JPH076582A - レベル検知回路及びこれを使用した昇圧電源発生回路 - Google Patents

レベル検知回路及びこれを使用した昇圧電源発生回路

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JPH076582A
JPH076582A JP5280918A JP28091893A JPH076582A JP H076582 A JPH076582 A JP H076582A JP 5280918 A JP5280918 A JP 5280918A JP 28091893 A JP28091893 A JP 28091893A JP H076582 A JPH076582 A JP H076582A
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誠 小島
Tatsumi Sumi
辰己 角
Akinori Shibayama
晃徳 柴山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基準レベルの電位を変動させない昇圧電源の
レベル検知回路を実現する。 【構成】 基準電位発生部121は、第1の電源124
からPMOSトランジスタ161のしきい値電圧分だけ
低い基準電位129を発生する。レベル検知部122
は、ダイオード型のNMOSトランジスタ128と、前
記基準電位129をゲートに入力したPMOSトランジ
スタ170とを有する。昇圧電源120が第1の電源1
24よりNMOSトランジスタ28のしきい値電圧だけ
高くなったときにのみ昇圧電源120と接地電源125
間に電流が流れ、出力132がHレベルになる。この
時、昇圧電源120からの電流は第1の電源124には
流れない。従って、基準電位のレベルを上昇させずに昇
圧レベルの検知が可能であり、基準電位のレベルの上昇
に起因するチップの誤動作がなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、昇圧電源発生回路にお
けるレベル検知回路及び電位制限回路、並びにこれ等の
うち何れかを使用する昇圧電源発生回路に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、ダイナミックRAM(以下DRA
Mと略す)は3年で4倍のペースで大容量化の道を進ん
できている。この大容量化により、DRAMは各世代間
で(例えば、1Mbitから4Mbit)チップの面積
が1.5倍ずつ増加している。このチップ面積の増加は
DRAMのアクセスタイムの高速化に対してマイナスの
要因となっている。このDRAMの高速化を実現する技
術の1つとして常時昇圧方式という技術が最近開発され
ている(参考文献、P.Gillingham etal.,"High-Speed,H
igh-Reliability Circuit Design for Megabit DRAM" I
EEEJ.Solid-State Circuits,vol.26,no.8,pp1171-1175,
August 1991)。
【0003】常時昇圧方式は高速化の為の技術である
が、従来の昇圧方式と同様、ワード線のレベルを昇圧レ
ベルにすることによりポーズタイムの延長、センス時の
動作マージンの拡大などについても効果がある非常に有
効な技術である。
【0004】以下図面を参照しながら、従来のレベル検
知回路の一例について説明する。図14は従来のレベル
検知回路の回路図を示すものである。図14において、
1は昇圧電源である。2はレベル検知回路の出力信号で
ある。3は第1の電源、4、6はPMOSトランジス
タ、5、7はNMOSトランジスタである。8はレベル
検知部、9は増幅部である。
【0005】本回路はレベル検知回路であり、PMOS
トランジスタ4で作られている電流源と、昇圧電源1を
ゲートに入力し第1の電源3をソースに接続しているN
MOSトランジスタ5で構成されているレベル検知部8
と、レベル検知部8の出力をゲートに入力し昇圧電源1
をソースに接続しているPMOSトランジスタ6と、第
1の電源3をゲートに入力し接地電位をソースに接続し
ているNMOSトランジスタ7で構成されている増幅回
路部9とからなる。レベル検知部8の検知レベルは、N
MOSトランジスタ5のしきい値電圧をVtnとして、
『第1の電源の電位+Vtn』である。
【0006】以上のように構成されたレベル検知回路に
ついて、以下その動作を説明する。まず昇圧電源1の電
位が検知レベルよりも低い時、本回路のレベル検知部8
はPMOSトランジスタ4、6をOFFさせるレベルを
出力する。これにより増幅回路部9の出力、すなはちレ
ベル検知回路の出力信号2はLレベルとなる。このLレ
ベルが昇圧電源1の電位が検知レベルより低いことを示
す。
【0007】また昇圧電源1の電位が検知レベルよりも
高い時には、上記の動作とは逆に本回路の出力がHレベ
ルになる。そして、このHレベルが昇圧電源1の電位が
検知レベルより高いことを示す。この時レベル検知部に
はNMOSトランジスタ5がONすることから電流が流
れ、第1の電源3には昇圧電源1から電荷が流れ込む。
【0008】第1の電源3に電荷が流れ込むことはチッ
プの外部から第1の電源3が与えられている場合には問
題がない。しかし第1の電源3をチップ内部で発生させ
ている場合には問題が生ずる。
【0009】一般的な内部電源発生回路の回路図を図1
5に示す。同図において、10は内部電源ノード、11
は基準電位発生回路、12は比較回路、13は外部から
供給される電源、14は内部電源ノード10に外部の電
源から電荷を供給するためのPMOSトランジスタであ
る。図15を見ればわかるように、内部電源ノード10
は外部電源13からの電荷供給のパスはあるが、電荷を
引き抜くパスが存在しない(引き抜くパスを設けるとこ
の回路では利得が大きくなり過ぎて発振を起こす恐れが
ある)。すなわち、内部電源ノード10のレベルが上昇
してもそれを補償する手段を内部電源発生回路自身が有
していないため、内部電源ノード10に接続されている
チップ内の回路が動作することでしか内部電源ノード1
0の電荷を引き抜くことができない。チップの待機時に
は動作する回路が少ないため、内部電源ノード10のレ
ベルが上昇した場合にはそのままの状態でレベルが保持
されることになる。
【0010】従って図14に示す従来のレベル検知回路
の基準電位として内部電源を用いた場合、昇圧電源1か
ら内部電源(第1の電源3)に電荷が流れ込んでしま
う、特に待機時には内部電源のレベルが高い値まで上昇
するためチップの信頼性の面での特性が悪化する。また
待機状態から動作状態にチップの状態が遷移した場合で
も高い値まで上昇した内部電源のレベルが急には定常状
態には戻れないために内部電源を基準としている回路が
誤動作を起こすという問題点が生ずる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成で
は、基準電位を与える電源に電荷が流れ込んでしまうの
で内部電源を基準電位の電源にすると内部電源のレベル
が上昇してしまい、チップが誤動作を起こすという問題
点を有していた。
【0012】本発明は上記問題点に鑑み、基準電位のレ
ベルを変動させない昇圧電源のレベル検知回路を提供す
るものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1記載の発明のレベル検知回路は、第1の
NMOSトランジスタで作られている電流源と、基準電
位をゲートに入力し昇圧電源をソースに接続している第
1のPMOSトランジスタで構成されているレベル検知
部と、前記レベル検知部の出力をゲートに入力しソース
を接地電位に接続している第2のNMOSトランジスタ
と、接地電位をゲートに入力し電源をソースに接続して
いる第2のPMOSトランジスタで構成されている増幅
回路部とを備えた構成である。
【0014】また、請求項8記載の発明のレベル検知回
路は、基準電位発生部と、レベル検知部と、増幅部とか
ら構成されていて、前記基準電位部は、第1の電源から
PMOSトランジスタのしきい値電圧分だけ低い基準電
位を発生し、前記レベル検知部は、ダイオード型の第1
のNMOSトランジスタと、前記基準電位をゲートに入
力した第1のPMOSトランジスタと、電流源もしくは
抵抗とを有し、これ等が第2の電源と接地電源の間に直
列に接続され、前記第1のPMOSトランジスタと前記
電流源もしくは抵抗との間から出力が取り出され、前記
第2の電源が前記第1の電源より前記第1のNMOSト
ランジスタのしきい値電圧だけ高くなったときにのみ前
記第2の電源と前記接地電源の間に電流を流し、前記増
幅部は、前記レベル検知部の出力を増幅して出力する構
成としている。
【0015】更に、請求項14記載の発明では、昇圧電
源発生回路として、前記請求項8記載のレベル検知回路
を備えるとともに、電位制限回路と、待機時用の昇圧ポ
ンプ回路と、動作時用の昇圧ポンプ回路とを備え、前記
レベル検知回路は前記待機時用の昇圧ポンプ回路を制御
し、前記電位制限回路は前記動作時用の昇圧ポンプ回路
の動作時に用いる構成としている。
【0016】加えて、請求項15記載の発明では、前記
請求項14記載の発明の電位制限回路を特定し、この電
位制限回路は、レベルシフト部と、電荷引き抜き部とか
ら構成され、前記レベルシフト部は、入力された信号の
電圧レベルを、第1の電源の電圧レベルから第2の電源
の電圧レベルに変換して出力し、前記電荷引き抜き部
は、前記レベルシフト部の出力がゲートに接続された第
4のNMOSトランジスタを有し、この第4のNMOS
トランジスタは、前記第2の電源と第1の電源との間に
設けられて、前記レベルシフト部の出力に応じて前記第
2の電源と第1の電源との間の導通を制御し、前記第1
の電源の電圧レベルが前記第2の電源の電圧レベルより
前記第4のNMOSトランジスタのしきい値電圧分以上
低いとき、導通しない構成のものである構成としてい
る。
【0017】
【作用】上記した構成によって、請求項1及び請求項8
記載の発明では、従来のレベル検知回路と同様にレベル
検知部において昇圧電源から電流が流れるものの、本発
明によるレベル検知回路は基準電位をゲートに入力して
いるだけであるので、基準電位に電荷が流れ込むことは
ない。従って従来のものと異なり基準電位のレベルを上
昇させることなく昇圧レベルの検知を行なうことができ
るので、基準電位のレベルが上昇することによるチップ
の誤動作がなくなる。
【0018】また、請求項14記載の発明では、動作時
には動作時用の昇圧電源発生用ポンプ回路が常時作動す
ると共に、その常時作動に起因して第2の電源の電圧レ
ベルが上がり過ぎるのを電位制限回路が第2の電源の余
分な電荷を引き抜いて防止するので、動作の比較的遅い
レベル検知回路を動作時に用いる場合に比して、動作時
での応答速度の速い昇圧電源発生回路が実現される。
【0019】更に、請求項15記載の発明では、電位制
限回路は、第2の電源(つまり昇圧電源)の電圧レベル
が、第1の電源の電圧レベルよりもメモリセルのしきい
値電圧分だけ高い値に設定されるので、第2の電源の電
圧レベル、即ちワード線の電圧レベルを最適な電圧レベ
ルに設定することができる。
【0020】
【実施例】(実施例1)図1は本発明の実施例における
レベル検知回路の回路図を示すものである。図1におい
て、20はレベル検知部、21は増幅部、22は昇圧電
源、23はレベル検知回路の出力信号である。24は第
1の電源、25は基準電位、26はレベル検知部20の
出力信号である。27、29はPMOSトランジスタ、
28、30はNMOSトランジスタである。
【0021】本回路はレベル検知回路であり、NMOS
トランジスタ28で作られている電流源と、基準電位2
5をゲートに入力し昇圧電源22をソースに接続してい
るPMOSトランジスタ27で構成されているレベル検
知部20と、レベル検知部20の出力26をゲートに入
力しソースを接地電位に接続しているNMOSトランジ
スタ30と、接地電位をゲートに入力し第1の電源24
をソースに接続しているPMOSトランジスタ29で構
成されている増幅回路部21とからなる。
【0022】以上のように構成されたレベル検知回路に
ついて、以下その動作を説明する。本回路は従来の発明
のレベル検知回路と同様にレベル検知部20、増幅部2
1の2段構成になっている。レベル検知部20の検知レ
ベルは『基準電位+|Vtp|』である。
【0023】まず、昇圧電源22の電位が検知レベルよ
りも低い時、本回路のレベル検知部20はNMOSトラ
ンジスタ28、30をOFFさせるレベルを出力する。
これにより増幅回路部21の出力、すなわちレベル検知
回路の出力信号23はHレベルとなる。このHレベルが
昇圧電源の22の電位が検知レベルより低いことを示
す。
【0024】また昇圧電源22の電位が検知レベルより
も高い時には、上記の動作とは逆に本回路の出力がLレ
ベルになる。そして、このLレベルが昇圧電源22の電
位が検知レベルより高いことを示す。この時レベル検知
部20にはPMOSトランジスタ27がONすることか
ら電流が流れ、昇圧電源22から接地電位に電荷が流れ
込む。
【0025】本発明によるレベル検知回路は、従来のレ
ベル検知回路と同様にレベル検知部20において昇圧電
源22から電流が流れる。しかし本発明によるレベル検
知回路20は基準電位25をゲートに入力しているだけ
であるので、基準電位25に電荷が流れ込むことはな
い。従って従来のものと異なり基準電位のレベルを上昇
させることなく昇圧レベルの検知を行なうことができる
ため基準電位のレベルが上昇することによるチップの誤
動作がなくなる。
【0026】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0027】図2は本発明の第2の実施例を示すレベル
検知回路の回路図である。
【0028】図2において、31はレベル検知部、32
は増幅部、33は昇圧電源、34はレベル検知回路の出
力信号である。35は第1の電源、36は基準電位、3
7はレベル検知部31の出力信号である。38、39、
41はPMOSトランジスタ、40、42はNMOSト
ランジスタである。
【0029】本実施例に示した回路は第1の実施例によ
る回路の検知レベルを高くしたものである。すなわち第
1の実施例のレベル検知部の昇圧電源側にPMOSトラ
ンジスタのダイオード38を追加してあり、検知レベル
を『基準電位36+2|Vtp|』にしている。PMO
Sトランジスタのダイオードをさらに直列に接続してい
くことにより、検知レベルを|Vtp|の刻みで高くす
ることが可能である。
【0030】なお、当然のことながら、PMOSトラン
ジスタのダイオードの代わりにNMOSトランジスタの
ダイオードを用いることも可能である。
【0031】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0032】図3は本発明の第3の実施例におけるレベ
ル検知回路の回路図である。
【0033】図3において、22は昇圧電源、23はレ
ベル検知回路の出力信号、24は第1の電源、25は基
準電位、26はレベル検知部の出力信号である。27、
29、45はPMOSトランジスタ、28、30、4
6、47、48はNMOSトランジスタ、43は第1の
実施例におけるレベル検知回路、44はヒステリシス回
路、49はインバータ、50はヒステリシス回路44の
出力である。
【0034】本実施例に示した回路は昇圧電源の変化に
対して検知回路の出力にヒステリシス特性を持たせたも
のである。本実施例においては第1の実施例によるレベ
ル検知回路の出力にヒステリシス回路を接続したもので
実現している。
【0035】レベル検知回路の出力にヒステリシス特性
をもたせるのは、レベル検知回路によって制御される昇
圧電源発生回路の間欠動作の周期を長くさせるためであ
る。例えば昇圧電源の電位が検知レベルより高く昇圧電
源発生回路が動作を行なっていない時、何かの原因で基
準電位25の値が一時的に上昇してまた元のレベルに戻
った場合に、レベル検知回路は昇圧電源の電位が低いと
判断して昇圧電源発生回路を動作させて基準電位25の
値が上昇した分、昇圧電源の電位を上昇させてしまう。
昇圧電源の電位は一度上昇するとなかなか下がらないた
め、昇圧電源を基準にしている回路が誤動作を起こして
しまう。
【0036】したがってレベル検知回路の出力にヒステ
リシス特性をもたせておけば、上記の誤動作は防止する
ことが可能である。
【0037】(実施例4)図4は本発明の第3の実施例
におけるレベル検知回路を昇圧電源発生回路に組み込ん
だ第4の実施例の回路図である。
【0038】図4において、22は昇圧電源、25は基
準電位、50はレベル検知部の出力信号、51は本発明
の第3の実施例におけるレベル検知回路である。52は
インバータ、53はNAND回路、54はNOR回路、
55は発振回路、56、57は発振回路55の相補出力
である。58はキャパシタ、59はチャージポンプ回
路、60は発信回路55の制御信号、61は第1の電
源、62はPMOSトランジスタ、63はNMOSトラ
ンジスタである。
【0039】図4の回路は昇圧電源22の電位をレベル
検知回路51で検知し、この結果を制御信号60のレベ
ル(HorL)に反映させて発振回路55の動作、非動
作を制御する。発振回路55が動作しない場合にはチャ
ージポンプ回路59が動作しないため、この昇圧電源発
生回路は動作がとまり、逆に発振回路55が動作する場
合には昇圧電源発生回路が動作するので昇圧電源22の
電位を上昇させていく。
【0040】本回路の動作波形を図5に示す。ノード番
号は図4の回路図のものである。図5に示す様に昇圧ノ
ードの動きにあわせて発振回路の制御信号であるノード
60のレベルが変化している。ノード60のレベルがH
レベルの時のみ発振回路55が動作し、相補出力56、
57を出して昇圧ノードの電位をあげていく。
【0041】(実施例5)図6は本発明の第5の実施例
におけるレベル検知回路の回路図である。
【0042】図6において、61はレベル検知部、62
は増幅部、63は第1の電源、64は昇圧電源、65は
基準電圧、66は制御クロック、67はレベル検知部6
1の出力信号、68はレベル検知回路の出力信号であ
る。69、72はPMOSトランジスタ、70、71、
73、74はNMOSトランジスタである。
【0043】本実施例に示した回路は第1の実施例によ
る回路に制御クロックを用いてon/offの制御を可
能にしたものである。すなわちレベル検知部61と増幅
部62の接地側にNMOSトランジスタ71、74を追
加してあり、制御クロック66のレベルがHの時だけ検
知回路が動作するようになっている。制御クロックに例
えば/RASの反転信号を用いた場合、/RASがLの
時、検知回路が動作する制御が可能になる。
【0044】(実施例6)図7は本発明の第6の実施例
におけるレベル検知回路を含む昇圧電源発生回路の回路
図である。
【0045】図7において、43、77はレベル検知回
路、24、63は第1の電源、22、64は昇圧電源、
25、65は基準電圧、66は制御クロック、23、6
8はレベル検知回路の出力信号である。75、76は昇
圧電源発生回路である。
【0046】本実施例に示した回路は図7に示すよう
に、待機時用(a)と動作時用(b)の2系統の回路で
構成されている。待機時用の昇圧電源発生回路(a)に
は待機時用のレベル検知回路43が接続されており、動
作時用の昇圧電源発生回路(b)には動作時用のレベル
検知回路77が接続されている。
【0047】DRAMは待機時と動作時の2つの消費電
流の規格があり、両方の消費電流とも少なくする必要が
ある。待機時には通常の論理回路等は動作せず、電流を
消費しているのは、本実施例に示すような電源の回路で
ある。従って待機時の消費電流を少なくするには電源回
路の消費電流を下げればよく、本実施例はこの点を解決
するものである。
【0048】待機時には電源回路は他の回路が殆ど動作
しないことから出力電圧のレベルを保持すればよく、電
源回路自身も間欠的に動作すればよく、またレスポンス
速度や電流供給能力もさほど要求されないためサイズを
絞って消費電流を下げることが可能になる。これに対し
て動作時には電源回路はレスポンス速度や電流供給能力
もを要求されるためサイズを絞って消費電流を下げるこ
とは不可能である。
【0049】従って本実施例では動作時用と待機時用の
2つのレベル検知回路を設け、動作時用のレベル検知回
路は待機時には動作しないように制御させている。つま
り図7(a)に示す待機時用のレベル検知回路43はサ
イズを絞って消費電流を下げ、(b)に示す動作時用の
レベル検知回路77は待機時に制御クロックを用いて動
作しないように制御している。DRAMの場合は/RA
SがLの時が動作時であるから、例えば本回路の制御信
号に/RASの反転信号を用いれば容易に上記の制御が
可能になる。
【0050】(実施例7)図8は本発明の第7の実施例
におけるレベル検知回路を含む昇圧電源発生回路の回路
図である。
【0051】図8において、43、79はレベル検知回
路、78はPMOSトランジスタである。図8(b)の
レベル検知回路79は図6に示した第5の実施例による
検知回路のレベル検知部61と昇圧電源64の間にPM
OSトランジスタ78をダイオード接続で挿入したもの
であり、図2に示したレベル検知回路のPMOSトラン
ジスタ38と同様の働きを有する。すなわち図8(b)
におけるPMOSトランジスタ78は動作時用のレベル
検知回路79の検知レベルを高くするために挿入されて
いる。これに対し図8(a)の待機時用のレベル検知回
路は検知レベルを高くあげていない。
【0052】従って本実施例に示す昇圧回路は、待機時
より動作時の方が高い昇圧電源を供給する。言い換える
と動作時より待機時の検知レベルが低く設定してあると
いうことである。これは待機時の昇圧回路の消費電流を
低減化するためである。すなわち動作時と待機時の検知
レベルが同レベルである場合、昇圧電源のレベルが下が
ったまま、動作状態から待機状態にチップの状態が変化
した時に待機時用の昇圧回路が動作して昇圧電源のレベ
ルを上げようとする。待機時用の昇圧回路は実施例6で
述べたようにレベルを保持することのみを目的として動
作するために消費電流を下げることが可能になってお
り、昇圧電源のレベルを上げる目的で動作させると待機
時の消費電流を増加させてしまう。
【0053】従って上記の様に動作時より待機時の検知
レベルを低く設定すれば、昇圧電源のレベルが下がった
まま、動作状態から待機状態にチップの状態が変化した
場合においても待機時の消費電流を増加させることはな
い。
【0054】この場合、逆に待機状態から動作状態にチ
ップの状態が変化した時に昇圧電源のレベルが低すぎる
とワード線のレベルが下がり、データ読みだしの不良が
起こってしまうという問題が生ずる。これに対しては待
機時と動作時の検知レベルの差を小さくすればよい。ま
た実チップ上での昇圧電源のノードは非常に大きな容量
を有しており、昇圧電源の電位の低下は非常に微小なも
のになるため待機時と動作時の検知レベルの差を小さく
しても問題は生じない。
【0055】本実施例では、待機時と動作時の検知レベ
ルの差を設けるためにPMOSトランジスタのしきい値
を用いているが、この構成を用いずとも同様の効果がえ
られるものならどんな構成でも構わない(例えばPMO
SとNMOSのしきい値の差を利用するなど)。
【0056】(実施例8)図9は本発明の実施例8にお
けるレベル検知回路の回路図を示すものである。図9に
おいて、120は昇圧電源(第2の電源)、121は基
準電位発生部、122はレベル検知部、123は増幅
部、124は第1の電源、125は接地電源である。ま
た、126はNMOSトランジスタ、127はPMOS
トランジスタ、128はNMOSトランジスタ(メモリ
セル)(請求項8にいう第1のNMOSトランジス
タ)、129は第1の基準電位、130はキャパシタ、
131はレベル検知部122の出力、132はレベル検
知回路の出力、133は第2の基準電位である。
【0057】本レベル検知回路は、基準電位発生部12
1と、レベル検知部122と、増幅部123との3つの
部分から構成されている。基準電位発生部121はダイ
オード型のPMOSトランジスタ161(請求項8にい
うPMOSトランジスタ、及び請求項13にいう第2の
PMOSトランジスタ)と、高抵抗として使用している
NMOSトランジスタ162と、ダイオード型のNMO
Sトランジスタ163とを直列に第1の電源と接地電源
125の間に有している。第1の基準電位129は、ダ
イオード型のPMOSトランジスタ161と高抵抗とし
て使用しているNMOSトランジスタ162との間から
取り出され、第2の基準電位133は、前記高抵抗とし
て使用しているNMOSトランジスタ162(請求項1
3にいう抵抗)とダイオード型のNMOSトランジスタ
163(請求項13にいう第2のNMOSトランジス
タ)との間から取り出される。ここで、ダイオード型の
NMOSトランジスタ163と接地電位の間に更に一つ
NMOSトランジスタ164を設けているのは第2の基
準電位133を僅かに高くするためのものであり、必ず
しも必要なものではない。
【0058】本実施例においては、第1の基準電位12
9のレベルは『第1の電源レベル−PMOSトランジス
タ161のしきい値電圧』であり、第2の基準電位13
3のレベルはほぼNMOSトランジスタ164のしきい
値電圧である。
【0059】前記レベル検知部122は、前記昇圧電源
120にワード線178及びデコード回路179を介し
て接続されるNMOSトランジスタ181及び容量18
2より成るメモリセル180と同一特性のNMOSトラ
ンジスタ(以下、このトランジスタをNMOSトランジ
スタ(メモリセル)という)128と、PMOSトラン
ジスタ170(請求項8にいう第1のPMOSトランジ
スタ)と、抵抗として働くNMOSトランジスタ171
(請求項8にいう電流源もしくは抵抗)とを直列に昇圧
電源120と接地電源125との間に有し、前記PMO
Sトランジスタ170と抵抗として働くNMOSトラン
ジスタ171との間から出力131を出している。尚、
前記メモリセル180のトランジスタ181及び容量1
82は、前記第1の電源124と同一電圧レベルになる
ビット線183に配置され、そのトランジスタ181
は、リーク電流を極力低減するために、そのしきい値電
圧Vtが高い特性を有する。また、図中、184はセル
プレートである。
【0060】更に、出力131と昇圧電源120との間
には容量130が設けられる。この容量130は、昇圧
電源120の変動をカップリングを用いて素早く出力に
伝えるためである。
【0061】出力131と接地電源125との間にもN
MOSトランジスタ172、173が直列に2段重ねて
設けてあるが、これは増幅回路123からのフィードバ
ックにより出力131の特性にヒステリシスを持たせる
ためであり、必ずしも必要なものではない。
【0062】前記レベル検知部122の検知レベルは
『第1の電源の電圧レベル+NMOSトランジスタ(メ
モリセル)28のしきい値電圧』になる。
【0063】以上のように構成されたレベル検知回路に
ついて、以下その動作を説明する。先ず、昇圧電源12
0の電位が検知レベルよりも低い時、本回路のレベル検
知部122は増幅部123の入力段のNMOSトランジ
スタをOFFさせるレベルを出力する。これにより増幅
回路部123の出力、すなわちレベル検知回路の出力信
号132はHレベルとなる。このHレベルが昇圧電源1
20の電位が検知レベルより低いことを示す。また昇圧
電源120の電位が検知レベルよりも高い時には、上記
の動作とは逆に本回路の出力がLレベルになる。そし
て、このLレベルが昇圧電源120の電位が検知レベル
より高いことを示す。この時レベル検知部122では、
直列に配置してあるNMOSトランジスタ(メモリセ
ル)128とPMOSトランジスタ170とがONする
ので、従来のレベル検知回路と同様に昇圧電源122か
ら接地電位に電流が流れ込む。しかし、本発明によるレ
ベル検知回路は、基準電位129をゲートに入力してい
るだけであるので、基準電位129に電荷が流れ込むこ
とはない。従って、従来のものと異なり基準電位のレベ
ルを上昇させることなく昇圧レベルの検知を行なうこと
ができるので、基準電位のレベルが上昇することによる
チップの誤動作がなくなる。
【0064】更に、本発明によるレベル検知回路では、
昇圧電源120の電圧レベルを、ビット線の電圧レベル
(第1の電源124と同レベル)にメモリセル180の
NMOSトランジスタ181のしきい値電圧分高い値に
設定できるので、ワード線のレベルとしては、メモリセ
ル180を確実に動作させることができる最適な電圧レ
ベルである。しかも、メモリセル180のNMOSトラ
ンジスタ181と同一の特性のNMOSトランジスタを
使用してレベルを設定しているため、温度やプロセスの
条件などの変動によってもメモリセルから見た昇圧電源
120のレベルは安定している。
【0065】(実施例9)図10は本発明の実施例9に
おける昇圧電源発生回路の概略図を示すものである。図
10において、150は前記実施例8に示したレベル検
知回路、151は待機時用の昇圧電源発生用ポンプ回
路、152は動作時用の昇圧電源発生用ポンプ回路、1
53は本実施例で初めて追加した電位制限回路、154
は制御回路である。前記2つのポンプ回路151、15
2は一般的な回路であるので図示しないが、待機時用の
昇圧電源発生用ポンプ回路151は、待機時に昇圧電源
120のレベルを保持するための電流供給能力の低いも
のであって常時動作する。一方、動作時用の昇圧電源発
生用ポンプ回路152は動作時のみに動作を行ない、電
流供給能力の高いものである。前記待機時用の昇圧電源
発生用ポンプ回路151の常時動作は、動作時用の昇圧
電源発生用ポンプ回路152の非動作期間が長い場合等
であっても、集積回路のジャンクション等からの電荷の
リークを確実且つ早期に補償するためである。制御回路
154は、図12に示すようなローアドレス信号/ RA
Sを入力し、同図に示すような制御信号140を出力す
る。制御信号140は、前記ローアドレス信号/ RAS
のLレベルへの変化時にLレベルに変化し、ローアドレ
ス信号/ RASのHレベルへの変化時から所定時間経て
Hレベルに変化する。
【0066】前記電位制限回路153の内部構成を図1
1に示す。図11に示す電位制限回路153は、昇圧電
源120の電圧レベルを一定に保つためのものである。
同図において、140は前記制御回路54からの制御信
号、141はレベルシフト部、142は電荷引き抜き部
である。本回路はこのレベルシフト部141と電荷引き
抜き部142との2つの部分から構成される。前記電荷
引き抜き部142は、NMOSトランジスタ(メモリセ
ル)190(請求項14にいう第4のNMOSトランジ
スタ)を有し、このNMOSトランジスタ(メモリセ
ル)190は、昇圧電源120と第1の電源124との
間に配置されると共に、そのゲートには前記レベルシフ
ト部141の出力が入力されていて、前記制御信号14
0をレベルシフト部41がレベル変換を行なって電荷引
き抜き部142を制御して、制御信号140がLレベル
の時、電荷引き抜き部142は活性化され、昇圧電源1
20の電荷を第1の電源124に引き抜く構成である。
ここで、第1の電源124に対して余分な電荷を引き抜
くため、第1の電源124の電圧レベルの変動が懸念さ
れるが、動作状態であって、第1の電源124の電荷を
消費する回路が多数動作しているので、第1の電源12
4の電圧レベルは安定に保持される。
【0067】以上の構成により、本実施例の図10に示
す昇圧電源発生回路は、待機時には、昇圧電源120の
電圧レベルが設定レベルよりも高い時に待機時用の昇圧
電源発生用ポンプ回路151の動作をレベル検知回路1
50の出力132を用いて制御している。この待機時は
消費電流を極力抑える必要がある関係上、待機時用の昇
圧電源発生用ポンプ回路151は元々電流供給能力を落
として低消費電力化を図っているが、更にレベル検知回
路150で待機時用の昇圧電源発生用ポンプ回路151
のオン、オフの制御を行なって一層の低消費電力化を図
っている。この場合、レベル検知回路150はレスポン
スが遅いという問題があるが、前記実施例8では昇圧電
源120の電圧変動を容量130を用いたカップリング
により素早く出力に伝えている。更に、このカップリン
グでも十分ではない状況であっても、動作時にはレベル
検知回路150による制御は行なわれず、動作時用の昇
圧電源発生用ポンプ回路152は動作時にはオフせず、
その代わりに昇圧電源120の電圧レベルが上がり過ぎ
るのを止めるために、電位制限回路153を用いて昇圧
電源120の余分な電荷を引き抜くこととしている。以
上の構成により、待機時は低消費電力で、動作時には応
答速度の速い昇圧電源発生回路が実現できる。
【0068】しかも、電位制限回路153は、昇圧電源
120の電圧レベルを第1の電源124の電圧レベルに
メモリセル180のしきい値電圧分だけ高い値に設定で
きるので、ワード線のレベルを最適な電圧レベルに設定
できる。更に、メモリセル180のMOSトランジスタ
81と同様の特性のトランジスタ(メモリセル)190
を使用して電圧レベルを設定しているため、温度やプロ
セスの条件などの変動によってもメモリセルから見た昇
圧電源120の電圧レベルは安定している。
【0069】図13は前記実施例9における昇圧回路2
0の出力特性を示したものである。電位制限回路153
やレベル検知回路150によりポンプ回路151、15
2の出力は抑えられて、所望の電圧が出力されているこ
とが判る。
【0070】
【発明の効果】以上のように本発明のレベル検知回路
は、第1のNMOSトランジスタで作られている電流原
と、基準電位をゲートに入力し昇圧電源をソースに接続
している第1のPMOSトランジスタで構成されている
レベル検知部と、前記レベル検知部の出力をゲートに入
力しソースを接地電位に接続している第2のNMOSト
ランジスタと、接地電位をゲートに入力し電源をソース
に接続している第2のPMOSトランジスタで構成され
ている増幅回路部とを備えた構成にすることにより、従
来のものと異なり基準電位のレベルを上昇させることな
く昇圧レベルの検知を行なうことができるため基準電位
のレベルが上昇することによるチップの誤動作がなくな
る。従って昇圧回路や基準電位を発生させる回路の設計
をはじめとするDRAM設計を楽に行なうことができる
ため、DRAMの開発期間の短縮化がはかれ開発コスト
の低減化にも貢献できる。
【0071】その場合に、メモリセルと同じ特性のトラ
ンジスタを用いてレベル検知を行なうので、温度やプロ
セスの条件などの変動によってもメモリセルから見た昇
圧電源のレベルを安定させることができる。
【0072】また、本発明の昇圧電源発生回路によれ
ば、動作時には動作時用の昇圧電源発生用ポンプ回路を
常時作動させながら、昇圧電源の電圧レベルが上がり過
ぎるのを電位制限回路による電荷の引き抜きにより防止
するので、動作時での応答速度の速い昇圧電源発生回路
を実現できる。
【0073】その場合に、前記電位制限回路により、昇
圧電源の電圧レベルを、第1の電源の電圧レベルよりも
メモリセルのしきい値電圧分だけ高い値に設定するの
で、ワード線の電圧レベルを最適な電圧レベルに設定で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるレベル検知回路
の回路図である。
【図2】本発明の第2の実施例におけるレベル検知回路
の回路図である。
【図3】本発明の第3の実施例におけるレベル検知回路
の回路図である。
【図4】本発明の第4の実施例における昇圧電源発生回
路の回路図である。
【図5】同実施例における昇圧電源発生回路の動作波形
図である。
【図6】本発明の第5の実施例におけるレベル検知回路
の回路図である。
【図7】本発明の第6の実施例における昇圧電源発生回
路の回路図である。
【図8】本発明の第7の実施例における昇圧電源発生回
路の回路図である。
【図9】本発明の実施例8におけるレベル検知回路の回
路図である。
【図10】本発明の実施例9における昇圧電源発生回路
の概略構成図である。
【図11】本発明の実施例9における電位制限回路の回
路図である。
【図12】本発明の実施例9における制御回路の入力信
号及び出力信号の説明図である。
【図13】本発明の第3の実施例における昇圧電源発生
回路の出力特性を示す図である。
【図14】従来例におけるレベル検知回路の回路図であ
る。
【図15】内部電源発生回路の回路概念図である。
【符号の説明】
1,22,33,64 昇圧電源 3,24,35,63 第1の電源 8,20,31,61 レベル検知部 9,21,32,62 増幅部 25,36 基準電位 43,51,77,79 レベル検知回路 44 ヒステリシス回路 55 発振回路 59 チャージポンプ回路 75、76 昇圧電源発生回路 120 昇圧電源 121 基準電位発生部 122 レベル検知部 123 増幅部 124 第1の電源 125 接地電源 126 NMOSトランジスタ 127 PMOSトランジスタ 128 NMOSトランジスタ
(メモリセル) 129 第1の基準電位 130 キャパシタ 131 レベル検知部の出力 132 レベル検知回路の出力 133 第2の基準電位
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02M 3/07 8726−5H H03K 17/06 C 9184−5J (72)発明者 角 辰己 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工業 株式会社内 (72)発明者 柴山 晃徳 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工業 株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のNMOSトランジスタで作られてい
    る電流源と、基準電位をゲートに入力し昇圧電源をソー
    スに接続している第1のPMOSトランジスタで構成さ
    れているレベル検知部と、 前記レベル検知部の出力をゲートに入力しソースを接地
    電位に接続している第2のNMOSトランジスタと、接
    地電位をゲートに入力し電源をソースに接続している第
    2のPMOSトランジスタで構成されている増幅回路部
    とを備えたことを特徴とするレベル検知回路。
  2. 【請求項2】レベル検知部の昇圧電源側に1つまたは複
    数のPMOSトランジスタまたはNMOSトランジスタ
    のダイオードを挿入したことを特徴とする請求項1記載
    のレベル検知回路。
  3. 【請求項3】レベル検知部の出力にヒステリシス特性を
    有する回路を接続したことを特徴とするレベル検知回
    路。
  4. 【請求項4】レベル検知回路を制御回路として用いてい
    ることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記
    載の昇圧電源発生回路。
  5. 【請求項5】第1のNMOSトランジスタで作られてい
    る電流源と、基準電位をゲートに入力し昇圧電源をソー
    スに接続している第1のPMOSトランジスタで構成さ
    れているレベル検知部と、 前記レベル検知部の出力をゲートに入力しソースを接地
    電位に接続している第2のNMOSトランジスタと、接
    地電位をゲートに入力し電源をソースに接続している第
    2のPMOSトランジスタで構成されている増幅回路部
    と、 前記レベル検知部と増幅部の動作を制御クロックで制御
    する手段とを備えたことを特徴とするレベル検知回路。
  6. 【請求項6】待機時用と動作時用の2系統の昇圧電源発
    生回路で構成されており、かつ前記待機時用の昇圧電源
    発生回路には待機時用のレベル検知回路が接続され、前
    記動作時用の昇圧電源発生回路には動作時用のレベル検
    知回路が接続されていることを特徴とする昇圧電源発生
    回路。
  7. 【請求項7】動作時用のレベル検知回路の検知レベルが
    待機時用のレベル検知回路の検知レベルより高いことを
    特徴とする請求項6記載の昇圧電源発生回路。
  8. 【請求項8】 基準電位発生部と、レベル検知部と、増
    幅部とから構成されていて、 前記基準電位発生部は、第1の電源からPMOSトラン
    ジスタのしきい値電圧分だけ低い基準電位を発生し、 前記レベル検知部は、ダイオード型の第1のNMOSト
    ランジスタと、前記基準電位をゲートに入力した第1の
    PMOSトランジスタと、電流源もしくは抵抗とを有
    し、これ等が第2の電源と接地電源の間に直列に接続さ
    れ、前記第1のPMOSトランジスタと前記電流源もし
    くは抵抗との間から出力が取り出され、前記第2の電源
    が前記第1の電源より前記第1のNMOSトランジスタ
    のしきい値電圧だけ高くなったときにのみ前記第2の電
    源と前記接地電源の間に電流を流し、 前記増幅部は、
    前記レベル検知部の出力を増幅して出力することを特徴
    とするレベル検知回路。
  9. 【請求項9】 レベル検知部の第1のNMOSトランジ
    スタは、メモリセルと同じ特性を有することを特徴とす
    る請求項8記載のレベル検知回路。
  10. 【請求項10】 第1の電源は、第2の電源より少くと
    もレベル検知部の第1のNMOSトランジスタのしきい
    値電圧以上、電圧レベルが低いことを特徴とする請求項
    8記載のレベル検知回路。
  11. 【請求項11】 第1の電源は、第2の電源よりレベル
    検知部の第1のNMOSトランジスタのしきい値電圧
    分、電圧レベルが低いことを特徴とする請求項10記載
    のレベル検知回路。
  12. 【請求項12】 第2の電源とレベル検知部の出力との
    間に容量を設け、前記容量はカップリングにより第2の
    電源の電圧変動を素早く前記レベル検知部の出力に伝え
    ることを特徴とする請求項8記載のレベル検知回路。
  13. 【請求項13】 基準電位発生部は、ダイオード型の第
    2のPMOSトランジスタと、抵抗と、ダイオード型の
    第2のNMOSトランジスタとを有し、これ等が第1の
    電源と接地電源の間に設けられ、前記基準電位発生部の
    基準電位は、前記ダイオード型の第2のPMOSトラン
    ジスタと抵抗との間から取り出され、かつ前記抵抗とダ
    イオード型の第2のNMOSトランジスタとの間から第
    2の基準電位が取り出されるものであり、レベル検知部
    の電流源もしくは抵抗は、前記第2の基準電位をゲート
    に接続する第3のNMOSトランジスタで構成されるこ
    とを特徴とする請求項8記載のレベル検知回路。
  14. 【請求項14】 請求項8記載のレベル検知回路を備え
    るとともに、電位制限回路と、待機時用の昇圧ポンプ回
    路と、動作時用の昇圧ポンプ回路とを備え、前記レベル
    検知回路は前記待機時用の昇圧ポンプ回路を制御し、前
    記電位制限回路は前記動作時用の昇圧ポンプ回路の動作
    時に用いられることを特徴とする昇圧電源発生回路。
  15. 【請求項15】 電位制限回路は、レベルシフト部と、
    電荷引き抜き部とから構成され、 前記レベルシフト部は、入力された信号の電圧レベル
    を、第1の電源の電圧レベルから第2の電源の電圧レベ
    ルに変換して出力し、 前記電荷引き抜き部は、前記レベルシフト部の出力がゲ
    ートに接続された第4のNMOSトランジスタを有し、
    この第4のNMOSトランジスタは、前記第2の電源と
    第1の電源との間に設けられて、前記レベルシフト部の
    出力に応じて前記第2の電源と第1の電源との間の導通
    を制御し、前記第1の電源の電圧レベルが前記第2の電
    源の電圧レベルより前記第4のNMOSトランジスタの
    しきい値電圧分以上低いとき、導通しないことを特徴と
    する請求項14記載の昇圧電源発生回路。
  16. 【請求項16】 電位制限回路の第4のNMOSトラン
    ジスタはメモリセルと同じ特性を有することを特徴とす
    る請求項15記載の昇圧電源発生回路。
  17. 【請求項17】 待機時用の昇圧ポンプ回路は、動作時
    用の昇圧ポンプ回路の動作時にも動作することを特徴と
    する請求項14記載の昇圧電源発生回路。
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