JP4826117B2 - 冷媒漏洩検知システム - Google Patents

冷媒漏洩検知システム Download PDF

Info

Publication number
JP4826117B2
JP4826117B2 JP2005088973A JP2005088973A JP4826117B2 JP 4826117 B2 JP4826117 B2 JP 4826117B2 JP 2005088973 A JP2005088973 A JP 2005088973A JP 2005088973 A JP2005088973 A JP 2005088973A JP 4826117 B2 JP4826117 B2 JP 4826117B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air conditioner
refrigerant
state data
detection system
refrigerant leakage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005088973A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006266642A (ja
Inventor
淳 西野
清嗣 小泉
貴弘 山口
学 吉見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2005088973A priority Critical patent/JP4826117B2/ja
Publication of JP2006266642A publication Critical patent/JP2006266642A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4826117B2 publication Critical patent/JP4826117B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

本発明は、空気調和装置の冷媒漏洩検知システムに関する。
空気調和装置は、通常、圧縮機、室内熱交換器、室外熱交換器等の機器とこれらの機器を連絡する冷媒連絡配管とを含む冷媒回路を備える。空気調和装置の運転中、冷媒が冷媒回路内を循環し室内と室外との間で熱交換が行われることにより、室内熱交換器が設置された室内の空気が冷却又は加熱される。
このような空気調和装置の冷媒回路では、空気調和装置の累積運転回数が増すにつれ、又は、経年変化により、冷媒回路内を流れる冷媒が少しずつ漏洩する傾向があり、結果、空気調和装置の能力が低下する恐れがある。そこで、従来より、特許文献1のように、冷媒漏洩を検知する機能が付加された空気調和装置が利用されている。
特開2000−304388号公報
しかしながら、従来の空気調和装置における冷媒漏洩の検知には、検知対象となる空気調和装置や空気調和装置が設置される物件の特性が反映されておらず、検知結果が低精度となる場合がある。特許文献1の空気調和装置においても、冷媒漏洩の検知は一般的なシミュレーションモデルを用いて行われており、個々の空気調和装置の特性が考慮されていない。
本発明の課題は、個々の空気調和装置の特性を考慮して冷媒漏洩を検知することができる冷媒漏洩検知システムを提供することにある。
本発明に関連する第1発明に係る冷媒漏洩検知システムは、取得装置と、蓄積装置と、検知装置とを備える。取得装置は、空気調和装置の運転状態データを取得する。蓄積装置は、取得装置により取得された運転状態データを、冷媒漏洩検知用データとして蓄積する。検知装置は、冷媒漏洩検知用データを参照して空気調和装置における冷媒漏洩を検知する。
この冷媒漏洩検知システムでは、蓄積装置が空気調和装置の過去の運転状態データを蓄積しておき、検知装置が過去の運転状態データを参照して空気調和装置における冷媒漏洩を検知する。従って、この冷媒漏洩検知システムでは、検知対象とする空気調和装置の過去の運転状態データに基づき検知対象とする空気調和装置における冷媒漏洩を検知することができる。これにより、個々の空気調和装置の特性を考慮して冷媒漏洩を検知することができる。
本発明に関連する第2発明に係る冷媒漏洩検知システムは、第1発明に記載の冷媒漏洩検知システムであって、検知装置は、取得装置により取得された現在の運転状態データを冷媒漏洩検知用データの少なくとも一部と比較することにより空気調和装置における冷媒漏洩を検知する。
この冷媒漏洩検知システムでは、検知装置が現在の運転状態データを過去の運転状態データの少なくとも一部と比較することにより、空気調和装置における冷媒漏洩を検知する。従って、蓄積装置に蓄積された過去の全運転状態データのうち比較対象として適切又は適量の運転状態データのみを利用することができる。これにより、冷媒漏洩検知の精度を向上させることができる。
本発明に関連する第3発明に係る冷媒漏洩検知システムは、第2発明に係る冷媒漏洩検知システムであって、検知装置は、取得装置により取得された現在の運転状態データを、冷媒漏洩検知用データのうち、空気調和装置の利用開始時から所定の期間における空気調和装置の初期運転状態データと比較する。
この冷媒漏洩検知システムでは、検知装置が現在の運転状態データを空気調和装置の初期運転状態データと比較して空気調和装置における冷媒漏洩を検知する。初期運転時において冷媒漏洩量はゼロ又は微量であると推測されるため、この冷媒漏洩検知システムでは、正常時の運転状態データに基づき空気調和装置における冷媒漏洩が検知される。これにより、冷媒漏洩検知の精度を向上させることができる。
本発明に関連する第4発明に係る冷媒漏洩検知システムは、第1発明から第3発明のいずれかに係る冷媒漏洩検知システムであって、取得装置は、空気調和装置が設置される物件内において空気調和装置を管理する。蓄積装置及び検知装置は、物件の遠隔にあり、取得装置にインターネット回線、専用回線又は電話回線を介して接続される。
最近では、空気調和装置が設置された物件内において、ローカルコントローラが設置されていることが多い。こうしたローカルコントローラは、空気調和装置の運転を管理するとともに、遠隔管理のために定期的に空気調和装置の運転状態データを取得し遠隔管理センターの遠隔管理用コンピュータに送信する。こうしたローカルコントローラ等が既に設置されている場合、冷媒漏洩検知システムの導入に際し、新たに取得装置等を設置する必要がない。さらに、こうしたローカルコントローラ等が設置されていない場合でも、取得装置等の設置方法自体は既に体系化されており、比較的容易に設置することができる。このように、この冷媒漏洩検知システムでは、冷媒漏洩検知システムの導入に際し、新たに設置される機器を最小化し、冷媒漏洩検知システムの導入に係る利用者又はサービス提供者のコスト等の負担を軽減することができる。また、この冷媒漏洩検知システムでは、検知装置が物件の遠隔に存在するため、検知装置の操作のためにサービスマンがわざわざ現地に赴く必要がなく、サービス提供者のコスト等の負担をさらに軽減することができる。
本発明に関連する第5発明に係る冷媒漏洩検知システムは、第2発明に係る冷媒漏洩検知システムであって、検知装置は、計算部と判定部とを有する。計算部は、冷媒漏洩検知用データの少なくとも一部を基準にして、取得装置により取得された現在の運転状態データのマハラノビス距離を計算する。判定部は、マハラノビス距離が所定値以上となる場合に冷媒が漏洩していると判定し、マハラノビス距離が所定値よりも小さい場合は冷媒が漏洩していないと判定する。
この冷媒漏洩検知システムでは、検知装置の計算部が過去の運転状態データの少なくとも一部を基準にして現在の運転状態データのマハラノビス距離を計算し、検知装置の判定部が計算部により計算されたマハラノビス距離と所定値とを比較する。これにより、冷媒漏洩検知システムは、冷媒が漏洩しているか否かを判定することができる。
本発明に関連する第6発明に係る冷媒漏洩検知システムは、第1発明から第5発明のいずれかの冷媒漏洩検知システムであって、運転状態データは、空気調和装置の冷凍サイクルの過冷却度、過熱度、低圧圧力、高圧圧力、外気温度、室内温度及び圧縮機回転数の少なくとも1つに関する。
この冷媒漏洩検知システムでは、空気調和装置の現在又は過去の運転状態データは、空気調和装置の冷凍サイクルの過冷却度、過熱度、低圧圧力、高圧圧力、外気温度、室内温度及び圧縮機回転数の少なくとも1つに関する。これにより、冷媒漏洩検知の精度を向上させることができる。
本発明の請求項1に係る冷媒漏洩検知システムは、第1取得装置と、第2取得装置と、蓄積装置と、検知装置とを備える。第1取得装置は、第1空気調和装置の運転状態データを取得する。第2取得装置は、第1空気調和装置と機器構成および環境条件の少なくとも一方が類似する第2空気調和装置の運転状態データを取得する。蓄積装置は、第1取得装置により取得された第1空気調和装置の運転状態データ及び第2取得装置により取得された第2空気調和装置の運転状態データを蓄積する。検知装置は、蓄積装置に蓄積されている第1空気調和装置の運転状態データの量が不足しているときに、蓄積装置に蓄積されている第2空気調和装置の運転状態データを参照して第1空気調和装置における冷媒漏洩を検知する。
この冷媒漏洩検知システムでは、蓄積装置が第1空気調和装置及び第2空気調和装置の運転状態データを蓄積しておき、第1空気調和装置の過去の運転状態データの量が不足しているときには、検知装置が第2空気調和装置の過去の運転状態データを参照して第1空気調和装置における冷媒漏洩を検知する。従って、この冷媒漏洩検知システムでは、第1空気調和装置の過去の運転状態データの量が不足しているときにも、第1空気調和装置と機器構成および環境条件の少なくとも一方が類似した第2空気調和装置の過去の運転状態データに基づき第1空気調和装置の特性を考慮して冷媒漏洩を検知することができる。これにより、個々の空気調和装置の特性を考慮して冷媒漏洩を検知することができる。従って、この冷媒漏洩検知システムでは、第1空気調和装置の過去の運転状態データの量が不足しているときにも、冷媒漏洩検知の精度を向上させることができる。
本発明の請求項2に係る冷媒漏洩検知システムは、請求項1に係る冷媒漏洩検知システムであって、検知装置は、蓄積装置に蓄積されている第1空気調和装置の運転状態データの量が不足していないときには、蓄積装置に蓄積されている第1空気調和装置の運転状態データを参照して第1空気調和装置における冷媒漏洩を検知する。
この冷媒漏洩検知システムでは、第1空気調和装置の過去の運転状態データの量が不足していないときには、第1空気調和装置の過去の運転状態データを参照して、第1空調装置における冷媒漏洩を検知する。これにより、冷媒漏洩検知の精度を向上させることができる。
本発明の請求項3に係る冷媒漏洩検知システムは、請求項1又は2に係る冷媒漏洩検知システムであって、検知装置は、第1取得装置により取得された現在の第1空気調和装置の運転状態データを蓄積装置に蓄積されている運転状態データの少なくとも一部と比較することにより第1空気調和装置における冷媒漏洩を検知する。
本発明の請求項4に係る冷媒漏洩検知システムは、請求項1から3のいずれかに係る冷媒漏洩検知システムであって、検知装置は、第1取得装置により取得された現在の第1空気調和装置の運転状態データを、蓄積装置に蓄積されている運転状態データのうち、第1空気調和装置の利用開始時から所定の期間における第1空気調和装置の初期運転状態データと比較することにより第1空気調和装置における冷媒漏洩を検知する。
本発明の請求項5に係る冷媒漏洩検知システムは、請求項1から4のいずれかに係る冷媒漏洩検知システムであって、第1取得装置は、第1空気調和装置が設置される第1物件内において第1空気調和装置を管理する装置である。第2取得装置は、第2空気調和装置が設置される第2物件内において第2空気調和装置を管理する装置である。蓄積装置及び検知装置は、第1物件および第2物件の遠隔にあり、第1取得装置および第2取得装置にインターネット回線、専用回線又は電話回線を介して接続される。
本発明の請求項6に係る冷媒漏洩検知システムは、請求項1から5のいずれかに係る冷媒漏洩検知システムであって、検知装置は、計算部と、判定部とを有する。計算部は、蓄積装置に蓄積されている運転状態データの少なくとも一部を基準にして、第1取得装置により取得された現在の第1空気調和装置の運転状態データのマハラノビス距離を計算する。判定部は、マハラノビス距離が所定値以上となる場合に第1空気調和装置において冷媒が漏洩していると判定し、マハラノビス距離が所定値よりも小さい場合は第1空気調和装置において冷媒が漏洩していないと判定する。
本発明の請求項7に係る冷媒漏洩検知システムは、請求項1から6のいずれかに係る冷媒漏洩検知システムであって、運転状態データは、第1空気調和装置および第2空気調和装置の冷凍サイクルの過冷却度、過熱度、低圧圧力、高圧圧力、外気温度、室内温度及び圧縮機回転数の少なくとも1つに関する。
本発明に関連する第1発明に係る冷媒漏洩検知システムでは、蓄積装置が空気調和装置の過去の運転状態データを蓄積しておき、検知装置が過去の運転状態データを参照して空気調和装置における冷媒漏洩を検知する。従って、この冷媒漏洩検知システムでは、検知対象とする空気調和装置の過去の運転状態データに基づき検知対象とする空気調和装置における冷媒漏洩を検知することができる。これにより、個々の空気調和装置の特性を考慮して冷媒漏洩を検知することができる。
本発明に関連する第2発明に係る冷媒漏洩検知システムでは、検知装置が現在の運転状態データを過去の運転状態データの少なくとも一部と比較することにより、空気調和装置における冷媒漏洩を検知する。従って、蓄積装置に蓄積された過去の全運転状態データのうち比較対象として適切又は適量の運転状態データのみを利用することができる。これにより、冷媒漏洩検知の精度を向上させることができる。
本発明に関連する第3発明に係る冷媒漏洩検知システムでは、検知装置が現在の運転状態データを空気調和装置の初期運転状態データと比較して空気調和装置における冷媒漏洩を検知する。初期運転時において冷媒漏洩量はゼロ又は微量であると推測されるため、この冷媒漏洩検知システムでは、正常時の運転状態データに基づき空気調和装置における冷媒漏洩が検知される。これにより、冷媒漏洩検知の精度を向上させることができる。
本発明に関連する第4発明に係る冷媒漏洩検知システムでは、取得装置が空気管理装置と同一の物件内に設置される一方、蓄積装置及び検知装置は空気管理装置が設置された物件の遠隔に設置される。最近では、空気調和装置が設置された物件内において、ローカルコントローラが設置されていることが多い。こうしたローカルコントローラは、空気調和装置の運転を管理するとともに、遠隔管理のために定期的に空気調和装置の運転状態データを取得し遠隔管理センターの遠隔管理用コンピュータに送信する。このため、冷媒漏洩検知システムの導入に際し、新たに設置される機器を最小化し、冷媒漏洩検知システムの導入に係る利用者又はサービス提供者のコスト等の負担を軽減することができる。また、この冷媒漏洩検知システムでは、検知装置が物件の遠隔に存在するため、検知装置の操作のためにサービスマンがわざわざ現地に赴く必要がなく、サービス提供者のコスト等の負担をさらに軽減することができる。
本発明に関連する第5発明に係る冷媒漏洩検知システムでは、検知装置の計算部が過去の運転状態データの少なくとも一部を基準にして現在の運転状態データのマハラノビス距離を計算し、検知装置の判定部が計算部により計算されたマハラノビス距離と所定値とを比較する。これにより、冷媒漏洩検知システムは、冷媒が漏洩しているか否かを判定することができる。
本発明に関連する第6発明に係る冷媒漏洩検知システムでは、空気調和装置の現在又は過去の運転状態データは、空気調和装置の冷凍サイクルの過冷却度、過熱度、低圧圧力、高圧圧力、外気温度、室内温度及び圧縮機回転数の少なくとも1つに関する。これにより、冷媒漏洩検知の精度を向上させることができる。
本発明の請求項1に係る冷媒漏洩検知システムでは、蓄積装置が第1空気調和装置及び第2空気調和装置の運転状態データを蓄積しておき、第1空気調和装置の過去の運転状態データの量が不足しているときには、検知装置が第2空気調和装置の過去の運転状態データを参照して第1空気調和装置における冷媒漏洩を検知する。従って、この冷媒漏洩検知システムでは、第1空気調和装置の過去の運転状態データの量が不足しているときにも、第1空気調和装置と機器構成および環境条件の少なくとも一方が類似した第2空気調和装置の過去の運転状態データに基づき第1空気調和装置の特性を考慮して冷媒漏洩を検知することができる。これにより、個々の空気調和装置の特性を考慮して冷媒漏洩を検知することができる。従って、この冷媒漏洩検知システムでは、第1空気調和装置の過去の運転状態データの量が不足しているときにも、冷媒漏洩検知の精度を向上させることができる。
本発明の請求項2に係る冷媒漏洩検知システムでは、第1空気調和装置の過去の運転状態データの量が不足していないときには、第1空気調和装置の過去の運転状態データを参照して、第1空調装置における冷媒漏洩を検知する。これにより、冷媒漏洩検知の精度を向上させることができる。
<冷媒漏洩検知システムの構成>
図1を参照して、本発明の一実施形態に係る冷媒漏洩検知システム3の構成を説明する。
冷媒漏洩検知システム3は、第1空気調和装置10及び第2空気調和装置20を含む複数の空気調和装置における冷媒漏洩を検知する。尚、図1には、第1空気調和装置10及び第2空気調和装置20以外の空気調和装置が明示されておらず、以下の説明においても省略されるが、実際には第1空気調和装置10及び第2空気調和装置20以外の空気調和装置が存在するものとする。
冷媒漏洩検知システム3は、第1空気調和装置10に接続されて第1空気調和装置10を管理する第1ローカルコントローラ(以下、LC)100と、第2空気調和装置20に接続されて第2空気調和装置20を管理する第2LC200と、インターネット回線70を介して第1LC100及び第2LC200に接続される遠隔管理センター60内の遠隔管理用コンピュータ400と、遠隔管理センター60内にあり遠隔管理用コンピュータ400に接続される大容量蓄積装置300とを備える。尚、図1には、第1LC100及び第2LC200以外のLCが明示されておらず、以下の説明においても省略されるが、実際には第1空気調和装置10及び第2空気調和装置20以外の空気調和装置に1対1又は1対多で接続されてそれらの空気調和装置を1対1又は1対多で管理する第1LC100及び第2LC200以外のLCが存在するものとする。
第1LC100は、第1空気調和装置10とともに第1物件110内に設置される。第2LC200は、第2空気調和装置20とともに第2物件210内に設置される。
(第1ローカルコントローラの構成)
図2を参照して、第1LC100の構成を説明する。
第1LC100は、通信部101,103と、管理部102とを備える。
通信部101は、第1空気調和装置10に直接又は専用アダプタを介して接続され第1空気調和装置10とデータの送受信を行う。通信部103は、遠隔管理用コンピュータ400にインターネット回線70を介して接続され遠隔管理用コンピュータ400とデータの送受信を行う。管理部102は、定期的に第1空気調和装置10の運転状態データを取得するように通信部101に命令を与えたり、通信部103が受信した遠隔管理用コンピュータ400から第1空気調和装置10に対する命令を実行したりする等して、第1空気調和装置10の運転を管理する。遠隔管理用コンピュータ400から第1空気調和装置10に対する命令には、必要に応じて遠隔から第1空気調和装置10の運転を開始または停止させたり、運転モードを変更したりする命令が含まれる。
(第2ローカルコントローラの構成)
第2LC200の構成は、第1LC100の構成と同様である。
(遠隔管理用コンピュータの構成)
図3を参照して、遠隔管理用コンピュータ400の構成を説明する。
遠隔管理用コンピュータ400は、第1物件110及び第2物件210の遠隔にある遠隔管理センター60内に存在する。遠隔管理用コンピュータ400は、必要に応じて第1LC100及び第2LC200へそれぞれの運転を管理する命令を送信し、遠隔から第1空気調和装置10及び第2空気調和装置20を管理する。
遠隔管理用コンピュータ400は、第1空気調和装置10及び第2空気調和装置20における冷媒漏洩を検知する。遠隔管理用コンピュータ400は、通信部401,408と、計算部402と、判定部403と、表示部404と、CPU405と、メモリ406と、ハードディスク(以下、HD)407とを備える。
通信部408は、第1LC100からの第1空気調和装置10の運転状態データ及び第2LC200からの第2空気調和装置20の運転状態データを受信する。通信部401は、通信部408が受信した運転状態データを、逐次、遠隔管理センター60内の遠隔管理用コンピュータ400に接続される大容量蓄積装置300に送る。計算部402は、大容量蓄積装置300に蓄積された第1空気調和装置10及び第2空気調和装置20の過去の運転状態データの少なくとも一部を基準として、第1空気調和装置10及び第2空気調和装置20の現在の運転状態データのマハラノビス距離を計算する。判定部403は、計算部402により計算されたマハラノビス距離から第1空気調和装置10及び第2空気調和装置20において冷媒が漏洩しているか否かを判定する。表示部404は、液晶ディスプレイであり、判定部403により第1空気調和装置10及び第2空気調和装置20において冷媒が漏洩していると検知された場合にその旨を表示する。通信部401,408、計算部402、判定部403、表示部404、CPU405、メモリ406、HD407による処理の詳細は、後述する。
(大容量蓄積装置の構成)
大容量蓄積装置300は、遠隔管理センター60内に存在し、遠隔管理用コンピュータ400と通信する。大容量蓄積装置300は、第1空気調和装置10及び第2空気調和装置20の運転状態データを格納する運転情報データベース301(図1参照)を有する。大容量蓄積装置300は、通信部401から第1空気調和装置10又は第2空気調和装置20の運転状態データを1つ受信すると、逐次、運転情報データベース301に新規データを1つ追加し、運転状態データを格納してゆく。通信部401は、運転情報データベース301をいつでも参照することができる。
運転情報データベース301は、データID、日時、空気調和装置ID、運転モード、過冷却度、過熱度、高圧圧力、低圧圧力、外気温度、室内温度及び圧縮機回転数フィールドを有する。データIDフィールドには、各データのIDを表す値が格納される。日時フィールドには、各運転状態データが取得された日時を表す値が格納される。空気調和装置IDフィールドには、各運転状態データに対応する空気調和装置のIDを表す値が格納される。運転モードフィールドには、各運転状態データに対応する空気調和装置の運転モードを表す値が格納される。過冷却度、過熱度、高圧圧力、低圧圧力、外気温度、室内温度及び圧縮機回転数フィールドには、それぞれ各運転状態データ中の冷凍サイクルの過冷却度SC、過熱度SH、高圧圧力Hp、低圧圧力Lp、外気温度Ta、室内温度Tr及び圧縮機回転数fを表す値が格納される。
(第1空気調和装置の構成)
図4を参照して、第1空気調和装置10の構成を説明する。
第1空気調和装置10は、蒸気圧縮式の冷凍サイクル運転を行うことにより、第1空気調和装置10の室内ユニット4,5が設置された室内の空気を冷却又は加熱する。第1空気調和装置10の冷媒回路1は、室外ユニット2と、室外ユニット2に並列に接続された複数台(本実施形態では、2台)の室内ユニット4,5と、室外ユニット2と室内ユニット4,5とを接続する液冷媒連絡配管6及びガス冷媒連絡配管7とを備える。
〔室内ユニット〕
室内ユニット4,5は、第1物件110の屋内の天井に埋め込みや吊り下げ等により、又は、屋内の壁面に壁掛け等により設置されている。室内ユニット4,5は、液冷媒連絡配管6及びガス冷媒連絡配管7を介して室外ユニット2に接続されている。尚、室内ユニット4と室内ユニット5とは同様の構成であるため、ここでは、室内ユニット4の構成のみ説明し、室内ユニット5の構成については、それぞれ、室内ユニット4の各部を示す40番台の符号の代わりに50番台の符号を付して、各部の説明を省略する。
室内ユニット4は、室内側冷媒回路1a(室内ユニット5では、室内側冷媒回路1b)と、室内ファン43とを備える。この室内側冷媒回路1aは、室内膨張弁41と、室内熱交換器42とを備える。
室内膨張弁41は、室内側冷媒回路1a内を流れる冷媒の流量の調節等を行うために、室内熱交換器42の液側に接続された電動膨張弁である。
室内熱交換器42は、冷房運転時には冷媒の蒸発器として機能して室内の空気を冷却し、暖房運転時には冷媒の凝縮器として機能して室内の空気を加熱する。
室内ファン43は、室内ユニット4内に室内空気を吸入し、室内に熱交換後の空気を供給することにより、室内空気と室内熱交換器42を流れる冷媒との間で熱交換させることが可能である。室内ファン43は、室内熱交換器42に供給する空気の流量を変化させることが可能である。
また、室内ユニット4には、センサ44〜46が設けられている。室内熱交換器42の液側には、液状態又は気液二相状態の冷媒の温度(すなわち、暖房運転時における凝縮温度又は冷房運転時における蒸発温度に対応する冷媒温度)を検出する液側温度センサ44が設けられている。室内熱交換器42のガス側には、ガス状態又は気液二相状態の冷媒の温度を検出するガス側温度センサ45が設けられている。室内ユニット4の室内空気の吸入口側には、室内ユニット4内に流入する室内空気の温度(すなわち、室内温度Tr)を検出する室内温度センサ46が設けられている。液側温度センサ44、ガス側温度センサ45及び室内温度センサ46は、サーミスタからなる。また、室内ユニット4は、室内ユニット4を構成する各部の動作を制御する室内側制御部47を備える。そして、室内側制御部47は、室内ユニット4の制御を行うために設けられたマイクロコンピュータやメモリ等を有しており、室内ユニット4を個別に操作するためのリモコン(図示せず)との間で制御信号等のやりとりを行ったり、室外ユニット2との間で制御信号等のやりとりを行ったりする。
〔室外ユニット〕
室外ユニット2は、第1物件110の屋上等に設置されており、液冷媒連絡配管6及びガス冷媒連絡配管7を介して室内ユニット4,5に接続されている。
室外ユニット2は、室外側冷媒回路1cと、室外ファン27とを備える。この室外側冷媒回路1cは、圧縮機21と、四路切換弁22と、室外熱交換器23と、アキュムレータ24と、液側閉鎖弁25と、ガス側閉鎖弁26とを備える。
圧縮機21は、運転容量を変化させることが可能な圧縮機であり、インバータにより制御されるモータ21aによって回転数fで駆動される容積式圧縮機である。
四路切換弁22は、冷媒の流れの方向を切り換えるための弁である。冷房運転時には、四路切換弁22は実線で示される状態になり、暖房運転時には、四路切換弁22は破線で示される状態になる。
室外熱交換器23は、冷房運転時には冷媒の凝縮器として機能し、暖房運転時には冷媒の蒸発器として機能する。室外熱交換器23は、そのガス側が四路切換弁22に接続され、その液側が液冷媒連絡配管6に接続される。
室外ファン27は、室外ユニット2内に室外空気を吸入し、室外に熱交換後の空気を排出することにより、室外空気と室外熱交換器23を流れる冷媒との間で熱交換させることが可能である。この室外ファン27は、室外熱交換器23に供給する空気の流量を変化させることが可能である。
アキュムレータ24は、四路切換弁22と圧縮機21との間に接続されており、室内ユニット4,5の運転負荷に応じて冷媒回路1内に発生する余剰冷媒を溜めることが可能な容器である。
液側閉鎖弁25及びガス側閉鎖弁26は、液冷媒連絡配管6及びガス冷媒連絡配管7との接続口に設けられた弁である。液側閉鎖弁25は、室外熱交換器23に接続されている。ガス側閉鎖弁26は、四路切換弁22に接続されている。
また、室外ユニット2には、センサ28〜35が設けられている。具体的には、室外ユニット2には、圧縮機21の吸入圧力(すなわち、低圧圧力Lp)を検出する吸入圧力センサ28と、圧縮機21の吐出圧力(すなわち、高圧圧力Hp)を検出する吐出圧力センサ29と、圧縮機21の吸入温度を検出する吸入温度センサ32と、圧縮機21の吐出温度を検出する吐出温度センサ33とが設けられている。吸入温度センサ32は、アキュムレータ24の入口側に設けられている。室外熱交換器23には、室外熱交換器23内を流れる冷媒の温度(すなわち、冷房運転時における凝縮温度又は暖房運転時における蒸発温度に対応する冷媒温度)を検出する熱交温度センサ30が設けられている。室外熱交換器23の液側には、液状態又は気液二相状態の冷媒の温度を検出する液側温度センサ31が設けられている。室外熱交換器23のガス側には、ガス状態又は気液二相状態の冷媒の温度を検出するガス側温度センサ35が設けられている。室外ユニット2の室外空気の吸入口側には、室外ユニット2内に流入する室外空気の温度(すなわち、外気温度Ta)を検出する外気温度センサ34が設けられている。また、室外ユニット2は、室外ユニット2を構成する各部の動作を制御する室外側制御部36を備える。そして、室外側制御部36は、室外ユニット2の制御を行うために設けられたマイクロコンピュータ、メモリやモータ21aを制御するインバータ回路等を有しており、室内ユニット4,5の室内側制御部47,57との間で制御信号等のやりとりを行う。
制御部8は、室内側制御部47、57と室外側制御部36とを備える。制御部8は、各種センサ28〜35,44〜46,54〜56の検出信号を受け取るとともに、これらの検出信号等に基づいて各種機器及び弁21,22,41,51を制御する。また、制御部8は、第1LC100に接続されており、第1LC100は、各種センサ28〜35,44〜46,54〜56の検出信号を運転状態データとして取得する。
〔第1空気調和装置の動作〕
次に、第1空気調和装置10の運転モードについて説明する。第1空気調和装置10の運転モードには、冷房運転モードと暖房運転モードとが含まれる。
冷房運転時は、四路切換弁22が図4の実線で示される状態、すなわち、圧縮機21の吐出側が室外熱交換器23のガス側に接続され、かつ、圧縮機21の吸入側が室内熱交換器42,52のガス側に接続された状態となる。また、液側閉鎖弁25、ガス側閉鎖弁26は開にされ、室内膨張弁41,51は室内熱交換器42,52の出口における冷媒の過熱度SHが所定値になるように開度調節されるようになっている。室内熱交換器42,52の出口における冷媒の過熱度SHは、ガス側温度センサ45,55により検出される冷媒温度値から液側温度センサ44,54により検出される冷媒温度値を差し引くことによって検出されるか、又は、吸入圧力センサ28により検出される圧縮機21の吸入圧力を蒸発温度に対応する飽和温度値に換算し、ガス側温度センサ45,55により検出される冷媒温度値からこの冷媒の飽和温度値を差し引くことによって検出される。また、室外熱交換器23の出口における冷媒の過冷却度SCは、吐出圧力センサ29により検出される圧縮機21の吐出圧力を凝縮温度に対する飽和温度値に換算し、液側温度センサ31により検出される冷媒温度値からこの冷媒の飽和温度値を差し引くことによって検出される。
この冷媒回路1の状態で、圧縮機21、室外ファン27及び室内ファン43,53を起動すると、低圧圧力Lpのガス冷媒は、圧縮機21に吸入され圧縮されて高圧圧力Hpのガス冷媒となる。その後、高圧圧力Hpのガス冷媒は、四路切換弁22を経由して室外熱交換器23に送られて、室外ファン27によって供給される室外空気と熱交換を行って凝縮されて高圧圧力Hpの液冷媒となる。
そして、この高圧圧力Hpの液冷媒は、液側閉鎖弁25及び液冷媒連絡配管6を経由して、室内ユニット4,5に送られる。
室内ユニット4,5に送られた高圧圧力Hpの液冷媒は、室内膨張弁41,51によって減圧されて低圧圧力Lpの気液二相状態の冷媒となって室内熱交換器42,52に送られ、室内熱交換器42,52で室内空気と熱交換を行って蒸発されて低圧圧力Lpのガス冷媒となる。ここで、室内膨張弁41,51は、室内熱交換器42,52の出口における過熱度SHが所定値になるように室内熱交換器42,52内を流れる冷媒の流量を制御しているため、室内熱交換器42,52において蒸発された低圧圧力Lpのガス冷媒は、所定の過熱度SHを有する状態となる。このように、各室内熱交換器42,52には、各室内ユニット4,5が設置された空調空間において要求される運転負荷に応じた流量の冷媒が流れている。
この低圧圧力Lpのガス冷媒は、ガス冷媒連絡配管7を経由して室外ユニット2に送られ、ガス側閉鎖弁26及び四路切換弁22を経由して、アキュムレータ24に流入する。そして、アキュムレータ24に流入した低圧圧力Lpのガス冷媒は、再び、圧縮機21に吸入される。ここで、室内ユニット4,5の運転負荷に応じて、例えば、室内ユニット4,5の一方の運転負荷が小さい場合や停止している場合、あるいは、室内ユニット4,5の両方の運転負荷が小さい場合等のように、冷媒回路1内に余剰冷媒量が発生する場合には、アキュムレータ24に余剰冷媒が溜まるようになっている。
一方、暖房運転時は、四路切換弁22が図4の破線で示される状態、すなわち、圧縮機21の吐出側が室内熱交換器52のガス側に接続され、かつ、圧縮機21の吸入側が室外熱交換器23のガス側に接続された状態となる。また、液側閉鎖弁25、ガス側閉鎖弁26は開にされ、室内膨張弁41,51は室内熱交換器42,52の出口における冷媒の過冷却度SCが所定値になるように開度調節されるようになっている。室内熱交換器42,52の出口における冷媒の過冷却度SCは、吐出圧力センサ29により検出される圧縮機21の吐出圧力を凝縮温度に対する飽和温度値に換算し、液側温度センサ44,54により検出される冷媒温度値からこの冷媒の飽和温度値を差し引くことによって検出される。また、室外熱交換器23の出口における冷媒の過熱度SHは、ガス側温度センサ35により検出される冷媒温度値から液側温度センサ31により検出される冷媒温度値を差し引くことによって検出されるか、又は、吸入圧力センサ28により検出される圧縮機21の吸入圧力を蒸発温度に対応する飽和温度値に換算し、ガス側温度センサ35により検出される冷媒温度値からこの冷媒の飽和温度値を差し引くことによって検出される。
この冷媒回路1の状態で、圧縮機21、室外ファン27及び室外ファン43,53を起動すると、低圧圧力Lpのガス冷媒は、圧縮機21に吸入されて圧縮されて高圧圧力Hpのガス冷媒となり、四路切換弁22、ガス側閉鎖弁26及びガス冷媒連絡配管7を経由して、室内ユニット4,5に送られる。
そして、室内ユニット4,5に送られた高圧圧力Hpのガス冷媒は、室内熱交換器42,52において、室内空気と熱交換を行って凝縮されて高圧圧力Hpの液冷媒となった後、室内膨張弁41,51によって減圧されて低圧圧力Lpの気液二相状態の冷媒となる。ここで、室内膨張弁41,51は、室内熱交換器42,52の出口における過冷却度SCが所定値になるように室内熱交換器42,52内を流れる冷媒の流量を制御しているため、室内熱交換器42,52において凝縮された高圧圧力Hpの液冷媒は、所定の過冷却度SCを有する状態となる。このように、各室内熱交換器42,52には、各室内ユニット4,5が設置された空調空間において要求される運転負荷に応じた流量の冷媒が流れている。
この低圧圧力Lpの気液二相状態の冷媒は、液冷媒連絡配管6を経由して室外ユニット2に送られ、及び液側閉鎖弁25を経由して、室外熱交換器23に流入する。そして、室外熱交換器23に流入した低圧圧力Lpの気液二相状態の冷媒は、室外ファン27によって供給される室外空気と熱交換を行って凝縮されて低圧圧力Lpのガス冷媒となり、四路切換弁22を経由してアキュムレータ24に流入する。そして、アキュムレータ24に流入した低圧圧力Lpのガス冷媒は、再び、圧縮機21に吸入される。ここで、室内ユニット4,5の運転負荷に応じて、例えば、室内ユニット4,5の一方の運転負荷が小さい場合や停止している場合、あるいは、室内ユニット4,5の両方の運転負荷が小さい場合等のように、冷媒回路1内に余剰冷媒量が発生する場合には、冷房運転時と同様、アキュムレータ24に余剰冷媒が溜まるようになっている。
(第2空気調和装置の構成)
第2空気調和装置の構成は、第1空気調和装置の構成と同様である。また、第2空気調和装置を構成する機器は、それぞれの機器に対応する第1空気調和装置を構成する機器と型番が等しい。さらに、第1空気調和装置10が設置された第1物件110と第2空気調和装置20が設置された第2物件210とは近隣に存在しており、外気温度等の環境条件もほぼ等しい。このように、第1空気調和装置10と第2空気調和装置20とは、構成が類似し、かつ、類似した環境条件下に存在する。
(第1空気調和装置における冷媒漏洩の検知動作)
次に、冷媒漏洩検知システム3が第1空気調和装置10における冷媒漏洩を検知する動作を説明する。
まず、第1物件110内に第1空気調和装置10を設置し、第1空気調和装置10の利用を開始した直後を考える。第1空気調和装置10の利用開始に伴い、第1LC100も動作を開始して、連続的に第1空気調和装置10から第1空気調和装置10の運転状態データを取得する。第1LC100は、日報データとして1日に1回、1日分の第1空気調和装置10の運転状態データ、運転状態データが取得された日時を表すデータ、第1空気調和装置10の運転モードを表すデータ、検知対象である第1空気調和装置10のIDを表すデータ等をインターネット回線70を介して遠隔管理センター60内の遠隔管理用コンピュータ400に送信する。運転状態データには、第1空気調和装置10の冷凍サイクルの過冷却度SC、過熱度SH、高圧圧力Hp、低圧圧力Lp、外気温度Ta、室内温度Tr及び圧縮機回転数fを表すデータが含まれる。
遠隔管理用コンピュータ400の通信部401が第1LC100からの運転状態データを大容量蓄積装置300に送ると、それらの運転状態データは、逐次、大容量蓄積装置300の運転情報データベース301に新規データとして格納されてゆく。
第1空気調和装置10は、利用開始後所定の時期が来ると、冷媒漏洩の定期検査が必要となる。定期検査の時期は予め設定されており、定期検査の時期になると、遠隔管理用コンピュータ400は、第1空気調和装置10における冷媒漏洩の検知動作を行う。
以下、図5を参照して、遠隔管理用コンピュータ400が第1空気調和装置10において冷媒漏洩を検知する動作を説明する。
尚、以下の説明において、第2空気調和装置20の利用は、第1空気調和装置10の利用が開始するよりもずっと以前に開始しており、第1空気調和装置10の利用が開始した時点で、運転情報データベース301には、冷房運転モード及び暖房運転モード等の各運転モードに対応する過去の運転状態データが十分に格納されているものとする。
ステップS21において、通信部408は、第1空気調和装置の1日分の運転状態データを含む日報データを第1LC100からインターネット回線70を介して受信する。
次に、ステップS22において、CPU405は、HD407に記憶された制御プログラムに従って、日報データに含まれる運転状態データのうち定常状態でありかつ運転モードIDが互いに等しいn個の運転状態データを選別し、1組の冷凍サイクルの過冷却度SC、過熱度SH、高圧圧力Hp、低圧圧力Lp、外気温度Ta、室内温度Tr、圧縮機回転数fからなるデータセットをn個用意し、メモリ406に格納する。
次に、ステップS23において、CPU405は、HD407に記憶された制御プログラムに従って、大容量蓄積装置300内の運転情報データベース301を参照して第1空気調和装置10の初期運転状態データを取り出す。さらに、CPU405は、初期運転状態データの中に、定常状態でありかつステップS22において選別されたn個の運転状態データと運転モードIDが等しいデータがm個存在しているか否かを調べる。m個存在していた場合は、ステップS24に進む。m’(0≦m’<m)個しか存在していない場合は、ステップS25に進む。
ステップS24において、CPU405は、HD407に記憶された制御プログラムに従って、第1空気調和装置10の初期運転状態データのうちステップS23のm個の運転状態データを選別し、1組の冷凍サイクルの過冷却度SC、過熱度SH、高圧圧力Hp、低圧圧力Lp、外気温度Ta、室内温度Tr、圧縮機回転数fからなるデータセットをm個用意し、ステップS22で用意されたn個のデータセットの比較対象データとしてメモリ406に格納し、ステップS26に進む。
ステップS25において、CPU405は、HD407に記憶された制御プログラムに従って、第1空気調和装置10の初期運転データのうちステップS23のm’(0≦m’<m)個の運転状態データを選別し、さらに第1空気調和装置10と類似する第2空気調和装置20の初期運転状態データのうち定常状態でありかつステップS22において選別されたn個の運転状態データと運転モードIDが等しいm−m’個の運転状態データを選別し、1組の冷凍サイクルの過冷却度SC、過熱度SH、高圧圧力Hp、低圧圧力Lp、外気温度Ta、室内温度Tr、圧縮機回転数fからなるデータセットをm個用意し、ステップS22で用意されたn個のデータセットの比較対象データとしてメモリ406に格納する。
ステップS26では、計算部402は、ステップS24又はステップS25においてメモリ406に格納された比較対象データを基準にして、n個のデータセットのそれぞれについてn個のマハラノビス距離を計算する。
各データセットのマハラノビス距離Dk(k=1,・・・,n)は、以下の式により計算される。
k 2=(Xk−μ)TΣ-1(Xk−μ)(k=1,・・・,n)
ただし、Xkは、n個の第1空気調和装置10の冷凍サイクルの過冷却度をSC1,SC2,・・・,SCn、過熱度をSH1,SH2,・・・,SHn、高圧圧力をHp1,Hp2,・・・,Hpn、低圧圧力をLp1,Lp2,・・・,Lpn、外気温度をTa1,Ta2,・・・,Tan、室内温度をTr1,Tr2,・・・,Trn、圧縮機回転数をf1,f2,・・・,fnとしたときに、
k=(SCk,SHk,Hpk,Lpk,Tak,Trk,fk)(k=1,・・・,n)
となる7行1列の観測値行列であり、
(Xk−μ)Tは、(Xk−μ)の転置行列であり、
μは、それぞれm個の要素を有する第1空気調和装置10の冷凍サイクルの過冷却度データ群(SC1,SC2,・・・,SCm)、過熱度データ群(SH1,SH2,・・・,SHm)、高圧圧力データ群(Hp1,Hp2,・・・,Hpm)、低圧圧力データ群(Lp1,Lp2,・・・,Lpm)、外気温度データ群(Ta1,Ta2,・・・,Tam)、室内温度データ群(Tr1,Tr2,・・・,Trm)、圧縮機回転数データ群(f1,f2,・・・,fm)を考えたときに、これら7つのデータ群の平均値を成分とする7行1列の平均値行列であり、
Σは、それぞれm個の要素を有する第1空気調和装置10の冷凍サイクルの過冷却度データ群(SC1,SC2,・・・,SCm)、過熱度データ群(SH1,SH2,・・・,SHm)、高圧圧力データ群(Hp1,Hp2,・・・,Hpm)、低圧圧力データ群(Lp1,Lp2,・・・,Lpm)、外気温度データ群(Ta1,Ta2,・・・,Tam)、室内温度データ群(Tr1,Tr2,・・・,Trm)、圧縮機回転数データ群(f1,f2,・・・,fm)の7行7列の分散共分散行列である。
次に、ステップS27では、判定部403は、ステップS26で計算されたn個のマハラノビス距離Dk(k=1,・・・,n)のそれぞれを所定の値と比較する。判定部403は、ステップS26で計算されたマハラノビス距離Dk(k=1,・・・,n)のうち所定の値よりも大きいものがl個以上(1≦l≦n)あれば、冷媒が漏洩していると判定し、所定の値よりも大きいものがl個より少なければ、冷媒が漏洩していないと判定する。冷媒が漏洩していると判定された場合、ステップS28に進み、冷媒が漏洩していると判定されなかった場合、フローは終了する。
ステップS28において、表示部404は、判定結果を表示し、遠隔管理センター60のサービスマンに第1空気調和装置10において冷媒が漏洩したことを知らせる等する。
(第2空気調和装置における冷媒漏洩の検知動作)
第2空気調和装置20における冷媒漏洩の検知動作は、第1空気調和装置10における冷媒漏洩の検知動作と同様である。
(特徴)
(1)
上記実施形態では、第1空気調和装置10における冷媒漏洩の検知は、第1空気調和装置10の現在の運転状態データを、第1空気調和装置10又は第1空気調和装置10と類似する第2空気調和装置20の過去の運転状態データと比較することにより行われる。これにより、第1空気調和装置の過去の運転状態データの量が不足しているときにも、個々の空気調和装置の特性を考慮して冷媒漏洩を検知することができる。第1空気調和装置10以外の空気調和装置における冷媒漏洩の検知についても同様である。
(2)
上記実施形態では、第1空気調和装置10における冷媒漏洩の検知は、主に遠隔管理センター60内の遠隔管理コンピュータ400が行っている。すなわち、第1空気調和装置10と同じ第1物件110内にある第1ローカルコントローラ100は、第1空気調和装置10から運転状態データを取得して送信するだけでよく、冷媒漏洩を検知するための主な処理は、遠隔管理コンピュータ400が担っている。また、第1空気調和装置10以外の空気調和装置における冷媒漏洩の検知についても同様である。これにより、運転情報データベース301に含まれる膨大な量の過去の運転状態データを対象とした高い計算能力を必要とするデータマイニングを行うことが比較的容易になり、従来よりも高精度の冷媒漏洩検知が可能になる。
(3)
最近では、空気調和装置等の設備機器がインターネット回線等を介して遠隔にある遠隔管理センターで管理されることが多く、また、空気調和装置が設置された物件内において、ローカルコントローラが設置されていることが多い。こうしたローカルコントローラは、空気調和装置の運転を管理するとともに、遠隔管理のために定期的に空気調和装置の運転状態データを取得し遠隔管理センターの遠隔管理用コンピュータに送信する。このような場合、冷媒漏洩検知システム3を導入するに際して、既設の機器を利用することが可能であり、新たに導入される機器を最小化し、利用者又はサービス提供者のコスト等の負担を軽減することができる。
<変形例>
(1)
上記実施形態では、第1空気調和装置10における冷媒漏洩の検知は、遠隔管理センター60内の遠隔管理用コンピュータ400で行われているが、第1空気調和装置10が存在する第1物件110内で行われてもよい。この場合、例えば、サービスマンが図5のフローチャートに従う冷媒漏洩を検知するためのプログラムを備えたノート型コンピュータを携帯して第1物件110まで出張し、第1物件110内で第1空気調和装置10を管理する第1LC100に接続し、さらに、インターネット回線70を介して遠隔にある大容量蓄積装置300に接続する等して、第1空気調和装置10における冷媒漏洩を検知してもよい。第1空気調和装置10以外の空気調和装置における冷媒漏洩の検知についても同様である。
(2)
上記実施形態において遠隔管理用コンピュータ400が行う第1空気調和装置10における冷媒漏洩の検知動作の一部を第1LC100が行ってもよい。すなわち、遠隔管理用コンピュータ400が比較的計算負荷の大きい処理を行い、第1LC100が比較的計算負荷の小さい処理を行う。例えば、遠隔管理用コンピュータ400は、ステップS26における分散共分散行列及び平均値行列の計算のみを行い、第1LC100は、図5のフローチャートにおけるその他の処理を行う。遠隔管理用コンピュータ400は、第1LC100が分散共分散行列及び平均値行列の計算以外の処理を実行する前に分散共分散行列及び平均値行列を計算し、その計算結果を第1LC100に送信しておく。この場合、冷媒漏洩検知システム3は、ネットワーク障害等により遠隔管理用コンピュータ400が第1空気調和装置10と分断された場合にも、第1空気調和装置10における冷媒漏洩を検知することができる。第1空気調和装置10以外の空気調和装置における冷媒漏洩の検知についても同様である。
(3)
上記実施形態では、第1空気調和装置10における冷媒漏洩の検知は、第1空気調和装置10の冷凍サイクルの過冷却度SC、過熱度SH、低圧圧力Lp、高圧圧力Hp、外気温度Ta、室内温度Tr及び圧縮機回転数fを利用して行っているが、各種センサ28〜35,44〜46,54〜56の検出信号から得られる各種状態量を利用して冷媒漏洩の検知を行ってもよい。第1空気調和装置10以外の空気調和装置における冷媒漏洩の検知についても同様である。
(4)
上記実施形態では、第1空気調和装置10における冷媒漏洩の検知は、図5のステップS26に従うマハラノビス距離計算により行われているが、重回帰分析、クラスター分析等の他のデータマイニング方法が用いられてもよい。第1空気調和装置10以外の空気調和装置における冷媒漏洩の検知についても同様である。
(5)
遠隔管理用コンピュータ400の通信部401,408、計算部402、判定部403及び表示部404による処理は、遠隔管理用コンピュータ400におけるその他の処理と同様、HD407に記憶された適切な制御プログラムに従って、CPU405により実行されてもよい。すなわち、遠隔管理用コンピュータ400による処理全体は、上記実施形態の態様で通信部401,408、計算部402、判定部403、表示部404、CPU405、メモリ406及びHD407に分散される必要はなく、任意の態様でハードウェア、ソフトウェア又はその組み合わせにより実行され得る。
また、第1LC100がマイクロコンピュータを備え、第1LC100の通信部101,103及び管理部102による処理は、第1LC100のマイクロコンピュータにより実行されてもよい。すなわち、第1LC100による処理全体は、上記実施形態の態様で通信部101,103及び管理部102に分散される必要はなく、任意の態様でハードウェア、ソフトウェア又はその組み合わせにより実行され得る。第1LC100以外のLCにおける処理についても同様である。
本発明は、個々の空気調和装置の特性を考慮して冷媒漏洩を検知することができるという効果を有し、空気調和装置の冷媒漏洩検知システムとして有用である。
本発明の一実施形態に係る冷媒漏洩検知システムの構成を示す図。 第1ローカルコントローラの構成を示す図。 遠隔管理用コンピュータの構成を示す図。 本発明の一実施形態に係る空気調和装置の冷媒回路図。 遠隔管理用コンピュータが第1空気調和装置における冷媒漏洩を検知する動作のフローチャート。
3 冷媒漏洩検知システム
10 第1空気調和装置
20 第2空気調和装置
70 インターネット回線
100 第1ローカルコントローラ
110 第1物件
200 第2ローカルコントローラ
210 第2物件
300 大容量蓄積装置
400 遠隔管理用コンピュータ
402 計算部
403 判定部

Claims (7)

  1. 第1空気調和装置(10)の運転状態データを取得する第1取得装置(100)と、
    前記第1空気調和装置(10)と機器構成および環境条件の少なくとも一方が類似する第2空気調和装置(20)の運転状態データを取得する第2取得装置(200)と、
    前記第1取得装置(100)により取得された前記第1空気調和装置(10)の運転状態データ及び前記第2取得装置(200)により取得された前記第2空気調和装置(20)の運転状態データを蓄積する蓄積装置(300)と、
    前記蓄積装置(300)に蓄積されている前記第1空気調和装置(10)の運転状態データの量が不足しているときに、前記蓄積装置(300)に蓄積されている前記第2空気調和装置(20)の運転状態データを参照して前記第1空気調和装置(10)における冷媒漏洩を検知する検知装置(400)と、
    を備える、冷媒漏洩検知システム(3)。
  2. 前記検知装置(400)は、前記蓄積装置(300)に蓄積されている前記第1空気調和装置(10)の運転状態データの量が不足していないときには、前記蓄積装置(300)に蓄積されている前記第1空気調和装置(10)の運転状態データを参照して前記第1空気調和装置(10)における冷媒漏洩を検知する、
    請求項1に記載の冷媒漏洩検知システム(3)。
  3. 前記検知装置(400)は、前記第1取得装置(100)により取得された現在の前記第1空気調和装置(10)の前記運転状態データを前記蓄積装置(300)に蓄積されている前記運転状態データの少なくとも一部と比較することにより前記第1空気調和装置(10)における冷媒漏洩を検知する、
    請求項1又は2に記載の冷媒漏洩検知システム(3)。
  4. 前記検知装置(400)は、前記第1取得装置(100)により取得された現在の前記第1空気調和装置(10)の前記運転状態データを、前記蓄積装置(300)に蓄積されている前記運転状態データのうち、前記第1空気調和装置(10)の利用開始時から所定の期間における前記第1空気調和装置(10)の初期運転状態データと比較することにより前記第1空気調和装置(10)における冷媒漏洩を検知する、
    請求項1から3のいずれかに記載の冷媒漏洩検知システム(3)。
  5. 前記第1取得装置(100)は、前記第1空気調和装置(10)が設置される第1物件(110)内において前記第1空気調和装置(10)を管理する装置であり、
    前記第2取得装置(200)は、前記第2空気調和装置(20)が設置される第2物件(210)内において前記第2空気調和装置(20)を管理する装置であり、
    前記蓄積装置(300)及び前記検知装置(400)は、前記第1物件(110)および前記第2物件(210)の遠隔にあり、前記第1取得装置(100)および前記第2取得装置(200)にインターネット回線(70)、専用回線又は電話回線を介して接続される、
    請求項1から4のいずれかに記載の冷媒漏洩検知システム(3)。
  6. 前記検知装置(400)は、
    前記蓄積装置(300)に蓄積されている前記運転状態データの少なくとも一部を基準にして、前記第1取得装置(100)により取得された現在の前記第1空気調和装置(10)の前記運転状態データのマハラノビス距離を計算する計算部(402)と、
    前記マハラノビス距離が所定値以上となる場合に前記第1空気調和装置(10)において冷媒が漏洩していると判定し、前記マハラノビス距離が前記所定値よりも小さい場合は前記第1空気調和装置(10)において冷媒が漏洩していないと判定する判定部(403)と、
    を有する、
    請求項1〜5のいずれかに記載の冷媒漏洩検知システム(3)。
  7. 前記運転状態データは、前記第1空気調和装置(10)および前記第2空気調和装置(20)の冷凍サイクルの過冷却度、過熱度、低圧圧力、高圧圧力、外気温度、室内温度及び圧縮機回転数の少なくとも1つに関する、
    請求項1〜6のいずれかに記載の冷媒漏洩検知システム(3)。
JP2005088973A 2005-03-25 2005-03-25 冷媒漏洩検知システム Expired - Fee Related JP4826117B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005088973A JP4826117B2 (ja) 2005-03-25 2005-03-25 冷媒漏洩検知システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005088973A JP4826117B2 (ja) 2005-03-25 2005-03-25 冷媒漏洩検知システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006266642A JP2006266642A (ja) 2006-10-05
JP4826117B2 true JP4826117B2 (ja) 2011-11-30

Family

ID=37202813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005088973A Expired - Fee Related JP4826117B2 (ja) 2005-03-25 2005-03-25 冷媒漏洩検知システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4826117B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102252404A (zh) * 2010-05-17 2011-11-23 珠海格力电器股份有限公司 空调器及其控制方法
US10151663B2 (en) 2015-09-15 2018-12-11 Emerson Climate Technologies, Inc. Leak detector sensor systems using tag-sensitized refrigerants
JP7129403B2 (ja) 2017-04-04 2022-09-01 ダイキン工業株式会社 空調機選定システム
WO2019026587A1 (ja) * 2017-08-02 2019-02-07 株式会社デンソー 監視システム
JP6717343B2 (ja) * 2017-08-02 2020-07-01 株式会社デンソー 監視システム
JP2021156530A (ja) * 2020-03-27 2021-10-07 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機
JP7435155B2 (ja) * 2020-03-27 2024-02-21 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機
JP7197814B2 (ja) * 2021-05-21 2022-12-28 ダイキン工業株式会社 冷媒漏洩検知システム
CN113847702B (zh) * 2021-08-30 2022-12-27 青岛海尔空调电子有限公司 空调器冷媒泄漏监控方法及空调器

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02110242A (ja) * 1988-10-18 1990-04-23 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空気調和機用遠隔故障診断装置
JP3475915B2 (ja) * 1993-09-01 2003-12-10 ダイキン工業株式会社 空気調和装置の状態監視装置
JP2004232968A (ja) * 2003-01-30 2004-08-19 Mitsubishi Electric Corp 空調運転監視システム、異常検出方法および異常検出装置
JP3976320B2 (ja) * 2003-03-20 2007-09-19 東京瓦斯株式会社 空調機の故障診断装置
JP2005351618A (ja) * 2005-07-07 2005-12-22 Mitsubishi Electric Corp 流体回路診断方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006266642A (ja) 2006-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4479565B2 (ja) 異常検知システム
JP4826117B2 (ja) 冷媒漏洩検知システム
EP1965150B1 (en) Air conditioner
JP4120676B2 (ja) 空気調和装置
EP1970652B1 (en) Air conditioner
EP2034261A1 (en) Air conditioner
EP1983280B1 (en) Air conditioner
WO2008035418A1 (fr) SystÈme de rÉFRIGÉration/de climatisation de l'air ayant une fonction de dÉtection de fuite de rÉFRIGÉrant, rÉFRIGÉrateur/climatiseur d'air et procÉDÉ de dÉtection d'une fuite de rÉFRIGÉrant
JP4462096B2 (ja) 空気調和装置
KR20080022593A (ko) 공기 조화 장치
KR20090013187A (ko) 공기 조화 장치
JP2009079842A (ja) 冷凍サイクル装置およびその制御方法
JP2006275303A (ja) 異常検知システム
JPWO2019053858A1 (ja) 冷凍サイクル装置および冷凍装置
JP5505477B2 (ja) 空気調和装置および空気調和装置の冷媒量判定方法
JP2011099591A (ja) 冷凍装置
JP2011012958A (ja) 冷凍サイクル装置の制御方法
JP2008064456A (ja) 空気調和装置
JP2006292214A (ja) 空気調和装置の冷媒量判定機能追加方法、及び、空気調和装置
JP5104225B2 (ja) 空気調和装置
JP5245575B2 (ja) 空気調和装置の冷媒量判定方法および空気調和装置
JP5245576B2 (ja) 空気調和装置の冷媒量判定方法および空気調和装置
JP4892954B2 (ja) 空気調和装置
JP4311470B2 (ja) 空気調和装置
JP7397286B2 (ja) 冷凍サイクル装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080314

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100420

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100611

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110816

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110829

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140922

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140922

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees