JPH076483B2 - 内燃機関の点火時期制御装置 - Google Patents

内燃機関の点火時期制御装置

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JPH076483B2
JPH076483B2 JP59132990A JP13299084A JPH076483B2 JP H076483 B2 JPH076483 B2 JP H076483B2 JP 59132990 A JP59132990 A JP 59132990A JP 13299084 A JP13299084 A JP 13299084A JP H076483 B2 JPH076483 B2 JP H076483B2
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達郎 森田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、内燃機関の点火時期制御装置に関し、特に
機関の暖機を促進させるための点火時期制御装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来の内燃機関の点火時期制御装置としては、例えば、
日産自動車(株)発行(1979年)「ECCS L系エンジン
技術解説書」p.46〜54にも見られるように、第14図に示
すようなものがある。
この点火時期制御装置では、機関のクランク軸の基準位
置および角度を検出するクラク角センサ1、機関への1
回転当りの吸入空気流量Q1を検出するエアフロメータ
2、機関のスロットルバルブが全閉であるか否かを検出
するスロットルバルブ全閉検出スイッチ3、及び機関の
冷却水温を検出する水温センサ4からの各信号が制御回
路5に入力される。
制御回路5は、CPU6,ROM7,RAM8,入出力制御回路9等に
よつてマイクロコンピユータを構成しており、上記各入
力信号に基いて演算した点火時期に点火信号を入出力制
御回路9からトランジスタ10に出力する。
トランジスタ10によつて増幅された点火信号が点火コイ
ル11に与えられ、このコイル11の2次側に発生する高電
圧パルスが分配器(デイストリビユータ)12を介して各
気筒の点火栓13に与えられて点火が行われる。
ここで、制御回路5における点火時期制御は、第15図に
示すフローチヤートに従がつて次のように行なわれる。
まず、スロットルバルブ全閉検出スイツチ3からの信号
によつてスロツトルバルブが全閉であるか否かが判断さ
れ、全閉すなわちアイドリング運転の場合には特性Aの
検索を行なう。
すなわち、クランク軸の基準位置およびクランク角セン
サ1の検出信号からの得られる機関回転数Nに基いて、
第16図に示す特性を検索して点火時期SAを求める。
一方、スロツトルバルブが全閉でない場合には特性Bの
検索及び水温補正を行なう。
すなわち、上記機関回転数Nとエアフロメータ2の検出
信号から得られる吸入空気量Qaから算出される基本噴射
量Tp(Tp=K・Qa/N,Kは定数)に基づいて、第17図に示
す特性Bを検索し、それに水温センサ4によつて検出さ
れる機関水温Twに基づく第18図に示す水温補正係数を乗
じて点火時期SA(進角値)を求める。
次に、後述する基準信号の立上りから圧縮上死点までの
クランク角間隔(例えば70゜)から上述のように求めた
点火時期SAを引いた値SA′を演算して点火信号を出力す
る。
ところで、クランク角センサ1の出力信号は第19図に示
すようになつている。この信号は2種類あり、1つは基
準信号a(4気筒機関の場合180゜毎に立上りが発生)
であり、もう1つはクランク軸の1゜回転を検出する1
゜信号bである。
第20図は、第14図の制御回路5における入出力制御回路
9をより詳細に示したものであり、その点火信号出力動
作を簡単に説明する。
CPU6から転送される点火時期SAの値はレジスタ14に一時
格納される。クラク角センサ1の出力が与えられるパル
スカウンタ16は1゜信号bをカウントし、基準信号aが
入力する度毎にリセツトされる。
レジスタ14の値とパルスカウンタ16の値は比較器15で比
較され、その比較結果が一致した時に点火信号をトラン
ジスタ10のベースに出力する。
それにより、前述のように点火コイル11に発生する高電
圧パルスが分配器12を介して点火栓13に与えられて点火
が行なわれる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の点火時期制御装置にあ
つては、スロツトルバルブが全閉でない場合に、機関回
転数Nと燃料の基本噴射量Tpに基づいて求めた点火時期
を、冷却水温Twに基づく補正係数で補正して、暖機運転
中点火時期を遅角するようにしていたが、機関の使用環
境や個体バラツキにより燃焼状態はその都度異なるた
め、暖機効果にもバラツキを生じる結果となつていた。
そのため、暖機が遅れると排気ガス中の有害成分を無害
化するための触媒の温度が上らず有害排出ガス成分が増
加することになり、またそれを防ぐために遅角量を大き
くしすぎると燃費が悪化するという問題点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明による内燃機関の点火時期制御装置は、上記の
問題点を解決するためになされたもので、シリンダ内圧
力最大クランク角位置を検出する実際値検出手段と、触
媒の温度を検出する触媒温度検出手段と、機関の負荷に
相当する値を検出する負荷相当値検出手段と、機関の暖
機運転中シリンダ内圧力最大クランク角の目標値を、前
記触媒温度検出手段の検出する触媒の温度が高いほど遅
れ量が小さくなり、かつ、同一の触媒温度では前記負荷
相当値検出手段の検出値に相当する負荷が大きいほど遅
れ量が小さくなるように、最良燃費点となるクランク角
よりも遅れ側に設定する目標値設定手段と、機関の回転
速度と負荷状態に応じて基本点火時期を算出する基本点
火時期演算手段と、前記実際値検出手段によって検出さ
れたシリンダ内圧力最大クランク角位置を前記目標値設
定手段によって設定された目標値と比較して、両者を一
致させるように前記基本点火時期演算手段によって算出
された基本点火時期を補正する比較補正手段とを備え、
該比較補正手段によって補正した点火時期に点火を行わ
せるようにしたことを特徴とする。
すなわち、第1図に機能ブロツク図で示すように、実際
のシリンダ内圧力最大クランク角位置を検出する実際値
検出手段20と、排気系に介装された排気浄化用の触媒の
温度を検出する触媒温度検出手段18と、機関の負荷に相
当する値を検出する負荷相当値検出手段19と、機関の暖
機運転中シリンダ内圧力最大クランク角の目標値を、前
記触媒温度検出手段の検出する触媒の温度が高いほど遅
れ量が小さくなり、かつ、同一の触媒温度では前記負荷
相当値検出手段の検出値に相当する負荷が大きいほど遅
れ量が小さくなるように、最良燃費点となるクランク角
よりも遅れ側に設定する目方値設定手段21と、機関の回
転速度と負荷状態に応じて基本点火時期を算出する基本
点火時期演算手段22と、実際値検出手段20によつて検出
されたシリンダ内圧力最大クランク角位置を目標値設定
手段21によつて設定された目標値と比較して、両者を一
致させるように基本点火時期演算手段22によつて算出さ
れた基本点火時期を補正する比較補正手段23とを備えて
おり、この比較補正手段23によつて補正した点火時期に
点火回路24から点火信号を発生させて点火ろ行なわせる
ように構成している。
〔作 用〕
機関の燃焼による最大シリンダ内圧力が上死点後の特定
クランク角度(およそ10〜20゜ATDC)となるように、点
火時期を制御した時に機関の発生出力を最大にすること
ができ、言い換えれば燃料消費率を最小とすることがで
きる。
この技術に関しては、「動力系,測定,及び制御ジヤー
ナル」(Journal of Dynamic Systems,Measurment,and
Control)1976年12月号P.414〜420、あるいは「米国自
動車技術者協会(SAE)報告書NO.790139等によつて紹介
されている。
シリンダ内圧力が最大となるクランク角位置(以下「θ
pmax」と略記する)がこの特定クランク角位置からずれ
た場合、例えばθpmaxが小さい時は機関の回転をおさえ
る力としてエネルギが使われ、逆に大きい場合は仕事と
して使われず熱エネルギとなる。
そして、機関の発生するエネルギが仕事に使われるエネ
ルギと熱となるエネルギの比は、最良燃費点となる特定
クランク角位置(以下「θpmax0」略記する)からのθp
maxのズレと相関がある。
したがつて、等負荷(すなわち一燃焼あたりの発生エネ
ルギが同じ)の場合、θpmax0から所定値だけ遅らせた
値にθpmaxがなるように点火時期を補正制御することに
より、機関の使用環境の違いや燃焼のバラツキと関係な
く同じ熱エネルギを得ることができ、常に同じ暖機効果
を得ることができる。
また、触媒の温度に応じて、触媒温度が低いほどシリン
ダ内圧力最大クランク角位置の目標値の最良燃費点から
の遅れ量を大きくして触媒の温度を速やかに上昇させる
ことができ、かつ、同一の触媒温度であれば、負荷の大
きくなるほどシリンダ内圧力最大クランク角位置の最良
燃費点からの遅れ量を小さくして、機関の発生エネルギ
を有効に出力として取り出すことにより、燃費の悪化を
防止することができる。
従って、大きな機関出力の要求される負荷の大きいとき
に、シリンダ内圧力最大クランク角位置を最良燃費点か
ら大きく遅らせてしまうことにより生じる加速不良が防
止できる。
この発明はこの原理を利用したものである。
〔実 施 例〕
以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
第2図は、この発明の第1実施例の構成を示すブロツク
図である。
31は第1図の実際値検出手段20に相当するθpmax検出器
で、シリンダ内圧力信号とクランク角位置信号を入力
し、各気筒のθpmaxを検出する。
32は各気筒に設けられたシリンダ内圧力センサで、例え
ば点火栓の座金部に設けられる。これによりシリンダ内
圧力を電気信号に変換して検出する。
33は基準信号発生器で、各気筒の圧縮上死点あるいはそ
の前の所定クランク角度(例えば70゜BTDC)で立上る基
準パルス信号を発生する。4気筒機関の場合、クランク
軸が180゜回転する毎に立上るパルスを発生することに
なる。
34は1゜信号発生器で、クラク軸が1゜回転する毎に立
上り・立下るパルス信号を発生する。
θpmax検出器31はこの2つの信号を入力し、クランク軸
の回転位置を確定する。なお、このθpmax検出器31の動
作の詳細については後述する。
35は触媒温度検出手段18としての触媒温度検出器で、排
気ガス中の有害ガス成分を無害な成分にする酸化・還元
反応を行なわせるために機関の排気管に設けられている
触媒コンバータ内の触媒の温度Tcを検出する。
36は第1図の目標値設定手段21に相当する目標値演算器
で、触媒温度検出器35からの触媒温度と、機関の負荷に
相当する値(例えば吸入負圧あるいは燃料の基本噴射量
Tp、この実施例では後述する基本点火時期演算器38によ
つて算出される基本噴射量Tp)を入力し、この2つのパ
ラメータに対し割付けられたテーブル(メモリに記憶さ
れている)から目標値θpmax0を読み出す。
このテーブルの例を第3図に示す。図中「−」マーク
は、暖機補正を行なわず最良燃費点とするための目標値
を選択する領域を示す。
37は後述する補正器41と共に第1図の比較的補正手段23
を構成する比較器で、θpmax検出器31から与えられるθ
pmaxと目標演算器36から与えられる目標値θpmax0とを
比較し、その結果 θpmax>θpmax0であれば「+」、
θpmax<θpmax0であれば「−」、θpmax=θpmax0であ
れば「0」を示す信号を出力する。
38は第1図の基本点火時期演算手段22に相当する基本点
火時期演算器で、機関の回転速度と負荷を入力して燃料
の基本噴射量Tpを演算し、第17図に示したような三次元
データを格納したメモリのテーブル読み出し法などによ
り、基本点火時期SA0を求めて出力する。また、目標値
演算器36に対して基本噴射量Tpを出力する。したがっ
て、本実施例では前記基本点火時期演算器38は、負荷と
して基本噴射量Tpを算出する負荷相当値演算手段の機能
を兼ね備える。
39は機関の回転速度Nを検出する回転速度検出器であ
る。40は負荷検出器で、吸気管負圧あるいは吸入空気量
Qaによつて機関の負荷状態を検出する。
41は補正器で、比較器37からの信号に応じて補正量ΔSA
を求める。例えば、比較器37からの信号が+のときはΔ
SA=ΔSA(前回)+a,−のときはΔSA=ΔSA(前回)−
a,0のときはΔSA=ΔSA(前回)とする。ここで「a」
は予め定めた正の所定値である。
このようにして求めた補正量ΔSAを、基本点火時期演算
器38によつて算出された基本点火時期SA0に加えて点火
時期SAを求める(SA=SA0+ΔSA)。
点火回路24は、この補正器41によつて与えられる点火時
期SAに応じたクランク角位置を基準信号と1゜信号によ
り判別して、その点火時期に点火信号を発生する。
ところで、この点火時期制御装置も第14図に示した従来
例の制御回路5と同様なマイクロコンピユータを用いて
実施することができる。
第4図は、この第1実施例と同様な装置をマイクロコン
ピユータろ用いてソフトウエアで実現した場合のフロー
チヤートを示す。
このルーチンがスタートすると、先ずステツプ1でθpm
axの検出(その詳細は後述する)を行なつた後、ステツ
プ2に進んで触媒温度センサ35からの信号により触媒温
度を検出する。
次に、ステツプ3で目標値θpmax0をテーブルより読み
出して求める。続いて、ステツプ4でθpmaxからθpmax
0を引いた値が正か負か0かの判定を行ない、正の場合
はステツプ5へ、負の場合はステツプ6へそれぞれ進
み、0の場合は何もせずにステツプ7へ進む。
ステツプ5ではθpmaxを小さくするため、点火時期の前
回の補正量ΔSAをa degだけ進角し、ステツプ6では反
対にa degだけ遅角する。このaの値は例えば1degであ
る。あるいはこのaの値をθpmax−θpmax0の大きさに
応じて変化させるようにしてもよい。
次に、ステツプ7で運転条件(機関の回転速度と負荷状
態)により基本点火時期SA0をテーブルの読み出しによ
り求める。そして、ステツプ8でSA=SA0+ΔSAの補正
演算を行なつて点火時期SAを求める。
最後に、ステツプ9でこの点火時期SAを点火回路24に出
力する。
ここで、第2図におけるθpmax検出器31の動作(第4図
のステツプ1のサブルーチン)について第5図乃至第7
図を参照して説明する。
第5図は、4気筒機関の実施例におけるθpmaxを検出す
るプログラムのフローチヤートである。
このθpmax検出プログラムは、(イ)(ロ)(ハ)で示
す3種のプログラムによつて構成されており、(イ)は
720゜毎(すなわち、4サイクル機関の4行程に要する
回転角度)に1回実行され、(ロ)は基準信号の入力の
都度実行され、(ハ)は1゜毎に実行される。
このプログラムを実行するタイミングは、機関のクラン
ク角位置検出器(第2図の33,34)の信号に同期してい
る。この信号を第6図に示す。
720゜信号は第6図(ロ)に示すように、第1気筒の圧
縮上死点前の同図(イ)に示す基準信号と同時に立上り
がるパルス信号であり、これにより第5図(イ)に示す
720゜同期のプログラムを実行する。
すなわち、Nカウンタの内容をクリアして0にする(ス
テツプ10)。
基準信号は第6図(イ)に示すように、4気筒機関の場
合180゜毎に立上りが発生し、それは各気筒の圧縮上死
点前約70゜である。
この基準信号が入力すると、第5図(ロ)に示す基準信
号同期プログラムが実行され、ステツプ11でNカウント
の値を1ずつインクリメントし、ステツプ12でPOSカウ
ンタの内容をクリアして0にする。
1゜信号は第6図(ハ)に示すように、クランク軸の1
゜回転毎に立上り,立下りを繰り返すパルス信号であ
り、その都度第5図(ハ)に示す1゜毎のプログラムを
実行する。
なお、720゜同期のプログラムは基準信号同期プログラ
ムに優先して行なわれ、基準信号同期プログラムは1゜
信号同期プログラムに優先して行なわれる。
また、第6図(ニ)はPOSカウンタのカウント値の変化
を、同図(ホ)はクランク軸の回転角度をそれぞれ示し
ている。
次に、1゜同期のプログラムについて説明する。
まず、ステツプ13でクランク角位置を示すPOSカウンタ
を1つインクリメントする。次に、ステツプ14でPOSカ
ウンタの内容(カウント値)を判断して、基準信号によ
るプログラムが実行された直後、すなわちPOSカウンタ
=1のときはステツプ15に分岐し、それ以外の時はステ
ツプ17を実行する。
ステツプ15では、Nカウンタの値に応じて、次に圧縮上
死点となる気筒番号をNCYLレジスタにストアする。(例
えば、Nカウンタの値が0のとき1,1のとき3,2のとき4,
3のとき2を気筒番号としてストアする)。
続いてステツプ16で、A/D変換するかしないを判定するF
LAGを0(A/D変換する)にし、A/D変換の回数並びに基
準信号立上りからのクランク角度を検出するCカウンタ
をクリアして、ステツプ18へ進む。
ステツプ14でステツプ17へ進んだ場合は、A/D変換する
か否かを判定するためのFLAGが0か1かを判定し、0
(A/D変換する)の場合はステツプ18へ進み、1(A/D変
換しない)の場合は、この1゜同期プログラムを終了
し、次の1゜同期のプログラムの実行を待つ。
ステツプ18ではNCYLレジスタにストアされた圧縮上死点
の気筒番号により、各気筒のシリンダ内圧力センサ(第
2図の32)の信号が入力するA/D変換器のチヤンネルを
選択し、A/D変換をスタートする。
次に、ステツプ19でA/D変換の終了を判断し、終了して
いる場合はステツプ20にてCカウンタの値に相当するア
ドレスのレジスタにA/D値をストアする。
そして、ステツプ21でCカウンタの値を判断し、120未
満(すなわち49゜ATDCまで)の場合はステツプ22に進
み、120以上の場合はステツプ23に進む。
すなわち、49゜ATDCまではステツプ22でCカウンタの内
容を1つインクリメントし、次の1゜同期のプログラム
の実行を待つ。
50゜ATDCのA/D変換ストアが終了すると、ステツプ23に
ジヤンプし、Cカウンタ=0,FLAG=1とし、Pmaxi=0,
θpmaxi=0とする(i=NCYLレジスタの値)。
次に、ステツプ24でPmaxiの値をCカウンタの値に相当
するレジスタのデータと比較し、等しいかPmaxiの方が
大きい時はステツプ27へジヤンプし、Pmaiの方が小さい
場合はステツプ25へ進んでPmaxiにCカウンタの値に相
当するレジスタのデータをストアしする。そして、ステ
ツプ26でθpmaxi=Cカウンタとする。
次に、ステツプ27でCカウンタの値を判断し、120未満
の場合はステツプ28へ進み、Cカウンタを1つインクリ
メントした後ステツプ24に戻り、Pmaxi,θpmaxiの判断
を行ない、Cカウンタ=120となつたときステツプ29へ
進んで、θpmaxiから70゜(基準信号立上りから上死点
までのクランク角度)を減じてこのプログラムの実行を
終了し、次の1゜の同期プログラムの実行を待つ。
この時点のPmaxi,θpmaxiがその時圧縮上死点となつた
気筒のシリンダ内圧力の最大値Pmaxおよびシリンダ内圧
力最大クランク角位置θpmaxである。
これ以降の1゜の同期プログラムは、FLAG=1となつて
いるため、次の基準信号同期プログラムが実行されるま
ではA/D変換は行なわれない。
以上のようにして、各気筒のPmax1〜Pmax4及びθpmax1
〜θpmax4を求めることができる。
第7図はこの実施例をハードウエアで構成した場合の例
を示す。
311はPOSカウンタで、基準信号の立上り入力時ちカウン
タ値をリセツトし、1゜信号の立上り,立下り入力毎に
カウント値を1つずつ増す。
312はNカウンタで、基準信号の立上りが入力するごと
に1つずつカウント値を増し、720゜信号と立上り入力
とともにカウント値をクリアして0にする。
313はマルチプレクサで、各気筒毎のシリンダ内圧力セ
サ(第2図の32)からの信号を入力し、Nカウンタ312
のカウント値により出力する信号を切換える。すなわ、
Nカウンタ312のカウンタ値が0のとき1番気筒の信号
を出力し、以下1のとき3番気筒,2のとき4番気筒,3の
とき2番気筒の信号を出力する。
314はCカウンタで、Nカウンタ312の出力が変化する毎
に0にリセットし、1゜信号の立上り立下りの度に1つ
ずつカウントアツプする。
315はA/D変換器で、マルチプレクサ313の出力信号をC
カウンタ314の値が変化する毎にA/D変換する。
316はメモリで、Pmax及びθpamxを記憶する。Nカウン
タ312の出力が変化する毎に記憶しているPmax値はクリ
アされ、Pmax値が書き換えられる時にその時のCカウン
タ314のカウント値をθpmaxメモリ部に記憶する。
317は比較器で、A/D変換器315によるA/D変換値とメモリ
316に記憶されたPmax値とを比較し、A/D変換値>Pmax値
の時だけPmax値をA/D変換値に書き換える。この時、θp
max値もその時のCカウンタのカウント値となる。
318は各気筒のθpmaxを記憶するメモリであり、その記
憶値の書き換えはそれぞれNカウンタ312の値が変化し
た時に行なわれ、クリア前のθpmax値から70を引いた数
を記憶する場所は、それぞれNカウンタの変化前の値が 0のとき θpmax1 1のとき θpmax3 2のとき θpmax4 3のとき θpmax2 である。
このようにして各気筒のθpmax1〜θpmax4を求める。
〔発明の効果〕
以上実施例について説明してきたように、この発明によ
る内燃機関の点火時期制御装置は、機関の暖機運転中、
シリンダ内圧力最大クランク角の目標値を最良燃費点と
なるクランク角よりも遅れ側に設定して、実際のシリン
ダ内圧力最大クランク角位置がこの目標値と一致するよ
うに点火時期を補正して制御するようにしたので、機関
の個体バラツキや使用環境に係りなく常に同じ暖機促進
効果を得ることができ、触媒温度の上昇遅れがなくな
り、有害排気ガス成分を低く抑えることができる。
また、触媒の温度に応じて、触媒温度が低いほどシリン
ダ内圧力最大クランク角位置の目標値の最良燃費点から
の遅れ量を大きくして触媒の温度を速やかに上昇させる
ことができ、かつ、同一の触媒温度であれば、負荷の大
きくなるほどシリンダ内圧力最大クランク角位置の最良
燃費点からの遅れ量を小さくして、機関の発生エネルギ
を有効に出力として取り出すことにより、燃費の悪化を
防止することができる。
従って、大きな機関出力の要求される負荷の大きいとき
に、シリンダ内圧力最大クランク角位置を最良燃費点か
ら大きく遅らせてしまうことにより生じる加速不良が防
止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の基本的構成を示す機能ブロツク
図、 第2図は、この発明の第1実施例の構成を示すプロツク
図、 第3図は、触媒温度と燃料の基本噴射量(負荷に相当す
る)に対して割付けられた目標値θpmax0のテーブルの
例を示す図、 第4図は、この発明の第1実施例をマイクロコンピユー
タを用いてソフトウエアで実現した場合のフローチヤー
ト図、 第5図は、第2図のθpmax検出器及び第4図のステツプ
1のサブルーチンでθpmaxを検出するプログラムの例を
示すフローチヤート図、 第6図は、第5図のプログラムを実行するための各タイ
ミング信号とクランク角度及びPOSカウンタのカウント
値との関係を示すタイミングチヤート図 第7図は、第5図の動作を行なうθpmax検出器をハード
ウエアで構成した場合の例を示すブロツク図、 第8図は、従来の内燃機関の点火時期制御装置の例を示
すブロツク回路図、 第9図は第8図の制御回路(マイクロコンピユータ)が
実行する点火時期制御の動作プログラムの例を示すフロ
ーチヤート図、 第10図は、機関回転数に対する点火時期の進角値の例を
示す特性Aの線図、 第11図は、機関回転速度と基本噴射量に対する点火時期
の進角値の例を示す特性Bの三次元線図、 第12図は、機関冷却水温に対する水温補正係数の例を示
す線図、 第13図は、クランク角センサの出力信号を示すタイミン
グチヤート図、 第14図は第8図のの制御回路5中の入出力制御回路9の
具体例を示すブロツク図である。 18……触媒温度検出手段、19……負荷相当値演算手段、
21……目標値設定手段 22……基本点火時期演算手段 23……比較補正手段、24……点火回路 31……シリンダ内圧力最大クランク角位置(θpmax)検
出器 32……シリンダ内圧力センサ 33……基準信号発生器、34……1゜信号発生器 35……触媒温度センサ 36,46……目標値演算器、37……比較器 38……基本点火時期演算器 39……回転速度検出器、40……負荷検出器 41……補正器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ内圧最大クランク角位置を検出す
    る実際値検出手段と、 触媒の温度を検出する触媒温度検出手段と、機関の負荷
    に相当する値を検出する負荷相当値検出手段と、 機関の暖機運転中シリンダ内圧力最大クランク角の目標
    値を、前記触媒温度検出手段の検出する触媒の温度が高
    いほど遅れ量が小さくなり、かつ、同一の触媒温度では
    前記負荷相当値検出手段の検出値に相当する負荷が大き
    いほど遅れ量が小さくなるように、最良燃費点となるク
    ランク角よりも遅れ側に設定する目標値設定手段と、 機関の回転速度と負荷状態に応じて基本点火時期を算出
    する基本点火時期演算手段と、 前記実際値検出手段によって検出されたシリンダ内圧力
    最大クランク角位置を前記目標値設定手段によって設定
    された目標値と比較して、両者を一致させるように前記
    基本点火時期演算手段によって算出された基本点火時期
    を補正する比較補正手段とを備え、 該比較補正手段によって補正した点火時期に点火を行わ
    せるようにしたことを特徴とする内燃機関の点火時期制
    御装置。
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