JPH076621B2 - 焼却炉の二次空気吹込み方法 - Google Patents

焼却炉の二次空気吹込み方法

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JPH076621B2
JPH076621B2 JP16491190A JP16491190A JPH076621B2 JP H076621 B2 JPH076621 B2 JP H076621B2 JP 16491190 A JP16491190 A JP 16491190A JP 16491190 A JP16491190 A JP 16491190A JP H076621 B2 JPH076621 B2 JP H076621B2
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incinerator
air
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修 井島
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ごみ等の焼却炉の二次空気吹込み方法に関す
る。
従来の技術 従来のごみ等の焼却炉においては、第2図に示すよう
に、ごみ等の被焼却物1はホッパ2内に投下され、プッ
シャ3により炉内に切り出される。切り出された被焼却
物1は、まず、多段式ストーカ4の乾燥ゾーンで乾燥さ
れる。乾燥は、一次空気送風機5から空気予熱器6を経
由してストーカ4の下方に供給される一次燃焼用一次空
気7の一部や放射伝熱、排ガスによる対流伝熱により行
なわれる。乾燥された被焼却物1は、ストーカ4の燃焼
ゾーンに送られ、高温でガス化される。ガス化で発生し
た可燃性ガスは、一次空気7の供給を受けて一次燃焼す
る。一次燃焼により生じた焼却灰は、ストーカ4の後燃
焼ゾーンに送られ、表面燃焼された後灰ピットに投下さ
れる。なお、一次燃焼の際、可燃性ガスの一部は燃焼し
ないまま排ガスとともに炉出口に向かって上昇する。こ
の可燃性ガスの未燃分を二次燃焼させるために、炉出口
近傍に二次空気8が二次空気送風機9から炉心に向けて
吹き出される。
発明が解決しようとする課題 しかし、上記従来の二次空気吹込み方法においては、二
次空気8と可燃性ガスの未燃分との混合を良好にするた
めに、二次空気8の圧力を高くして吹込み速度を上げて
いる。そのため、二次空気送風機9が大形になり、大き
な動力を必要とするという問題があった。
本発明は、従来の二次空気吹込み方法を改良して、この
ような問題点を解消することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明の二次空気吹込み方
法は、焼却炉の出口近傍に、二次空気送風機から供給さ
れる二次燃焼用二次空気を炉心に向けて吹き込むと同時
に、空気圧縮機から供給される二次空気よりも少量の圧
縮空気を二次空気の内側から炉心に向けて吹き込む構成
としたものである。
作用 上記構成の二次空気吹込み方法によれば、吹き込まれた
二次空気よりも少量の圧縮空気により二次空気の流速が
上がるだけでなく、圧縮空気の周囲に二次空気の旋回流
が生ずる。そのため、二次空気の吹込み圧力を上げなく
ても、二次空気と可燃性ガスの未燃分との混合が良くな
り、未燃分の二次燃焼の効率を高め、排ガス中のCO濃度
を低下させるとともに、二次空気吹込みに必要な動力を
小さくすることができるのである。
実施例 以下、本発明の一実施例を第1図に基づいて説明する。
本発明に使用する装置は、第1図に示すように、焼却炉
の出口近傍の炉壁11に短管状の二次空気用フランジ付き
吹込み口金12を炉心に向けて取り付け、二次空気管13の
一端を吹込み口金12にフランジ接続するとともに、他端
を二次空気送風機14に接続し、さらに、二次空気管13よ
りもかなり小径の圧縮空気管15の一端を二次空気管13の
一端側内部に挿入するとともに、他端を流量調整弁16を
介して空気圧縮機17に接続してなるものである。圧縮空
気管15の一端側は、吹込み口金12の出口直前まで延伸
し、先端に設けたノズル18が炉心に向かって開口してい
る。なお、上記以外の焼却炉の構造は従来のものと同様
である。
上記装置により二次空気を炉内に吹き込むには、二次空
気送風機14から二次空気管13を経由して二次空気19を供
給し、吹込み口金12から焼却炉の出口近傍に向けて吹き
込む。それと同時に、空気圧縮機17から流量調整弁16お
よび圧縮空気管15を経由して圧縮空気20を供給し、ノズ
ル18により二次空気19の内側から炉心に向けて吹き込
む。その際、圧縮空気20の吹込み量は、二次空気19より
も適度に少量になるように流量調整弁16で調整してお
く。このようにして炉内に吹き込まれた二次空気19は、
その流速が圧縮空気20により高められるだけでなく、圧
縮空気20の周囲で旋回流となる。そのため、二次空気19
の吹込み圧力を上げなくても、二次空気19と排ガス中の
可燃性ガスの未燃分との混合が良くなり、未燃分の二次
燃焼の効率が向上する。その結果、排ガス中のCO濃度が
低下するとともに、二次空気送風機14が小形ですみ、二
次空気19の吹込みに要する動力を小さくすることができ
る。
発明の効果 以上述べたごとく本発明によれば、焼却炉の出口近傍に
二次空気を炉心に向けて吹き込むと同時に、二次空気よ
りも少量の圧縮空気を二次空気の内側から炉心に向けて
吹き込むので、炉内に吹き込まれた二次空気は、その流
速が圧縮空気により高められるとともに、圧縮空気の周
囲で旋回流となる。そのため、二次空気の吹込み圧力を
上げなくても、二次空気と排ガス中の可燃性ガスの未燃
分とは良く混合し、未燃分の二次燃焼効率が向上する。
その結果、排ガス中のCO濃度が低下するとともに、二次
空気吹込みに要する動力も小さくてすむ。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に使用する装置の一実施例を示す断面
図、第2図は従来の焼却炉の一例を示す説明図である。 11……炉壁(焼却炉)、14……二次空気送風機、17……
空気圧縮機、19……二次空気、20……圧縮空気。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】焼却炉の出口近傍に、二次空気送風機から
    供給される二次燃焼用二次空気を炉心に向けて吹き込む
    と同時に、空気圧縮機から供給される二次空気よりも少
    量の圧縮空気を二次空気の内側から炉心に向けて吹き込
    むことを特徴とする焼却炉の二次空気吹込み方法。
JP16491190A 1990-06-21 1990-06-21 焼却炉の二次空気吹込み方法 Expired - Lifetime JPH076621B2 (ja)

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JPH0455609A JPH0455609A (ja) 1992-02-24
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