JPH0765380A - 光学式ディスク再生装置の自動調整制御方法、及びそれを用いた光学式ディスク再生装置 - Google Patents

光学式ディスク再生装置の自動調整制御方法、及びそれを用いた光学式ディスク再生装置

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JPH0765380A
JPH0765380A JP21458293A JP21458293A JPH0765380A JP H0765380 A JPH0765380 A JP H0765380A JP 21458293 A JP21458293 A JP 21458293A JP 21458293 A JP21458293 A JP 21458293A JP H0765380 A JPH0765380 A JP H0765380A
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optical disc
optical disk
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reproducing apparatus
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Kenji Tanaka
健志 田中
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】光学式ディスクに適する再生制御特性を調整す
るための可変制御パラメータを自動的に決定する手段を
有する光学式ディスク再生装置の自動調整制御方法に関
し、光学式ディスク全面に渡って良好な再生制御特性が
得られる制御パラメータを決定するための制御方法を提
示することを目的とする。 【構成】光学式ディスク1に適する再生制御特性を調整
するための可変制御パラメータPを自動的に決定する自
動調整手段3を有する光学式ディスク再生装置を、前記
可変制御パラメータPを前記光学式ディスク1の中周近
傍2に適する再生制御特性に基づいて決定する、ように
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学式ディスク再生装
置の自動調整制御方法と、光学式ディスク再生装置とに
関する。さらに詳しくいえば、本発明は、光学式ディス
クに適する再生制御特性を調整するための可変制御パラ
メータを自動的に決定する手段を有する光学式ディスク
再生装置の自動調整制御方法と、それに適する光学式デ
ィスク再生装置とに関する。
【0002】本発明は、特に、サーボ特性の自動調整を
行う光学式ディスク再生装置に適用可能であるが、それ
のみに限定されない。
【0003】
【従来の技術】例えば、オーディオ装置のCD(Compact
Disk)再生装置においては、トラッキングサーボ回路の
トラッキングゲインをマイクロコンピュータによって設
定できるように構成し、再生するCDに対して再生制御
特性が適当になるように前記トラッキングゲインを変え
てトラッキングサーボ特性を自動的に調整するものが知
られている。
【0004】図6は、そのようなCD再生装置に実装さ
れるマイクロコンピュータにおいて実行される自動調整
制御の制御手順を示すフローチャートである。該制御
は、CD再生装置に再生するCDが装填されプレイボタ
ン(再生開始を指示する操作スイッチ)が押されると、
起動される。
【0005】ステップH100 においては、光学ピックア
ップが最内周へと移動するように制御される。続くステ
ップH101 においては、自動調整が行われる。このと
き、前記トラッキングゲインは、最内周におけるトラッ
キングサーボ特性が適当になるように決定される。そし
て、該制御は終了する。
【0006】これ以前の、出荷時に工場にて前記トラッ
キングゲインが固定されてしまうものに比べれば、この
ような自動調整を行うCD再生装置は、CDの製造上の
理由によるばらつきによってトラッキングがうまく制御
されないという不都合を回避することができるという可
能性を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、CDの最内
周において適当なトラッキングサーボ特性を得るように
決定される前記トラッキングゲインは、CDの外周付近
においては過度に大きいという傾向が見受けられる。一
般に、前記トラッキングゲインが大きいと、小さなキズ
や埃などによってトラッキングが中断される可能性が高
くなる。
【0008】そのため、前記のような従来の自動調整制
御を行うCD再生装置においては、再生するCDによっ
ては外周付近で前記トラッキングゲインが大きすぎてト
ラッキングが中断し、再生不能に陥るという恐れがあ
る。
【0009】本発明の技術的課題は、このような問題に
着目し、光学式ディスクに適する再生制御特性を調整す
るための可変制御パラメータを自動的に決定する手段を
有する光学式ディスク再生装置の自動調整制御方法にお
いて、光学式ディスク全面に渡って良好な再生制御特性
が得られる制御パラメータを決定するための制御方法を
提示することにある。
【0010】また、本発明の技術的課題は、そのような
光学式ディスク再生装置の自動調整制御方法に適する光
学式ディスク再生装置を提示することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の基本原
理を説明するブロック図である。請求項1の光学式ディ
スク再生装置の自動調整制御方法は、光学式ディスク1
に適する再生制御特性を調整するための可変制御パラメ
ータPを自動的に決定する自動調整手段3を有する光学
式ディスク再生装置にあって、前記可変制御パラメータ
Pを、前記光学式ディスク1の中周近傍2に適する再生
制御特性に基づいて決定する。
【0012】請求項2の光学式ディスク再生装置は、光
学ピックアップと、光学式ディスクに適する再生制御特
性を調整するための可変制御パラメータを自動的に決定
する手段とを有している。
【0013】そのような構成において、請求項2の光学
式ディスク再生装置は、前記可変制御パラメータを決定
するときに、光学式ディスクの中周近傍に前記光学ピッ
クアップを移動させる制御手段を有している。
【0014】
【作用】本発明における中周とは、光学式ディスクの最
内周(リードイン)と最外周(リードアウト)との中間
あたりに位置するトラックを指す。最内周と最外周との
中間とは、R1を最内周半径、R2を最外周半径として、
(R1+R2)/2で計算される半径を有する円を指す。
【0015】請求項1の光学式ディスク再生装置の自動
調整制御方法においては、最内周や最外周などの極端な
再生位置を調整条件とするのではなく、比較的に平均的
な制御パラメータが得られる中周近傍において自動調整
が行なわれる。
【0016】調整位置を中周近傍にすると大きく偏った
制御パラメータが決定されてしまうことはなくなり、そ
のような平均的な制御パラメータを適用すると、光学式
ディスク再生装置は、光学式ディスク全面に渡って平均
的で良好な再生制御特性を示すようになる。
【0017】請求項2の光学式ディスク再生装置は、制
御パラメータを決定するときに光学ピックアップを中周
近傍に移動させるので、請求項1の光学式ディスク再生
装置の自動調整制御方法に適している。
【0018】
【実施例】次に、本発明による光学式ディスク再生装置
の自動調整制御方法、並びに、光学式ディスク再生装置
が、実際上どのように具体化されるのかを、実施例で説
明する。
【0019】〔 構成についての説明 〕図2は、本発
明の実施例を示すブロック図であり、本発明を適用した
CD再生装置の一例を示している。本例に示すCD再生
装置において、光学ピックアップは、2軸アクチュエー
タを有し、3スポット法に適するものが使用されるもの
とする。
【0020】また、本例においては、CDから音楽を再
生する手段、自動調整自体を行う手段については、公知
であるから、図示せず説明も省略する。
【0021】光学ピックアップ10は、レーザの0次回折
光を受光するフォトデテクタ10a 、10b 、10c 、10d
と、±1次回折光を受光するフォトデテクタ10e 、10f
とを有している。
【0022】互いに対角に配置されたフォトデテクタ10
a 、10d と、フォトデテクタ10b 、10c とは、それぞれ
において光検知信号が合成されるように構成される。
【0023】前記フォトデテクタ10a 、10d の合成光検
知信号12は、高周波増幅器43を通して差動増幅器16のプ
ラス入力に入力する。一方、前記フォトデテクタ10b 、
10cの合成光検知信号13は、高周波増幅器44を通して差
動増幅器16のマイナス入力に入力する。
【0024】これら合成光検知信号12、13は、対物レン
ズ(図示せず)とCD記録面との距離が適当でピントず
れがないときには等しくなる。一方、ピントずれがある
と、ピントずれの方向によって交代して一方が他方より
大きくなる。ピントずれの方向とは、対物レンズとCD
記録面との距離が近すぎるか、遠すぎるかである。
【0025】前記差動回路16においては、(p1FOF
・S1FOF −p2FOF ・S2FO +p3FOF
が出力される。ここで、S1FOF はプラス入力、S
2FOF はマイナス入力、p1FOF 、p2FOF 、p
3FOF は制御信号FOF によって可変設定される制御
パラメータである。
【0026】前記差動回路16の出力は、補償回路25を通
して駆動回路26に入力する。前記補償回路25において
は、主に、位相調整、周波数成分調整が行われる。
【0027】前記駆動回路26においては、フォーカスア
クチュエータ27を駆動することが行われる。該駆動信号
は、(p1FG・S1FG)である。ここで、S1FGは入
力、p1 FGは制御信号FGによって可変設定される制御パ
ラメータである。
【0028】前記駆動回路26は、前記光学ピックアップ
10から出力される合成光検知信号12、13が対物レンズと
CD記録面との距離が近すぎることを指示するときに
は、前記対物レンズをCD記録面から離す方向に前記フ
ォーカスアクチュエータ27を駆動する。
【0029】一方、前記光学ピックアップ10から出力さ
れる合成信号12、13が対物レンズとCD記録面との距離
が遠すぎることを指示するときには、前記対物レンズを
CD記録面に近づける方向に前記フォーカスアクチュエ
ータ27を駆動する。
【0030】前記フォトデテクタ10e の光検知信号11
は、高周波増幅器42を通して差動増幅器15のプラス入力
に入力する。また、前記フォトデテクタ10f の光検知信
号14は、高周波増幅器45を通して差動増幅器15のマイナ
ス入力に入力する。
【0031】これら光検知信号11、14は、レーザがトラ
ック上にずれなく照射されているときには等しくなる。
一方、トラックずれが生じると、トラックずれの方向に
よって交代して一方が他方より大きくなる。トラックず
れの方向とは、レーザが内周寄りに照射されているか、
外周寄りに照射されているかである。
【0032】前記差動回路15においては、(p1EFB
・S1EFB −p2EFB ・S2EF +p3EFB
が出力される。ここで、S1EFB はプラス入力、S
2EFB はマイナス入力、p1EFB 、p2EFB 、p
3EFB は制御信号EFB によって可変設定される制御
パラメータである。
【0033】前記差動回路15の出力は、補償回路22を通
して駆動回路23に入力する。前記補償回路22において
は、主に、位相調整、周波数成分調整が行われる。
【0034】前記駆動回路23においては、トラッキング
アクチュエータ24を駆動することが行われる。該駆動信
号は、(p1TG1 ・S1TG1 )である。ここで、S
1TG は入力、p1TG1 は制御信号TG1 によって
可変設定される制御パラメータである。
【0035】前記駆動回路23は、前記光学ピックアップ
10から出力される光検知信号11、14がレーザ照射が内周
寄りであることを指示するときには、対物レンズを外周
に向けて移動させる方向に前記トラッキングアクチュエ
ータ24を駆動する。
【0036】一方、前記光学ピックアップ10から出力さ
れる光検知信号11、14がレーザ照射が外周寄りであるこ
とを指示するときには、対物レンズを内周に向けて移動
させる方向に前記トラッキングアクチュエータ24を駆動
する。
【0037】前記差動回路15の出力は、直流抽出回路17
にも入力する。直流抽出回路17においては、入力信号の
直流成分、または、低周波成分を抽出して出力すること
が行われる。該出力は、補償回路18を通して駆動回路19
に入力する。前記補償回路18においては、主に、位相調
整、周波数成分調整が行われる。
【0038】前記駆動回路19においては、光学ピックア
ップアクチュエータ21を駆動することが行われる。該駆
動信号は、(p1TG2 ・S1TG2 )である。ここ
で、S1 TG2 は入力、p1TG2 は制御信号TG2 によ
って可変設定される制御パラメータである。
【0039】該駆動信号は、加算器20によって、ポート
39から出力される制御信号40と合成されて、前記光学ピ
ックアップアクチュエータ21に印加される。
【0040】前記駆動回路19は、前記光学ピックアップ
10から出力される光検知信号11、14がレーザ照射が内周
寄りであることを指示するときには、前記光学ピックア
ップ10を外周に向けて移動させる方向に前記光学ピック
アップアクチュエータ21を駆動する。
【0041】前記高周波増幅器43を通した合成光検知信
号12と前記高周波増幅器44を通した合成光検知信号13と
は、加算器28によってさらに合成され、デジタル制御回
路29に入力する。
【0042】デジタル制御回路29においては、前記合成
光検知信号によって入力するEFM信号を線速度検知信
号として、スピンドルモータ30を駆動するCLVラフサ
ーボ、CLVサーボが構成される。前記スピンドルモー
タ30は、ポート33から出力される制御信号34によって回
転、または、回転停止する。
【0043】ポート32、ポート34、CPU35、ROM3
6、RAM37、ポート38、ポート39は、バス41に接続さ
れ、それらにおいては、該バス41を介して相互にデータ
転送が行われる。
【0044】前記ポート32には、イジェクトスイッチ31
の操作信号が入力する。イジェクトスイッチ31は、本装
置にCDを装填するとき、または、装填しているCDを
取り出すときに操作される。該操作信号は、前記バス41
を介して前記CPU35によって読込まれる。
【0045】前記ポート33からは、前記制御信号34が、
前記デジタル制御回路29に出力される。該制御信号34
は、前記バス41を介して前記CPU35によって設定され
る。
【0046】前記CPU35においては、後述する制御が
実行される。前記ROM36には、該制御の制御手順が記
憶される。前記RAM37には、該制御に必要なデータが
記憶される。
【0047】前記ポート38からは、前記制御信号FOF が
前記差動増幅器16に、前記制御信号EFB が前記差動増幅
器15に、前記制御信号FGが前記駆動回路26に、前記制御
信号TG1 が前記駆動回路23に、前記制御信号TG2 が前記
駆動回路19に、それぞれ出力される。
【0048】これら制御信号FOF 、EFB 、FG、TG1 、TG
2 は、前記バス41を介して前記CPU35によって設定さ
れる。
【0049】前記ポート39からは、前記制御信号40が、
前記加算器20に出力される。該制御信号40は、前記加算
器20によって前記駆動回路19の出力と合成され、前記光
学ピックアップアクチュエータ21を駆動する。該制御信
号40は、前記バス41を介して前記CPU35によって設定
される。
【0050】〔 本例における再生制御の概要説明 〕
図3は、本例に示すCD再生装置に使用される再生制御
を図示する概要図である。
【0051】60はCDである。該CD60を同図61のよう
に回転させるのは、前記スピンドルモータ30である。該
スピンドルモータ30の回転速度は、前記CD60の記録面
をレーザが定速度でなぞるように、前記デジタル制御回
路29によって制御される。
【0052】前記光学ピックアップ10は、レーザを前記
CD60の記録面に照射し、また、その反射光を収束させ
る対物レンズ10g を有している。該対物レンズ10g を同
図62のように前記CD60の記録面に対し垂直方向に移動
させるのは、前記フォーカスアクチュエータ27である。
【0053】該フォーカスアクチュエータ27の移動方向
と移動量とは、前記対物レンズ10gと前記CD60の記録
面との距離が適当でピントずれがなくなるように、前記
差動増幅器16、補償回路25、駆動回路26が形成するフォ
ーカスサーボ機構によって制御される。前記補償回路25
においては、該サーボループの発振が抑制される。
【0054】該対物レンズ10g を同図63のように前記C
D60の半径方向に移動させるのは、前記トラッキングア
クチュエータ24である。
【0055】該トラッキングアクチュエータ24の移動方
向と移動量とは、レーザがトラック上をずれなく照射す
るように、前記差動増幅器15、補償回路22、駆動回路23
が形成するトラッキングサーボ機構によって制御され
る。前記補償回路22においては、該サーボループの発振
が抑制される。
【0056】光学ピックアップ10を同図64のように前記
CD60の半径方向に移動させるのは、前記光学ピックア
ップアクチュエータ21である。
【0057】該光学ピックアップアクチュエータ21の移
動量は、レーザがトラック上をずれなく照射するよう
に、前記差動増幅器15、直流抽出回路17、補償回路18、
駆動回路19が形成する送りサーボ機構によって制御され
る。前記補償回路18においては、該サーボループの発振
が抑制される。
【0058】ただし、前記ポート39から出力される前記
制御信号40がマイナス、または、プラス電位に設定され
ると、前記送りサーボによるトラッキング動作は中断さ
れ、前記光学ピックアップ10は、内周方向、または、外
周方向へ移動する。
【0059】〔 自動調整制御の制御手順についての説
明 〕図4は、前記CPU35において実行される自動調
整制御の制御手順の一例を示すフローチャートである。
該制御は、上位制御によって周期的に起動される。
【0060】ステップH70においては、前記ポート32か
ら前記イジェクトスイッチ31の操作信号が読出される。
読出した操作信号が操作中を示していれば、該入力が前
記RAM37に記憶される。(これを、操作データとす
る。操作データは電源投入時に消去される。)そして、
該制御は終了する。
【0061】一方、同ステップH70においては、前記操
作信号が操作中でないことを指示していれば、前記操作
データが前記RAM37に記憶されているかどうかが検査
される。記憶されていなければ、該制御は終了する。記
憶されていれば、該操作データを前記RAM37から消去
して、制御はステップH71に移行する。
【0062】ステップH71においては、装填されている
CDのTOCが読出される。続くステップH72において
は、読出したTOCと前回装填されていたCDのTOC
との比較が行われる。前回装填されていたCDのTOC
は、前記RAM37に記憶されている。
【0063】該比較結果によって、CDが交換されてい
ないことが判明すると、該制御は終了する。一方、CD
が交換されたことが判明すると、制御はステップH73に
移行する。
【0064】ステップH73においては、前記光学ピック
アップ10が中周へと移動するように前記ポート39から出
力される前記制御信号40が制御される。前記光学ピック
アップ10が中周へと移動すると、前記制御信号40は±0
に設定される。
【0065】また、同ステップH73においては、前記ポ
ート33から出力される前記制御信号34が前記スピンドル
モータ30の回転を指示するように設定される。(ただ
し、音声出力はミュートされる。)そして、制御はステ
ップH74に移行する。
【0066】ステップH74においては、自動調整が実行
される。このとき、前記制御パラメータp1FOF 、p
2FOF 、p3FOF 、p1EFB 、p2EFB 、p
3EFB 、p1FG、p1TG1 、p1TG2 は、中周に
おいて適当な前記フォーカスサーボ特性、トラッキング
サーボ特性、送りサーボ特性が得られる値に決定され
る。
【0067】そして、同ステップH74においては、前記
ポート38から出力される前記制御信号FOF 、EFB 、FG、
TG1 、TG2 が、それら決定された制御パラメータを指示
するように設定される。そして、該制御は終了する。
【0068】なお、該制御の起動条件は、再生を行う直
前に上位制御から起動されるようにしても良い。そのと
き、前記ステップH70、H71、H72は不要である。
【0069】〔 補足 〕図5は、前記トラッキングサ
ーボ特性を変化させる前記制御パラメータp
1TG (トラッキングゲイン)の適正値の一例を示
すグラフである。
【0070】同図において、縦軸は前記制御パラメータ
p1TG1 の値を示している。横軸は再生トラックの半
径を示している。Rinはリードイン、Rout はリードア
ウト、RC は中周の半径である。
【0071】前記トラッキングサーボ特性を適当にする
前記制御パラメータp1TG1 は、本例においては、同
図80のようになるものとする。Rinにおけるトラッキン
グゲインの適正値は、Ginである。また、Rout におけ
るトラッキングゲインの適正値は、Gout である。ま
た、中周RC におけるトラッキングゲインの適正値は、
C である。
【0072】このような例において、前記制御パラメー
タp1TG1 を中周RC において決定すると、最内周R
inにおける適正値からのずれEG1 、最外周Rout にお
ける適正値からのずれEG2 とも、前記制御パラメータ
p1TG1 を最内周Rinにおいて決定したときの最外周
out における適正値からのずれEG3 よりも小さくな
る。
【0073】そして、このような例においては、前記制
御パラメータp1TG1 を中周RCにおいて決定する
と、適正値からのずれが、前記制御パラメータp
1TG1 を最内周Rinにおいて決定したときの最外周
out における適正値からのずれEG3よりも、光学式
ディスク全体に渡って小さくなる。
【0074】
【発明の効果】請求項1の光学式ディスク再生装置の自
動調整制御方法は、前記のように、光学式ディスクに適
する再生制御特性を調整するための可変制御パラメータ
を中周近傍において決定するので、従来とは異なって、
偏った制御パラメータが決定されることがなくなり、光
学式ディスク再生装置が光学式ディスク全体に渡って良
好な再生特性を得ることを可能にした。
【0075】請求項2の光学式ディスク再生装置は、前
記のように、光学式ディスクに適する再生制御特性を調
整するための可変制御パラメータを決定するときに光学
ピックアップを中周近傍に移動させる構成となっている
ので、請求項1の光学式ディスク再生装置の自動調整制
御方法に適し、従来とは異なって、偏った制御パラメー
タが決定されることがなくなり、光学式ディスク全体に
渡って良好な再生特性を得ることができるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本原理を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図3】実施例に使用される再生制御を示す概要図であ
る。
【図4】自動調整制御の制御手順の一例を示すフローチ
ャートである。
【図5】トラッキングゲインの調整例を示すグラフであ
る。
【図6】従来の自動調整制御の制御手順を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 光学式ディスク 2 中周 3 自動調整手段 P 可変制御パラメータ 10 光学ピックアップ 10a 〜10f フォトデテクタ 15 差動増幅器 16 差動増幅器 19 駆動回路 21 光学ピックアップアクチュエータ 23 駆動回路 24 トラッキングアクチュエータ 26 駆動回路 27 フォーカスアクチュエータ 30 スピンドルモータ 35 CPU 36 ROM 37 RAM

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学式ディスク(1) に適する再生制御特
    性を調整するための可変制御パラメータ(P) を自動的に
    決定する自動調整手段(3) を有する光学式ディスク再生
    装置の自動調整制御方法であって、 前記可変制御パラメータ(P) を、前記光学式ディスク
    (1) の中周近傍(2) に適する再生制御特性に基づいて決
    定することを特徴とする光学式ディスク再生装置の自動
    調整制御方法。
  2. 【請求項2】 光学ピックアップと、光学式ディスクに
    適する再生制御特性を調整するための可変制御パラメー
    タを自動的に決定する手段とを有する光学式ディスク再
    生装置であって、 前記可変制御パラメータを決定するときに、光学式ディ
    スクの中周近傍に前記光学ピックアップを移動させる制
    御手段を有することを特徴とする光学式ディスク再生装
    置。
JP21458293A 1993-08-30 1993-08-30 光学式ディスク再生装置の自動調整制御方法、及びそれを用いた光学式ディスク再生装置 Pending JPH0765380A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0215430A (ja) * 1988-07-01 1990-01-19 Pioneer Electron Corp トラッキングサーボループのループゲイン設定方法
JPH04364229A (ja) * 1990-11-01 1992-12-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光方式記録再生方法および記録媒体、光方式記録再生装置
JPH0554396A (ja) * 1991-08-28 1993-03-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光方式記録再生装置

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