JPH0765233B2 - 小径長尺パイプ内面のめっき方法及びそれに用いる用具 - Google Patents

小径長尺パイプ内面のめっき方法及びそれに用いる用具

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JPH0765233B2
JPH0765233B2 JP1221070A JP22107089A JPH0765233B2 JP H0765233 B2 JPH0765233 B2 JP H0765233B2 JP 1221070 A JP1221070 A JP 1221070A JP 22107089 A JP22107089 A JP 22107089A JP H0765233 B2 JPH0765233 B2 JP H0765233B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、内径10〜500mm、長さ1〜30mといった小径長
尺パイプの内面に電気めっきする方法及びこれに用いる
めっき用具に関する。
〔従来の技術〕
従来、パイプ内面を電気めっきする方法としては、パイ
プ内に軸方向に沿って陽極線を通すと共に、パイプ内に
電気めっき液を流しながらめっきする方法が知られてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、かかる方法は、大径のパイプや小径の短寸パイ
プに対しては十分にめっきが可能であるが、上述した如
き小径長尺パイプの内面にめっきする場合は、パイプ内
に軸方向に沿って陽極線を配設することが困難で、陽極
線がたわんでパイプの軸方向中間部でパイプ内面と接触
し、ショートする場合があり、めっきがむら付きし、め
っき膜厚の均一性が損なわれる場合が多い。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、小径長尺パ
イプの内面を簡単、確実に、しかも均一かつ良好に電気
めっきすることができるめっき方法及びそれに用いるめ
っき用具を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するため、被めっき物の小径
長尺パイプ内に電気めっき室を形成する2個のめっき室
用隔壁を互に所定間隔離間して液密かつ摺動可能に嵌挿
すると共に、上記前側のめっき室用隔壁の前方に該隔壁
と前処理室を形成する前処理室用隔壁を液密かつ摺動可
能に嵌挿し、かつ上記後側のめっき室用隔壁の後方に該
隔壁と後水洗室を形成する後水洗室用隔壁を液密かつ摺
動可能に嵌挿し、上記各隔室を互に連結する移動杆を設
け、上記前処理室に前処理液を導入する前処理液導入管
及び前処理液を排出する前処理液排出管をそれぞれ連通
し、上記電気めっき室に電気めっき液を導入するめっき
液導入管及び電気めっき液を排出するめっき液排出管を
それぞれ連通し、上記後水洗室に水洗水を導入する後水
洗水導入管及び水洗水を排出する後水洗水排出管をそれ
ぞれ連通し、電気めっき室に陽極体を設けて、上記移動
杆を引っ張って上記各隔壁を一体に連続的又は間欠的に
移動させながら、上記前処理室、電気めっき室、後水洗
室にそれぞれ前処理液、電気めっき液、水洗水を導入、
流動、排出させ、上記長尺パイプ内を前処理し、前処理
箇所を電気めっきし、電気めっき箇所を水洗することを
パイプの軸方向に沿って繰り返し、長尺パイプ内周面に
電気めっき膜を形成することを特徴とする小径長尺パイ
プ内面のめっき方法を提供する。
この場合、前処理室用隔壁を2個設け、前側の隔壁と後
側の隔壁との間に前処理液室を形成すると共に、後側の
隔壁と前側めっき室用隔壁との間に上記前処理液室にて
処理された長尺パイプ内の箇所を水洗する前水洗室を形
成することができ、またこの際、前水洗室に連通される
前水洗水排出管と後水洗水導入管を共通として、前水洗
室内の水洗水を後水洗室に導入することもできる。
本発明は、更にかかるめっき方法に使用する用具とし
て、被めっき物の小径長尺パイプ内に液密かつ摺動可能
に互に所定間隔離間して嵌挿され、電気めっき室を形成
する2個のめっき室用隔壁と、その前側のめっき室用隔
壁の前方に上記パイプ内に液密かつ摺動可能に嵌挿さ
れ、該隔壁と前処理室を形成する前処理室用隔壁と、上
記後側のめっき室用隔壁の後方に上記パイプ内に液密か
つ摺動可能に嵌挿され、該隔壁と後水洗室を形成する後
水洗室用隔室と、これら隔壁を互に連結する移動杆と、
該移動杆を引っ張ることにより、移動杆と一体に上記各
隔壁を移動させる移動機構と、上記前処理室に連通して
設けられた前処理液を導入する前処理液導入管及び前処
理液を排出する前処理液排出管と、上記電気めっき室に
連通して設けられた電気めっき液を導入するめっき液導
入管及び電気めっき液を排出するめっき液排出管と、上
記後水洗室に連通して設けられた水洗水を導入する後水
洗水導入管及び水洗水を排出する後水洗水排出管と、上
記電気めっき室内に設けられた陽極とを具備してなるこ
とを特徴とする小径長尺パイプ内面めっき用具を提供す
る。
この場合、前処理室用隔壁を2個設け、前側の隔壁と後
側の隔壁との間に前処理液室を形成すると共に、後側の
隔壁と前側めっき室用隔壁との間に上記前処理液室にて
処理された長尺パイプ内の箇所を水洗する前水洗室を形
成したり、この際、前水洗室に連通される前水洗水排出
管と後水洗水導入管を共通とすることができる。
〔作 用〕
本発明のめっき方法は、上述しためっき用具の隔壁をめ
っきすべき小径長尺パイプ内に嵌挿し、移動杆を連続的
又は所定間隔毎に引っ張って各隔壁を一体にパイプの基
端から先端に向けて徐々に移動させると同時に、前処理
室、電気めっき室、後水洗室にそれぞれ前処理液、電気
めっき液、水洗水を供給し、各室に対応したパイプ内面
をそれぞれ前処理し、電気めっきし、水洗する。この場
合、各隔壁が移動し、これと一体に各室が移動すること
により、パイプ内面のある箇所が順次前処理され、電気
めっきされ、水洗される。従って、各隔壁(各室)がパ
イプの基端から先端に移動することにより、パイプ内面
全面が確実にめっきされる。
従って、本発明によれば、内径10〜500mm、長さ1〜30m
という小径パイプの内面を均一にめっきし得、この場
合、パイプ内のいずれの箇所も前処理され(この場合、
前処理として、脱脂或いは酸処理した後、水洗するよう
な処理を行なうことができる)、前処理された部分が酸
化、変色等する間もなく、直ちにめっきされるので、め
っき膜のパイプ内面に対する密着性は良好であり、むら
付きなどもない上、めっき後は直ち水洗されるので、め
っき膜が変色等することもなく、良好なめっき膜が保持
される。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例につき図面を参照して説明す
る。
図中1は本発明に係る小径長尺パイプ内面をめっきする
ために使用するめっき用具で、このめっき用具1は互に
所定間隔離間して並列された5個の円板状第1〜第5隔
壁2a〜2eを有する。これら第1〜第5隔壁2a〜2eは、め
っきすべき小径長尺パイプA内に液密かつ摺動可能に嵌
挿されるもので、その直径はパイプAの内径とほぼ等し
く形成されていると共に、各隔壁2a〜2eの外周面には耐
薬品性弾性体(ネオプレン等)からなるリング状の摺動
パッキン部材3がその外周面を露呈させた状態で埋設さ
れており、これら第1〜第5隔壁2a〜2eをパイプA内に
嵌挿した場合、先端側(図中左側)から順次前処理液室
4、前水洗室5、電気めっき室6、後水洗室7が互に遮
断されて形成されるようになっている。即ち、本実施例
においては第3、第4隔壁がめっき室用隔壁を構成し、
その前方の第1、第2隔壁がそれぞれ前処理室用隔壁を
構成し、第5隔壁が後水洗室用隔壁を構成しており、ま
た前処理液室と前水洗室とで前処理室が構成されてい
る。
8は絶縁層9を介して外周面に金属層10a,10bが形成さ
れた移動杆で、該移動杆8は上記第1〜第5隔壁2a〜2e
の中心部を貫通してこれら隔壁2a〜2eと固着され、各隔
壁2a〜2e間の所定間隔を固定保持している。この場合、
上記金属層10a,10bは互に絶縁隔離層11aにより離間して
おり、また前処理液室4及び電気めっき室6に対応する
部分全体は露呈されているが、他の部分はシール層11b
により絶縁被覆されており、上記金属層10の両露呈部分
はそれぞれ陽極12,13を構成している。また、上記移動
杆8の先端部には移動ロープ14が連結され、該移動ロー
プ14は駆動装置(モータ)15の駆動により、その駆動軸
に取り付けられたプーリー16に巻き取られ、ロープ14の
移動と一体に移動杆8、これに固定された各隔壁2a〜2e
が移動し、用具1がパイプAの基端側から先端側に移動
し得るようになっている。
また、上記前処理液室4に連通するように前処理液導入
管17の一端部が第1隔壁2aを液密に貫通して配設されて
いると共に、前処理液排出管18の一端部が第2隔壁2b、
更に第3〜第5隔壁2c〜2eを順次液密に貫通して配設さ
れており、前処理液導入管17の他端部及び前処理液排出
管18の他端部はそれぞれ前処理液が収容された前処理槽
19内に配置されている。そして上記前処理液導入管17に
はポンプ20が介装され、ポンプ20の作動により前処理槽
19内の前処理液が導入管17を通って前処理液室4内に導
入されると共に、前処理液室4内から返送管18を通って
前処理液が前処理槽19に返送されるようになっている。
ここで、前処理液は適宜選定されるが、例えば電解脱脂
液、電解酸洗液等とすることができる。
更に、上記前水洗室5に連通するように前水洗水導入管
21の一端部が第1及び第2隔壁2a,2bを液密に貫通して
配設され、また一端部が第3隔壁2c、他端部が第4隔壁
2dをそれぞれ液密に貫通して前及び後水洗室5,7と連通
し得る水洗水配送管2が配設されていると共に、後水洗
水排出管23の一端部が第5隔壁2eを液密に貫通して後水
洗室7に連通するように配設されている。即ち、本実施
例では前水洗水導入管及び水洗水配送管が後水洗水導入
管と共通している。なお、前水洗水導入管21の他端は水
洗水供給源24に、後水洗水排出管23の他端は水洗水廃棄
槽25にそれぞれ接続されている。従って、水洗水供給源
24からの水洗水が前水洗室25、後水洗室7を順次流れる
ようになっている。
また更に、上記電気めっき室6に連通するように、めっ
き液導入管26の一端部が第1〜第3隔壁2a〜2cを順次液
密に貫通して配置されていると共に、めっき液排出管27
の一端部が第4,第5隔壁2d,2eを順次液密に貫通して配
設されている。上記めっき液導入管26の他端部及びめっ
き液排出管27の他端部はそれぞれ電気めっき液が収容さ
れためっき槽28内に配置され、そして上記めっき液導入
管26には過器29、熱交換器30、ポンプ31が介装され、
ポンプ31の作動によりめっき槽28内の電気めっき液が導
入管26を通ってめっき室6内に導入されると共に、めっ
き室6内から排出管27を通って電気めっき液がめっき槽
28に返送されるようになっている。
ここで、本発明において、電気めっきの種類は特に制限
されず、銅,ニッケル,錫,亜鉛めっきなどを挙げるこ
とができる。
32は前処理用直流電源、33はめっき用直流電源で、これ
ら電源32,33の陽極端子はそれぞれ上記金属層10a,10bに
接続されていると共に、陰極端子はそれぞれパイプAに
接続されている。
なお、34は揺動装置で、該揺動装置34の作動によりパイ
プAをその径方向に揺動し得るようになっている。
而して、上述しためっき用具1を用いて小径長尺パイプ
Aの内面をめっきする場合は、パイプAを若干先端側が
基端側より高くなるように傾斜して配設し、用具1をパ
イプAの基端部内にセットし、駆動装置15を連続的又は
適宜間隔毎に間欠的に作動させ、ロープ14をプーリー16
に巻き取りつつ用具1をパイプA内に摺動させる。一
方、ポンプ20、水洗水供給源24、ポンプ31を作動させ、
前処理液室4内に前処理液を、前及び後水洗室5,7内に
水洗水を、めっき室6内に電気めっき液をそれぞれ流す
と共に、電源32,33によりパイプAと陽極12,13との間に
所定電圧を印加する。これにより、前処理液室4、前及
び後水洗室5,7、めっき室6にそれぞれ対応するパイプ
Aの内面が前処理され、水洗され、電気めっきされるも
のであるが、この場合用具1はパイプA内を基端部から
先端部に向けて徐々に移動していくものであるから、パ
イプA内のある部分は用具1の移動につれ、順次前処理
され、水洗され、電気めっきされ、水洗されるもので、
従ってこのようにしてパイプ内面全面に密着よく均一に
かつ簡単確実に良好な電気めっき膜が形成されるもので
ある。
以下、この点につき下記の実験例により更に具体的に説
明する。
実験例 長さ18m,内径32.3mm,外径34.5mmのステンレススチール
製パイプ内にアルカリ脱脂液を通し、次いで水洗した
後、第1図に示した如き用具を用いてパイプ内面に電気
めっきを施した。
この場合、用具の寸法は下記の通りである。
用具の長さ 4800mm 前処理液室の長さ 400mm 前水洗室の長さ 150mm めっき室の長さ 4000mm 後水洗室の長さ 150mm また、前処理液、電気めっき液としては、下記組成の電
解酸洗液、硫酸銅めっき液を用いた。
電解酸洗液組成・処理条件 硫 酸 5Vol.% インヒビター 3ml/ 温 度 25℃ 陰極電流密度 5A/dm2 全電流 200A 硫酸銅めっき液組成・めっき条件 CuSO4・5H2O 220g/ H2SO4 60 〃 市販光沢剤 5.5ml/ 温 度 25℃ 陰極電流密度 10A/dm2 全電流 400A 更に、用具は80mm/分の速度で連続的に移動させ(用具
がパイプ内を通過する時間は210分)、電解酸洗時間を
5分、めっき時間を50分として処理した。
以上の結果、パイプ内面に厚さ100μmで均一に硫酸銅
めっき膜が形成された。
なお、本発明は上記実施例に制限されるものではない。
例えば前処理は電解的に行なう場合に限られず、浸漬用
脱脂液、酸洗液を流すようにしてもよい。従って、この
場合前処理用の陽極12の形成、電源32の配設は省略し得
る。また、前水洗室からの水洗水は後水洗室に導入する
ことなくそのまま系外に排出することができる。従っ
て、この場合後水洗室に直接水洗水を導入する後水洗水
導入管を配設する。
また、上記実施例では、前処理室として前処理液室と前
水洗室との2室を形成したが、1室のみの構成とするこ
とができる、この場合、各隔室を間欠的に移動させると
共に、隔室の移動が停止している間に、例えばまず前処
理室に脱脂液、酸洗液等の前処理薬品を所定時間流通さ
せた後、その流通を停止し、次いで前処理室に水洗水を
所定時間流通させて前水洗し、しかる後各隔室を所定距
離移動することにより、1室の前処理室で複数の処理を
行なうことができる。
更に、前処理室は3室以上とすることもでき、上記前処
理液室に加え、別の前処理液室を必要により水洗室を介
してその前又は後に形成することもできる。
また、後水洗室の後に適宜な後処理室を形成することが
でき、なおまためっき室は必要により水洗室、酸洗室、
水洗室を介して2個以上形成することもできる。
また更に、その他の構成についても本発明の要旨の範囲
内で種々変更することができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、小径長尺パイプ内面に密着よく、均一
にむらなく、しかも簡単かつ確実に良好なめっき膜を形
成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るめっき用具の一実施例を示す一部
省略断面図、第2図は同用具を用いてパイプ内のめっき
を行なう場合のフローシート図である。 1……めっき用具、 2a〜2e……第1〜第5隔壁、 4……前処理液室、5……前水洗室、 6……電気めっき室、7……後水洗室、 8……移動杆、13……陽極、 14……移動ロープ、17……前処理液導入管、 18……前処理液排出管、19……前処理槽、 21……前水洗水導入管、22……水洗水配送管、 23……後水洗水排出管、 26……めっき液導入管、 27……めっき液排出管、 28……めっき槽、33……めっき用電源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 敦彦 大阪府枚方市出口1丁目5番1号 上村工 業株式会社機械事業部内 (72)発明者 岡田 益雄 大阪府守口市梶町3丁目35―23 三和防錆 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭49−40236(JP,A) 特開 昭50−118932(JP,A) 特開 昭63−153293(JP,A)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被めっき物の小径長尺パイプ内に電気めっ
    き室を形成する2個のめっき室用隔壁を互に所定間隔離
    間して液密かつ摺動可能に嵌挿すると共に、上記前側の
    めっき室用隔壁の前方に該隔壁と前処理室を形成する前
    処理室用隔壁を液密かつ摺動可能に嵌挿し、かつ上記後
    側のめっき室用隔壁の後方に該隔壁と後水洗室を形成す
    る後水洗室用隔壁を液密かつ摺動可能に嵌挿し、上記各
    隔室を互に連結する移動杆を設け、上記前処理室に前処
    理液を導入する前処理液導入管及び前処理液を排出する
    前処理液排出管をそれぞれ連通し、上記電気めっき室に
    電気めっき液を導入するめっき液導入管及び電気めっき
    液を排出するめっき液排出管をそれぞれ連通し、上記後
    水洗室に水洗水を導入する後水洗水導入管及び水洗水を
    排出する後水洗水排出管をそれぞれ連通し、電気めっき
    室に陽極体を設けて、上記移動杆を引っ張って上記各隔
    壁を一体に連続的又は間欠的に移動させながら、上記前
    処理室、電気めっき室、後水洗室にそれぞれ前処理液、
    電気めっき液、水洗水を導入、流動、排出させ、上記長
    尺パイプ内を前処理し、前処理箇所を電気めっきし、電
    気めっき箇所を水洗することをパイプの軸方向に沿って
    繰り返し、長尺パイプ内周面に電気めっき膜を形成する
    ことを特徴とする小径長尺パイプ内面のめっき方法。
  2. 【請求項2】前処理室用隔壁を2個設け、前側の隔壁と
    後側の隔壁との間に前処理液室を形成すると共に、後側
    の隔壁と前側めっき室用隔壁との間に上記前処理液室に
    て処理された長尺パイプ内の箇所を水洗する前水洗室を
    形成した請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】前水洗室に連通される前水洗水排出管と後
    水洗水導入管を共通として、前水洗室内の水洗水を後水
    洗室に導入した請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】被めっき物の小径長尺パイプ内に液密かつ
    摺動可能に互に所定間隔離間して嵌挿され、電気めっき
    室を形成する2個のめっき室用隔壁と、その前側のめっ
    き室用隔壁の前方に上記パイプ内に液密かつ摺動可能に
    嵌挿され、該隔壁と前処理室を形成する前処理室用隔壁
    と、上記後側のめっき室用隔壁の後方に上記パイプ内に
    液密かつ摺動可能に嵌挿され、該隔壁と後水洗室を形成
    する後水洗室用隔室と、これら隔壁を互に連結する移動
    杆と、該移動杆を引っ張ることにより、移動杆と一体に
    上記各隔壁を移動させる移動機構と、上記前処理室に連
    通して設けられた前処理液を導入する前処理液導入管及
    び前処理液を排出する前処理液排出管と、上記電気めっ
    き室に連通して設けられた電気めっき液を導入するめっ
    き液導入管及び電気めっき液を排出するめっき液排出管
    と、上記後水洗室に連通して設けられた水洗水を導入す
    る後水洗水導入管及び水洗水を排出する後水洗水排出管
    と、上記電気めっき室内に設けられた陽極とを具備して
    なることを特徴とする小径長尺パイプ内面めっき用具。
  5. 【請求項5】前処理室用隔壁を2個設け、前側の隔壁と
    後側の隔壁との間に前処理液室を形成すると共に、後側
    の隔壁と前側めっき室用隔壁との間に上記前処理液室に
    て処理された長尺パイプ内の箇所を水洗する前水洗室を
    形成した請求項4記載の用具。
  6. 【請求項6】前水洗室に連通される前水洗水排出管と後
    水洗水導入管を共通とした請求項5記載の用具。
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