JPS6219608A

JPS6219608A - ごみ焼却炉における排ガスの循環方法

Info

Publication number: JPS6219608A
Application number: JP15838885A
Authority: JP
Inventors: Miki Yamagishi; 山岸　三樹; Eiichi Shibuya; 渋谷　栄一
Original assignee: NKK Corp; Nippon Kokan Ltd
Current assignee: JFE Engineering Corp
Priority date: 1985-07-19
Filing date: 1985-07-19
Publication date: 1987-01-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕この発明は、ごみ焼却炉におけるごみの乾燥、昇温およ
びガス化を促進するためのごみ焼却炉における排ガスの
循環方法に関するものである。

〔従来技術とその問題点〕

ごみ焼却炉において、ごみを焼却する際に発生する排ガ
スの一部は、焼却炉内におけるごみの乾燥、昇温および
特にプラスチックごみの場合のごみのガス化等のために
ごみ焼却炉内に戻し、循環させている。

第２図は従来のごみ焼却炉における排ガス循環方法の一
例を示す系統図である。ごみ焼却炉１で発生した排ガス
は、導管５を通シ、電気集塵機２で集塵された後、煙突
３を通って大気中に放散さ　　　□れる。４は電気集塵
機２の出側に設けられだ排風機である。電気集塵機２の
出側と排風機４との間の導管５に、ごみ焼却炉１に至る
分岐管６が接続されている。７は分岐管６の途中に設け
られた排ガス再循環ファンである。ごみ焼却炉ｌで発生
し、電気集塵機２によって集塵された排ガスの一部は、
再循環ファン７によって分岐管６を通り、ごみ焼却炉１
内に戻される。

第３図は従来の循環方法の他の例を示す系統図である。

この例においては、分岐管６は排風機４の出側の導管５
に接続されておシ、排風機４の吐出圧力によって排ガス
の一部はごみ焼却炉１内に戻される。

上記第２図に示した方法の場合、ごみ焼却炉１から排出
された、電気集塵機２の入側の排ガス温度は約３００°
Ｃ１電気集塵機２の出側の排ガス温度は約２９０°Ｃ１
分岐管６を通って戻されるごみ焼却炉１の入側の排ガス
温度は約２８０°Ｃである。

また、上記第３図に示した方法の場合、分岐管６を通っ
て戻されるごみ焼却炉ｌの入側の排ガス温度は約２７５
°Ｃである。

ごみ焼却炉１におけるごみの乾燥、昇温、ガス化のため
には、ごみ焼却炉１に戻される排ガスの温度が高いほど
効果があるが、上記のような従来の方法による排ガスの
温度は約２８０°Ｃであるため、その効果が低い。

第４図および第５図は従来の循環方法の更に他の例を示
す系統図でちる。第４図の例においては、排ガスボイラ
を有するごみ焼却炉１と電気集塵機２との間にエコノマ
イザ−８が設けられておシ、ごみ焼却炉１に排ガスを戻
すための分岐管６は、電気集塵機２の出側の導管５に接
続されている。

従って、この例においては、ごみ焼却炉１に戻される排
ガスの温度は更に低い。第５図の例においては、エコノ
マイザー８が電気集塵機２の出側に設けられており、ご
み焼却炉１に排ガスを戻すための分岐管６は、電気集塵
機２とエコノマイザ−８との間の導管５に接続されてい
る。この例においては、ごみ焼却炉１に高温の排ガスを
戻すことができるが、一方、ごみ焼却炉１のボイラとエ
コノマイザ−８とが離れるので、エコノマイザ−８の維
持管理上問題が生ずる。

〔発明の目的〕

従って、この発明の目的は、ごみ焼却炉で発生する排ガ
スを高温状態でごみ焼却炉内に戻し、ごみの乾燥、昇温
、ガス化を促進且つ安定化し、更に排ガスの熱回収効率
を高めることができるごみ焼却炉における排ガスの循環
方法を提供することにある。

〔発明の概要〕

この発明は、ごみ焼却炉においてごみを焼却する際に発
生し、排ガスボイラおよび集塵機を経て排出される排ガ
スの一部を、前記ごみ焼却炉内のごみの乾燥、昇温、ガ
ス化等の促進のために、前記ごみ焼却炉内に戻す、ごみ
焼却炉における排ガスの循環方法において、前記排ガス
がイラを通る高温の排ガスの一部を、前記排ガスボイラ
の途中から直接抽気し、別に設けた集塵機を経て前記ご
み焼却炉内に戻すことに特徴を有するものである。

〔発明の構成〕

次に、この発明を、図面を参照しながら説明する。第１
図は、この発明の一実施態様を示す工程図である。第１
図に示すように、回転キルン炉からなるごみ焼却炉１の
入口には、ごみ供給用ホッノぐ９の排出口が臨んでお９
、ごみ焼却炉１の出口には後燃焼室１０が設けられてい
る。

後燃焼室１０の排ガス出側には排ガスがィラ１１が設け
られておシ、排ガスボイラ１１と煙突３とを接続する導
管５の途中には、エコノマイザ−８、電気集塵機２およ
び排風機４がこの順序で設けられている。排ガスボイラ
１１は、隔壁１２によって主煙道１３と副煙道１４とに
区画されておシ、主煙道１３および副煙道１４の各々の
上部には、制御弁１５が設けられている。ｌｌａは排ガ
スがイラ１１のドラムである。

排ガスボイラ１１の主煙道１３の途中に、主煙道１３を
通る高温排ガスを抽気するための支管１６が設けられて
おり、支管１６は、エコノマイザ−８と電気集塵機２と
の間の導管５から分岐してごみ焼却炉１の入側に至る分
岐管６に接続されている。分岐管６の支管１６との接続
部より下流側には、別の電気集塵機１７、バルブ１８お
よび排ガス再循環ファン７が設けられている。１９は支
管１６の途中に設けられたバルブ、２０は分岐管６の支
管１６との接続部より上流側に設けられた・ぐルブ、２
１はごみ焼却炉１に燃焼用空気を送シ込むだめの送風機
である。

ごみ供給用ホラ・ぞ９からごみ燃焼炉１内に供給された
ごみは、分岐管６を通って送りこまれた排ガスによって
乾燥および昇温され且つガス化して燃焼し、更に後燃焼
室１０内において後燃焼した上、灰となって排出される
。

後燃焼室１０から排出された排ガスは、排ガスボイラ１
１に導かれ、その主煙道１３および副煙道１４を通シ排
ガスボイラ１１から導管５に排出され、導管５の途中に
設けられたエコノマイザ−８および電気集塵機２を経て
煙突３から大気中に放散される。

排ガスボイラ１１の主煙道１３を通る例えば３６０°Ｃ
の高温の排ガスの一部は、支管１６によって主煙道１３
中から抽気され、別の電気集塵機１７によって集塵され
、排ガス再循環ファン７で昇圧された上、分岐管６を通
ってごみ焼却炉１０入側に例えば３５０°Ｃの高温で戻
される。

このとき、必要に応じて集塵機２の入側の導管５を通る
例えば２５０℃の比較的低温の排ガスを分岐管６に導い
て、支管１６によって主煙道１３から抽気された高温の
排ガスに混合することによシ、ごみ焼却炉１内に吹き込
まれる排ガスの温度を調整することができる。なお、分
岐管６の途中に設けられた別の電気集塵機１７はマルチ
サイクロンであってもよい。

この発明は、上述のように構成されているので、ごみ焼
却炉１で発生する排ガスの一部を高温状態でごみ焼却炉
１内に戻すことができ、従って、ごみ焼却炉１内に供給
されたごみの乾燥、昇温、ガス化を促進することができ
る。

〔発明の効果〕

以上述べたように、この発明によれば、ごみ焼却炉内に
供給されたごみの乾燥、昇温およびガス化が、循環する
高温の排ガスによって促進され、ごみ焼却炉内でのガス
化反応や燃焼反応の制御が容易となり、ごみの燃焼を長
期間にわたって安定して行なうことができ、エコノマイ
ザーは、排ガスボイラの直後に設置できるからその維持
管理上に問題の生ずることがない等、多くの工業上優れ
た効果がもたらされる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施態様を示す工程図、第２図乃
至第５図は従来の方法を示す工程図である。図面におい
て、１・・ごみ焼却炉　　２・・・電気集塵機３・・・煙突
　　　　　４・・・排風機５・・・導管　　　　　６・
・・分岐管７・・・排ガス再循環ファン８・・・エコノマイザ−９・・・ホツノや↓０・・・後
燃焼室　　１１・・・排ガスボイラ１２・・・隔壁　　
　　１３・・・主煙道１４・・・副煙道　　　１５・・
制御弁１６・・・支管　　　　１７・・・別の電気集塵
機１８．１９．２０・・・バルブ２１・・・送風機

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ごみ焼却炉においてごみを焼却する際に発生し、
排ガスボイラおよび集塵機を経て排出される排ガスの一
部を、前記ごみ焼却炉内のごみの乾燥、昇温、ガス化等
の促進のために、前記ごみ焼却炉内に戻す、ごみ焼却炉
における排ガスの循環方法において、前記排ガスボイラを通る高温の排ガスの一部を、前記排
ガスボイラの途中から直接抽気し、別に設けた集塵機を
経て前記ごみ焼却炉内に戻すことを特徴とする、ごみ焼
却炉における排ガスの循環方法。
（２）前記排ガスボイラの途中から直接抽気された前記
高温の排ガスに、前記排ガスボイラから排出された低温
の排ガスの一部を混合してその温度を調整し、前記ごみ
焼却炉内に戻すことを特徴とする、特許請求の範囲第（
１）項に記載のごみ焼却炉における排ガスの循環方法。