JPH076661B2 - 空気調和装置の遠隔制御装置 - Google Patents

空気調和装置の遠隔制御装置

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JPH076661B2
JPH076661B2 JP63088538A JP8853888A JPH076661B2 JP H076661 B2 JPH076661 B2 JP H076661B2 JP 63088538 A JP63088538 A JP 63088538A JP 8853888 A JP8853888 A JP 8853888A JP H076661 B2 JPH076661 B2 JP H076661B2
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洋二 松井
昭 堀川
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、空気調和装置の遠隔制御装置に関し、特に、
異常表示対策に係るものである。
(従来の技術) 一般に、空気調和装置には複数台の室内ユニットを備え
たマルチ型の空気調和装置があり、該室内ユニットの1
台にリモートコントロールスイッチを接続して該リモー
トコントロールスイッチからの制御信号により各室内ユ
ニットをグループ制御するようにいるものがある。
一方、上記空気調和装置において、実開昭58−13427号
公報に開示され1いるように、異常検出器を設け、該異
常検出器が各種異常を検出すると、例えば、リモートコ
ントロールスイッチに設けられた発光素子が上記異常検
出器の異常信号によりフリッカするように構成され、各
種の異常を報知するようにしている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述した空気調和装置において、従来、
異常表示を発光素子を用いて表示していたが、これでは
各種の異常表示を全て表示しようとすると、多数の発光
素子を要することになる。
そこで、液晶を用いて異常を表示しようとすると、一箇
所の異常表示部には、最初に生じた異常を表示し続ける
ことになり、その後に生じた異常を表示しないことにな
る。例えば、ガス欠等の異常が生じると、該ガス欠のみ
を表示し、その後に伝送異常が生じても該伝送異常を表
示しないことになる。これでは正確な異常を知ることが
できないという問題があった。
特に、近年、多数のセンサ類を設けて緻密な空調制御を
行うようにしており、異常度合の小さい異常が生起した
後、異常度合の大きい異常が生じると、正確な対処を行
うことができないという問題があった。
また、1台の室内ユニットより他の室内ユニットが異常
である旨の他系統異常の信号を最初にリモートコントロ
ールスイッチが受けて表示すると、その後に異常を起し
た室内ユニットが自系統異常の信号を送信しても異常表
示が変わらないため、何れの室内ユニットが異常である
のか判明しないという問題があった。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたもので、各種の異
常をランク別に区分し、異常表示を異常度合の大きい異
常が生ずる毎に変更するようにして、正確な異常対処を
行えるようにすることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、請求項(1)に係る発明が
講じた手段は、第1図に示すように、先ず、複数台の室
内ユニット(B,B,…)に1つのリモートコントロールス
イッチ(R)が接続され、該室内ユニット(B,B,…)と
リモートコントロールスイッチ(R)との間で制御信号
を授受して上記室内ユニット(B,B,…)を制御するよう
にした空気調和装置の遠隔制御装置を前提としている。
そして、上記室内ユニット(B)が検出して出力する異
常信号を受信する異常受信手段(61a)が設けられてい
る。
更に、上記室内ユニット(B)の異常信号を予め異常度
合に応じて3つに区分した異常のランクを記憶し、異常
度合の最も大きい第1ランクが異常を生起した室内ユニ
ット(B)からの異常信号による自系統異常に設定さ
れ、第1ランクより異常度合が小さい第2ランクが異常
を生起した室内ユニット(B)以外の室内ユニット(B,
B,…)からの異常信号による他系統異常に設定され、異
常度合の最も小さい第3ランクが警報の異常信号による
警報異常に設定されているランク記憶手段(61b)が設
けられている。
その上、上記室内ユニット(B)の異常信号とランク記
憶手段(61b)の異常のランクとの比較して該異常信号
のランクを判別するランク判別手段(61c)が設けられ
ている。
しかも、上記異常受信手段(61a)の異常受信による室
内ユニット(B)の異常を表示する異常表示手段(58)
が設けられている。
加えて、上記ランク判別手段(61c)が判別した異常の
ランク順に異常度合の大きいランクの異常信号に伴って
異常表示手段(58)の異常表示を切換える表示切換手段
(61d)が設けられている。
(作用) 上記構成により、請求項(1)に係る発明では、室内ユ
ニット(B)はリモートコントロールスイッチ(R)の
制御信号により制御されており、該室内ユニット(B)
に入力した異常信号はリモートコントロールスイッチ
(R)の異常受信手段(61a)に送信される。一方、上
記リモートコントロールスイッチ(R)のランク記憶手
段(61b)は上記異常信号のランク、具体的に、3つの
ランクを記憶しており、上記異常信号を受けると、該異
常信号のランクをランク判別手段(61c)が異常度合に
応じて判別して異常表示手段(58)が異常表示する。
そして、その後に他の異常度合の大きい異常信号を受信
すると、表示切換手段(61d)が異常表示を切換えるこ
とになる。例えば、ガス欠の異常表示後に伝送異常信号
を受信すると、該伝送異常の表示に切換えることにな
る。
(発明の効果) 従って、請求項(1)に係る発明によれば、異常度合の
大きい異常信号を受信するごとに、異常表示を異常の大
きい異常表示に切換えるようにしたゝめに、上記異常表
示に対応して迅速且つ正確な異常判別を行うことがで
き、正確な対処を行うことができ、具体的に、1台の室
内ユニット(B)より他の室内ユニット(B)が異常を
生起した旨の他系統異常の信号を受けて他系統の異常表
示を行った後、異常を生起した室内ユニット(B)より
自系統異常の信号を受信すると、自系統異常表示に切換
わることから、何れの室内ユニット(B)が異常である
のかを正確に知ることができ、迅速に対処することがで
きる。
特に、センサ類が増加して多種類の異常信号を受信した
際、正確な異常処理を行うことができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第2図は請求項(1)の発明に係るマルチ型の空気調和
装置(1)の冷媒配管系統を示しており、(A)は、例
えば、高層ビルの屋上に設置された室内ユニット、
(B)は高層ビルの室内に配置された室内ユニットで、
複数台の室内ユニット(B,B,…)が上記室外ユニット
(A)に並列に接続されている。
上記室外ユニット(A)の内部には、圧縮機(11)と、
該圧縮機(11)から吐出されるガス中の油を分離する油
分離器(12)と、暖房運転時には図中実線の如く切換わ
り、冷房運転時には図中破線の如く切換わる四路切換弁
(13)と、ファン(14a)を備え冷房運転時に凝縮器、
暖房運転時に蒸発器となる室外熱交換器(14)と、過冷
却コイル(15)と、冷房運転時には冷媒流量を調節し、
暖房運転時には冷媒の絞り作用を行う室外電動膨張弁
(16)と、液化した冷媒を貯蔵するレシーバ(17)と、
アキュムレータ(18)とが主要なアクチュエータとして
内蔵されていて、該各アクチュエータ(11〜18)は各々
冷媒配管(2)で冷媒が流通可能に接続されている。
また、上記圧縮機(11)は、出力周波数を30〜70Hzの範
囲で10Hz毎に可変に切換えられるインバータ(3a)によ
り容量が調整される第1圧縮機(11a)と、パイロット
圧の高低で作動するアンローダ(3b)により容量がフル
ロード(100%)状態及びアンロード(50%)状態の2
段階に調整される第2圧縮機(11b)とが逆止弁(2a)
を介して並列に接続されて構成されている。
一方、上記室内ユニット(B,B,…)は同一構成であり、
各々ファン(4a)を有し冷房運転時には蒸発器、暖房運
転時には凝縮器となる室内熱交換器(4,4,…)を備え、
且つ該室内熱交換器(4,4,…)に接続された冷媒分岐管
(21,21,…)には、アクチュエータの1つであって、暖
房運転時に冷媒流量を調節し、冷房運転時に冷媒の絞り
作用を行う室内電動膨張弁(41,41,…)が介設されて成
り、上記冷媒分岐管(21,21,…)は連絡配管(22)に集
合され、手動閉鎖弁(22a)を介して室外ユニット
(A)の冷媒配管(2)に接続されている。
また、空気調和装置(1)には多くのセンサ類が備えら
れており、(TH1)は各室内熱交換器(4)の空気吸込
口に配置され、吸込温度を検知する温度センサであり、
(TH2)及び(TH3)はそれぞれ各室内熱交換器(4)の
液側及びガス側配管の温度を検出する温度センサであ
り、(TH4)は圧縮機(11)の吐出管温度を検出する温
度センサであり、(TH5)は暖房運転時に室外熱交換器
(14)の蒸発温度を検出する温度センサであり、(TH
6)は圧縮機(11)の吸入ガスの温度を検出する温度セ
ンサであり、(TH7)は室外熱交換器(14)近傍の外気
温を検出する温度センサであり、(PS)は暖房運転時に
は吐出ガス圧力、冷房運転時には吸入ガス圧力を検出す
る圧力センサである。
尚、第2図において上記各主要なアクチュエータ以外に
補助用の各種アクチュエータが設けられており、(23
a)は第2圧縮機(11b)のバイパス回路(23)に介設さ
れ、第2圧縮機(11b)の停止時及びアンロード状態時
には「開」となり、フルロード状態時では「閉」となる
アンローダ用電磁弁であり、該バイパス回路(23)には
キャピラリーチューブ(23b)が介設されている。(24
a)は吐出側冷媒配管(2)と吸入側に冷媒配管(2)
とを接続する均圧ホットガスバイパス回路(24)に介設
され、冷房運転時の低負荷時及び室外熱交換器(14)の
除霜運転時等に開動作するホットガス用電磁弁である。
また、(25)は暖房過負荷制御用バイパス回路であっ
て、該バイパス回路(25)には、補助コンデンサ(25
a)と、第1逆止弁(25b)と、冷媒の高圧時に開く高圧
制御弁(25c)と、第2逆止弁(25d)とが順次直列に接
続されており、その一部には運転停止時に液封を防止す
るための液封防止バイパス回路(26,27)が第3逆止弁
(26a)及びキャピラリーチューブ(27a)を介して分岐
接続されている。
更に、(28)は冷暖房運転時に吸入ガスの過熱度を調節
するためのリキッドインジェクションバイパス回路であ
って、該リキッドインジェクションバイパス回路(28)
には、圧縮機(11)のオン・オフと連動して開閉するイ
ンジェクション用電磁弁(28a)と、感温筒(2b)によ
り検出される吸入ガスの過熱度に応じて開度を調節され
る自動膨張弁(28b)とが介設されている。
また、第2図中、(HPS)は圧縮機保護用の高圧圧力開
閉器、(SP)はサービスポートである。
そして、上記各電動膨張弁(16,41)やファン(4a,14
a)等のアクチュエータは後述するリモートコントロー
ルスイッチ(R)の制御信号等により制御されるよう構
成されている。
第3図は上記空気調和装置(1)の制御システムを示し
ており、複数台の室内ユニット(B,B,…)に内蔵された
コントロールユニット(図示省略)はそれぞれ室外ユニ
ット(A)に内蔵されたコントロールユニット(図示省
略)に信号線で個別に接続されている。更に、上記複数
台の室内ユニット(B,B,…)のうち、予め代表室内ユニ
ット(BO)(親機)が定められており、該代表室内ユニ
ット(BO)にはリモートコントロールスイッチ(R)が
信号線により接続されると共に、上記代表室内ユニット
(BO)より他の室内ユニット(B,B,…)(子機)が順次
信号線で接続され、上記リモートコントロールスイッチ
(R)の制御信号は各室内ユニット(BO,B,B,…)に伝
送して各室内ユニット(BO,B,B,…)に伝送し、各室内
ユニット(B,B,…)をグループ制御するようにしてい
る。
第4図は上記リモートコントロールスイッチ(R)の表
示装置(5)を、第5図はコントロールユニット(6)
をそれぞれ示しており、該表示装置(5)は各室内ユニ
ット(B,B,…)の設定温度や運転モードなどを液晶でも
って表示するように構成されている。そして、上記表示
装置(5)は、第4図左側より、予め定められた各室内
ユニット(B,B,…)のユニットナンバを表示するユニッ
ト表示部(51)、ガス欠等の異常発生時の異常コードナ
ンバ又は代表室内ユニット(BO)の吸込温度を切換え表
示する異常コード表示部(52)、室内ユニット(B,B,
…)の設定温度又は運転停止動作を入切タイマで設定し
たタイマ時間を切換え表示する温度表示部(53)、風向
き及びフラップ位置を表示する風向表示部(54)及び設
定風量やフィルタ洗浄要求等を表示する指示表示部(5
5)が順に形成されて構成されている。
更に、上記表示装置(5)の上部には冷房運転や暖房運
転などの状態モードを表示するモード表示部(56)が設
けられると共に、運転・停止状態を示す運転ランプ(5
7)が設けられており、上記ユニット表示部(51)、異
常コード表示部(52)及び温度表示部(53)は7セグメ
ント表示等により文字及び数字表示すうように構成され
ている。
上記コントロールユニット(6)は、中央処理装置であ
るメインCPU(61)が設けられており、該メインCPU(6
1)には代表室内ユニット(BO)が整流回路(62a)、平
滑回路(62b)を介して接続されて電力供給されてい
る。
更に、上記メインCPU(61)には信号線を介して上記表
示装置(5)が接続されていて、設定温度等の各種表示
信号をメインCPU(61)より表示装置(5)に出力する
一方、上記メインCPU(61)には制御スイッチ(63)が
接続されている。該制御スイッチ群(63)が、室内ユニ
ット(B,B,…)への運転停止スイッチ(63a)、設定温
度及びタイマのアップスイッチ(63b)及びダウンスイ
ッチ(63c)、デバッグスイッチ(63d)などのスイッチ
によって構成されている。
また、上記メインCPU(61)には制御信号の伝送回路(6
4)が接続されており、該伝送回路(64)は上記整流回
路(62a)を介して代表室内ユニット(BO)に接続され
ている。該伝送回路(64)は、伝送用CPU(64a),定電
圧回路(64b),可変トランス(64c)及び代表室内ユニ
ット(BO)が出力する受信要求信号を受けて制御信号を
受信するか否かを判別して受信命令信号を上記伝送用CP
U(64a)に出力する受信判別回路(64d)が設けられて
成り、上記伝送用CPU(64a)がメインCPU(61)との間
で制御信号を授受すると共に、室内ユニット(B,B,…)
との間で制御信号を授受するようにしている。
一方、上記メインCPU(61)には、上記室内ユニット
(B,B,…)は検出して出力するガス欠や室外ユニット
(A)との伝送異常などの異常信号を受信する異常受信
手段(61a)が設けられている。
更に、上記メインCPU(61)には、異常信号のランク記
憶手段(61b)、ランク判別手段(61e)及び表示切換手
段(61d)が設けられている。該ランク記憶手段(61b)
は上記室内ユニット(B,B,…)の異常信号を予め異常度
合に応じて区分し、3つの異常のランクを記憶してい
る。
第1ランクは異常度合が最も大きく、異常を生起した室
内ユニット(B)からの異常信号による自系統異常であ
り、例えば、代表室内ユニット(BO)と室外ユニット
(A)間で伝送異常が生起し、該代表室内ユニット(B
O)が出力した異常信号を受信した場合の自系統異常に
設定されている。
そして、第2ランクは第1ランクより異常度合が小さ
く、異常を生起した室内ユニット(B)以外の室内ユニ
ット(B,B,…)からの異常信号による他系統異常であ
り、例えば、上述のように代表室内ユニット(BO)と室
外ユニット(A)間で伝送異常が生起すると、該室外ユ
ニット(A)は他の室内ユニット(B,B,…)にも異常信
号を出力し、該他の室内ユニット(B,B,…)のうちリモ
ートコントロールスイッチ(R)と信号伝送している室
内ユニット(B)が出力した異常信号を受信した場合の
他系統異常に設定されている。
また、第3ランクは異常度合が最も小さく、ガス欠等の
警報の異常信号を受信した場合の異常に設定されてい
る。
上記ランク判別手段(61c)は、異常受信手段(61a)が
受信した異常信号とランク記憶手段(61b)のランクと
を比較して何れのランクに該当するか否かを判別するよ
うに構成されている。そして、上記ユニット表示部(5
1)及び異常コード表示部(52)は異常受信手段(61a)
が受信した異常信号に基づいてユニットナンバ及び異常
コードを表示する異常表示手段(58)を構成している。
また、上記表示切換手段(61d)は、上記ランク判別手
段(61c)が判別した異常のランク順に上記異常表示手
段(58)の表示を切換えるように構成されており、例え
ば、第2ランクの異常信号の受信後に第1ランクの異常
信号を受信すると、他系統異常のコード表示から自系統
異常のコード表示にユニットナンバと共に切換えるよう
に構成されている。
次に、上記空気調和装置(1)の動作について説明す
る。
先ず、空気調和装置(1)の冷暖房運転時において、各
室内ユニット(B,B,…)は、各室内の設定温度等に応じ
て室内熱交換器(4,4,…)の冷媒流量又は絞り及び室内
ファン(4a,4a,…)の風量が制御される。一方、室外ユ
ニット(A)は、各室内ユニット(B,B,…)の運転状態
に応じて室外熱交換器(14)の冷媒流量制御及び圧縮機
(11)の容量制御を行い、各室内の空調負荷に応じた適
切な運転制御を行っている。
次に、請求項(1)に係る発明の構成並びに作用を第6
図の状態遷移図及び第7図の制御フロー図に基づいて説
明する。
先ず、室外ユニット(A)及び各室内ユニット(B,B,
…)が正常運転を行っている状態において(第6図状態
)、リモートコントロールスイッチ(R)は第7図の
制御ルーチンを所定タイミングで繰り返しており、ステ
ップST1で運転を停止しているか否かを判定し、運転時
はステップST2に移り、異常表示手段(58)が自系統異
常表示しているか否かを判定し、表示していない場合は
ステップST3に移り、何れかの室内ユニット(B,B,…)
より自系統異常信号を受信したか否かを判定し、受信し
ていないときはステップST4に移る。
そして、異常表示手段(58)が他系統異常表示している
か否かを判定し、表示していない場合はステップST5に
移り、何れかの室内ユニット(B,B,…)より他系統異常
信号を受信したか否かを判定し、受信していないときは
ステップST6に移り、異常表示手段(58)が警報の異常
表示をしているか否かを判定し、表示をしていないとき
はステップST7に移る。このステップST7において、何れ
かの室内ユニット(B,B,…)より警報の異常信号を受信
したか否かを判定し、受信していないときはステップST
8に移り、異常表示手段(58)は何らの表示をすること
なくステップST1に移り、上述の動作を繰り返すことに
なる。
この運転時において、例えば、室内ユニット(B)がガ
ス欠の警報異常信号を出力すると、該異常信号を異常受
信手段(61a)が受信し、ランク判別手段(61c)が異常
のランクを判別し、つまり、ステップST7において、第
3ランクの異常信号か否かを判別して、第3ランクの異
常信号の場合、ステップST7からステップ9に移り、表
示切換手段(61d)が動作し、例えば、ユニット表示部
(51)に異常信号を出力した室内ユニット(B)のナン
バ“1"を、異常コード表示部(52)に異常コード“UO"
をそれぞれ表示する(第6図状態)。この後、ステッ
プST1に戻り、上述の動作を繰り返し、その際、ステッ
プST6において、警報の異常表示をしているので、該ス
テップST6からステップST1に戻り、他のランクの異常信
号が入力することなく且つ運転を停止するまで警報の異
常表示をし続け、運転を停止すると、ステップST1から
ステップST8に移り、表示を消すことになる。
また、上記警報の異常表示を行っている状態において、
1つ室内ユニット(B)より他系統異常信号を受信する
と、例えば、代表室内ユニット(BO)と室外ユニット
(A)とが伝送異常となり、この伝送異常の異常信号を
第2の室内ユニット(B)が出力すると、つまり、該第
2の室内ユニット(B)においては他系統の異常である
ので、他系統異常の異常信号を出力すると、ステップST
5においてランク判別手段(61c)は第2ランクと判別す
る。そして、該ステップST5よりステップST10に移り、
表示切換手段(61d)がユニット表示部(51)のユニッ
トナンバを“2"に、異常コード表示部(52)の異常コー
ドを“U9"に切換えてステップST1に戻ることになる(第
6図状態)。そして、運転を停止するまでステップST
4からステップST1に戻り、他系統異常を表示し続ける。
その後、リモートコントロールスイッチ(R)との伝送
順位が異常を生起した代表室内ユニット(BO)になる
と、該室内ユニット(B)は自己の異常であるので、自
系統異常の異常信号を出力することになる。そして、こ
の自系統異常の異常信号を受信すると、ステップST3に
おいてランク判別手段(61c)が第1ランクと判別し、
該ステップST3よりステップST11に移り、表示切換手段
(61d)がユニット表示部(51)のユニットナンバを
“1"に、異常コード表示部(52)の異常コードを“U4"
に切換えてステップST1に戻ることになる(第6図状態
)。その後は、運転を停止するまでステップST2から
ステップST1に戻り、自系統異常の表示をし続けること
になる。
また、上記動作は第3ランクの異常信号を受信した後、
異常度合の大きい異常信号を順次受信した場合について
説明したが、先ず、他系統異常信号を受信すると、該他
系統異常から自系統異常の表示に切換わり(第6図状態
→→)、また、先に、自系統異常信号を受信する
と、該自系統異常のみを表示し(第6図状態→)、
また、警報の異常信号から自系統異常信号を受信する
と、警報表示から自系統異常表示に切換わることになる
(第6図状態→→)。
従って、異常度合の大きい異常信号を受信するごとに、
異常表示を異常度合の大きい異常表示に切換えるので、
上記異常表示に対応して迅速且つ正確な異常判別を行う
ことができ、正確な対処を行うことができる。特に、セ
ンサ類が増加して多種類の異常信号を受信した際、正確
な異常処理を行うことができる。
尚、本実施例においてはマルチ型空気調和装置(1)に
ついて説明したが、本発明はこれらの空気調和装置に限
られるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図である。第2図
〜第7図は本発明の実施例を示し、第2図は空気調和装
置の冷媒回路図、第3図は同制御システム図、第4図は
リモートコントロールスイッチの表示装置の正面図、第
5図は同コントロールユニットの回路ブロック図であ
る。第6図は異常表示の状態遷移図、第7図は同制御フ
ロー図である。 (1)…空気調和装置、(4)…室内熱交換器、(5)
…表示装置、(6)…コントロールユニット、(14)…
室外熱交換器、(51)…ユニット表示部、(52)…異常
コード表示部、(58)…異常表示手段、(61)…メイン
CPU、(A)…室外ユニット,(B)…室内ユニット、
(R)…リモートコントロールスイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−152335(JP,A) 特開 昭58−198632(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数台の室内ユニット(B,B,…)に1つの
    リモートコントロールスイッチ(R)が接続され、該室
    内ユニット(B,B,…)とリモートコントロールスイッチ
    (R)との間で制御信号を授受して上記室内ユニット
    (B,B,…)を制御するようにした空気調和装置の遠隔制
    御装置において、 上記室内ユニット(B)が検出して出力する異常信号を
    受信する異常受信手段(61a)と、 上記室内ユニット(B)の異常信号を予め異常度合に応
    じて3つに区分した異常のランクを記憶し、異常度合の
    最も大きい第1ランクが異常を生起した室内ユニット
    (B)からの異常信号による自系統異常に設定され、第
    1ランクより異常度合が小さい第2ランクが異常を生起
    した室内ユニット(B)以外の室内ユニット(B,B,…)
    からの異常信号による他系統異常に設定され、異常度合
    の最も小さい第3ランクが警報の異常信号による警報異
    常に設定されているランク記憶手段(61b)と、 上記室内ユニット(B)の異常信号とランク記憶手段
    (61b)の異常のランクとを比較して該異常信号のラン
    クを判別するランク判別手段(61c)と、 上記異常受信手段(61a)の異常受信による室内ユニッ
    ト(B)の異常を表示する異常表示手段(58)と、 上記ランク判別手段(61c)が判別した異常のランク順
    に異常度合の大きいランクの異常信号に伴って異常表示
    手段(58)の異常表示を切換える表示切換手段(61d)
    と を備えていることを特徴とする空気調和装置の遠隔制御
    装置。
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