JP3475915B2 - 空気調和装置の状態監視装置 - Google Patents

空気調和装置の状態監視装置

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JP3475915B2
JP3475915B2 JP2000207689A JP2000207689A JP3475915B2 JP 3475915 B2 JP3475915 B2 JP 3475915B2 JP 2000207689 A JP2000207689 A JP 2000207689A JP 2000207689 A JP2000207689 A JP 2000207689A JP 3475915 B2 JP3475915 B2 JP 3475915B2
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雅純 多田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和装置の状態監
視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、空気調和装置の状態監視装置
には、特開平2−195164号公報及び特開平2−1
95165号公報に開示されているように、圧縮機と凝
縮器と膨脹弁と蒸発器とを有する空気調和装置におい
て、蒸発器における冷媒の過熱度が所定温度以下で、且
つ圧縮機の吐出ガス温度と凝縮器の冷媒温度との差温が
所定温度以下であると、液バックの警報信号を出力する
一方、凝縮器の冷媒温度と外気温度との差温が所定温度
以上で、且つ凝縮器における冷媒の過冷却度が所定温度
以上であると、冷媒過充填の警報信号を出力し、異常を
報知するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した空気調和装置
の状態監視装置においては、異常な運転状態になると、
単にその異常を検出して報知するようにしているのみで
あるので、警報信号が出力されると、早急に異常措置を
施す必要があった。
【0004】しかしながら、これでは、異常が発生する
まで警報信号が出力されないので、迅速な対応を行うこ
とができないという問題があった。つまり、前以て異常
を検出しようとするものではないので、異常運転を行わ
れない限り、何らの措置も成されないという問題があっ
た。
【0005】また、異常が発生するまで、最適運転が保
持されないことになり、圧縮機などの機器類の負担が大
きくなり、該機器類の寿命を縮める結果となり、且つ消
費電力の増大等を招くという問題があった。
【0006】本発明は、斯かる点に鑑みてなされたもの
で、空調機の各種異常を前以て検出して報知することに
より、異常措置の強化を図ると共に、機器類の長寿命化
及び消費電力の低減等を図ることを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明が講じた手段は、空調機の運転状態に基づ
く予備信号によって異常を予知するようにしたものであ
る。
【0008】具体的に、請求項1に係る発明が講じた手
段は、先ず、運転データを出力する空調機(1)を備え
ている。そして、複数台の空調機(1)が接続され、
空調機(1)が出力した運転データを専用回線(52)を
介して受信し、該運転データに所定の処理を行い、上記
運転データのうちから選択したデータを送信するローカ
ルコントローラ(6)を備えている。更に、複数台のロ
ーカルコントローラ(6) が接続され、該ローカルコン
トローラ(6)が選択したデータを電話回線(53)を介
して受信し、上記空調機(1)を監視するホストコント
ローラ(7)を備えている。その上、上記ホストコント
ローラ(7)は、ローカルコントローラ(6)からのデー
タに基づいて異常の予知を行うように構成されている。
【0009】また、請求項2に係る発明が講じた手段
は、上記請求項1に係る発明において、ホストコントロ
ーラ(7)が、さらに予め設定された監視値になると異
常の予知を行うように構成されたものである。
【0010】上記の構成により、請求項1に係る発明で
は、空調機(1)が運転データを出力し、該運転データ
をローカルコントローラ(6)が受信して所定の処理を
行う。該ローカルコントローラ(6)は、専用回線(5
2)を介して運転データを受信し、上記ローカルコント
ローラ(6)は、処理したデータをホストコントローラ
(7)に送信する。
【0011】そして、上記ホストコントローラ(7)
は、電話回線(53)を介してローカルコントローラ
(6)からのデータを受信し、上記空調機(1)を監視す
る。具体的に、上記ホストコントローラ(7)は、予め
設定された監視値になると異常の予知を行う。
【0012】例えば、空調機(1)が冷房運転等の空調
運転を行っており、この空調機(1)における複数の運
転状態値を複数の運転検出手段が検出し、低圧圧力や外
気温度などを検出して状態信号を出力する。具体的に、
空調機(1)が状態信号を1つのコントローラ(7)に出
力し、また、ローカルコントローラ(6,6,…)に出力
し、また、上記状態信号は、専用回線(52)を介してロ
ーカルコントローラ(6,6,…)に送信されことに
る。
【0013】
【発明の効果】従って、本発明によれば、空調機(1)
の運転状態値から異常の兆候を判別し、異常予知を行う
ことができ、異常が発生するまでに異常の発生要因を除
去することができるので、極めて迅速に措置を行うこと
ができ、保守サービスの強化を図ることができる。
【0014】更に、異常を予知して最適運転状態を確保
することができるので、圧縮機(21)などの機器類の負
担を軽減することができると共に、該機器類の長寿命化
を図ることができ、無駄な電力消費を防止することがで
きる。
【0015】また、複数台の空調機(1,1,…)の運転
データが1つのコントローラ(7)に送信されるので、
複数台の空調機(1,1,…)を一括して監視することが
できる。
【0016】また、複数台の空調機(1,1,…)からの
運転データをローカルコントローラ(6,6,…)を介し
てホストコントローラ(7)に送信するようにすると、
該ローカルコントローラ(6,6,…)において簡易な異
常予知等を行うことができるので、ホストコントローラ
(7)における処理負担を軽減することができると共
に、ホストコントローラ(7)において多数の空調機
(1,1,…)を一括して監視することができ、専門のサ
ービスマンによる迅速な対応を可能とすることができ
る。
【0017】また、ローカルコントローラ(6,6,…)
とホストコントローラ(7)とを電話回線(53)で通信
するようにすると、簡易にデータを送信することができ
る一方、データを圧縮することにより、通信の容易性を
図ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0019】図2は、本発明に係る空調機(1)の冷媒
配管系統を示し、該空調機(1)は、1台の室外ユニッ
ト(2)に複数台の室内ユニット(3,3,…)が接続さ
れたマルチ型に構成されている。
【0020】該室外ユニット(2)は、出力周波数を3
0〜116Hzの範囲で4〜10Hz毎に可変に切換えられ
るインバータ(2a)により運転容量が調整される圧縮機
(21)と、該圧縮機(21)から吐出されるガス冷媒中の
油を分離する油分離器(22)と、冷房運転時には図中実
線の如く切換わり暖房運転時には図中破線の如く切換わ
る四路切換弁(23)と、冷房運転時に凝縮器となり、暖
房運転時に蒸発器となる熱源側熱交換器である室外熱交
換器(24)及び該室外熱交換器(24)に付設された室外
ファン(2F)と、暖房運転時に冷媒の絞り作用を行う膨
脹機構である室外電動膨張弁(25)と、液化した冷媒を
貯蔵するレシーバ(26)と、アキュムレータ(27)とが
主要機器として内蔵されていて、上記圧縮機(21)及び
室外熱交換器(24)等の各機器はそれぞれ冷媒配管
(4)で冷媒の流通可能に接続されている。
【0021】また、上記各室内ユニット(3)は、同一
構成であって、冷房運転時には蒸発器となり、暖房運転
時には凝縮器となる利用側熱交換器である室内熱交換器
(31)及び該室内熱交換器(31)に付設された室内ファ
ン(3F)を備え、該室内熱交換器(31)に接続された冷
媒配管(4)の液管側には、暖房運転時に冷媒流量を調
節し、冷房運転時に冷媒の絞り作用を行う膨脹機構であ
る室内電動膨張弁(32)が設けられている。
【0022】そして、上記室外ユニット(2)及び室内
ユニット(3)は、冷媒配管(4)である連絡配管(41)
によって接続され、上記圧縮機(21)、室外熱交換器
(24)及び室内熱交換器(31)等の各機器はそれぞれ冷
媒配管(4)によって閉回路に接続されて、室外空気と
の熱交換により得た熱を室内空気に放出するようにした
主冷媒回路(11)が構成されている。
【0023】また、(42)は、上記室外熱交換器(24)
をバイパスする暖房過負荷制御用バイパス路であって、
該バイパス路(42)には、室外熱交換器(24)と共通の
空気通路に設置された補助熱交換器(4a)と、キャピラ
リチューブ(4b)と、冷媒の高圧時に開作動する補助開
閉弁(4c)とが順次直列に且つ室外熱交換器(24)に対
して並列に接続されている。そして、上記暖房過負荷制
御用バイパス路(42)は、冷房運転時には常時、暖房運
転時には高圧の過上昇時に、それぞれ上記補助開閉弁
(4c)がオンして開状態になり、吐出ガスの一部を主冷
媒回路(11)から暖房過負荷制御用バイパス路(42)に
バイパスし、吐出ガスの一部を補助熱交換器(4a)で凝
縮させるようにしている。
【0024】(43)は、冷暖房運転時に圧縮機(21)の
吸入側に液冷媒を注入し吸入ガスの過熱度を調節するた
めのリキッドインジェクションバイパス路であって、圧
縮機(21)の吐出管温度の過上昇時に開かれるインジェ
クション弁(4d)と、キャピラリチューブ(4e)とが介
設されている。
【0025】(44)は、キャピラリチューブ(4f)を介
して上記油分離器(22)から圧縮機(21)に潤滑油を戻
すための油戻し管である。
【0026】(45)は、圧縮機(21)の吐出側冷媒配管
(4)と吸入側冷媒配管(4)とを接続する均圧ホットガ
スバイパス路であって、サーモオフ状態等による圧縮機
(21)の停止時及び再起動前に一定時間だけ開作動する
均圧弁(4g)及びキャピラリチューブ(4h)が介設され
ている。
【0027】(46)は、上記レシーバ(26)と均圧ホッ
トガスバイパス路(45)との間に接続された均圧路であ
って、一端はレシーバ(26)の上端面に、他端が上記均
圧ホットガスバイパス路(45)の均圧弁(4g)の上流側
に接続されている。この均圧路(46)は、レシーバ(2
6)から均圧ホットガスバイパス路(45)へ向う冷媒流
通のみを許容する逆止弁(4i)が介設され、均圧弁(4
g)が開放された状態で、レシーバ(26)内の上層部の
ガス冷媒が均圧ホットガスバイパス路(45)、つまり、
液冷媒が導入されることなしに圧縮機(21)の吸入側に
導入可能にしている。
【0028】また、(2b)は、圧縮機(21)の吸入側の
吸入冷媒と冷媒配管(4)の液管中の液冷媒との熱交換
により吸入冷媒を冷却させて、連絡配管(41)における
冷媒の過熱度の上昇を補償するための吸入管熱交換器で
ある。
【0029】また、上記空調機(1)には、多くのセン
サ類が配置されていて、(Th1)は、室内の吸込空気温
度である室内温度T1を検出する室温センサ、(Th2)及
び(Th3)は、それぞれ室内熱交換器(31)の液側及び
ガス側冷媒配管(4)における液管温度T2及びガス管温
度T3を検出する室内液温センサ及び室内ガス温センサ、
(Th4)は、圧縮機(21)の吐出管温度T4を検出する吐
出管センサ、(Th5)は、室外熱交換器(24)の液冷媒
温度T5からデフロスト等を検出する室外液温センサ、
(Th6)は、上記吸入管熱交換器(2b)の下流側の吸入
冷媒配管(4)に配置されて圧縮機(21)の吸入管温度T
6を検出する吸入管センサ、(Th7)は、室外熱交換器
(24)の空気吸込口に配置されて室外の吸込空気温度で
ある外気温度T7を検出する外気温センサ、(P1)は、圧
縮機(21)の吐出側に配設されて主冷媒回路(11)の高
圧圧力HPを検出する高圧センサ、(P2)は、圧縮機(2
1)の吸入側に配設されて主冷媒回路(11)の低圧圧力L
Pを検出する低圧センサ、(HPS)は、圧縮機(21)の吐
出側に配設された圧縮機(21)の保護用高圧圧力開閉器
である。
【0030】そして、上記各電動膨張弁(25,32)及び
センサ(Th1〜Th7,P1,P2)等は、制御ユニット(12)
に信号線で接続され、該制御ユニット(12)は、各セン
サ(Th1〜Th7,P1,P2)等の検出信号を受けて各電動膨
張弁(25,32)等の開閉制御や圧縮機(21)の容量制御
を行うようになっている。
【0031】また、上記制御ユニット(12)には、空調
制御の1つとして各種の保護制御を行う保護制御手段
(13)が設けられており、該保護制御手段(13)は、吐
出管センサ(Th4)が検出する吐出管温度T4が110℃
以上になると圧縮機(21)の運転周波数を低下させる吐
出管垂下制御と、高圧センサ(P1)が検出する高圧圧力
HPが22kg/cm2以上になると圧縮機(21)の運転周波
数を低下させる高圧垂下制御と、低圧センサ(P2)が検
出する低圧圧力LPが2.5kg/cm2以下になると圧縮機
(21)の運転周波数を低下させる低圧垂下制御と、吐出
管センサ(Th4)が検出する吐出管温度T4が130℃以
上になると圧縮機(21)の運転を強制停止させる吐出管
保護制御と、高圧センサ(P1)が検出する高圧圧力HPが
25kg/cm2以上になると圧縮機(21)の運転を強制停
止させる高圧保護制御と、低圧センサ(P2)が検出する
低圧圧力LPが0.5kg/cm2以下になると圧縮機(21)
の運転を強制停止させる低圧保護制御等を行うように構
成されている。
【0032】この各空調機(1)における保護制御手段
(13)及び各種センサ(Th1〜Th7,P1,P2)は、空調機
(1)における複数の運転状態値を検出して各運転状態
値の状態信号を出力する状態検出手段を構成している。
【0033】そして、上記空調機(1)の冷房運転時に
は、四路切換弁(23)が図中実線側に切換わり、補助熱
交換器(4a)の補助開閉弁(4c)が常に開いて、圧縮機
(21)で圧縮された冷媒が、室外熱交換器(24)及び補
助熱交換器(4a)で凝縮され、連絡配管(41)を経て室
内ユニット(3)に送られる。そして、この室内ユニッ
ト(3)では、液冷媒が、室内電動膨張弁(32)で減圧
され、室内熱交換器(31)で蒸発した後、連絡配管(4
1)を経て室外ユニット(2)にガス状態で戻り、圧縮機
(21)に吸入されるように循環する。つまり、液冷媒が
室内熱交換器(31)において室内空気との間で熱交換を
行って蒸発することにより室内空気を冷却することにな
る。
【0034】また、暖房運転時には、四路切換弁(23)
が図中破線側に切換わり、冷媒の流れは上記冷房運転時
と逆となって、圧縮機(21)で圧縮された冷媒が、室内
熱交換器(31)で凝縮され、液状態で室外ユニット
(2)に流れ、室外電動膨張弁(25)により減圧され、
室外熱交換器(24)で蒸発した後、圧縮機(21)に戻る
ように循環する。つまり、ガス冷媒が室内熱交換器(3
1)において室内空気との間で熱交換を行って凝縮する
ことにより室内空気を加熱することになる。
【0035】図3は、本発明の特徴とする空調機(1,
1,…)の監視システム(5)を示しており、複数台の空
調機(1,1,…)を集中監視するのもので、空調機
(1,1,…)の制御ユニット(12)にインターフェイス
(51)が接続され、該インターフェイス(51)が専用回
線(52)を介してローカルコントローラ(6,6,…)に
接続されると共に、該ローカルコントローラ(6,6,
…)が電話回線(53)を介してホストコントローラ
(7)に接続されている。上記ローカルコントローラ
(6,6,…)には、最大31台のインターフェイス(51,
51,…)が接続されるように構成され、つまり、例え
ば、1つのビルに上述した空調機(1)が複数台設置さ
れる場合があるので、最大31台の空調機(1,1,…)が
1つのローカルコントローラ(6)で監視するようにな
っており、この1つのローカルコントローラ(6)が監
視する複数台の空調機(1,1,…)が1つの保守契約先
に該当することになる。
【0036】また、上記ホストコントローラ(7)に
は、例えば、1万台以上のローカルコントローラ(6,
6,…)が接続されて該ホストコントローラ(7)が全空
調機(1,1,…)を集中監視するように構成されてい
る。
【0037】つまり、上記ローカルコントローラ(6)
は、パソコン(54)が接続されると共に、図4に示すよ
うに、各空調機(1,1,…)よりインターフェイス(5
1)及び専用回線(52)を介して各空調機(1,1,…)
の運転データであるリアルタイムデータを1分毎に受信
しており、具体的に、例えば、室外ユニット(2)から
各種センサ(Th1〜Th7,P1,P2)等が検出する外気温度
T7、吐出管温度T4、吸入管温度T6、高圧圧力HP及び低圧
圧力LPの検知信号を、運転モードとして冷・暖・送風運
転、室外機運転、油戻し運転及びデフロスト運転の運転
信号を、垂下制御として保護制御手段(13)の高圧垂下
制御、低圧垂下制御及び吐出管垂下制御の垂下信号を、
保護制御として保護制御手段(13)の高圧保護制御及び
低圧保護制御の保護信号を受信すると共に、室内ユニッ
ト(3)から運転信号、サーモオン信号、液管温度T2の
検知信号及びガス管温度T3の検知信号を受信する他、サ
ンプリング時間のサンプリング信号を受信するように構
成されている。
【0038】また、上記ローカルコントローラ(6)に
は、リアルタイムデータから異常発生を検出して異常信
号を出力する異常発生検出手段(61)と、該異常発生検
出手段(61)の異常信号を受けると即時に異常信号をホ
ストコントローラ(7)に送信する異常送信手段(62)
とが設けられると共に、リアル判別手段(63)と警報送
信手段(64)とデータ処理手段(65)と定時送信手段
(66)とが設けられている。
【0039】該リアル判別手段(63)は、状態判別手段
の1つであって、冷媒不足に関する予備信号と、室内熱
交換器(31)及びフィルタの汚れに関する予備信号を出
力するように構成されており、更に、第1監視値と、該
第1監視値より監視条件が厳しい値の第2監視値とを有
し、上記各種センサ(Th1〜Th7,P1,P2)等の状態信号
を受けて瞬時の運転状態値が第1監視値になると第1予
備信号L11,L21を、運転状態値が第2監視値になると
第2予備信号L12,L22を出力するように構成されてい
る。
【0040】そして、上記リアル判別手段(63)の予備
信号は、警報送信手段(64)よりホストコントローラ
(7)に送信される一方、データ処理手段(65)に入力
されている。
【0041】上記データ処理手段(65)は、空調機
(1,1,…)からのリアルタイムで受信する運転データ
であるリアルタイムデータ及びリアル判別手段(63)の
第1及び第2予備信号から代表ファイル(6a)と最大最
小ファイル(6b)と積算ファイル(6c)と回数ファイル
(6d)と異常予知ファイル(6e)のコードに対応した運
転状態値の運転データ及び異常予知データを各ファイル
に書込むように構成されている。つまり、上記リアルタ
イムデータをそのままホストコントローラ(7)に送信
するようにすると、情報量が大きくなり過ぎると共に、
電話回線(53)を利用していることから、情報を圧縮し
てホストコントローラ(7)に送信するようにしてい
る。
【0042】そして、上記代表ファイル(6a)は、各空
調機(1)における特定の運転状態値であって1日にお
ける運転状態値の代表値をストアするように構成されて
おり、具体的に、例えば、少なくとも低圧圧力LPの代表
値と、高圧圧力HPの代表値と、吐出管温度T4の代表値と
のデータ項目を備えている。そして、上記代表値の選択
条件は、室内ユニット(3)がサーモオンし且つ圧縮
機(21)が周波数固定モードでない状態、最も多くの
室内ユニット(3)が運転している状態、各種の垂下
制御を行っていない状態、圧縮機(21)が5分以上運
転している状態、暖房運転時に油戻し運転及びデフロ
スト運転の終了から5分以上経過している状態、外気
温度T7が冷房運転時に最大時又は暖房運転時の最小時の
状態で、データ処理手段(65)は各条件を充足している
際における低圧圧力LP等を代表値としてストアするよう
に構成されている。
【0043】尚、上記各代表値の測定タイミングは、ロ
ーカルコントローラ(6,6,…)が監視する各空調機
(1,1,…)における最後の圧縮機(21)の運転開始か
ら実行する。
【0044】上記最大最小ファイル(6b)は、空調機
(1)における特定の運転状態値であって1日における
運転状態値の最大最小値をストアするするように構成さ
れており、具体的に、例えば、少なくとも吐出管温度T4
の最大値と、高圧圧力HPの最大値と、低圧圧力LPの最小
値とのデータ項目を備えている。
【0045】尚、上記各代表値の測定タイミングは、ロ
ーカルコントローラ(6,6,…)が監視する各空調機
(1,1,…)における最後の圧縮機(21)の運転開始か
ら実行する。また、上記吐出管温度T4以外は、圧縮機
(21)が運転開始してから10分を経過してからの値をス
トアし、10分以内にサーモオフした場合には、最も運転
時間の長い時の値をストアする。
【0046】上記積算ファイル(6c)は、空調機(1)
における特定の運転状態値であって1日における空調制
御の運転時間の積算値をストアするするように構成され
ており、具体的に、例えば、少なくとも圧縮機(21)の
運転時間と、高圧垂下制御の運転時間と、低圧垂下制御
の運転時間と、吐出管垂下制御の運転時間とのデータ項
目を備えている。
【0047】上記回数ファイル(6d)は、空調機(1)
における特定の運転状態値であって1日における空調制
御の回数値をストアするするように構成されており、具
体的に、例えば、少なくとも高圧保護制御の運転回数
と、低圧保護制御の運転回数と、吐出管保護制御の運転
回数と、デフロスト運転の運転回数とのデータ項目を備
えている。
【0048】上記異常予知ファイル(6e)は、リアル判
別手段(63)の第1予備信号L11,L21及び第2予備信
号L12,L22に対応した異常予知データをストアするす
るように構成されており、具体的に、例えば、少なくと
もガス欠に関する第1予備信号L11及び第2予備信号L
12に基づく異常予知データと、汚れに関する第1予備信
号L21及び第2予備信号L22に基づく異常予知データと
の各データ項目を備えている。
【0049】そして、上記定時送信手段(66)は、各フ
ァイルにストアされた運転データ及び異常予知データを
予め設定された時間毎に、例えば、1日毎にホストコン
トローラ(7)に送信するように構成されている。
【0050】一方、上記ホストコントローラ(7)に
は、状態検出手段の状態信号を受けて各運転状態値が該
各運転状態値に対応して予め設定された監視値になると
各運転状態値に基づいた異常の兆候を判別して予備信号
を出力する状態判別手段であるトレンド判別手段(71)
及び制御判別手段(72)とが設けられると共に、上記予
備信号に基づいて空調機(1)の異常を予知して異常予
知信号を出力する異常予知手段(73)が設けられてい
る。
【0051】上記トレンド判別手段(71)は、第1監視
値と、該第1監視値より監視条件が厳しい値の第2監視
値とを有し、上記各種センサ(Th1〜Th7,P1,P2)等の
状態信号に基づく各ファイル(6a,6b,6d)の運転デー
タから所定時間内における運転状態の傾向を示す運転状
態値が第1監視値になると第1予備信号T11,T21を、
運転状態値が第2監視値になると第2予備信号T12,T
22を出力するように構成されている。
【0052】つまり、上記トレンド判別手段(71)は、
冷媒不足に関し、上記代表ファイル(6a)にストアされ
た代表値から、低圧圧力LPの1日の代表値が0.8kg
/cm2未満の状態で2/α日連続し、且つ吐出管温度T
4の1日の代表値が120℃以上の状態で2/α日連続
した場合、又は、最大最小ファイル(6b)にストアされ
た最大最小値から、低圧圧力LPの1日の最小値が0.
3kg/cm2未満の状態で2/α日連続し、且つ吐出管
温度T4の1日の最大値が132℃以上の状態で2/α日
連続した場合、上記第1予備信号T11又は第2予備信号
T12を出力し、重み変数α=1で上記条件を充足する監
視値になると冷媒不足の第1予備信号T11を、重み変数
α=0.5で上記条件を充足する監視値になると冷媒不
足の第2予備信号T12を出力することになる。
【0053】具体的に、上記トレンド判別手段(71)に
おいては、低圧圧力LPの1日の代表値が0.8kg/cm
2未満の状態で2日連続し、且つ吐出管温度T4の1日
の代表値が120℃以上の状態で2日連続した場合に第
1予備信号T11を出力し、また、低圧圧力LPの1日の
最小値が0.3kg/cm2未満の状態で2日連続し、且つ
吐出管温度T4の1日の最大値が132℃以上の状態で
2日連続した場合に第1予備信号T11を出力する一方、
低圧圧力LPの1日の代表値が0.8kg/cm2未満の状
態で4日連続し、且つ吐出管温度T4の1日の代表値が
120℃以上の状態で4日連続した場合に上記第1予備
信号T11よりやや緊急性を要する第2予備信号T12を出
力し、また、低圧圧力LPの1日の最小値が0.3kg/
cm2未満の状態で4日連続し、且つ吐出管温度T4の1
日の最大値が132℃以上の状態で4日連続した場合に
上記第1予備信号T11よりやや緊急性を要する第2予備
信号T12を出力することになる。
【0054】また、上記トレンド判別手段(71)は、室
内熱交換器(31)等の汚れに関し、上記代表ファイル
(6a)にストアされた代表値、最大最小ファイル(6b)
にストアされた最大最小値及び回数ファイル(6d)の回
数値から、冷房運転時において、低圧圧力LPの1日の
代表値が2.5kg/cm2以下の状態で2/α日連続し、
且つ吐出管保護制御が2/α日の間に発生した場合で
あるか、或いは、低圧圧力LPの1日の最小値が2.0
kg/cm2以下の状態で2/α日連続し、且つ吐出管保
護制御が2/α日の間に発生した場合、又は、暖房運転
時において、高圧圧力HPの1日の代表値が24kg/cm
2以上の状態で2/α日連続するか、或いは、高圧圧
力HPの1日の最大値が26kg/cm2以上の状態で2/α
日連続した場合、上記第1予備信号T21又は第2予備信
号T22を出力し、且つ重み変数α=1で上記条件を充足
する監視値になると汚れの第1予備信号T21を、重み変
数α=0.5で上記条件を充足する監視値になると汚れ
の第2予備信号T22を出力することになる。
【0055】具体的に、上記トレンド判別手段(71)
は、冷房運転時において、低圧圧力LPの1日の代表値
が2.5kg/cm2以下の状態で2日連続し、且つ吐出
管保護制御が2日の間に少なくとも1度は発生した場合
か、或いは、低圧圧力LPの1日の最小値が2.0kg/
cm2以下の状態で2日連続し、且つ吐出管保護制御が
2日の間に少なくとも1度は発生した場合に第1予備信
号T21を出力し、また、暖房運転時において、高圧圧
力HPの1日の代表値が24kg/cm2以上の状態で2日連
続するか、或いは、高圧圧力HPの1日の最大値が26
kg/cm2以上の状態で2日連続した場合に第1予備信号
T21を出力する。一方、上記トレンド判別手段(71)
は、冷房運転時において、低圧圧力LPの1日の代表値
が2.5kg/cm2以下の状態で4日連続し、且つ吐出
管保護制御が4日の間に少なくとも1度は発生した場合
か、或いは、低圧圧力LPの1日の最小値が2.0kg/
cm2以下の状態で4日連続し、且つ吐出管保護制御が
4日の間に少なくとも1度は発生した場合に上記第1予
備信号T21よりやや緊急性を要する第2予備信号T22を
出力し、また、暖房運転時において、高圧圧力HPの1
日の代表値が24kg/cm2以上の状態で4日連続する
か、或いは、高圧圧力HPの1日の最大値が26kg/cm
2以上の状態で4日連続した場合に上記第1予備信号T2
1よりやや緊急性を要する第2予備信号T22を出力する
ことになる。
【0056】上記制御判別手段(72)は、第1監視値と
該第1監視値より監視条件が厳しい値の第2監視値とを
有し、各種センサ(Th1〜Th7,P1,P2)等の状態信号に
基づく各ファイル(6c,6d)の運転データから所定時間
内における空調制御の運転状態値が第1監視値になると
第1予備信号S11,S21を、運転状態値が第2監視値に
なると第2予備信号S12,S22を出力するように構成さ
れている。
【0057】つまり、上記制御判別手段(72)は、冷媒
不足に関し、上記積算ファイル(6c)にストアされた積
算値から、1日の吐出管垂下制御の運転時間が40/
α%以上で、且つ1日の低圧垂下制御の運転時間が4
0/α%以上で場合、又は、回数ファイル(6d)にスト
アされた回数値から、1日の吐出管保護制御の発生回
数が1/α回以上で、且つ1日の低圧保護制御の発生
回数が1/α回以上である場合、上記第1予備信号S11
又は第2予備信号S12を出力し、且つ重み変数α=1で
上記条件を充足する監視値になると第1予備信号S11
を、重み変数α=0.5で上記条件を充足する監視値に
なると第2予備信号S12を出力することになる。
【0058】具体的に、上記制御判別手段(72)におい
ては、1日の吐出管垂下制御の運転時間が40%以上
で、且つ1日の低圧垂下制御の運転時間が40%以上
で場合に第1予備信号S11を出力し、また、1日の吐
出管保護制御の発生回数が1回以上で、且つ1日の低
圧保護制御の発生回数が1回以上である場合に第1予備
信号S11を出力する一方、1日の吐出管垂下制御の運
転時間が80%以上で、且つ1日の低圧垂下制御の運
転時間が80%以上で場合に上記第1予備信号S11より
やや緊急性を要する第2予備信号S12を出力し、また、
1日の吐出管保護制御の発生回数が2回以上で、且つ
1日の低圧保護制御の発生回数が2回以上である場合
に上記第1予備信号S11よりやや緊急性を要する第2予
備信号S12を出力することになる。
【0059】また、上記制御判別手段(72)は、室内熱
交換器(31)等の汚れに関し、上記積算ファイル(6c)
にストアされた積算値及び回数ファイル(6d)にストア
された回数値から、冷房運転時において、1日の低圧
垂下制御の運転時間が40/α%以上で、且つ1日の
吐出管保護制御の発生回数が1回以上であるか、或い
は、1日の低圧保護制御の発生回数が1/α回以上
で、且つ1日の吐出管保護制御の発生回数が1回以上
である場合、また、暖房運転時において、1日の低圧
垂下制御の運転時間が40/α%以上で、且つ1日の
高圧保護制御の発生回数が1/α回以上である場合、上
記第1予備信号S21又は第2予備信号S22を出力し、且
つ重み変数α=1で上記条件を充足する監視値になると
第1予備信号S21を、重み変数α=0.5で上記条件を
充足する監視値になると第2予備信号S22を出力するこ
とになる。
【0060】具体的に、上記制御判別手段(72)は、冷
房運転時において、1日の低圧垂下制御の運転時間が
40%以上で、且つ1日の吐出管保護制御の発生回数
が1回以上である場合か、或いは、1日の低圧保護制
御の発生回数が1回以上で、且つ1日の吐出管保護制
御の発生回数が1回以上である場合に第1予備信号S21
を出力し、また、暖房運転時において、1日の低圧垂
下制御の運転時間が40%以上で、且つ1日の高圧保
護制御の発生回数が1回以上である場合場合に第1予備
信号S21を出力する。一方、上記制御判別手段(72)
は、冷房運転時において、1日の低圧垂下制御の運転
時間が80%以上で、且つ1日の吐出管保護制御の発
生回数が1回以上である場合か、或いは、1日の低圧
保護制御の発生回数が2回以上で、且つ1日の吐出管
保護制御の発生回数が1回以上である場合に上記第1予
備信号S21よりやや緊急性を要する第2予備信号S22を
出力し、また、暖房運転時において、1日の低圧垂下
制御の運転時間が80%以上で、且つ1日の高圧保護
制御の発生回数が2回以上である場合場合に上記第1予
備信号S21よりやや緊急性を要する第2予備信号S22を
出力することになる。
【0061】一方、上記異常予知手段(73)は、図5及
び図6に示すように、リアル判別手段(63)とトレンド
判別手段(71)と制御判別手段(72)との各第1予備信
号L11,T11,S11、L21,T21,S21を受けると異常
予知信号を出力する論理積機能のアンド回路(7a)と、
各リアル判別手段(63)とトレンド判別手段(71)と制
御判別手段(72)との何れかの第2予備信号L12,T1
2,S12、L22,T22,S22を受けると異常予知信号を
出力する論理和機能の第1オア回路(7b)とを備え、上
記アンド回路(7a)又は第1オア回路(7b)が出力する
とガス欠予知信号又は汚れ予知信号を出力する第2オア
回路(7c)を備えている。
【0062】そして、上記ホストコントローラ(7)に
は、上記異常予知手段(73)が出力するガス欠予知信号
等に基づいて異常予知を表示するディスプレー等の表示
手段(74)が設けられている。
【0063】次に、上記各空調機(1,1,…)の監視シ
ステム(5)の監視動作について説明する。
【0064】先ず、各空調機(1,1,…)は、制御ユニ
ット(12)によって空調動作が制御されており、図4に
示すように、この各制御ユニット(12)から状態検出手
段である各種センサ(Th1〜Th7)及び保護制御手段(1
3)の運転状態値を含む運転データであるリアルタイム
データが1分毎にインターフェイス(51)及び専用回線
(52)を介して各ローカルコントローラ(6,6,…)に
送信されている。
【0065】そして、上記各ローカルコントローラ
(6,6,…)は、リアルタイムデータを処理し、伝送異
常等の異常が発生していると、異常発生検出手段(61)
が異常を検出して異常信号を出力し、異常送信手段(6
2)がホストコントローラ(7)に異常信号を即時に送信
し、ホストコントローラ(7)の表示手段(74)に異常
発生が表示される。
【0066】また、上記各ローカルコントローラ(6,
6,…)においては、リアル判別手段(63)が、リアル
タイムデータから冷媒不足の兆候及び室内熱交換器(3
1)及びフィルタの汚れの兆候を判別している。
【0067】そこで、上記リアル判別手段(63)の判別
動作について図7及び図8の制御フローに基づいて説明
する。
【0068】先ず、図7は、冷媒不足の兆候を判別する
制御フローであって、判別ルーチンがスタートすると、
ステップST1において、油戻し運転及びデフロスト運転
等の圧縮機(21)の周波数固定モードを除く運転状態に
おける各種センサ(Th2〜Th4,Th6,Th7,P1,P2)の検
出値の平均値を算出する。例えば、平均の高圧圧力HPを
算出する。
【0069】続いて、ステップST2に移り、冷房運転モ
ードか否かを判定し、冷房運転モードであると、ステッ
プST3に移り、低圧圧力LPが所定値以下か否かを判定す
る。つまり、定数Aに重み変数αを掛けた監視値より低
圧圧力LPが低下したか否かを判定し、監視値より大きい
場合は上記ステップST1に戻る一方、監視値より低下す
るとステップST4に移ることになる。このステップST4
において、吸入管温度T6が所定値以上か否かを判定す
る。つまり、130から定数Bに重み変数αを掛けた値
を減算した監視値より吸入管温度T6が上昇したか否かを
判定し、監視値より小さい場合は上記ステップST1に戻
る一方、監視値より上昇するとステップST5に移ること
になる。このステップST5において、吐出管温度T4が所
定値以上か否かを判定する。つまり、定数Cに重み変数
αを掛けた監視値より吐出管温度T4が上昇したか否かを
判定し、監視値より大きい場合は上記ステップST1に戻
る一方、監視値より低下するとステップST6に移ること
になる。このステップST6において、高圧圧力HPが所定
値以下か否かを判定する。つまり、定数Dに重み変数α
を掛けた値を10に加算した監視値より高圧圧力HPが低
下したか否かを判定し、監視値より大きい場合は上記ス
テップST1に戻る一方、監視値より低下するとステップ
ST7に移ることになる。
【0070】そして、上記ステップST7において、重み
変数α=1である場合には冷媒不足に関する第1予備信
号L11をセットし、また、重み変数α=0.5である場
合には上記第1予備信号L11よりやや緊急性を要する冷
媒不足に関する第2予備信号L12をセットすることにな
る。尚、上記予備信号L11,L12は、冷媒不足の他、冷
媒詰りの可能性もあり得る。
【0071】また、冷房運転モードでない場合には、ス
テップST8又はステップST11に移り、このステップST8
においては、室内熱交換器(31)における冷媒の過熱度
SHが所定値以上か否かを判定する。つまり、20から定
数Eに重み変数αを掛けた値を減算した監視値より過熱
度SHが上昇したか否かを判定し、監視値より小さい場合
は上記ステップST1に戻る一方、監視値より上昇すると
ステップST9に移ることになる。このステップST9にお
いて、室内電動膨張弁(32)が全開か否かを判定し、全
開でない場合には上記ステップST1に戻る一方、全開で
ある場合にはステップST10に移ることになる。このステ
ップST10において、吐出管温度T4が所定値以上か否かを
判定する。つまり、上記ステップST5と同様に定数Cに
重み変数αを掛けた監視値より吐出管温度T4が上昇した
か否かを判定し、監視値より大きい場合は上記ステップ
ST1に戻る一方、監視値より低下すると上記ステップST
7に移ることになる。
【0072】そして、上記ステップST7において、上述
したように、重み変数α=1である場合には第1予備信
号L11を、また、重み変数α=0.5である場合には第
2予備信号L12をセットすることになる。
【0073】また、冷房運転モードでないステップST11
においては、外気温度T7が所定値以上か否かを判定す
る。つまり、定数Fに重み変数αを掛けた監視値より外
気温度T7が上昇したか否かを判定し、監視値より小さい
場合は上記ステップST1に戻る一方、監視値より上昇す
るとステップST12に移ることになる。このステップST12
において、デフロスト運転が1時間に所定値以上か否か
を判定する。つまり、定数Gを重み変数αで割った監視
値(G/α)よりデフロスト回数が多いか否かを判定
し、監視値より少ない場合は上記ステップST1に戻る一
方、監視値より多い場合には上記ステップST7に移るこ
とになる。
【0074】そして、上記ステップST7において、上述
したように、重み変数α=1である場合には第1予備信
号L11を、また、重み変数α=0.5である場合には第
2予備信号L12をセットすることになる。
【0075】先ず、図8は、室内熱交換器(31)等の汚
れの兆候を判別する制御フローであって、判別ルーチン
がスタートすると、ステップST21において、油戻し運転
及びデフロスト運転等の圧縮機(21)の周波数固定モー
ドを除く運転状態における各種センサ(Th2,Th3)の検
出値の平均値を算出する。例えば、平均の室内液管温度
T2を算出する。
【0076】続いて、ステップST21に移り、冷房運転モ
ードか否かを判定し、冷房運転モードであると、ステッ
プST23に移り、室内熱交換器(31)における冷媒の過熱
度SHが所定値以下か否かを判定する。つまり、定数Hに
重み変数αを掛けた監視値より過熱度SHが低下したか否
かを判定し、監視値より大きい場合は上記ステップST21
に戻る一方、監視値より低下するとステップST24に移る
ことになる。
【0077】そして、上記ステップST24において、重み
変数α=1である場合には汚れに関する第1予備信号L
21をセットし、また、重み変数α=0.5である場合に
は上記第1予備信号L21よりやや緊急性を要する汚れに
関する第2予備信号L22をセットすることになる。尚、
上記予備信号L21,L22は、フィルタの汚れの他、室内
ファン(3F)の作動不良もあり得る。
【0078】また、冷房運転モードでない場合には、ス
テップST25に移り、このステップST25においては、デフ
ロスト運転及び油戻し運転であるか否かを判定し、デフ
ロスト運転等である場合には上記ステップST21に戻る一
方、上記デフロスト運転等である場合には、ステップST
26に移り、室内熱交換器(31)における冷媒の過冷却度
SCが所定値以下か否かを判定する。つまり、10から定
数Iに重み変数αを掛けた値を加算した監視値より過冷
却度SCが低下したか否かを判定し、監視値より大きい場
合は上記ステップST21に戻る一方、監視値より低下する
と上記ステップST24に移ることになる。
【0079】そして、上記ステップST24において、上述
したように、重み変数α=1である場合には第1予備信
号L21を、また、重み変数α=0.5である場合には第
2予備信号L22をセットすることになる。
【0080】また、上記リアル判別手段(63)の各予備
信号L11,L21,…は、警報送信手段(64)によって即
時にホストコントローラ(7)に送信さると同時に、デ
ータ処理手段(65)によって異常予知ファイル(6e)に
異常予知データとしてストアされることになる。
【0081】一方、上記ローカルコントローラ(6,6,
…)においては、各空調機(1,1,…)より運転データ
であるリアルタイムデータが1分毎に送信されているの
で、データ処理手段(65)がリアルタイムデータを処理
し、各ファイル(6a〜6d)に運転データを書込むことに
なる。つまり、例えば、代表ファイル(6a)には、1日
における低圧圧力LPの代表値と、高圧圧力HPの代表値
と、吐出管温度T4の代表値とが書込まれ、最大最小ファ
イル(6b)には、1日における吐出管温度T4の最大値
と、高圧圧力HPの最大値と、低圧圧力LPの最小値とが書
込まれ、積算ファイル(6c)には、1日における圧縮機
(21)の運転時間と、高圧垂下制御の運転時間と、低圧
垂下制御の運転時間と、吐出管垂下制御の運転時間とが
書込まれ、回数ファイル(6d)には、1日における高圧
保護制御の運転回数と、低圧保護制御の運転回数と、吐
出管保護制御の運転回数と、デフロスト運転の運転回数
とが書込まれる。
【0082】そして、この各ファイル(6a〜6e)にスト
アされた運転データ及び異常予知データは、定時送信手
段(66)によって1日に一回電話回線(53)を介してホ
ストコントローラ(7)に送信される。
【0083】上記ホストコントローラ(7)において
は、ローカルコントローラ(6,6,…)から送信される
運転データに基づいてトレンド判別手段(71)及び制御
判別手段(72)が冷媒不足及び汚れに関する異常の兆候
を判別することになる。
【0084】具体的に、上記トレンド判別手段(71)に
おいては、冷媒不足に関し、低圧圧力LPの1日の代表
値が0.8kg/cm2未満の状態で2日連続し、且つ吐
出管温度T4の1日の代表値が120℃以上の状態で2日
連続した場合に第1予備信号T11を出力する。
【0085】また、トレンド判別手段(71)は、冷媒不
足に関し、低圧圧力LPの1日の最小値が0.3kg/cm
2未満の状態で2日連続し、且つ吐出管温度T4の1日
の最大値が132℃以上の状態で2日連続した場合に第
1予備信号T11を出力する。
【0086】また、トレンド判別手段(71)は、冷媒不
足に関し、低圧圧力LPの1日の代表値が0.8kg/cm
2未満の状態で4日連続し、且つ吐出管温度T4の1日
の代表値が120℃以上の状態で4日連続した場合に上
記第1予備信号T11よりやや緊急性を要する第2予備信
号T12を出力する。
【0087】また、トレンド判別手段(71)は、冷媒不
足に関し、低圧圧力LPの1日の最小値が0.3kg/cm
2未満の状態で4日連続し、且つ吐出管温度T4の1日
の最大値が132℃以上の状態で4日連続した場合に上
記第1予備信号T11よりやや緊急性を要する第2予備信
号T12を出力する。
【0088】また、トレンド判別手段(71)は、室内熱
交換器(31)等の汚れに関し、冷房運転時において、
低圧圧力LPの1日の代表値が2.5kg/cm2以下の状態
で2日連続し、且つ吐出管保護制御が2日の間に少な
くとも1度は発生した場合か、或いは、低圧圧力LPの
1日の最小値が2.0kg/cm2以下の状態で2日連続
し、且つ吐出管保護制御が2日の間に少なくとも1度
は発生した場合に第1予備信号T21を出力する。
【0089】また、トレンド判別手段(71)は、室内熱
交換器(31)等の汚れに関し、暖房運転時において、
高圧圧力HPの1日の代表値が24kg/cm2以上の状態で
2日連続するか、或いは、高圧圧力HPの1日の最大値
が26kg/cm2以上の状態で2日連続した場合に第1予
備信号T21を出力する。
【0090】また、トレンド判別手段(71)は、室内熱
交換器(31)等の汚れに関し、冷房運転時において、
低圧圧力LPの1日の代表値が2.5kg/cm2以下の状態
で4日連続し、且つ吐出管保護制御が4日の間に少な
くとも1度は発生した場合か、或いは、低圧圧力LPの
1日の最小値が2.0kg/cm2以下の状態で4日連続
し、且つ吐出管保護制御が4日の間に少なくとも1度
は発生した場合に上記第1予備信号T21よりやや緊急性
を要する第2予備信号T22を出力する。
【0091】また、トレンド判別手段(71)は、室内熱
交換器(31)等の汚れに関し、暖房運転時において、
高圧圧力HPの1日の代表値が24kg/cm2以上の状態で
4日連続するか、或いは、高圧圧力HPの1日の最大値
が26kg/cm2以上の状態で4日連続した場合に上記第
1予備信号T21よりやや緊急性を要する第2予備信号T
22を出力する。
【0092】一方、上記制御判別手段(72)は、冷媒不
足に関し、1日の吐出管垂下制御の運転時間が40%
以上で、且つ1日の低圧垂下制御の運転時間が40%
以上で場合に第1予備信号S11を出力する。
【0093】また、制御判別手段(72)は、冷媒不足に
関し、1日の吐出管保護制御の発生回数が1回以上
で、且つ1日の低圧保護制御の発生回数が1回以上で
ある場合に第1予備信号S11を出力する。
【0094】また、制御判別手段(72)は、冷媒不足に
関し、1日の吐出管垂下制御の運転時間が80%以上
で、且つ1日の低圧垂下制御の運転時間が80%以上
で場合に上記第1予備信号S11よりやや緊急性を要する
第2予備信号S12を出力する。
【0095】また、制御判別手段(72)は、冷媒不足に
関し、1日の吐出管保護制御の発生回数が2回以上
で、且つ1日の低圧保護制御の発生回数が2回以上で
ある場合に上記第1予備信号S11よりやや緊急性を要す
る第2予備信号S12を出力することになる。
【0096】また、制御判別手段(72)は、室内熱交換
器(31)等の汚れに関し、冷房運転時において、1日
の低圧垂下制御の運転時間が40%以上で、且つ1日
の吐出管保護制御の発生回数が1回以上である場合か、
或いは、1日の低圧保護制御の発生回数が1回以上
で、且つ1日の吐出管保護制御の発生回数が1回以上
である場合に第1予備信号S21を出力する。
【0097】また、制御判別手段(72)は、室内熱交換
器(31)等の汚れに関し、暖房運転時において、1日
の低圧垂下制御の運転時間が40%以上で、且つ1日
の高圧保護制御の発生回数が1回以上である場合場合に
第1予備信号S21を出力する。
【0098】また、制御判別手段(72)は、室内熱交換
器(31)等の汚れに関し、冷房運転時において、1日
の低圧垂下制御の運転時間が80%以上で、且つ1日
の吐出管保護制御の発生回数が1回以上である場合か、
或いは、1日の低圧保護制御の発生回数が2回以上
で、且つ1日の吐出管保護制御の発生回数が1回以上
である場合に上記第1予備信号S21よりやや緊急性を要
する第2予備信号S22を出力する。
【0099】また、制御判別手段(72)は、室内熱交換
器(31)等の汚れに関し、暖房運転時において、1日
の低圧垂下制御の運転時間が80%以上で、且つ1日
の高圧保護制御の発生回数が2回以上である場合場合に
上記第1予備信号S21よりやや緊急性を要する第2予備
信号S22を出力する。
【0100】そして、異常予知手段(73)は、リアル判
別手段(63)とトレンド判別手段(71)と制御判別手段
(72)との各第1予備信号L11,T11,S11、L21,T
21,S21をアンド回路(7a)が受けると異常予知信号を
出力する一方、各リアル判別手段(63)とトレンド判別
手段(71)と制御判別手段(72)との何れかの第2予備
信号L12,T12,S12、L22,T22,S22を第1オア回
路(7b)が受けると異常予知信号を出力し、上記アンド
回路(7a)又は第1オア回路(7b)が出力すると、第2
オア回路(7c)がガス欠予知信号又は汚れ予知信号を出
力することになる。尚、冷媒不足の他、冷媒詰りである
場合もあり、また、フィルタの汚れや室内熱交換器(3
1)の汚れの他、室内ファン(3F)の作動不良の場合も
あり得る。
【0101】この異常予知手段(73)が出力するガス欠
予知信号等に基づいて表示手段(74)に異常予知が表示
され、この異常予知表示に基づいてサービスマンが異常
の兆候がある空調機(1)に対して保守点検等を行うこ
とになる。
【0102】従って、本実施形態によれば、空調機
(1)の運転状態値から異常の兆候を判別し、異常予知
を行うようにしたために、異常が発生するまでに異常の
発生要因を除去することができるので、極めて迅速に措
置を行うことができ、保守サービスの強化を図ることが
できる。
【0103】更に、異常を予知して最適運転状態を確保
することができるので、圧縮機(21)などの機器類の負
担を軽減することができると共に、該機器類の長寿命化
を図ることができ、無駄な電力消費を防止することがで
きる。
【0104】また、複数台の空調機(1,1,…)の運転
データをローカルコントローラ(6,6,…)を介してホ
ストコントローラ(7)に送信するようにしたために、
該ローカルコントローラ(6,6,…)において簡易な異
常予知等を行うことができるので、ホストコントローラ
(7)における処理負担を軽減することができると共
に、ホストコントローラ(7)において多数の空調機
(1,1,…)を一括して監視することができ、専門のサ
ービスマンによる迅速な対応を可能とすることができ
る。
【0105】また、上記ローカルコントローラ(6,6,
…)におて運転状態値の代表値等を代表ファイル(6a)
等にストアして所定時間毎にホストコントローラ(7)
に送信するようにしたために、各空調機(1,1,…)か
らの運転データを圧縮することができるので、ローカル
コントローラ(6,6,…)からホストコントローラ
(7)への送信を容易に行うことができる。その上、異
常予知データをストアする異常予知ファイル(6e)を設
けたために、ホストコントローラ(7)において予知す
る異常予知の種類を少なくすることができるので、ホス
トコントローラ(7)の異常予知処理を軽減することが
できる。
【0106】また、状態判別手段として、瞬時の運転状
態を判別するリアル判別手段(63)と運転状態の傾向と
を判別するトレンド判別手段(71)とを設けたために、
一過性の状態変動を変別することができると同時に、徐
々に悪化する異常に対しても迅速に対応することができ
る。更に、空調制御を判別する制御判別手段(72)を設
けたために、高圧保護制御等から異常の兆候を判別する
ことができ、予知精度の向上を図ることができる。
【0107】また、上記異常予知手段(73)は、リアル
判別手段(63)、トレンド判別手段(71)及び制御判別
手段(72)の全予備信号L11,T11,…に基づいて異常
予知信号を出力すると共に、何れかの予備信号L12,T
12,…に基づいて異常予知信号を出力するようにしたた
めに高精度な異常予知を行うことができると同時に、迅
速な異常予知を行うことができるので、保守サービスの
信頼性を向上させることができる。特に、2種類の監視
値に基づいて2種類の予備信号L11,T11,L12,T1
2,…を出力するので、緊急性を要する予知についても
迅速な対応を行うことができる。
【0108】また、上記リアル判別手段(63)をローカ
ルコントローラ(6,6,…)に設けるようにしたため
に、該リアル判別手段(63)の予備信号を即時にホスト
コントローラ(7)に送信することができると共に、異
常予知データを異常予知ファイル(6e)にストアするこ
とができ、異常予知の迅速性を向上させることができ
る。
【0109】また、上記ローカルコントローラ(6,6,
…)とホストコントローラ(7)とを電話回線(53)で
通信するようにしたために、簡易にデータを送信するこ
とができる一方、上述したようにデータを圧縮すること
により、通信の容易性を図ることができる。
【0110】また、上記トレンド判別手段(71)は、運
転状態値の代表値と最大最小値とを利用するようにした
ために、安定時の運転状態から異常の兆候を判別すると
同時に、異常の兆候を容易に判別することができるの
で、確実に且つ精度のよい異常予知判別を行うことがで
きる。
【0111】また、上記異常予知手段(73)は、冷媒不
足を予知するようにしたために、冷媒不足による低効率
な運転を防止することができる一方、フィルタ汚れ等を
予知するようにしたために、フィルタの目詰り等による
低効率な運転を防止することができるので、快適な空調
状態を確実に保持することができる。
【0112】尚、本実施形態においては、マルチ型の空
調機(1)について説明したが、本発明の空調機は、1
台の室外ユニット(2)に1台の室内ユニット(3)が接
続されたペア型であってもよい。
【0113】また、本実施形態は、ローカルコントロー
ラ(6,6,…)を設けるようにしたが、ホストコントロ
ーラ(7)に該当する1台のコントローラ(7)を設け、
該コントローラ(7)で運転データを収集して全空調機
(1,1,…)を一括監視するようにしてもよい。
【0114】また、本実施形態においては、ローカルコ
ントローラ(6,6,…)は、異常予知ファイル(6e)を
設けるようにしたが、該異常予知ファイル(6e)を設け
ることなくリアル判別手段(63)の予備信号L11〜L22
を警報送信手段(64)のみでホストコントローラ(7)
に送信するようにしてもよく、また逆に、上記警報送信
手段(64)を設けることなく異常予知ファイル(6e)で
異常予知データを送信するようにしてもよい。
【0115】また、本実施形態においては、リアル判別
手段(63)とトレンド判別手段(71)と制御判別手段
(72)とを設けたが、制御判別手段(72)は必ずしも設
けなくともよい。つまり、吐出管垂下制御等を有しない
空調機の異常予知をも行う場合があり得るからである。
【0116】また、本実施形態においては、異常予知手
段(73)はアンド回路(7a)と第1オア回路(7b)とを
備えるようにしたが、アンド回路(7a)のみ、又は第1
オア回路(7b)のみであってもよい。
【0117】また、本実施形態においては、トレンド判
別手段(71)は運転状態値の代表値と最大最小値とを利
用するようにしたが、運転状態の代表値のみ、又は最大
最小値のみであってもよい。
【0118】また、本実施形態においては、異常予知手
段(73)は、冷媒不足やフィルタ汚れ等を予知するよう
にしたが、圧縮機(21)の作動不良や室外電動膨張弁
(25)等の各種弁の作動不良を予知するようにしてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】空気調和装置の状態監視装置のブロック図であ
る。
【図2】空調機の冷媒系統図である。
【図3】空調機の監視システム図である。
【図4】ローカルコントローラの制御ブロック図であ
る。
【図5】異常予知手段のブロック図である。
【図6】入出力信号が異なる異常予知手段のブロック図
である。
【図7】リアル判別手段の制御フロー図である。
【図8】リアル判別手段の他の制御フロー図である。
【符号の説明】
1 空調機 5 監視システム 52 専用回線 53 電話回線 6 ローカルコントローラ 63 リアル判別手段 65 データ処理手段 66 定時送信手段 6a 代表ファイル 6b 最大最小ファイル 6c 積算ファイル 6d 回数ファイル 6e 異常予知ファイル 7 ホストコントローラ 71 トレンド判別手段 72 制御判別手段 73 異常予知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多田 雅純 大阪市北区中崎西2丁目4番12号 梅田 センタービル ダイキン工業株式会社内 (72)発明者 黒川 隆史 大阪市北区中崎西2丁目4番12号 梅田 センタービル ダイキン工業株式会社内 (72)発明者 仲上 昭次 大阪市北区中崎西2丁目4番12号 梅田 センタービル ダイキン工業株式会社内 (72)発明者 岩井 雅志 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工 業株式会社 堺製作所 金岡工場内 (72)発明者 田中 雅宏 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工 業株式会社 堺製作所 金岡工場内 (56)参考文献 特開 平5−99473(JP,A) 特開 平4−103941(JP,A) 特開 平3−195855(JP,A) 特開 平2−195164(JP,A) 特開 平2−195165(JP,A) 特開 昭61−83836(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 49/02 F24F 11/02 103

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転データを出力する空調機(1)と、複数台の空調機(1)が接続され、 該空調機(1)が出力
    した運転データを専用回線(52)を介して受信し、該運
    転データに所定の処理を行い、上記運転データのうちか
    ら選択したデータを送信するローカルコントローラ
    (6)と、複数台のローカルコントローラ(6)が接続され、 該ロ
    ーカルコントローラ(6)が選択したデータを電話回線
    (53)を介して受信し、上記空調機(1)を監視するホ
    ストコントローラ(7)とを備え、 上記ホストコントローラ(7)は、ローカルコントロー
    ラ(6)からのデータに基づいて異常の予知を行うよう
    に構成されている ことを特徴とする空気調和装置の状態
    監視装置。
  2. 【請求項2】 請求項1項記載の空気調和装置の状態監
    視装置において、 ホストコントローラ(7)は、さらに予め設定された監
    視値になると異常の予知を行うように構成されているこ
    とを特徴とする空気調和装置の状態監視装置。
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