右側面が大きく開放される。これにより、穀粒タンク5内のメンテナンスを行う際に、その大きく開放された開口からメンテナンス作業者が穀粒タンク5内に容易に入り込むことができる。
また、穀粒タンク5は、右後端部で上下方向に延びる軸線を中心に、その全体が右側に展開可能に構成されている。これにより、メンテナンス作業者は、穀粒タンク5の全体を右側に展開して、キャビン4と穀粒タンク5との間に配置されている機器類を容易にメンテナンスすることができる。
<穀粒タンクの内部構成>
図3は、穀粒タンク5の内部構成を示す左側面図である。図4は、穀粒タンク5の固定壁部13と開閉壁部14との境界部分の内側の構成を示す斜視図である。図5は、固定壁部13の内側の構成の要部を示す斜視図である。
穀粒タンク5の固定壁部13には、図4および図5に示されるように、その上端縁に沿って、帯状のシール部材であるウェザストリップ21が設けられている。開閉壁部14が閉じられた状態において、開閉壁部14の下端部がウェザストリップ21に右側から押し付けられる。これにより、ウェザストリップ21が弾性変形し、その弾性力でウェザストリップ21が開閉壁部14と密着して、固定壁部13の上端部と開閉壁部14の下端部との間が液密的に封止される。
また、固定壁部13の内面には、たとえば、前端部および前後方向の中央部に、それぞれロック受け金具22が取り付けられている。ロック受け金具22は、側面視略台形状の平板状部23と、平板状部23の上部から上側に凸湾曲しつつ右側に延びる湾曲部24とを一体に備えている。ロック受け金具22は、固定壁部13の内面と平板状部23との間にスペーサ25を介在させた状態で、たとえば、2個のボルト26で固定壁部13に締結されている。ロック受け金具22の湾曲部24は、ウェザストリップ21の上側に回り込んでいる。
図6は、開閉壁部14の内側の構成を示す斜視図である。
開閉壁部14の内面には、2個のロックピン31が設けられている。ロックピン31は、ロッド状(丸棒状)の部材である。また、開閉壁部14の内面には、2個のピンホルダ32が設けられている。ピンホルダ32は、板金を上面視略U字状に湾曲ないしは屈曲させた形状をなし、溶接により開閉壁部14の内面に固着されている。ピンホルダ32は、穀粒タンク5内の2個のロック受け金具22に対応して、開閉壁部14が閉じられた状態でロック受け金具22と前後方向に同じ位置となるように配置されている。ロックピン31は、ピンホルダ32に挿通されて、上下方向に延びている。
ロックピン31には、リンク機構33が接続されている。開閉壁部14には、図1に示されるように、ロックハンドル34が設けられている。ロックハンドル34は、開閉壁部14に形成された開口35の奥側に配置されている。リンク機構33は、ロックハンドル34の操作により、2個のロックピン31を同期させて上下動させる機構である。
リンク機構33は、前後方向に延びる回動軸41と、回動軸41に相対回転不能に支持された2個の揺動板42と、各揺動板42の下端部に相対回転可能に接続されたリンクアーム43とを含む。回動軸41は、ロックハンドル34に接続されており、ロックハンドル34が上下方向に延びる閉位置とその閉位置から右側に倒伏した開位置との間で回動操作されると、それに伴って、回動軸41が中心線まわりに回動する。各リンクアーム43は、揺動板42から下方に延び、その下端部がロックピン31の上端部に相対回転可能に接続されている。
ロックハンドル34が閉位置から開位置に操作されると、回動軸41の回動に伴って、各揺動板42の下端部が持ち上がり、各リンクアーム43が持ち上がることにより、各ロックピン31が上昇する。ロックハンドル34が開位置に操作された状態で、ロックピン31が最上の非係止位置に位置する。ロックピン31が非係止位置に位置する状態において、ロックピン31の下端は、上下方向において固定壁部13の上端縁(開口の下端縁)よりも上側に配置される。
一方、ロックハンドル34が開位置から閉位置に操作されると、回動軸41の回動に伴って、各揺動板42の下端部が下がり、各リンクアーム43が下がることにより、各ロックピン31が下降する。ロックハンドル34が閉位置に操作された状態で、ロックピン31が最下の係止位置に位置する。ロックピン31が係止位置に位置する状態において、ロックピン31の下端は、上下方向において固定壁部13の上端縁(開口の下端縁)よりも下側に配置される。
ロックピン31が非係止位置から係止位置に下降する過程で、ロックピン31の下端がロック受け金具22の湾曲部24に当接する。ロックピン31がさらに下降すると、ロックピン31の下端部がロック受け金具22の湾曲部24に摺擦する。湾曲部24の湾曲によって、ロックピン31の下端部が穀粒タンク5の内側に向かう力を受ける。この力により、開閉壁部14が穀粒タンク5の内側に引き寄せられて、開閉壁部14の下端部がウェザストリップ21に右側から押し付けられる。
図7は、開閉壁部14の下端部の内側の構成を示す斜視図である。図7では、ロックピン31およびピンホルダ32の図示が省略されている。
開閉壁部14の内面の下端部には、2個の庇部51が設けられている。庇部51は、板金を屈曲させて形成されており、穀粒タンク5の内側(左側)に向けて傾斜した傾斜部52と、傾斜部52から開閉壁部14の内面側(右側)に折り返されて延びる延部53とを一体に備えている。庇部51は、前後方向に延び、延部53が開閉壁部14の内面に当接した状態で、3個のボルト54により、開閉壁部14に締結されている。
2個の庇部51は、前後方向に並べられて、それらの間には、ロック受け金具22およびピンホルダ32を配置可能な間隔が空けられている。
開閉壁部14が閉じられた状態では、図4に示されるように、2個の庇部51は、固定壁部13に設けられているウェザストリップ21の上側に配置されて、ウェザストリップ21よりも穀粒タンク5の内側(左側)の位置まで延びている。また、開閉壁部14が閉じられた状態では、2個の庇部51の間において、ロック受け金具22の湾曲部24は、それらの間に入り込み、ウェザストリップ21の上側に回り込んでいる。
<作用効果>
以上のように、穀粒タンク5の開閉壁部14が開かれると、開口が形成される。これにより、その開口を通して穀粒タンク5内にアクセスすることができ、穀粒タンク5内の清掃作業などのメンテナンス作業を行うことができる。
開口の下端縁、つまり固定壁部13の上端縁に沿って、ウェザストリップ21が設けられている。開閉壁部14が閉じられると、開閉壁部14がウェザストリップ21に密着する。そのため、穀粒タンク5内の圧で開閉壁部14が膨出するように多少変形しても、ウェザストリップ21の弾性により開閉壁部14とウェザストリップ21との密着性が確保される。よって、開閉壁部14と固定壁部13の上端縁との間から穀粒タンク5内に貯留されている穀粒がこぼれ出ることを抑制できる。
また、開閉壁部14が閉じられた状態で、ロックハンドル34が閉位置に操作されて、ロックピン31が係止位置に配置されることにより、ロックピン31の下端部がロック受け金具22に係止するので、穀粒タンク5内の圧で開閉壁部14が膨出するように多少変形しても、開閉壁部14と固定壁部13の上端縁との間に隙間が生じることが抑制される。よって、開閉壁部14と固定壁部13の上端縁との間から穀粒タンク5内に貯留されている穀粒がこぼれ出ることを一層抑制することができる。
そして、ロック受け金具22の上端部がウェザストリップ21の上側に回り込んでいるので、開閉壁部14の開閉の途中で、ロックハンドル34が開位置から閉位置に操作されて、ロックピン31が非係止位置から係止位置に移動しても、ロックピン31ロの下端部がウェザストリップ21と干渉することを抑制でき、ウェザストリップ21が損傷するおそれを低減することができる。
開閉壁部14の下端部に、開閉壁部14が閉じられた状態でウェザストリップ21の上側に配置される庇部51が設けられている。これにより、開閉壁部14とウェザストリップ21との当接部分が庇部51の下側に隠れるので、その当接部分に穀粒などの穀粒が並んで挟まることが抑制される。そのため、開閉壁部14が開かれたときに、穀粒タンク5内から圃場などに穀粒が筋状にこぼれ落ちることを抑制できる。
庇部51は、開閉壁部14が閉じられた状態で、開閉壁部14から穀粒タンク5の内側に向かう方向において、ウェザストリップ21よりも下流側の位置まで延びている。これにより、開閉壁部14とウェザストリップ21との当接部分に穀粒が並んで挟まることを効果的に抑制でき、開閉壁部14が開かれたときに、穀粒タンク5内から圃場などに穀粒が筋状にこぼれ落ちることを良好に抑制できる。
庇部51は、2個並べて設けられ、開閉壁部14の下端部に沿って延び、その長手方向の途中部が分断されている。ロック受け金具22は、開閉壁部14が閉じられた状態において、庇部51の分断された部分に配置されている。これにより、ロック受け金具22と庇部51とが干渉することを回避できながら、ロック受け金具22が壁となって、穀粒タンク5内の穀粒が開閉壁部14とウェザストリップ21との当接部分に高い圧で食い込むことを抑制できる。
庇部51は、開閉壁部14と別体に形成され、ボルト54を用いて開閉壁部14に取り付けられていてもよい。この場合、庇部51を開閉壁部14と一体に形成しなくてよいので、開閉壁部14の製造コストの増大を抑制することができる。また、庇部51がボルト54で開閉壁部14に取りつけられることにより、庇部51が接着剤または両面テープで開閉壁部14に取りつけられる構成と比較して、庇部51の取付強度を増すことができ、穀粒タンク5内での庇部51の脱落の懸念を小さくすることができる。
<変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することも可能である。
たとえば、収穫機の一例として、コンバイン1を取り上げたが、本発明は、コンバイン1に限らず、人参や大根、枝豆、キャベツなどの野菜を収穫する収穫機などに適用することができる。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:コンバイン(収穫機)
5:穀粒タンク(タンク)
13:固定壁部
14:開閉壁部
21:ウェザストリップ(シール部材)
22:ロック受け金具(被係止部)
31:ロックピン(係止部材)
34:ロックハンドル(操作部材)
51:庇部
54:ボルト(締結具)

Claims (5)

  1. 収穫物を収容可能なタンクを備える収穫機であって、
    前記タンクの一側壁部に、少なくともその一部からなる開閉壁部が上下方向に延びる軸線まわりの回動により開閉可能に構成され、
    前記開閉壁部が開かれたときに形成される開口の下端縁に沿って、前記開閉壁部が閉じられた状態で前記開閉壁部と密着するシール部材が設けられ、
    前記開閉壁部の外面に、操作部材が開位置と閉位置とに操作可能に設けられ、
    前記開閉壁部の内面に、上下方向に延びるロッド状の係止部材が上下方向に往復動可能に設けられて、
    前記操作部材が前記開位置に操作されている状態で、前記係止部材が非係止位置に位置して、前記係止部材の下端が前記開口の下端縁よりも上側に配置され、前記操作部材が前記閉位置に操作されている状態で、前記係止部材が係止位置に位置して、前記係止部材の下端が前記開口の下端縁よりも下側に配置されるように構成されており、
    前記タンク内に、前記非係止位置から前記係止位置に下降する前記係止部材の下端部が摺動して、前記係止位置で前記係止部材の下端部を係止させる被係止部が設けられ、
    前記被係止部の上端部が前記シール部材の上側に回り込んでいる、収穫機。
  2. 前記開閉壁部の下端部に、前記開閉壁部が閉じられた状態で前記シール部材の上側に配置される庇部が設けられている、請求項1に記載の収穫機。
  3. 前記庇部は、前記開閉壁部が閉じられた状態で、前記開閉壁部から前記タンクの内側に向かう方向において、前記シール部材よりも下流側の位置まで延びている、請求項2に記載の収穫機。
  4. 前記庇部は、前記開閉壁部の下端部に沿って延び、その長手方向の途中部が分断されており、
    前記被係止部は、前記開閉壁部が閉じられた状態において、前記庇部の分断された部分に配置される、請求項3に記載の収穫機。
  5. 前記庇部は、前記開閉壁部と別体に形成され、締結具を用いて前記開閉壁部に取り付けられている、請求項2〜4のいずれか一項に記載の収穫機。
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