JP3267766B2 - 熱処理装置及びその運転方法 - Google Patents

熱処理装置及びその運転方法

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JP3267766B2 JP23585493A JP23585493A JP3267766B2 JP 3267766 B2 JP3267766 B2 JP 3267766B2 JP 23585493 A JP23585493 A JP 23585493A JP 23585493 A JP23585493 A JP 23585493A JP 3267766 B2 JP3267766 B2 JP 3267766B2
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    • C23C16/00Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
    • C23C16/44Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating
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    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱処理装置及びその運
転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体ウエハの製造においては、
CVD、酸化、拡散、アニールなどの処理をために、各
種の熱処理装置が使用されている。例えば、減圧CVD
等のように真空下で処理を行う熱処理装置(以下、真空
熱処理装置ともいう。)においては、被処理体である半
導体ウエハを収容して処理を行う処理室に、処理ガス供
給部及び真空排気系を接続して構成されている。また、
酸化、拡散、アニール等のように常圧(大気圧)下で処
理を行う熱処理装置(以下、常圧熱処理装置ともい
う。)においては、前記真空熱処理装置の真空排気系に
代えて常圧排気系を接続して構成されている。この常圧
熱処理装置においては、腐食性を有する処理ガス、例え
ば塩化水素(HCl)を使用する場合がある。
【0003】ところで、前記真空熱処理装置と常圧熱処
理装置とは、概略的には排気系が異なるに過ぎないた
め、排気系を真空排気系と常圧排気系とにより構成すれ
ば、真空下での処理及び常圧下での処理の両方を行うこ
とができるいわゆる合体形の熱処理装置を構成すること
が可能である。そして、この熱処理装置によれば、設備
コストの低減が図れるばかりでなく、半導体ウエハを処
理工程ごとに各熱処理装置に移し変える必要がなく、各
種の熱処理を連続的に行うことができることから、半導
体ウエハの品質及びスループットの向上が図れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記熱
処理装置においては、常圧排気系に耐食性を有する弁、
例えばテフロン製のボールバルブ等を設けなければな
、このような弁は一般的に気密性に劣るため、真空排
気系を作動させて処理を行うときに常圧排気系から排気
ガスやパーティクルが逆流し、この排ガス等に腐食性成
分が残存している場合、真空排気系の真空ポンプ等の機
器に腐食を生じる虞れがある。そのため、真空下での処
理及び常圧下での処理の両方を行うことができる熱処理
装置を実現することが困難であった。
【0005】そこで、本発明の目的は、真空下での処理
中に常圧排気系からの排ガス等の逆流を防止することが
でき、真空下での処理及び常圧下での処理の両方を行う
ことができる熱処理装置及びその運転方法を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、被処理体の処理を行う処理室に、処理ガス
供給部及び排気系を接続してなる熱処理装置において、
前記排気系を真空排気系と常圧排気系とにより構成し、
前記真空排気系に弁を設け、前記常圧排気系に一対の弁
設けると共にこれら両弁間を真空引きするための真空
引き手段を設け、真空排気系の弁を閉じ、常圧排気系の
一対の弁を開いて常圧下での処理を行い、常圧排気系の
一対の弁を閉じ、両弁間を真空引き手段により真空引き
すると共に真空排気系の弁を開いて真空下での処理を行
うように構成されていることを特徴とする(請求項
1)。
【0007】本発明においては、前記真空排気系の弁を
閉じ、常圧排気系の一対の弁を開いて常圧下での処理を
行い、常圧排気系の一対の弁を閉じ、両弁間を真空引き
手段により真空引きすると共に真空排気系の弁を開いて
真空下での処理を行うように制御する制御装置を備えて
いることが好ましい(請求項2)。また、前記処理室が
内管と外管の二重管構造の反応管からなり、この反応管
が偏平なリング状のマニホールドの上面部に設けられ、
このマニホールドの下面部には蓋体が開閉可能に設けら
れ、内管の下端部のフランジと外管の下端部のフランジ
との間には不活性ガスを噴出させるための隙間が設けら
れ、前記マニホールドには前記隙間に不活性ガスを供給
するための不活性ガス供給通路が形成されていること
好ましい(請求項3)。更に、前記真空排気系の弁を閉
じ、常圧排気系の一対の弁を開いて行う常圧下での成膜
処理と、常圧排気系の一対の弁を閉じ、両弁間を真空引
き手段により真空引きすると共に真空排気系の弁を開い
て行う真空下での成膜処理とを連続的に行うように構成
されていることが好ましい(請求項4)。
【0008】また、本発明は被処理体の処理を行う処理
室に、処理ガス供給部と、真空排気系と、一対の弁を備
えた常圧排気系とを接続してなる熱処理装置の運転方法
において、前記真空排気系を作動させて処理を行うとき
に、前記常圧排気系の一対の弁を閉じ、これら両弁間を
真空引きすることを特徴とする(請求項)。
【0009】
【作用】本発明に係る熱処理装置及びその運転方法によ
れば、前記真空排気系を作動させて処理を行うときに、
前記常圧排気系の一対の弁を閉じ、これら両弁間を真空
引きすることにより、常圧排気系の閉弁時の気密性が向
上するため、真空下での処理時における常圧排気系から
の排ガスやパーティクルの逆流を防止することが可能と
なる。これにより、真空下での処理及び常圧下での処理
の両方を行うことができる熱処理装置を提供することが
できる。
【0010】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を添付図面に基づ
いて詳述する。図1は本発明に係る熱処理装置の一実施
例を示す構成図、図2は図1の熱処理装置の部分的拡大
断面図、図3は図1の熱処理装置のマニホールドの平面
図である。
【0011】図示するように、本実施例の熱処理装置1
は、例えばステンレススチール製の偏平なリング状のマ
ニホールド2を図示しないベースプレート部に水平に備
えており、このマニホールド2の上面部には被処理体で
ある半導体ウエハWを処理するための処理室である耐熱
耐食性を有する材料例えば石英製の縦形の反応管3が設
けられている。この反応管3は、内管4と有天井の外管
5との二重管構造であり、反応管3の周囲には抵抗発熱
線を巻回してなる加熱部6が設けられている。この加熱
部6の抵抗発熱線として例えば二ケイ化モリブデン(M
oSi2)を用いることにより、反応管3内を高速で、
例えば100℃/分位で昇温可能に構成されると共に、
図示しない強制空冷機構により例えば50℃/分位で降
温可能に構成されている。
【0012】前記マニホールド2の下面部には、昇降機
構7の昇降アーム8に設けられたステンレススチール製
の蓋体19が開閉可能に設けられ、この蓋体9上にはウ
エハWを所定間隔で多段に保持するウエハボート10が
保温筒11を介して載置されている。また、蓋体9に
は、保温筒11を回転駆動する回転機構12が設けら
れ、蓋体9の上面周縁部にはマニホールド2の下面部と
の間をシールするための耐熱耐食性を有する材料例えば
フッ素ゴム製のOリング13a,13bが同心状に二重
に取付けられている。
【0013】前記マニホールド2には、処理ガス供給部
としての複数の処理ガス供給通路14a,14b,14
cが半径方向に設けられ、これら処理ガス供給通路14
a,14b,14cの先端部にはマニホールド2の開口
部2a周縁部から立上がり反応管3の内管4下方から上
方へ向けて処理ガスを噴射供給するノズル15がそれぞ
れ接続されている。処理ガス供給通路14a,14b,
14cの基端部には、例えばシリコン窒化(Si34
膜の成膜処理にはジクロルシラン(SiH2Cl2)とア
ンモニア(NH3)を、ドライ酸化処理には酸素(O2
と塩化水素(HCl)という具合に、処理に応じて処理ガ
スを供給するための図示しない処理ガス供給源が弁V
1,V2,V3を介して接続されている。本実施例で
は、説明上、弁V1をジクロルシラン供給用とし、弁V
2をアンモニア供給用とし、弁V3を酸素と塩化水素供
給用としてある。
【0014】前記この反応管3の内管4の下端部と外管
5の下端部とには、前記マニホールド2の上面部に載置
される外向きのフランジ4a,5aがそれぞれ形成さ
れ、マニホールド2の上面部には、この上面部に直接載
置される内管4のフランジ4aの外周を囲む位置決め突
起部16が形成されると共に、外管5のフランジ5aと
の間をシールするための例えばフッ素ゴム製のOリング
17a,17bが同心状に二重に取付けらている。ま
た、マニホールド2の上面部には、外管5のフランジ5
aの外周を囲んでその水平移動を規制しかつ据付高さ位
置を規定する例えばテフロン製の断面L字状の位置決め
リング18が取付けられると共に、外管5のフランジ5
aを固定するための押え部材19がボルト締めにより取
付けられている。
【0015】前記内管4のフランジ4aの先端部は、外
管5のフランジ5aの基部と若干ラップしており、内管
4のフランジ4aの先端部上面と、これと対向する外管
5のフランジ5aの基部下面との間には腐食性を有する
排ガスによるマニホールド2の腐食を防止するために
活性ガスSを噴出させるための隙間20が設けられてい
る。この不活性ガスSとしては、例えば窒素(N)ガ
スが用いられる。
【0016】前記マニホールド2には、その上端面の二
重のOリング17a,17b間及び蓋体9の二重のOリ
ング13a,13b間を例えば後述の真空ポンプ37等
により真空引きして気密性を高めるための真空引き通路
21a,21bが形成されると共に、前記隙間20に
活性ガスSを供給するための不活性ガス供給通路22が
形成されている。また、マニホールド2には、Oリング
17a,17b等を冷却するための冷却水通路23
けられている。
【0017】前記反応管3の内管4と外管5との間に
は、外管5の天井に至った処理後の排ガスを下降させる
ための隙間(排気通路)24設けられ、外管5の下側
部には処理後の排ガスを排気するための排気管部25
設けられている。この排気管部25は、排気系である真
空排気系26と常圧排気系27とが分岐管28介して
接続されている。
【0018】前記分岐管28、空排気系26及び常圧排
気系27の配管は、耐熱耐食性を有する材料例えばハス
テロイによって形成されている。また、分岐管28、真
空排気系26及び常圧排気系27の配管には、排ガス成
分の結露及び析出を防止すべく加熱するための加熱手段
として、例えば抵抗発熱線を耐熱樹脂材で被覆してなる
帯状加熱部材29a,29bが巻付けられている。加熱
温度としては、排ガス成分の露点温度或いは析出温度以
上例えば150〜200℃位に設定されている。
【0019】材質の異なる排気管部25と分岐管28と
を接続するために、両者のフランジ間25a,28aに
はフッ素ゴム製のOリング30a,30bが同心状に二
重に介設され、両フランジ25a,28aがクランプ部
材31により接続されている。また、両フランジ25
a,28a間の気密性を更に高めるために、分岐管28
のフランジ28aには二重のOリング30a,30b間
を真空引きするための真空引き通路32が設けられてい
る。
【0020】前記真空排気系26には、気密性の高い通
常の弁V4、ターボ分子ポンプ33、真空ポンプ34、
除害装置35が順に設けられている。また、常圧排気系
27には、耐食性を有する例えばテフロン製ボールバル
ブからなる一対の弁V5,V6、排ガス中の腐食性成分
である塩化水素を中和或いは回収処理するHCl処理装
置36が順に設けられている。そして、前記一対の弁V
5,V6間の配管には、これら両弁V5,V6間を真空
引きするための真空引き手段である真空ポンプ37が真
空引き管39を介して接続され、この真空引き管39
は弁V7が設けられている。前記真空排気系26及び常
圧排気系27は、図示しない工場の排気系に接続されて
いる。
【0021】前記処理ガス供給用の弁V1,V2,V
3、排気用の弁V4,V5,V6及び真空引き用の弁V
7は、電磁弁からなり、制御装置40により次のように
制御さるように構成されている。すなわち、制御装置
40は、真空下での処理である例えば減圧CVDによる
シリコン窒化膜の成膜処理のときには、弁V1,V2,
V4,V7を開に、弁V3,V5,V6を閉にし、常圧
下での処理である例えばドライ酸化処理すなわち酸化膜
の成膜処理のときには、弁V3,V5,V6を開に、弁
V1,V2,V4,V7を閉にするように構成されてい
る。換言すれば、制御装置40は、前記真空排気系26
の弁V4を閉じ、常圧排気系27の一対の弁V5,V6
を開いて常圧下での処理を行い、常圧排気系27の一対
弁V5,V6を閉じ、両弁V5,V6間を真空引き手
段である真空ポンプ37により真空引きすると共に真空
排気系26の弁V4を開いて真空下での処理を行うよう
に制御する。従って、この熱処理装置1においては、真
空排気系26を作動させて処理を行うときに、常圧排気
系27の一対の弁V5,V6を閉じ、これら両弁V5,
V6間を真空引きするという運転方法がとられるように
構成されている。また、前記制御装置40は、シリコン
窒化膜の成膜処理のときには例えば750℃に、ドライ
酸化処理のときには例えば850℃にするという具合
に、処理に応じて前記加熱部6を温度制御部41を介し
て所定の温度に制御するように構成されている。
【0022】次に前記実施例の作用を述べる。例えば減
圧CVDによるシリコン窒化膜の成膜処理を行う場合、
先ずウエハWをウエハボート10に載せて昇降アーム8
の上昇により反応管3内にローディングし、マニホール
ド2の開口部2aを蓋体9で閉じる。この処理の場合、
制御装置40により弁V1,V2,V4,V7が開に、
弁V3,V5,V6が閉にされると共に、加熱部6が温
度制御部41を介して温度750℃に制御される。従っ
て、反応管3内は、真空ポンプ34等の駆動による真空
排気系26の作動によって真空排気され、この真空下及
び所定温度下で処理ガス供給通路14a,14bを介し
てジクロルシランとアンモニアが供給されることによ
り、ウエハWにはシリコン窒化膜が成膜される。
【0023】この真空下での処理においては、常圧排気
系27の一対の弁V5,V6が閉じられると共に、これ
ら両弁V5,V6間が真空ポンプ37により真空引きさ
れている。従って、真空排気系26を作動させて処理を
行うときには、たとえ気密性の低い弁であっても常圧排
気系が一対の弁V5,V6により二重に遮断されるこ
と、及び両弁V5,V6間が真空引きされて弁V5の前
後の圧力差が小さくなることから、常圧排気系27から
の排ガスやパーティクルの逆流を防止することができ
る。また、この真空下での処理時には、分岐管28及び
真空排気系26の配管が加熱部材29aにより加熱され
ているので、排ガス成分の例えば塩化アンモニウムの析
出不着を防止することができる。
【0024】次いで、前記処理の終了後、次工程の例え
ばドライ酸化処理を連続的に行う場合には、制御装置に
より弁V3,V5,V6が開に、弁V1,V2,V4,
V7が閉にされると共に、加熱部6が温度制御部41を
介して温度850℃に制御される。従って、反応管3内
は、常圧排気系27を介して工場の排気系により常圧
(大気圧)で排気され、この常圧下及び所定温度下で処
理ガス供給通路14cを介して酸素と塩化水素が供給さ
れることにより、ウエハWにはドライ酸化処理が施され
る。
【0025】この常圧下での処理時には、分岐管28及
び常圧排気系27の配管が加熱部材29bにより露点温
度以上に加熱されているので、排気成分の結露を防止す
ることができ、乾燥状態では比較的に不活性であるが湿
気を含むことにより強い腐食性を現す塩化水素による腐
食を防止することができる。また、塩化水素は処理装置
36により中和或いは回収処理されることになる。
【0026】
【発明の効果】以上要するに本発明に係る熱処理装置及
びその運転方法によれば、真空排気系を作動させて処理
を行うときに、常圧排気系の一対の弁を閉じ、これら両
弁間を真空引きすることにより、真空下での処理中に常
圧排気系からの排ガス等の逆流を防止することができる
ようになるため、真空下での処理及び常圧下での処理の
両方を一台の装置で行うことができる。
【0027】また、前記熱処理装置1においては、反応
管3の外管フランジ5aとマニホールド2との間、マニ
ホールド2と蓋体9との間、及び反応管3の排気管部2
5と排気系の分岐管28との間に二重のOリング17a
と17b,13aと13b,30aと30bが介設さ
れ、かつOリング17aと17b,13aと13b,3
0aと30b間が真空引きされるように構成されている
ことと相俟って、常圧排気系27には一対の弁V5,V
6が設けられ、真空下での処理時には両弁V5,V6を
閉じると共に両弁V5,V6間を真空引きするように構
成されていることから、反応管3内を高真空度例えば1
×10-6Torr位にすることが可能である。なお、常
圧下での処理においては、前記Oリング17aと17
b,13aと13b,30aと30b間を必ずしも真空
引きする必要はない。
【0028】更に、前記熱処理装置1においては、処理
ガス供給用の弁V1,V2,V3、排気用の弁V4,V
5,V6及び真空引き用の弁V7を制御装置40により
処理に応じて切換え、また加熱部6の温度を温度制御部
41を介して制御するように構成されているので、熟練
を要せずに容易に運転することができ、品質の一定な処
理を行うことができる。なお、熱処理装置1は、各種の
熱処理に応じた弁V1〜V7の切換え、加熱部6の温度
及び処理時間を制御装置40に予め入力しておき、処理
メニューの選択により処理を行うようにしてもよい。
【0029】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施
が可能である。例えば、前記実施例では、処理室である
反応管3に一つの排気管部25を形成し、この排気管部
25に分岐管28を介して真空排気系26と常圧排気系
27を接続しているが、前記反応管3に二つの排気管部
を形成し、一方の排気管部に真空排気系26を接続し、
もう一方の排気管部に常圧排気系27を接続するように
してもよい。また、前記実施例では、先ず減圧CVDに
よるシリコン窒化膜の成膜処理を行い、次いでドライ酸
化処理を行うようにしているが、この処理は一例に過ぎ
ず、これ以外にも拡散、アニール等を組合せた各種の処
理を行うことができることは勿論である。
【0030】
【発明の効果】以上要するに本発明に係る熱処理装置及
びその運転方法によれば、真空排気系を作動させて処理
を行うときに、常圧排気系の一対の弁を閉じ、これら両
弁間を真空引きすることにより、真空下での処理中に常
圧排気系からの排ガス等の逆流を防止することができる
ようになるため、真空下での処理及び常圧下での処理の
両方を一台の装置で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱処理装置の一実施例を示す構成
図である。
【図2】図1の熱処理装置の部分的拡大断面図である。
【図3】図1の熱処理装置のマニホールドの平面図であ
る。
【符号の説明】
1 熱処理装置 W 半導体ウエハ(被処理体) 3 反応管(処理室) 14a〜14c 処理ガス供給通路(処理ガス供給部) 25 排気管部 26 真空排気系 27 常圧排気系 28 分岐管 V5,V6 常圧排気系の弁 37 真空ポンプ(真空引き手段) 29a,29b 加熱部材(加熱手段)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−183693(JP,A) 特開 平4−269822(JP,A) 特開 平4−5827(JP,A) 特開 平3−82016(JP,A) 特開 平1−218013(JP,A) 特開 平3−185715(JP,A) 実願 平3−2124号(実開 平4− 100254号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/205 H01L 21/22 511 H01L 21/31

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体の処理を行う処理室に、処理ガ
    ス供給部及び排気系を接続してなる熱処理装置におい
    て、前記排気系を真空排気系と常圧排気系とにより構成
    し、前記真空排気系に弁を設け、前記常圧排気系に一対
    の弁を設けると共にこれら両弁間を真空引きするための
    真空引き手段を設け、真空排気系の弁を閉じ、常圧排気
    系の一対の弁を開いて常圧下での処理を行い、常圧排気
    系の一対の弁を閉じ、両弁間を真空引き手段により真空
    引きすると共に真空排気系の弁を開いて真空下での処理
    を行うように構成されていることを特徴とする熱処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記真空排気系の弁を閉じ、常圧排気系
    の一対の弁を開いて常圧下での処理を行い、常圧排気系
    の一対の弁を閉じ、両弁間を真空引き手段により真空引
    きすると共に真空排気系の弁を開いて真空下での処理を
    行うように制御する制御装置を備えていることを特徴と
    する請求項1記載の熱処理装置。
  3. 【請求項3】 前記真空排気系の弁を閉じ、常圧排気系
    の一対の弁を開いて行う常圧下での成膜処理と、常圧排
    気系の一対の弁を閉じ、両弁間を真空引き手段により真
    空引きすると共に真空排気系の弁を開いて行う真空下で
    の成膜処理とを連続的に行うように構成されていること
    を特徴とする請求項1記載の熱処理装置。
  4. 【請求項4】 前記処理室が内管と外管の二重管構造の
    反応管からなり、この反応管が偏平なリング状のマニホ
    ールドの上面部に設けられ、このマニホールドの下面部
    には蓋体が開閉可能に設けられ、内管の下端部のフラン
    ジと外管の下端部のフランジとの間には不活性ガスを噴
    出させるための隙間が設けられ、前記マニホールドに
    前記隙間に不活性ガスを供給するための不活性ガス供給
    通路が形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    熱処理装置。
  5. 【請求項5】 被処理体の処理を行う処理室に、処理ガ
    ス供給部と、真空排気系と、一対の弁を備えた常圧排気
    系とを接続してなる熱処理装置の運転方法において、前
    記真空排気系を作動させて処理を行うときに、前記常圧
    排気系の一対の弁を閉じ、これら両弁間を真空引きする
    ことを特徴とする熱処理装置の運転方法。
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