JPH0765329A - 多層磁気抵抗効果膜及び磁気ヘッド - Google Patents

多層磁気抵抗効果膜及び磁気ヘッド

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JPH0765329A
JPH0765329A JP5214159A JP21415993A JPH0765329A JP H0765329 A JPH0765329 A JP H0765329A JP 5214159 A JP5214159 A JP 5214159A JP 21415993 A JP21415993 A JP 21415993A JP H0765329 A JPH0765329 A JP H0765329A
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magnetic
layer
magnetoresistive effect
effect film
multilayer
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JP5214159A
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Katsumi Hoshino
勝美 星野
Ryoichi Nakatani
亮一 中谷
Yoshihiro Hamakawa
佳弘 濱川
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y25/00Nanomagnetism, e.g. magnetoimpedance, anisotropic magnetoresistance, giant magnetoresistance or tunneling magnetoresistance
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F10/00Thin magnetic films, e.g. of one-domain structure
    • H01F10/32Spin-exchange-coupled multilayers, e.g. nanostructured superlattices
    • H01F10/324Exchange coupling of magnetic film pairs via a very thin non-magnetic spacer, e.g. by exchange with conduction electrons of the spacer
    • H01F10/3268Exchange coupling of magnetic film pairs via a very thin non-magnetic spacer, e.g. by exchange with conduction electrons of the spacer the exchange coupling being asymmetric, e.g. by use of additional pinning, by using antiferromagnetic or ferromagnetic coupling interface, i.e. so-called spin-valve [SV] structure, e.g. NiFe/Cu/NiFe/FeMn
    • H01F10/3281Exchange coupling of magnetic film pairs via a very thin non-magnetic spacer, e.g. by exchange with conduction electrons of the spacer the exchange coupling being asymmetric, e.g. by use of additional pinning, by using antiferromagnetic or ferromagnetic coupling interface, i.e. so-called spin-valve [SV] structure, e.g. NiFe/Cu/NiFe/FeMn only by use of asymmetry of the magnetic film pair itself, i.e. so-called pseudospin valve [PSV] structure, e.g. NiFe/Cu/Co

Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気記録の高密度化に対応した高い磁気抵抗
変化率を有する多層膜材料を提供する。 【構成】 軟磁性を示すNi−Fe−Co系合金層14
と硬磁性を示すCo−Pt系合金層12で非磁性のCu
層13を挟んで多層磁気抵抗効果膜を構成する。Cu膜
厚を1.8nm〜4.0nmとすることにより2%以上
の磁気抵抗変化率が得られる。また、外部磁界検出方向
とCo−Pt層12の磁化の着磁方向を同じにし、Ni
−Fe−Co層14の磁化容易軸方向を外部磁化検出方
向に垂直な方向から適度に傾けることにより、外部から
のバイアス磁界が必要なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高い磁気抵抗効果を有
する多層磁気抵抗効果膜及びこれを用いた磁気抵抗効果
素子、磁気ヘッド、磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録の高密度化に伴い、再生用磁気
ヘッドに用いる磁気抵抗効果材料として、高い磁気抵抗
効果を示す材料が求められている。現在、使用されてい
るパーマロイの磁気抵抗変化率は約3%である。最近、
Baibich らによる、フィジカル・レビュー・レターズ
(Physical ReviewLetters)、第61巻、第21号、2
472〜2475頁に記載の「(001)Fe/(001)Cr 磁性超
格子の巨大磁気抵抗効果」のように、多層構造を持つ磁
性膜(Fe/Cr多層膜)において、約50%の磁気抵
抗変化率(4.2Kにおいて)が観測されている。しか
し、上記Fe/Cr多層膜に十分な磁気抵抗変化を生じ
させるためには、800kA/mもの高い磁界が必要で
あり、低い磁界で動作する必要がある磁気抵抗効果素子
や磁気ヘッドには用いることができない。
【0003】そこで、新庄等によるジャーナル・オブ・
マグネティズム・アンド・マグネティック・マテリアル
ズ(Journal of Magnetism and Magnetic Materials
)、第99巻、243〜252頁に記載の「2種類の
磁性材料を持つ多層膜の磁気抵抗効果」のように2種類
の磁性層の保磁力の差を利用する方法が考案された。上
記の多層膜では2種類の磁性層にNi−FeとCoを用
い、磁性層と非磁性層を交互に複数回積層している。し
かし、この多層膜は、磁性層間の相互作用が強く働き、
非磁性層を厚くしないと磁気抵抗効果は現れない。
【0004】また、Ni−Fe等の磁気抵抗効果素子に
バイアス磁界を印加するのに、永久磁石薄膜をNi−F
e膜と多層にして、永久磁石薄膜をシャント膜として使
用する方法が考案された。この方法は、特開昭59−2
07675号公報に記載のように、永久磁石であるCo
−Pt膜を直接Ni−Fe膜上に設けるか、あるいはC
o−Pt膜とNi−Fe膜の間に、拡散防止のために高
融点金属であるMo、反応阻止金属であるTi等を挟ん
だ3層構造を取っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】Fe/Cr多層膜のよ
うな磁性層と非磁性層を交互に複数回積層した多層膜で
は、十分な抵抗変化を得るには高い磁界が必要であると
いう問題がある。また、2種類の保磁力の異なる磁性材
料を持つ従来の多層膜では、非磁性層を介して磁性層間
の相互作用が強く働き、高い磁気抵抗変化率を得るため
には非磁性層厚を厚くしなければならない。本発明の目
的は、上述の多層膜を用いた磁気抵抗効果素子の問題の
解決方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、種々の材
料及び膜厚を有する磁性層、非磁性層を積層した多層磁
性膜を用いた磁気抵抗効果素子について鋭意研究を重ね
た結果、比較的軟磁性を示す磁性層及び比較的硬磁性を
示す磁性層の2層で非磁性層を挟んだ構造を含む多層膜
において、低磁界で高い磁気抵抗変化率を得られること
を見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、保磁力の異なる2種類の磁性層
で非磁性層を挟んだ構造を含む多層膜において、上記磁
性層に例えばNi−Fe−Co系合金及びCo−Pt系
合金を選択し、さらに、非磁性層にAu、Ag、Cuあ
るいはAu、Ag、Cuを主成分とする合金を選択する
ことにより、低磁界で高い磁気抵抗変化率を示す磁気抵
抗効果膜を得ることができる。
【0008】上記非磁性層として膜厚が1.8〜4.0
nmのCuを選択すると、2%以上の磁気抵抗変化率が
得られる。Co−Pt系合金は、酸化物層上に直接形成
することが好ましい。これによりCo−Pt系合金の保
磁力が高くなり、Ni−Fe−Co層の磁化の向きとC
o−Pt層の磁化の向きが反平行になる磁界領域が大き
くなる。
【0009】さらに、外部磁界検出方向とCo−Pt層
の磁化の着磁方向を同じにし、Ni−Fe−Co層の磁
化容易軸方向を上記外部磁界検出方向に垂直方向から適
度に傾けることにより、外部からのバイアス磁界が必要
なくなる。本発明による多層磁気抵抗効果膜は、磁気抵
抗効果素子、磁界センサ、磁気ヘッドなどに好適であ
る。また、本発明による多層磁気抵抗効果膜を採用した
磁気ヘッドを用いることにより、高性能磁気記録再生装
置を得ることができる。
【0010】
【作用】保持力の異なる2種類の磁性層にNi−Fe−
Co合金及びCo−Pt系合金を用い、非磁性層にA
u、Ag、CuあるいはAu、Ag、Cuを主成分とす
る合金を用い、非磁性層厚を1.8〜4.0nmにした
多層磁気抵抗効果膜は、低磁界で高い磁気抵抗変化率を
示す。非磁性層にCuを用いると、2%以上の磁気抵抗
変化率が得られる。また、Co−Pt系合金を酸化物上
に直接形成すると、Co−Pt層は高い保磁力を示し、
2種類の磁性層の磁化の向きが反平行になる磁界領域が
大きくなる。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例について、図面を参照
して、さらに具体的に説明する。 〔実施例1〕多層膜の作製にはイオンビームスパッタリ
ング法を用いた。到達真空度は3×10-5Pa、スパッ
タリング時のAr圧力は0.02Paである。また、膜
形成速度は、0.1〜0.2nm/sである。
【0012】形成した多層膜の断面構造を図1に示す。
基板11にはSi(100)単結晶を用いた。ただし、
Si基板は処理を行っていないため、基板表面には酸化
層が形成されている。硬磁性層12には厚さ8nmのC
o−17at%Ptを用いた。非磁性層13にはCuを
用い、その膜厚を変化させた。軟磁性層14には厚さ1
0nmのNi−16at%Fe−18at%Coを用い
た。
【0013】図2に、Cu膜厚に対する上記3層膜の磁
気抵抗変化率の変化を示す。Cu膜厚が1.5nm以上
の領域で、磁気抵抗変化率が高くなりはじめる。Cu膜
厚が2.2nm付近で最大値が得られ、その値は約3.
5%である。また、Cu膜厚が1.8nm〜4.0nm
の領域では、磁気抵抗変化率の値は2%以上になる。従
って、高い磁気抵抗変化率を得るためには、Cu膜厚を
1.8nm〜4.0nmの領域に設定することが好まし
い。また、磁気抵抗変化率を3%以上にするには、Cu
膜厚を2.0nm〜3.0nmにする必要がある。
【0014】また、磁気抵抗効果に寄与しているのは上
記3層膜であるため、上記3層膜に保護膜あるいはFe
−Mn合金からなる磁区制御膜等を形成しても同様の特
性が得られる。磁気抵抗効果曲線にバルクハウゼンノイ
ズが生じる場合は、多層磁気抵抗効果膜の磁界検出方向
と直角の方向にバイアス磁界を印加する機構を設けるこ
とが、バルクハウゼンノイズの抑止に効果がある。磁気
抵抗効果膜をトラック幅1μm以下の狭トラック磁気ヘ
ッドに用いる場合には、トラック幅を厳密に規定する必
要があるため、上記バイアス磁界を印加する方法として
は、軟磁性を示す磁性層の部分に、反強磁性層を接触さ
せる方法が好ましい。
【0015】本実施例では、硬磁性を示す材料としてC
o−Ptを用いたが、Coを主成分とする磁性材料であ
るCo−Cr系合金、Co−Ta系合金、Co−Cr−
Ta系合金、Co−Cr−Pt系合金、Co−Sm系合
金等を用いても同様な特性が得られる。Coを主成分と
する合金は硬磁性を示し、さらに、Coを主成分とする
合金を用いることにより、磁性層と非磁性層との界面で
起こる散乱確率が高くなり、高い磁気抵抗変化率が得ら
れる。また、本実施例では、非磁性層としてCuを用い
たが、電気抵抗率の低いAu、AgあるいはAu、A
g、Cuを主成分とする合金を用いても同様の結果が得
られる。しかし、磁性層として3d遷移金属を用いる場
合には、磁性層とのフェルミ面のマッチングの観点か
ら、非磁性層はCuであることが好ましい。
【0016】〔実施例2〕実施例1と同様の構造の多層
膜を形成した。本実施例では、図1の非磁性層13とし
て厚さ2.5nmのCuを用いた。図3に、本実施例の
3層膜の磁化曲線を示す。図中には軟磁性を示すNi−
Fe−Co層と硬磁性を示すCo−Pt層の磁化の向き
も同時に示す。印加磁界が約1.6kA/m(20O
e)付近において軟磁性を示すNi−Fe−Co層が磁
化反転し、Co−Pt層の磁化の向きと反平行になる。
印加磁界が64kA/m(800Oe)付近になると硬
磁性を示すCo−Pt層が磁化反転しはじめ、96kA
/m(1200Oe)でこの3層膜全体の磁化は飽和す
る。従って、上記多層膜のCo−Pt層の保磁力は約8
0kA/m(1000Oe)であり、2層の磁化の向き
が反平行に向いている磁界領域の大きさは約62.4k
A/m(780Oe)であることを、この磁化曲線は示
している。
【0017】図4には、磁性層12に厚さ10nmのN
i−Fe−Co層を用い、磁性層14に厚さ8nmのC
o−Pt層を用いた3層膜の磁化曲線を示す。印加磁界
が約1.6kA/m(20Oe)付近においてNi−F
e−Co層が磁化反転し、Co−Pt層の磁化の向きと
反平行になっている。しかし、印加磁界が5.6kA/
m(70Oe)付近においてCo−Pt層は磁化反転し
てしまい、2層の磁性層の磁化の向きが反平行に向いて
いる磁界領域の大きさは約4.0kA/m(50Oe)
となり、上記図3に示した磁化曲線と比較して56kA
/m(700Oe)以上も小さい。
【0018】上記の結果から、硬磁性を示すCo−Pt
層は酸化物層上に直接設けた方が、保磁力が高くなり、
2つの磁性層の磁化の向きが反平行に向いている磁界領
域が大きくなることが分かる。多層膜にはヒステリシス
があり、上記磁界領域を超えると同じ磁化状態には戻ら
なくなるため、2つの磁性層の磁化の向きが反平行に向
いている磁界領域が大きい方が良い。従って、硬磁性を
示すCo−Pt層は酸化物層上に直接設ける方が好まし
い。
【0019】〔実施例3〕実施例1と同様な構造の多層
膜を形成した。図1の非磁性層13として、厚さ2.5
nmのCu、磁性層14として厚さ10nmのNi−1
6at%Fe−18at%Coを用いた。磁性層12と
して、厚さ8nmのCo−Ptを用い、Pt濃度を0〜
35at%まで変化させた。その時の磁気抵抗変化率の
Pt濃度依存性を図5に示す。図のようにPtを添加し
ていない場合は1.5%程度の磁気抵抗変化率を示す
が、Ptを添加することにより抵抗変化率は大きくな
る。Pt濃度が5〜30at%の領域で磁気抵抗変化率
が2%以上になっている。このことから磁気抵抗変化率
を2%以上にするためにはPt濃度が5〜30at%で
あることが好ましい。
【0020】また、実施例1と同様な方法でSi(10
0)基板上に厚さ8nmのCo−Ptの単層膜を作製
し、Pt濃度を変化させた。図6に、Co−Pt単層膜
の保磁力のPt濃度依存性を示す。CoにPtを添加す
ることにより、Co−Ptの保磁力は増加し、Pt濃度
が20at%付近で最大になる。それ以上Ptを添加す
るとCo−Pt層の保磁力は低下する。上記多層膜にお
いて、2つの磁性層の磁化の向きが反平行になる磁界領
域を広くするためには、Co−Pt層の保磁力が大きい
ことが好ましい。Co−Ptの保磁力が40kA/m以
上であるためにはCo−PtのPt濃度が10〜35a
t%であることが好ましい。以上の結果より、2つの磁
性層の磁化の向きが反平行になる磁界領域が大きく、か
つ、磁気抵抗変化率が2%以上であるためには、Pt濃
度を10〜30at%とするのが好ましい。
【0021】〔実施例4〕実施例1と同様な構造の多層
膜を作製した。図1の基板11としてSi(100)を
用いた。磁性層12には膜厚8nmのCo−17at%
Pt、磁性層14には膜厚5nmのNi−16at%F
e−18at%Coを用いた。非磁性中間層13とし
て、膜厚が3nmのCu、Au、Agを用いた。表1に
多層膜の磁気抵抗変化率を示す。表1に示されるよう
に、非磁性中間層としてCu、Au、Agのいずれを用
いても高い磁気抵抗変化率が得られるが、Auあるいは
Agを用いた場合に比べ、Cuを用いた方が相対的に高
い磁気抵抗変化率が得られる。
【0022】
【表1】
【0023】〔実施例5〕実施例1と同様の方法で、多
層膜を形成した。本実施例では、図1の磁性層14とし
て、膜厚5nmのNi−Fe−Co系合金を用いた。N
i及びFeの組成比は、80:20とし、Coの濃度を
変化した。基板11にはSi(100)単結晶を用い
た。磁性層12には、厚さ8nmのCo−17at%P
tを用いた。また、非磁性層13には、厚さ2.5nm
のCuを用いた。
【0024】図7に、Co濃度と多層膜の磁気抵抗変化
率との関係を示す。この図のように、Co濃度の増加に
従い、磁気抵抗変化率が増加する。3.0%以上の磁気
抵抗変化率を得るためには、Co濃度が10%以上であ
ることが必要である。図8に、Co濃度と磁性層14の
異方性磁界との関係を示す。この図のように、Co濃度
を高くすると、磁性層14の異方性磁界が高くなる。磁
性層14の異方性磁界が高くなると、磁界に対する感度
が低下するという問題がある。図8のように、異方性磁
界を2.4kA/m(30Oe)以下とするためには、
Co濃度を25at%以下にする必要がある。
【0025】以上のように、高い磁気抵抗変化率及び低
い磁性層の異方性磁界を得るためには、Co濃度を10
〜25at%にすることが好ましい。なお、磁性層の結
晶磁気異方性定数を零に近くし、磁性層の保磁力を低く
するためには、NiとFeの組成比を75:25〜8
5:15にすることが好ましい。
【0026】〔実施例6〕実施例1と同様の方法で、図
9に示す多層膜を形成した。基板21にはSi(10
0)単結晶を用いた。また、磁性層22として、厚さ8
nmのCo−17at%Ptを用いた。非磁性層23に
は厚さ2.5nmのCuを用いた。磁性層24には、厚
さ2nmのCoを用い、磁性層25には厚さ8nmのN
i−16at%Fe−18at%Co合金を用いた。
【0027】本実施例のCo層を用いた多層膜は3.4
%の磁気抵抗変化率を示す。一方、Co層を用いていな
い多層膜の磁気抵抗変化率は2.8%である。従って、
磁性層の一部にCoを用いることにより、高い磁気抵抗
変化率を得ることができる。また、本実施例では、磁性
層23としてNi−Fe−Co系合金を使用したが、磁
性層にNi−Fe系合金を用いても、同様の結果が得ら
れる。また、本実施例では、非磁性層24としてCuを
用いたが、電気抵抗率の低いAu、Agを用いても同様
の結果が得られる。しかし、磁性層として3d遷移金属
を用いる場合には、磁性層とのフェルミ面のマッチング
の観点から、非磁性層はCuであることが好ましい。
【0028】〔実施例7〕実施例1と同様の方法で、図
10に示す多層膜を形成した。基板31にはSi(10
0)単結晶を用いた。磁性層32及び磁性層36には、
硬磁性を示す厚さ8nmのCo−17at%Ptを用い
た。磁性層34には、軟磁性を示す厚さ10nmのNi
−16at%Fe−18at%Co合金を用いた。非磁
性層33及び非磁性層35には、厚さ2.5nmのCu
を用いた。
【0029】Co−Pt磁性層をさらに1層設けた本実
施例の多層膜は、3.6%の磁気抵抗変化率を示す。C
o−Pt層が1層だけの多層膜の磁気抵抗変化率は2.
8%である。従って、Co−Pt層をさらに1層設ける
ことにより、さらに高い磁気抵抗変化率が得ることがで
きる。ただし、Co−Pt層をさらに一層設けたため
に、磁性層間の相互作用が強く働き、高い磁気抵抗変化
率が得られる反面、抵抗変化の急峻性が失われるという
問題がある。
【0030】〔実施例8〕図1に示す3層構造の多層膜
を用いて磁気抵抗効果素子を形成した。本実施例では、
図1の磁性層12として硬磁性を示す厚さ8nmのCo
−17at%Ptを、非磁性層13として2.5nmの
Cuを、磁性層14として軟磁性を示す厚さ10nmの
Ni−16at%Fe−18at%Coを用いた。
【0031】図11に、磁気抵抗効果素子の構造を示
す。磁気抵抗効果素子は、多層磁気抵抗効果膜41及び
電極42をシールド層43、44で挟んだ構造を有す
る。上記磁気抵抗効果素子に磁界を印加し電気抵抗率の
変化を測定したところ、5.6kA/m(70Oe)程
度の印加磁界で3%程度の磁気抵抗変化率を示した。ま
た、本発明の磁気抵抗効果素子の再生出力は、Ni−F
e単層膜を用いた磁気抵抗効果素子と比較して、約3倍
であった。
【0032】〔実施例9〕本発明の多層膜を用いた磁気
抵抗効果素子を2枚作製した。1つは硬磁性層の磁化の
着磁方向を外部磁界検出方向と同じにし、軟磁性の磁化
容易軸を外部磁界検出方向に対し直交させた膜であり、
もう一方は、軟磁性層の磁化容易軸を外部磁界検出方向
に垂直な方向から15度傾けた膜である。本実施例で
は、図1の磁性層12には膜厚が5nmのCo−17a
t%Ptを、非磁性層13には膜厚が2.5nmのCu
を、磁性層14には膜厚が5nmのNi−16at%F
e−18at%Coを用いた。ここで素子高さは5μ
m、素子長さは100μmである。
【0033】図12に上記2枚の素子の、低磁界での磁
界−電圧変化特性を示す。図中には、Co−Pt層の磁
化の着磁方向とNi−Fe−Co層の磁化容易軸方向の
関係を示す。Ni−Fe−Co層の磁化容易軸を磁界検
出方向に直交させた素子では、電圧変化の中心の磁界は
約3kA/mになっている。一方、Ni−Fe−Co層
の磁化容易軸を磁界検出方向に垂直な方向に対し、15
度傾けた素子では、電圧変化の中心の磁界はほぼ零にな
っている。
【0034】外部磁界の検出方向とCo−Pt層の着磁
方向を同じにし、Ni−Fe−Co層の磁化容易軸を外
部磁界検出方向に対して直交させた磁気抵抗効果素子に
おいて、Ni−Fe−Co層には、磁界検出方向に以下
のような影響を受け、磁界が印加される。それは、Co
−Pt層及びCu層内に流れるシャント電流により起こ
る磁界、磁性層間の磁気的な相互作用、形状異方性及び
Co−Pt層のもれ磁界の影響によるものである。そこ
で、Ni−Fe−Co層の磁化の磁界検出方向成分が上
記磁界を打ち消すように、Ni−Fe−Co層の磁化容
易軸を磁界検出方向に対して垂直な方向から数度傾ける
ことにより、外部からのバイアス磁界は必要でなくな
る。
【0035】〔実施例10〕実施例8で述べた磁気抵抗
効果素子を用い、図13に示す構造を有する磁気ヘッド
を作製した。図13は、記録再生分離型ヘッドの一部分
を切断した斜視図である。多層磁気抵抗効果膜51をシ
ールド層52、53で挾んだ部分が再生ヘッドとして働
き、コイル54を挾む下部磁極55、上部磁極56の部
分が記録ヘッドとして働く。多層磁気抵抗効果膜51は
実施例6に記載の多層膜からなる。また、電極58に
は、Cr/Cu/Crという多層構造の材料を用いた。
【0036】以下に、このヘッドの作製方法を示す。A
23・TiCを主成分とする焼結体をスライダ用の基
板57とした。シールド層、記録磁極にはスパッタリン
グ法で形成したNi−Fe合金を用いた。各磁性膜の膜
厚は、以下のようにした。上下のシールド層52、53
は1.0μm、下部磁極55、上部56は3.0μm、
各層間のギャップ材としてはスパッタリングで形成した
Al23 を用いた。ギャップ層の膜厚は、シールド層
と磁気抵抗効果素子間で0.2μm、記録磁極間では
0.4μmとした。さらに再生ヘッドと記録ヘッドの間
隔は約4μmとし、このギャップもAl23 で形成し
た。コイル54には膜厚3μmのCuを使用した。
【0037】以上述べた構造の磁気ヘッドで記録再生を
行ったところ、Ni−Fe単層膜を磁気抵抗効果素子に
用いた磁気ヘッドと比較して、約3倍高い再生出力を得
た。これは、磁気ヘッドに本発明による高磁気抵抗効果
を示す多層膜を用いたためと考えられる。上記磁気ヘッ
ドを磁気記録再生装置に用いることにより、高感度で高
性能の磁気記録再生装置が得られる。また、本発明の磁
気抵抗効果素子は、磁気ヘッド以外の磁界検出器にも用
いることができる。
【0038】
【発明の効果】非磁性層を保持力の異なる2種類の磁性
層で挟むことにより高い磁気抵抗変化率を示す多層膜が
得られる。特に、磁性層にNi−Fe−Co系合金及び
Co−Pt系合金を用い、非磁性層にCuを用いると、
低い磁界で高い磁気抵抗変化率が得られる。また、外部
磁界検出方向とCo−Pt層の磁化の着磁方向を同じに
し、Ni−Fe−Co層の磁化容易軸方向を上記外部磁
界検出方向に垂直方向から適度に傾けることにより、外
部からのバイアス磁界が上記多層膜には必要がない。さ
らに、上記多層磁気抵抗効果膜は、磁気抵抗効果素子、
磁界センサ、磁気ヘッドなどに好適である。また、上記
磁気ヘッドを用いることにより、高性能磁気記録再生装
置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多層磁気抵抗効果膜の構造を示す断面
図。
【図2】Cu膜厚と磁気抵抗変化率との関係を示すグラ
フ。
【図3】Co−Pt層を基板に直接設けたときの磁化曲
線。
【図4】Co−Pt層を基板に直接設けないときの磁化
曲線。
【図5】Co−Pt層のPt濃度と磁化抵抗変化率との
関係を示すグラフ。
【図6】Co−Pt単層膜におけるPt濃度と保持力と
の関係を示すグラフ。
【図7】Ni−Fe−Co系合金のCo濃度と磁気抵抗
変化率との関係を示すグラフ。
【図8】Ni−Fe−Co系合金のCo濃度と磁性層の
異方性磁界との関係を示すグラフ。
【図9】磁性層の一部にCo層を用いた多層磁気抵抗効
果膜の構造を示す断面図。
【図10】図1に示す多層磁気抵抗効果膜にさらにCo
−Pt層を設けた多層膜の構造を示す断面図。
【図11】本発明による多層磁気抵抗効果膜を用いた磁
気抵抗効果素子の斜視図。
【図12】Ni−Fe−Co層の磁化容易軸方向の角度
を変えたときの磁界−電圧変化特性を示す図。
【図13】本発明の磁気ヘッドを示す斜視図。
【符号の説明】
11,21,31…基板 12,14,22,24,25,32,34,36…磁
性層 13,23,33,35…非磁性層 41…多層磁気抵抗効果膜 42,58…電極 43,44,52,53…シールド層 51…多層磁気抵抗効果膜 54…コイル 55…下部磁極 56…上部磁極 57…基体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 43/08 Z

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保磁力の異なる2種類の磁性層で非磁性
    層を挟んだ構造を含むことを特徴とする多層磁気抵抗効
    果膜。
  2. 【請求項2】 前記非磁性層がAu、Ag、Cu、又は
    Au、Ag、Cuを主成分とする合金であることを特徴
    とする請求項1記載の多層磁気抵抗効果膜。
  3. 【請求項3】 前記非磁性層の膜厚が1.8nm〜4.
    0nmであることを特徴とする請求項1又は2記載の多
    層磁気抵抗効果膜。
  4. 【請求項4】 前記保持力の異なる2種類の磁性層のう
    ち比較的硬磁性を示す磁性材料としてCoを主成分とす
    る合金を用いたことを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    か1項記載の多層磁気抵抗効果膜。
  5. 【請求項5】 Coを主成分とする合金としてCo−P
    t系合金を用いたことを特徴とする請求項4記載の多層
    磁気抵抗効果膜。
  6. 【請求項6】 Pt濃度が10〜30at%であるCo
    −Pt系合金を用いたことを特徴とする請求項5記載の
    多層磁気抵抗効果膜。
  7. 【請求項7】 Co−Pt系合金が基板の酸化物層上に
    形成されることを特徴とする請求項5又は6記載の多層
    磁気抵抗効果膜。
  8. 【請求項8】 前記保持力の異なる2種類の磁性層のう
    ち比較的軟磁性を示す磁性材料としてNi−Fe系合金
    又はNi−Fe−Co系合金を用いることを特徴とする
    請求項1〜7のいずれか1項記載の多層磁気抵抗効果
    膜。
  9. 【請求項9】 前記Ni−Fe−Co系合金のCo濃度
    が10〜25at%であることを特徴とする請求項8記
    載の多層磁気抵抗効果膜。
  10. 【請求項10】 磁性層と非磁性層の界面の少なくとも
    1つの界面に、Co層を形成したことを特徴とする請求
    項1〜9のいずれか1項記載の多層磁気抵抗効果膜。
  11. 【請求項11】 3層の磁性層と2層の非磁性層を基板
    上に磁性層と非磁性層が交互になるように積層した多層
    磁気抵抗効果膜において、基板側から数えて磁性層の1
    層目と3層目には比較的硬磁性を示す磁性材料を用い、
    磁性層の2層目には比較的軟磁性を示す磁性材料を用い
    たことを特徴とする多層磁気抵抗効果膜。
  12. 【請求項12】 磁性層と非磁性層の界面の少なくとも
    1つの界面に、Co層を形成したことを特徴とする請求
    項11記載の多層磁気抵抗効果膜。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれか1項記載の
    多層磁気抵抗効果膜と電極とを含むことを特徴とする磁
    気抵抗効果素子。
  14. 【請求項14】 比較的硬磁性を示す磁性層の磁化の着
    磁方向を外部磁界の検出方向と同じにし、比較的軟磁性
    を示す磁性層の磁化容易軸をシャント電流による磁界、
    磁性層間の磁気的な相互作用、形状異方性及び前記比較
    的硬磁性を示す磁性層の漏れ磁界の影響を打ち消すよう
    に前記外部磁界の検出方向に垂直な方向に対してわずか
    に傾けたことを特徴とする請求項13記載の磁気抵抗効
    果素子。
  15. 【請求項15】 請求項13又は14記載の磁気抵抗効
    果素子を少なくとも一部に用いた磁気ヘッド。
  16. 【請求項16】 請求項13又は14記載の磁気抵抗効
    果素子と誘導型磁気ヘッドを組み合わせた複合型磁気ヘ
    ッド。
  17. 【請求項17】 請求項15又は16に記載の磁気ヘッ
    ドを用いた磁気記録再生装置。
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