JPH0766830A - メールシステム - Google Patents

メールシステム

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JPH0766830A
JPH0766830A JP5212684A JP21268493A JPH0766830A JP H0766830 A JPH0766830 A JP H0766830A JP 5212684 A JP5212684 A JP 5212684A JP 21268493 A JP21268493 A JP 21268493A JP H0766830 A JPH0766830 A JP H0766830A
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JP
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voice
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text
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Pending
Application number
JP5212684A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Hara
義幸 原
Masaki Egawa
雅樹 江川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Computer Engineering Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】マルチメディア対応の環境下になくても複合化
されたメールを容易にアクセスできるようにする。 【構成】ネットワーク制御部1により受信されて外部記
憶装置6に格納されたメールの出力が要求されると、メ
ール制御部2は、そのメールをメモリ5上に展開後、ヘ
ッダ部のキーワード部を参照し、シークレット部分があ
るならば、添付のテーブルの情報をもとに、そのメール
からシークレット部分以外のデータを抽出し、ユーザの
利用可能な環境がマルチメディア対応でなく、例えば音
声のみに対応しているなら、抽出したデータからテーブ
ルの情報で示される位置にある画像データを除去し、更
にテキスト部を抽出して文−音声変換部7により音声デ
ータに変換させて音声出力させ、テキストのみに対応し
ているなら、画像データと音声データを除去し、残りの
テキストを表示装置3に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文字列(テキスト)の
他に、音声、画像情報等の非テキスト情報を含む、複合
化されたメールを扱うのに好適なメールシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電子メールを扱うメールシステム
(電子メールシステム)において、メール情報は、主に
文字列による通信で送受信されるのが一般的であった。
ところが、近時、システムの高速化、大容量化が進み、
音声データや画像情報を送受信するメールシステムの通
信が行えるようになってきた。この種のシステムでは、
音声や画像による通信を行う際、音声データをA/D
(アナログ/ディジタル)変換、D/A(ディジタル/
アナログ)変換する手法や、画像情報を圧縮/伸張する
手法を用い、ディジタルデータをファイル化して送受信
していた。
【0003】このようなメールシステムは、メールツー
ルを用いて実現され、音声データや画像情報を容易に組
み込むことや、再生/編集が行えるようになってきてい
る。しかし、従来のメールツールを用いたシステムで
は、複合化されたデータを扱うようになってくると、受
信したメールによっては、ユーザの環境や設定によって
作業ができない場合が生じるという不都合があった。ま
た、例えば外出先から電話等でメール(受信メール)を
アクセスする場合に、テキストや音声であるならば制御
できるものの、画像情報等を含んだメールは、アクセス
することができないといった不都合や、音声出力中にメ
ールの内容が第3者に漏れる虞も生じてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、音声
データや画像情報を含むメールの送受信機能を有する従
来のメールシステムでは、ユーザの利用可能な環境が音
声の入出力や画像入出力が行えるマルチメディア対応で
なければアクセスできない他、重要な内容であつてもス
ピーカ等から無造作に音声出力されるなど、第3者に対
して無防備であり、問題であった。
【0005】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものでその目的は、複合化されたメール内容が容易に
判別でき、その判別結果およびユーザが利用可能な環境
をもとに、判別したメール内容の出力制御を行うことに
より、マルチメディア対応の環境下になくても、複合化
されたメールを容易にアクセスできるメールシステムを
提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、音声のみに対応する
環境下では、メール本文についても音声データに変換し
て音声出力することができ、もって電話端末等を用いて
外出先からでも容易に利用できるメールシステムを提供
することにある。本発明の更に他の目的は、重要な内容
が不用意に音声出力されて他人に漏れることが防止でき
るメールシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、ネットワークを介してメールの送受信を行
なうメールシステムにおいて、文字列からなるメール本
文とは別に音声または画像情報等の非テキスト情報を含
む送信対象メールに、同メールに含まれている情報の種
別を示すキーワード情報を付すキーワード添付手段と、
他システムから受信したメールの出力が外部から要求さ
れた場合に、同メールに付されているキーワード情報を
もとにメール内容を判別し、その判別結果および要求元
が利用可能な出力環境をもとに、判別したメール内容の
出力制御を行う制御手段とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0008】また、本発明は、メール本文を音声データ
に変換する文−音声変換手段を更に備え、要求元が利用
可能な出力環境が音声のみに対応する場合、出力制御手
段は、受信メール中のメール本文を文−音声変換手段に
より音声データに変換させ、この音声データに基づく音
声出力を行わせることをも特徴とする。
【0009】また、本発明は、メール作成時に外部から
メール中でシークレット扱いとすべき部分が指定された
場合に、その部分をシークレット指定するためのシーク
レット指定情報を同メールに付すようにし、このシーク
レット指定情報が付されたメールの出力が要求された場
合には、このシークレット指定情報の示すメール部分を
出力対象外とすることをも特徴とする。
【0010】
【作用】上記の構成においては、メール本文(テキス
ト)の他に音声や画像情報等の非テキスト情報を持つ複
合化されたメールに、同メールに含まれている情報の種
別を示すキーワード情報を付して送信することにより、
同メールを受信したメールシステムに対して、外部から
同メールをアクセス(出力)するための要求が出された
場合には、同メールのキーワード情報をもとにそのメー
ル内容を容易に判別できる他、その判別結果および要求
元が利用可能な出力環境をもとに、判別したメール内容
のうち、その出力環境に適合する内容(例えば音声のみ
に対応する環境であれば音声データ、テキストのみに対
応する環境であればテキスト)を選択して、その環境下
で出力させることが可能となる。これにより、マルチメ
ディアに対応しない環境下でも、複合化されたメールを
容易にアクセスできる。
【0011】また、上記の構成において文−音声変換手
段を備えた場合、例えば音声のみに対応する環境下で
は、テキスト(文字列からなるメール本文)を当該文−
音声変換手段により音声データに変換させて音声出力さ
せることにより、テキストのみのメールであっても対処
できるため、電話端末等からアクセスすることにより、
外出先からでも容易に利用できる。
【0012】また、上記の構成においては、アクセスが
要求された受信メールにシークレット指定情報が付され
ている場合には、このシークレット指定情報の示すメー
ル部分が出力対象外とされるため、例えばメール内容の
音声出力中に、シークレット指定情報の示す重要部分が
不用意に発声されることはなく、他人に聞かれる虞はな
い。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は、本発明の一実施例に係るメール
システムの構成を概略的に示すブロック図である。この
メールシステムは、例えばワークステーションあるいは
パーソナルコンピュータ等を用いて実現されており、音
声合成機能と画像圧縮/伸張機能を標準で組み込んでい
るものとする。
【0014】図1において、1はネットワークケーブル
NLを介して他のメールシステム(ワークステーション
等)と通信を行うためのネットワーク制御部、2は本シ
ステムに接続された機器の制御を行うメール制御部であ
る。メール制御部2は、例えばCPUである。
【0015】3は文字や図形情報等の表示に供されるC
RTモニタ、液晶ディスプレイなどの表示装置、4は文
字入力等に供されるキーボードである。5はメール制御
部2の作業領域等を提供するメモリ、6はネットワーク
制御部1を介して受信されたデータ、キーボード3から
入力されたデータの格納等に供される外部記憶装置であ
る。
【0016】7は文字列から音声(合成音声)を生成す
る文−音声変換部、8は文−音声変換部7での合成音声
生成に使用される辞書、9は文−音声変換部7で生成さ
れた合成音声を出力するためのスピーカである。10は
音声等をA/D変換、D/A変換する音声入出力制御
部、11は画像情報の圧縮/伸張を司る画面制御部、1
2はI/Oバスである。このI/Oバス12には、ネッ
トワーク制御部1、メール制御部2、表示装置3、キー
ボード4、メモリ5、外部記憶装置6、文−音声変換部
7、音声入出力制御部10、および画面制御部11等の
各機器が接続されている。
【0017】なお、図1において破線で示される、文−
音声変換部7、辞書8、スピーカ9、音声入出力制御部
10および画面制御部11は、メールシステムによって
は、必ずしも装備されているとは限らないものである。
【0018】図2は、メールの構造の概要を示す。同図
において、21はヘッダ部であり、送信(発信)者の名
前と送信したマシンのマシン名が記述される発信者部2
11、送り先の名前と送り先のマシン名が記述される受
信者部212、表題(図では“ボイスメール”)が記述
される表題部213を有する。この表題部213にはキ
ーワード部214が付加される。キーワード部214は
システム側で送信時に付加(挿入)されるもので、後述
するデータ部23のデータ等のキーワード(データ種別
を示すフラグ情報)が設定される。本実施例で適用され
るキーワードは、音声データ(オーディオデータ)であ
ることを示す“a”と、画像データであることを示す
“v”と、シークレットデータ(文章)であることを示
す“s”の3種である。
【0019】22はメール本文、23は音声データ、画
像データ等が設定されるデータ部である。このデータ部
23の内容は通常は画面表示の対象とはならない。24
は例えばヘッダ部21とメール本文22との間に添付さ
れるテーブルである。テーブル24は、テーブル本体2
41と、このテーブル本体241の存在とサイズを示す
テーブルヘッダ242からなる。テーブル本体241
は、キーワード部214に記述されているキーワードで
示される種別の情報のデータ範囲を示すものである。
【0020】この他、メールを構成するものに、付加文
(図示せず)がある。この付加文は、受信側(宛先)の
マシンにユーザの名前が登録されていない場合に、その
旨を送信者に知らせるためのもので、受信されたマシン
にて付加され、送信者に送り返される。
【0021】図3は文−音声変換部7で使用される辞書
8の内容例を示すもので、単語毎に、見出し語、当該見
出し語の読み、品詞、アクセント型、複合アクセント型
の各情報を持つ。
【0022】図4は文−音声変換部7の代表的な機能構
成を示すもので、形態素解析部71、音声記号列生成部
72、合成パラメータ生成部73、および合成部7から
構成されている。この文−音声変換部7による周知の音
声合成(音声出力)について簡単に説明する。
【0023】まず、文−音声変換部7には、受信メール
から取り出された音声合成(音声出力)の対象となる文
字列(テキスト)が転送される。この文字列は文−音声
変換部7内の形態素解析部71に供給される。形態素解
析部71は、供給された文字列を、辞書8の登録情報に
従い、単語毎に分割し品詞分けする形態素解析や係り受
け解析を行う。
【0024】音声記号生成部72は、この品詞分けされ
た単語に対してアクセント情報やポーズ情報を付加し、
韻律情報と音韻系列からなる音声記号列(韻律情報と音
韻系列を記号やカタカナで表現したもの)を生成する。
この音声記号列は合成パラメータ生成部73に与えられ
る。
【0025】合成パラメータ生成部73は、音声記号列
の韻律情報に基づいて基本周波数の列(韻律パラメー
タ)を生成し、音韻系列の音韻に対応する音韻パラメー
タを図示せぬ音声素片ファイルから取り出して音韻間を
接続することで音韻パラメータを生成する。音声合成部
74は、合成パラメータ生成部73で生成された合成パ
ラメータ(音韻パラメータと韻律パラメータ)をもとに
音源生成や合成フィルタリングを行って音声データ(音
声波形データ)を生成する。この音声データは、例えば
音声入出力制御部10によりD/A変換され、スピーカ
9から音声出力される。
【0026】次に、図1の構成のメールシステムの動作
を、(a)メールの作成と送信、(b)メールの受信、
(c)受信メールの出力に分けて、順に説明する。 (a)メールの作成と送信 まず、図1のメールシステム上でメールを作成して送信
する場合の動作を、図5のフローチャートを参照して説
明する。
【0027】メール制御部2は、ユーザのキーボード4
の操作に従い、メモリ5上にテキストでメールを作成す
る(図5ステップS11)。このとき表示装置3には、
メール内容(テキスト)が画面表示される。またメール
制御部2は、作成したメール内容をシークレット文章
(親展)とするか否かの問い合わせ画面を表示装置3に
表示して、ユーザからのシークレット(親展)指定の受
け付けを行う。
【0028】ユーザは、作成したメール内容(の任意の
範囲)をシークレット文章(親展)としたい場合には、
キーボード4を操作して、シークレット(親展)指定を
行い、その範囲をカーソルキーまたはマウスを用いて位
置指定する。
【0029】メール制御部2は、ユーザからのシークレ
ット(親展)指定があると、ユーザが位置指定したシー
クレット文章の範囲を入力する(図5ステップS12,
S13)。この場合、メール制御部2は、指定範囲内の
文章を、例えば図6に示すように反転表示(図中の斜線
部分)する。
【0030】また、テキスト以外の音声や画像等のデー
タについても、同じようにテキストに貼り付けるか挿入
位置を指定する。次にメール制御部2は、図2に示すメ
ールのヘッダ部21中の表題部213に、メールの内容
に合ったキーワード(音声データは“a“、画像データ
は“b“、シークレットデータは“s”)を記述したキ
ーワード部214を添付する(図5ステップS14)。
このときメール制御部2は、例えば図7に示すように、
各情報の範囲が始点バイト位置と終点バイト位置とで設
定されたテーブル本体241を持つテーブル24を、図
2に示すように、ヘッダ部21とメール本文22との間
に添付する。なお本実施例では、メールがシークレット
指定のないテキストのみの場合には、キーワードで特に
指定せず、したがってステップS14の処理は不要とな
る。
【0031】メール制御部2は、以上のようにして、図
2に示すようなメールをメモリ5上に作成すると、同メ
ールを外部記憶装置6を通してネットワーク制御部1に
渡し、送信を行わせる(図5ステップS15)。なお、
本実施例では、メール中のデータ部23の内容(音声デ
ータや画像情報等のバイナリデータ)は、ネットワーク
制御部1に渡される際に、テキストデータに変換され
る。
【0032】(b)メールの受信、次に、他ワークステ
ーションにて、上記(a)と同様にして作成されて送信
された図2に示す構造のメールが、図1のメールシステ
ムで受信された場合の動作を、図8のフローチャートを
参照して説明する。
【0033】まず、他ワークステーションから図1のメ
ールシステムにネットワークケーブルNLを介してメー
ルが送信され、同メールがネットワーク制御部1により
受信されると、データ受信(ここではメール受信)がメ
ール制御部2に通知される。
【0034】メール制御部2は、ネットワーク制御部1
からのデータ受信通知を検出すると、受信データがメー
ルであるか否かを判定する(図8ステップS21)。も
し、メールが受信された場合であれば、メール制御部2
はその受信メールが自システムに登録されているユーザ
宛てとなっているか否か、即ち受信メールのヘッダ部2
1中の受信者部212で指定される宛先が、自システム
に登録されているユーザ名となっているか否かの確認を
行う(図8ステップS22)。
【0035】ここで、受信メールが自システムに登録さ
れているユーザ宛てとなっているならば、メール制御部
2は、その受信メールを外部記憶装置6にユーザ毎、受
信した順にアペンドして格納しておく(図8ステップS
23)。
【0036】これに対し、受信メールの宛先ユーザ名が
自システムに登録されていないならば、メール制御部2
は、自システムには宛先ユーザ名が登録されていない旨
を送信元へ通知するための付加文(メッセージ)を、受
信したメールに付加して送り返す(図8ステップS2
4)。
【0037】(c)受信メールの出力、次に、図1のメ
ールシステムで受信されたメールを出力する場合の動作
を、図9のフローチャートを参照して説明する。。
【0038】ユーザは、上記(b)の処理により自身宛
てのメールが外部記憶装置6に格納されており、そのメ
ールを読みたい場合、そのメールの出力(アクセス)指
示をキーボード4等を操作して入力する。これを受け
て、メール制御部2は、指示されたメールを外部記憶装
置6からメモリ5上に取り出す(図9ステップS3
1)。この際、メール制御部2は、メール中のデータ部
23の内容を、テキスト形式から元のバイナリデータに
戻す。
【0039】次にメール制御部2は、メモリ5上に取り
出されたメールの表題部213に付加されているキーワ
ード部214を参照し、そのメールがシークレット文章
を含むものであるか否かをチェックする(図9ステップ
S32)。
【0040】もし、出力指示されたメール(出力対象メ
ール)がシークレット文章を含むものであるならば、出
力対象メールのテーブル24(中のテーブル本体24
1)に記述されているシークレット部分の範囲情報をも
とに、当該メールからシークレット部分以外のデータを
抽出する(図9ステップS33)。
【0041】次にメール制御部2は、ユーザが利用可能
な(自システムの)出力環境、即ち音声の入出力や画像
入出力が可能なマルチメディア対応の環境下でメールを
出力できるのか否かをチェックする(図9ステップS3
4)。
【0042】もし、図1のメールシステムの例のよう
に、マルチメディア対応の環境下でメールを出力できる
のであるならば、メール制御部2は、そのまま後述する
ステップS35へ無条件で処理を進め、上記抽出したメ
ール内容の各データをそのデータ種別に対応した形態で
出力させる。これにより、例えばメール本文22(テキ
スト)はそのまま表示装置3に表示され、データ部23
中の音声部分については、音声入出力制御部10でのD
/A変換動作により音声信号に変換されて、スピーカ9
から音声出力され、データ部23中の画像部分について
は、画面制御部11の伸張動作により伸張されて表示装
置3に表示される。なお、テキスト部分については、そ
のまま表示装置3に表示する代わりに、文−音声変換部
7にて文−音声変換させて、ここで得られた音声データ
をもとに、音声入出力制御部10を介してスピーカ9か
ら音声出力させることも可能である。いずれを適用する
かは、ユーザの要求に応じて選択すればよい。また、音
声出力に際しては、ユーザが聴取する準備が行えるよう
に、発信音を出力することが好ましい。
【0043】これに対し、マルチメディアに対応してい
ない環境下でメールを出力する場合であるならば、メー
ル制御部2は以下に述べる各種の判断条件により出力内
容を制限する。
【0044】まずメール制御部2は、例えば本システム
が音声のみ利用可能な端末(電話端末等)から(図示せ
ぬ電話回線制御部を介して)アクセスされた場合など、
ユーザが利用可能な環境(出力環境)が音声のみに対応
している場合には(図9ステップS36)、出力対象メ
ールのテーブル24(中のテーブル本体241)に記述
されている画像データの範囲情報をもとに、当該メール
のデータ部23から画像データ(画像部分)を取り除く
(図9ステップS37)。
【0045】そしてメール制御部2は、この画像部分を
取り除いたメールからメール本文22(テキスト部分)
を抽出し、それを文−音声変換部7にて文−音声変換さ
せた後(図9ステップS38)、当該文−音声変換部7
で生成されたテキスト部分の音声データとデータ部23
内の音声データとを音声出力させる(図9ステップS3
5)。
【0046】またメール制御部2は、ユーザが利用でき
る環境がテキスト(テキスト表示)と音声のみに対応し
ている場合であれば(図9ステップS39)、上記ステ
ップS37と同様にして出力対象メールから画像部分を
取り除いた後(図9ステップS40)、各データをその
データ種別に対応した形態で出力させる(図9ステップ
S35)。これにより、まずテキスト部分については、
ユーザ指定に応じて、そのまま表示装置3に表示される
か、或いは文−音声変換部7にて文−音声変換すること
で、音声入出力制御部10を介してスピーカ9から音声
出力される。次に音声部分については、音声入出力制御
部10を介してスピーカ9から音声出力される。
【0047】またメール制御部2は、ユーザが利用でき
る環境がテキストと画像のみに対応している場合であれ
ば(図9ステップS41)、出力対象メールのテーブル
24(中のテーブル本体241)に記述されている音声
データの範囲情報をもとに、当該メールのデータ部23
から音声データ(音声部分)を取り除いた後(図9ステ
ップS42)、各データをそのデータ種別に対応した形
態で出力させる(図9ステップS35)。これにより、
テキスト部分はそのまま表示装置3に表示され、画像部
分については、画面制御部11の伸張動作により伸張さ
れて表示装置3に表示される。
【0048】またメール制御部2は、ユーザが利用でき
る環境がテキストのみに対応している場合(例えば、図
1において破線で示される、文−音声変換部7、辞書
8、スピーカ9、音声入出力制御部10および画面制御
部11を欠くシステムの場合)であれば(図9ステップ
S43)、出力対象メールのテーブル24(中のテーブ
ル本体241)に記述されている音声データと画像デー
タの範囲情報をもとに、当該メールのデータ部23から
音声データ(音声部分)と画像データ(画像部分)を取
り除いた後(図9ステップS44)、残りのテキスト部
分を出力させる(図9ステップS35)。これにより、
テキスト部分がそのまま表示装置3に表示される。
【0049】以上、例を挙げて説明したように、本実施
例によれば、複合化されたメールを扱うメールシステム
において、ユーザから出力指定された受信メールの内容
をヘッダ部21中のキーワード部214をもとに判別
し、その判別したメール内容のうち、ユーザが利用可能
な環境(出力環境)に適合する内容のみを選択(抽出)
して、その環境に合った出力方法で出力するようにして
いるため、複合化されたメールに対してユーザが利用可
能な環境(出力環境)に対応した出力が行え、特に電話
回線等を利用した場合などにも最大限のサービスを行う
ことができる。また、ユーザにとって、そのための特別
な操作を必要とず、サービスの向上と、利用範囲の拡大
など実用上多大なる効果が得られる。
【0050】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではない。例えば、前記実施例では、メールに付され
たテーブル24のテーブル本体241で範囲指定される
シークレット文章は出力の対象外となっていたが、この
範囲指定情報にパスワードを付加し、出力を要求したユ
ーザが当該パスワードに一致するパスワードを入力した
場合に限り、シークレット文章も出力対象とするように
しても構わない。また、この場合でも、音声出力時に
は、他人への漏洩防止のために出力対象外とすることも
可能である。更に、シークレットの対象を、メール本文
22の他に、データ部23の内容(音声部分または画像
部分)にも広げることが可能である。
【0051】また、前記実施例では、メールのヘッダ部
21は音声出力の対象外となっていたが、このヘッダ部
21の表題部213の示す表題(図2の例では“ボイス
メール”)、発信者部211の示す送信者(発信者)
名、表題部213に付されたキーワード部214のチェ
ックにより得られるメール内容の種別(テキスト、音
声、画像等の種別)を示す情報、および当該メールを受
信した時刻等を、文字列情報としてテキストと共に文−
音声変換部7に送り、音声データに変換して音声出力す
るようにしても構わない。この方式では、ユーザが、受
信メールが誰からいつ送られたものであり、どのような
内容であるのかを、聴覚により即座に確認できるといっ
た、優れたサービスを提供できる。
【0052】また、メールに付加されるキーワード部2
14およびテーブル24の位置も、図2の例に限るもの
でないことは勿論である。また、シークレット指定部分
を、暗号化することも可能である。
【0053】また、メール内容の音声出力の方法とし
て、本システムのスピーカ9からの音声出力や、本シス
テムと電話回線等により接続された端末(電話端末)か
らの音声出力の他に、音声出力機能を持つ端末等に本シ
ステムから無線により音声を送信して音声出力させるこ
とも可能である。
【0054】また、図1のメールシステムはあくまでも
一例であり、ここでは文−音声変換部7のインタフェー
スとしてI/Oバス12を用いているが、RS232C
やSCSI(Small Computer System Interface )等を
使用することも可能である。また文−音声変換部7で行
うべき処理をホスト側(メール制御部2)で行うことも
可能である。要するに、本発明はその要旨を逸脱しない
範囲で種々変形して実施することができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
合化されたメールの送信側では、同メールに含まれてい
る情報の種別を示すキーワード情報を付して送信し、こ
のキーワード情報が付されたメールの受信側では、受信
したメールへのアクセスが外部から要求された場合に、
キーワード情報をもとにメール内容を判別し、その判別
結果および要求元が利用可能な出力環境をもとに、判別
したメール内容の出力を制御する構成としたので、複合
化されたメール内容が容易に判別できる他、マルチメデ
ィアに対応しない環境下で利用する場合でも、その環境
に適合する内容を選択して、その環境下で出力させるこ
とができ、複合化されたメールのアクセスが容易に行え
る。
【0056】また、本発明によれば、文−音声変換手段
を設け、音声のみに対応する環境下では、メール本文を
当該文−音声変換手段により音声データに変換して音声
出力する構成としたので、電話端末等を用いて外出先か
らでも容易に利用することができる。
【0057】また、本発明によれば、メール中の重要な
内容を送信側でシークレット指定し、そのメールの受信
側に対して同メールへのアクセスが要求された場合に、
シークレット指定部分を出力対象外とする構成としたの
で、重要な内容が音声出力されるなどして第3者に漏れ
ることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るメールシステムの概略
構成を示すブロック図。
【図2】同実施例で適用されるメールの構造の概要を示
す図。
【図3】図1中の文−音声変換部7で使用される辞書8
の内容例を示す図。
【図4】図1中の文−音声変換部7の代表的な機能構成
を示すブロック図。
【図5】図1のメールシステム上でメールを作成して送
信する場合の動作を説明するためのフローチャート。
【図6】メール作成時にシークレット文章を指定する場
合の画面表示例を示す図。
【図7】図2に示すメールに添付されたテーブル24中
のテーブル本体241の内容例を示す図。
【図8】メール受信時の動作を説明するためのフローチ
ャート。
【図9】受信メールを出力する場合の動作を説明するた
めのフローチャート。
【符号の説明】
1…ネットワーク制御部、2…メール制御部(キーワー
ド添付手段、出力制御手段)、3…表示装置、4…キー
ボード,5…メモリ、6…外部記憶装置、7…文−音声
変換部、8…辞書、9…スピーカ、10…音声入出力制
御部、11…画面制御部、12…I/Oバス、21…ヘ
ッダ部、22…メール本文、23…データ部、24…テ
ーブル、211…発信者部、212…受信者部、213
…表題部、214…キーワード部、241…テーブル本
体,242…テーブルヘッダ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介してメールの送受信を
    行なうメールシステムにおいて、 文字列からなるメール本文とは別に音声または画像情報
    等の非テキスト情報を含む送信対象メールに、同メール
    に含まれている情報の種別を示すキーワード情報を付す
    キーワード添付手段と、 他システムから受信したメールの出力が外部から要求さ
    れた場合に、同メールに付されているキーワード情報を
    もとにメール内容を判別し、その判別結果および要求元
    が利用可能な出力環境をもとに、前記判別したメール内
    容の出力制御を行う制御手段とを具備することを特徴と
    するメールシステム。
  2. 【請求項2】 前記出力制御手段は、前記判別したメー
    ル内容のうち、要求元が利用可能な出力環境に適合する
    内容を選択して、その環境下で出力させることを特徴と
    する請求項1記載のメールシステム。
  3. 【請求項3】 前記メール本文を音声データに変換する
    文−音声変換手段を更に備え、前記出力制御手段は、音
    声のみに対応する出力環境の場合には、前記受信メール
    中の前記メール本文を前記文−音声変換手段により音声
    データに変換させ、この音声データに基づく音声出力を
    行わせることを特徴とする請求項2記載のメールシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記キーワード添付手段は、外部からメ
    ール中でシークレット扱いとすべき部分が指定された場
    合には、その部分をシークレット指定するためのシーク
    レット指定情報を同メールに付すように構成されてお
    り、前記出力制御手段は、このシークレット指定情報が
    付されたメールの出力が要求された場合には、このシー
    クレット指定情報の示すメール部分を出力対象外とする
    ことを特徴とする請求項3記載のメールシステム。
JP5212684A 1993-08-27 1993-08-27 メールシステム Pending JPH0766830A (ja)

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