JPH076697U - 真空熱処理炉 - Google Patents

真空熱処理炉

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Publication number
JPH076697U
JPH076697U JP3525493U JP3525493U JPH076697U JP H076697 U JPH076697 U JP H076697U JP 3525493 U JP3525493 U JP 3525493U JP 3525493 U JP3525493 U JP 3525493U JP H076697 U JPH076697 U JP H076697U
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JP
Japan
Prior art keywords
gas
heat treatment
treatment furnace
container
furnace
Prior art date
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Pending
Application number
JP3525493U
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English (en)
Inventor
栄治 中務
正夫 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
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Priority to JP3525493U priority Critical patent/JPH076697U/ja
Publication of JPH076697U publication Critical patent/JPH076697U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 減圧下の熱処理過程においての気体導入を安
価な空気や窒素などの気体導入でかつ一定の湿度を備え
た真空熱処理炉を提供する。 【構成】 この考案の真空熱処理炉は、熱処理炉に対し
て熱処理用のガスを導入するガス導入系とは別個に気体
を導入する気体導入系を併設し、この気体導入系は調湿
剤が収容されこの調湿剤に気体導入管の導入先端が侵入
する容器と、導入された容器内の気体を熱処理炉に吸入
する吸入路を具備するとともに、前記容器内の調湿剤を
加熱する加熱手段を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、熱処理炉に対して熱処理用のガスを導入するガス導入系とは別個 に気体導入系を併設した真空熱処理炉に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来よりこの種の真空処理炉においては、熱処理用のガスを導入するガス導入 系が設置されている。たとえば脱脂熱処理炉においては処理すべき原料とワック スを混合して脱脂処理を施した後炭素と反応する反応ガス(熱処理用ガス)を一 定の圧力の下に供給する必要があり、このような熱処理用ガス導入系が熱処理炉 に接続されている。また炉内を不活性ガスで充満させて熱処理を行う場合もあり 、不活性ガス導入系が熱処理炉に接続されている。このような熱処理の過程では 、バッチ処理などが行われるがこの際にも不活性ガスが炉内に導入されることに なる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
バッチ処理などが行われる度に高価な露点管理されたガスが使用されるが、熱 処理として長時間の処理過程に高価なガスを使用することは経済的に不利である 。そのために蒸気を導入する方策も取り得るが、加圧されたガスに適度の湿気の 供給が行われる必要があり、装置が大掛かりなものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
真空熱処理炉に対して熱処理用のガスを導入するガス導入系とは別個に気体を 導入する気体導入系を併設し、この気体導入系は調湿剤が収容されこの調湿剤に 気体導入管の導入先端が侵入する容器と、導入された容器内の気体を熱処理炉に 吸入する吸入路を具備するとともに、前記容器内の調湿剤を加熱する加熱手段を 設置して構成する。
【0005】
【作用】
減圧下の処理過程においては熱処理炉に対して気体導入系を接続し気体導入を 行う。導入空気は調湿手段で調湿されて所定湿度の気体が熱処理炉に吸引され供 給される。
【0006】
【実施例】
以下、図面に示す実施例にしたがってこの考案を説明する。 図1は、たとえば脱脂処理と焼結処理を行う真空熱処理炉を示している。すな わち、チャンバ1はその両端に蓋体1aを設けて開閉自在に構成されているとと もに、その周壁の適宜位置に開口するガス導入口2を有し、このガス導入口2は バルブ2aを介してガスおよび気体(空気)の導入系に接続されている。このチ ャンバ1の内部には図示されていない支柱により支持されたタイトボックス4が 配置され、このボックス4内に処理される射出成形体a等を装入して一連の脱脂 処理と焼結処理が所定のシーケンス制御されながら施されるよう構成されている 。前記タイトボックス4の外周にはヒータ6が設置され、さらにこれらを囲繞す る形で断熱壁7が設けられている。またタイトボックス4はその下部に開口する ガス排出口8を有し、真空排気手段11に接続されている。さらにタイトボック ス4の両端部は扉5によって開閉自在に閉塞されているが、この扉5は断熱材製 の扉本体とその内層から構成されている。
【0007】 図示例のタイトボックス4は、脱脂工程時に炉壁面や断熱材等の炉内がワック ス等で汚染されるのを防止するため、その閉状態でチャンバ1内をタイトボック ス4内と連通する通気経路9をタイトボックス4およびこれに取り付けられた扉 5の微小間隙に形成している。すなわち、この通気経路9を介してタイトボック ス4の外側からガスを入れ内側からガスを排気することにより、タイトボックス 4の内側を相対的に低圧として差圧フローを生ぜしめ、これによってタイトボッ クス4からチャンバ1へガスを漏出させることなく、タイトボックス4内で射出 成形体aから発生するワックスベーパを雰囲気ガスとともに外部に直接排出でき るように構成されている。10は前記ヒータ6に給電するための電極である。
【0008】 なお、12は不活性ガスたとえば窒素ガスあるいはアルゴンガスなどが充填さ れた熱処理用ガス源で、導入路13とこの導入路13に介在された流量計14、 バルブ15からなるガス導入系を経て真空焼結炉のガス導入口2に接続されてい る。
【0009】 さてこの考案によれば、真空焼結炉のガス導入口2に対して気体導入路16が 接続され、このガス導入路13に並設されている。具体的には空気の導入系であ って、空気導入路16の導入端側は内方に調湿剤としての水21が収容された容 器17の出口18に接続されている。容器17の水中には空気導入管19の導入 先端が侵入している。この空気導入管19の空気導入入口側には容器17を突出 した位置にバルブ20が介設されている。空気導入管19の入口側は空気供給源 (図示せず)に接続されて大気圧で導入されるようになっている。したがって空 気導入管19からの導入空気は、水中で吹き出され容器上層に溜められる。そし て容器17の出口18から空気導入路16により、ガス導入口2に導かれる。空 気導入路16には流量計24、バルブ25が介設されている。また、容器の水は 電源装置22に接続された電熱器(ヒータ)にて加熱される。電源装置22には 電力調整による温度調節器などが含まれており、水温は所望温度に制御可能にな っている。バルブ15と25の切り換えにより、ガス導入と空気導入が適宜切り 換えられてガス導入口2に導かれる。3は圧力計である。
【0010】 以上の構成において、射出成形体a等を挿入して扉5を締め、ヒータ6への通 電状態と、ガス導入路13のバルブ開閉状態と、真空排気手段11のバルブ開閉 状態とを適宜に制御することにより、所定の手順で焼結処理工程を行うことがで きる。その処理過程の中でたとえば脱脂処理などが行われる場合には、ガス導入 が中止されて空気導入が行われることになる。すなわち、バルブ15が閉塞され ついでバルブ2aが閉塞される。つぎにバルブ25が開成されついでバルブ2a が開成される。このようにしてガス導入と空気導入の切り換えが行われた後空気 導入管19のバルブ20を開き空気の吸入を開始する。この吸入は炉が真空炉で あるため吸引される形で行われる。吸入された空気は、水中に侵入している導入 先端から吹き出され、水温の露点の空気に調整される。すなわち水温が85度で あれば露点85度の空気(含水蒸気)がつくられて出口18から空気導入路16 により、ガス導入口2に導かれる。
【0011】 たとえば、バッチ処理で炉内温度が300度以下において、上記導入系の切り 換えが行われてバッチ処理に適した露点の空気が炉に導入される。バルブ2a、 15、20、25の開閉動作は、シーケンス制御で処理が進められる過程に合わ せて温度コントローラや制御装置(共に図示せず)からの信号により行われる。 この考案の構成は以上のとおりであるが、上記以外にも種々の変形実施例を挙 げことができる。
【0012】 まず適用される熱処理炉であるが、図示例のような真空焼結炉の他に脱脂炉や 連続炉などその他の真空熱処理炉にもこの考案は適用可能である。真空焼結炉の 場合でも図示構成のものに限定されないことも当然である。さてこの考案の特徴 である空気導入系について、図示例では1個のガス導入口に対してガス導入路と 空気導入路が接続されているが、これら両導入系が別々のガス導入口に接続され る形式とすることもできる。各導入系の構成特に流量計の介在は必須のものでは ない。またバルブ2aと15,25については同時に開いてガスを混合して導入 することもできる。空気導入管やヒータの構成についても図示例には限定されな い。
【0013】 特に低い露点が必要とされる場合には、調湿剤としてシリカゲルやモレキュラ シーブを用いて空気中の水分を吸着し除去するのが有利である。吸着された水分 はバルブ20を開き、ヒータ23で加熱することにより、容器外に放出される。 これにより調湿剤の再利用が可能となる。また空気導入管の入口側バルブを閉じ て加熱し容器を水蒸気発生器にして所望の蒸気を炉に導入するようにすることも 可能である。また、導入する気体は空気のみならず、水素ガスでもよい。
【0014】
【考案の効果】
この考案は以上説明したとおりであるから、簡略な構成で所定湿度の空気(気 体)を炉内に導入でき、安価にして所望の熱処理が可能な熱処理炉を提供するこ とができる。特に空気ないしそれに近い気体の導入で十分な熱処理過程を伴う熱 処理炉として、経済的な炉を提供するものである。しかもこの空気の導入は処理 炉が真空であるので吸引される形であり特別に供給装置を必要とせず、構造簡略 な真空熱処理炉を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による実施例を示す図である。
【符号の説明】
1:チャンバ 2:ガス導入口 4:タイトボックス 6:ヒータ 8:ガス排出口 11:真空排気手段 12:熱処理用ガス源 13:導入路 14,24:流量計 15,20,25:
バルブ 16:気体導入路 17:容器 18:空気出口 19:空気導入管 21:水 23:電熱器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空熱処理炉に対して熱処理用のガスを導
    入するガス導入系とは別個に気体を導入する気体導入系
    を併設し、この気体導入系は調湿剤が収容されこの調湿
    剤に気体導入管の導入先端が侵入する容器と、導入され
    た容器内の気体を熱処理炉に吸入する吸入路を具備する
    とともに、前記容器内の調湿剤を加熱する加熱手段を設
    置したことを特徴とする真空熱処理炉。
JP3525493U 1993-06-29 1993-06-29 真空熱処理炉 Pending JPH076697U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3525493U JPH076697U (ja) 1993-06-29 1993-06-29 真空熱処理炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3525493U JPH076697U (ja) 1993-06-29 1993-06-29 真空熱処理炉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH076697U true JPH076697U (ja) 1995-01-31

Family

ID=12436691

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JP3525493U Pending JPH076697U (ja) 1993-06-29 1993-06-29 真空熱処理炉

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20100084994A (ko) * 2009-01-19 2010-07-28 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 엑시머 레이저용 합성 석영 유리의 제조 방법

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