JPH0766685A - ディジタル・グラフィックイコライザ - Google Patents

ディジタル・グラフィックイコライザ

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JPH0766685A
JPH0766685A JP5209146A JP20914693A JPH0766685A JP H0766685 A JPH0766685 A JP H0766685A JP 5209146 A JP5209146 A JP 5209146A JP 20914693 A JP20914693 A JP 20914693A JP H0766685 A JPH0766685 A JP H0766685A
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cut
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input signal
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久 木原
Shuichi Mori
秀一 森
Akira Kanekawa
晃 金川
Atsushi Makino
敦 牧野
Shinya Honjo
信也 本庄
Masayuki Kato
政行 加藤
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    • H03G5/005Tone control or bandwidth control in amplifiers of digital signals
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H17/00Networks using digital techniques
    • H03H17/02Frequency selective networks
    • H03H17/04Recursive filters

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディジタル・グラフィックイコライザに関
し、ブースト特性とカット特性を上下対称なカーブとす
るとともに、フルブースト/フルカット時のS/Nの劣
化を抑え、さらに、高速処理を実現することを目的とす
る。 【構成】 ディジタルフィルタからなるパンドパスフィ
ルタ11 〜1n を用いて構成されたディジタル・グラフ
ィックイコライザにおいて、ブースト時には、入力信号
Xをバンドパスフィルタ11 〜1n に通した後、入力信
号Xに加算することにより所望のブースト特性を得ると
ともに、カット時には、出力信号Yをフィードバックし
てバンドパスフィルタ11 〜1n に通した後、入力信号
Xに加算することにより所望のカット特性を得るように
構成する。また、カット時にフィードバックループ3中
に遅延手段4を挿入し、所定の遅延を与えながらフィー
ドバックするようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル・グラフィッ
クイコライザに係り、特にブースト特性とカット特性を
上下対称な特性とすることができるとともに、S/N劣
化の少ない特性を有するディジタル・グラフィックイコ
ライザに関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオシステムでは、希望する再生
音場特性を作り出すために、再生信号の周波数特性を自
在に変えることのできるグラフィックイコライザが広く
使用されているが、近時のディジタル信号処理技術の発
達に伴い、ディジタルフィルタを用いたディジタル・グ
ラフィックイコライザが用いられるようになってきた。
なお、このようなディジタル・グラフィックイコライザ
は、DSP(ディジタル・シグナル・プロセッサ)を用
いてソフトウェア的に回路機能を実現しているのが一般
的である。
【0003】図13に、IIR(巡回型)ディジタルフ
ィルタからなる複数個のイコライザ511 〜51n を縦
続接続して構成した従来のディジタル・グラフィックイ
コライザの一例を示す。各イコライザ511 〜51n
その中心周波数を少しづつずらすことにより、全体とし
て図14に示すようなブースト時の合成特性を実現して
いる。
【0004】また、図15に、IIRディジタルフィル
タからなる複数個のバンドパスフィルタ611 〜61n
を並列接続して構成した従来のディジタル・グラフィッ
クイコライザの一例を示す。この場合も各バンドパスフ
ィルタ611 〜61n の中心周波数を少しづつずらすこ
とにより、全体として図16のようなブースト時の合成
特性を実現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のグ
ラフィックイコライザは、ブースト(増強)だけでな
く、カット(減衰)も行なっているが、このブースト特
性とカット特性はできるだけ上下対称なカーブとなるこ
とが望ましい。図13の縦続型のディジタル・グラフィ
ックイコライザの場合、ブースト特性とカット特性は上
下ほぼ対称なカーブを得ることができるが合成振幅の変
化が大きく、特にフルブースト時の飽和を避けるために
予め大きな減衰を与える必要があり、S/Nが劣化する
という問題があった。
【0006】一方、図15の並列型のディジタル・グラ
フィックイコライザの場合、ブースト特性と上下対称な
カット特性を得ることができなかった。すなわち、例え
ば2個のバンドバスフィルタ611 ,612 を用いて図
15のディジタル・グラフィックイコライザを構成した
場合を例に採って説明すると、ブースト時の伝達関数を
BOOST (z) とすれば、 HBOOST (z) =1+HBPF1(z) +HBPF2(z) +…+H
BPFn(z) (HBPF1(z) 〜HBPFn(z) は各バンドパスフィルタの伝
達関数)で表される。このブースト時の伝達関数H
BOOST (z) と上下対称な周波数特性を与えるカット時の
伝達関数をHCUT (z) とすると、これらの間にはHCUT
(z) =1/HBOOST (z) の関係がなければならないの
で、 HCUT (z) =1/HBOOST (z)=1/(1+HBPF1(z)
+HBPF2(z) +…+HBPFn(z) ) となる。
【0007】したがって、カット時にこの伝達関数H
CUT (z) が実現できれば、ブースト特性とカット特性を
上下対称なカーブとすることが可能である。しかしなが
ら、図15の回路は伝達関数HBOOST (z) を与える回路
構成であり、図15の回路構成そのままではブースト特
性とカット特性を上下対称なカーブとすることはできな
い。
【0008】これを解決するための1つの手法として、
図15の各バンドパスフィルタの出力の位相を反転して
加算(すなわち減算)してやる方法が考えられる。この
場合の伝達関数をH′CUT (z) とすると、 H′CUT (z) =1−H′BPF1(z) −H′BPF2(z) −…−
H′BPFn(z) (H′BPF1(z) 〜H′BPFn(z) は各バンドパスフィルタ
の新たな伝達関数)と表される。
【0009】したがって、この伝達関数H′CUT (z) が
近似的にカット時の伝達関数HCUT(z) に等しくなるよ
うに、すなわち H′CUT (z) ≒HCUT (z) となるように、各バンドパスフィルタ611 、612
伝達関数H′BPF1(z) 〜H′BPFn(z) を設定し直してや
れば、図15の回路でもカット時とブースト時の特性を
近似的に対称なカーブとすることが可能である。
【0010】しかしながら、上記手法の場合、新たな伝
達関数H′BPF1(z) 〜H′BPFn(z)を得るための演算が
複雑で、良い近似を得ることが難しく、特に隣接バンド
の中心周波数の間隔が狭く、お互いの周波数特性の裾野
が重なり合うような場合には、1つのバンド特性を変え
ようとすると、隣接バンドのバンドパスフィルタの特性
までの変えてやらない限り、満足できる近似結果が得ら
れない。
【0011】さらに、上記手法の場合、全バンドのレベ
ル組合せに対応した係数テーブルを用意する必要があ
り、バンド数が増えるにつれてそのデータ数は膨大なも
のとなり、これを格納するためのメモリの容量が大きく
なるとともに、演算処理を行なうDSP(ディジタル・
シグナル・プロセッサ)やコントロール用マイクロコン
ピュータの負担が大きくなってしまい、ほとんど実用不
可能である。
【0012】本発明は、前記問題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、ブースト特性と
カット特性を上下対称なカーブとすることができるとと
もに、S/N劣化の少ないディジタル・グラフィックイ
コライザを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、ディジタルフィルタからなるパンドパス
フィルタを用いて構成されたディジタル・グラフィック
イコライザにおいて、ブースト時には、入力信号をバン
ドパスフィルタに通した後、入力信号に加算することに
より所望のブースト特性を得るとともに、カット時に
は、出力信号をフィードバックしてバンドパスフィルタ
に通した後、入力信号に加算することにより所望のカッ
ト特性を得るようにしたことを特徴とするものである。
また、カット時にフィードバックループ中に遅延手段を
挿入し、所定の遅延を与えながらフィードバックするこ
とを特徴とするものである。
【0014】
【作用】第1図を参照して本発明の原理を説明する。な
お、図1(A)はブースト時の本発明の回路構成、図1
(B)はカット時の本発明の回路構成をそれぞれ示して
おり、11 〜1n はディジタルフィルタから構成された
バンドパスフィルタ、2は加算器、3はフィードバック
ループである。
【0015】図1(A)のブースト時の回路において、
各バンドパスフィルタ11 〜1n の伝達関数をH
BPF1(z) 〜HBPFn(z) とし、回路全体の伝達関数をH
BOOST (z) とすると、この伝達関数HBOOST (z) は HBOOST (z) =1+HBPF1(z) +HBPF2(z) +…+H
BPFn(z) となる。
【0016】一方、図1(B)のカット時の回路におい
て、各バンドパスフィルタ11 〜1 n の入力としてフィ
ードバックループ3を介して加算器2の出力を与えるよ
うにした場合、回路全体の伝達関数をHCUT (z) とする
と、この伝達関数HCUT (z)は HCUT (z) =1/(1−HBPF1(z) −HBPF2(z) −…−
BPFn(z) ) となる。したがって、前記2つの回路の伝達関数は、各
バンドパスフィルタを減算するように構成すれば、 HCUT (z) =1/HBOOST (z) の関係となり、ブースト時とカット時とでお互いに上下
対称なカーブを描くことが分かる。
【0017】本発明は、この原理に基づき、ブースト時
は図1(A)の回路構成に、またカット時は図(B)の
回路構成にそれぞれ切り換えるようにしたものである。
このようにすれば、各バンドパスフィルタ11 〜1n
の各回路素子の回路定数はそのままで、ただ単にフィー
ドバックループ3部分の接続を切り換えるとともに、加
算器2での各バンドパスフィルタ出力の加算を減算する
ように変更するだけで、上下対称なカーブを実現するこ
とができる。
【0018】なお、図1(B)のカット時の回路の場
合、回路中に遅延を伴わないフィードバックループ3が
存在する。このような遅延を伴わないフィードバックル
ープが存在する場合、DSPで回路を実現するためには
多くの繰り返し演算を行ない、その演算値を収束・近似
させてやる必要がある。このため、使用するDSPの処
理速度によっては、図1(B)のカット時の回路演算を
リアルタイムに行なうことができなくなる場合も生じ
る。
【0019】そこで、本発明は、このような場合でもリ
アルタイム処理を可能とするため、図2に示すように、
フイードバックループ3中に遅延手段4を挿入し、この
遅延手段4によってフィードバック信号に一定の遅延を
与えるようにした。このような回路構成とすれば、遅延
を伴わないフィードバックループが無くなるので、繰り
返し演算の必要がなくなり、高速処理が可能となる。
【0020】
【実施例】本発明の第1の実施例を図3および図4に示
す。図3は第1実施例のブースト時の回路(以下、「ブ
ースト回路」という)を、また図4は第1実施例のカッ
ト時の回路(以下、「カット回路」という)をそれぞれ
示すものである。
【0021】この第1実施例の場合、各バンドパスフィ
ルタ11 〜1n は、遅延素子(遅延手段)41 ,42
1 ,52 、乗算器61 〜65 、加算器7からなる2次
IIRディジタルフィルタによって構成されており、図
3のブースト回路の場合、入力端子8と出力端子9間を
乗算器10と加算器2によって結ぶことによりスルーパ
スを形成するとともに、乗算器10を通った後の入力信
号Xを各バンドパスフィルタ11 〜1n に与え、さらに
各バンドパスフィルタ11 〜1n の出力を加算器2で加
算するようにしている。また、図4のカット回路の場
合、加算器2の出力信号、すなわち出力信号Yをフィー
ドバックループ32を通じて各バンドパスフィルタ11
〜1n に与えるようにしている。
【0022】図3のブースト回路の動作について説明す
る。ブースト処理が開始されると、入力信号Xは乗算器
10を介して加算器2に送られると同時に、各バンドパ
スフィルタ11 〜1n に送られる。各バンドパスフィル
タ11 〜1n に送られた入力信号Xは、それぞれの乗算
器61 を介して加算器7に送られとともに、2つの遅延
素子41 ,42 で遅延された後、乗算器62を介して加
算器7に送られる。また、加算器2の出力は2つの遅延
素子51 ,5 2 で遅延された後、それぞれの遅延出力が
乗算器63 ,64 を介して加算器2に送られる。そし
て、加算器7の加算出力は、乗算器65 を介して加算器
2に送られる。
【0023】加算器2は、各バンドパスフィルタ11
n から送られてくるバンドパス信号を入力信号Xに加
算し、その加算結果を出力信号Yとして出力する。この
結果、出力信号Yは、図5に例示するように、所定の周
波数特性でブーストされる。なお、図5は3個のバンド
パスフィルタを用いた3バンド構成のディジタル・グラ
フィックイコライザの場合の例である。
【0024】次に、図4のカット回路の動作について説
明する。図4のカット回路の場合、加算器2の出力信
号、すなわち出力信号Yがフィードバックループ32を
通じて各バンドパスフィルタ11 〜1n に与えられると
ともに、乗算器6にて位相を反転し、等価的に加算器2
で減算されるように構成される。この結果、出力信号Y
は、図6に例示するように、図5の場合と上下対称なカ
ーブとなる。
【0025】本発明の第2の実施例を図7および図8に
示す。図7はブースト回路を、また図8はカット回路を
それぞれ示すものである。この第2実施例が前記した第
1実施例と異なる点は、図7のブースト回路の場合、各
フィルタ中に備えられている遅延素子41 ,42 を共通
化して1組だけにするとともに、図8のカット回路の場
合、遅延を伴わないフィードバックループを無くすため
に、フィードバックループ3中に遅延素子41 ,42
配置されるように回路を等価変換した点である。この第
2実施例の場合、特に、図8のカット回路において遅延
を伴わないフィードバックループが無くなるので、図4
の第1実施例では必要であった閉ループに伴う繰り返し
演算が不要となり、リアルタイム処理を可能としたもの
である。
【0026】前記図8のカット回路が、前述した図4の
カット回路と回路的に等価であることを以下に示す。い
ま、図4のカット回路をを2個のバンドパスフィルタを
用いた2バンド構成とした場合を例に採ってその回路を
模式的に示すと、図9のように描くことができる。この
図9の模式図において、入力信号Xと出力信号Yの関係
と求めると、 Y=X・k0+Y・A01・k1+m1・k1+Y・A
02・k2+m2・k2となる。
【0027】上式をYについて整理すると、 Y=(X・k0+m1・k1+m2・k2)/(1−A
01・k1−A02・k2)となる。ここで、 α=1/(1−A01・k1+A02・k2) と置くと、上式は Y=α・(X・k0+m1・k1+m2・k2) と表すことができる。
【0028】そこで、このY=α・(X・k0+m1・
k1+m2・k2)に対応した等価回路を描くと、図1
0のような回路として示すことができる。この図10の
等価回路を見れば明らかなように、遅延素子41 ,42
はフィードバックループ3の中に配置されたものとなっ
ている。したがって、この図10の等価回路を用いて、
図7および図8のように回路を組めば、図4の第1実施
例における遅延を伴わないフィードバックループ3を無
くすことができる。この結果、繰り返し演算を行なって
演算値の収束・近似処理を行なう必要がなくなり、演算
が簡単となって高速処理を実現することができる。
【0029】図11に、前記第2実施例において5個の
バンドパスフィルタを用いて5バンド構成とした場合の
ブーストとカットの実測特性を示す。また、図12に、
従来の縦続型のディジタル・グラフィックイコライザ
(図13)において同じく5個のバンドパスフィルタを
用いて5バンド構成とした場合のブーストとカットの実
測特性を示す。
【0030】図11と図12の特性図を比較すれば明ら
かなように、本発明の場合はブースト時とカット時とで
完全に上下対称な周波数特性を実現している。また、各
バンドパスフィルタの特性を加算した際の合成利得の変
化幅も小さく、フルブースト/フルカット時に飽和する
恐れがないので、その分S/Nの劣化を抑えることがで
きる。
【0031】なお、前記第1実施例および第2実施例は
いずれもバンドパスフィルタ11 〜1 n としてIIRデ
ィジタルフィルタを用いた場合を例示したが、回路規模
が大きくなるという欠点はあるものの、IIRディジタ
ルフィルタに代えてFIR(非巡回型)ディジタルフィ
ルタを用いて構成することもできる。また、バンドパス
フィルタ11 〜1n の構成は、図示した実施例のものに
限らず、種々の変形が可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のディジタ
ル・グラフィックイコライザによるときは、ブースト時
には、入力信号をバンドパスフィルタに通した後、入力
信号に加算することにより所望のブースト特性を得ると
ともに、カット時には、出力信号をフィードバックして
バンドパスフィルタに通した後、入力信号に加算するこ
とにより所望のカット特性を得るようにしたので、ブー
スト特性とカット特性を上下対称な特性とすることがで
きるとともに、フルブースト/フルカット時のS/Nの
劣化も抑えることができる。
【0033】また、カット時にフィードバックループ中
に遅延手段を挿入し、所定の遅延を与えながらフィード
バックするようにしたので、繰り返し演算による演算値
の収束・近似処理が不要となり、高速処理を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の原理説明図である。
【図2】本発明の第2の原理説明図である。
【図3】本発明の第1実施例のブースト回路のブロック
図である。
【図4】本発明の第1実施例のカット回路のブロック図
である。
【図5】第1実施例のブースト回路の周波数特性図であ
る。
【図6】第1実施例のカット回路の特性図である。
【図7】本発明の第2実施例のブースト回路のブロック
図である。
【図8】本発明の第2実施例のカット回路のブロック図
である。
【図9】第1実施例のカット回路の回路変換のための模
式説明図である。
【図10】第1実施例のカット回路の変換後の等価回路
図である。
【図11】第2実施例の実測周波数特性図である。
【図12】従来例(縦続型)実測周波数特性図である。
【図13】従来例(縦続型)のブロック図である。
【図14】従来例(縦続型)のブースト特性図である。
【図15】従来例(並列型)のブロック図である。
【図16】従来例(並列型)のブースト特性図である。
【符号の説明】
1 〜1n バンドパスフィルタ 2 加算器 3 フィードバックループ 4 遅延手段
フロントページの続き (72)発明者 牧野 敦 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パ イオニア株式会社川越工場内 (72)発明者 本庄 信也 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パ イオニア株式会社川越工場内 (72)発明者 加藤 政行 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パ イオニア株式会社川越工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタルフィルタからなるパンドパス
    フィルタを用いて構成されたディジタル・グラフィック
    イコライザにおいて、 ブースト時には、入力信号をバンドパスフィルタに通し
    た後、入力信号に加算することにより所望のブースト特
    性を得るとともに、 カット時には、出力信号をフィードバックしてバンドパ
    スフィルタに通した後、入力信号に加算することにより
    所望のカット特性を得るようにしたことを特徴とするデ
    ィジタル・グラフィックイコライザ。
  2. 【請求項2】 カット時にフィードバックループ中に遅
    延手段を挿入し、所定の遅延を与えながらフィードバッ
    クすることを特徴とする請求項1記載のディジタル・グ
    ラフィックイコライザ。
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