JPH0767332A - スイッチング電源のスナバ回路 - Google Patents
スイッチング電源のスナバ回路Info
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- JPH0767332A JPH0767332A JP5271077A JP27107793A JPH0767332A JP H0767332 A JPH0767332 A JP H0767332A JP 5271077 A JP5271077 A JP 5271077A JP 27107793 A JP27107793 A JP 27107793A JP H0767332 A JPH0767332 A JP H0767332A
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- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K17/00—Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
- H03K17/08—Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage
- H03K17/081—Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage without feedback from the output circuit to the control circuit
- H03K17/0814—Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage without feedback from the output circuit to the control circuit by measures taken in the output circuit
- H03K17/08146—Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage without feedback from the output circuit to the control circuit by measures taken in the output circuit in bipolar transistor switches
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- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02M—APPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
- H02M3/00—Conversion of dc power input into dc power output
- H02M3/22—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac
- H02M3/24—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters
- H02M3/28—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac
- H02M3/325—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal
- H02M3/335—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only
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Abstract
(57)【要約】
【目的】スイッチング手段におけるターンオンおよびタ
ーンオフ損失を低減するとともに、スナバ回路内の電力
損失をなくしてスイッチング周波数を高めることができ
るようにする。 【構成】直流電源1に変圧器7の一次コイル7aととも
に、直列接続されたトランジスタ2,3を周期的に開閉
することにより、変圧器7の二次コイル7b側に整流さ
れた所定の直流出力を得るスイッチング電源であって、
トランジスタ2および3にそれぞれコンデンサ15,1
6とダイオード13,14からなり、そのコンデンサ1
5,16が直流電源1の端子側に接続されたスナバ回路
を設け、このスナバ回路のコンデンサ15,16とダイ
オード13,14の接続点間にダイオード17,変圧器
7の補助コイル7c,スナバリアクトル18の直列回路
を挿入し、トランジスタ2,3のオフ動作により一次コ
イル7aに発生する逆起電力をコンデンサ15,16に
蓄積し、そのトランジスタ2,3のオフ動作期間中およ
びオン動作時にコンデンサ15,16を放電させて、そ
の中に蓄積されたエネルギーを電源1に回生させる。
ーンオフ損失を低減するとともに、スナバ回路内の電力
損失をなくしてスイッチング周波数を高めることができ
るようにする。 【構成】直流電源1に変圧器7の一次コイル7aととも
に、直列接続されたトランジスタ2,3を周期的に開閉
することにより、変圧器7の二次コイル7b側に整流さ
れた所定の直流出力を得るスイッチング電源であって、
トランジスタ2および3にそれぞれコンデンサ15,1
6とダイオード13,14からなり、そのコンデンサ1
5,16が直流電源1の端子側に接続されたスナバ回路
を設け、このスナバ回路のコンデンサ15,16とダイ
オード13,14の接続点間にダイオード17,変圧器
7の補助コイル7c,スナバリアクトル18の直列回路
を挿入し、トランジスタ2,3のオフ動作により一次コ
イル7aに発生する逆起電力をコンデンサ15,16に
蓄積し、そのトランジスタ2,3のオフ動作期間中およ
びオン動作時にコンデンサ15,16を放電させて、そ
の中に蓄積されたエネルギーを電源1に回生させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば2石フォワード
方式あるいは2石フライバック方式のスイッチング電源
において、変圧器等の誘導性負荷をトランジスタ等のス
イッチング手段により周期的に開閉する際に、誘導性負
荷からスイッチング手段のオフ動作時に発生する逆起電
力を吸収するためのスナバ回路に関する。
方式あるいは2石フライバック方式のスイッチング電源
において、変圧器等の誘導性負荷をトランジスタ等のス
イッチング手段により周期的に開閉する際に、誘導性負
荷からスイッチング手段のオフ動作時に発生する逆起電
力を吸収するためのスナバ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】2石フォワード方式あるいは2石フライ
バック方式のスイッチング電源においては、直流電源の
特定の電圧値から所望の電圧値をもつ整流された直流出
力を得るために回路内に変圧器が設けられ、その一次コ
イル出力電圧を一定とするようなデューティ比で2個の
スイッチング手段によって周期的に開閉制御される。し
かし、スイッチング手段としての最近のトランジスタの
オフ動作時間は0.1μs程度と非常に短いので、変圧
器がトランジスタのオフ動作によって開操作されたと
き、非常に波頭峻度の高い逆起電力が誘導性負荷から発
生され、この過電圧によってトランジスタが損傷を受け
るおそれがあるので、スナバ回路を組み込んで逆起電力
を吸収してやらなければならない。かかるスナバ回路を
組み込んだ従来装置を図7に示す。
バック方式のスイッチング電源においては、直流電源の
特定の電圧値から所望の電圧値をもつ整流された直流出
力を得るために回路内に変圧器が設けられ、その一次コ
イル出力電圧を一定とするようなデューティ比で2個の
スイッチング手段によって周期的に開閉制御される。し
かし、スイッチング手段としての最近のトランジスタの
オフ動作時間は0.1μs程度と非常に短いので、変圧
器がトランジスタのオフ動作によって開操作されたと
き、非常に波頭峻度の高い逆起電力が誘導性負荷から発
生され、この過電圧によってトランジスタが損傷を受け
るおそれがあるので、スナバ回路を組み込んで逆起電力
を吸収してやらなければならない。かかるスナバ回路を
組み込んだ従来装置を図7に示す。
【0003】図7は、スイッチング手段として2個のト
ランジスタ2,3(図では単極スイッチで示す)を備え
た2石フォワード方式のスイッチング電源回路を示す。
図7において、直流電源1のもつ電圧Viから所望の直
流出力電圧Voがこのスイッチング電源によって作られ
る。電圧変換用の変圧器7の一次コイル7aは、電源1
から2個のトランジスタ2,3を介して給電されてお
り、これらのトランジスタは出力電圧Voの値に応じて
所定のデューティ比で同時に開閉操作される。変圧器7
の一次コイル7aと同相の二次コイル7bに接続される
出力回路は、二次コイル7bからの交流電圧を整流する
ダイオード8,フライホイーリング用のダイオード9,
平滑用のリアクトル10および大容量の平滑コンデンサ
11とからなる。
ランジスタ2,3(図では単極スイッチで示す)を備え
た2石フォワード方式のスイッチング電源回路を示す。
図7において、直流電源1のもつ電圧Viから所望の直
流出力電圧Voがこのスイッチング電源によって作られ
る。電圧変換用の変圧器7の一次コイル7aは、電源1
から2個のトランジスタ2,3を介して給電されてお
り、これらのトランジスタは出力電圧Voの値に応じて
所定のデューティ比で同時に開閉操作される。変圧器7
の一次コイル7aと同相の二次コイル7bに接続される
出力回路は、二次コイル7bからの交流電圧を整流する
ダイオード8,フライホイーリング用のダイオード9,
平滑用のリアクトル10および大容量の平滑コンデンサ
11とからなる。
【0004】変圧器7の一次コイル7a側には、トラン
ジスタ2,3のオフ動作時の逆起電力の吸収と電源への
回生を兼ねたダイオード4,5が、一次コイル7aの両
端と電源1の両端との間に図示のようにたすき掛け状に
接続されている。これらのダイオード4,5は、一次コ
イル7aに電源電圧Viを超える逆起電力が発生したと
き両ダイオード4,5を導通して、電源電圧以上の逆起
電力を電源に回生する形で逆起電力を吸収する。しか
し、これらのダイオード4,5の動作には0.5μs程
度のいわゆる順回復時間が必要で、それらに掛かる電圧
が逆方向から順方向に変わってもこの時間後にしか導通
しないから、トランジスタ2,3の0.1μs程度のご
く短い時間後に立ち上がる一次コイル7aからの逆起電
力を直ちに吸収することができない。このため、コンデ
ンサ61と抵抗62からなるスナバ回路6が一次コイル
7aに並列で、かつトランジスタ2,3の間に直列に挿
入されている。トランジスタ2,3のオフ動作の直後
に、一次コイル7aから発生する逆起電力の峻度や波高
値が高くとも、コンデンサ61の容量を大きく、そして
抵抗62の値を小さく選定することにより、逆起電力を
このスナバ回路6に吸収してトランジスタ2,3を損傷
や破壊から守るとともに、逆起電力の高い波頭峻度に基
づく外部回路に与えるノイズを抑制することができる。
ジスタ2,3のオフ動作時の逆起電力の吸収と電源への
回生を兼ねたダイオード4,5が、一次コイル7aの両
端と電源1の両端との間に図示のようにたすき掛け状に
接続されている。これらのダイオード4,5は、一次コ
イル7aに電源電圧Viを超える逆起電力が発生したと
き両ダイオード4,5を導通して、電源電圧以上の逆起
電力を電源に回生する形で逆起電力を吸収する。しか
し、これらのダイオード4,5の動作には0.5μs程
度のいわゆる順回復時間が必要で、それらに掛かる電圧
が逆方向から順方向に変わってもこの時間後にしか導通
しないから、トランジスタ2,3の0.1μs程度のご
く短い時間後に立ち上がる一次コイル7aからの逆起電
力を直ちに吸収することができない。このため、コンデ
ンサ61と抵抗62からなるスナバ回路6が一次コイル
7aに並列で、かつトランジスタ2,3の間に直列に挿
入されている。トランジスタ2,3のオフ動作の直後
に、一次コイル7aから発生する逆起電力の峻度や波高
値が高くとも、コンデンサ61の容量を大きく、そして
抵抗62の値を小さく選定することにより、逆起電力を
このスナバ回路6に吸収してトランジスタ2,3を損傷
や破壊から守るとともに、逆起電力の高い波頭峻度に基
づく外部回路に与えるノイズを抑制することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが図7に示すス
ナバ回路には、トランジスタのオフ動作時だけでなくオ
ン動作時にも電流が流れてしまい、トランジスタのター
ンオン損失が発生してしまう。すなわち、図7において
トランジスタ2,3が同時にオン動作したとき、電源1
からトランジスタ2,コンデンサ61,抵抗62および
トランジスタ3の経路が形成され、抵抗62によっての
み制限される大電流が過渡的に流れ、トランジスタ2,
3にターンオン損失が発生する。この過渡電流はスナバ
回路6のコンデンサ61に対する充電電流であり、コン
デンサ61の容量を小さくして抵抗62の抵抗値を大き
くすれば減少するが、スナバ回路6の逆起電力の吸収能
力と相反するものであるので、この過渡電流値を小さく
するには限度がある。
ナバ回路には、トランジスタのオフ動作時だけでなくオ
ン動作時にも電流が流れてしまい、トランジスタのター
ンオン損失が発生してしまう。すなわち、図7において
トランジスタ2,3が同時にオン動作したとき、電源1
からトランジスタ2,コンデンサ61,抵抗62および
トランジスタ3の経路が形成され、抵抗62によっての
み制限される大電流が過渡的に流れ、トランジスタ2,
3にターンオン損失が発生する。この過渡電流はスナバ
回路6のコンデンサ61に対する充電電流であり、コン
デンサ61の容量を小さくして抵抗62の抵抗値を大き
くすれば減少するが、スナバ回路6の逆起電力の吸収能
力と相反するものであるので、この過渡電流値を小さく
するには限度がある。
【0006】一方、トランジスタ2,3がオフ動作した
とき、一次コイル7aに発生した逆起電力がスナバ回路
6により吸収されるが、この際一次コイル7aの漏れイ
ンダクタンスや配線のインダクタンスのエネルギーはコ
ンデンサ61を充電する形で蓄積され、コンデンサ61
に蓄積されたエネルギーはトランジスタ2,3のオフ動
作期間内に抵抗62で消費される。このように、抵抗6
2はコンデンサ61の充放電動作に伴ってコンデンサ6
1に蓄積されるエネルギーを消費する役目を果たさねば
ならず、コンデンサ61の一回の充放電あたりに消費す
べくエネルギーはコンデンサ61の容量に比例し、充電
電圧の二乗に比例する。スナバ回路としての性能を向上
するにはコンデンサ61の容量を大きくしなければなら
ず、抵抗62で消費すべきエネルギー値がかなり高くな
る。さらに、前記トランジスタ2,3に生じるターンオ
ン損失および抵抗62に生じる電力損失は、トランジス
タ2,3の開閉動作の周波数に比例して増加することか
ら、トランジスタ2,3のスイッチング周波数を上げて
回路の性能を上げようとすると両損失が増えてしまい、
抵抗62の温度上昇を招くことからスイッチング周波数
を上げることができないという欠点を有している。
とき、一次コイル7aに発生した逆起電力がスナバ回路
6により吸収されるが、この際一次コイル7aの漏れイ
ンダクタンスや配線のインダクタンスのエネルギーはコ
ンデンサ61を充電する形で蓄積され、コンデンサ61
に蓄積されたエネルギーはトランジスタ2,3のオフ動
作期間内に抵抗62で消費される。このように、抵抗6
2はコンデンサ61の充放電動作に伴ってコンデンサ6
1に蓄積されるエネルギーを消費する役目を果たさねば
ならず、コンデンサ61の一回の充放電あたりに消費す
べくエネルギーはコンデンサ61の容量に比例し、充電
電圧の二乗に比例する。スナバ回路としての性能を向上
するにはコンデンサ61の容量を大きくしなければなら
ず、抵抗62で消費すべきエネルギー値がかなり高くな
る。さらに、前記トランジスタ2,3に生じるターンオ
ン損失および抵抗62に生じる電力損失は、トランジス
タ2,3の開閉動作の周波数に比例して増加することか
ら、トランジスタ2,3のスイッチング周波数を上げて
回路の性能を上げようとすると両損失が増えてしまい、
抵抗62の温度上昇を招くことからスイッチング周波数
を上げることができないという欠点を有している。
【0007】そこで、本発明の目的は、前述した従来装
置の欠点を除去し、スイッチング手段におけるターンオ
ンおよびターンオフ損失をなくして、スイッチング周波
数を高くすることが可能なスイッチング電源のスナバ回
路を提供することにある。
置の欠点を除去し、スイッチング手段におけるターンオ
ンおよびターンオフ損失をなくして、スイッチング周波
数を高くすることが可能なスイッチング電源のスナバ回
路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため本発明は、直流電源から給電される2個のスイッチ
ング手段により、周期的に開閉される誘導性負荷から整
流された直流電源を得るスイッチング電源であって、前
記スイッチング手段のオフ動作時に発生する逆起電力を
吸収するスナバ回路において、前記2個のスイッチング
手段にそれぞれ並列に接続されたコンデンサとダイオー
ドからなり、前記各々のコンデンサが直流電源端子側に
接続したスナバ回路、およびそれぞれのスナバ回路のコ
ンデンサとダイオードとの接続点間に接続され、誘導性
負荷に電磁結合されてスイッチング手段のオン期間内に
スナバ回路のコンデンサの充電電圧に対する相加的な電
圧を発生する手段と、前記スイッチング手段のオフ期間
中に流れる電流を阻止する極性に挿入されるダイオード
との直列回路を設ける。あるいは、前記2個のスイッチ
ング手段にそれぞれ並列に接続されたコンデンサとダイ
オードからなり、前記各々のコンデンサが直流電源端子
側に接続されたスナバ回路、およびそれぞれのスナバ回
路のコンデンサとダイオードとの接続点間に接続された
スナバリアクトルと、前記2個のスイッチング手段と同
じ開閉動作をする開閉素子との直列回路を設ける。
ため本発明は、直流電源から給電される2個のスイッチ
ング手段により、周期的に開閉される誘導性負荷から整
流された直流電源を得るスイッチング電源であって、前
記スイッチング手段のオフ動作時に発生する逆起電力を
吸収するスナバ回路において、前記2個のスイッチング
手段にそれぞれ並列に接続されたコンデンサとダイオー
ドからなり、前記各々のコンデンサが直流電源端子側に
接続したスナバ回路、およびそれぞれのスナバ回路のコ
ンデンサとダイオードとの接続点間に接続され、誘導性
負荷に電磁結合されてスイッチング手段のオン期間内に
スナバ回路のコンデンサの充電電圧に対する相加的な電
圧を発生する手段と、前記スイッチング手段のオフ期間
中に流れる電流を阻止する極性に挿入されるダイオード
との直列回路を設ける。あるいは、前記2個のスイッチ
ング手段にそれぞれ並列に接続されたコンデンサとダイ
オードからなり、前記各々のコンデンサが直流電源端子
側に接続されたスナバ回路、およびそれぞれのスナバ回
路のコンデンサとダイオードとの接続点間に接続された
スナバリアクトルと、前記2個のスイッチング手段と同
じ開閉動作をする開閉素子との直列回路を設ける。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明において、スイッチング手
段に並列に接続されたスナバ回路には、誘導性負荷の発
生する逆起電力を吸収してエネルギーが蓄積されている
ので、スイッチング手段がオン動作したときにはスナバ
回路に電流は流れず、そのコンデンサも充電されること
がないことから、スイッチング手段のオン動作時には誘
導性負荷がとる電流がスイッチング手段に流れるだけ
で、従来のようにスナバ回路のコンデンサを充電するた
めの過渡的な電流がスイッチング手段に流れることがな
く、スイッチング手段のターンオン損失を従来より減少
させることができる。また、スイッチング手段がオフ動
作したとき、このスナバ回路は導通して誘導性負荷が発
生する逆起電力を吸収し、漏れインダクタンスや配線イ
ンダクタンスのエネルギーを充電電圧の形でコンデンサ
内に蓄積し、スイッチング手段のオフ動作期間内にも2
個のコンデンサの電圧が電源電圧になるまで放電されて
回生されるとともに、コンデンサに蓄積された電源電圧
に相当するエネルギーは次のスイッチング手段のオン動
作期間に入ったときに放電されて回生される。電源にエ
ネルギーを回生するには、このスナバ回路内の起電力を
電源電圧よりも高くすることが必要であり、コンデンサ
の充電電圧に加えてスイッチング手段のオン期間内に、
コンデンサの充電電圧に対して相加的な方向の電圧を発
生する電圧発生手段を設け、この電圧発生手段の電圧は
コンデンサの充電電圧と合わせて電源電圧よりも高くな
るように選定されるので、コンデンサはスイッチング手
段のオン期間内に放電され、その中に蓄積されていたエ
ネルギーが電源に回生される。
段に並列に接続されたスナバ回路には、誘導性負荷の発
生する逆起電力を吸収してエネルギーが蓄積されている
ので、スイッチング手段がオン動作したときにはスナバ
回路に電流は流れず、そのコンデンサも充電されること
がないことから、スイッチング手段のオン動作時には誘
導性負荷がとる電流がスイッチング手段に流れるだけ
で、従来のようにスナバ回路のコンデンサを充電するた
めの過渡的な電流がスイッチング手段に流れることがな
く、スイッチング手段のターンオン損失を従来より減少
させることができる。また、スイッチング手段がオフ動
作したとき、このスナバ回路は導通して誘導性負荷が発
生する逆起電力を吸収し、漏れインダクタンスや配線イ
ンダクタンスのエネルギーを充電電圧の形でコンデンサ
内に蓄積し、スイッチング手段のオフ動作期間内にも2
個のコンデンサの電圧が電源電圧になるまで放電されて
回生されるとともに、コンデンサに蓄積された電源電圧
に相当するエネルギーは次のスイッチング手段のオン動
作期間に入ったときに放電されて回生される。電源にエ
ネルギーを回生するには、このスナバ回路内の起電力を
電源電圧よりも高くすることが必要であり、コンデンサ
の充電電圧に加えてスイッチング手段のオン期間内に、
コンデンサの充電電圧に対して相加的な方向の電圧を発
生する電圧発生手段を設け、この電圧発生手段の電圧は
コンデンサの充電電圧と合わせて電源電圧よりも高くな
るように選定されるので、コンデンサはスイッチング手
段のオン期間内に放電され、その中に蓄積されていたエ
ネルギーが電源に回生される。
【0010】また、請求項2記載の発明においては、ス
イッチング手段がオフ動作したとき、コンデンサ内に充
電電圧の形で蓄積された漏れインダクタンスや配線イン
ダクタンスのエネルギーは、次のスイッチング手段のオ
ン動作期間に入ったときに同じ動作をする開閉素子を通
し放電されて回生される。スイッチング手段がオン動作
のとき、このスナバ回路内の起電力は、各コンデンサが
それぞれ電源電圧にほぼ等しい電圧に充電されており、
これらコンデンサの充電電圧およびこれらコンデンサと
スナバリアクトルとの間の共振電圧によって電源電圧よ
りも高くなるので、コンデンサはスイッチング手段のオ
ン期間内に放電され、その中に蓄積されたエネルギーが
電源に回生される。
イッチング手段がオフ動作したとき、コンデンサ内に充
電電圧の形で蓄積された漏れインダクタンスや配線イン
ダクタンスのエネルギーは、次のスイッチング手段のオ
ン動作期間に入ったときに同じ動作をする開閉素子を通
し放電されて回生される。スイッチング手段がオン動作
のとき、このスナバ回路内の起電力は、各コンデンサが
それぞれ電源電圧にほぼ等しい電圧に充電されており、
これらコンデンサの充電電圧およびこれらコンデンサと
スナバリアクトルとの間の共振電圧によって電源電圧よ
りも高くなるので、コンデンサはスイッチング手段のオ
ン期間内に放電され、その中に蓄積されたエネルギーが
電源に回生される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は本発明の一実施例を示す2フォワ
ード方式のスイッチング電源の回路図であり、図7に示
す従来装置と同一のものには同一の符号を付してその説
明は省略する。図1に示す実施例において図7に示す従
来装置と異なる点は、スイッチング手段としてのトラン
ジスタ2,3には、それぞれコンデンサ15,16とダ
イオード13,14からなるスナバ回路が並列に接続さ
れ、ダイオード13,14はトランジスタ2,3がオフ
動作状態のときに、変圧器7の一次コイル7aに発生し
た逆起電力による電流がコンデンサ15,16に流れる
ような極性に接続され、そして、トランジスタ2,3に
並列に接続されたコンデンサ15,16とダイオード1
3,14との接続点間には、変圧器7の補助コイル7c
とダイオード17、および回生電流のピーク値を抑制す
るスナバリアクトル18の直列回路が接続されている点
である。
細に説明する。図1は本発明の一実施例を示す2フォワ
ード方式のスイッチング電源の回路図であり、図7に示
す従来装置と同一のものには同一の符号を付してその説
明は省略する。図1に示す実施例において図7に示す従
来装置と異なる点は、スイッチング手段としてのトラン
ジスタ2,3には、それぞれコンデンサ15,16とダ
イオード13,14からなるスナバ回路が並列に接続さ
れ、ダイオード13,14はトランジスタ2,3がオフ
動作状態のときに、変圧器7の一次コイル7aに発生し
た逆起電力による電流がコンデンサ15,16に流れる
ような極性に接続され、そして、トランジスタ2,3に
並列に接続されたコンデンサ15,16とダイオード1
3,14との接続点間には、変圧器7の補助コイル7c
とダイオード17、および回生電流のピーク値を抑制す
るスナバリアクトル18の直列回路が接続されている点
である。
【0012】図1に示す本発明の実施例の動作を図2に
示す主要部の波形図を参照しながら説明する。スイッチ
ング電源に電源1が接続されると、トランジスタ2,3
がオフ状態であることから、電源1の正極−コンデンサ
15−ダイオード13−一次コイル7a−ダイオード1
4−コンデンサ16−電源1の負極の電流経路により、
コンデンサ15,16に充電電流が流れてコンデンサ1
5,16が充電される。
示す主要部の波形図を参照しながら説明する。スイッチ
ング電源に電源1が接続されると、トランジスタ2,3
がオフ状態であることから、電源1の正極−コンデンサ
15−ダイオード13−一次コイル7a−ダイオード1
4−コンデンサ16−電源1の負極の電流経路により、
コンデンサ15,16に充電電流が流れてコンデンサ1
5,16が充電される。
【0013】図2(a)に示すように、時点t1でトラ
ンジスタ2,3へのオン指令が出力されてトランジスタ
2,3がオン動作するとき、スナバ回路のコンデンサ1
5,16は既に充電されていることから、スナバ回路に
は電流が流れず、これによってトランジスタ2,3のタ
ーンオン損失が軽減される。トランジスタ2,3を介し
て変圧器7に流れる電流Il、およびコンデンサ15,
16に流れる電流を図2(b),(c)に示し、図2
(c)では両コンデンサ15,16を代表してコンデン
サ15に流れる電流Icを示している。。トランジスタ
2,3がオン動作して一次コイル7aに電流が流れ始め
る時点に対応して、コンデンサ15には充電電流と逆方
向に回生電流が流れ(コンデンサ16はダイオード17
−補助コイル7c−スナバリアクトル18を介して回生
電流が流れる)、これによってコンデンサ15,16は
放電されてコンデンサ15,16に蓄積されていたエネ
ルギーが電源1に回生される。
ンジスタ2,3へのオン指令が出力されてトランジスタ
2,3がオン動作するとき、スナバ回路のコンデンサ1
5,16は既に充電されていることから、スナバ回路に
は電流が流れず、これによってトランジスタ2,3のタ
ーンオン損失が軽減される。トランジスタ2,3を介し
て変圧器7に流れる電流Il、およびコンデンサ15,
16に流れる電流を図2(b),(c)に示し、図2
(c)では両コンデンサ15,16を代表してコンデン
サ15に流れる電流Icを示している。。トランジスタ
2,3がオン動作して一次コイル7aに電流が流れ始め
る時点に対応して、コンデンサ15には充電電流と逆方
向に回生電流が流れ(コンデンサ16はダイオード17
−補助コイル7c−スナバリアクトル18を介して回生
電流が流れる)、これによってコンデンサ15,16は
放電されてコンデンサ15,16に蓄積されていたエネ
ルギーが電源1に回生される。
【0014】図2(a)の時点t2において、トランジ
スタ2,3の指令がオンからオフとなると、トランジス
タ2,3がオフ動作して変圧器7の一次コイル7aに流
れる電流Ilが図2(b)に示すように急速に遮断され
る。これによって、一次コイル7aに逆起電力が発生
し、両ダイオード13,14が直ちに導通し、コンデン
サ15−ダイオード13−一次コイル7a−ダイオード
14−コンデンサ16の電流経路によって、コンデンサ
15,16に充電電流が図2(c)に示すように流れて
コンデンサ15,16が充電される。このコンデンサ1
5,16の充電によって、一次コイル7aの漏れインダ
クタンスや配線インダクタンスが持っていたエネルギー
は、コンデンサ15,16に移されて充電電圧の形で蓄
積される。コンデンサ15,16の充電電圧は、ダイオ
ード13,14に対して逆耐圧方向にかかるので、コン
デンサ15,16はトランジスタ2,3のオフ動作期間
を通じて放電されず、コンデンサ15,16は吸収した
エネルギーをそのまま保持する。なお、図1に示す実施
例におけるスナバ回路には図7に示す抵抗62に相当す
るものがないので、逆起電力の吸収時の動作時定数は非
常に小さく、逆起電力は発生後ごく短時間内にコンデン
サ15,16によって吸収される。図2(d)にはトラ
ンジスタ2または3に掛かる電圧Eが示されており、図
からわかるようにそのオフ動作後もそれに掛かる電圧E
(ほぼViに等しい)は急峻に立ち上がることなく、ス
ナバ回路の逆起電力吸収動作が終わった時点に初めて回
路電圧に達し、トランジスタ2,3に掛かる過渡的な過
電圧はほぼ完全に防止される。
スタ2,3の指令がオンからオフとなると、トランジス
タ2,3がオフ動作して変圧器7の一次コイル7aに流
れる電流Ilが図2(b)に示すように急速に遮断され
る。これによって、一次コイル7aに逆起電力が発生
し、両ダイオード13,14が直ちに導通し、コンデン
サ15−ダイオード13−一次コイル7a−ダイオード
14−コンデンサ16の電流経路によって、コンデンサ
15,16に充電電流が図2(c)に示すように流れて
コンデンサ15,16が充電される。このコンデンサ1
5,16の充電によって、一次コイル7aの漏れインダ
クタンスや配線インダクタンスが持っていたエネルギー
は、コンデンサ15,16に移されて充電電圧の形で蓄
積される。コンデンサ15,16の充電電圧は、ダイオ
ード13,14に対して逆耐圧方向にかかるので、コン
デンサ15,16はトランジスタ2,3のオフ動作期間
を通じて放電されず、コンデンサ15,16は吸収した
エネルギーをそのまま保持する。なお、図1に示す実施
例におけるスナバ回路には図7に示す抵抗62に相当す
るものがないので、逆起電力の吸収時の動作時定数は非
常に小さく、逆起電力は発生後ごく短時間内にコンデン
サ15,16によって吸収される。図2(d)にはトラ
ンジスタ2または3に掛かる電圧Eが示されており、図
からわかるようにそのオフ動作後もそれに掛かる電圧E
(ほぼViに等しい)は急峻に立ち上がることなく、ス
ナバ回路の逆起電力吸収動作が終わった時点に初めて回
路電圧に達し、トランジスタ2,3に掛かる過渡的な過
電圧はほぼ完全に防止される。
【0015】図1の実施例における変圧器7の補助コイ
ル7cは変圧器7の一次コイル7aと同相の電圧を発生
し、ダイオード17は電源1からの電流の流入を阻止す
る方向に接続されている。この補助コイル7cはコンデ
ンサ15,16と直列に接続されている。トランジスタ
2,3がオン動作したとき、補助コイル7cにはコンデ
ンサ15,16の充電電圧に相加する方向に電圧が発生
し、両電圧の和が電源電圧Viを超えるように補助コイ
ル7cの発生電圧が選ばれているので、図2(b)に示
すように一次コイル7aに電流が流れ始める時点に対応
して、スナバ回路には図2(c)に示すようにコンデン
サ15,16に対する充電電流とは逆方向に回生電流が
流れ、これによってコンデンサ15,16は放電され、
その中に蓄積されていたエネルギーが電源1に回生され
る。この際、コンデンサ15,16内のエネルギーを完
全に回生しうるよう、実際上は補助コイル7cの発生電
圧に余裕を見て多少高めに選定しておくのが望ましく、
このため一次コイル7a,変圧器7および補助コイル7
cを経て、電源に向けて流れる若干のいわば通過電流が
発生するので、図2(b)に示すように一次コイル7a
の電流Ilにはその流れ始めの時点で小さな過渡電流が
生じることになり、トランジスタ2,3にターンオン損
失が若干発生することになるが、その程度のターンオン
損失は殆ど問題とならない。補助コイル7cに直列に接
続されたスナバリアクトル18は、この過渡電流の立ち
上がりの波頭峻度を緩和する機能を有するものである。
ル7cは変圧器7の一次コイル7aと同相の電圧を発生
し、ダイオード17は電源1からの電流の流入を阻止す
る方向に接続されている。この補助コイル7cはコンデ
ンサ15,16と直列に接続されている。トランジスタ
2,3がオン動作したとき、補助コイル7cにはコンデ
ンサ15,16の充電電圧に相加する方向に電圧が発生
し、両電圧の和が電源電圧Viを超えるように補助コイ
ル7cの発生電圧が選ばれているので、図2(b)に示
すように一次コイル7aに電流が流れ始める時点に対応
して、スナバ回路には図2(c)に示すようにコンデン
サ15,16に対する充電電流とは逆方向に回生電流が
流れ、これによってコンデンサ15,16は放電され、
その中に蓄積されていたエネルギーが電源1に回生され
る。この際、コンデンサ15,16内のエネルギーを完
全に回生しうるよう、実際上は補助コイル7cの発生電
圧に余裕を見て多少高めに選定しておくのが望ましく、
このため一次コイル7a,変圧器7および補助コイル7
cを経て、電源に向けて流れる若干のいわば通過電流が
発生するので、図2(b)に示すように一次コイル7a
の電流Ilにはその流れ始めの時点で小さな過渡電流が
生じることになり、トランジスタ2,3にターンオン損
失が若干発生することになるが、その程度のターンオン
損失は殆ど問題とならない。補助コイル7cに直列に接
続されたスナバリアクトル18は、この過渡電流の立ち
上がりの波頭峻度を緩和する機能を有するものである。
【0016】トランジスタ2,3がオフ動作状態となっ
たとき、変圧器7の補助コイル7cにはコンデンサ1
5,16の充電電圧と逆方向の電圧が発生しており、コ
ンデンサ15,16に蓄積されたエネルギーの電源1へ
の回生は行われないが、図2(d)に示すように、トラ
ンジスタ2,3に掛かる電圧Eが電源電圧Viに立ち上
がった時点で、一次コイル7aに発生する逆起電力が電
源電圧Viよりも高いので、2個のダイオード4,5が
導通し回生が開始され、一次コイル7aに発生する逆起
電力が電源電圧Viにまで下降する時点t3で両ダイオ
ード4,5が非導通になり、両ダイオード4,5による
回生作用が止まる。この時点でコンデンサ15,16に
は電源電圧Viに相当するエネルギーが蓄積されてお
り、コンデンサ15および16の電圧の和は2Viのた
め、コンデンサ16−ダイオード17−補助コイル7c
−スナバリアクトル18−コンデンサ15−電源1の経
路で回生電流が流れ、トランジスタ2,3に掛かる電圧
が電源電圧の1/2Viに落ちると、トランジスタ2,
3が次にオン動作するまでその状態が保たれる。
たとき、変圧器7の補助コイル7cにはコンデンサ1
5,16の充電電圧と逆方向の電圧が発生しており、コ
ンデンサ15,16に蓄積されたエネルギーの電源1へ
の回生は行われないが、図2(d)に示すように、トラ
ンジスタ2,3に掛かる電圧Eが電源電圧Viに立ち上
がった時点で、一次コイル7aに発生する逆起電力が電
源電圧Viよりも高いので、2個のダイオード4,5が
導通し回生が開始され、一次コイル7aに発生する逆起
電力が電源電圧Viにまで下降する時点t3で両ダイオ
ード4,5が非導通になり、両ダイオード4,5による
回生作用が止まる。この時点でコンデンサ15,16に
は電源電圧Viに相当するエネルギーが蓄積されてお
り、コンデンサ15および16の電圧の和は2Viのた
め、コンデンサ16−ダイオード17−補助コイル7c
−スナバリアクトル18−コンデンサ15−電源1の経
路で回生電流が流れ、トランジスタ2,3に掛かる電圧
が電源電圧の1/2Viに落ちると、トランジスタ2,
3が次にオン動作するまでその状態が保たれる。
【0017】図3は本発明の異なる実施例を示す2石フ
ォワード方式のスイッチング電源の回路図であり、図1
に示す実施例と同一のものには同一の符号を付して詳細
な説明は省略する。ところで、図1に示す前述の実施例
では、トランジスタ2,3のオン時に変圧器7の補助コ
イル7cには正極性の電圧が発生するので、この電圧に
よって補助コイル7cからスナバリアクトル18−ダイ
オード13−一次コイル7a−ダイオード14−ダイオ
ード17を通して補助コイル7cに戻る循環電流が流れ
る。このため、トランジスタ2,3のオン時の損失が増
大する問題がある。図3に示す実施例はこの問題点を解
決するもので、この実施例が図1に示す実施例と異なる
点は、変圧器7の補助コイル7cに変えてトランジスタ
2,3と同じオン・オフ動作をする開閉素子としてのト
ランジスタ21が接続されている点てある。
ォワード方式のスイッチング電源の回路図であり、図1
に示す実施例と同一のものには同一の符号を付して詳細
な説明は省略する。ところで、図1に示す前述の実施例
では、トランジスタ2,3のオン時に変圧器7の補助コ
イル7cには正極性の電圧が発生するので、この電圧に
よって補助コイル7cからスナバリアクトル18−ダイ
オード13−一次コイル7a−ダイオード14−ダイオ
ード17を通して補助コイル7cに戻る循環電流が流れ
る。このため、トランジスタ2,3のオン時の損失が増
大する問題がある。図3に示す実施例はこの問題点を解
決するもので、この実施例が図1に示す実施例と異なる
点は、変圧器7の補助コイル7cに変えてトランジスタ
2,3と同じオン・オフ動作をする開閉素子としてのト
ランジスタ21が接続されている点てある。
【0018】図3に示す本発明の実施例の動作を図4に
示す主要部の波形図を参照しながら説明する。スイッチ
ング電源に電源1が接続されると、トランジスタ2,3
がオフ状態であることから、電源1の正極−コンデンサ
15−ダイオード13−一次コイル7a−ダイオード1
4−コンデンサ16−電源1の電流経路により、コンデ
ンサ15,16に充電電流が流れてコンデンサ15,1
6が充電される。
示す主要部の波形図を参照しながら説明する。スイッチ
ング電源に電源1が接続されると、トランジスタ2,3
がオフ状態であることから、電源1の正極−コンデンサ
15−ダイオード13−一次コイル7a−ダイオード1
4−コンデンサ16−電源1の電流経路により、コンデ
ンサ15,16に充電電流が流れてコンデンサ15,1
6が充電される。
【0019】図4(a)に示すように、時点t1でトラ
ンジスタ2,3へのオン指令が出力されてトランジスタ
2,3がオン動作するとき、スナバ回路のコンデンサ1
5,16は既に充電されていることからスナバ回路には
電流が流れず、これによってトランジスタ2,3のター
ンオン損失が軽減される。これまでは図1に示す実施例
と同様である。本実施例では、このときトランジスタ2
1が同時にオンし、以下に説明するが、この時点でコン
デンサ15,16に充電電圧の形で蓄積された漏れイン
ダクタンスや配線インダクタンスのエネルギーを電源に
回生する。
ンジスタ2,3へのオン指令が出力されてトランジスタ
2,3がオン動作するとき、スナバ回路のコンデンサ1
5,16は既に充電されていることからスナバ回路には
電流が流れず、これによってトランジスタ2,3のター
ンオン損失が軽減される。これまでは図1に示す実施例
と同様である。本実施例では、このときトランジスタ2
1が同時にオンし、以下に説明するが、この時点でコン
デンサ15,16に充電電圧の形で蓄積された漏れイン
ダクタンスや配線インダクタンスのエネルギーを電源に
回生する。
【0020】すなわち、図4(a)の時点t2におい
て、トランジスタ2,3の指令がオンからオフになる
と、トランジスタ2,3がオフ動作して変圧器7の一次
コイル7aに流れる電流Ieが図4(b)に示すように
急速に遮断される。これによって、一次コイル7aに逆
起電力が発生する。同時に図4(e)に示すようにトラ
ンジスタ21がオフし、コンデンサ15−ダイオード1
3−一次コイル7a−ダイオード14−コンデンサ16
の電流経路によって、コンデンサ15,16に充電電流
が流れコンデンサ15,16は電源電圧Viにほぼ等し
い電圧Eに充電される{図4(c)および(f)}。こ
れらコンデンサ15,16の充電によって、一次コイル
7aの漏れインダクタンスや配線インダクタンスのエネ
ルギーは、コンデンサ15,16に移されて充電電圧の
形で蓄積される。そして、これらコンデンサ15,16
に蓄積されたエネルギーは、トランジスタ2,3および
21のオフ動作期間中保持され、時点t4において、次
のトランジスタ2,3および21のオン動作に入ったと
きに放電されて回生される。このスナバ回路内の起電力
は、2個のコンデンサ15,16がそれぞれ電源電圧V
iにほぼ等しい電圧Eに充電され、これらコンデンサ1
5,16の充電電圧Eおよびこれらコンデンサ15,1
6とスナバリアクトル18との間の共振電圧によって電
源電圧が高くなるので、コンデンサ15,16はトラン
ジスタ2,3のオン期間内に放電され、その中に蓄積さ
れたエネルギーが電源1に回生される。
て、トランジスタ2,3の指令がオンからオフになる
と、トランジスタ2,3がオフ動作して変圧器7の一次
コイル7aに流れる電流Ieが図4(b)に示すように
急速に遮断される。これによって、一次コイル7aに逆
起電力が発生する。同時に図4(e)に示すようにトラ
ンジスタ21がオフし、コンデンサ15−ダイオード1
3−一次コイル7a−ダイオード14−コンデンサ16
の電流経路によって、コンデンサ15,16に充電電流
が流れコンデンサ15,16は電源電圧Viにほぼ等し
い電圧Eに充電される{図4(c)および(f)}。こ
れらコンデンサ15,16の充電によって、一次コイル
7aの漏れインダクタンスや配線インダクタンスのエネ
ルギーは、コンデンサ15,16に移されて充電電圧の
形で蓄積される。そして、これらコンデンサ15,16
に蓄積されたエネルギーは、トランジスタ2,3および
21のオフ動作期間中保持され、時点t4において、次
のトランジスタ2,3および21のオン動作に入ったと
きに放電されて回生される。このスナバ回路内の起電力
は、2個のコンデンサ15,16がそれぞれ電源電圧V
iにほぼ等しい電圧Eに充電され、これらコンデンサ1
5,16の充電電圧Eおよびこれらコンデンサ15,1
6とスナバリアクトル18との間の共振電圧によって電
源電圧が高くなるので、コンデンサ15,16はトラン
ジスタ2,3のオン期間内に放電され、その中に蓄積さ
れたエネルギーが電源1に回生される。
【0021】この実施例は、前述したように図1に示す
実施例の変圧器7の補助コイル7cを取り除き、この補
助コイル7cに変えてトランジスタ21を設けたもので
あるので、図1の実施例におけるトランジスタ2,3の
オン時に補助コイル7cからスナバリアクトル18−ダ
イオード13−一次コイル7a−ダイオード14−ダイ
オード17を通して補助コイル7cに戻る循環電流によ
る損失が防止される。
実施例の変圧器7の補助コイル7cを取り除き、この補
助コイル7cに変えてトランジスタ21を設けたもので
あるので、図1の実施例におけるトランジスタ2,3の
オン時に補助コイル7cからスナバリアクトル18−ダ
イオード13−一次コイル7a−ダイオード14−ダイ
オード17を通して補助コイル7cに戻る循環電流によ
る損失が防止される。
【0022】なお、ダイオード17はトランジスタ2,
3のオフ時にトランジスタ21も同時にオフするので、
図2の実施例では必ずしも必要でないが、トランジスタ
2,3とトランジスタ21の動作のずれにより、これら
のオン動作にオーバラップを生じたときの通電防止に効
果がある。図5および図6は、それぞれ更に異なる実施
例を示す2石フォワード方式のスイッチング電源の回路
図であり、図1に示す実施例と同一のものには同一の符
号を付して詳細な説明は省略する。
3のオフ時にトランジスタ21も同時にオフするので、
図2の実施例では必ずしも必要でないが、トランジスタ
2,3とトランジスタ21の動作のずれにより、これら
のオン動作にオーバラップを生じたときの通電防止に効
果がある。図5および図6は、それぞれ更に異なる実施
例を示す2石フォワード方式のスイッチング電源の回路
図であり、図1に示す実施例と同一のものには同一の符
号を付して詳細な説明は省略する。
【0023】図5あるいは図6に示す実施例において、
図1に示す実施例と相違する点は、それぞれ図1のコン
デンサ15,16に代えてデプレッションモードで動作
するnチャンネル形のMOS−FET19,20を設け
た点である。MOS−FET19,20はドレインが電
源1の正極端子側に接続され、ソースとゲートの接続点
がダイオード13のアノードに接続され、MOS−FE
T20はドレインがダイオード14のカソードに接続さ
れ、ソースとゲートが電源1の負極端子側に接続されて
いる。MOS−FET19,20におけるドレイン・ソ
ース間の出力容量(Coss)およびドレイン・ゲート
間の帰還容量(Crss)は、ドレイン・ソース間電圧
が零ボルトの場合にCossおよびCrssとも約30
00pFの容量を有し、ドレイン・ソース間電圧が上昇
するに伴って低下し、ドレイン・ソース間電圧が30ボ
ルトの場合にCossが約250pF,Crssが約1
00pFに低下するものである。このように、MOS−
FET19,20のCossおよびCrssがドレイン
・ソース間電圧に依存し、ドレイン・ソース間電圧が低
い場合には大きな容量を有し、ドレイン・ソース間電圧
が高い場合には小さな容量となる特性を利用したもので
ある。
図1に示す実施例と相違する点は、それぞれ図1のコン
デンサ15,16に代えてデプレッションモードで動作
するnチャンネル形のMOS−FET19,20を設け
た点である。MOS−FET19,20はドレインが電
源1の正極端子側に接続され、ソースとゲートの接続点
がダイオード13のアノードに接続され、MOS−FE
T20はドレインがダイオード14のカソードに接続さ
れ、ソースとゲートが電源1の負極端子側に接続されて
いる。MOS−FET19,20におけるドレイン・ソ
ース間の出力容量(Coss)およびドレイン・ゲート
間の帰還容量(Crss)は、ドレイン・ソース間電圧
が零ボルトの場合にCossおよびCrssとも約30
00pFの容量を有し、ドレイン・ソース間電圧が上昇
するに伴って低下し、ドレイン・ソース間電圧が30ボ
ルトの場合にCossが約250pF,Crssが約1
00pFに低下するものである。このように、MOS−
FET19,20のCossおよびCrssがドレイン
・ソース間電圧に依存し、ドレイン・ソース間電圧が低
い場合には大きな容量を有し、ドレイン・ソース間電圧
が高い場合には小さな容量となる特性を利用したもので
ある。
【0024】図5あるいは図6に示す実施例のスイッチ
ング電源の動作は図1あるいは図3に示す実施例とほぼ
同一であるので、重複する説明が省略するが、MOS−
FET19,20がドレイン・ソース間電圧に依存する
ところの動作を、トランジスタ2,3がオンからオフに
切り換えられる場合を用いて説明する。図5あるいは図
6において、トランジスタ2,3がオン動作していると
きMOS−FET19,20のドレイン・ソース間に印
加される電圧はほぼ零であり、CossおよびCrss
は大きな容量となっている。トランジスタ2,3がオン
動作状態からオフ動作に切り換わると、一次コイル7a
に逆起電力が発生し、ダイオード4,5を介してMOS
−FET19,20に充電電流が流れる。ここで、MO
S−FET19,20に蓄積されるエネルギー(ドレイ
ン・ソース間電圧)の立ち上がりは、充電電流を分子と
し、コンデンサ容量を分母とした商で求められ、分母を
構成するコンデンサ容量が大きいことから、通常のコン
デンサのようにコンデンサ容量が一定の場合にはドレイ
ン・ソース間電圧が直線的に立ち上がるのに対して、こ
の直線を下回るカーブを描きながら立ち上がる。これに
よって、トランジスタ2,3のターンオフ損失を低減す
ることができる。
ング電源の動作は図1あるいは図3に示す実施例とほぼ
同一であるので、重複する説明が省略するが、MOS−
FET19,20がドレイン・ソース間電圧に依存する
ところの動作を、トランジスタ2,3がオンからオフに
切り換えられる場合を用いて説明する。図5あるいは図
6において、トランジスタ2,3がオン動作していると
きMOS−FET19,20のドレイン・ソース間に印
加される電圧はほぼ零であり、CossおよびCrss
は大きな容量となっている。トランジスタ2,3がオン
動作状態からオフ動作に切り換わると、一次コイル7a
に逆起電力が発生し、ダイオード4,5を介してMOS
−FET19,20に充電電流が流れる。ここで、MO
S−FET19,20に蓄積されるエネルギー(ドレイ
ン・ソース間電圧)の立ち上がりは、充電電流を分子と
し、コンデンサ容量を分母とした商で求められ、分母を
構成するコンデンサ容量が大きいことから、通常のコン
デンサのようにコンデンサ容量が一定の場合にはドレイ
ン・ソース間電圧が直線的に立ち上がるのに対して、こ
の直線を下回るカーブを描きながら立ち上がる。これに
よって、トランジスタ2,3のターンオフ損失を低減す
ることができる。
【0025】なお、前述した実施例においては2石フォ
ワード方式のスイッチング電源について説明したが、2
石フライバック方式のものにも本発明を適用することが
できるものである。
ワード方式のスイッチング電源について説明したが、2
石フライバック方式のものにも本発明を適用することが
できるものである。
【0026】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
直流電源から給電される2個のスイッチング手段によ
り、周期的に開閉される誘導性負荷から整流された直流
電源を得るスイッチング電源であって、前記スイッチン
グ手段のオフ動作時に発生する逆起電力を吸収するスナ
バ回路において、前記2個のスイッチング手段にそれぞ
れ並列に接続されたコンデンサとダイオードからなり、
前記各々のコンデンサが直流電源端子側に接続したスナ
バ回路、およびそれぞれのスナバ回路のコンデンサとダ
イオードとの接続点間に接続され、誘導性負荷に電磁結
合されてスイッチング手段のオフ期間内にスナバ回路の
コンデンサの充電電圧に対する相加的な電圧を発生する
手段と、前記スイッチング手段のオン期間中に流れる電
流を阻止する極性に挿入されるダイオードとの直列回
路、あるいは前記各々のコンデンサが直流電源端子側に
接続したスナバ回路、およびそれぞれのスナバ回路のコ
ンデンサとダイオードとの接続点間に接続されたリアク
トルと、前記スイッチング手段と同じ開閉動作をする開
閉素子との直列回路を設けたことにより、スイッチング
手段のオン動作時にスナバ回路にスイッチング手段から
の電流が流入することがなくなるので、スイッチング手
段のターンオン損失を従来のものより低減することがで
き、かつスイッチング手段のオフ動作時に誘導性負荷か
らの逆起電力を吸収した際にスナバ回路に蓄積されたエ
ネルギーは、スイッチング手段の次のオフ期間中および
オン動作時に電源に回生されるので、スナバ回路内の電
力消費をなくしてエネルギーを有効利用することができ
る。そして、スナバ回路内の逆起電力吸収用のコンデン
サに従来のように抵抗を接続する必要がないので、吸収
動作を従来よりも早くすることができるので、スイッチ
ング手段のオフ動作時にスイッチング手段に過渡的な過
電圧が掛かるのを低減できるという効果を有する。
直流電源から給電される2個のスイッチング手段によ
り、周期的に開閉される誘導性負荷から整流された直流
電源を得るスイッチング電源であって、前記スイッチン
グ手段のオフ動作時に発生する逆起電力を吸収するスナ
バ回路において、前記2個のスイッチング手段にそれぞ
れ並列に接続されたコンデンサとダイオードからなり、
前記各々のコンデンサが直流電源端子側に接続したスナ
バ回路、およびそれぞれのスナバ回路のコンデンサとダ
イオードとの接続点間に接続され、誘導性負荷に電磁結
合されてスイッチング手段のオフ期間内にスナバ回路の
コンデンサの充電電圧に対する相加的な電圧を発生する
手段と、前記スイッチング手段のオン期間中に流れる電
流を阻止する極性に挿入されるダイオードとの直列回
路、あるいは前記各々のコンデンサが直流電源端子側に
接続したスナバ回路、およびそれぞれのスナバ回路のコ
ンデンサとダイオードとの接続点間に接続されたリアク
トルと、前記スイッチング手段と同じ開閉動作をする開
閉素子との直列回路を設けたことにより、スイッチング
手段のオン動作時にスナバ回路にスイッチング手段から
の電流が流入することがなくなるので、スイッチング手
段のターンオン損失を従来のものより低減することがで
き、かつスイッチング手段のオフ動作時に誘導性負荷か
らの逆起電力を吸収した際にスナバ回路に蓄積されたエ
ネルギーは、スイッチング手段の次のオフ期間中および
オン動作時に電源に回生されるので、スナバ回路内の電
力消費をなくしてエネルギーを有効利用することができ
る。そして、スナバ回路内の逆起電力吸収用のコンデン
サに従来のように抵抗を接続する必要がないので、吸収
動作を従来よりも早くすることができるので、スイッチ
ング手段のオフ動作時にスイッチング手段に過渡的な過
電圧が掛かるのを低減できるという効果を有する。
【図1】本発明の一実施例を示すスイッチング電源の回
路図
路図
【図2】図1における主要部の信号波形図
【図3】本発明の異なる実施例を示すスイッチング電源
の回路図
の回路図
【図4】図3における主要部の信号波形図
【図5】本発明の更に異なる実施例を示すスイッチング
電源の回路図
電源の回路図
【図6】本発明の更に異なる実施例を示すスイッチング
電源の回路図
電源の回路図
【図7】従来装置を示すスイッチング電源の回路図
1 直流電源 2 トランジスタ(スイッチング手段) 3 トランジスタ(スイッチング手段) 4 ダイオード 5 ダイオード 7 誘導性負荷(変圧器) 7a 一次コイル 7b 二次コイル 7c 補助コイル 13 ダイオード 14 ダイオード 15 コンデンサ 16 コンデンサ 17 ダイオード 18 スナバリアクトル 19 MOS−FET(スイッチング手段) 20 MOS−FET(スイッチング手段) 21 トランジスタ(開閉素子)
Claims (4)
- 【請求項1】直流電源から給電される2個のスイッチン
グ手段により周期的に開閉される誘導性負荷から整流さ
れた直流電源を得るスイッチング電源であって、前記ス
イッチング手段のオフ動作時に発生する逆起電力を吸収
するスナバ回路において、前記2個のスイッチング手段
にそれぞれ並列に接続されたコンデンサとダイオードか
らなり、前記各々のコンデンサが直流電源端子側に接続
されたスナバ回路、およびそれぞれのスナバ回路のコン
デンサとダイオードとの接続点間に接続され、誘導性負
荷に電磁結合されてスイッチング手段のオン期間内にス
ナバ回路のコンデンサの充電電圧に対する相加的な電圧
を発生する手段と、前記スイッチング手段のオフ期間中
に流れる電流を阻止する極性に挿入されるダイオードと
の直列回路を備えてなることを特徴とするスイッチング
電源のスバナ回路。 - 【請求項2】請求項1記載のスイッチング電源のスナバ
回路において、誘導性負荷が変圧器の一次コイルであ
り、電圧発生手段が前記一次コイルと同方向の電圧を誘
起する変圧器の補助コイルであることを特徴とするスイ
ッチング電源のスナバ回路。 - 【請求項3】直流電源から給電される2個のスイッチン
グ手段により周期的に開閉される誘導性負荷から整流さ
れた直流電源を得るスイッチング電源であって、前記ス
イッチング手段のオフ動作時に発生する逆起電力を吸収
するスナバ回路において、前記2個のスイッチング手段
にそれぞれ並列に接続されたコンデンサとダイオードか
らなり、前記各々のコンデンサが直流電源端子側に接続
されたスナバ回路、およびそれぞれのスナバ回路のコン
デンサとダイオードとの接続点間に接続されたスナバリ
アクトルと、前記2個のスイッチング手段と同じ開閉動
作をする開閉素子との直列回路を備えてなることを特徴
とするスイッチング電源のスナバ回路。 - 【請求項4】請求項1ないし3記載のスイッチング電源
のスナバ回路において、スナバ回路のコンデンサとして
MOS−FETを用いたことを特徴とするスイッチング
電源のスナバ回路。
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