JPH076453Y2 - 扉の開閉装置 - Google Patents

扉の開閉装置

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JPH076453Y2
JPH076453Y2 JP3928287U JP3928287U JPH076453Y2 JP H076453 Y2 JPH076453 Y2 JP H076453Y2 JP 3928287 U JP3928287 U JP 3928287U JP 3928287 U JP3928287 U JP 3928287U JP H076453 Y2 JPH076453 Y2 JP H076453Y2
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JP
Japan
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door
wire
drive shaft
opening
spring
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JP3928287U
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JPS63148782U (ja
Inventor
千萬人 小林
Original Assignee
扶桑電機工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、左右の中折れ扉を自動的に観音開きとした扉
の開閉装置に関するものである。
[従来の技術] 従来の中折れ扉は、鴨居や敷居にレールなどを設けて扉
の上端または下端を案内し、扉を全開にしたときに折り
畳んだ状態となるものであった。
[考案が解決しようとする問題点] 前述のように、従来の中折れ扉を観音開きとする仏壇な
どでは、人の手で折り畳んで開いたり、伸ばして閉じた
りしていたが大会堂用では開閉がスムーズになされない
だけでなく、この種の扉では開き方にも荘厳さが要求さ
れていた。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、このような問題点を解決するために、内扉
(3)と外扉(2)を蝶番(4)で連結した左右の中折
れ扉(1)を、本体(8)の左右のそれぞれの駆動軸
(6)(6)に観音開きに設けてなる扉において、前記
左右の駆動軸(6)(6)に、スイングによる開閉駆動
(11)を連結し、前記内扉(3)と外扉(2)との屈折
部分間に、内扉(3)に屈伸力を付勢するスプリング
(21)を介在し、このスプリング(21)の一端と前記本
体(8)との間に、中折れ扉(1)のスイングによる開
閉に伴い進退してスプリング(21)を伸縮するワイヤ(1
8)を連結してなることを特徴とする扉の開閉装置であ
る。
[作用] 中折れ扉(1)の外扉(2)をスイングにより開放する
と、内扉(3)との間のスプリング(21)がワイヤ(18)
に連結されているので、外扉(2)の開放途中まで内扉
(3)は折り曲げる方向つまりスライド方向へ開放し、
外扉(2)をさらにスイングにより開放すると内扉
(3)はスイングにより開放するか、または内外扉
(2)(3)が完全に折り畳まれる。外扉(2)をスイ
ングにより閉じると逆の動作で閉鎖する。このようにす
ることで扉(1)は確実にかつ円滑に開閉するととも
に、仏壇等の荘厳さを扉(1)の開閉で表現できる。
[実施例] 以下、本考案を仏壇の扉に実施した例について図面に基
づいて説明する。
(1)は、仏壇(5)の前面に設けられた中折れ扉で、
この中折れ扉(1)(1)は、外扉(2)と内扉(3)
を各々蝶番(4)で連結したものである。
この中折れ扉(1)の外扉(2)の下部には駆動軸
(6)が外扉(2)(2)と一体に固定され、この駆動
軸(6)はベアリング(7)(7)によって本体(8)
に回転自在に支持されている。さらにこの駆動軸(6)
には、歯車状のベルトプーリ(91)(92)が固定され、
その外周に歯付ベルト(10)が掛けられている。
この歯付ベルト(10)は、第5図に示すようにドライブ
プーリ(12)と前記ベルトプーリ(91)(92)のプーリ
の間に8の字型に掛けられている。したがって、開閉駆
動部としての減速機付のギアードモータ(11)が揺動する
と、左右の駆動軸(6)(6)が互いに逆向きの回転と
なる。
さらに、ドライブプーリ(12)付近には、歯付ベルト
(10)の弛みを取るためのテンションプーリ(13)が、
歯付ベルト(10)をドライブプーリ(12)に押し付ける
ような形で取付けられており、テンションプーリ(13)
の略反対側には、歯付ベルト(10)の停止位置を検出す
るためのマグネットスイッチ(14)(15)が設けられ、
歯付ベルト(10)には、マグネット(16)が取り付けら
れている。
次に前記内外扉(3)(2)の下框(17)には、第2図
に示すように、ワイヤ(18)を緩めたり、張ったりするこ
とで内扉(3)と外扉(2)との角度を変化させる機構
が内装されている。すなわち内扉(2)には支持金具
(19)が固定されており、この支持金具(19)の先端に
は外扉(2)内のプッシュロッド(20)の一端に回転自
在に連結されている。このプッシュロッド(20)は、ス
プリング(21)によって内扉(2)を鎖線のように折曲
げる方向へ付勢されており、このプッシュロッド(20)
の他端には、ワイヤ(18)が連結されてスプリング(21)
に抗して引張っている。
このワイヤ(18)は、第1図および第3図に示すように本
体(8)の下部の固定金具(23)にボルト(22)で長さ
調節自在に連結され、このワイヤ(18)は、前記駆動軸
(6)の下部のテンショナー(25)、駆動軸(6)の貫
通孔(24)を通り、さらに駆動軸(6)の上部口から導
出され、このワイヤ(18)の他端は、第2図に示すよう
に、外扉(2)内のストッパー(26)に至るまでアウタ
ーケーブル(27)によって案内されて、前記ブッシュロ
ッド(20)に固定されている。
前記テンショナー(25)は、第1図に示すように外扉
(2)の駆動軸(6)とともに回転するように固定され
ている。すなわち、前記駆動軸(6)の下端部に鍔(2
9)を一体に形成し、この鍔(29)の弧状孔(30)に、
位置調整可能に2個のテンショナー(25)を、中間にワ
イヤ(18)が挟まる程度の隙間をもって取付けられてい
る。
次に前述の実施例の作用を説明する。
まずテンショナー(25)の位置は、中折れ扉(1)が閉
じているときに、第3図のA点のように、スプリング
(21)に抗してワイヤ(18)を引き込んで、内外扉(3)
(2)の蝶番部分に隙間のないように設定する。ここで
駆動スイッチを入れるとギアードモータ(11)が始動し、
ドライブプーリ(12)は正転し始める。すると歯付ベル
ト(10)によって、ベルトプーリ(9)(9)と一体の
駆動軸(6)(6)が回転を始め、外扉(2)(2)が
スイングにより開き始める。
歯付ベルト(10)は、左右のベルトプーリ(9)(9)
に略8の字型に掛け渡されているので、右の駆動軸
(61)と、左の駆動軸(62)は互に逆方向に回転する。
駆動軸(61)(62)とともに下部に固定されたテンショ
ナー(25)も第3図右回りの方向に回転し、このテンシ
ョナー(25)の移動に伴い、徐々にワイヤ(18)を緩め
る。ワイヤ(18)が緩められると、スプリング(21)によ
り、内扉(3)が折れはじめ、この内扉(3)の先端部
は、スイングによる開放をすることなく、本体(8)の
前縁に略接したまま横方向に移動して引戸のようにスラ
イドによる開放動作をする。
中間位置では一点鎖線で示すように最もワイヤ(18)の緩
んだ状態(点B)になり、内扉(3)が最も折れ曲がっ
た状態になる。さらに駆動軸(6)が回転して、再びワ
イヤ(18)を張り始めると内扉(3)は、スイングによる
開放を始め、ワイヤ(18)が点Cに至り、外扉(2)が全
開となったところで内扉(3)は元の伸張した状態にな
る。
このとき、歯付ベルト(10)に取付けられたマグネット
(16)がマグネットスイッチ(14)を作動させてギアー
ドモータ(11)は停止する。
つぎに、閉鎖のためのスイッチを入れると前述とは逆の
過程を辿り最後にマグネット(16)がマグネットスイッ
チ(15)を作動させてギアードモータ(11)を停止させ
る。
以上の実施例では、外扉(2)がスイングにより開き始
めると内扉(2)が内側に折れ曲りながら引戸のように
開き、外扉(2)のスイングによる開放位置が中間位置
のとき最も折れ曲り、全開状態で元の伸張した状態にも
どるようにした。
しかしこれに限られるものではなく、第7図に示すよう
に、テンショナー(25)の位置を、中折れ扉(1)が閉
じているとき点Dで最も引き込み量を多くし、中間開放
位置のとき点Eでやや繰り出して、最大開放位置のとき
点Fで最も繰り出し量を多くすれば、第6図に示すよう
に、外扉(2)がスイングにより開放するに従い、内扉
(3)が折り畳まれ、外扉(2)が最も開放したとき、
内外扉(3)(2)が折重なる。
又前記実施例では、駆動用ギアードモータ(11)、歯付ベ
ルト(10)、ベルトプーリ(91)(92)、ワイヤ(18)
動軸(6)等は中折れ扉(1)の下部に取り付けたが、
上部に取付けることもできる。
[考案の効果] 本考案は前述のように構成したので、従来のように単純
に中折れ扉(1)を折り畳むだけではなく、扉(1)の
開く過程において特殊な動きをさせることができ、しか
も円滑な開閉動作を行なわしめることができる。特に扉
(1)の開き方に価値を有するものとなった。前述の実
施例は、仏壇などの中折れ扉(1)に応用すると、荘厳
な印象を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案による扉の開閉装置の一実施例を示すもの
で、第1図は駆動軸部分の断面図、第2図は扉の下框部
分の断面図、第3図はワイヤの動きの説明図、第4図は
ワイヤの接続状態を示す斜視図、第5図は扉の開き方と
扉の駆動方法の説明図、第6図は他の実施例の開き方の
説明図、第7図は第6図の場合のワイヤの動きの説明図
である。 (1)…中折れ扉、(2)…外扉、(3)…内扉、(4)
…蝶番、(5)…仏壇、(6)…駆動軸、(8)…本
体、(91)(92)…ベルトプーリ、(10)…歯付ベル
ト、(11)…ギアードモータ、(12)…ドライブプー
リ、(13)…テンションプーリ、(14)(15)…マグネ
ットスイッチ、(16)…マグネット、(18)…ワイヤ、
(19)…支持金具、(20)…プッシュロッド、(21)…
スプリング、(24)…貫通穴、(25)…テンショナ、
(27)…アウタケーブル、(30)…弧状孔。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内扉(3)と外扉(2)を蝶番(4)で連
    結した左右の中折れ扉(1)を、本体(8)の左右のそ
    れぞれの駆動軸(6)(6)に観音開きに設けてなる扉
    において、前記左右の駆動軸(6)(6)に、スイング
    による開閉駆動部(11)を連結し、前記内扉(3)と外扉
    (2)との屈折部分間に、内扉(3)に屈伸力を付勢す
    るスプリング(21)を介在し、このスプリング(21)の
    一端と前記本体(8)との間に、中折れ扉(1)のスイ
    ングによる開閉に伴い進退してスプリング(21)を伸縮
    するワイヤ(18)を連結してなることを特徴とする扉の開
    閉装置。
  2. 【請求項2】ワイヤ(18)は、その途中で駆動軸(6)の
    貫通孔(24)を通り、かつ、駆動軸(6)の中心からず
    らして設けたテンショナー(25)を経由して本体(8)
    に連結してなり、駆動軸(6)の揺動によるテンショナ
    ー(25)の位置の移動によりワイヤ(18)の引き込みと繰
    り出しのタイミングを制御するようにした実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の扉の開閉装置。
JP3928287U 1987-03-19 1987-03-19 扉の開閉装置 Expired - Lifetime JPH076453Y2 (ja)

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JP3928287U JPH076453Y2 (ja) 1987-03-19 1987-03-19 扉の開閉装置

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JP3928287U JPH076453Y2 (ja) 1987-03-19 1987-03-19 扉の開閉装置

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Publication Number Publication Date
JPS63148782U JPS63148782U (ja) 1988-09-30
JPH076453Y2 true JPH076453Y2 (ja) 1995-02-15

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JP3928287U Expired - Lifetime JPH076453Y2 (ja) 1987-03-19 1987-03-19 扉の開閉装置

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