JPH0767175B2 - 受像管配列型大型電子映像システム - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、受像管配列型の映像システム装置のディジタ
ル系ビデオテックス映像の保存とその表示を行う装置に
関するものである。

「従来の技術」 本内容については、第１図にもとずいて、従来ディジタ
ル系ビデオテックス映像データはキャプテンセンター１
からビデオテックス回線２を介してキャプテン端末本体
３に取込み、RS232Cインターフェースを通じてキャプテ
ン画像管理部７のディスク８へ符号化情報として保存し
ておりその情報を映像として表示する際には前記符号化
情報をキャプテン画像管理部７からRS232Cインターフェ
ースを介してキャプテン端末３に送り込み、そこで一旦
復合化し、ディジタル情報をアナログ情報に変換してフ
レームメモリ部９に書込み、モニタ10に表示する必要が
あった。

「発明が解決しようとする課題」 上記のごとく、ディジタル系ビデオテックス映像の表示
においては、その映像の表示時間のうち符号化情報の復
元時間が大半を占め、かなりの時間を要していた。（キ
ャプテン端末３の処理） また、これらの復元時間は提供するビデオテックス映像
の種類により異なり、比較的短いものから、かなり長い
ものまでまちまちで、提供情報の表示管理が困難であっ
た。

これらの理由により、多数のビデオテックス映像を高速
で復元し、しかも一定の時間でそれらを表示することが
望まれていた。

「課題を解決するための手段」 本発明は、ビデオテックス映像を保存する際に映像装置
内のビデオメモリデータをそのまま記憶し、表示する時
はその記憶した表示データを直接映像装置内のメモリへ
転送する手段を備えて構成する。

「作用」 ビデオテックス映像の保存時に、あらかじめ表示した時
のビデオメモリ上のデータを記憶させておき、当該ビデ
オテックス映像を表示するタイミングで、そのビデオメ
モリデータをビデオテックスデコード装置の内部メモリ
に送り込み、指定されたチャンネルにそのビデオテック
ス映像を表示させる。また、チャンネル指定を変えるこ
とにより、複数の受像管に対しても表示させることもで
き、ビデオテックス映像の内容に関係なく、一定の表示
時間でしかも高速に全受像管にディジタル系ビデオテッ
クス映像の表示が可能となる。

「実施例」 以下、本発明の一実施例を第２図および第３図に基づい
て詳細に説明する。

なお、第２図は本システムの構成図、第３図は内部デー
タの流れを示す説明図である。

第２図において、キャプテン端末本体３は中央処理部
４、共有メモリ部５、モデムNCU部11及びビデオメモリ
部６から構成されておりこの中央処理部４によって前記
共有メモリ部５、モデムNCU部11、ビデオメモリ部６が
制御されている。前記キャプテン本体３は、ビデオテッ
クス回線２によりビデオテックス画像を有するキャプテ
ンセンター１に、また前記キャプテン端末本体３は、ビ
デオテックス画像保存管理部７と複数のモニタに表示す
るためのフレームメモリ部９にも接続されている。上記
システムで、まずビデオテックス画像の保存する手法に
ついて述べる。まず、ビデオテックス画像管理部７から
の要求により、キャプテン端末本体３からビデオテック
ス回線２を通じてキャプテンセンター１よりビデオテッ
クス画像を取込み、デコードした画像データをビデオメ
モリ部６に表示する。ビデオメモリ部６に展開されたデ
ータは共有メモリ部５を通じてビデオテックス画像管理
部６に送られ、ディスク８に保存する。この手順で、複
数のモニタに表示するのに必要なビデオテックス画像を
指定されたパターン分保存する。

次に、この保存したビデオテックス画像を表示する手順
について述べる。

まず、ビデオテックス画像管理部７からの要求により、
表示するビデオテックス画像をディスク８より読出し、
共有メモリ部５へ送る。ここでキャプテン本体３より共
有メモリ部５に展開されたデータをビデオメモリ部６に
転送し、そのままアナログデータとしてフレームメモリ
部９に出力され、モニタ10に表示される。なお、フレー
ムメモリ部９の切替は、ビデオテックス画像管理部７に
より行われる。

次に、本発明の動作をデータの流れにより第３図に基づ
いて説明する。

本発明においては、ビデオテックス画像の保存としてそ
の表示の手順において次の２つのルートを有する。

（１）ビデオテックス画像の取り込み、保存 ビデオテックス画像管理部７からの指示によりキャプテ
ンセンタ１→モデムNCU部11→ビデオメモリ部６→共有
メモリ部５に流れ、この後のビデオテックス画像管理部
７からの指示によりディスク８に保存される。

（２）ビデオテックス画像の表示 ビデオテックス画像管理部７からの指示によりディスク
８→共有メモリ部５→ビデオメモリ部６に流れ、この後
のビデオテックス画像管理部７からの指示によりフレー
ムメモリ部９へ流れモニタ10に表示される。

「発明の効果」 以上、実施例とともに詳述したように、本発明によれ
ば、受像管配列型のデジタル系ビデオテックス映像の保
存とその表示に際して、ビデオテックス映像の復号化処
理をすることなく、情報センターから取込んだビデオテ
ックス映像を表示させることができるので短時間にその
処理を行うことができる。

また、復号化処理が不必要であるため、どんなに複雑な
画像であっても、あるいは簡単な画像であっても、表示
に要する時間は一定であり、情報提供者に対してそのサ
ービスの不公平が是正されることになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の構成図、第２図は本発明の一実施例を示
す構成図、第３図は第２図における内部データの流れを
説明する説明図である。図において、 １はキャプテンセンター ２はビデオテックス回線 ３はキャプテン端末本体 ４は中央処理部 ５は共有メモリ部 ６はビデオメモリ部 ７はキャプテン画像管理部 ８はディスク ９はフレームメモリ部 10はモニタ 11はモデム/NCU部 である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ビデオテックス画像を有するキャプテンセ
   ンターと、ビデオメモリ部を有するとともに、前記キャ
   プテンセンターに接続されたキャプテン端末本体と、こ
   のキャプテン端末本体に接続されるとともに、ディスク
   が接続されたビデオテックス画像管理部と、前記キャプ
   テン端末本体に接続されるとともに、前記ビデオテック
   ス画像を複数のモニタに表示するフレームメモリ部とを
   備え、 前記ビデオテックス画像を前記ディスクに保存するとき
   には、前記キャプテンセンターから前記ビデオテックス
   画像を前記ビデオテックス画像管理部により前記キャプ
   テン端末本体に読み出し、この読み出したビデオテック
   ス画像を前記ビデオメモリ部により前記モニタに表示す
   るときの画像データとしてあらかじめデコードし、かつ
   この画像データを前記ビデオテックス画像管理部により
   前記ディスクに保存し、 前記ビデオテックス画像を前記モニタに表示するときに
   は、前記ディスクから前記画像データを前記ビデオテッ
   クス画像管理部により読み出し、前記ビデオメモリ部を
   介して前記フレームメモリ部に出力して、前記モニタに
   前記ビデオテックス画像を表示する、 ことを特徴とする受像管配列型大型電子映像システム。