JPH076480A - ディスクプレーヤ - Google Patents

ディスクプレーヤ

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JPH076480A
JPH076480A JP14223593A JP14223593A JPH076480A JP H076480 A JPH076480 A JP H076480A JP 14223593 A JP14223593 A JP 14223593A JP 14223593 A JP14223593 A JP 14223593A JP H076480 A JPH076480 A JP H076480A
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disk
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Yasushi Kawakami
康 川上
Shigeo Kinoshita
成夫 木下
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Clarion Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクマガジンが装着されたディスクプレ
ーヤにおいて単独のディスクを挿入可能であり、ディス
クローディングの精度を確保しつつ構成の簡略化及びス
ペース性の向上を図る。 【構成】 本発明は、単独のCDを挿入する挿入口3
と、この挿入口3の奥側に設けられるCDの待機領域
Q、及び待機領域Qの横方向に配置される再生領域P
と、待機領域Qにおけるディスクの位置決めを行う移動
可能なディスクプレート4及びディスクアーム5L,5
Rと、ディスクマガジンM及び待機領域Qから再生領域
Pへディスクを搬送する搬送ローラRと、CDを再生領
域P側又は挿入口3側に押出す押出しアーム9とを備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンパクトディスク・
レーザーディスクなどのディスクを再生するディスクプ
レーヤに関するもので、特に複数のディスクが収納可能
なディスクマガジンが装着されたディスクプレーヤに係
る。
【0002】
【従来の技術】今日、コンパクトディスク・レーザーデ
ィスクなど、各種ディスクが情報記録媒体として普及し
ている。これに伴いディスクを再生するディスクプレー
ヤの需要も高まっている。そのため、ディスクプレーヤ
に対するユーザーの要求も多様化しており、家庭用の据
置タイプだけではなく、ポータブルプレーヤ、車載用プ
レーヤ等、様々なディスクプレーヤが開発、製造されて
いる。
【0003】例えば、複数のディスクが収納可能なディ
スクマガジンが装着されたディスクプレーヤが知られて
いる。このディスクプレーヤによればディスクマガジン
からプレーヤ内にディスクを順次ローディング及びイジ
ェクトすることにより、連続的にディスク再生を行うこ
とができる。そのため、長時間再生が可能となり、車載
用プレーヤなどに適している。
【0004】しかし、上記のようなディスクマガジンが
装着されたディスクプレーヤにおいては、マガジン内に
収納されていない別のディスクを再生する場合や、1枚
のディスクを単独で再生する場合、ディスクマガジンに
そのディスクを収納してからでないと、ディスクを再生
することができなかった。そのため、その度ごとにマガ
ジンの着脱が必要で、操作が非常に煩雑であった。
【0005】この様な問題を解決するために、ディスク
マガジンが装着される開口部とは別に、単独のディスク
専用の挿入口が形成されたディスクプレーヤが提案され
ている。このディスクプレーヤによれば、マガジン内に
収納されたディスクとは別のディスクを再生したいとき
には、マガジンはプレーヤにセットしたまま、専用のデ
ィスク挿入口から所望の一枚のディスクを挿入し、これ
を再生することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、専用挿入口
から挿入されるディスクは、まずマガジンの収納スペー
ス上に形成される、いわゆる待機領域に収納され、その
後、この待機領域から再生領域へローディングされる。
そのため、外力により待機領域にてディスクの位置がず
れたりすると、正確にディスクをローディングすること
が困難となった。そこで、待機領域から再生領域までの
ローディング動作を確実に行うことが可能な精度の高い
ディスクローディング装置が配設される必要があった。
この様なディスクローディング装置の構成は複雑化し易
く、且つディスクを待機領域から再生領域までガイドす
る部材等の大形化を招く恐れがあった。
【0007】又、単独ディスクの待機領域は一般的に、
再生領域の手前側に設けられる。そのため、ディスクプ
レーヤの奥行寸法はディスクマガジンを装備しないタイ
プのディスクプレーヤのそれに比べて約2倍となる。こ
の奥行寸法の増大に伴ってディスクプレーヤの設置場所
に対する制約も大きくなり、スペース性が低下した。
【0008】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るために提案されたもので、その目的は、ディスクマガ
ジンが装着されたディスクプレーヤにおいて単独のディ
スクを挿入可能であり、ディスクローディングの精度を
確保しつつ構成の簡略化を図り、更に優れたスペース性
を発揮できるディスクプレーヤを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明のディスクプレーヤは、単独のディスクを
直接挿入可能な挿入口が形成され、この挿入口の奥側に
ディスクが待機可能な待機領域が設けられ、待機領域に
はディスクの位置決めを行う移動可能な位置決め手段が
設けられ、更にディスクを再生する再生領域が配置さ
れ、ディスクマガジン及び待機領域から再生領域へディ
スクを搬送する正逆方向に回転可能な搬送手段が設けら
れ、位置決め手段により待機領域の所定位置に位置決め
されたディスクを再生領域側に押出す押出し手段が設け
られたことを特徴とする。
【0010】又、本発明は、前記待機領域にはディスク
を載置可能なディスクプレートが、前記挿入口から前記
待機領域へ引込まれる引込み方向と平行方向に移動可能
で、且つ回動可能に設けられ、前記ディスクプレートに
はディスクの位置決めを行うディスクアームが回動可能
に設けられ、前記ディスクプレートを駆動する駆動モー
タが設けられたことを特徴とするものである。
【0011】更に本発明は、前記引込み方向とは直交す
る方向に、前記待機領域と前記再生領域とが配置された
ことを特徴とする。
【0012】
【作用】以上の構成を有するディスクプレーヤにおい
て、挿入口から待機領域に単独のディスクを挿入した場
合、位置決め手段がディスクを待機領域側に引込み、待
機領域にてディスクの位置決めを行う。次いで押出し手
段がディスクを再生領域側へ押出す。そして、搬送手段
がディスクを待機領域から再生領域へローディングす
る。
【0013】この様に本発明は、まず待機領域へのディ
スクの引込み動作を行い、ここで位置決め手段が一旦デ
ィスクを所定の位置に規制した後に、ディスクのローデ
ィング動作を行っている。そのため、単独で挿入された
ディスクが待機領域から再生領域まで長いストロークを
移動しても、高い精度でこれをローディングすることが
できる。
【0014】一方、ディスクを排出する場合は、まず搬
送手段が逆転して再生領域から待機領域にディスクを排
出し、位置決め手段がディスクを挿入口側へ押出してこ
れを排出する。
【0015】又、前記待機領域に設けられたディスクプ
レートは、駆動モータの駆動力により位置決め手段がデ
ィスクを位置決めした状態で引込み方向に移動し、更
に、押出し手段によりディスクの押出しが可能な位置ま
で回動する。つまり、ディスクの引込み動作中は常にデ
ィスクプレートがディスクを保持している。そのため、
ディスクプレートという単一の部材で、高いローディン
グ精度を確保することができる。しかも、ディスクを待
機領域から再生領域までガイドする部材等の大形化を防
止でき、且つ構成部材数が少ないため、構成の簡略化が
容易である。
【0016】更に、ディスクの引込み方向と直交する方
向に待機領域と再生領域とが並んで配置されることによ
り、ディスクプレーヤの幅寸法はディスクマガジンを装
備しないタイプのプレーヤのそれに比べて約2倍となる
ものの、奥行寸法は従来の約1/2に短縮することがで
きる。この様な奥行寸法が短いディスクプレーヤは挿入
口を上方にして設置しても安定性を維持することができ
るので、ディスクプレーヤを縦方向に設置することが可
能となる。
【0017】
【実施例】以下、本発明のディスクプレーヤの実施例に
ついて、図面に基づいて説明する。図1、図2及び図1
0、図11はプレーヤの長手方向を左右方向とし、図2
〜図8及び図11〜図16の各平面図は図中上側が奥
側、図中下側が手前側であり、手前側から奥側への移動
した場合を前進、奥側から手前側へ移動した場合を後退
とする。尚、ディスクの引込み方向は手前側から奥側へ
向う方向で(構成部材の前進方向と同じ)ある。一方、
ディスクのローディング方向は引込み方向と直行する方
向で、各平面図においては左側から右側へ向う方向であ
る。具体的には引込み方向は図2及び図11中の矢印
Y、ローディング方向は図2、図9及び図11中の矢印
Xとして図示した。
【0018】[第1実施例] 第1実施例は請求項3に
対応するCDプレーヤであり、駆動モータ8により動作
するディスクプレート4を備えたことを構成上の特徴と
している。
【0019】*第1実施例の構成 まず図1に従って第1実施例の外観を説明する。CDプ
レーヤ1のケース1aの正面の図中左側には、ディスク
マガジン挿入口Nが開口されており、ここに複数のCD
を収納可能なディスクマガジンMが挿脱可能に配設され
ている。又、ディスクマガジン挿入口Nの上方には単独
のCDが挿入可能なディスク挿入口3が形成されてい
る。
【0020】続いて図2〜図9を参照して第1実施例の
構成を説明する。図2は全体の構成を、図3〜図5は実
施例の主要部を、図6〜図8は実施例の主要部及び搬送
手段を、図9は実施例の搬送手段をそれぞれ示してい
る。
【0021】図2に示すように、CDプレーヤ1のケー
ス1a内には図示しないシャーシ上にはCD再生部を有
する再生領域P(図中右側)と、CDが待機可能な待機
領域Q(図中左側)とが設けられている。これら再生領
域Pと前記待機領域Qとは、CDのプレーヤ1への引込
み方向と直交する方向、すなわちCDのローディング方
向と平行方向に並んで配置されている。
【0022】更に、再生領域Pと待機領域Qとの間隙に
は、図6〜図9に示す搬送ローラR及びガイドローラr
が設けられている。搬送ローラRは正逆方向に回転可能
であり、ガイドローラrと共にCDを上下から挟持し、
正転してCDを待機領域Qから再生領域Pへローディン
グし、且つ逆転してCDを再生領域Pから待機領域Qへ
イジェクト搬送する。
【0023】又、待機領域Q側には第1実施例の主要部
材としてディスクプレート4、ディスクアーム5L,5
R、パワープレート6、ロックプレート7、駆動モータ
8、押出しプレート9、及びガイド溝A〜Eが設けられ
ている。
【0024】ディスクプレート4は略2等辺三角形状を
含む異形部材であり、略2等辺三角形の各頂点に相当す
る位置にCDを保持する保持爪4aが形成されている。
又、ディスクプレート4のほぼ中央には軸ピン4bが、
手前側縁部の図中右側にはガイドピン4cが設けられて
いる。更に、ガイドピン4cに近接してカム穴4dが形
成されている。このディスクプレート4は前後動可能で
あり、且つ軸ピン4bを中心に90度回転することがで
きる。
【0025】ディスクアーム5L,5Rは略L字状のデ
ィスク位置決め部材であり、屈曲部分に支軸5a,5a
が設けられ、この支軸5a,5aを中心軸としてディス
クプレート4上に対称的に配設されている。又、ディス
クアーム5L,5Rの長辺部側の先端にはCDに接触す
るディスクピン5b,5bが形成されており、短辺部側
の先端にはスプリング5c,5cの一方の端部が掛けら
れている。尚、スプリング5c,5cの他方の端部はデ
ィスクプレート4に掛けられている。そのため、スプリ
ング5c,5cの弾性力はディスクピン5b,5bが内
方に移動するように働く。
【0026】パワープレート6は、長方形の一隅が斜め
に切り取られた五角形の部材で、図中左側縁部に沿って
ラック6aが形成されており、このラック6aから駆動
モータ8からの駆動力が伝えられて前後動する。又、パ
ワープレート6の手前側縁部の中央にはガイドピン6b
が、このガイドピン6bに近接してカムピン6cが設け
られている。カムピン6cはディスクプレート4のカム
穴4bに挿通される。更に、パワープレート6の奥側縁
部の図中右端部付近にはガイドピン6dが設けられてい
る。
【0027】ロックプレート7は、略L字状の部材であ
り、縦方向の長辺部の右側縁部に第1のカム部7aが、
縦方向の短辺部の右側縁部に第2のカム部7bが設けら
れている。又、第1のカム部7aに沿った奥側端部には
規制部7cが設けられ、第2のカム部7bに沿った奥側
端部にはテーパー部7gが設けられている。このうち第
1のカム部7a及び規制部7cにはディスクプレート4
の軸ピン4bが接し、第2のカム部7b及びテーパー部
7gにはディスクプレート4のガイドピン4cが接して
いる。
【0028】更に、ロックプレート7の手前側縁部の右
側端部にはスプリング7dが掛けられ、このスプリング
7dによりロックプレート7は右方向に付勢される。但
し、第1のカム部7aに軸ピン4bが、第2のカム部7
bにガイドピン4cが、それぞれ接することによりロッ
クプレート7は位置規制がなされている。又、ロックプ
レート7には幅方向に3つのガイド穴7eが設けられて
おり、ここにシャーシ上に固定されたガイドピン7fが
挿通しており、このガイドピン7fによってもロックプ
レート7は位置規制がなされる。
【0029】駆動モータ8(図2及び図3に示す)は待
機領域Qの奥側左方に配置されており、互いに噛合う伝
達ギヤ8a,8b,8cを回転させる。このうち伝達ギ
ヤ8cはパワープレート6のラック6aと噛合ってお
り、駆動モータ8の駆動力をパワープレート6に伝える
ようになっている。
【0030】押出しアーム9(図4〜図8に示す)はC
Dを前記再生領域P側に押出す押出し手段である。この
押出しアーム9の奥側縁部中央にはスプリング9aが設
けられている。又、押出しアーム9の奥側には左右方向
に移動可能なシフトプレート10が設けられている。シ
フトプレート10の図中左側端部には、押出しアーム9
の奥側端部を押圧する押圧片10aが設けられている。
【0031】ガイド溝A〜E(右から順番に)はケース
1a内のシャーシに形成され、このうちガイド溝Aは手
前側が直線状部で奥側が再生領域P側に膨らむ円弧状部
であり、ディスクプレート4のガイドピン4cが挿通さ
れている。又、ガイド溝B〜Eはすべて直線状で、ガイ
ド溝Bにはパワープレート6のガイドピン6dが、ガイ
ド溝Cにはパワープレート6のカムピン6cが(つまり
カムピン6cはカム穴4bとガイド溝Cとに挿通してい
る)、ガイド溝Dにはパワープレート6のガイドピン6
bが、ガイド溝Eにはディスクプレート4の軸ピン4b
が、各々挿通されている。
【0032】続いて第1実施例の動作に関し、CDの引
込み動作、ローディング動作、イジェクト動作、及びC
Dの取出し動作について説明する。
【0033】*第1実施例におけるCDの引込み動作 まず第1実施例のCDの引込み動作を、CDの吸込み
動作、ディスクプレート4の前進動作、ディスクプ
レート4の回転動作という3つの動作に分けて図3〜図
5を参照して説明する。
【0034】CDの吸込み動作…図3(引込み動作の
開始状態) まずディスク挿入口3から単独のCDを挿入し、CDの
エッジがディスクピン5b,5bに当接する。CDの挿
入動作の前半ではディスクピン5b,5bに当接するC
Dの幅寸法が徐々に大きくなっていく。そのため、CD
が挿入される力によりディスクアーム5L,5Rは、ス
プリング5c,5cの弾性力に対抗しつつディスクピン
5b,5bが広がるように回動する。
【0035】ところが、CDの挿入動作の後半ではディ
スクピン5b,5bに当接するCDの幅寸法が小さくな
り、ディスクアーム5L,5Rは、スプリング5c,5
cの弾性力によりディスクピン5b,5bがCDをディ
スクプレート4内に引込むように回動する。
【0036】CDが完全にディスクプレート4内に吸込
まれた時点で、保持爪4aがCDを保持すると同時に、
ディスクピン5b,5bがCDの位置決めを行う。この
CDの吸込み動作が完了した時点では、まだCDの手前
側の一部はディスク挿入口3から突出している。又、ガ
イド溝A〜Eに挿通する各ピンは各溝の手前側端部に位
置した状態にある。更に、ロックプレート7とディスク
プレート4との位置関係は、第1のカム部7aの手前側
端部にディスクプレート4の軸ピン4bが位置し、第2
のカム部7bの手前側端部にディスクプレート4のガイ
ドピン4cが位置した状態にある。
【0037】ディスクプレート4の前進動作…図4
(引込み動作の途中状態) CDの吸込み動作が完了した時点で駆動モータ8が動作
しラック6aから駆動モータ8の駆動力を受けてパワー
プレート6が前進を開始する。パワープレート6が前進
すると、パワープレート6のカムピン6cがカム穴4d
を前方へ押し、パワープレート6の移動に伴ってディス
クプレート4も又、前進する。その際、ディスクプレー
ト4及びパワープレート6に設けられた各ピンは、挿通
するガイド溝A〜Eに沿って前進する。
【0038】図4に示した状態では、ディスクプレート
4の軸ピン4bがガイド溝Eの奥側端部に位置し、ガイ
ドピン4cがガイド溝Aにおいて直線状部と円弧状部と
の境目に位置している。この時、第1のカム部7aの奥
側端部にディスクプレート4の軸ピン4bが位置し、第
2のカム部7bの奥側端部にディスクプレート4のガイ
ドピン4cが位置する。
【0039】従って、ディスクプレート4が図4に示し
た状態から更に前進すれば、各ピン4b,4cは各カム
部7a,7bから離れる。その結果、ロックプレート7
はスプリング7dにより右方向に付勢され、ガイドピン
7fがガイド穴7eの左側端部に当接するまで右方向に
移動する。
【0040】ロックプレート7の移動によりディスクプ
レート4の軸ピン4bは手前側から規制部7cによって
規制される。又、軸ピン4bは先に述べたようにガイド
溝Eの奥側端部に位置しているので手前側及び奥側から
挟持されて固定される。
【0041】ディスクプレート4の回転動作…図5
(引込み動作の完了状態) パワープレート6の前進が続くと、パワープレート6の
カムピン6cが更にカム穴4bを前方へ押すが、軸ピン
4bがガイド溝Eの奥側端部に位置しているので、ディ
スクプレート4がそれ以上前進することがなく、カムピ
ン6cからの押圧力は、ディスクプレート4を反時計回
転方向に回転させる力となる。これにより、ディスクプ
レート4は軸ピン4bを回転軸として反時計回転方向に
90度回転する。
【0042】この時、ガイドピン4cはガイド溝Aの円
弧状部を摺動し、しかも軸ピン4bはロックプレート7
の規制部7cにより規制されているので、ディスクプレ
ート4はスムーズに回転することができる。尚、ディス
クプレート4回転動作の完了状態ではガイド溝A〜Eに
挿通する各ピンは各溝の奥側端部に位置した状態にあ
り、ディスクアーム5L,5Rの長辺部側がローディン
グ方向とほぼ平行となる。
【0043】*第1実施例におけるCDのローディング
動作 更に第1実施例におけるCDのローディング動作を図6
〜図9を説明する。図6はローディング動作開始状態、
図7、図9はローディング動作途中状態、図8はローデ
ィング動作完了状態を示している。
【0044】上述したCDの収納動作が完了するとシフ
トプレート10が動作し、押圧部10aがローディング
方向に移動する。そのため、押圧部10aを押出しアー
ム9を図中反時計回転方向に回動させ、回転した押出し
アーム9は、ディスクプレート4上で位置決めされてい
たCDを再生領域P側へ押出す。そして搬送ローラRが
CDを待機領域Qから再生領域Pへ搬送する。
【0045】*第1実施例におけるCDのイジェクト動
作 一方、CDをイジェクトする場合は、搬送ローラRが逆
転して再生領域Pから待機領域Q側のディスクプレート
4にCDをイジェクトする。この時、ディスクプレート
4の保持爪4a及びディスクアーム5L,5RがCDの
位置決めを行う。
【0046】*第1実施例におけるCDの取出し動作 第1実施例におけるCDの取出し動作とは、ディスクプ
レート4の逆回転動作、及びディスクプレート4の後退
動作を行うものであり、図面としては図5の状態から図
4の状態を経過して図3へと移行する。
【0047】まずイジェクト動作が終了した時点で駆動
モータ8が逆方向に駆動し、ラック6aを介して駆動モ
ータ8の駆動力を受けたパワープレート6が後退を開始
する。このパワープレート6の後退によりカムピン6c
がカム穴4dを押し、ディスクプレート4は軸ピン4b
を回転軸として図中時計回転方向へ、すなわち収納動作
時とは逆方向に90度回転する。
【0048】ディスクプレート4の回転角度が90度に
達した時点で、ガイドピン4cはロックプレート7のテ
ーパー部7gを乗越えて第2のカム部7bに移動する。
そのため、スプリング7dにより右方向に付勢されてい
たロックプレート7は左方向に移動し、ガイドピン7f
がガイド穴7eの右側端部に当接するまで左方向に移動
する。従って、規制部7cは軸ピン4bから解除され、
ディスクプレート4は後退動作が可能となる。
【0049】この状態でディスクプレート4はパワープ
レート6の後退に伴って後退する。そして、ディスクプ
レート4の後退動作が完了した時点では、CDの手前側
の一部がディスク挿入口3から突出した状態となる。そ
こで、CDをディスク挿入口3から引出すことにより、
CDをCDプレーヤ1から取出すことができる。
【0050】*第1実施例の作用効果 以上の様な第1実施例によれば、ディスクマガジンMが
装着されたCDプレーヤ1,2において単独のCDを挿
入することができる。従って、ディスクマガジンM内に
収納されたCDとは別のCDを再生したい場合、ディス
クマガジンMはプレーヤにセットしたまま、専用のディ
スク挿入口3から所望の一枚のCDを挿入し、これを再
生することができる。
【0051】又、ディスクプレート4及びディスクアー
ム5L,5Rが待機領域Qにて一旦CDを所定の位置に
規制した後に、ローディング動作に移行するため、単独
で挿入されたCDが待機領域Qから再生領域Pまでの長
いストロークを移動する場合でも、高い精度でこれを移
動させることができる。
【0052】しかも、この様なローディング動作を、待
機領域にて前進及び回転するディスクプレート4によっ
て行っているため、CDをガイドするために大形の部材
を用いる必要がなく、且つ構成の簡略化が容易である。
更に、ディスクプレート4が動作する時、ディスクプレ
ート4はロックプレート7により確実に規制されるた
め、優れた動作性を確保することができる。
【0053】又、待機領域Qと再生領域PとがCDプレ
ーヤ1の幅方向に並んで配置されているため、奥行寸法
を従来のCDプレーヤの約1/2に短縮することができ
る。この様な奥行寸法が短いCDプレーヤ1はディスク
挿入口3を上方にして設置しても安定する。従って、C
Dプレーヤ1を縦方向に設置することが可能となる。そ
の結果、車両内等の制約が大きいスペースにも設置する
ことができ、優れたスペース性を発揮することができ
る。
【0054】しかも、CDプレーヤ1を縦方向に設置し
た場合、プレーヤの幅寸法が従来の約2倍になったこと
により上面部の面積は大きくなる。そのため、操作ボタ
ンや表示パネル等のレイアウトの自由度が高まり、操作
性及びデザイン性が向上するという利点がある。
【0055】更に、第1実施例はディスクプレート4の
動作源に駆動モータ8を利用しているため、CDの引込
み及び取出し動作を自動的に行っている。この様な第1
実施例によれば、操作性が向上すると共に、ユーザーに
対して機器の高級感をアピールきるという効果がある。
【0056】[第2実施例] 第2実施例は取出しレバ
ー15を備えたことを特徴とするCDプレーヤである。
この第2実施例は再生領域Pと待機領域QとがCDの引
込み方向と直行方向に並んで配置される点では上記第1
実施例と同様であり、第1実施例と同一の部材に関して
は同符号を付し、説明は省略する。
【0057】*第2実施例の構成 図10に本実施例の外観を示す。CDプレーヤ2のケー
ス2a正面の図中左側には、ディスク挿入口3の上方に
取出しレバー15が設けられている。続いて図11〜図
16を参照して第2実施例の構成を説明する。図11は
全体の構成を、図12〜図14及び図16は実施例の主
要部を、図15は実施例の主要部及び搬送手段をそれぞ
れ示している。
【0058】第2実施例において待機領域Q側には第1
のディスクアーム11、第2のディスクアーム12、第
3のディスクアーム13、ロックアーム14、取出しレ
バー15、押出しアーム9、及びガイド溝F〜Iが設け
られている。
【0059】第1のディスクアーム11は、待機領域Q
の手前側右方に位置し、左端部には支軸11aが設けら
れており、この支軸11aを中心軸として回転可能に設
けられている。又、第1のディスクアーム11において
右端部にはディスクピン11bが、奥側縁部の左端部に
はガイドピン11cがそれぞれ形成されている。更に第
1のディスクアーム11の奥側縁部中央には、スプリン
グ11dが掛けられており、このスプリング11dの弾
性力により第1のディスクアーム11は図中反時計回転
方向に回動するようになっている。
【0060】第2のディスクアーム12は、待機領域Q
の奥側中央に位置し、左端部寄りに支軸12aが設けら
れており、この支軸12aを中心軸として回転可能に設
けられている。又、第2のディスクアーム12において
右端部にはディスクピン12bが、手前側縁部中央及び
左端部にはガイドピン12c及びガイドピン12dがそ
れぞれ形成されている。更にガイドピン12cに近接し
てスプリング12eが掛けられており、このスプリング
12eの弾性力により第2のディスクアーム12は図中
時計回転方向に回動するようになっている。
【0061】第3のディスクアーム13は、待機領域Q
のほぼ中央の左寄りに位置し、奥側端部に支軸13aが
設けられており、この支軸13aを中心軸として回転可
能に設けられている。又、第3のディスクアーム13に
おいて手前側端部にはディスクピン13bが形成されて
いる。更に第3のディスクアーム13の左側縁部中央に
は、スプリング13cが掛けられており、このスプリン
グ13cの弾性力により第3のディスクアーム13は図
中反時計回転方向に回動するようになっている。
【0062】ロックアーム14は、第1のディスクアー
ム11と第3のディスクアーム13とのほぼ中間に位置
する鉤状部材であり、中央に支軸14aが設けられてお
り、この支軸14aを中心軸として回転可能に設けられ
ている。又、ロックアーム14において右側縁部には鉤
部14bが、奥側端部にはガイドピン14cがそれぞれ
形成されている。
【0063】更にロックアーム14の手前側端部には、
スプリング14dが掛けられており、このスプリング1
4dの弾性力によりロックアーム14は図中反時計回転
方向に回動するようになっている。
【0064】取出しレバー15は、第3のディスクアー
ム13とロックアーム14とのほぼ中間に位置し、待機
領域Qの奥行寸法とほぼ同様の長さを持つ部材である。
すなわち手前側端部はCDプレーヤ2のケース2aから
突出し、奥側端部は第2のディスクアーム12のガイド
ピン12dの奥側に達する。
【0065】取出しレバー15の右側縁部において、手
前側には第1のカム部15aが、ほぼ中央には第2のカ
ム部15bが、奥側には第3のカム部15cが各々形成
されている。このうち第1のカム部15aは左方に凹ん
た部分を有しており、ガイドピン14cに当接してロッ
クアーム14の動作を規制している。又、第2のカム部
15bは図中左上から右下方へ傾斜しており、ガイドピ
ン11cに当接して第1のディスクアーム11の動作を
規制している。更に、第3のカム部15cはガイドピン
12cを係止することができ、これにより第2のディス
クアーム12の動作を規制している。
【0066】一方、取出しレバー15の左側縁部の奥側
端部には、スプリング15dが掛けられており、このス
プリング15dの弾性力により取出しレバー15は手前
側に付勢されている。但し第2のディスクアーム12の
ガイドピン12cにより第3のカム部15cが係止され
る場合、取出しレバー15の移動は規制される。
【0067】更に、取出しレバー15の奥側端部には、
鉤状の押圧片15eが形成されている。この押圧片15
eの手前側には第2のディスクアーム12のガイドピン
12dが配置されており、第2のディスクアーム12を
動作させるようになっている。
【0068】ガイド溝F〜I(右から順番に)はケース
2a内のシャーシに形成され、このうち、ガイド溝Fは
手前側が前後方向に、奥側が左右方向に延びる略V字状
であり、第1のディスクアーム11のディスクピン11
bが挿通されている。
【0069】ガイド溝Gは他の3つの溝とは異なり待機
領域Qの奥側に設けられており、緩いカーブを描いて前
後方向に延びている。このガイド溝Gには第2のディス
クアーム12のディスクピン12bが挿通されている。
ガイド溝Hは左右方向に比較的短く形成された直線状の
溝で、第1のディスクアーム11のガイドピン11cが
挿通されている。ガイド溝Iは緩いカーブを描く短い溝
であり、第3のディスクアーム13のディスクピン13
bが挿通されている。
【0070】続いて第2実施例の動作に関し、CDの引
込み動作、ローディング動作及び取出し動作について、
図12〜図16を参照して説明する。
【0071】*第2実施例におけるCDの引込み動作 第2実施例のCDの引込み動作を、図12〜図14に基
づいて説明する。まずディスク挿入口3から単独のCD
を挿入し、CDのエッジが第1のディスクアーム11及
び第3のディスクアーム13のディスクピン11b及び
13bに当接する。ディスクピン11b及び13bに当
接するCDの幅寸法が広がるにつれて、ディスクピン1
1bはガイド溝F(左右方向に延びる側)に沿って、一
方ディスクピン13bはガイド溝Iに沿って、互いに広
がるように移動する。
【0072】そのため、第1のディスクアーム11はス
プリング11dの弾性力に対抗しつつ右方向にスライド
移動する。又、第3のディスクアーム13はスプリング
13cの弾性力に対抗しつつ図中時計回転方向に回転す
る。
【0073】CDの挿入が進むと、CDのエッジが第2
のディスクアーム12のディスクピン12bにも当接
し、CDに押されて第2のディスクアーム12はスプリ
ング12eの弾性力に対抗しつつ図中反時計回転方向に
回転する。この第2のディスクアーム12の回転によ
り、ガイドピン12cは取出しレバー15の第3のカム
部15cから外れ、取出しレバー15はスプリング15
dの付勢力により後退する(図12参照)。
【0074】ところで、取出しレバー15において、第
3のカム部15cがガイドピン12cにより係止されて
取出しレバー15の移動が規制されている時、第1のカ
ム部15aはガイドピン14cに当接してスプリング1
4dの弾性力に逆らってロックアーム14を図中時計回
転方向へ回転させた状態で保持している。
【0075】そこで、上記の様に取出しレバー15が後
退した場合、第1のカム部15aの凹み部分にガイドピ
ン14cが位置し、スプリング14dの弾性力によりロ
ックアーム14は図中反時計回転方向へ回転する。その
ため、ロックアーム14の鉤部14bはガイド溝Hと重
なり合う位置まで移動し、鉤部14bは第1のディスク
アーム11のガイドピン11dを係止可能状態となる
(図13参照)。
【0076】又、取出しレバー15が後退した場合、押
圧片15eが第2のディスクアーム12のガイドピン1
2dを後方に押し、第2のディスクアーム12は大きく
図中反時計回転方向に回転する。
【0077】更に、CDの挿入が進み、CDの挿入動作
が後半になると、ディスクピン11b及び13bに当接
するCDの幅寸法が小さくなり、第1のディスクアーム
11と第3のディスクアーム13とはスプリング11
d,13cの弾性力によりCDを待機領域Q側に引込む
ように各々移動する。
【0078】すなわち、第1のディスクアーム11は左
方向にスライド移動し、又第3のディスクアーム13は
図中反時計回転方向に回転する。この様な第1のディス
クアーム11と第3のディスクアーム13の移動によ
り、ディスクピン11b及び13bがCDを押し、CD
を待機領域Qの奥側まで吸込む。
【0079】又、第1のディスクアーム11の左方向へ
のスライド移動により、支軸11aがガイド溝Hに沿っ
て左方向へ移動し、ガイド溝Hと重なり合う位置まで移
動したロックアーム14の鉤部14bとぶつかり、これ
を左方に押す。第1のディスクアーム11のスライド移
動が進んで、第1のディスクアーム11の押圧力がロッ
クアーム14のスプリング14dの弾性力に打ち勝つ
と、ロックアーム14は図中時計回転方向に回転する。
【0080】これにより、支軸11aが鉤部14bを乗
越え、ロックアーム14は図中反時計回転方向に回転し
て、鉤部14bに支軸11aを係止し第1のディスクア
ーム11の位置規制を行う。この時、第1のディスクア
ーム11のガイドピン11cは取出しレバー15の第2
のカム部15bに当接している。又、第2のディスクア
ーム12のディスクピン12bにCDのエッジが当接し
ている。この状態でCDの収納動作が完了する(図14
参照)。
【0081】次に、第2実施例におけるローディング動
作について図15を参照して簡単に説明する。このロー
ディング動作は押出しアーム9の回転によりCDを再生
領域P側へ押出すことによって行う等、基本的には第1
実施例と同様であり、相違する点としては、第1実施例
のディスクアーム5L,5Rに代って、第1のディスク
アーム11及び第2のディスクアーム12が動作する点
である。
【0082】すなわち、押出しアーム9の動作によりC
Dが再生領域P側へ押出される際、第1のディスクアー
ム11及び第2のディスクアーム12の各ディスクピン
11b,12bはCDを前後方向から保持しつつ、それ
ぞれガイド溝F(前後方向に延びる側),Gに沿って移
動する。尚、搬送ローラRの逆転によるCDのイジェク
ト動作に関しては上記第1実施例とほぼ同様であるた
め、説明は省略する。
【0083】*第2実施例におけるCDの取出し動作 第2実施例のCDの取出し動作を図12、図14及び図
16に基づいて説明する。第2実施例のCDの取出し動
作は取出しレバー15の押圧操作によって行われる。す
なわち、図14に示した状態から取出しレバー15がス
プリング15dの弾性力に抗して前方に押圧されると、
取出しレバー15は前進動作を行い、第1のカム部15
aがロックアーム14のガイドピン14cを右方に押
す。そのため、ロックアーム14が図中時計回転方向に
回転し、鍵部14bが支軸11aから外れ、第1のディ
スクアーム11の係止を解除する(図14参照)。
【0084】この時、取出しレバー15の第2のカム部
15bが、第1のディスクアーム11のガイドピン11
cを押して、第1のディスクアーム11を右方向に移動
させる。更に取出しレバー15の前進が進むと、押圧片
15eが第2のディスクアーム12のガイドピン12d
を前方に押し、第2のディスクアーム12を図中時計回
転方向に回転させる。この第2のディスクアーム12の
回転により、ディスクピン12bがCDを挿入口3側へ
押出す。
【0085】第2のディスクアーム12はガイドピン1
2cが取出しレバー15の第3のカム部15cに係止可
能な状態となる位置まで回転する。そのため、取出しレ
バー15に対する前方への押圧力が解除されて、スプリ
ング15dの弾性力により取出しレバー15が後退しよ
うとしても、ガイドピン12cが第3のカム部15cを
係止し、取出しレバー15の後退動作を規制する。この
状態で取出し動作が完了する(図12参照)。
【0086】*第2実施例の作用効果 以上説明した第2実施例は、単独CDの挿入口を有する
点、再生領域Pと待機領域QとがCDの引込み方向と直
行方向に並んで配置される点では上記の第1実施例と同
様であるため、この構成から導かれる作用効果は第1実
施例と同様である。
【0087】更に、第2実施例の特徴から導かれる作用
としては、3つのディスクアーム11,12,13が待
機領域QにてCDの位置決めを行う点、各ディスクアー
ム11〜13がスプリング11d,12e,13cの弾
性力により動作する点、更に各ディスクアーム11〜1
3の動作が取出しレバー15のカム部15a〜15cと
により規制される点が挙げられる。この様な第2実施例
においては、大形の部材や電気を消費する部材等を必要
とすることがなく、構成の簡略化が向上すると共に、製
造コストが低減するという効果がある。
【0088】尚、本発明は以上のような実施例に限定さ
れるものではない。例えば、上記の第1実施例について
請求項3を含まないものとすると、待機領域と再生領域
とは引込み方向と直行方向に配置されるという必要はな
く、引込み方向と平行方向に配置されることを妨げな
い。この様な構成をとる実施例の場合、第1実施例では
90度であったディスクプレートの回転角を180度と
することにより、引込み動作からローディング動作へス
ムーズに移行することが可能となる。
【0089】又、押出し部材の回転範囲を広げ、押出し
部材が待機領域から挿入口へのディスクの引出し動作を
行うようにしても良い。更に、第2実施例における取出
しレバー15の駆動手段は適宜設けることができ、手動
操作或いは駆動モータによる操作であっても構わない。
又、各構成部材の寸法及び形状等は適宜変更可能である
ことは言うまでもない。
【0090】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のディスクプ
レーヤによれば、ディスクマガジンが装着されたディス
クプレーヤにおいて単独ディスクの挿入口を設け、ここ
から単独のディスクを挿入することができ、又、待機領
域におけるディスクの位置決め手段を備えることにより
ディスクローディングの精度を確保しつつ構成の簡略化
が可能となり、更に待機領域と再生領域とをプレーヤの
幅方向に並べて配置することにより優れたスペース性を
発揮することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の外観を示す正面図。
【図2】第1実施例の平面図。
【図3】第1実施例の主要部を示す平面図(引込み動作
開始状態)。
【図4】第1実施例の主要部を示す平面図(引込み動作
途中状態)。
【図5】第1実施例の主要部を示す平面図(引込み動作
完了状態)。
【図6】第1実施例の主要部及び搬送手段を示す平面図
(ローディング動作開始状態)。
【図7】第1実施例の主要部及び搬送手段を示す平面図
(ローディング動作途中状態)。
【図8】第1実施例の主要部及び搬送手段を示す平面図
(ローディング動作完了状態)。
【図9】第1実施例の搬送手段を示す側面図(ローディ
ング動作途中状態)。
【図10】本発明の第2実施例の外観を示す正面図。
【図11】第2実施例の平面図。
【図12】第2実施例の主要部を示す平面図(引込み動
作開始状態)。
【図13】第2実施例の主要部を示す平面図(引込み動
作途中状態)。
【図14】第2実施例の主要部を示す平面図(引込み動
作完了状態)。
【図15】第2実施例の主要部及び搬送手段を示す平面
図(ローディング動作完了状態)。
【図16】第2実施例の主要部を示す平面図(取出し動
作途中状態)。
【符号の説明】
1,2 CDプレーヤ 3 ディスク挿入口 4 ディスクプレート 5L,5R ディスクアーム 6 パワープレート 7 ロックプレート 8 駆動モータ 9 押出しアーム 10 シフトプレート 11 第1のディスクアーム 12 第2のディスクアーム 13 第3のディスクアーム 14 ロックアーム 15 取出しレバー A〜E ガイド溝(第1実施例) F〜I ガイド溝(第2実施例) M ディスクマガジン N ディスクマガジン挿入口 P 再生領域 Q 待機領域 R 搬送ローラ r ガイドローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンパクトディスク・レーザーディスク
    などのディスクを複数枚収納可能なディスクマガジンが
    装着されたディスクプレーヤにおいて、 単独のディスクを直接挿入可能な挿入口が形成され、 前記挿入口の奥側にはディスクが待機可能な待機領域が
    設けられ、 前記待機領域にはディスクの位置決めを行う移動可能な
    位置決め手段が設けられ、 更に、ディスク再生手段を有する再生領域が設けられ、 前記ディスクマガジン及び前記待機領域から前記再生領
    域へディスクを搬送する正逆方向に回転可能な搬送手段
    が設けられ、 前記位置決め手段により位置決めされたディスクを前記
    再生領域側に押出す押出し手段が設けられたことを特徴
    とするディスクプレーヤ。
  2. 【請求項2】 前記待機領域にはディスクを載置可能な
    ディスクプレートが、前記挿入口から前記待機領域へ引
    込まれるディスクの引込み方向と平行方向に移動可能
    で、且つ回動可能に設けられ、 前記ディスクプレートには前記位置決め手段が回動可能
    に設けられ、 前記ディスクプレートを駆動する駆動モータが設けられ
    たことを特徴とする請求項1記載のディスクプレーヤ。
  3. 【請求項3】 前記引込み方向とは直交する方向に、前
    記待機領域と前記再生領域とが配置されたことを特徴と
    する請求項2記載のディスクプレーヤ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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