JPH0764943B2 - 微細気泡含有ポリエステルフイルム - Google Patents

微細気泡含有ポリエステルフイルム

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JPH0764943B2
JPH0764943B2 JP62163168A JP16316887A JPH0764943B2 JP H0764943 B2 JPH0764943 B2 JP H0764943B2 JP 62163168 A JP62163168 A JP 62163168A JP 16316887 A JP16316887 A JP 16316887A JP H0764943 B2 JPH0764943 B2 JP H0764943B2
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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、その表面及び内部に無数の微細気泡を含有せ
しめたポリエステルフイルムに関する。詳しくは、微細
は独立気泡を含有せしめることにより、フイルムの見掛
け比重が軽減されたフイルムであり、且つ白色度、隠蔽
度及び接着性に優れた延伸ポリエステルフイルムに関す
る。
<従来の技術と発明が解決しようとする問題点> 従来、ポリエステルフイルムはその優れた機械的特性、
電気的特性、耐薬品性、耐熱性等を有することから、各
種産業において広く利用されている。とりわけ二軸延伸
ポリエチレンテレフタレートフイルムは、他のフイルム
に比べ平面性及び寸法安定性に優れ、又比較的安価で市
場に提供されることから、製版用及び情報基材用として
欠くことのできない素材である。
例えばオフイスや会議室で使用されている商品の一つに
電子白板があるが、この電子白板の重要な部位、即ちコ
ピーボード部には白色のかかるポリエステルフイルムが
使用されており、又近年普及増大の著しいテレホンカー
ドや鉄道用キャッシュレスカードなどで代表される磁気
カードにも、その基材として該白色フイルムが使用さ
れ、前述したような優れた特性を遺憾なく発揮してい
る。
しかしながら、該白色フイルムは優れた特性を有するも
のの、その隠蔽度を上げるために白色顔料を極めて多量
に配合していることから種々の弊害を生じている。すな
わち、該フイルムに比重の大きな無機粒子、例えば酸化
チタン粒子を時として10wt%以上も添加するため、フイ
ルムの見掛け比重が1.7以上、延いては2.0以上にも達
し、顔料を添加しない通常のフイルムに比べ、単位体積
当たりの重量は2〜5割大きくなる。
かかる見掛け比重の増加は、自重による経日的弛みを増
長する原因となっている。例えば前述電子白板において
は、長期間使用していると、ボード面の弛み老化が極め
て速くなり、製品価値を著しく低下させる要因となって
いる。
又、かかる白色フイルム中の無機粒子はフイルム自体の
剛性の増加につながり、フイルムスリット加工やカード
等のカッティング加工においてナイフの寿命を短くする
原因となったり、又該加工時にフイルムエッジで手を切
傷するなど、生産性、取扱い作業性等においても問題が
あった。
同時に、一定の所要面積のフイルム製品を得る際、梱包
作業や搬送作業時の労働負荷も当然大きくならざるを得
なかった。
そこで本発明者らは、かかる諸問題を解決するため見掛
け比重の低減を図った結果、例えば特願昭61−313896号
に提案したようにフイルムを発泡体構造にして微細気泡
含有ポリエステルフイルムにすることにより、フイルム
自重による経日的弛みを大幅に改良できることを見出し
た。又該フイルムは、微細に分散した独立気泡により同
時に隠蔽性も付与されたことから、顔料の添加量を抑え
ることが機能になったことと相まって、フイルム剛性と
緩和をも達成し、スリット加工時のナイフの寿命も格段
に延長し、フイルムエッジでの切傷事故も漸減した。
しかしながら、かかる優れた効果を達成した微細気泡含
有ポリエステルフイルムではあるものの、他のフイルム
特性面においては必ずしも十分なものではなかった。す
なわち、該フイルムはそのフイルム表面に大きな凹凸を
付与していることから、従来の白色フイルムに比べむし
ろ向上すると思われた接着性が予想に反し劣ることが明
らかとなった。又印制画像の不鮮明化も新らたに指摘さ
れるようになり、これらの問題を改良する必要に迫られ
た。
さて、通常ポリエステルフイルムの接着性を改良するた
めに各種の表面処理を施すことは、既に周知の事実であ
る。例えば火炎処理、溶剤処理、プラズマ処理、表面コ
ート処理、コロナ放電処理、プラズマ処理、紫外線処
理、イオンプレーテイング処理、放射線処理、サンドブ
ラスト処理などが挙げられ、それぞれの処理法について
接着性を改良するための提案がなされている。
しかしながら、かかる表面処理は従来主に平担なごく普
通のポリエステルフイルムに対して行なわれたものであ
り、本発明のような極めて粗面度の大きなポリエステル
フイルムを対象にした例は見られない。
この理由としては従来かかる粗面度の比較的大きなフイ
ルムでは接着性改良の必要性が生じなかったためであ
る。即ち、粗面度が大きくなればなる程その被接着層と
の接着面積は増加するし、又凹部に深く入りこんだ接着
層自体のアンカー効果が大きくなるなどの理由から一般
には接着力は向上するものと考えられており、実際該考
え方で殆んど説明づけられる結果を得ていたのである。
従って先にも述べたように、本発明のフイルムのように
粗面度が極めて大きい場合、かかる従来の接着性に対す
る考え方を覆えす結果になったことは、すなわち接着性
改良のための従来の各種表面処理方法が必ずしも単純に
応用できないことを示すものである。ましてや本発明に
かかるフイルムの様に内部気泡が造り出す従来にない特
殊な表面形状を有するフイルムの接着性改良方法を従来
技術から予測することは必ずしも容易ではなく、いかな
る方法が有効であるかは全く不明の現状といっても過言
ではなかつた。
しかし、かかる各種表面処理の中でも本発明にかかるフ
イルムに対して有効な方法を見い出せる可能性は十分あ
り、それぞれ吟味していく価値があると考えられた。但
し、特殊な特性を有する本発明のフイルムの基本的特性
を損なう方法が採用できないのは云うまでもないが、簡
便でしかも安価に製造できる方法を選択することは工業
的には重要な要素であった。
<問題点を解決するための手段> 本発明者らはかかる実情に鑑み、微細気泡含有ポリエス
テルフイルムの接着性を向上せんがため鋭意検討を重ね
た結果、本発明に到達するに至った。
すなわち、本発明の要旨は、片面又は両面に下記式
(1)〜(3)を満足する処理密度でコロナ放電処理を
施し、見掛け比重が0.4〜1.3であり且つ隠蔽度0.2以上
である、少なくとも一軸方向に延伸されていることを特
徴とする微細気泡含有ポリエステルフイルムに存する。
30Ra≦D≦500Ra+100 (1) 20≦D≦500 (2) 0.1≦Ra≦1.5 (3) (上記式中、Dはコロナ放電処理の処理密度(W・min/
m2)、Raはフイルムの表面粗度(μm)である) 以下本発明を詳しく説明する。
本発明でいうポリエステルとは、テレフタル酸、イソフ
タル酸、ナフタレンジカルボン酸のごとき芳香族ジカル
ボン酸又はそのエステルと、エチレングリコール、ジエ
チレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチ
ルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノールのご
ときグリコール成分とを重縮合させて製造されるポリエ
ステルである。
これらのポリエステルは芳香族ジカルボン酸とグリコー
ル成分とを直接反応させて製造されるほか、芳香族ジカ
ルボン酸のアルキルエステルとグリコール成分とをエス
テル交換反応させた後重縮合して製造するか、あるいは
芳香族ジカルボン酸のジグリコールエステルを重縮合し
て製造する等の方法によっても製造できる。
かかるポリエステルの代表例としては、ポリエチレンテ
レフタレートやポリエチレン−2,6−ナフタレートある
いはポリブチレンテレフタレート等が挙げられる。この
ポリエステルはホモポリマーであっても、又第三成分を
共重合させたポリマーであってもよい。いずれにして
も、本発明においてはエチレンテレフタレート単位及び
/又はエチレン−2,6−ナフタレート単位及び/又はブ
チレンテレフタレート単位が70mol%以上、好ましくは8
0mol%以上、更に好ましくは90mol%以上有するポリエ
ステルが好ましい。
又、本発明においてかかるポリエステルの重合度が低す
ぎると、機械的強度が低下するため、該ポリエステルの
固有粘度は0.4以上、好ましくは0.5〜1.2、更に好まし
くは0.55〜0.85のものが好ましい。
さて通常のポリエステルフイルムをフイルム化する場
合、フイルム同志あるいはフイルムと金属ロール類との
滑り性を損なわないようにする為、フイルム表面粗度付
与剤として微細な不活性粒子を適度に含有せしめたポリ
エステルを用いるが、本発明に用いるポリエステルはか
かる不活性微粒子を含有しないものが好ましい。何故な
らば該不活性微粒子により得られたフイルムの白色度や
隠蔽度の制御に支障をきたす場合があるからである。し
かし、得んとするフイルムの要求特性に支障のない限
り、かかる不活性微粒子を含有したポリエステルを使用
しても何ら差しつかえはない。
本発明においては、上記で述べたポリエステルを使用し
てフイルムを製造するが、該フイルムはその表面及び内
部に微細な独立気泡を有する構造のフイルムであって、
該フイルムの見掛け比重は0.4以上1.3以下であることが
必要であり、好ましくは0.6以上1.3以下、更に好ましく
は0.8以上1.3以下である。即ち、かかる見掛け比重が1.
3を超えると、フイルム自重による経日的弛みに対して
もはや効果はなく、一方0.4未満であるとフイルムの機
械的強度が不足する為好ましくない。
又本発明のフイルムの隠蔽度は0.2以上であることが必
要であり、好ましくは0.3以上である。隠蔽度が0.2未満
であると、フイルム中に存在する独立気泡の径が大きく
なり、機械的強度が低下するばかりか、白色フイルム用
として使用する場合に顔料の多量添加を余儀なくされる
為好ましくない。
又、本発明のフイルムは、少なくとも一軸方向に延伸さ
れている事もまた必要条件であって、かかる延伸の倍率
は面積倍率で4倍以上、好ましくは9倍以上である事が
好ましい。即ち延伸されていないポリエステルフイルム
は、周知の通り機械的強度に劣るためである。
本発明のフイルムは以上述べた特性を有することが必要
であるが、微細気泡を含有する構造体であり、且つかか
る特性及び要件を損なわない限り、その製造方法は特に
限定されるものではない。
即ちかかる微細気泡を含有した構造体を製造する方法と
しては、例えば特開昭50−38765号公報や特開昭57−464
56号公報等に記載されているようなガスあるいは気化可
能な物質を添加する方法;特開昭52−43871号公報や特
公昭58−50625公報等に記載されているような化学的な
分解を利用してガスを発生させる物質を添加する方法;
あるいは特開昭51−34963号公報や特公昭52−27666号公
報等に記載されているような溶剤に可溶な物質を添加
し、成型後液体を含浸させて抽出する方法等が挙げら
れ、いずれの方法を用いても構わない。但し、これらの
製造方法は特殊な成型装置や製造工程の繁雑化を伴なう
ことから、簡便に採用できる方法とは必ずしも言い難
い。
そこで、本発明の微細気泡含有ポリエステルフイルムを
得る方法としては、例えば本発明者らが先に提案した特
願昭61−313896号の方法を採用するのが好ましい。
即ち、ポリエステルに特定のポリプロピレンを配合して
シート状に押出成形し、次いで該シートを少なくとも一
軸方向に延伸してフイルムとする方法である。鮮しく
は、ポリエステルにメルトフローインデックス(以下M.
F.I.と略記)0.2〜120の結晶性ポリプロピレンホモポリ
マーを3〜20wt%配合し、溶融押出成形して実質的に無
定形のシートとなし、次いで該シートを少なくとも一軸
方向に面積倍率で4倍以上延伸することによりフイルム
となし、該フイルムの表面及び内部に微細な独立気泡を
無数含有せしめたポリエステルフイルムとする方法であ
る。
かかる方法を採用すれば、本発明のフイルム見掛け比重
が0.4〜1.3、且つ隠蔽度が0.2以上であり、しかも少な
くとも一軸方向に延伸されたフイルムを容易に得るこの
ができる。しかも、従来の製膜装置の改造を伴なわずに
通常の延伸ポリエステルフイルムの製膜条件下で製造で
きることから、その製造コストも加味したメリットは極
めて大きい。
かかる方法を更に詳細に説明する。かかる方法において
配合される結晶性ポリプロピレンホモポリマーとは少な
くとも95mol%以上、好ましくは98mol%以上がプロピレ
ン単位を有するポリマーである。すなわち、使用するポ
リプロピレンが非晶性である場合、無定形シートにした
時該シート表面にブリードアウトし、冷却ドラムや延伸
ロール等の表面を汚染するため好ましくない。又、かか
るポリプロピレンに例えばエチレン単位を10mol%以上
共重合されていると、延伸フイルムの内部に微細気泡を
十分含有させることができず好ましくない。
かかるポリプロピレンのM.F.I.は0.2〜120好ましくは0.
5〜50が好ましい。すなわちM.F.I.が0.2未満であると、
生成した気泡が極めて大きくなり延伸時の破断が頻発
し、一方M.F.I.が120を超えるとテンターにおける延伸
時クリップ外れを起こすなどいずれにおいても生産性を
損なうため好ましくない。
かかるポリプロピレンの配合量は3〜20wt%が好まし
い。すなわち該配合量が3wt%未満であると、微細気泡
の生成量が少なく、フイルムの見掛け比重1.3以下の達
成は難しくなり、一方20wt%を超えると延伸時に破断を
起こすため好ましくない。
一方かかる方法においては、更に少なくとも一軸方向に
延伸することも必須要件である。これは、先に述べたよ
うに十分な機械的強度を付与する目的だけではなく、ポ
リエステルとポリプロピレンとを単に配合しただけでは
微細は独立気泡を与えることはできず、延伸工程を併用
して初めて達成されるからである。
かかる延伸方法自体は特殊な操作を必要とせず、通常の
ポリエステルフイルムを製造するのと同様の条件にて行
なわれる。即ちポリエステルとポリプロピレンの配合物
を原料として、押出機により250〜300℃で溶融してダイ
からシート状に押出し、約70℃以下に冷却して実質的に
無定形のシートとする。次いで該シートを縦及び/又は
横方向に面積倍率で4倍以上、好ましくは9倍以上延伸
し、更に120〜250℃で熱処理を行なうことにより本発明
の見掛け比重0.4以上1.3以下で、且つ隠蔽力0.2以上の
フイルムを容易に製造することができる。
かくして本発明のフイルムは、高い隠蔽力を有した白色
フイルムとして製造されるが、その基本的特性を損なわ
ない限り、各種用途に応じて各種添加物を配合しても何
ら差しつかえはない。かかる添加物としては例えば抗酸
化剤、紫外線吸収剤、滑剤、帯電防止剤、染料、顔料、
螢光増白剤、マット化剤、界面活性剤などが挙げられ、
必要に応じて適切な方法で適当量添加することができ
る。
かくして得られるフイルムに対して、接着力を向上させ
るために本発明ではコロナ放電処理を施こすことが必要
である。
多くの表面活性化処理法の中で、例えば火炎処理法は、
得られるフイルムの接着力の再現性に乏しいため好まし
くない。又溶剤処理法は機械的強度の低下を伴ない、フ
イルム中の気泡の内部に溶剤が浸入してその除去が困難
となるため好ましくない。
一方、プラズマ処理法や表面コート処理法は接着力向上
に対し有効な方法ではあるが、処理工程が複雑となり、
製品の歩留りが低いなどの生産性が劣ること及び製造コ
ストが極めて高いことなどから必ずしも好ましい方法で
はない。
表面コート処理法やサンドブラスト処理法はフイルム表
面の形状を変化させ、本発明のフイルム独特の風合いを
変化させるため好ましくない。
従ってかかる多くの表面処理のうち、本発明のコロナ放
電処理法が特に好ましく、フイルム独特の風合いを阻害
することなく、装置的に簡便で、処理作業が容易であ
り、しかも製造コスト的に安価に抑えることができるな
ど総合的見地から最も優れた方法である。
さて本発明においては、従来の考え方に反しフイルム表
面粗度(Ra)が大きくなる程コロナ放電処理の処理密度
を高める必要があることが明らかとなった。すなわち、
先にも述べたように該Raが大きい程接着力が大きくなる
という従来の考え方では、逆にあるレベルの接着力を与
えるための処理密度は少なくてよいことを示すものであ
ったが、本発明のように極めて粗面度が大きく、特種の
表面形状をもつフイルムにおいては従来の考え方は通用
せず、該Raが大きい程より高い処理密度が必要となっ
た。
本発明におけるコロナ放電処理の処理密度D(W・min/
m2)は、フイルムのRa(μm)に対して、下記式
(1)、(2)及び(3)を同時に満足する範囲であ
る。
30Ra≦D≦500Ra+100 (1) 20≦D≦500 (2) 0.1≦Ra≦1.5 (3) Dが20未満及び30Ra未満では、接着力の効果はもはや認
められず好ましくない。一方、Dが500を超え同時に500
Ra+100を超えるとフイルムの表面状に変化をきたし、
フイルム表面の風合いが微妙に変わるため好ましくな
い。
又Raが0.1未満では本発明のフイルム特性値即ち見掛け
比重が0.4以上1.3以下かつ隠蔽度が0.2以上という値を
達成できなくなり、本発明が目的とするフイルムが得ら
れない。一方Raが1.5を超えると、フイルム内部の気泡
が極めて大きくなりコロナ放電処理時のピンホール発生
を起こし易いため好ましくない。
なお本発明でいうかかる処理密度Dとは単位面積当たり
の電気エネルギーの総和を示し、複数回に分けて処理す
ることもできる。すなわち、本発明のフイルムでは、該
処理密度が高い程接着力向上に効果があるが、フイルム
内部に気泡を含むため、例えば薄手のフイルムを処理す
る際にピンホールを起こし易いことから、むしろ低印加
電圧で複数回に分けて処理を行なうのが望ましい。
本発明のコロナ放電処理はフイルム熱処理工程と巻取工
程間との製膜ラインで行なうのが最も効率的で好ましい
が、一旦フイルムを巻取った後に該処理を行なっても何
ら差しつかえはない。又従来、該処理は接着力に対し経
日変化を起こし易いことが知られているので、二次加工
におけるフイルム巻出しの際にかかる処理を施こすのが
特に好ましいのは云うまでもない。なお、かかる経日変
化を起こさない方法として、例えば特開昭54−18872号
公報で提案されているような実質的に窒素雰囲気下で該
処理を行なってもかまわないが、装置的対応や歩留りな
どを勘案すると、多少経日変化が生じても空気中で処理
したほうがメリットは大きい。
<実施例> 以上本発明を実施例にて具体的に説明するが、本発明は
その要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるも
のではない。本発明における諸特性値の測定方法は以下
に示す方法にて行なった。
(1) 見掛け比重 フイルムの任意の部分から10cm×10cmの正方形を切出
し、マイクロメータで任意の点9点の平均厚みを測定し
て体積を求めた後、該切出しフイルムの重量を計量し
て、1cm3当たりの重量を見掛け比重とした。測定は5つ
のサンプルについて行ない、その平均値を測定値とし
た。
(2) 隠蔽度 マクベス濃度計TD−904型を使用し、Gフイルター下で
の透過光濃度を測定し、隠蔽度を求めた。この値が大き
い程隠蔽力が高いことを示す。測定は3点行ないその平
均値を測定値とした。
(3) 白色度b値 日本電色(株)製ND−K5型色差計にて測定した。この値
が+側に大きいと黄色味が強いことを示し、通常白色度
の指標とされる値である。測定は3点行ない、その平均
値を測定値とした。
(4) 表面粗度Ra(μm) (株)小坂研究所製SE−3F型表面粗さ測定器を使用し、
JIS B−0601−1976の方法に準じて測定した。測定条件
としては、触針径2μm、触針圧30mg、カットオフ0.8m
m、測定長2.5mmとし、12点の測定を行ない最大及び最小
値を除いた10点の平均値を測定値とした。
(5) インク接着性の評価 フイルム表面に所定のインクを#8バーコータにていわ
ゆるベタヌリし、80℃で2分間乾燥してインク印刷層を
形成した。該サンプルを23℃、50%RHにて一昼夜放置後
インク印刷層の表面にニチバン製の粘着テープを貼り付
け、粘着テープを一端から瞬時に引き剥がすいわゆるセ
ロテープ剥離試験を行なった。その際インク印刷層とフ
イルムとの接着強度を以下の5ランクにて目視判定し
た。また本発明では、ポリエステルインク、セロカラー
インク及びUVオフカセットインクの3種類のインクを用
いて評価を行なった。
5点;フイルムからインク印刷層が全く剥れない 4点;フイルムからインク印刷層が極く一部が剥れる 3点;フイルムからインク印刷層の一部が剥れる 2点;フイルムからインク印刷層が殆んど剥れ、極く一
部残る 1点;フイルムからインク印刷層が全面剥れ、全く残ら
ない 比較例1 極限粘度0.635のポリエチレンテレフタレートチップに
M.F.I.2.3の結晶性ポリプロピレンホモポリマーチップ
を10wt%配合し、均一にブレンドした原料を押出機にて
290℃で溶融、40℃冷却ドラム上にシート状に押出し650
μm厚の無定形シートを得た。
次いで該シートを縦方向に3倍、横方向に3.1倍延伸し
い、240℃で5秒間熱処理して、最終的にフイルム厚100
μm、見掛け比重1.01、隠蔽度0.47、b値+0.8、Ra0.6
5μmの二軸延伸フイルムを得た。
かかるフイルムのインク接着性はポリエステルインクで
3点、セロカラーインクで2点、UVオフセットインクで
1点であり、下記比較例2に示す従来の白色フイルムに
比べ接着力は劣るものであった。
比較例2 上記の比較例1においてポリプロピレンを全く配合せ
ず、極限粘度0.660のポリエチレンテレフタレートチッ
プと平均粒径0.3μmの酸化チタン顔料40wt%を、ベン
ト付二軸押出機にてポリエチレンテレフタレートチップ
中に混練再チップ化した、いわゆるマスターバッチチッ
プを25wt%配合ブレンドした原料を使用する以外は比較
例1と同様にして最終的に100μm厚の二軸延伸フイル
ムを得た。
得られたフイルムの見掛け比重は1.47、隠蔽度は0.74、
b値+1.3、Ra0.04μmであった。酸化チタン顔料の添
加により隠蔽力は高いものの見掛け比重も高い白色フイ
ルムが得られた。
かかるフイルムのインク接着性はポリエステル用インク
5点、セロカラーインク3点、UVオフセットインク2点
であった。
比較例3 比較例2で使用した酸化チタン顔料マスターバッチチッ
プの代わりに、平均粒径が5.4μmのシリカ粒子を20wt
%含むのマスターバッチチップを10wt%配合したポリエ
チレンテレフタレート原料を使用する以外は比較例2と
同様にして最終的に100μm厚の二軸延伸フイルムを得
た。
得られたフイルムの見掛け比重は1.39、隠蔽力は0.15、
b値+2.0であり、Raが0.8μmと比較例2に比べフイル
ム表面粗さの大きいフイルムであった。
かかるフイルムのインク接着性はポリエステル用インク
5点、セロカラー用インク4点、UVオフセットインク3
点であり、比較例2に比べ表面粗さが大きいため接着力
は向上していた。
実施例1 比較例1で使用したポリプロピレンの代りに、M.F.I.4.
8の結晶性ポリプロピレンホモポリマー10wt%を配合し
た原料を使用する以外は比較例1と同様にして、最終的
に100μm厚の二軸延伸ポリエステルフイルムを得た。
得られたフイルムは、比較例1とほぼ同様の見掛け比重
0.98、隠蔽度0.52、b値+0.7、Ra0.55μmの特性を示
し、比較例1と同様内部及び表面に微細な気泡を含有す
るフイルムであった。
かかるフイルムを春日電機(株)製HFSS−101型を使用
している120w.min/m2の処理密度でコロナ放電処理を施
こし、最終的フイルムとした。
該コロナ放電処理後のフイルム外観は処理前と全く変わ
らず、b値も+0.8と殆んど変化しなかった。
又該フイルムのインク接着性は、ポリエステル用インク
5点、セロカラーインク4点、UVオフセットインク3点
であり、比較例1のコロナ処理を施こさないフイルムに
比べ、接着力は向上した。
かかる接着力は比較例2及び3の微細気泡を含有しない
通常のフイルムに比べても同等ないしそれ以上に改良さ
れていた。
実施例2 比較例1で使用したポリプロピレンの代りに、M.F.I.27
の結晶性ポリプロピレンホモポリマーを5wt%及び螢光
増白剤を1wt%マスターバッチ化したポリエステルチッ
プを2wt%配合した原料を使用する以外は実施例1と同
様にして、100μm厚の二軸延伸フイルムを得た。得ら
れたフイルムの見掛け比重は1.20、隠蔽度は0.45、b値
は−3.5、Raは0.23μmであり、実施例1に対し、平担
で白色度に優れるフイルムであった。
かかるフイルムに実施例1と同様の装置で処理密度80W.
min/m2にてコロナ放電処理を施した。該放電処理前後の
フイルムの外観及びb値は全く変化がみられなかった。
該フイルムのインク接着性はポリエステル用インク4
点、セロカラーインク3点、UVオフセットインク2点で
あり、比較例1に対しては接着力の向上が認めれた。実
施例1のフイルムと比較すると実施例2のフイルムはRa
が低いものである。通常のポリエステルフイルムの場
合、Raが大きくなると接着力が向上するものであり、例
えば比較例2及び3がその関係を示す例である。実施例
1及び2のフイルムの場合、その関係が逆転し、Raが大
きい実施例1のフイルムで、実施例2のフイルムと同等
以上の接着力を得るためには、より高い処理密度のコロ
ナ放電処理を行うことが必要であった。
比較例4 比較例1で使用したポリプロピレンを全く配合せず、平
均粒径が0.7μmの炭酸カルシウム粒子を全体量の0.5wt
%となるように配合した極限粘度0.652のポリエチレン
テレフタレートチップを原料として使用する以外は比較
例1と同様にして、100μm厚の二軸延伸フイルムを得
た。
得られたフイルムは見掛け比重1.39、Ra0.23であり、該
フイルムに実施例1と同様の装置を用いて処理密度100
W.min/m2のコロナ放電処理を施した。該処理後のフイル
ム表面は多少ざらざらした感じで外観変化を起こし、b
値も+1.3となり黄色味が感じられるようになった。
かかるフイルムのインク接着性はポリエステル用インク
5点、セロカラーインク4点;UVオフセットインク3点
であり、比較例2に対し接着性は向上するものの、比較
例3と同様の接着力しか得られず、Raの接着性に与える
寄与が大きいことが明らかとなった。
比較例5 比較例3で使用したシリカ粒子マスターバッチチップを
全体量の1.5wt%となるように配合する以外は比較例3
と同様にして、100μmの二軸延伸フイルムを得た。得
られたフイルムはRaが0.6μmで、比較例3と同様粗面
化されたフイルムであり、該フイルムを実施例1と同様
にして、処理密度30w.min/m2のコロナ放電処理を施し
た。該処理前後のフイルム外観の変化は認められなかっ
た。かかるコロナ放電処理したフイルムのインク接着性
はポリエステル用インク5点、セロカラーインク4点、
UVオフセットインク4点であり、コロナ放電処理を施こ
さない比較例3に対して接着力の向上が認められたが、
もはやその向上効果は顕著ではなかった。
実施例3 比較例1で使用したポリプロピレンの代りにM.F.I.10の
結晶性ポリプロピレンホモポリマーチップを12.5wt%及
び比較例2で使用した平均粒径が0.3μmの酸化チタン
顔料を40wt%(含有するマスターバッチチップを7.5wt
%配合した原料を使用する以外は比較例1と同様にし
て、最終的に100μm厚の二軸延伸フイルムを得た。得
られたフイルムの見掛け比重は0.94、隠蔽度は0.71、b
値は+1.2、Raは0.42μmであり、実施例1に比べて隠
蔽力に優れる微細気泡含有白色ポリエステルフイルムが
得られた。
かかるフイルムを実施例1と同じ装置を用いて、処理密
度180W.min/m2にてコロナ放電処理を施した。該放電処
理後のフイルムのb値は+1.5でわずかに黄色味が増え
たものの目視では殆んど着色の変化はわからず、又フイ
ルム外観や風合いにも変化は認められなかった。
かかるフイルムのインク接着性はポリエステル用インク
5点、セロカラーインク4点、UVオフセットインク4点
であり、実施例1に比べコロナ放電処理密度を高めた効
果が顕著に現われた。
実施例4 比較例1で使用したポリエチレンテレフタレートの代り
に平均粒径が1.5μmシリカ粒子を0.35wt%含有し、極
限粘度が0.662のポリエチレンテレフタレート及びポリ
プロピレンの代りにM.F.I.が1.5の結晶性ポリプロピレ
ンホモポリマーを15wt%配合した顔料を使用する以外は
比較例1と同様にして、100μm厚の二軸延伸フイルム
を得た。かかるフイルムは見掛け比重が0.81、隠蔽度が
0.62、b値が+0.9であり、Raが1.12と極めて粗面化さ
れた低比重の微細気泡含有フイルムであった。
該フイルムを実施例1と同様にして処理密度200W.min/m
2のコロナ放電処理を施した。
かかるコロナ処理したフイルムの外観は高密度で処理し
たにもかかわらず、殆んど変化を認めなかった。又かか
るフイルムのインク接着性はポリエステル用インク5
点、セロカラーインク3点、UVオフセットインク4点
で、実施例3に対しては高粗面度であり、しかもコロナ
放電処理密度は高いにもかかわらず、わずかながら劣る
ものであったが、実施例2に対しては更に改良され、又
比較例1に対しては、極めて優れた接着力の向上を示す
ものであった。
以上述べた実施例1〜4及び比較例1〜5の結果をまと
めて下記表1に示した。
<発明の効果> 以上詳述した如く、本発明の微細気泡含有ポリエステル
フイルムは、その表面及び内部に含有する気泡が造り出
す独特の風合いを全く損なうことなく接着性に優れ、又
印刷時の画像の不鮮明さも改良され、印刷適性も良好と
なった。
すなわち、多くの表面処理方法の中には、接着性改良効
果を示してもその表面形状の変化を余儀なくされたり、
又フイルム見掛け比重の増加を伴なったり、あるいはフ
イルム白色度を低下させるなどの弊害を生じるものが多
いなかで、本発明では、上記に掲げたような問題が起こ
らず、しかも製造面での簡便さに優れ、歩留り低下もな
く、製造コストも殆んど上昇しないといった工業的価値
の極めて高いフイルムが得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小谷 智行 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 ダ イアホイル株式会社研究所内 (56)参考文献 特開 昭58−21430(JP,A) 特公 昭51−18462(JP,B1) 高木 謙行、佐々木 平三編「ポリプロ ピレン樹脂」日刊工業新聞社(昭和45年10 月30日)第34頁第5〜第7行及び第57頁図 3.26

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】片面又は両面に下記式(1)〜(3)を満
    足する処理密度でコロナ放電処理を施し、見掛け比重が
    0.4〜1.3であり且つ隠蔽度0.2以上である、少なくとも
    一軸方向に延伸されていることを特徴とする微細気泡含
    有ポリエステルフイルムに存する。 30Ra≦D≦500Ra+100 (1) 20≦D≦500 (2) 0.1≦Ra≦1.5 (3) (上記式中、Dはコロナ放電処理の処理密度(W・min/
    m2)、Raはフイルムの表面粗度(μm)である)
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高木謙行、佐々木平三編「ポリプロピレン樹脂」日刊工業新聞社(昭和45年10月30日)第34頁第5〜第7行及び第57頁図3.26

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