JPH0766418B2 - 手書き文字認識装置 - Google Patents
手書き文字認識装置Info
- Publication number
- JPH0766418B2 JPH0766418B2 JP60261790A JP26179085A JPH0766418B2 JP H0766418 B2 JPH0766418 B2 JP H0766418B2 JP 60261790 A JP60261790 A JP 60261790A JP 26179085 A JP26179085 A JP 26179085A JP H0766418 B2 JPH0766418 B2 JP H0766418B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stroke
- character
- unit
- handwritten
- characters
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Character Discrimination (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は文字入力装置としてのタブレット上に手書き入
力される文字を特定の文字として認識する手書き文字認
識装置に関し、更に詳述すれば、正規の画数及び筆順に
て入力された文字のみならず、続け字入力された手書き
文字の認識をも的確且つ容易に可能とした手書き文字認
識装置に関する。
力される文字を特定の文字として認識する手書き文字認
識装置に関し、更に詳述すれば、正規の画数及び筆順に
て入力された文字のみならず、続け字入力された手書き
文字の認識をも的確且つ容易に可能とした手書き文字認
識装置に関する。
たとえばワードプロセッサ等の入力装置として、ある程
度の熟練を要するキーボード入力ではなく、文字入力用
のタブレット等に直接手書きした文字を特定の文字とし
て認識し、入力するようにした手書き文字認識装置が開
発され、実用化されている。
度の熟練を要するキーボード入力ではなく、文字入力用
のタブレット等に直接手書きした文字を特定の文字とし
て認識し、入力するようにした手書き文字認識装置が開
発され、実用化されている。
従来のこの種の手書き文字認識装置は、タブレット上に
手書きされた文字の画数，筆順を重要な情報として文字
認識を行っている。しかし、人によっては本来分離され
て筆記されるべき複数のストローク（１画に相当する線
分）が連続して筆記される所謂続け字で入力することも
しばしば有り得るが、従来は正規の画数、筆順にて入力
された文字を認識する構成であるため、この場合には手
書き文字の認識が非常に困難になる。従って、従来の手
書き文字認識装置では、常に手書き文字の入力に際して
はその筆順及び画数を正しく入力しなければならなかっ
た。
手書きされた文字の画数，筆順を重要な情報として文字
認識を行っている。しかし、人によっては本来分離され
て筆記されるべき複数のストローク（１画に相当する線
分）が連続して筆記される所謂続け字で入力することも
しばしば有り得るが、従来は正規の画数、筆順にて入力
された文字を認識する構成であるため、この場合には手
書き文字の認識が非常に困難になる。従って、従来の手
書き文字認識装置では、常に手書き文字の入力に際して
はその筆順及び画数を正しく入力しなければならなかっ
た。
このような従来の手書き文字認識装置が有する難点を解
消するためには、たとえば各文字について続け文字入
力された場合に発生し得るストロークの形状変動及び画
数変動を予め文字認識用の辞書に記述しておく、続け
字入力された手書き文字のストロークを、ストローク結
合が発生した可能性のある部分で分割して認識処理を行
う、等が考えられる。
消するためには、たとえば各文字について続け文字入
力された場合に発生し得るストロークの形状変動及び画
数変動を予め文字認識用の辞書に記述しておく、続け
字入力された手書き文字のストロークを、ストローク結
合が発生した可能性のある部分で分割して認識処理を行
う、等が考えられる。
しかしながら、上記では、認識対象とする文字総てに
ついての続け字の形状及び画数変動の情報を文字認識用
の辞書に予め記述しておかねばならないが、これらの情
報量は余りにも膨大となり、メモリ容量及びその検索時
間等の面から非現実的と言わざるを得ない。またで
は、続け字入力により結合されたストロークの前ストロ
ークの終点と後ストロークの始点とが本来近接している
のであれば、両者を分割した場合にもそれぞれのストロ
ークは本来の正確なストローク形状を有しているが、そ
うでない場合には分割後のそれぞれのストロークの形状
が本来の形状とは相当程度異なる可能性が生じ、ストロ
ーク形状の補正が必要となる。
ついての続け字の形状及び画数変動の情報を文字認識用
の辞書に予め記述しておかねばならないが、これらの情
報量は余りにも膨大となり、メモリ容量及びその検索時
間等の面から非現実的と言わざるを得ない。またで
は、続け字入力により結合されたストロークの前ストロ
ークの終点と後ストロークの始点とが本来近接している
のであれば、両者を分割した場合にもそれぞれのストロ
ークは本来の正確なストローク形状を有しているが、そ
うでない場合には分割後のそれぞれのストロークの形状
が本来の形状とは相当程度異なる可能性が生じ、ストロ
ーク形状の補正が必要となる。
更に、特開昭58−92071号の発明には続け字入力された
場合には、「本来は分離して筆記されるべきストローク
とストロークとの間を結ぶ線分（オフストローク）はそ
の直前のストロークまたは直後のストロークと接近して
いる場合が多いという点に注目して、接近の程度を調べ
ることにより本来のストロークを分離する」処理を行う
という技術が開示されている。しかし、この発明では続
け字に起因しない本来のストロークをもオフストローク
として処理する可能性が大である。
場合には、「本来は分離して筆記されるべきストローク
とストロークとの間を結ぶ線分（オフストローク）はそ
の直前のストロークまたは直後のストロークと接近して
いる場合が多いという点に注目して、接近の程度を調べ
ることにより本来のストロークを分離する」処理を行う
という技術が開示されている。しかし、この発明では続
け字に起因しない本来のストロークをもオフストローク
として処理する可能性が大である。
［発明が解決しようとする問題点］ 本願は、続け字によるストロークの形状変化を簡単に補
正できる手書き文字認識装置を提供することを目的とす
る。
正できる手書き文字認識装置を提供することを目的とす
る。
例えば、続け字で筆記されると、単に前ストロークの始
点と後ストロークの終点とが、結ばれるだけでなく、そ
の筆記方向等も変動を受ける。
点と後ストロークの終点とが、結ばれるだけでなく、そ
の筆記方向等も変動を受ける。
このため、続け文字を単に分割して認識するだけでは不
十分である。
十分である。
［問題点を解決するための手段］ 本発明は、文字入力用タブレット（１）に手書き入力さ
れた１文字分の時系列座標データを、連続するペンダウ
ン状態の座標列であるストロークに分割し、各ストロー
クを予め定められた基本ストロークパターンに分類する
ストローク認識部（２）と、 文字と、文字を構成する基本ストロークパターンの関係
を記述した文字辞書部（６）と、 前記ストローク認識部（２）により分類した基本ストロ
ークパターン列を前記文字辞書部（６）と照合すること
により前記タブレット（１）に手書き入力された文字を
認識する文字認識部（３）と、 を備えた文字認識装置において、 隣接うるストロークの前ストロークの終点と後ストロー
クの始点とを結ぶ線分の方向を示すオフストロークのベ
クトル情報を用いて、ストローク分割部（７）にて分割
されたストロークに、逆方向のオフストロークベクトル
を加えて、ベクトル形状補正するストローク補正部
（８）を備え、 このストローク補正部（８）にてベクトル形状補正され
たストロークを前記文字辞書部（６）と照合することに
より続け字入力された手書き文字を認識することを特徴
とする。
れた１文字分の時系列座標データを、連続するペンダウ
ン状態の座標列であるストロークに分割し、各ストロー
クを予め定められた基本ストロークパターンに分類する
ストローク認識部（２）と、 文字と、文字を構成する基本ストロークパターンの関係
を記述した文字辞書部（６）と、 前記ストローク認識部（２）により分類した基本ストロ
ークパターン列を前記文字辞書部（６）と照合すること
により前記タブレット（１）に手書き入力された文字を
認識する文字認識部（３）と、 を備えた文字認識装置において、 隣接うるストロークの前ストロークの終点と後ストロー
クの始点とを結ぶ線分の方向を示すオフストロークのベ
クトル情報を用いて、ストローク分割部（７）にて分割
されたストロークに、逆方向のオフストロークベクトル
を加えて、ベクトル形状補正するストローク補正部
（８）を備え、 このストローク補正部（８）にてベクトル形状補正され
たストロークを前記文字辞書部（６）と照合することに
より続け字入力された手書き文字を認識することを特徴
とする。
以下、本発明をその実施例を示す図面に基づいて説明す
る。
る。
第１図は本発明に係る手書き文字認識装置の構成を示す
ブロック図であり、１は認識対象の文字が手書き入力さ
れる文字入力装置としてのタブレットであり、２はタブ
レット１に手書き入力された一文字分の時系列座標デー
タを連続するペンダウン状態の座標列であるストローク
に分割し、各ストロークを予め定められた基本ストロー
クパターンに分類するストローク認識部であり、５は文
字と、文字を構成する基本ストロークパターンの関係を
記述したストローク辞書部であり、３はストローク辞書
部５により分類した基本ストロークパターン列に基づい
て文字を認識する文字認識部であり、６は各文字それぞ
れのストローク情報を記述してある文字辞書部であり、
４は認識結果を出力する表示部である。
ブロック図であり、１は認識対象の文字が手書き入力さ
れる文字入力装置としてのタブレットであり、２はタブ
レット１に手書き入力された一文字分の時系列座標デー
タを連続するペンダウン状態の座標列であるストローク
に分割し、各ストロークを予め定められた基本ストロー
クパターンに分類するストローク認識部であり、５は文
字と、文字を構成する基本ストロークパターンの関係を
記述したストローク辞書部であり、３はストローク辞書
部５により分類した基本ストロークパターン列に基づい
て文字を認識する文字認識部であり、６は各文字それぞ
れのストローク情報を記述してある文字辞書部であり、
４は認識結果を出力する表示部である。
以上の構成要素は従来の手書き文字認識装置と基本的に
は同様の構成であり、続け字入力等ではない正規に入力
された文字の認識はこれらの構成要素にて行われる。即
ち、第２図に示す如く、たとえば漢字「仁」が正規の筆
順及び画数にてタブレット１に手書き入力された場合に
は、タブレット１上のペン軌跡の座標信号がストローク
認識部２に入力される。
は同様の構成であり、続け字入力等ではない正規に入力
された文字の認識はこれらの構成要素にて行われる。即
ち、第２図に示す如く、たとえば漢字「仁」が正規の筆
順及び画数にてタブレット１に手書き入力された場合に
は、タブレット１上のペン軌跡の座標信号がストローク
認識部２に入力される。
ストローク認識部２は与えられた座標信号の時系列デー
タから各ストロークの座標信号列を分離して正規化され
たストロークデータを得、これらをストローク辞書５に
予め記述されている基本的なストローク形状に分類して
ストロークコードを得る。第２図の例では、漢字「仁」
の第１のストロークは「丿」、第２ストロークは
「｜」、第３ストロークは「一」、第４ストロークも
「一」であり、それぞれの基本ストロークに付されてい
るストロークコードが得られる。
タから各ストロークの座標信号列を分離して正規化され
たストロークデータを得、これらをストローク辞書５に
予め記述されている基本的なストローク形状に分類して
ストロークコードを得る。第２図の例では、漢字「仁」
の第１のストロークは「丿」、第２ストロークは
「｜」、第３ストロークは「一」、第４ストロークも
「一」であり、それぞれの基本ストロークに付されてい
るストロークコードが得られる。
このようにして得られたストロークコードは、文字認識
部３に与えられる。そして、文字辞書部６には予め各文
字それぞれに対する基本ストロークコード列が記述され
ており、文字認識部３が入力文字から得られたストロー
クコード列と文字辞書部６に記述されている各文字のス
トロークコード列とを比較対照することにより、入力文
字を特定して認識し、その結果を表示部４に表示する。
即ち、この場合であれば表示部４に漢字「仁」が表示さ
れる。
部３に与えられる。そして、文字辞書部６には予め各文
字それぞれに対する基本ストロークコード列が記述され
ており、文字認識部３が入力文字から得られたストロー
クコード列と文字辞書部６に記述されている各文字のス
トロークコード列とを比較対照することにより、入力文
字を特定して認識し、その結果を表示部４に表示する。
即ち、この場合であれば表示部４に漢字「仁」が表示さ
れる。
ところで、従来の手書き文字認識装置であれば、上述の
処理にも拘わらず入力された文字を認識出来なかった場
合には、認識不可能である旨の表示が表示部４に行われ
る。しかし、本発明装置では上述の基本的な文字認識処
理にも拘わらず認識不可能であった場合には、続け字入
力により画数，筆順等が正規の文字入力とは異なるため
であるとして、以下に説明する画数変動及びストローク
の形状変動を補正した上で文字認識を行う構成を採って
いる。
処理にも拘わらず入力された文字を認識出来なかった場
合には、認識不可能である旨の表示が表示部４に行われ
る。しかし、本発明装置では上述の基本的な文字認識処
理にも拘わらず認識不可能であった場合には、続け字入
力により画数，筆順等が正規の文字入力とは異なるため
であるとして、以下に説明する画数変動及びストローク
の形状変動を補正した上で文字認識を行う構成を採って
いる。
即ち、本発明装置は上述の従来装置同様の基本構成要素
の他に、ストローク分割部７、ストローク補正部８、オ
フストローク辞書部９が備えられている。
の他に、ストローク分割部７、ストローク補正部８、オ
フストローク辞書部９が備えられている。
ストローク分割部７は、ストローク認識部２から入力さ
れた手書き文字のデータを折線近似して複数の線分に分
割し、それに含まれる折点を続け字入力の際にストロー
ク結合が発生した可能性が大きい特徴点として抽出す
る。
れた手書き文字のデータを折線近似して複数の線分に分
割し、それに含まれる折点を続け字入力の際にストロー
ク結合が発生した可能性が大きい特徴点として抽出す
る。
オフストローク辞書部９は、正規の筆順及び画数にて入
力された文字の隣接する二つのストロークの前ストロー
クの終点と後のストロークの始点とを結ぶ線分、即ちオ
フストロークのベクトル列が記述されている。たとえ
ば、前述の漢字「仁」の例では、そのオフストロークベ
クトル列は第３図に示す如く、第１ストロークと第２ス
トロークとの間のやや緩やかな右上がりの直線、第２ス
トロークと第３ストロークとの間のやや急峻な右上がり
の直線及び第３ストロークと第４ストロークとの間の左
下がりの直線それぞれの第１〜第３オフストローク▲
▼１〜▲▼３となる。
力された文字の隣接する二つのストロークの前ストロー
クの終点と後のストロークの始点とを結ぶ線分、即ちオ
フストロークのベクトル列が記述されている。たとえ
ば、前述の漢字「仁」の例では、そのオフストロークベ
クトル列は第３図に示す如く、第１ストロークと第２ス
トロークとの間のやや緩やかな右上がりの直線、第２ス
トロークと第３ストロークとの間のやや急峻な右上がり
の直線及び第３ストロークと第４ストロークとの間の左
下がりの直線それぞれの第１〜第３オフストローク▲
▼１〜▲▼３となる。
ストローク補正部８は、ストローク分割部７にて検出さ
れた特徴点を順次分割点としてストロークを分割し、こ
れらの分割されたストロークをオフストローク辞書部９
と対照してストロークの形状補正を行う。
れた特徴点を順次分割点としてストロークを分割し、こ
れらの分割されたストロークをオフストローク辞書部９
と対照してストロークの形状補正を行う。
次に上述の補正処理の実際について以下に説明する。
たとえば漢字「仁」を手書き入力した場合に、 と続け字入力されたとすると、ストローク認識部２によ
るストローク分割は第４図（ａ）の如く行われて二画と
判定され、またストローク形状も正規に入力された場合
とは相当程度異なっている。従って、これらの二つのス
トロークからなるストローク列をストローク辞書部５と
対照し的確な文字認識は不可能である。
るストローク分割は第４図（ａ）の如く行われて二画と
判定され、またストローク形状も正規に入力された場合
とは相当程度異なっている。従って、これらの二つのス
トロークからなるストローク列をストローク辞書部５と
対照し的確な文字認識は不可能である。
さて、ストローク分割部７により第４図（ａ）に示す如
き入力文字のストロークを折線近似すると、第４図
（ｂ）に示す如く、分割点としてa,b,cの三点を得る。
そして、ａ点を分割点とした場合には、入力文字から得
られた第１ストロークは第４図（ｃ）に示す如く二つの
ストローク▲▼１及び▲▼２に分割される。こ
の分割された二つのストローク▲▼１及び▲▼
２は前述の第２図に示した第１及び第２の基本ストロー
クと一致する。
き入力文字のストロークを折線近似すると、第４図
（ｂ）に示す如く、分割点としてa,b,cの三点を得る。
そして、ａ点を分割点とした場合には、入力文字から得
られた第１ストロークは第４図（ｃ）に示す如く二つの
ストローク▲▼１及び▲▼２に分割される。こ
の分割された二つのストローク▲▼１及び▲▼
２は前述の第２図に示した第１及び第２の基本ストロー
クと一致する。
次に、入力文字の第２ストロークを点ｂまたは点ｃにて
分割するとそれぞれ第４図（ｄ）及び（ｅ）に示す如き
ストローク列が得られる（既に認識された第１及び第２
ストローク▲▼1,▲▼２をも含む）。しかし、
いずれの場合にも第３または第２のストロークが第２図
に示した基本ストロークとは一致しない。
分割するとそれぞれ第４図（ｄ）及び（ｅ）に示す如き
ストローク列が得られる（既に認識された第１及び第２
ストローク▲▼1,▲▼２をも含む）。しかし、
いずれの場合にも第３または第２のストロークが第２図
に示した基本ストロークとは一致しない。
このような場合には、続け字入力された際にストローク
形状が変動したと考えられる。一般に、文字の第ｉスト
ロークと第ｉ＋１ストロークが続け字入力によって結合
した場合には、第１ストロークの折線近似による分割に
て得られる複数の線分の内の最終線分のベクトルが、第
ｉストロークと第ｉ＋１ストローク間のオフストローク
ベクトルの影響を受け、両ベクトルの和が第ｉストロー
クの最終線分ベクトルになって第ｉ＋１ベクトルと結合
する。
形状が変動したと考えられる。一般に、文字の第ｉスト
ロークと第ｉ＋１ストロークが続け字入力によって結合
した場合には、第１ストロークの折線近似による分割に
て得られる複数の線分の内の最終線分のベクトルが、第
ｉストロークと第ｉ＋１ストローク間のオフストローク
ベクトルの影響を受け、両ベクトルの和が第ｉストロー
クの最終線分ベクトルになって第ｉ＋１ベクトルと結合
する。
具体的には、第４図（ｅ）において、第３ストロークは
第３図に示す左上がりの第３オフストローク▲▼３
の影響を受けている。従って、このストロークの形状を
補正するには、第５図（ａ）に示すこの第３ストローク
（i3,i4）に、第５図（ｂ）に示す如く逆方向の第
３オフストローク−▲▼３を加えればよい。
第３図に示す左上がりの第３オフストローク▲▼３
の影響を受けている。従って、このストロークの形状を
補正するには、第５図（ａ）に示すこの第３ストローク
（i3,i4）に、第５図（ｂ）に示す如く逆方向の第
３オフストローク−▲▼３を加えればよい。
補正後の第３ストロークベクトルを▲▼３′とする
と、 ▲▼３′＝▲▼３＋▲▼４＋（−▲▼
３） となり、第５図（ｄ）に示す如く、ほぼ水平な直線とな
る。
と、 ▲▼３′＝▲▼３＋▲▼４＋（−▲▼
３） となり、第５図（ｄ）に示す如く、ほぼ水平な直線とな
る。
このようなストローク形状の補正処理により、第２図に
示す漢字「仁」の正規のストローク列と一致し、その認
識結果が表示部４に出力される。
示す漢字「仁」の正規のストローク列と一致し、その認
識結果が表示部４に出力される。
第６図は文字「口」が続け字として のような形で手書き入力された場合の認識の手順を示し
ている。
ている。
まずストローク認識部２により第６図（ａ）に示す如く
二画にストローク分割される。これに対して第６図
（ｂ）には文字「口」の正規のストローク列が示されて
いる。
二画にストローク分割される。これに対して第６図
（ｂ）には文字「口」の正規のストローク列が示されて
いる。
さて、第６図（ａ）の如きストローク列では認識不可能
であることは明らかであるため、この第２ストロークが
ストローク分割部７により折線近似され、第６図（ｃ）
に示す如く、第１〜第４戦分▲▼１〜▲▼４が
得られる。この結果、第６図（ｄ）及び（ｅ）の二通り
のストローク分割が可能となる。
であることは明らかであるため、この第２ストロークが
ストローク分割部７により折線近似され、第６図（ｃ）
に示す如く、第１〜第４戦分▲▼１〜▲▼４が
得られる。この結果、第６図（ｄ）及び（ｅ）の二通り
のストローク分割が可能となる。
第７図は、この第６図（ｄ）に第２ストローク「フ」に
対する補正処理の過程を示しており、ベクトル▲▼
３は文字「口」の正規の第２ストロークと第３ストロー
クの間のオフストロークベクトルである。
対する補正処理の過程を示しており、ベクトル▲▼
３は文字「口」の正規の第２ストロークと第３ストロー
クの間のオフストロークベクトルである。
第７図（ａ）は、この第６図（ｄ）の第２ストローク
「フ」である。第７図（ｂ）の如く、この第２ストロー
クに、逆方向のオフストロークベクトル−▲▼３を
加えると、第７図（ｄ）の如く、補正後のストローク成
分は、▲▼２′，▲▼３′となり、、第６図
（ｂ）に示す基本の第２ストロークと一致する。
「フ」である。第７図（ｂ）の如く、この第２ストロー
クに、逆方向のオフストロークベクトル−▲▼３を
加えると、第７図（ｄ）の如く、補正後のストローク成
分は、▲▼２′，▲▼３′となり、、第６図
（ｂ）に示す基本の第２ストロークと一致する。
このように、文字「仁」と「口」とが続け字入力された
場合には、いずれの場合にもストローク形状がほぼ
「乙」のストロークが発生するが、ストローク分割及び
補正により「一・一」あるいは のように正しいストローク形状を検出することが可能と
なる。
場合には、いずれの場合にもストローク形状がほぼ
「乙」のストロークが発生するが、ストローク分割及び
補正により「一・一」あるいは のように正しいストローク形状を検出することが可能と
なる。
以上のように本発明によれば、続け字入力されて画数及
びストローク形状が変動したような場合にも、結合され
た二つのストロークを分離して認識可能であり、従って
比較的簡単な小容量の認識辞書にて高認識率が実現され
る。このため、多種類の文字・記号等の手書き文字認識
が可能となる。
びストローク形状が変動したような場合にも、結合され
た二つのストロークを分離して認識可能であり、従って
比較的簡単な小容量の認識辞書にて高認識率が実現され
る。このため、多種類の文字・記号等の手書き文字認識
が可能となる。
図面は本発明の実施例を示すものであり、第１図は本発
明装置の構成を示すブロック図、第２図は漢字「仁」の
正規のストローク列を示す模式図、第３図は漢字「仁」
のオフストローク列を示す模式図、第４図は漢字「仁」
が の如く続け字にて手書き入力された場合のストローク分
割の例を示す模式図、第５図はその第２ストローク
「乙」の補正過程を示す模式図、第６図は文字「口」が の如く続け字にて手書き入力された場合のストローク分
割の例を示す模式図、第７図はその第２ストローク
「乙」の補正過程を示す模式図である。 １……タブレット、２……ストローク認識部、３……文
字認識部、５……ストローク辞書、６……文字辞書部、
７……ストローク分割部、８……ストローク補正部、８
……オフストローク辞書部
明装置の構成を示すブロック図、第２図は漢字「仁」の
正規のストローク列を示す模式図、第３図は漢字「仁」
のオフストローク列を示す模式図、第４図は漢字「仁」
が の如く続け字にて手書き入力された場合のストローク分
割の例を示す模式図、第５図はその第２ストローク
「乙」の補正過程を示す模式図、第６図は文字「口」が の如く続け字にて手書き入力された場合のストローク分
割の例を示す模式図、第７図はその第２ストローク
「乙」の補正過程を示す模式図である。 １……タブレット、２……ストローク認識部、３……文
字認識部、５……ストローク辞書、６……文字辞書部、
７……ストローク分割部、８……ストローク補正部、８
……オフストローク辞書部
Claims (1)
- 【請求項１】文字入力用タブレット（１）に手書き入力
された１文字分の時系列座標データを、連続するペンダ
ウン状態の座標列であるストロークに分割し、各ストロ
ークを予め定められた基本ストロークパターンに分類す
るストローク認識部（２）と、 文字と、文字を構成する基本ストロークパターンの関係
を記載した文字辞書部（６）と、 前記ストローク認識部（２）により分類した基本ストロ
ークパターン列を前記文字辞書部（６）と照合すること
により前記タブレット（１）に手書き入力された文字を
認識する文字認識部（３）と、 を備えた文字認識装置において、 隣接するストロークの前ストロークの終点と後ストロー
クの始点とを結ぶ線分の方向を示すオフストロークのベ
ストル情報を用いて、ストローク分割部（７）にて分割
されたストロークに、逆方向のオフストロークベクトル
を加えて、ベクトル形状補正するストローク補正部
（８）を備え、 このストローク補正部（８）にてベクトル形状補正され
たストロークを前記文字辞書部（６）と照合することに
より続け字入力された手書き文字を認識することを特徴
とする手書き文字認識装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60261790A JPH0766418B2 (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | 手書き文字認識装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60261790A JPH0766418B2 (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | 手書き文字認識装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62120589A JPS62120589A (ja) | 1987-06-01 |
| JPH0766418B2 true JPH0766418B2 (ja) | 1995-07-19 |
Family
ID=17366745
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60261790A Expired - Fee Related JPH0766418B2 (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | 手書き文字認識装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0766418B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3143461B2 (ja) * | 1990-05-29 | 2001-03-07 | キヤノン株式会社 | 文字認識方法及び文字認識装置 |
| JP6060501B2 (ja) * | 2012-03-08 | 2017-01-18 | 富士ゼロックス株式会社 | 筆跡管理プログラム及び記録表示装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59103176A (ja) * | 1982-12-02 | 1984-06-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | オンライン文字認識装置 |
| JPS6015784A (ja) * | 1983-07-08 | 1985-01-26 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | オンラインくずし字大分類方式 |
-
1985
- 1985-11-20 JP JP60261790A patent/JPH0766418B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62120589A (ja) | 1987-06-01 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5454046A (en) | Universal symbolic handwriting recognition system | |
| US5161245A (en) | Pattern recognition system having inter-pattern spacing correction | |
| JPS6079485A (ja) | 手書き文字認識処理装置 | |
| JPH0766418B2 (ja) | 手書き文字認識装置 | |
| JPS62159291A (ja) | 文章入力装置 | |
| JP3977473B2 (ja) | 手書き文字認識方法及び手書き文字認識装置 | |
| JPS6228889A (ja) | 情報認識装置 | |
| JP2761679B2 (ja) | オンライン手書き文字認識装置 | |
| JP2698338B2 (ja) | 手書き文字認識の特徴点検出方法 | |
| JP3365537B2 (ja) | オンライン文字認識方法および装置 | |
| JPH10247221A (ja) | オンライン文字認識装置 | |
| JP3365538B2 (ja) | オンライン文字認識方法および装置 | |
| JPS608991A (ja) | オンライン手書文字認識辞書登録方式 | |
| JP2519782B2 (ja) | 文字分離方式 | |
| JPH0719278B2 (ja) | 手書き文字認識方法 | |
| JPH0357509B2 (ja) | ||
| JPH053631B2 (ja) | ||
| JP2953162B2 (ja) | 文字認識装置 | |
| JPH11126236A (ja) | オンライン手書き文字認識装置およびオンライン手書き文字認識方法ならびにその方法を記録した記録媒体 | |
| JPS62160597A (ja) | オンライン連続文字認識装置 | |
| JP2851865B2 (ja) | 文字認識装置 | |
| JP2972443B2 (ja) | 文字認識装置 | |
| JPS6215681A (ja) | オンライン手書き文字認識方式 | |
| JPS6242290A (ja) | 手書き文字認識装置 | |
| JPH0438024B2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |