JPH0766802A - フレーム同期保護装置 - Google Patents
フレーム同期保護装置Info
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- JPH0766802A JPH0766802A JP20757493A JP20757493A JPH0766802A JP H0766802 A JPH0766802 A JP H0766802A JP 20757493 A JP20757493 A JP 20757493A JP 20757493 A JP20757493 A JP 20757493A JP H0766802 A JPH0766802 A JP H0766802A
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- Japan
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- value
- pointer
- pointer value
- frame
- frame synchronization
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、フレーム化データをパケットによ
り伝送する場合に、パケット内でのフレーム境界位置を
示すポインタ値の誤りによるフレーム誤同期を防ぐフレ
ーム同期保護装置を提供することを目的とする。 【構成】 パケット分解手段70において受信パケットか
ら分離されたポインタ値は、選択手段10に入力され、こ
のポインタ値とポインタ予測値演算手段11から出力され
るポインタ予測値のうち一方が選択され、初期状態を含
む同期はずれ状態では受信ポインタ値が、同期状態では
予測値が選択される。選択されたポインタ値は、次のポ
インタ予測値を計算するのに使用され、また、比較手段
12では予測値と受信ポインタ値が比較され、一致不一致
の連続回数が計数手段13,14で計数される。同期状態判
定手段15では、計数値により同期状態を判定する。
り伝送する場合に、パケット内でのフレーム境界位置を
示すポインタ値の誤りによるフレーム誤同期を防ぐフレ
ーム同期保護装置を提供することを目的とする。 【構成】 パケット分解手段70において受信パケットか
ら分離されたポインタ値は、選択手段10に入力され、こ
のポインタ値とポインタ予測値演算手段11から出力され
るポインタ予測値のうち一方が選択され、初期状態を含
む同期はずれ状態では受信ポインタ値が、同期状態では
予測値が選択される。選択されたポインタ値は、次のポ
インタ予測値を計算するのに使用され、また、比較手段
12では予測値と受信ポインタ値が比較され、一致不一致
の連続回数が計数手段13,14で計数される。同期状態判
定手段15では、計数値により同期状態を判定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フレーム化されたデー
タをパケットに分割して伝送する場合に、受信側で行わ
れるフレーム同期の同期保護装置に関するものである。
タをパケットに分割して伝送する場合に、受信側で行わ
れるフレーム同期の同期保護装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】広帯域ISDNの構築が始まり、従来の
低速回線を階層的にフレーム化したフレーム構造のデー
タをATMセル等のパケットを使用して高速伝送する必
要性が高まりつつある。フレーム化データをパケットに
分割して伝送する場合、受信側で正しくフレームを再生
する必要がある。一般に、パケットヘッダ等を利用して
フレームの先頭がどの位置にあるかを示すポインタ値を
送信し、受信側でこの値を用いてフレーム境界を識別
し、フレーム同期をとる方法が用いられる。
低速回線を階層的にフレーム化したフレーム構造のデー
タをATMセル等のパケットを使用して高速伝送する必
要性が高まりつつある。フレーム化データをパケットに
分割して伝送する場合、受信側で正しくフレームを再生
する必要がある。一般に、パケットヘッダ等を利用して
フレームの先頭がどの位置にあるかを示すポインタ値を
送信し、受信側でこの値を用いてフレーム境界を識別
し、フレーム同期をとる方法が用いられる。
【0003】以下、従来のフレーム同期装置について、
図面を参照しながら説明する。図6はポインタ値の概念
を示す図、図7は従来のフレーム同期装置のブロック図
である。図6において、60はフレーム化データ、61
はパケット、62はパケットの情報領域、63はフレー
ム境界位置、64はポインタ値、65はパケットヘッ
ダ、66はポインタ値領域である。また、図7におい
て、70はパケット分解手段、71はフレーム組立手
段、72はフレーム境界位置検出手段である。
図面を参照しながら説明する。図6はポインタ値の概念
を示す図、図7は従来のフレーム同期装置のブロック図
である。図6において、60はフレーム化データ、61
はパケット、62はパケットの情報領域、63はフレー
ム境界位置、64はポインタ値、65はパケットヘッ
ダ、66はポインタ値領域である。また、図7におい
て、70はパケット分解手段、71はフレーム組立手
段、72はフレーム境界位置検出手段である。
【0004】送信側において、フレーム化データ60
は、まずパケット61の情報領域62の長さ相当のブロ
ックに分割される。この時、パケット61の情報領域6
2の中で最初のフレーム境界位置63がどの位置にある
かを示すポインタ値64がパケットヘッダ65等に設け
られたポインタ値領域66に挿入される。ポインタ値6
4の挿入は、毎パケットあるいは一定周期のNパケット
毎に行われる。
は、まずパケット61の情報領域62の長さ相当のブロ
ックに分割される。この時、パケット61の情報領域6
2の中で最初のフレーム境界位置63がどの位置にある
かを示すポインタ値64がパケットヘッダ65等に設け
られたポインタ値領域66に挿入される。ポインタ値6
4の挿入は、毎パケットあるいは一定周期のNパケット
毎に行われる。
【0005】受信装置では、このようにして構成された
パケットを受信すると、まずパケット分解手段70にお
いて、ポインタ値、およびデータを分離する。分離され
たデータは、フレーム組立手段71に入力され、送信前
のフレーム化データに再び組み立てられる。一方、ポイ
ンタ値はフレーム境界位置検出手段72に入力され、フ
レームの境界位置を検出するのに使用される。
パケットを受信すると、まずパケット分解手段70にお
いて、ポインタ値、およびデータを分離する。分離され
たデータは、フレーム組立手段71に入力され、送信前
のフレーム化データに再び組み立てられる。一方、ポイ
ンタ値はフレーム境界位置検出手段72に入力され、フ
レームの境界位置を検出するのに使用される。
【0006】なお、フレーム長Lf、およびN個のパケ
ットに含まれ、フレーム化データの伝送に使用される情
報領域長の和Lpが一定である場合、ポインタ値は規則
的に変化するため、前のポインタ値から次に受信すべき
ポインタ値が計算できる。
ットに含まれ、フレーム化データの伝送に使用される情
報領域長の和Lpが一定である場合、ポインタ値は規則
的に変化するため、前のポインタ値から次に受信すべき
ポインタ値が計算できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな規則性を利用したポインタ値の誤りに対する保護方
法について検討している例は見あたらない。上記のよう
にしてフレーム同期をとる方法では、伝送路誤りや他の
要因によりポインタ値に誤りが発生すると、フレームの
境界位置を誤って認識し、誤同期となるという問題を有
していた。
うな規則性を利用したポインタ値の誤りに対する保護方
法について検討している例は見あたらない。上記のよう
にしてフレーム同期をとる方法では、伝送路誤りや他の
要因によりポインタ値に誤りが発生すると、フレームの
境界位置を誤って認識し、誤同期となるという問題を有
していた。
【0008】本発明は上記問題を解決し、ポインタ値の
誤りによるフレームの誤同期を防ぐフレーム同期保護装
置を提供することを目的とする。
誤りによるフレームの誤同期を防ぐフレーム同期保護装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するため、
本発明のフレーム同期保護装置は、現ポインタ値から次
ポインタ値の予測値を演算するポインタ予測値演算手段
と、予測値と受信ポインタ値を比較する比較手段とを備
え、ポインタ予測値演算手段が、フレーム長Lf、ポイ
ンタ値が付加される周期に相当するN個のパケットの情
報領域長の和Lp、現ポインタ値Pから以下に示す式の
演算を実行して次ポインタ値の予測値Pnを得るように
したものである。 Pn={Lf+P−(Lp mod Lf)} mod Lf ただし(A mod B)はAをBで割った剰余 本発明はまた、最初に受信したポインタ値を現ポインタ
値の初期値とし、比較結果が不一致の場合には、予測値
を用いてフレーム同期をとるようにしたものである。
本発明のフレーム同期保護装置は、現ポインタ値から次
ポインタ値の予測値を演算するポインタ予測値演算手段
と、予測値と受信ポインタ値を比較する比較手段とを備
え、ポインタ予測値演算手段が、フレーム長Lf、ポイ
ンタ値が付加される周期に相当するN個のパケットの情
報領域長の和Lp、現ポインタ値Pから以下に示す式の
演算を実行して次ポインタ値の予測値Pnを得るように
したものである。 Pn={Lf+P−(Lp mod Lf)} mod Lf ただし(A mod B)はAをBで割った剰余 本発明はまた、最初に受信したポインタ値を現ポインタ
値の初期値とし、比較結果が不一致の場合には、予測値
を用いてフレーム同期をとるようにしたものである。
【0010】本発明はさらに、比較手段の比較結果の一
致不一致の連続回数をそれぞれ計数する第1、第2の計
数手段と、第1の計数手段の出力がしきい値に達した場
合に同期状態と判定し、第2の計数手段の出力がしきい
値に達した場合に同期はずれ状態と判定する同期状態判
定手段とを備え、同期状態にある間、予測値を用いてフ
レーム同期をとるようにしたものである。
致不一致の連続回数をそれぞれ計数する第1、第2の計
数手段と、第1の計数手段の出力がしきい値に達した場
合に同期状態と判定し、第2の計数手段の出力がしきい
値に達した場合に同期はずれ状態と判定する同期状態判
定手段とを備え、同期状態にある間、予測値を用いてフ
レーム同期をとるようにしたものである。
【0011】
【作用】本発明によれば、上記のように、次に受信すべ
きポインタ値を現ポインタ値から演算し、この予測値と
実際に受信したポインタ値とを比較するので、受信ポイ
ンタ値の誤りを検出、訂正することができる。またこの
予測値は、フレーム長がLf、情報領域長の和がLpで
ある場合、LpをLfで割った余りだけフレーム境界位
置が移動し、ポインタ値が減少することから、現ポイン
タ値Pを用いて Pn={Lf+P−(Lp mod Lf)} mod Lf で計算できることになる。
きポインタ値を現ポインタ値から演算し、この予測値と
実際に受信したポインタ値とを比較するので、受信ポイ
ンタ値の誤りを検出、訂正することができる。またこの
予測値は、フレーム長がLf、情報領域長の和がLpで
ある場合、LpをLfで割った余りだけフレーム境界位
置が移動し、ポインタ値が減少することから、現ポイン
タ値Pを用いて Pn={Lf+P−(Lp mod Lf)} mod Lf で計算できることになる。
【0012】さらに、予測値と受信ポインタ値の比較結
果の連続一致回数がしきい値に達した場合に同期状態で
あると判定するので、誤ったフレーム境界位置で同期状
態に入るフレーム誤同期を防ぐことができる。また、連
続不一致回数がしきい値に達した場合に同期はずれ状態
となりポインタ予測値演算を初期化するので、ポインタ
値の紛失やフレーム位相の跳躍、予測値の演算誤りなど
に追従でき、信頼性の高いフレーム同期保護装置を構成
することとなる。
果の連続一致回数がしきい値に達した場合に同期状態で
あると判定するので、誤ったフレーム境界位置で同期状
態に入るフレーム誤同期を防ぐことができる。また、連
続不一致回数がしきい値に達した場合に同期はずれ状態
となりポインタ予測値演算を初期化するので、ポインタ
値の紛失やフレーム位相の跳躍、予測値の演算誤りなど
に追従でき、信頼性の高いフレーム同期保護装置を構成
することとなる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について図面を
参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例を
示すフレーム同期装置のブロック図である。
参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例を
示すフレーム同期装置のブロック図である。
【0014】図1において、10は選択手段、11はポ
インタ予測値演算手段、12は比較手段、13は第1の
計数手段、14は第2の計数手段、15は同期状態判定
手段である。
インタ予測値演算手段、12は比較手段、13は第1の
計数手段、14は第2の計数手段、15は同期状態判定
手段である。
【0015】まずパケット分解手段70において、受信
パケットからポインタ値、およびデータが分離される。
分離されたデータは、フレーム組立手段71に入力され
フレーム化データに組み立てられる。
パケットからポインタ値、およびデータが分離される。
分離されたデータは、フレーム組立手段71に入力され
フレーム化データに組み立てられる。
【0016】一方、ポインタ値は選択手段10に入力さ
れ、このポインタ値とポインタ予測値演算手段11から
出力されるポインタ予測値のうち一方が選択される。初
期状態を含む同期はずれ状態では受信ポインタ値が選択
され、同期状態では予測値が選択される。選択されたポ
インタ値はポインタ予測値演算手段11に入力され、次
のポインタ予測値を計算するのに使用される。さらにこ
のポインタ値は、フレーム境界位置検出手段72に入力
され、フレーム化データのフレーム境界位置を識別する
ためにも使用される。
れ、このポインタ値とポインタ予測値演算手段11から
出力されるポインタ予測値のうち一方が選択される。初
期状態を含む同期はずれ状態では受信ポインタ値が選択
され、同期状態では予測値が選択される。選択されたポ
インタ値はポインタ予測値演算手段11に入力され、次
のポインタ予測値を計算するのに使用される。さらにこ
のポインタ値は、フレーム境界位置検出手段72に入力
され、フレーム化データのフレーム境界位置を識別する
ためにも使用される。
【0017】また、ポインタ予測値と受信ポインタ値
は、比較手段12において比較され一致不一致が検出さ
れる。この結果は第1の計数手段13および第2の計数
手段14に入力され、それぞれ連続一致回数と連続不一
致回数が計数される。同期状態判定手段15では、連続
一致回数がしきい値に達した場合に同期状態と判定し、
連続不一致がしきい値に達した場合に同期はずれ状態と
判定する。
は、比較手段12において比較され一致不一致が検出さ
れる。この結果は第1の計数手段13および第2の計数
手段14に入力され、それぞれ連続一致回数と連続不一
致回数が計数される。同期状態判定手段15では、連続
一致回数がしきい値に達した場合に同期状態と判定し、
連続不一致がしきい値に達した場合に同期はずれ状態と
判定する。
【0018】このように本実施例によれば、次に受信す
べきポインタ値を現ポインタ値から計算し、この予測値
と次に実際に受信したポインタ値とを比較して同期状態
を判定し、同期状態にある間は予測値を用いてフレーム
境界位置を検出するので、受信ポインタ値の誤りによる
誤同期を防ぐことができる。
べきポインタ値を現ポインタ値から計算し、この予測値
と次に実際に受信したポインタ値とを比較して同期状態
を判定し、同期状態にある間は予測値を用いてフレーム
境界位置を検出するので、受信ポインタ値の誤りによる
誤同期を防ぐことができる。
【0019】また、同期状態の判定は、比較結果の一致
不一致の連続回数を経て行われるので、パケットの廃棄
等によりフレームの位相が跳躍した場合や、予測値の演
算に誤りが発生した場合でも正しく対応でき、誤りに対
してさらに信頼性の高い同期保護をかけることができ
る。
不一致の連続回数を経て行われるので、パケットの廃棄
等によりフレームの位相が跳躍した場合や、予測値の演
算に誤りが発生した場合でも正しく対応でき、誤りに対
してさらに信頼性の高い同期保護をかけることができ
る。
【0020】次に本発明の第2の実施例について説明す
る。図2は本発明の第2の実施例を示すフレーム同期装
置の構成図である。
る。図2は本発明の第2の実施例を示すフレーム同期装
置の構成図である。
【0021】本実施例は第1の実施例において、第1の
計数手段13、第2の計数手段14、および同期状態判
定手段15を持たない構成である。この場合、比較手段
12の比較結果が不一致の場合、予測値を選択手段10
により選択する。
計数手段13、第2の計数手段14、および同期状態判
定手段15を持たない構成である。この場合、比較手段
12の比較結果が不一致の場合、予測値を選択手段10
により選択する。
【0022】この実施例によれば、装置が簡易な構成に
なり、ポインタ値の誤りに対しても第1の実施例と同様
に対応できるが、フレーム位相の跳躍や、予測値の演算
誤り等には対応できなくなる。
なり、ポインタ値の誤りに対しても第1の実施例と同様
に対応できるが、フレーム位相の跳躍や、予測値の演算
誤り等には対応できなくなる。
【0023】次に本発明の第3の実施例について説明す
る。図3はポインタ値の変化の概念を示す図、図4はポ
インタ予測値演算手段の回路の一例を示す図である。図
3において、30はポインタ値、31はポインタ値の変
化量、32は現ポインタ値、33は次ポインタ値であ
る。図4において、40はダウンカウンタ、41はダウ
ンカウンタ、42はラッチ、43はセレクタである。
る。図3はポインタ値の変化の概念を示す図、図4はポ
インタ予測値演算手段の回路の一例を示す図である。図
3において、30はポインタ値、31はポインタ値の変
化量、32は現ポインタ値、33は次ポインタ値であ
る。図4において、40はダウンカウンタ、41はダウ
ンカウンタ、42はラッチ、43はセレクタである。
【0024】フレーム長をLf、ポインタ値が付加され
た2つの隣接パケット間でフレーム化データの伝送に使
われる情報領域長の和、すなわちN個のパケットの情報
領域長の和をLpとすると、ポインタ値30の毎回の変
化量31は、LpをLfで割った余り、すなわち(Lp
mod Lf)となる。ただし、ポインタ値は負の値やフ
レーム長以上の値をとることはないので、現ポインタ値
32をPとした場合、次のポインタ値33のPnは
(1)式で与えられることになる。 Pn={Lf+P−(Lp mod Lf)} mod Lf ・・・ (1) ただし(A mod B)はAをBで割った剰余 この演算は、Lfを周期とするダウンカウンタにより実
現できる。ダウンカウンタ40はポインタ値が受信され
ると、Lp長のイネーブル信号を発生し、次のポインタ
値の入力待ち状態となる。もう一方のダウンカウンタ4
1は、このイネーブル信号の期間ダウンカウントし、前
の出力値からLpだけ減算した値を出力する。このカウ
ンタは周期Lfで、出力は0からLf−1に戻るため、
結局前の出力から(Lp mod Lp)減算した値を出力
する。このようにして常に前のポインタ値から次の予測
値を計算する。この予測値は、次のポインタ値を実際に
受信した時にラッチ42により保持され、出力される。
なお、初期化時は、セレクタ43により受信ポインタ値
をロードし、以降この値を基準に次のポインタ値を演算
していくことになる。
た2つの隣接パケット間でフレーム化データの伝送に使
われる情報領域長の和、すなわちN個のパケットの情報
領域長の和をLpとすると、ポインタ値30の毎回の変
化量31は、LpをLfで割った余り、すなわち(Lp
mod Lf)となる。ただし、ポインタ値は負の値やフ
レーム長以上の値をとることはないので、現ポインタ値
32をPとした場合、次のポインタ値33のPnは
(1)式で与えられることになる。 Pn={Lf+P−(Lp mod Lf)} mod Lf ・・・ (1) ただし(A mod B)はAをBで割った剰余 この演算は、Lfを周期とするダウンカウンタにより実
現できる。ダウンカウンタ40はポインタ値が受信され
ると、Lp長のイネーブル信号を発生し、次のポインタ
値の入力待ち状態となる。もう一方のダウンカウンタ4
1は、このイネーブル信号の期間ダウンカウントし、前
の出力値からLpだけ減算した値を出力する。このカウ
ンタは周期Lfで、出力は0からLf−1に戻るため、
結局前の出力から(Lp mod Lp)減算した値を出力
する。このようにして常に前のポインタ値から次の予測
値を計算する。この予測値は、次のポインタ値を実際に
受信した時にラッチ42により保持され、出力される。
なお、初期化時は、セレクタ43により受信ポインタ値
をロードし、以降この値を基準に次のポインタ値を演算
していくことになる。
【0025】次に、本発明の第4の実施例について説明
する。図5はATMセル伝送におけるポインタ値の一例
を示す図である。図5において、50はISDN24B
データ、51はATMセル、52はセルの情報領域、5
3はポインタ値領域である。
する。図5はATMセル伝送におけるポインタ値の一例
を示す図である。図5において、50はISDN24B
データ、51はATMセル、52はセルの情報領域、5
3はポインタ値領域である。
【0026】ISDNの24B回線(フレーム長24バ
イト)のデータ50をATMセル51により伝送する場
合を考える。ATMセル51のなかでデータの伝送に使
用できる領域52を47バイトとし、8セル毎にこの4
7バイトのうちの1バイトをポインタ値領域53として
使用するとする。この時Lfは24バイト、Lpは37
5バイトとなるため、前のポインタ値Pから次のポイン
タ値Pnは(1)式から Pn=(P+9) mod 24 で求めることができる。例えば最初のポインタ値が0で
ある場合、この後のポインタ値は9、18、3、12、
21、6、15、0と変化する。受信ポインタ値が実際
にこのように変化しているかを監視すれば、誤りに対す
る保護をかけられる。
イト)のデータ50をATMセル51により伝送する場
合を考える。ATMセル51のなかでデータの伝送に使
用できる領域52を47バイトとし、8セル毎にこの4
7バイトのうちの1バイトをポインタ値領域53として
使用するとする。この時Lfは24バイト、Lpは37
5バイトとなるため、前のポインタ値Pから次のポイン
タ値Pnは(1)式から Pn=(P+9) mod 24 で求めることができる。例えば最初のポインタ値が0で
ある場合、この後のポインタ値は9、18、3、12、
21、6、15、0と変化する。受信ポインタ値が実際
にこのように変化しているかを監視すれば、誤りに対す
る保護をかけられる。
【0027】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、フレーム化されたデータを別のフレームに
多重して伝送する全ての場合に適用可能であり、これら
を発明の範囲から除くものではない。
のではなく、フレーム化されたデータを別のフレームに
多重して伝送する全ての場合に適用可能であり、これら
を発明の範囲から除くものではない。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、次に受信
すべきポインタ値を現ポインタ値から計算し、この予測
値により受信ポインタ値の誤りを知ることができるの
で、誤ったフレーム境界位置を認識することなく、フレ
ーム誤同期を防ぐことができる。
すべきポインタ値を現ポインタ値から計算し、この予測
値により受信ポインタ値の誤りを知ることができるの
で、誤ったフレーム境界位置を認識することなく、フレ
ーム誤同期を防ぐことができる。
【0029】さらに、比較結果の連続一致不一致回数に
よりフレーム同期状態を判定する前方後方保護を行うこ
とにより、パケット廃棄等によるポインタ値の紛失やフ
レーム位相の跳躍、予測値の演算誤りにも対応でき、信
頼性の高いフレーム同期保護装置を実現することができ
る。
よりフレーム同期状態を判定する前方後方保護を行うこ
とにより、パケット廃棄等によるポインタ値の紛失やフ
レーム位相の跳躍、予測値の演算誤りにも対応でき、信
頼性の高いフレーム同期保護装置を実現することができ
る。
【図1】本発明の第1の実施例のフレーム同期装置のブ
ロック図
ロック図
【図2】本発明の第2の実施例のフレーム同期装置のブ
ロック図
ロック図
【図3】ポインタ値の変化の概念を示す図
【図4】本発明の第3の実施例のポインタ予測値演算手
段の回路の一例を示す図
段の回路の一例を示す図
【図5】本発明の第4の実施例のATMセル伝送におけ
るポインタ値の一例を示す図
るポインタ値の一例を示す図
【図6】ポインタ値の概念を示す図
【図7】従来のフレーム同期装置のブロック図
10 選択手段 11 ポインタ予測値演算手段 12 比較手段 13 第1の計数手段 14 第2の計数手段 15 同期状態判定手段 30 ポインタ値 31 ポインタ値の変化量 32 現ポインタ値 33 次ポインタ値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堺 貴久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】一定長にフレーム化されたデータを一定長
のパケットに分割し、毎周期を含む一定周期のNパケッ
ト(Nは自然数)毎に、前記パケットの情報領域の先頭
位置と最初のフレーム境界位置とのオフセットをポイン
タ値として前記パケットに付加して送信し、受信側で前
記ポインタ値を用いて前記フレーム境界位置を検出し、
フレーム同期をとるフレーム同期装置の保護装置であっ
て、現ポインタ値から次ポインタ値の予測値を演算する
ポインタ予測値演算手段と、前記予測値と受信ポインタ
値を比較する比較手段を備えたことを特徴とするフレー
ム同期保護装置。 - 【請求項2】ポインタ予測値演算手段が、フレーム長L
f、N個のパケットの情報領域長の和Lp、現ポインタ
値Pから下式の演算を行い、次ポインタ値の予測値Pn
を得ることを特徴とする請求項1記載のフレーム同期保
護装置。 Pn={Lf+P−(Lp mod Lf)} mod Lf ただし(A mod B)はAをBで割った剰余 - 【請求項3】最初に受信したポインタ値を現ポインタ値
の初期値とすることを特徴とする請求項1記載のフレー
ム同期保護装置。 - 【請求項4】比較手段の比較結果が不一致の場合には、
予測値を用いてフレーム同期をとることを特徴とする請
求項1記載のフレーム同期保護装置。 - 【請求項5】比較手段の比較結果の一致不一致の連続回
数をそれぞれ計数する第1、第2の計数手段と、前記第
1の計数手段の出力がしきい値に達した場合に同期状態
と判定し、前記第2の計数手段の出力がしきい値に達し
た場合に同期はずれ状態と判定する同期状態判定手段を
備え、同期状態にある間予測値を用いてフレーム同期を
とることを特徴とする請求項1記載のフレーム同期保護
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20757493A JPH0766802A (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | フレーム同期保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20757493A JPH0766802A (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | フレーム同期保護装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0766802A true JPH0766802A (ja) | 1995-03-10 |
Family
ID=16542012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20757493A Pending JPH0766802A (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | フレーム同期保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0766802A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19943790A1 (de) * | 1999-09-13 | 2001-03-22 | Ericsson Telefon Ab L M | Verfahren und Vorrichtung zur Bestimmung eines Synchronisationsfehlers in einem Netzwerkknoten |
-
1993
- 1993-08-23 JP JP20757493A patent/JPH0766802A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19943790A1 (de) * | 1999-09-13 | 2001-03-22 | Ericsson Telefon Ab L M | Verfahren und Vorrichtung zur Bestimmung eines Synchronisationsfehlers in einem Netzwerkknoten |
DE19943790C2 (de) * | 1999-09-13 | 2001-11-15 | Ericsson Telefon Ab L M | Verfahren und Vorrichtung zur Bestimmung eines Synchronisationsfehlers in einem Netzwerkknoten |
US6636987B1 (en) | 1999-09-13 | 2003-10-21 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Method and device for determining a synchronization fault in a network node |
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