JP3594079B2 - 弁装置および熱処理装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、弁装置および熱処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体デバイスの製造においては、被処理体例えば半導体ウエハに、酸化、拡散、CVD(Chemical Vapor Deposition)などの処理を施すために、各種の熱処理装置が用いられている。この熱処理装置は、半導体ウエハを収容して所定の処理ガス雰囲気下で所定の熱処理を施す熱処理炉と、この熱処理炉の排気系に設けられた弁装置とを備えている。
【0003】
この弁装置は、前記排気系と連通するガス入口およびガス出口を有する弁室と、該弁室内に設けられ前記ガス入口側を開閉する弁体と、前記弁室外に設けられ前記弁体を弁棒を介して開閉駆動する駆動部と、前記弁室の弁棒貫通部を封止すべく弁室と弁体との間に介設されたベローズとを備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記排気系を介して排気される排気ガス中には熱処理時に未反応の処理ガス(反応ガス)が含まれているため、排気系の弁装置等に反応生成物が付着する問題がある。そのため、これを防止する目的で、弁室にはこれを一定の温度例えば170℃に加熱する加熱手段が設けられている。
【0005】
しかしながら、構造上、ベローズを均一に加熱することは困難である。このため、ベローズの表面に反応生成物が付着するのを抑制することは難しく、ベローズの表面に付着した反応性生成物がベローズの伸縮動により剥離してパーティクルとなり、熱処理炉内に逆流してウエハの汚染源になる恐れがある。
【0006】
本発明は、前記事情を考慮してなされたもので、弁室内のベローズの表面に反応生成物が付着するのを抑制することができる弁装置および熱処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のうち、請求項1の発明は、熱処理炉の排気系に設けられる弁装置であって、前記排気系と連通するガス入口およびガス出口を有する弁室と、該弁室内に設けられ前記ガス入口側を開閉する弁体と、前記弁室外に設けられ前記弁体を弁棒を介して開閉駆動する駆動部と、前記弁室の弁棒貫通部を封止すべく弁室と弁体との間に介設されたベローズと、前記弁室内に設けられ弁体が開弁した時に前記ベローズを格納するベローズ格納室とを備え、前記弁体は開弁した時にベローズ格納室を密閉する気密部材を有していることを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は、熱処理炉の排気系に設けられる弁装置であって、前記排気系と連通するガス入口およびガス出口を有する弁室と、該弁室内に設けられ前記ガス入口側を開閉する弁体と、前記弁室外に設けられ前記弁体を弁棒を介して開閉駆動する駆動部と、前記弁室の弁棒貫通部を封止すべく弁室と弁体との間に介設されたベローズと、前記弁室内に設けられ弁体が開弁した時に前記ベローズを格納するベローズ格納室と、該ベローズ格納室内に不活性ガスを導入するための不活性ガス導入部とを備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明は、熱処理炉の排気系に弁装置を備えた熱処理装置であって、前記弁装置は、前記排気系と連通するガス入口およびガス出口を有する弁室と、該弁室内に設けられ前記ガス入口側を開閉する弁体と、前記弁室外に設けられ前記弁体を弁棒を介して開閉駆動する駆動部と、前記弁室の弁棒貫通部を封止すべく弁室と弁体との間に介設されたベローズと、前記弁室内に設けられ弁体が開弁した時に前記ベローズを格納するベローズ格納室とを備え、前記弁体は開弁した時にベローズ格納室を密閉する気密部材を有していることを特徴とする。
【0010】
請求項4の発明は、熱処理炉の排気系に弁装置を備えた熱処理装置であって、前記弁装置は、前記排気系と連通するガス入口およびガス出口を有する弁室と、該弁室内に設けられ前記ガス入口側を開閉する弁体と、前記弁室外に設けられ前記弁体を弁棒を介して開閉駆動する駆動部と、前記弁室の弁棒貫通部を封止すべく弁室と弁体との間に介設されたベローズと、前記弁室内に設けられ弁体が開弁した時に前記ベローズを格納するベローズ格納室と、該ベローズ格納室内に不活性ガスを導入するための不活性ガス導入部とを備えたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を添付図面に基いて詳述する。図1は本発明の第1の実施の形態を示す熱処理装置の構成図である。
【0012】
図1に示すように、熱処理装置1は、被処理体例えば半導体ウエハWを収容し、所定の処理ガス雰囲気下および所定の高温下で熱処理する熱処理炉2を備え、この熱処理炉2の排気系3には弁装置である例えばメインバルブ4が設けられている。図示例の熱処理炉1は、上端が閉塞され下端が開放した縦長円筒状の耐熱性を有する例えば石英製の反応管(処理容器)5を備え、多数枚例えば150枚程度のウエハwを一度に熱処理可能な縦型のバッチ式炉として構成されている。
【0013】
また、図示例の反応管5は、内管5aと外管5bを同心円状に配置した二重管構造とされているが、単一管構造であってもよい。この反応管5は、炉口として開放した下端開口部が蓋体6で気密に閉塞されることにより、気密性の高い熱処理炉2を構成するようになっている。前記蓋体6上には、多数枚のウエハWを水平状態で上下方向に間隔をおいて多段に支持する基板支持具である例えば石英製のウエハボート7が回転可能なボート載置台8を介して載置されている。
【0014】
蓋体6は、図示しない昇降機構により、処理炉2内へのウエハボート7のロード(搬入)ならびにアンロード(搬出)および炉口の開閉を行うように構成されている。また、前記反応管5の周囲には、炉内を所定の温度例えば300〜1000℃に加熱制御可能な抵抗発熱体からなるヒーター11が設けられている。ヒーター11の周囲は冷却ジャケット12で覆われている。
【0015】
反応管5の下側部には、処理ガスを導入するガス導入管部13が設けられ、このガス導入管部13に処理ガス供給系が接続されている。また、前記反応管5の下側部には、反応管5内を排気するための排気管部14が設けられ、この排気管部14には排気系3が接続されている。この排気系3は、例えばステンレス製の配管(排気管)からなり、下流には減圧ポンプ(真空ポンプ)15や図示しない除害装置が接続されている。
【0016】
前記排気系3には、メインバルブ4をバイパスするバイパス管16が接続され、このバイパス管16にはサブバルブ(補助弁)17が設けられている。バイパス管16は、排気系3の配管よりも小口径とされ、反応管5内を真空引きする最初の段階でパーティクルを巻き上げないようにスロー排気する場合などに用いられるようになっている。前記排気系3のメインバルブ4と減圧ポンプ15との間(バイパス管16の下流接続部よりも下流)には、圧力制御を行うためのバタフライ弁18が設けられている。
【0017】
排気系3の熱処理炉2とメインバルブ4との間には、圧力センサ19が設けられ、この圧力センサ19による検出圧力(検出値)を基に、熱処理炉2内すなわち反応管5内の圧力が所望の設定圧力(設置値)になるよう制御部(コントローラ)20により前記バタフライ弁18の開度が制御されるようになっている。また、制御部20によりメインバルブ4とサブバルブ17が切換えられると共に開閉(オン、オフ)の制御がされるようにようになっている。
【0018】
一方、前記メインバルブ4は、前記排気系3と連通するガス入口21およびガス出口22を有する弁室23を備えている。弁室23の下部にガス入口21が設けられ、弁室23の側部にガス出口22が設けられ、メインバルブ4は、いわゆるアングル弁として構成されている。弁室23内には、前記ガス入口21側を開閉する円形の弁体24が設けられ、弁室23の上部(弁室外)には前記弁体24を弁棒25を介して開閉駆動する駆動部(アクチュエータ)26が設けられている。駆動部26は、エアシリンダによる駆動方式であることが好ましいが、電動モータによる駆動方式であってもよい。
【0019】
前記弁室23内のガス入口21側には、弁体24が着座する弁座27が設けられ、弁体24の下部には閉弁時に弁座27との間をシールする気密部材例えばOリング28が設けられている。前記弁棒25は、弁室23の天井部を貫通しており、その弁室23の弁棒貫通部29を封止すべく弁室23の天井部と弁体24の上部との間に跨って例えばステンレス製の伸縮可能なベローズ30が介設されている。ベローズ30は、弁棒25を囲繞する如く弁棒25と同心円状に設けられている。
【0020】
そして、前記弁室23内には、弁体24が上方に移動されて開弁した時に、弁体24の上昇移動に伴って収縮される前記ベローズ30を格納するためのベローズ格納室31が形成されている。このベローズ格納室31は、弁室23内を上下に仕切る如く弁室23内に設けられた仕切壁32によって弁室23内の上部領域に形成されている。この仕切壁32には、ベローズ30が緩く貫通する開口部(ベローズ格納室の開口部)33が形成されている。
【0021】
弁体24が開弁した時に、熱処理炉2内から排出されて弁室23内をガス入口21からガス出口22へ流れる排気ガスがベローズ格納室31内へ侵入するのを防止するために、弁体24の上部には、前記仕切壁32の下面に当接してベローズ格納室31を密閉する気密部材例えばOリング34が設けられている。この場合、弁体24は、仕切壁32の開口部33よりも直径が大きく形成されており、開弁した弁体24によりベローズ格納室31の開口部33を覆う(塞ぐ)ことができるようになっているが、その時の気密性を持たせるために弁体24と仕切壁32との間をシールするOリング34が設けられていることが好ましい。熱処理炉1内から排出される排気ガスには未反応の処理ガスが含まれており、その処理ガス成分が所定の温度例えば150度を下回ると反応生成物として析出するので、これを防止するために排気系3の配管やメインバルブ4には、排気ガスが接する部分を所定の温度例えば170℃に加熱(加温)する加熱手段例えば抵抗発熱体が取付けられている(図示省略)。
【0022】
次に、以上の構成からなるメインバルブおよび熱処理装置の作用を述べる。熱処理炉2の反応管5内にウエハwを搭載したウエハボート7を搬入して炉口を蓋体6で密閉したなら、先ずメインバルブ4を閉、サブバルブ17を開にして、減圧ポンプ15の駆動により反応管5内を所定の圧力までスロー排気により減圧し、次いでメインバルブ4を開に切換えて、処理圧力まで減圧する。
【0023】
そして、ヒーター11によりウエハwを所定の熱処理温度に加熱昇温させると共に、反応管5内に処理ガスを導入することによりウエハwに所定の熱処理例えばCVD処理を施す。この熱処理の過程では、反応管5内の圧力が圧力センサ19の検出圧力を基に所定の設定圧力になるように制御部20によるバタフライ弁18の開度制御により制御されている。また、熱処理炉2の反応管5からの排気ガスは、排気系3のメインバルブ4を経由して排気されている。
【0024】
排気ガス中には未反応の処理ガスも含まれているが、排気系3の配管やメインバルブ4の弁室23、場合によっては弁体24も予め加熱手段例えば抵抗発熱体により所定の温度に加熱されているため、排気ガスと接しても反応生成物が付着生成され難いが、構造上加熱が困難で表面積の大きいベローズ30の表面には処理ガスが接すると反応生成物が付着生成され易い。
【0025】
しかしながら、前記メインバルブ4においては、弁体24が開弁した時にベローズ30を格納するベローズ格納室31が弁室23内に設けられているため、ベローズ30に排気ガスが接し難くなり、弁室23内のベローズ30の表面に反応生成物が付着するのを抑制することができる。特に、上記実施の形態のメインバルブ4においては、前記弁体24にその開弁時にベローズ格納室31の開口部33を密閉するOリング34が設けられているため、ベローズ格納室31内への排気ガスの侵入を阻止ないし防止することができ、弁室23内のベローズ30の表面に反応生成物が付着するのを十分に抑制ないし防止することができる。
【0026】
従って、前記メインバルブ4および熱処理装置1によれば、メインバルブ4のベローズ30の表面に反応性生成物が付着し難いので、ウエハwの汚染源になるのを抑制ないし防止することができる。また、弁室23内のベローズ格納室31内における反応生成物の付着が抑制されるため、弁室23におけるベローズ格納室31部分の加熱が不用になり、弁室全体を加熱した従来のメインバルブに比して加熱範囲を少なくすることができる。
【0027】
図2は本発明の第2の実施の形態を示す熱処理装置の構成図である。本実施の形態において、図1の実施の形態と同一部分は同一符号を付して説明を省略し、異なる部分について説明を加える。本実施の形態の熱処理装置1においては、メインバルブ4の弁体24にベローズ格納室31を密閉するためのOリングが設けられていない代りに、ベローズ格納室31内に不活性ガス例えば窒素ガスNを導入するための不活性ガス導入部35が設けられている。
【0028】
この不活性ガス導入部35は、不活性ガスを導入するための配管である不活性導入管36を有し、この不活性ガス導入管36の一端が前記ベローズ格納室31内に連通接続されている。また、前記不活性ガス導入管36の他端は、流量制御装置(Mass Flow Controller)37および図示しない開閉弁を介して不活性ガスのガス源に接続されている。前記流量制御装置37は、圧力センサ19による検出圧力を基に所定流量の不活性ガスをベローズ格納室31内に導入するように制御部20により制御されるように構成されている。前記不活性ガスは、弁室23内の弁体24やベローズ30の表面を冷却しないように例えば不活性ガス導入管36に加熱手段例えば抵抗発熱体を設けることにより所定の温度例えば170℃に加熱されていることが好ましい。
【0029】
このように構成されたメインバルブ4および熱処理装置1によれば、図1の実施の形態と同様の効果が得られる他に、前記ベローズ格納室31内に不活性ガスを導入するための不活性ガス導入部35を備えているため、ベローズ格納室31内への排気ガスの侵入を不活性ガスにより抑制ないし防止でき、弁室23内のベローズ30の表面に反応生成物が付着するのを十分に抑制することができる。また、排気系3に不活性ガスを導入するバラスト圧力制御が可能となる。
【0030】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の設計変更等が可能である。例えば、熱処理装置としては、バッチ式に限定されず、被処理体を一枚ずつ熱処理する枚葉式であってもよい。被処理体としては、半導体ウエハに限定されず、例えばガラス基板、LCD基板等が適用可能である。
【0031】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
【0032】
(1)請求項1の発明によれば、熱処理炉の排気系に設けられる弁装置であって、前記排気系と連通するガス入口およびガス出口を有する弁室と、該弁室内に設けられ前記ガス入口側を開閉する弁体と、前記弁室外に設けられ前記弁体を弁棒を介して開閉駆動する駆動部と、前記弁室の弁棒貫通部を封止すべく弁室と弁体との間に介設されたベローズと、前記弁室内に設けられ弁体が開弁した時に前記ベローズを格納するベローズ格納室とを備え、前記弁体は開弁した時にベローズ格納室を密閉する気密部材を有しているため、ベローズ格納室内への排気ガスの侵入を防止でき、弁室内のベローズの表面に反応生成物が付着するのを十分に抑制することができる。
【0033】
(2)請求項2の発明によれば、熱処理炉の排気系に設けられる弁装置であって、前記排気系と連通するガス入口およびガス出口を有する弁室と、該弁室内に設けられ前記ガス入口側を開閉する弁体と、前記弁室外に設けられ前記弁体を弁棒を介して開閉駆動する駆動部と、前記弁室の弁棒貫通部を封止すべく弁室と弁体との間に介設されたベローズと、前記弁室内に設けられ弁体が開弁した時に前記ベローズを格納するベローズ格納室と、該ベローズ格納室内に不活性ガスを導入するための不活性ガス導入部とを備えているため、ベローズ格納室内への排気ガスの侵入を不活性ガスにより防止でき、弁室内のベローズの表面に反応生成物が付着するのを十分に抑制することができる。また、排気系に不活性ガスを導入するバラスト圧力制御が可能となる。
【0034】
(3)請求項3の発明によれば、熱処理炉の排気系に弁装置を備えた熱処理装置であって、前記弁装置は、前記排気系と連通するガス入口およびガス出口を有する弁室と、該弁室内に設けられ前記ガス入口側を開閉する弁体と、前記弁室外に設けられ前記弁体を弁棒を介して開閉駆動する駆動部と、前記弁室の弁棒貫通部を封止すべく弁室と弁体との間に介設されたベローズと、前記弁室内に設けられ弁体が開弁した時に前記ベローズを格納するベローズ格納室とを備え、前記弁体は開弁した時にベローズ格納室を密閉する気密部材を有しているため、ベローズ格納室内への排気ガスの侵入を防止でき、弁室内のベローズの表面に反応生成物が付着するのを十分に抑制することができる。
【0035】
(4)請求項4の発明によれば、熱処理炉の排気系に弁装置を備えた熱処理装置であって、前記弁装置は、前記排気系と連通するガス入口およびガス出口を有する弁室と、該弁室内に設けられ前記ガス入口側を開閉する弁体と、前記弁室外に設けられ前記弁体を弁棒を介して開閉駆動する駆動部と、前記弁室の弁棒貫通部を封止すべく弁室と弁体との間に介設されたベローズと、前記弁室内に設けられ弁体が開弁した時に前記ベローズを格納するベローズ格納室と、該ベローズ格納室内に不活性ガスを導入するための不活性ガス導入部とを備えているため、ベローズ格納室内への排気ガスの侵入を不活性ガスにより防止でき、弁室内のベローズの表面に反応生成物が付着するのを十分に抑制することができる。また、排気系に不活性ガスを導入するバラスト圧力制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す熱処理装置の構成図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す熱処理装置の構成図である。
【符号の説明】
1 熱処理装置
2 熱処理炉
3 排気系
4 メインバルブ(弁装置)
21 ガス入口
22 ガス出口
23 弁室
24 弁体
25 弁棒
26 駆動部
29 弁棒貫通部
30 ベローズ
31 ベローズ格納室
35 不活性ガス導入部

Claims (4)

  1. 熱処理炉の排気系に設けられる弁装置であって、前記排気系と連通するガス入口およびガス出口を有する弁室と、該弁室内に設けられ前記ガス入口側を開閉する弁体と、前記弁室外に設けられ前記弁体を弁棒を介して開閉駆動する駆動部と、前記弁室の弁棒貫通部を封止すべく弁室と弁体との間に介設されたベローズと、前記弁室内に設けられ弁体が開弁した時に前記ベローズを格納するベローズ格納室とを備え、前記弁体は開弁した時にベローズ格納室を密閉する気密部材を有していることを特徴とする弁装置。
  2. 熱処理炉の排気系に設けられる弁装置であって、前記排気系と連通するガス入口およびガス出口を有する弁室と、該弁室内に設けられ前記ガス入口側を開閉する弁体と、前記弁室外に設けられ前記弁体を弁棒を介して開閉駆動する駆動部と、前記弁室の弁棒貫通部を封止すべく弁室と弁体との間に介設されたベローズと、前記弁室内に設けられ弁体が開弁した時に前記ベローズを格納するベローズ格納室と、該ベローズ格納室内に不活性ガスを導入するための不活性ガス導入部とを備えたことを特徴とする弁装置。
  3. 熱処理炉の排気系に弁装置を備えた熱処理装置であって、前記弁装置は、前記排気系と連通するガス入口およびガス出口を有する弁室と、該弁室内に設けられ前記ガス入口側を開閉する弁体と、前記弁室外に設けられ前記弁体を弁棒を介して開閉駆動する駆動部と、前記弁室の弁棒貫通部を封止すべく弁室と弁体との間に介設されたベローズと、前記弁室内に設けられ弁体が開弁した時に前記ベローズを格納するベローズ格納室とを備え、前記弁体は開弁した時にベローズ格納室を密閉する気密部材を有していることを特徴とする熱処理装置
  4. 熱処理炉の排気系に弁装置を備えた熱処理装置であって、前記弁装置は、前記排気系と連通するガス入口およびガス出口を有する弁室と、該弁室内に設けられ前記ガス入口側を開閉する弁体と、前記弁室外に設けられ前記弁体を弁棒を介して開閉駆動する駆動部と、前記弁室の弁棒貫通部を封止すべく弁室と弁体との間に介設されたベローズと、前記弁室内に設けられ弁体が開弁した時に前記ベローズを格納するベローズ格納室と、該ベローズ格納室内に不活性ガスを導入するための不活性ガス導入部とを備えたことを特徴とする熱処理装置。
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