JPH076458Y2 - 金庫、耐火庫等の巾木取付装置 - Google Patents

金庫、耐火庫等の巾木取付装置

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JPH076458Y2
JPH076458Y2 JP1988129312U JP12931288U JPH076458Y2 JP H076458 Y2 JPH076458 Y2 JP H076458Y2 JP 1988129312 U JP1988129312 U JP 1988129312U JP 12931288 U JP12931288 U JP 12931288U JP H076458 Y2 JPH076458 Y2 JP H076458Y2
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JP1988129312U
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Inventor
修 山本
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株式会社イトーキクレビオ
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、金庫、耐火庫等の脚部を隠蔽する巾木を取付
ける巾木取付装置に関する。
〔従来の技術〕
一般の金庫、耐火庫等は、防犯及び防災上の見地からそ
の構造を強固となし且つ耐火物を側壁等に充填するた
め、第7図に示す如く本体aは一体的に形成されること
が多く、それにより脚部bは必然的に下面に突出状態で
設けられるが、従来の金庫、耐火庫等においては該脚部
bは露出していて、第7図に示す如くキャビネットc等
に隣接させて並設する場合にはその巾木dと連続せず、
不揃い感が否めないものであった。また、複数の同種の
金庫、耐火庫等を並設する場合にも、同様にこの脚部及
び下面下の空間が目立ち外観性を損なうものであった。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案が前述の状況に鑑み、解決しようとするところ
は、金庫、耐火庫等の脚部に取付け、該脚部及び脚部間
の空間を隠蔽する巾木を本体の前面及び両側面側に容易
に取付けることができる金庫、耐火庫等の巾木取付装置
を提供する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、前述の課題解決の為に、金庫、耐火庫等の本
体下面のやや内方四隅に突設し、外面に本体の壁面に平
行な面を有する断面略L字形の脚部と、前記各脚部の両
面に取付ける直角に折曲形成した平面視略L字形の両基
板を有し、各基板の折曲部側の一部を除いた上下縁に頂
部が互いに上下方向へ拡開した断面略く字形の弾支片を
外方へ折曲形成してなる取付部材と、前記脚部の高さに
略一致する上下巾を有する表板の上下縁を内方へ略直角
に折曲して上,下片を形成するとともに、該上,下片の
内方縁を互いに対向する方向にそれぞれ折曲して係合片
を形成し、前記脚部に取付けた同一面側の両取付部材の
上下弾支片を上下係合片で挟み込み圧入して係合装着し
てなる巾木とよりなる金庫、耐火庫等の巾木取付装置を
構成した。
〔作用〕
以上の如き内容からなる本考案の金庫、耐火庫等の巾木
取付装置は、取付部材の両基板を金庫、耐火庫等の下面
四隅に突設した脚部の各面に前面及び側面又は側面及び
後面とそれぞれ平行となして着脱自在に取付け、該基板
の上下縁に形成した断面略く字形の弾支片にそれぞれ巾
木の上下係合片を圧入して係合させ、該弾支片の頂部が
係合片を越えた状態で巾木を取付部材に係合させてなる
ものであり、そして前面にのみ巾木を取付ける場合には
前方両側の脚部に取付部材を取付け、また側面にも巾木
を取付ける必要がある場合には後方の脚部にも取付部材
を取付け、前述の如く巾木を圧入係合装着するのであ
る。
〔実施例〕
次に添付図面に示した実施例に基づき更に本考案の詳細
を説明する。
第1図及び第2図は、本考案の代表的実施例を示し、図
中Aは金庫、耐火庫等の本体、Bは取付部材、Cは巾木
をそれぞれ示している。
本体Aは、耐火構造の強固な箱体で構成され、その下面
1の四隅に壁面2を構成する前面2a,側面2b,後面2cとそ
れぞれ平行な面を有する断面略L字形の脚部3,…を突設
し、該脚部3の各面4には後述の取付部材Bを固定する
ための螺孔5を形成している。ここで、前記脚部3は、
その各面4が本体Aの壁面2から後述の巾木Cの厚み分
だけ内方に位置するように固定している。尚、該脚部3
の形状は、本実施例のものに限らず円柱形のものも採用
できるが、この場合には前記螺孔5を形成した部位の円
柱面が前記同様に巾木Cの厚み分だけ内方に位置するよ
うに設定する。
前記取付部材Bは、前記脚部3,…のそれぞれに独立させ
て取付けて巾木Cを装着するもので、スチール板を中央
で直角に折曲して形成した両基板6,6の前記脚部3の螺
孔5,5に対応する位置にビス7を挿通する孔8,8を形成
し、該両基板6,6の折曲部9側の一部を除いた上下縁
に、頂部10が互いに上下方向に拡開した断面略く字形の
弾支片11,11を外方へ折曲形成し、全体的に前記折曲部
9を中心に対称に形成して構成した。ここで、上下の前
記弾支片11,11の先端間隔は、前記基板6の上下巾より
稍小さく設定するのが好ましい。尚、本実施例では、該
取付部材Bをスチール製となしたが、前記弾支片11に適
度な復元力を付与し得る素材であれば採用できる。
前記巾木Cは、前記脚部3の高さに略一致する上下巾を
有する表板12の上下縁を内方へ略直角に折曲して上,下
片13,14を形成するとともに、該上,下片13,14の内方縁
を互いに対向する方向にそれぞれ折曲して上下の係合片
15,16を形成し、更に前記下方の係合片16の両側部にそ
の端部17及び該係合片16の下半部18を残して前記取付部
材Bの下方の弾支片11を係合する切欠19を形成して構成
した。ここで、前記上方係合片15の下縁と下方係合片16
に形成した下半部18の上縁間の間隔を、前記取付部材B
の上下の弾支片11,11の頂部10,10間隔より小さく且つ基
板6の上下巾と一致するか又はそれより稍大きく設定し
ている。また、該巾木Cは、前記本体Aの形状に応じて
前面2a用と側面2b用の二種類用意するが、その場合前面
2a用の巾木Cの端部17を側面2b用の巾木Cの端部17より
該巾木Cの厚み分だけ長く設定し、前記取付部材Bに同
時に前面2a及び側面2b用の巾木C,Cを装着した際に、前
面2a用の巾木Cの端縁部で側面2b用の巾木Cの側縁を覆
うようになしている。
しかして、前記本体Aの下端部に巾木Cを取付ける場
合、第3図及び第4図に示す如く先ず前記取付部材Bの
両基板6,6を前記脚部3の各面4,4に当接させた状態で、
該基板6の孔8から挿通したビス7を該基板6の螺孔5
に螺合して固定し、そして該基板6の上下縁に形成した
弾支片11,11を前記巾木Cの上下係合片15,16で挟み込む
ように圧入し且つ下方の弾支片11を下方の係合片16に形
成した切欠19に係合させ、該弾支片11,11の頂部10,10が
上方係合片15の下縁及び下方係合片16の下半部18の上縁
を越えた状態となし、もって該巾木Cを取付部材Bに係
合装着するのである。尚、図示した脚部3には、キャス
ター20をを内挿している。
以上述べたように巾木Cを本体Aの壁面2の各面に取付
け得るものであるが、実際には同様な本体A,…を複数個
並設する場合には、取付ける面を適宜選択すればよく、
例えば第5図の如く側端に位置する本体Aには、前面2a
と側端に面する側面2bに巾木Cを取付ければよく、それ
には前方両側の脚部3,3と側端側の後方の脚部3に前記
取付部材Bを固定すれば足り、更に第6図に示す如く中
間に位置する本体Aには、前面2aに面する側にのみ取付
ければよく、それには前方両側の脚部3,3にのみ取付部
材Bを固定すれば足りる。勿論、本体Aを他のものから
孤立させ壁に後面2cを密着させて設置するには、前面2a
及び両側面2b,2bに面する側に巾木Cを取付け、更に完
全に壁から離して設置する場合には、全面に巾木Cを取
付けるようにするのである。
〔考案の効果〕
以上にしてなる本考案の金庫、耐火庫等の巾木取付装置
によれば、金庫、耐火庫等の本体の下面四隅に突設した
脚部に取付部材を取付部材を取付け、該取付部材の弾支
片に巾木を圧入装着できるようになしたので、脚部及び
該脚部間の空間を隠蔽することができ、しかも本体を複
数個並設した場合には、直視し得る脚部にのみ取付部材
を選択的に取付けて、そして必要な本体の壁面側のみに
巾木を取付けることができ、しかも取付部材の各基板を
脚部の両面に外面側からそれぞれ当接して位置決め状態
となして取付けるので、取付強度が高く且つ取付作業が
極めて容易にでき、またその取付け状態においては、取
付部材の基板の上下縁に形成した断面略く字形の弾支片
にそれぞれ巾木の上下係合片を圧入して係合させ、該弾
支片の頂部が係合片を越えた状態で巾木を取付部材に係
合させてなるので、前記弾支片と係合片が弾性的に係合
することによりガタつきをなくすことができるのであ
る。また、脚部に取付けた一つの取付部材で、二つの巾
木を取付けることができ、部品点数の減少が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の巾木取付装置を示す一部切欠省略した
斜視図、第2図はその要部の部分拡大斜視図、第3図は
巾木を取付部材を介して本体に取付けた状態を本体を省
略して示した要部平面図、第4図はその縦断断面図、第
5図は複数個の本体を並設した実施状態の側端に位置す
る本体を示した斜視図、第6図は同じく中間に位置する
本体を示した斜視図、第7図は従来例を示す正面図であ
る。 A:本体、B:取付部材、C:巾木、1:下面、2:壁面、2a:前
面、2b:側面、2c:後面、3:脚部、4:面、5:螺孔、6:基
板、7:ビス、8:孔、9:折曲部、10:頂部、11:弾支片、1
2:表板、13:上片、14:下片、15:係合片、16:係合片、1
7:端部、18:下半部、19:切欠、20:キャスター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金庫、耐火庫等の本体下面のやや内方四隅
    に突設し、外面に本体の壁面に平行な面を有する断面略
    L字形の脚部と、 前記各脚部の両面に取付ける直角に折曲形成した平面視
    略L字形の両基板を有し、各基板の折曲部側の一部を除
    いた上下縁に頂部が互いに上下方向へ拡開した断面略く
    字形の弾支片を外方へ折曲形成してなる取付部材と、 前記脚部の高さに略一致する上下巾を有する表板の上下
    縁を内方へ略直角に折曲して上,下片を形成するととも
    に、該上,下片の内方縁を互いに対向する方向にそれぞ
    れ折曲して係合片を形成し、前記脚部に取付けた同一面
    側の両取付部材の上下弾支片を上下係合片で挟み込み圧
    入して係合装着してなる巾木と、 よりなることを特徴とする金庫、耐火庫等の巾木取付装
    置。
JP1988129312U 1988-09-30 1988-09-30 金庫、耐火庫等の巾木取付装置 Expired - Lifetime JPH076458Y2 (ja)

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JPS6140196Y2 (ja) * 1980-09-11 1986-11-17

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