JPH0764919A - 電子卓上計算機 - Google Patents

電子卓上計算機

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JPH0764919A
JPH0764919A JP5211213A JP21121393A JPH0764919A JP H0764919 A JPH0764919 A JP H0764919A JP 5211213 A JP5211213 A JP 5211213A JP 21121393 A JP21121393 A JP 21121393A JP H0764919 A JPH0764919 A JP H0764919A
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JP
Japan
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display
voice
electronic desk
desk calculator
voice input
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Withdrawn
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JP5211213A
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English (en)
Inventor
Isato Shinohara
勇人 篠原
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Canon Electronic Business Machines HK Co Ltd
Original Assignee
Canon Electronic Business Machines HK Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ユーザの音声を記憶しこれを再生することを可
能とし、計算結果等を筆記する作業よりユーザを解放
し、更に、音声の記憶及び再生を実行している旨をユー
ザに報知する電子卓上計算機を提供する。 【構成】選択スイッチにより音声メモリモードを指定し
(OP10)、12345÷9の演算により演算結果
“1371.667”が表示される(OP11〜1
3)。次に、音声録音を指示するキーを押すと、表示器
の“M”が点滅し、音声の録音状態となる(OP1
4)。“M”の点滅中に、“1371.667”をマイ
クより音声入力する(OP15)。クリアキー[C]に
より、表示の数値データは消滅するが、“M”は点灯し
続ける(OP16)。そして、音声再生を指示するキー
を押下すると、入力した音声“1371.667”がス
ピーカより再生出力される(OP17)。尚、この音声
再生中、表示器の“M”は点滅する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子卓上計算機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子卓上計算機(以後電卓と称す
る)において演算の結果を一時的に保存するメモリを備
えるものがある。このような電卓においては、2つの計
算の結果を合計する様な場合や、1つめの計算の結果を
2つめの計算に使うような場合、1つめの計算の結果を
メモリに入れ、次の2つめの計算の過程でメモリより先
の計算結果を呼び出して計算を行っている。例えば、1
2×12の結果(144)で2160を割る場合、まず
[1][2][×]「1][2][=]と入力して14
4を求め、この後、[メモリ計算キー]を押下すること
でメモリに「144」入れる。次に[2][1][6]
[0][÷][リコールメモリキー][=]と入力する
と、[リコールメモリキー]によりメモリより「14
4」が読み出され、2160÷144=15の結果を得
ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般的
に、上述のような電卓の機能(メモリ機能)を充分に活
かして計算を実行させるユーザは以外と少ない。例え
ば、12×12の結果である「144」をメモに取り、
次に、2160÷144と再度入力して計算させている
ユーザーが多いようである。
【0004】これは、[メモリ計算キー]や[リコール
メモリキー],[クリアメモリキー(メモリの内容をク
リアする)]等のメモリ機能に関するキーの操作を理解
していないこともさることながら、計算結果の数値をメ
モリに一時的に記憶させておくという考え方が理解でき
ないことも大きな要因である。特に、老人や中高年の主
婦層のユーザにこの傾向が強いようである。
【0005】つまり、このようなユーザ層は、計算した
結果を感覚的(視覚,聴覚)に確認できない媒体に一時
的に記憶させ、しかもその結果を表示上より消滅させた
後に次の計算に移るという操作に対して不安感を有して
いる。このため、いちいち計算結果を筆記にてメモし、
次の計算を続けるというような煩雑な操作をしてしまう
のである。このようにメモリ機能が一般によく使用され
ていないという事実は、メモリ関連の機能を全て取り去
った電卓が多く市場に出回っていることからも裏づけら
れる。しかしながら、メモを取りながら電卓の操作を行
うという煩雑さは解消されるべきであることはいうまで
もない。
【0006】本発明は上述した問題点に鑑みてなされた
ものであり、ユーザの音声を記憶しこれを再生すること
を可能とし、計算結果等を筆記する作業よりユーザを解
放することを可能とし、更に、音声の記憶及び再生を実
行している旨をユーザに報知する電子卓上計算機を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による電子卓上計算機は以下の構成を備えて
いる。即ち、音声を入力する音声入力手段と、前記音声
入力手段により入力された音声を音声情報として記憶媒
体に格納する格納手段と、前記音声入力手段と前記格納
手段が実行中である旨を表示する第1表示手段と、前記
記憶媒体に格納された音声情報を再生して出力する音声
出力手段とを備える。
【0008】
【作用】上記の構成を備える電子卓上計算機は、計算し
た結果などを音声により一時的に記憶・保存しておき、
これを再生することができる。従来のメモリ方式におい
て、メモリに計算データを一時的に記憶・保存させると
いうことを理解できず、不安感を抱いていたユーザにと
っても、音声の録音・再生という方式はテープレコーダ
等で馴染みがある。従って、このような録音・再生とい
う方式を用いた計算データの記憶・保存方法は、従来の
メモリ機能を用いた計算データの保存における不安感を
払拭し、計算時における筆記作業からユーザを解放す
る。そして、音声の記憶・保存を実行中である旨をユー
ザに対して明示するので、ユーザは音声の記憶・保存の
機能を更に安心して用いることができる。
【0009】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本発明の好適
な実施例を詳細に説明する。
【0010】<実施例1>図1は、実施例1の電子卓上
計算機(以後電卓と称する)の外観斜視図である。図1
において、100は電卓本体を表す。101は表示器で
あり、キーボード102によって入力されたデータや、
ファンクションによって実行される演算の過程,結果を
表示出力する。本例では、表示器101はLCDで構成
されている。102はキーボードであり、数値入力や実
行すべき演算の指定入力等を行うためのキーを有する。
103はオン・オフ・キーであり、本電卓100への電
源のオン/オフを行う。104は小数点指定スイッチで
あり、演算結果として有効な小数点以下の桁数を指定す
る。105は選択スイッチであり、通常の演算の実行
(通常演算モード)において、演算結果に対する処理と
して四捨五入もしくは切り捨てを指定する他、音声等の
録音・再生が可能な音声メモリモードへの切替を指示す
る。
【0011】106は音声出力用スピーカ(以後スピー
カと称する)であり、内部のメモリに格納された音声情
報を再生し、出力する。107は音声入力用マイク(以
後マイクと称する)であり、ユーザの発した音声を取り
込み電気信号に変換する。108はチルトスタンドであ
り、キーボード102の操作性を調整する。尚、このチ
ルトスタンド108はマイク107と連動しており、チ
ルトスタンド108を使用状態とすることでマイク10
7が電卓100の外装より露出する。又、チルトスタン
ド108を畳んだ状態とした場合は、マイク107は電
卓100の表面より露出しない状態となる。
【0012】尚、本例では、キーボード101の中で、
音声メモリモードの時の音声録音指示用のキーとしてメ
モリ計算キー102aを、再生指示用のキーとしてリコ
ールメモリキー102bをそれぞれ兼用する。
【0013】図2は本実施例の電卓100の概略の機能
構成を表すブロック図である。同図において、操作入力
部50はユーザより各種操作入力を行うもので、キーボ
ード102、小数点指定スイッチ104、選択スイッチ
105等を含む。演算部60は操作入力部50からの操
作信号に従って、各種演算を実行する。音声処理部70
は選択スイッチ105により音声メモリモードが指定さ
れているとき、メモリ計算キー102a及びリコールメ
モリキー102bにより、音声の録音・再生を実行す
る。71は信号処理部であり、マイク107より入力さ
れた音声信号を増幅した後、信号処理し音声メモリ20
4aに格納する。また、再生時には、音声メモリ204
aより読みだした情報より音声信号を再生した後、増幅
してスピーカ106より音声出力する。
【0014】次に、図2を用いて本実施例1の電卓10
0の動作の概要を説明する。まず、電卓100の一般的
な計算機としての動作、即ち通常演算モードにおける動
作を説明する。選択スイッチ105を「四捨五入」もし
くは「切り捨て」にセットすることで、通常演算モード
となる。そして、キーボード102より数値や演算を指
定する情報等を入力する。キーボード102より入力さ
れた各情報により、演算部60は各種の演算を実行す
る。そして、その演算結果を表示器101に表示するこ
とで、計算結果等をユーザに示す。
【0015】次に、音声メモリモードにおける動作を説
明する。選択スイッチ105を「音声メモリ」にセット
することで音声メモリモードとなる。キーボード102
上のスイッチのうち、録音指示を行うメモリ計算キー1
02a及び再生指示を行うリコールメモリキー102b
はそれぞれ音声処理部70に接続され、音声の入力及び
出力のタイミングを指定する。メモリ計算キー102a
の押下により録音指示がなされると、マイク107より
入力された音声は信号処理部71において増幅された後
デジタル信号に変換され、音声データとして音声メモリ
204aに格納される。次に、リコールメモリキー10
2bの押下により再生指示がなされると、信号処理部7
1は音声メモリ204aに格納された音声データを取り
だし、これを音声信号に再生し、増幅処理した後スピー
カ106を用いて音声として出力する。
【0016】図3は、上述した各機能を実現するための
電卓100の制御構成を表すブロック図である。図3に
おいて、201はワンチップマイコンであり各種の演算
処理を行う。ワンチップマイコン201は、キーボード
102,オン・オフ・キー103,各スイッチ104,
105,表示器101,音声処理LSI204と信号の
授受を行いながら、各部の制御を行う。ワンチップマイ
コン201は、CPU201e、ROM201a及びR
AM201bを有する。ROM201aには、図6及び
図7で後述する処理手順を実行するための制御プログラ
ム等が格納される。CPU201eはROM201aに
格納された制御プログラムを実行する。又、RAM20
1bは、CPU201eが各種の処理を実行する際に必
要となるワークエリアやメモリエリアを提供する。尚、
RAM201bは、表示器101に表示する数値を格納
する表示レジスタ201c、通常演算モードにおいてメ
モリ計算キー102aにより記憶すべく指定された数値
を格納するメモリレジスタ201dを備えている。
【0017】204は音声処理LSIであり、音声の録
音や再生を司る。本音声LSI204は内部に音声を加
工・制御する処理回路204b、音声情報を保存する音
声メモリ204a、マイク・スピーカーの入・出力信号
を増幅する増幅回路204cが内蔵されている。205
はCPU201やLSI204に電力を供給する電池を
含む電源回路である。
【0018】次に、上述の如き構成を有する実施例1の
電卓100の操作及び動作について詳細に説明する。
【0019】図4は通常演算モードにおける本実施例の
電卓100の操作及び出力例を表す図である。又、図5
は音声メモリモードにおける本実施例の電卓100の操
作及び出力例を表す図である。
【0020】まず図4で、小数点指定スイッチ104に
より“3”を指定し、選択スイッチ105により四捨五
入モード“5/4”を指定する(OP0)。次に、12
345÷9を実行すると、演算結果“1371.667
(小数4桁以下が四捨五入される)”が表示される(O
P1〜OP3)。そして、この演算結果をメモリ計算キ
ー102aによりメモリレジスタ201dに記憶させる
(OP4)。このとき、表示にはメモリにデータが記憶
されていることを示す“M”が点灯する。クリアキーを
押すことで表示をクリアする(OP5)と、演算結果は
クリアされるが、“M”は点灯し続ける。表示をクリア
した後に、リコールメモリキー102bを押すことによ
り、メモリレジスタ201dに記憶されていたデータ
“1371.667”が呼び出されて表示器101上に
表示される(OP6)。
【0021】次に、図5について説明する。図5では、
小数点指定スイッチ104は“3”を指定し、選択スイ
ッチ105は音声メモリモードを指定している(OP1
0)。図4と同様に12345÷9の演算を行うと、表
示器101上に演算結果“1371.667”を表示す
る(OP11〜13)。次に、音声録音を指示するキー
(即ちメモリ計算キー102a)を押すことにより、表
示器の“M”が点滅し、音声の録音状態となる(OP1
4)。このように、メモリ計算キー102aが押される
と、所定の音声録音時間(n秒)の間、表示器の“M”
が点滅し、現在録音中であることを表示する。又、録音
時間が残りn’秒(n>n’)以下となると“M”の点
滅間隔を短くし、操作者に録音スピードのアップを促
す。ユーザはこの“M”の点滅中に、“1371.66
7”をマイク107より音声入力する(OP15)。も
し“M”の点滅中に音声入力が終了しなかった時は、も
う一度メモリ計算キー102aにより録音をすることに
より、LSI204の音声メモリ204a上に自動的に
上書きされる。
【0022】クリアキー[C]により、表示の数値デー
タは消滅するが、“M”は点灯し続ける(OP16)。
そして、音声再生を指示するキー(即ち、リコールメモ
リキー102b)を押下すると、入力した音声“137
1.667”がスピーカ106より再生出力される(O
P17)。尚、この音声再生中、表示器の“M”は点滅
する。
【0023】図6及び図7は、ワンチップマイコン20
1に内蔵されたROM201aに格納されている制御プ
ログラムの動作手順を表すフローチャートである。図6
は、メモリ計算機104の押下で起動する制御プログラ
ムの動作概要を表し、図7はリコールメモリキー102
bの押下で起動する制御プログラムの動作概要を表す。
【0024】メモリ計算機102aが押されると、図6
のフローチャートで示される処理が開始され、ステップ
S401へ進む。ステップS401において、選択スイ
ッチ105による指定が通常演算モードか音声メモリモ
ードかを判定する。もし、通常演算モードであればステ
ップS402に進み、ワンチップマイコン201のRA
M201bに設けられた表示レジスタ201cからメモ
リレジスタ201dにデータを転送する。そして、ステ
ップS403で表示器101の表示“M”を点灯して本
処理を終了する。
【0025】一方、ステップS401において、音声メ
モリモードであればステップS404に進む。ステップ
S404では表示器101上の“M”の点滅を開始す
る。そして、ステップS405で、ワンチップマイコン
201は音声処理LSI204に対してn秒間の録音処
理の実行を指示する。録音処理の実行スタート後、ワン
チップマイコン201は録音時間をカウントし、残りが
n’秒(n>n’)に到達した時、“M”の点滅スピー
ドをアップ(ステップS406、407)し、操作者に
録音スピードをアップするように警告する。又、n秒が
経過したらステップS408よりステップS403へ進
み、“M”を点灯させ、本処理を終了する。
【0026】図7は、リコールメモリキー102bが押
下されたときに実行されるフローチャートである。ステ
ップS411では選択スイッチ105の指定が通常演算
モードか音声メモリモードかを判定している。もし、通
常演算モードであればステップS412に進み、メモリ
レジスタ201dから表示レジスタ201cへのデータ
の転送処理を実行する。
【0027】一方、ステップS411において、選択ス
イッチ105が音声メモリモードであればステップS4
13に進み、表示器101上の“M”の点滅を開始す
る。次に、ステップS414で、音声処理LSI204
に対してn秒間の再生処理の実行を指示する。n秒が経
過すると、ステップS415よりステップS416へ進
み、“M”を点灯させて本処理を終了する。
【0028】以上のようにして、音声による計算結果の
保存を実行することが可能となる。
【0029】図8及び図9はチルトスタンド108とマ
イク107との連動機構を表す断面図である。図8はマ
ルチスタンド108を外装内に収納した状態を表し、図
9はマルチスタンド108を立てた状態を表す。図9で
は、チルトスタンド108がマイク107と連動し、チ
ルトスタンド108を立てた時に、マイク107を外装
より突出させ、音声の入力性能を高めるようにしたこと
を示す。501は外装を示す。108aはチルトスタン
ド108と外装501の接合部であり、この点を中心に
チルトスタンド108は回転する。108bは摺動溝で
あり、マイク107との接合部108cはこの摺動溝1
08b内を摺動する。このような機構において、チルト
スタンド108の回転により摺動溝108bを接合部1
08cが摺動し、その結果マイク107が上下する。従
って、図9に示す如く、チルトスタンド108を回転し
て開くと、これに連動してマイク107が外装501よ
り突出した状態となる。
【0030】以上説明したように、本実施例1によれ
ば、従来メモリレジスタに保存していた計算結果等の数
値を、マイクより入力されたユーザの音声にて保存し、
必要時に再生出力することが可能となる。又、チルトス
タンド108を開いたときにはマイク107が露出し音
声の入力性能が高められる。更に、チルトスタンド10
8を畳んだ状態ではマイク107は外装内に収納される
ので、マイク107の破損が防止される。
【0031】<実施例2>実施例1において、音声を録
音,保存する音声メモリはn秒間の空間を1つ有するも
のでった。実施例2では、音声メモリを複数の領域に分
割して録音・再生するように音声処理LSIを制御する
電卓について説明する。
【0032】図10は実施例2の電卓100aの外観を
表す図である。同図において、実施例1と同じ構成には
同一の参照番号を付してある。104aは指定スイッチ
であり、通常演算モードにおいては小数点以下の桁数を
指定し、音声メモリモードにおいては音声メモリの使用
ページ番号を指定する。
【0033】図11は実施例2における音声メモリ20
4aのデータ構成を表す図である。図11のように音声
メモリ204aは複数のページに分割(本例では6ペー
ジ)される。そして、指定スイッチ104aで指定され
たページ番号により、保存・呼び出し(録音・再生)の
スタートアドレスが決定される。更に、録音・再生を指
示するキーの押下により、そのスタートアドレスより1
ページ分(N KByte)分の音声情報の保存・呼び
出しを実行する。
【0034】図12は、実施例2の処理における特徴的
な手順を表すフローチャートであり、図6のステップS
405,図7のステップS414を図12のステップS
801から816で置き換えることで実施例2の制御が
実現される。
【0035】まず、ステップS801でXレジスタに初
期値(音声メモリにおける第1ページの先頭アドレス)
をセットする。本例において、このXレジスタはワンチ
ップマイコン201内のRAM201bに確保された領
域である。ステップS802〜806はページ判定処理
であり、指定スイッチ104aで指定されたページ番号
を判定して、Xレジスタにページ番号に対応するアドレ
スがセットされるように処理の分岐を行う。ステップS
807〜811は各ページに対応する先頭アドレスをワ
ンチップマイコン201内のXレジスタにセットする処
理である。ステップS812ではメモリ計算キー102
aによる録音処理か、リコールメモリキー102bによ
る再生処理かを判定する。録音処理であればステップS
813へ、再生処理であればステップS814へそれぞ
れ進み、それぞれXレジスタに格納されたアドレスを先
頭アドレスとしてN KByteの録音・再生処理を実
行するべく音声処理LSIに指令を出す。
【0036】上述のステップS813による録音処理、
もしくはステップS814における再生処理の間に、現
在録音もしくは再生している音声メモリのページの表示
(ページ表示)と、そのページの録音・再生の残り時間
の表示(残り時間表示)とを行う。このとき、現在表示
している演算に係わる内容の表示と、ページ表示・残り
時間表示とを所定の間隔でサイクリックに切り替えて表
示出力する(ステップS815,816)。
【0037】図13は上述のステップS814,816
における表示を表しており、(A)は演算に係わる表示
の1例として、演算結果“1371.337”が表示さ
れた状態を表す。メモリ計算キーの押下により録音が開
始されると、(B)に示す如く、録音ページ・残り時間
表示に切り替わる。その後、所定時間が経過すると
(A)の表示状態に戻る。そして、以後、録音時間中は
(A)と(B)の表示を所定間隔でサイクリックに繰り
返す。ここで(a)部は使用中のメモリページを、
(b)部は残り時間を表わし、図13では2ページで、
残り3秒を表わしている。リコールメモリキー102b
が押下され、音声の再生が行われる場合も、録音時と同
様である。尚、N KByteの録音・再生処理時間を
n秒として、録音時には実施例1と同様に、n’秒を境
に表示”M”の点滅速度を変更する。
【0038】以上説明したように、実施例2によれば、
複数の数値(本例では6種類)を音声にて格納すること
が可能となり、使い勝手が向上する。
【0039】<実施例3>実施例1においては、音声の
録音・再生を示す表示を演算におけるメモリの存在を示
す“M”の表示と兼用しているが、このような動作状態
を表す方法はこれに限られるものではない。例えば、図
14に示す様に表示器101内に演算には用いない“録
音”と“再生”というセグメントを設けて表示するよう
にしてもよい。この場合、セグメント信号線は追加とな
るが、コモン信号線は演算表示用のものと共用すること
ができる。このように、出力を形成する信号の一部を演
算用の表示と兼用させるようにしてもよい。
【0040】<実施例4>実施例1〜3においては、演
算に係る出力を表示器101に表示出力する場合を例に
説明しているが、実施例4では、プリンタ付電卓の印字
出力により音声メモリモードにおける動作表示を行う場
合を説明する。
【0041】図15は実施例4のプリンタ付き電子卓上
計算機の外観を表す斜視図である。図15で1101は
印字用紙、1102は印字用紙ホルダーである。“2P
RECORD”はメモリ計算キー102aの押下によ
り、現在音声メモリの2ページを録音中であることを示
している。このように、通常演算モードでは演算結果を
印字するプリンタを、音声メモリモードにおける動作表
示に流用することも可能である。
【0042】以上説明した様に、各実施例によれば、電
卓に音声を録音・再生する手段を設け、計算結果などを
音声にて一時的に格納することが可能となる。即ち、テ
ープレコーダ等で馴染みのある音声の録音・再生という
方法で電卓における計算データの記憶・保存が可能とな
る。このため、従来のメモリを用いた計算データの保存
方法に対して、メモリに一時的に記憶・保存させるとい
うことを理解できなかったユーザや、計算した結果が消
えてしまうのではないかという不安感を抱いていたユー
ザも、抵抗感無く計算データの記憶、保持を行うことが
可能となる。即ち、いかなるユーザであっても安心して
電卓に計算データを保持させることができる。従って、
計算時に、いちいちペンをとり、計算データのメモをと
るという作業からユーザを解放する効果がある。又、音
声の録音・再生の実行を操作する手段として、電卓の備
える演算用の入力手段と兼用することにより、コストを
大きく上げることなく、又、外形の変化も抑えて実現可
能となっている。
【0043】更に、音声の記憶及び再生が実行されてい
る旨が、演算表示用の表示器に表示されるので、音声メ
モリモードにおける使い勝手が向上する。更に、実施例
2で示したように、使用ページや残り時間の表示等を行
うことによって、更に使いやすい音声メモリモードが提
供される。又、音声メモリモードの表示には従来の電卓
が備える演算表示用の表示器が流用されるので、低コス
トで、かつ外形もほとんど変化なく音声メモリモード機
能を組み込むことができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電子卓上計
算機によれば、ユーザの音声を記憶しこれを再生するこ
とが可能となり、計算データを筆記するという作業から
ユーザが解放される。更に、音声を記憶・再生中である
旨が報知されるので、記憶及び再生の機能の使い勝手が
更に向上する。
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の電子卓上計算機の外観斜視図であ
る。
【図2】本実施例の電卓の概略の機能構成を表すブロッ
ク図である。
【図3】本実施例の電卓の制御構成を表すブロック図で
ある。
【図4】通常演算モードにおける本実施例の電卓の操作
及び出力例を表す図である。
【図5】音声メモリモードにおける本実施例の電卓の操
作及び出力例を表す図である。
【図6】実施例1の動作手順を表すフローチャートであ
る。
【図7】実施例1の動作手順を表すフローチャートであ
る。
【図8】チルトスタンド108とマイク107との連動
機構を表す断面図である。
【図9】チルトスタンド108とマイク107との連動
機構を表す断面図である。
【図10】実施例2の電卓100aの外観を表す斜視図
である。
【図11】実施例2における音声メモリ204aのデー
タ構成を表す図である。
【図12】実施例2の処理における特徴的な処理手順を
表すフローチャートである。
【図13】実施例3の音声メモリモードにおける表示方
法を説明する図である。
【図14】実施例3における音声メモリモードの表示方
法を説明する図である。
【図15】実施例4のプリンタ付き電子卓上計算機の外
観を表す斜視図である。
【符号の説明】
100 電子卓上計算機(電卓) 101 表示器 102 キーボード 102a メモリ計算キー 102b リコールメモリキー 103 オン・オフスイッチ 104 小数点指定スイッチ 105 選択スイッチ 106 スピーカ 107 マイク 108 チルトスタンド 201 ワンチップマイコン 204 音声処理LSI 205 電源回路

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声を入力する音声入力手段と、 前記音声入力手段により入力された音声を音声情報とし
    て記憶媒体に格納する格納手段と、 前記音声入力手段と前記格納手段が実行中である旨を表
    示する第1表示手段と、 前記記憶媒体に格納された音声情報を再生して出力する
    音声出力手段とを備えることを特徴とする電子卓上計算
    機。
  2. 【請求項2】 前記音声出力手段が実行中である旨を表
    示する第2表示手段を更に備えることを特徴とする請求
    項1に記載の電子卓上計算機。
  3. 【請求項3】 前記音声入力手段は第1の所定時間分の
    音声を入力し、 前記第1の所定時間よりも短い第2の所定時間が経過し
    た時点で前記第1表示手段による表示を変化させる表示
    変更手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載
    の電子卓上計算機。
  4. 【請求項4】 前記表示変更手段による表示の変化は、
    所定の記号の連続点灯から間欠点灯に切り替えることを
    特徴とする請求項3に記載の電子卓上計算機。
  5. 【請求項5】 音声情報を格納するための領域を複数有
    する記憶媒体より使用すべき領域を指定する指定手段
    と、 音声を入力する音声入力手段と、 前記指定手段で指定された前記記憶媒体の領域に、前記
    音声入力手段により入力された音声を音声情報として格
    納する格納手段と、 前記音声入力手段と前記格納手段が実行中である旨を表
    示する第1表示手段と、 前記指定手段で指定された領域に格納された音声情報を
    再生して出力する音声出力手段とを備えることを特徴と
    する電子卓上計算機。
  6. 【請求項6】 前記第1表示手段は、前記音声入力手段
    と前記格納手段が実行中である旨を表示するとともに、
    前記格納手段において前記記憶媒体中のいずれの領域が
    用いられているかを示す表示を行うことを特徴とする請
    求項5に記載の卓上計算機。
  7. 【請求項7】 前記音声入力手段と前記格納手段の実行
    中において、前記第1の表示手段による表示と、演算用
    の表示とをサイクリックに切り替える切替手段を更に備
    える、 ことを特徴とする請求項5または6に記載の電子卓上計
    算機。
  8. 【請求項8】 前記音声入力手段は所定時間の音声入力
    が可能であり、 前記第1表示手段は、音声入力の残り時間の表示を含む
    ことを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載の電
    子卓上計算機。
  9. 【請求項9】 前記第1表示手段の表示内容を記録媒体
    上に記録出力する記録出力手段を更に備えることを特徴
    とする請求項5乃至7のいずれかに記載の電子卓上計算
    機。
  10. 【請求項10】 前記音声出力手段が実行中である旨を
    表示する第2表示手段を更に備えることを特徴とする請
    求項5に記載の電子卓上計算機。
  11. 【請求項11】 前記第2表示手段は、前記音声出力手
    段が実行中である旨を表示するとともに、前記音声出力
    手段において再生中の音声情報が前記記憶媒体中のいず
    れの領域に格納されていたかを示す表示を行うことを特
    徴とする請求項10に記載の電子卓上計算機。
  12. 【請求項12】 前記音声出力手段の実行中において、
    前記第2表示手段による表示と、演算用の表示とをサイ
    クリックに切り替える切替手段を更に備える、 ことを特徴とする請求項10または11に記載の電子卓
    上計算機。
  13. 【請求項13】 前記音声入力手段は所定時間の音声入
    力が可能であり、 前記音声出力手段は前記所定時間の音声を出力し、 前記第2表示手段は、音声出力における残り出力時間の
    表示を含むことを特徴とする請求項10乃至12のいず
    れかに記載の電子卓上計算機。
  14. 【請求項14】 前記第2表示手段の表示内容を記録媒
    体上に記録出力する記録出力手段を更に備えることを特
    徴とする請求項10乃至12のいずれかに記載の電子卓
    上計算機。
  15. 【請求項15】 前記第1表示手段は当該電子卓上計算
    機の演算結果を表示するための表示部を流用することを
    特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載の電子卓
    上計算機。
  16. 【請求項16】 前記第2表示手段は当該電子卓上計算
    機の演算結果を表示するための表示部を流用することを
    特徴とする請求項2または10に記載の電子卓上計算
    機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11272300A (ja) * 1998-03-23 1999-10-08 Sony Corp 記録再生装置

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JPH11272300A (ja) * 1998-03-23 1999-10-08 Sony Corp 記録再生装置

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