JPH0767337A - 換気扇制御装置 - Google Patents

換気扇制御装置

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JPH0767337A
JPH0767337A JP5209639A JP20963993A JPH0767337A JP H0767337 A JPH0767337 A JP H0767337A JP 5209639 A JP5209639 A JP 5209639A JP 20963993 A JP20963993 A JP 20963993A JP H0767337 A JPH0767337 A JP H0767337A
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JP
Japan
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ventilation fan
circuit
power supply
switching circuit
switching
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JP5209639A
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English (en)
Inventor
Makoto Kasugai
誠 春日井
Naoki Nishio
直樹 西尾
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スイッチングを行なうトランジスタを動作さ
せる制御回路の電源をトランスを用いずに生成するよう
にする。 【構成】 電源周波数よりも高い周波数で正負両方のス
イッチングを行なうように交流電源1と換気扇モータ2
との間に直列接続されたスイッチング回路と、正負両方
のフライホイーリングを行なうように上記換気扇モータ
2の端子間に並列接続された正負両方のフライホイール
素子を有するフライホイール回路と、前記スイッチング
回路を動作させる制御回路22とを備え、前記スイッチ
ング回路を動作させる制御回路22の電源を、前記スイ
ッチング回路の挿入されていない電源線側から整流ダイ
オード16を介して供給するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は換気扇の風量を可変制
御する換気扇制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来における換気扇制御装置は、例えば
図9に示すように換気扇本体50とは別に構成されたケ
ース51に収納され、換気扇本体50とは別々に設置さ
れている。即ち、換気扇の風量を可変制御する換気扇制
御装置は、そのうちの制御回路を動作させるための直流
電源を交流電源線52から降圧トランスと整流回路とに
より生成しており、基板面積が広く必要なため換気扇本
体50の中に組込み難く、別のケース51内に構成して
いる。
【0003】制御装置自体は例えば実公昭56ー492
77号公報に示されているような構成のものが多く、図
10に示すようにパルス駆動回路を構成している。図1
0において、交流電源53の両端子a、b間に、交流電
動機54、ダイオード55(又はダイオード57)、ト
ランジスタ59のコレクタ・エミッタ、ダイオード58
(又はダイオード56)の直列のスイッチング回路が接
続されている。トランジスタ59のベース・エミッタ間
には駆動用のパルス入力が印加される。また、交流電動
機54の両端子c、dに並列に、PNPトランジスタ6
0とNPNトランジスタ61とのエミツタ、コレクタが
接続され、PNPトランジスタ60とNPNトランジス
タ61のベースが、ベース電流供給用の抵抗62と保護
用ダイオード63,64とを介して交流電源53の端子
bに接続されている。なお、65,66はPNPトラン
ジスタ60とNPNトランジスタ61に直列に接続され
た保護用のダイオードである。
【0004】上記構成の制御回路において、トランジス
タ59のベースにパルス電圧が供給されると、交流電源
53の例えば+側の端子aからの供給信号の正の半サイ
クルは、交流電動機54、ダイオード55、トランジス
タ59のコレクタ、エミッタ、ダイオード58、端子b
の経路を流れスイッチングが行なわれる。また、−側の
端子bからの供給信号の負の半サイクルは、ダイオード
57、トランジスタ59のコレクタ、エミッタ、ダイオ
ード56、交流電動機54、端子aの経路を流れスイッ
チングが行なわれる。
【0005】トランジスタ59のコレクタ電圧は図11
のAに示す波形WF1のようになり、交流電動機54に
は図11のBに示す波形WF2のような電圧が印加され
る。交流電動機54にはインダクタンス成分があり、こ
れにより供給電圧が零になった時は図11のBにより示
すような逆起電圧WB1が発生するが、交流電動機54
の両端子c、dには互いに極性の異なるPNPトランジ
スタ60とNPNトランジスタ61が並列接続されてい
るので、図11のBに示す波形WF2のみが得られる。
即ち、トランジスタ59が導通状態で供給電源の正の半
サイクル中(端子aが+で、端子bが−の時)、交流電
動機54の両端子c、d間に加わっていた正の電圧が、
トランジスタ59が非導通状態になると交流電動機54
のインダクタンス成分による逆起電圧によって、交流電
動機54の両端子c、d間には負の電圧が発生する。こ
の時、PNPトランジスタ60のベース電圧は交流電動
機54の端子cに対して負になっているので、逆起電流
をPNPトランジスタ60に流すことで波形WF2のみ
が得られることになる。なお、負の半サイクル時には、
NPNトランジスタ61に逆起電流が流れ、トランジス
タ59が非導通状態にある時発生する交流電動機54の
逆起電圧はPNPトランジスタ60、NPNトランジス
タ61で防止されることになる。交流電動機54に流れ
る電流は、交流電動機54のインダクタンスで積分され
て図11のCに示す正弦波電流となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の換
気扇制御装置においては、換気扇本体50に組込むこと
が困難で別体にしなくてはならない。また、換気扇には
業務用やダクト用等があるが設置工事の時に接地される
ものであるため、雷サージ等が電源線を伝播してきた時
には、制御回路を通って大地に抜けることになるため制
御回路が破損しやすい。さらには交流電源53に直列に
接続されたスイッチング回路内のトランジスタ59が導
通するたびに電源電圧が交流電動機54に印加され、そ
の時には交流電動機54に並列に接続されたフライホイ
ール用のトランジスタ60,61のコレクタ・エミッタ
間に逆バイアス電圧が印加されるので、換気扇のように
比較的出力容量の大きい負荷を制御するときにはエミッ
タ・ベース間電圧の絶対最大定格を越えてしまい、トラ
ンジスタ60,61が破損したり制御回路の寿命が短く
なったりする。また、電源投入時に設定電圧が小さいと
きには、スイッチングを行なうトランジスタ59のベー
スに供給するパルス信号のパルス幅が狭くなり、結果的
に交流電動機54に印加される電圧の大きさが小さくな
るため始動トルク不足で交流電動機54が回転しないよ
うなこともある。
【0007】この発明は上記した従来の課題を解決する
ためになされたもので、その目的は第1にはスイッチン
グを行なうトランジスタを動作させる制御回路の電源を
トランスを用いずに生成するようにして、換気扇に一体
的に組込むことができる換気扇制御装置を提供すること
であり、第2には交流電源線を伝播してくる雷サージを
吸収できる換気扇制御装置を提供することであり、第3
にはフライホイール回路のトランジスタの劣化を防ぎ、
製品寿命を長くすることであり、第4には設定風量が小
さい時でも電動機を確実に始動させることができる換気
扇制御装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る換気扇制
御装置は、電源周波数よりも高い周波数で正負両方のス
イッチングを行なうように交流電源と換気扇モータとの
間に直列接続されたスイッチング回路と、正負両方のフ
ライホイーリングを行なうように上記換気扇モータの端
子間に並列接続された正負両方のフライホイール素子を
有するフライホイール回路と、前記スイッチング回路を
動作させる制御回路とを備え、前記スイッチング回路を
動作させるための電源を、前記スイッチング回路の挿入
されていない電源線側から整流素子を介して供給させる
ようにしたものである。
【0009】請求項2に係る換気扇制御装置は、請求項
1の手段におけるスイッチング回路の両端にサージ吸収
素子を付加したものである。
【0010】請求項3に係る換気扇制御装置は、請求項
1の手段におけるフライホイール回路を構成するトラン
ジスタのコレクタ・エミッタ間に該トランジスタへの逆
バイアス電圧を阻止する保護用のダイオードを付加した
ものである。
【0011】請求項4に係る換気扇制御装置は、請求項
1の手段におけるスイッチング回路のスイッチングを電
源投入時において一定時間オン状態に制御したものであ
る。
【0012】
【作用】請求項1の発明においては、交流電源に直列に
接続されたスイッチング回路の挿入されていない方の電
源線側から、整流素子を介して生成される直流電源によ
り制御回路が動作し、スイッチング回路がスイッチング
動作することになり、制御回路に必要な直流電源をトラ
ンスなしに得ることができるので、回路が小面積に構成
でき換気扇本体への一体的な組込みが可能になる。
【0013】請求項2の発明においては請求項1にかか
る作用とともに、雷サージが電源線から伝播してきて
も、スイッチング回路の両端に設けたサージ吸収素子に
よりバイパスされることになる。
【0014】請求項3の発明においては請求項1にかか
る作用とともに、スイッチング回路のスイッチング素子
がオンしたときにフライホイール回路のトランジスタに
印加される逆バイアス電圧が保護用ダイオードにより阻
止され、フライホイール回路のトランジスタのエミッタ
・ベース間電圧が小さく抑えられることになる。
【0015】請求項4の発明においては請求項1にかか
る作用とともに、電源投入時にはスイッチング回路のス
イッチング素子が一定時間オン状態となって交流電源の
電圧が換気扇モータに印加されることになるので、始動
トルクが不足するような設定風量の小さい時でも換気扇
モータを確実に始動させることができるようになる。
【0016】
【実施例】実施例1.この発明の一実施例を示す換気扇
制御装置の回路構成図である図1において、商用電源で
ある交流電源1に直列に負荷である換気扇モータ2と正
負両方向のスイッチングを行なうスイッチング回路が接
続されている。スイッチング回路はブリッジ接続された
ダイオード3,4,5,6とスイッチング素子としての
MOSFET7とにより構成されている。スイッチング
回路の接続された電源端子b側におけるスイッチング回
路の両端には、サージ吸収素子8が接続されている。換
気扇モータ2の両端端子c,d間にはフライホイール回
路が設けられている。フライホイール回路は、PNPト
ランジスタ9とNPNトランジスタ10と、これらのP
NPトランジスタ9とNPNトランジスタ10のコレク
タ・エミッタ間に挿入されたダイオード11,12と、
各コレクタに直列に接続された保護用ダイオード13,
14並びにPNPトランジスタ9とNPNトランジスタ
10の各ベースに接続されたベース電流供給用の抵抗1
5とにより構成されている。
【0017】交流電源1の電源端子a,bに接続された
電源線のうち、スイッチング回路が接続されていない方
の電源端子a側の電源線から、整流ダイオード16、抵
抗17、トランジスタ18、平滑用の電解コンデンサ1
9、ダイオード6を介して電源端子bに接続する直流電
源回路が形成されている。トランジスタ18のベースに
は電源電圧を決めるための定電圧ダイオード20と定電
圧ダイオード20を安定させる安定用抵抗21が接続さ
れている。この直流電源回路により生成される直流電源
によりスイッチング素子であるMOSFET7を動作さ
せる制御回路22が動作されるようになっている。制御
回路22はMOSFET7のゲートにパルス信号を供給
し、MOSFET7にスイッチング動作をさせる。
【0018】上記構成の換気扇制御装置では、制御回路
22を動作させる直流電源がスイッチング回路が接続さ
れていない方の電源端子a側の電源線から、整流ダイオ
ード16等による直流電源回路により生成され、トラン
スを含まないので回路面積が小さくなり、図2や図3に
よって示すように換気扇本体23に一体的に組み込むこ
とができる。図2はダクト用換気扇への適用例で制御装
置を構成した回路基板24は換気扇本体23内に組込ま
れている。また図3はプロペラタイプの換気扇への適用
例で、制御装置を構成した回路基板24は換気扇モータ
2を支える取付足の基部に取付けられたケース25内に
格納されている。即ち、狭隘なスペースに制御装置を組
付けることができるので、換気扇本体23と別体の構成
を採る必要がなくなり、設置工事も換気扇本体23だけ
の取扱いと取付けで済むので簡単になり、配線工事も平
易で施工性が向上する。
【0019】雷サージが電源線を伝播してきた場合に、
一般的には換気扇モータ2は設置時に接地されるため、
雷サージは換気扇モータ2を介して大地に抜けていくこ
とになるが、スイッチング回路が接続されている側の電
源線に雷サージが伝播した場合にはスイッチング回路の
ダイオード5を介して雷サージがMOSFET7に伝播
しMOSFET7が破損する危険性があるが、この実施
例ではスイッチング回路の両端にサージ吸収素子8が接
続されているため、雷サージはスイッチング回路を迂回
することになりMOSFET7の破損は未然に防止され
る。従って、高所や天井等、作業のし辛い場所に設置さ
れることの多い換気扇に対する面倒な落雷による回路基
板24の交換等を大幅に減少させることができる。
【0020】この換気扇制御装置において、交流電源1
の電源端子b側が正で、電源端子a側が負の時にMOS
FET7がオン状態にあれば、換気扇モータ2の端子
c,dには交流電源電圧が印加され、換気扇モータ2に
は図1に示すI1方向に電流が流れる。MOSFET7
がOFF状態では、電源端子b、抵抗15、NPNトラ
ンジスタ10のベース、エミッタ、換気扇モータ2から
電源端子aの経路で電流が流れ、NPNトランジスタ1
0はオンできる状態にある。MOSFET7がオフした
ときは換気扇モータ2の端子dに対して端子cの方が電
位が高くなるので、NPNトランジスタ10がオンして
換気扇モータ2の電流I1を保護用ダイオード14、N
PNトランジスタ10に流し続けることにより逆起電圧
の発生が抑止される。スイッチング回路のMOSFET
7がオンしたときには、換気扇モータ2の端子cに対し
て端子dに高い電圧が急に印加されるので、保護用ダイ
オード14の容量を通して過渡的に逆電流が流れ、NP
Nトランジスタ10のコレクタ・エミッタ間には逆バイ
アス電圧が印加されることになるが、この逆バイアス電
圧はコレクタ・エミッタ間に設けられているダイオード
12により阻止され抑制される。
【0021】また、交流電源1の電源端子b側が負で、
電源端子a側が正の時は、PNPトランジスタ9がオン
できる状態になり、MOSFET7がオンしたときに
は、換気扇モータ2には図1に示すI2方向に電流が流
れる。MOSFET7がOFFしたときには電流I2を
PNPトランジスタ9、保護用ダイオード13に流し続
けることにより逆起電圧の発生が抑止される。スイッチ
ング回路のMOSFET7がオンしたときには、換気扇
モータ2の端子dに対して端子cに高い電圧が急に印加
されるので、保護用ダイオード13の容量を通して過渡
的に逆電流が流れ、PNPトランジスタ9のコレクタ・
エミッタ間には逆バイアス電圧が印加されることになる
が、この逆バイアス電圧はコレクタ・エミッタ間に設け
られているダイオード11により阻止され抑制される。
【0022】図4はダイオード12が付加されていない
回路で、スイッチング回路のMOSFET7がオンし、
NPNトランジスタ10に逆バイアス電圧が印加された
ときのエミッタ・ベース間電圧を実測した波形を示し、
図5はダイオード12が付加されたこの実施例の回路
で、スイッチング回路のMOSFET7がオンし、NP
Nトランジスタ10に逆バイアス電圧が印加されたとき
のエミッタ・ベース間電圧を実測した波形を示してい
る。いずれも横軸に時間を、縦軸にエミッタ・ベース間
電圧をとっている。前者は、ピークで3.5Vあり、定
常に回復するまでの時間も300nsec程かかってい
る。後者では、ピークで1V程度で、定常に回復するま
での時間も100nsec以下となっていて、エミッタ
・ベース間電圧が良く抑制されていることが現われてい
る。即ち、フライホイール回路のNPNトランジスタ1
0とPNPトランジスタ9のエミッタ・ベース間電圧を
小さく抑えることができるので、NPNトランジスタ1
0とPNPトランジスタ9の寿命が延び換気扇制御装置
の寿命もそれだけ長くなる。
【0023】実施例2.図6はこの発明の他の実施例を
示す換気扇制御装置の一部についての回路構成図であ
る。この実施例も基本的には図1に示した実施例1と同
じであり、その制御回路22に特徴を持つものである。
従って、実施例1と同一部分の説明は、実施例1と同一
符号を使うがそれらの説明は省略する。
【0024】即ち、スイッチング回路のMOSFET7
のゲートに加えるパルス信号を生成する制御回路22
は、図6に示すように比較器26と抵抗27,28,2
9,30,31とコンデンサ32による発振回路を備え
ている。比較器26の出力は抵抗入りトランジスタ33
と抵抗34で反転され、出力段の比較器35に入力され
る。発振回路は図7で示すように一定周波数でHi(電
源36の電圧)かLow(グランド37)のどちらかを
出力する。比較器26の出力がHiになると、コンデン
サ38に蓄えられていた電荷が抵抗入りトランジスタ3
3を通じて瞬時に放電される。比較器26の出力がLo
wになると、抵抗39を通じてコンデンサ38が充電さ
れる。これが図6のBで示す比較器35の反転入力端子
電圧となる。
【0025】比較器35の非反転入力端子には、抵抗4
0,41、可変抵抗42により定まる基準電圧Vref
が入力される。また比較器35の非反転入力端子には電
源36の間に電解コンデンサ43が接続されている。比
較器35の出力は、図6のCで示すように基準電圧Vr
efより反転入力端子電圧が低ければHiであり、基準
電圧Vrefより反転入力端子電圧が高くなるとLow
の状態になる。基準電圧Vrefは可変抵抗42により
可変することができ、これにより比較器35の出力のH
i状態の時間が可変となる。比較器35の出力はMOS
FET7のゲートにパルス信号として加えられる。
【0026】電解コンデンサ43は、電源投入時には電
荷が蓄えられていない。従って、比較器35の非反転入
力端子の基準電圧Vrefは電源36の電圧の大きさに
なり、その後抵抗40,41、可変抵抗42で定まる電
圧に近づくことになる。即ち、図8に示すように電源投
入時からある一定時間は比較器35の非反転入力端子電
圧である基準電圧Vrefは反転入力端子電圧よりも大
きく、その出力はHi状態でMOSFET7はオン状態
が続き、換気扇モータ2には交流電源1の電圧が印加さ
れ確実な始動が行なわれる。一定時間が経過すると、基
準電圧Vrefは反転入力端子電圧よりも低くなる状態
ができ、MOSFET7のゲートにはパルス信号が加え
られMOSFET7がスイッチング動作を行なうように
なる。そして最終的には抵抗40,41、可変抵抗42
で定まる基準電圧Vrefと反転入力端子電圧との差で
決まるパルス幅でスイッチング動作が行なわれる。つま
り、パルス幅の電圧に応じた回転数で換気扇モータ2が
回転し、設定風量での換気運転が実行される。これによ
り低風量換気の設定では始動トルク不足で起動できない
ような不都合はなくなり、風切り音の少ない就寝時や清
粛環境で好都合な低風量換気も始動に関する問題を含む
ことなく実現できる。
【0027】電解コンデンサ43は上述のように、電源
投入時からある一定時間は比較器35の出力をHi状態
にする働きをするが、電源36からのノイズを吸収する
ので比較器35の非反転入力端子電圧の直流レベルを安
定させる働きもする。これにより比較器35の出力も安
定になり、可聴周波数以上(例えば20kHz以上)の
安定したスイッチング動作をさせることもでき、結果的
に換気扇モータ2の磁気音を無くすることもでき、低騒
音の換気運転が可能になる。
【0028】
【発明の効果】以上実施例による説明からも明らかなよ
うに請求項1の発明によれば、交流電源に直列に接続さ
れたスイッチング回路の挿入されていない方の電源線側
から、整流素子を介して生成される直流電源により制御
回路が動作し、スイッチング回路がスイッチング動作す
ることになり、制御回路に必要な直流電源をトランスな
しに得ることができるので、回路が小面積に構成でき換
気扇本体への一体的な組込みが可能になり、制御装置を
含む換気扇をコンパクトにでき、施工性が向上する。
【0029】請求項2の発明によれば請求項1にかかる
効果とともに、雷サージが電源線から伝播してきても、
スイッチング回路の両端に設けたサージ吸収素子により
バイパスされるので、面倒な落雷による回路基板の交換
等を大幅に減少させることができる。
【0030】請求項3の発明によれば請求項1にかかる
効果とともに、スイッチング回路のスイッチング素子が
オンしたときにフライホイール回路のトランジスタに印
加される逆バイアス電圧が保護用ダイオードにより阻止
され、フライホイール回路のトランジスタのエミッタ・
ベース間電圧が小さく抑えられるので、フライホイール
回路の寿命が延び換気扇制御装置の寿命もそれだけ長く
することが可能になる。
【0031】請求項4の発明によれば請求項1にかかる
効果とともに、電源投入時にはスイッチング回路のスイ
ッチング素子が一定時間オン状態となって交流電源の電
圧が換気扇モータに印加されることになるので、始動ト
ルクが不足するような設定風量の小さい時でも換気扇モ
ータを確実に始動させることができ、低風量換気も始動
に関する問題を含むことなく実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す換気扇制御装置の回
路構成図である。
【図2】この発明の適用例を示す換気扇の斜視図であ
る。
【図3】この発明の他の適用例を示す換気扇の斜視図で
ある。
【図4】ダイオードが付加されていない回路での逆バイ
アス電圧印加時のエミッタ・ベース間電圧の波形を示し
た説明図である。
【図5】この発明の一実施例の制御装置におけるフライ
ホイール回路での逆バイアス電圧印加時のエミッタ・ベ
ース間電圧の波形を示した説明図である。
【図6】この発明の他の実施例を示す制御回路の回路構
成図である。
【図7】図6の各部の波形を示す説明図である。
【図8】図6の制御回路の機能を示す説明図である。
【図9】従来の換気扇制御装置を換気扇とともに示した
斜視図である。
【図10】従来の換気扇制御装置の回路構成図である。
【図11】従来の換気扇制御装置の機能を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 交流電源 2 換気扇モータ 7 MOSFET 8 サージ吸収素子 9 PNPトランジスタ 10 NPNトランジスタ 11 ダイオード 12 ダイオード 13 保護用ダイオード 14 保護用ダイオード 16 整流ダイオード 19 電解コンデンサ 22 制御回路 23 換気扇本体 26 比較器 35 比較器 42 可変抵抗 43 電解コンデンサ
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】即ち、スイッチング回路のMOSFET7
のゲートに加えるパルス信号を生成する制御回路22
は、図6に示すように比較器26と抵抗27,28,2
9,30,31とコンデンサ32による発振回路を備え
ている。比較器26の出力は抵抗入りトランジスタ33
と抵抗34で反転され、出力段の比較器35に入力され
る。発振回路は図7で示すように一定周波数でHi(電
源36の電圧)かLow(グランド37)のどちらかを
出力する。比較器26の出力がHiになると、コンデン
サ38に蓄えられていた電荷が抵抗入りトランジスタ3
3を通じて瞬時に放電される。比較器26の出力がLo
wになると、抵抗39を通じてコンデンサ38が充電さ
れる。これが図のBで示す比較器35の反転入力端子
電圧となる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】比較器35の非反転入力端子には、抵抗4
0,41、可変抵抗42により定まる基準電圧Vref
が入力される。また比較器35の非反転入力端子には電
源36の間に電解コンデンサ43が接続されている。比
較器35の出力は、図のCで示すように基準電圧Vr
efより反転入力端子電圧が低ければHiであり、基準
電圧Vrefより反転入力端子電圧が高くなるとLow
の状態になる。基準電圧Vrefは可変抵抗42により
可変することができ、これにより比較器35の出力のH
i状態の時間が可変となる。比較器35の出力はMOS
FET7のゲートにパルス信号として加えられる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源周波数よりも高い周波数で正負両方
    のスイッチングを行なうように電源と換気扇モータとの
    間に直列接続されたスイッチング回路と、正負両方のフ
    ライホイーリングを行なうように上記換気扇モータの端
    子間に並列接続された正負両方のフライホイール素子を
    有するフライホイール回路と、前記スイッチング回路を
    動作させる制御回路とを備え、前記スイッチング回路を
    動作させる制御回路の電源を、前記スイッチング回路の
    挿入されていない電源線側から整流素子を介して供給す
    るようにしたことを特徴とする換気扇制御装置。
  2. 【請求項2】 スイッチング回路の両端にサージ吸収素
    子を付加したことを特徴とする請求項1に記載の換気扇
    制御装置。
  3. 【請求項3】 フライホイール回路のトランジスタのコ
    レクタ・エミッタ間に該トランジスタへの逆バイアス電
    圧を阻止する保護用のダイオードを付加したことを特徴
    とする請求項1に記載の換気扇制御装置。
  4. 【請求項4】 電源投入時に、スイッチング回路のスイ
    ッチングを一定時間オン状態に制御回路により制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の換気扇制御装置。
JP5209639A 1993-08-24 1993-08-24 換気扇制御装置 Pending JPH0767337A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009278769A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 Nagoya Institute Of Technology 永久磁石形同期電動機の駆動装置
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