JPH0766007B2 - ステッピングモータ駆動装置 - Google Patents

ステッピングモータ駆動装置

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JPH0766007B2
JPH0766007B2 JP61093300A JP9330086A JPH0766007B2 JP H0766007 B2 JPH0766007 B2 JP H0766007B2 JP 61093300 A JP61093300 A JP 61093300A JP 9330086 A JP9330086 A JP 9330086A JP H0766007 B2 JPH0766007 B2 JP H0766007B2
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裕己 柴田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ステッピングモータの回転位置ずれを修正す
る機能を備えたステッピングモータ駆動装置に関するも
のである。
〔従来の技術〕
従来より、車両等においては、ハンドル操舵に連動させ
て、例えばステッピングモータを駆動し、前照灯の照射
方向を可変するようにしている。
すなわち、直進操舵位置を起点とする時計方向および反
時計方向へのハンドル操舵に応じ、ステッピングモータ
をその回転基準位置を中心として時計方向および反時計
方向へ回転させ、前照灯の照射方向を可変する最終出力
軸(ステッピングモータの回転軸を最終出力軸とする場
合もある)をその回転中心位置を中心として時計方向お
よび反時計方向へ90゜未満の範囲で制御するようにして
いる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このようなステッピングモータ駆動装置
によると、その回転位置制御をオープンループでできる
ため構成が簡単であるという利点はあるが、電気雑音や
断電等でステッピングモータがミスステップを起こした
ような場合は、その回転位置ずれを修正できないという
問題があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、上
述したステッピングモータ駆動装置において、最終出力
軸の回転中心位置を中心とする時計方向への90゜未満の
回転移動範囲において、コモン端子と第1の出力端子と
を導通させるようにし、最終出力軸の回転中心位置を中
心とする反時計方向への90゜未満の回転移動範囲におい
て、コモン端子と第2の出力端子とを導通させるように
し、回転体(例えば、ハンドル)がセンタ位置へ戻され
た場合、第1の出力端子および第2の出力端子(回転方
向検出器の第1の出力端子および第2の出力端子)に生
じている検出々力に基づき、ステッピングモータをその
回転基準位置に強制的に戻すようにしたものである。
〔作用〕
したがってこの発明によれば、回転体がセンタ位置に戻
されると、回転方向検出器の第1の出力端子および第2
の出力端子に生じている検出々力に基づき、ステッピン
グモータがその回転基準位置に強制的に戻される。
〔実施例〕
以下、本発明に係るステッピングモータ駆動装置を詳細
に説明する。第1図は、このステッピングモータ駆動装
置に用いる回転方向検出器の一実施例を示す概略構成図
である。同図において、1は絶縁部材よりなる回転円
板、2aおよび2bはこの回転円板1の上面部に形成された
半円帯状の導体パターンである。導体パターン2aおよび
2bは、所定寸法hの間隔を隔ててその周端縁部を向い合
わせて形成されており、その導体パターン2aおよび2bの
O点を中心とする回転軌跡上には摺動接点3,4および5
が圧接保持されている。すなわち、摺動接点4および5
が摺動接点3を基準とする両側略90゜の回転角度位置に
構成されており、回転円板1のO点を中心とする図示左
右方向への回転によつて、導体パターン2aおよび2bが固
設された摺動接点3,4および5に摺接しながら回転する
ようになつている。そして、摺動接点3が接地されて、
コモン端子を構成しており、摺動接点4および5が抵抗
R1およびR2を介して高電位電源に接続され、摺動接点4
と抵抗R1との接続点に第1の出力端子6が、摺動接点5
と抵抗R2との接続点に第2の出力端子7が構成されてい
る。
次に、このように構成された回転方向検出器を用いた回
転方向検出方法について説明する。すなわち、この回転
方向検出器の回転円板1をステッピングモータの出力軸
にO点を中心として回転するように固定する。つまり、
ステッピングモータの出力軸の時計方向および反時計方
向への回転基準位置(回転中心)において摺動接点3が
図示状態の如く導体パターン2aと2bとの対向スリツト部
8内に部位するように固定する。したがつて、ステツピ
ングモータの出力軸が回転中心にあるとき、回転方向検
出器の摺動接点4および5が摺動接点3に対して非導通
となり、出力端子6および7の電圧レベルが共に「H」
レベルとなる。
しかして、このような状態から、ステツピングモータを
時計方向へ回転すると、これに伴つて回転円板1がO点
を中心として右回転し、摺動接点3が導体パターン2bに
摺接し始め、この導体パターン2bを導通路として摺動接
点4と摺動接点3とが導通状態となる。したがつて、出
力端子6の電圧レベルが「L」レベルに反転する。この
時、もう一方の出力端子7の電圧レベルは、導体パター
ン2aの周端縁部が摺動接点3に対して遠ざかる方向へ移
動するので、「H」レベルを保持する。一方、ステツピ
ングモータが回転中心を基準として反時計方向へ回転
し、回転円板1が左回転すると、摺動接点3が導体パタ
ーン2aに摺接し始め、この導体パターン2aを導通路とし
て摺動接点5と摺動接点3とが導通状態となる。したが
つて、出力端子7の電圧レベルが「L」レベルに反転す
る。この時、出力端子6の電圧レベルは、導体パターン
2bの周端縁部が摺動接点3に対して遠ざかる方向へ移動
するので、「H」レベルを保持する。
第1表は、このようにして得られる検出信号の真理値表
であり、ROUTは出力端子6を介して得られる電圧信号
を、LOUTは出力端子7を介して得られる電圧信号を示
し、ステツピングモータの回転状態に対応づけてその信
号レベルを示している。つまり、出力端子6および7を
介して得られる電圧信号レベルの組み合わせに基づい
て、ステツピングモータの回転中心を基準とする回転移
動位置を認識することができる。尚、この回転方向検出
器は、回転円板1の回転中心を基準とする右方向および
左方向への90゜未満の回転範囲においてのみ、すなわち
ステッピングモータの出力軸の回転基準位置を中心とす
る右方向および左方向への90゜未満の回転範囲において
のみ、その方向検出が可能である。
第2図は、ハンドル操舵に連動して車輌における前照灯
の照射方向を可変するコーナリングランプシステムの概
略構成図であり、前記回転方向検出器を用いてステツピ
ングモータの回転位置ずれの修正を行うように構成した
ものである。同図において、9は第1図に示した回転方
向検出器の出力端子6および7より送出される電圧信号
ROUTおよびLOUTを入力とするデコーダであり、電圧信号
ROUTおよびLOUTが「L」および「H」のときその出力端
子9aが「H」レベルとなり、「H」および「L」のとき
その出力端子9bが「H」レベルとなり、共に「H」のと
きその出力端子9cが「H」レベルとなるようになつてい
る。デコーダ9の出力端子9aおよび9bより送出される信
号は、アンドゲート10aおよび10bの一端に入力されるよ
うになつており、アンドゲート10aおよび10bの他端には
入力端子11aを介してアジヤスト(ADJUST)信号が入力
されるようになつている。このアジヤスト信号は、図示
せぬハンドルが直進操舵状態にあるとき「H」レベルと
なる信号で、3入力アンドゲート10fの一端およびイン
バータ12aを介してアンドゲート10c,10dおよび10eの一
端へも入力されるようになつている。アンドゲート10f
の残る2入力の一方には、発振器13を介して基準クロツ
ク信号が入力されるようになつており、その他方にはイ
ンバータ12bを介してデコーダ9の出力端子9cより送出
される信号が入力されるようになつている。さらに、ア
ンドゲート10cの他端には入力端子11bを介して操舵方向
信号(以下、R/L信号と呼ぶ)が入力されるようになつ
ており、このR/L信号はインバータ12cを介してアンドゲ
ート10dの他端へも入力されるようになつている。端子1
1bを介して入力されるR/L信号は、ハンドルの操舵方向
に応じて「H」レベルあるいは「L」レベルとなる信号
であり、本実施例においてはハンドルを右回転させたと
き「L」レベルとなり、左回転させたとき「H」レベル
となるようになつている。また、アンドゲート10eの他
端には、入力端子11cを介してそのハンドルの操舵量に
応じた数の矩形波状電気信号(以下、コントロール信号
と呼ぶ)が入力されるようになつており、アンドゲート
10eおよび10fの出力がオアゲート14aを介してステツピ
ングモータ駆動回路15の制御入力端子15aに入力される
ようになつている。また、アンドゲート10aおよび10cの
出力はオアゲート14bを介して、ステツピングモータ駆
動回路15のモード信号入力端子15bに入力されるように
なつており、アンドゲート10bおよび10dの出力はオアゲ
ート14cを介してステツピングモータ駆動回路15のモー
ド信号入力端子15cに入力されるようになつている。16
は4相のステツピングモータであり、このステツピング
モータの回転力によつて図示せぬ前照灯の照射方向が可
変するように構成されている。すなわち、このステツピ
ングモータ16のコイルL1〜L4にL1−L2−L3−L4の順序で
電源を供給することにより、該モータの出力端(図示せ
ず)が時計方向に回転し前照灯の照射方向を運転席側よ
りみて右方向へ可変するようになつており、L4−L2−L3
−L1の順序で電源を供給することにより、その出力軸が
反時計方向に回転し前照灯の照射方向を左方向へ可変す
るようになつている。そして、このステツピングモータ
16の時計方向および反時計方向への回転に伴つて、前照
灯の照射方向を可変する最終出力軸(本実施例では、ス
テッピングモータ16の回転軸)の回転中心位置を中心と
する時計方向および反時計方向へ90゜未満の範囲で、第
1図に示した回転方向検出器の回転円板1が右回転およ
び左回転するようになつている。そして、ステツピング
モータ16の各コイルへの電源の供給方向および量が、イ
ンバータ17a〜17dを介して接続されたステツピングモー
タ駆動回路15によつて制御されるようになつている。す
なわち、ステツピングモータ駆動回路15は、オアゲート
14bを介してモード信号入力端子15bに「H」レベルの信
号が入力されている間にあつては、ステツピングモータ
16のコイルL1〜L4にL4−L3−L2−L1の順序で電源の供給
を行い、オアゲート14cを介してモード信号入力端子15c
に「H」レベルの信号が入力されている間にあつては、
ステツピングモータ16のコイルL1〜L4にL1−L2−L3−L4
の順序で電源の供給を行うようになつており、その電源
の供給量がオアゲート14aを介して制御入力端子15aに入
力される信号のパルス数により決定されるようになつて
いる。尚、ステツピングモータ16のコイルL1〜L4の他端
は高電位電源に接続されている。
次に、このように構成されたコーナリングランプシステ
ムの動作について説明する。すなわち、今、ハンドルが
直進操舵状態にあり、第1図に示した回転方向検出器が
図示状態の如くその回転中心に位置し、前照灯の照射方
向が真正面を向いているものとする。この時、端子11a
を介して入力されるアジヤスト信号は第3図(d)に示
すようにそのハンドルの直進操舵位置(以下、この位置
をハンドルセンタと呼ぶ)において、「H」レベルとな
つている。また、この時回転方向検出器の出力端子6お
よび7より送出される電圧信号ROUTおよびLOUTは共に
「H」レベルであり、したがつてデコーダ9はその出力
端子9cのみが「H」レベル状態にある(第3図
(c))。したがつて、アンドゲート10a〜10fのゲート
が全て閉じた状態にあり、オアゲート14a〜14cの出力レ
ベルが「L」レベル状態にある。
このような状態から、ハンドルを例えば左回転すると、
端子11bを介して入力されるR/L信号が「H」レベルとな
り(第3図(e))、続いてアジヤスト信号が「L」レ
ベルとなる(第3図(d)のa点)。これにより、アン
ドゲート10cの2入力が共に「H」レベルとなり、オア
ゲート14bを介してステツピングモータ駆動回路15のモ
ード信号入力端子15bに「H」レベルの信号が入力され
るようになる。(第3図(g))。また、アジヤスト信
号が「L」レベルとなると、インバータ12aを介してア
ンドゲート10eへ入力される信号が「H」レベルとな
り、端子11cを介して入力されるコントロール信号(第
3図(f))がアンドゲート10eを通過し、オアゲート1
4aを介してステツピングモータ駆動回路15の制御入力端
子15aに入力されるようになる。したがつて、ステツピ
ングモータ駆動回路15は、制御入力端子15aに入力され
るコントロール信号のパルス数に応じた量だけステツピ
ングモータ16のコイルL1〜L4にL4−L3−L2−L1の順序で
電源の供給を行い、これにより前照灯の照射方向がハン
ドルの回転方向と同方向、即ち左方向へ回転移動する。
そして、この前照灯の照射方向の左方向への回転移動に
伴い、回転方向検出器の回転円板1が左回転し、出力端
子7より送出される電圧信号LOUTが「L」レベルとな
る。このとき出力端子6の送出する電圧信号ROUT
「H」レベルを保持し、したがつてデコーダ9の出力端
子9cのレベルが「L」となり、出力端子9bのレベルが
「H」となる(第3図(b))。
一方、ハンドルセンタを中心としてハンドルを右回転し
た場合には、端子11bを介して入力されるR/L信号が
「L」レベルとなり、続いてアジヤスト信号が「L」レ
ベルとなる(第3図(d)のb点)。これにより、アン
ドゲート10dの2入力が共に「H」レベルとなり、オア
ゲート14cを介してステツピングモータ駆動回路15のモ
ード信号入力端子15cに「H」レベルの信号が入力され
るようになる(第3図(h))。また、アジヤスト信号
が「L」レベルとなることにより、端子11cを介して入
力されるコントロール信号がアンドゲート10eを通過
し、オアゲート14aを介してステツピングモータ駆動回
路15の制御入力端子15aに入力されるようになる。した
がつて、ステツピングモータ駆動回路15は、制御入力端
子15aに入力されるコントロール信号のパルス数に応じ
た量だけステツピングモータ16のコイルL1〜L4にL1−L2
−L3−L4の順序で電源の供給を行い、これにより前照灯
の照射方法がハンドルの回転方向と同方向、即ち右方向
へ回転移動する。そして、この前照灯の照射方向の左方
向への回転移動に伴い、回転方向検出器の回転円板1が
右回転し、出力端子6より送出される電圧信号ROUT
「L」レベルとなる。このとき、出力端子7の送出する
電圧信号LOUTは「H」レベルを保持し、したがつてデコ
ーダ9の出力端子9cのレベルが「L」となり、出力端子
9aのレベルが「H」となる(第3図(a))。
尚、上述の動作はハンドセンタを中心としてハンドルを
右回転および左回転したときの動作について説明した
が、右回転した後からの左回転、あるいは左回転した後
からの右回転の場合であつても、前照灯の照射方向はハ
ンドル操舵に連動して可変することは言うまでもない。
すなわち、ハンドルを右回転した後から左回転すると、
端子11bを介して入力されるR/L信号が「L」レベルから
「H」レベルに反転し、アンドゲート10dのゲートが閉
じると共にアンドゲート10cのゲートが開く。したがつ
て、オアゲート14cを介するモード信号入力端子15cへの
入力信号が「L」レベルに反転し、モード信号入力端子
15bへ「H」レベルの信号が入力されるようになる。こ
れにより、ステツピングモータ駆動回路15は、制御入力
端子15aに入力されるコントロール信号のパルス数に応
じた量だけステツピングモータ16のコイルL1〜L4にL4
L3−L2−L1の順序で電源の供給を行い、ステツピングモ
ータ16の出力軸が反時計方向に回転し、前照灯の照射方
向がハンドルの回転方向と同方向、即ち左方向へ回転移
動する。ハンドルを左回転した後から右回転した場合で
も同様にして、今度は端子11bを介して入力されるR/L信
号が「H」レベルから「L」レベルに反転し、アンドゲ
ート10cのゲートが閉じると共にアンドゲート10dのゲー
トが開く。したがつて、ステツピングモータ駆動回路15
は、ステツピングモータ16のコイルL1〜L4にL1−L2−L3
−L4の順序で電源の供給を行い、ステツピングモータ16
の出力軸を時計方向に回転させ、前照灯の照射方向を右
方向へと回転移動させる。
ところで、このような動作を行うコーナリングランプシ
ステムにおいては、ステツピングモータ16がその電気雑
音や断電等でミスステツプを起こす虞れがあり得、この
ようなミスステツプが起こると、ハンドルをそのハンド
ルセンタ位置に戻したとき、前照灯の照射方向が真正面
に合致しないという不具合が生じてしまう。しかし、本
実施例においては、ステツピングモータ16がミスステツ
プを起こして回転位置ずれが生じたとしても、その回転
位置ずれがハンドルセンタ位置において自動的に修正さ
れるような構成となつている。以下、その修正動作につ
いて説明する。
すなわち、今ステツピングモータ16がミスステツプを起
こし、ハンドルを左回転しながらハンドルセンタ位置に
戻した時、前照灯の照射方向が真正面に合致せず、右方
向に若干ずれ込んだ状態にあるものとする。この時、ス
テツピングモータ16の出力軸はその回転中心よりも若干
時計方向へずれた回転角度位置に部位し、これに伴つて
回転方向検出器の回転円板1も第1図に示したような回
転中心に対して若干右方向へずれた回転角度位置に部位
する。つまり、この時回転方向検出器の出力端子6およ
び7の送出する電圧信号ROUTおよびLOUTは、「L」およ
び「H」レベル状態にあり、ステツピングモータ16の回
転中心がまだ時計方向に部位していることが検出され
る。したがつて、デコーダ9はハンドルがハンドルセン
タ位置に戻つた以降も、その出力端子9aより「H」レベ
ルの信号を送出し続ける。一方、ハンドルがハンドルセ
ンタ位置に戻ると、端子11aを介して入力されるアジヤ
スト信号が「H」レベルとなり、アンドゲート10cのゲ
ートが閉じると共にアンドゲート10aのゲートが開き、
ステツピングモータ駆動回路15のモード信号入力端子15
bに引き続き「H」レベルの信号が入力される。また、
アジヤスト信号が「H」レベルとなると、アンドゲート
10eのゲートが閉じ、端子11cを介するコントロール信号
の通過が阻止されるが、この時デコーダ9の出力端子9c
のレベルが「L」レベルであることにより、アンドゲー
ト10fのゲートが開き、このアンドゲート10fを発振器13
の送出する基準クロツク信号が通過して、オアゲート14
aを介してステツピングモータ駆動回路15の制御入力端
子15aに入力される。したがつて、ステツピングモータ
駆動回路15は、発振器13を介して入力される基準クロツ
ク信号と、モード信号入力端子15bを介して入力される
「H」レベルの信号とによつて、ステツピングモータ16
のコイルL1〜L4にL4−L3−L2−L1の順序で電源の供給を
引き続き行い、ステツピングモータ16の出力軸を反時計
方向にさらに回転させ、前照灯の照射方向を左方向へ回
転移動させる。このステツピングモータ16の反時計方向
への回転に伴つて、回転方向検出器の回転円板1も左回
転し、やがて摺動接点3が導体パターン2bより離れ、第
1図に示した回転中心位置に部位するようになる。この
時、デコーダ9に入力される電圧信号ROUTおよびLOUT
共に「H」レベルとなり、その出力端子9cのレベルが
「H」となる。これによつて、アンドゲート10fのゲー
トが閉じ、発振器13の送出する基準クロツク信号の通過
が阻止される。したがつて、この時点でステツピングモ
ータ16への電源の供給が遮断され、前照灯の照射方向が
真正面を向いて停止する。つまり、ステツピングモータ
16がミスステツプを起こしたとしても、ハンドルがハン
ドルセンタ位置に戻されると、ステッピングモータ16が
その回転基準位置に強制的に戻されるものとなり、その
回転位置ずれがハンドセンタ位置において自動的に修正
されるようになる。また、ハンドルを左回転しながらハ
ンドルセンタ位置に戻した時、前照灯の照射方向が真正
面に合致せず、左方向にずれた場合にあつては、デコー
ダ9に入力される電圧信号ROUTおよびLOUTが「H」およ
び「L」となり、その出力端子9bが「H」レベルとなつ
て、オアゲート14cを介してステツピングモータ駆動回
路15のモード信号入力端子15cに「H」レベルの信号が
入力される。したがつて、ステツピングモータ16のコイ
ルL1〜L4にはL1−L2−L3−L4の順序で電源が供給され、
その出力軸が時計方向に回転し、前照灯の照射方向を真
正面に向くまで移動させる。
尚、上述した動作はハンドルを左回転しながらハンドル
センタ位置に戻した場合について説明したが、ハンドル
を右回転しながらハンドルセンタ位置に戻した場合にあ
つても、同様にしてステツピングモータ16の回転位置ず
れがハンドルセンタ位置において自動的に修正されるこ
とは言うまでもない。
また、本実施例においては、車輌におけるコーナリング
ランプシステムに適用した例について説明したが、他の
システムに適用してもよいことは言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によると、回転体がセンタ位
置に戻されると、回転方向検出器の第1の出力端子およ
び第2の出力端子に生じている検出々力に基づき、ステ
ッピングモータがその回転基準位置に強制的に戻される
ものとなり、ステッピングモータのミスステップによる
回転位置ずれが、回転体のセンタ位置において自動的に
修正されるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るステッピングモータ駆動装置に用
いる回転方向検出器の一実施例を示す概略構成図、第2
図はこの回転方向検出器を用いてそのステツピングモー
タの回転位置ずれを修正するように構成したコーナリン
グランプシステムの概略構成図、第3図はこのコーナリ
ングランプシステムの動作を説明するタイムチヤートで
ある。 1……回転円板、2a,2b……導体パターン、3,4,5……摺
動接点、6,7……出力端子、8……対向スリツト部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】センタ位置を起点とする回転体の時計方向
    および反時計方向への回転操作に応じ、ステッピングモ
    ータをその回転基準位置を中心として時計方向および反
    時計方向へ回転させ、最終出力軸をその回転中心位置を
    中心として時計方向および反時計方向へ90゜未満の範囲
    で制御するステッピングモータ駆動装置において、 前記最終出力軸の回転中心位置を中心とする時計方向へ
    の90゜未満の回転移動範囲においてコモン端子と導通す
    る第1の出力端子と、前記最終出力軸の回転中心位置を
    中心とする反時計方向への90゜未満の回転移動範囲にお
    いて前記コモン端子と導通する第2の出力端子とを具備
    してなる回転方向検出器と、 前記回転体がセンタ位置へ戻された場合、前記回転方向
    検出器の第1の出力端子および第2の出力端子に生じて
    いる検出々力に基づき、前記ステッピングモータをその
    回転基準位置に強制的に戻す強制回転手段と を備えたことを特徴とするステッピングモータ駆動装
    置。
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