JPH0442463Y2 - - Google Patents

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JPH0442463Y2
JPH0442463Y2 JP8887386U JP8887386U JPH0442463Y2 JP H0442463 Y2 JPH0442463 Y2 JP H0442463Y2 JP 8887386 U JP8887386 U JP 8887386U JP 8887386 U JP8887386 U JP 8887386U JP H0442463 Y2 JPH0442463 Y2 JP H0442463Y2
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fixed
case
opening
window
sprocket
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  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は内・外倒し窓の開閉装置、特に窓の
開放がワンタツチで迅速に行える内・外倒し窓の
開閉装置に関する。
「従来技術」 従来ワンタツチ形式の窓開閉装置としては第8
図に示すとおり、一端を窓枠1の縦枠2に他端を
障子3の縦框4に固定されたステイダンパ5によ
つて開窓方向に付勢された障子3を、該障子3に
連結したワイヤ6をハンドル7によつて回転駆動
されるドラム(不図示)に巻き取ることによつて
閉窓し、該ドラムの逆転をロツクすることによつ
て閉窓状態に保持するとともに、該ドラムのロツ
クを解除することによつて開窓するようにした構
成のものがよく知られている。
「考案が解決しようとする問題点」 上述のとおり、ワンタツチ形式の窓開閉装置に
おける障子開窓時の開窓方向への付勢手段として
は、従来ステイダンパが多く用いられている。
しかしながら、ステイダンパは通常窓を開放さ
せるのに数10Kg以上の力が必要であり、したがつ
て、窓の閉窓時はステイダンパにより常に障子に
該障子を持ち上げる方向に数10Kg以上の力がかか
る。このため、経年障子に当該力の作用方向に変
形等の不具合が生じるという欠点がある。
また、このステイダンパは、開閉機構部とは別
途に取付けなければならず、位置調整等取付上の
煩雑さがある。
本考案は上記従来技術にみられる問題点を解決
し、ステイダンパを用いることなしに窓の開放を
ワンタツチで迅速に行えるようにした窓の開閉装
置を得ることを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 この考案は上述した目的を達成するために以下
の構成をとる。
下端部に回転枢軸部を有し該枢軸まわりに回転
する障子と該障子を収納する窓枠とからなる内・
外倒し窓の開閉装置において、該障子は一端が該
障子の上框に固定され、他端が該窓枠の上枠に取
付けられたチエンケース内に収容されかつ該チエ
ンケース内に配された固定スプロケツトホイルと
該固定スプロケツトホイルとケースの長手方向に
相対向して配された可動スプロケツトホイルに噛
合して該ケース内に固定された不可逆チエンによ
つてその開閉が支持されており、該固定スプロケ
ツトホイルには該スプロケツトホイルを固定した
軸に装着されたばねによつて該ホイルに噛合した
不可逆チエンに開放時の押し出し力を与える回転
力が付勢されており、前記可動スプロケツトホイ
ルは該ケース内に該ケースの長手方向に移動可能
に配されたスライダに取付けられているとともに
該スライダには動滑車が取付けられており、該ス
ライダの移動を、一端が開閉操作ボツクス内に捲
回固定され、他端が該動滑車および該ケース内の
端部に固定された固定滑車に順次係合して任意の
位置に固定されたワイヤの緊張・弛緩によつて行
うようにした内・外倒し窓の開閉装置である。
「作用」 〔障子の閉窓操作〕 開閉操作ボツクスのハンドルによりドラムを回
転駆動し、一端が該ドラムに固定されたワイヤを
巻き取る(緊張)。
一端が該ドラムに固定されたワイヤは他端がチ
エンケース内を移動可能に配されたスライダに取
付けられた動滑車及びチエンケース内の端部に固
定された固定滑車に順次係合してチエンケース内
に固定されているため、該ワイヤのドラムへの巻
き取り操作により、該動滑車を取付けたスライダ
は固定滑車側に移動する。
スライダの移動により、スライダに軸支された
可動スプロケツトホイルも移動し、可動スプロケ
ツトホイルに噛合した不可逆チエンはケース内に
収容される。
該不可逆チエンのケース内への収容にともない
該チエンを噛合した固定スプロケツトホイルは回
転し、該回転により固定スプロケツトホイルを固
定した軸に配されたばねにばね力が蓄積され、該
ばね力により固定スプロケツトホイルには回転力
が蓄積されるとともに、該不可逆チエンの一端に
固定された障子は下端の回転枢軸まわりに回転し
て閉窓し、前記ドラムの逆転をロツクすることに
より障子を閉窓状態あるいは任意の位置に保持す
る。
〔障子の開窓操作〕
ドラムのロツクを解除すると閉窓時に緊張保持
されたワイヤは弛緩するとともに、閉窓時に固定
スプロケツトホイルに蓄積された回転力により固
定スプロケツトホイルは該スプロケツトホイルに
噛合した不可逆チエンをケース外へ押し出す方向
へ回転する。
該スプロケツトホイルの回転により不可逆チエ
ンはケース外へ押し出されるとともに該不可逆チ
エンに噛合する可動スプロケツトホイルを取付け
たスライダは固定スプロケツトホイル側に移動し
てワイヤをドラムから巻き戻し、該不可逆チエン
に固定された障子は開窓する。
「実施例」 以下にこの考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図は本考案の外倒し窓の内側から見た斜視
図、第2図は本考案のチエンケースを示す平面
図、第3図は第2図の正面図、第4図は第3図の
A−A断面図、第5図は第3図のB−B断面図で
ある。
窓枠1の上枠8には該上枠8に沿う方向に長辺
を有し内部に方形状中空部を有する直方体からな
るチエンケース9が取付けられている。
該チエンケース9内には、一端が該チエンケー
ス9の一端側壁部に形成された開口部10より突
出して障子の上框に固定された不可逆チエン11
が収容されており、該不可逆チエン11の他端は
該チエンケース9内において該開口部10の近傍
に設けられた固定スプロケツトホイル12と該固
定スプロケツトホイル12とケース長手方向に相
対向して配された可動スプロケツトホイル13と
に噛合し、該可動スプロケツトホイル13を180
度旋回して該チエンケース9に止めピン14によ
つて固定されている。
該固定スプロケツトホイル12は一端がチエン
ケース9に軸支された軸15に固定されており、
該軸15の他端は該チエンケース9の外部に突出
して該チエンケース9に固定されたカバー16に
軸支されている。
該チエンケース9の外部に突出した軸15に
は、一端が該軸15に固定され他端がカバー16
に固定された渦巻きばね17が該カバー16内に
配されている。
該チエンケース9内の前記固定スプロケツトホ
イル12が配された側と反対側の端部には固定滑
車18が設けられている。
該チエンケース9内には、該ケース9内に配さ
れた固定スプロケツトホイル12と固定滑車18
との間の中空部に該ケース側壁部内面からケース
長手方向に沿つて相対向して突出した突片部によ
つて案内レール19,19が形成されている。
該案内レール19には、第一水平部20aと該
第一水平部20aの一端下方に一体に形成された
垂直部20bと該垂直部20bの下端に該第一水
平部20aと反対側に一体に形成された第二水平
部20cと該第一水平部20aの両端面に一体に
形成された張り出し部20dとを備えたスライダ
20が該張り出し部20dを固定滑車18側に位
置させかつ案内レール19の上面に係合させて移
動可能に配されている。
該スライダ20の第二水平部20cの上面には
前記不可逆チエン11を噛合した可動スプロケツ
トホイル13が回転可能に軸支されており、該ス
ライダ20の第一水平部20aの下面には動滑車
21が回転可能に軸支されている。
該動滑車21には一端が手元開閉操作ボツクス
22内のドラム(図示せず)に固定され、他端が
該操作ボツクス22から窓枠側に延設され、窓枠
の上枠8の近傍に設けられた転向滑車23を係合
したワイヤ6が係合されており、該動滑車21に
係合したワイヤ6の端部は固定滑車18を係合し
て180度旋回し、チエンケース9内に固定されて
いる。
第6図イ,ロは窓の開閉操作を説明するための
説明図であり、第6図イは開窓時のチエンケース
9内の作動状態を示し、第6図ロは閉窓時のチエ
ンケース9内の作動状態を示す。
開窓状態(第6図イ)において、操作ボツクス
22のハンドル7を閉窓方向へ回転させると、該
ハンドル7の回転に連動して操作ボツクス22内
のドラムが該ドラムに一端が捲回固定されたワイ
ヤ6を巻き取る方向へ回転し、ワイヤ6はドラム
に巻き取られる。
ワイヤ6の巻き取り操作により、チエンケース
9内に移動可能に配されたスライダ20は該スラ
イダ20に取りつけられた動滑車21とともに図
中矢印C方向へ移動する。
該スライダ20の移動にともない、該スライダ
20に取りつけられた可動スプロケツトホイル1
3も矢印C方向へ移動する。
該可動スプロケツトホイル13の移動により、
該可動スプロケツトホイル13および固定スプロ
ケツトホイル12に噛合した不可逆チエン11は
チエンケース9内に収容され、不可逆チエン11
のケース9外へ出た端部に固定された障子3は閉
窓するとともに、該不可逆チエン11に噛合する
固定スプロケツトホイル12を軸支する軸15が
回転し、該軸15の回転により、軸15に装着し
た渦巻きばね17が巻締められてばね力が蓄積さ
れ、この渦巻きばね17に蓄積されたばね力は開
窓時の不可逆チエン11の押出し力として該固定
スプロケツトホイル12に付勢される。
閉窓操作完了後はドラムの回転をロツクするこ
とにより閉窓状態(第6図ロ)は保持される。
閉窓状態(第6図ロ)においてドラムのロツク
を解除すると一端がドラムに捲回固定されたワイ
ヤ6はその緊張が解かれ、固定スプロケツトホイ
ル12に蓄積されたばね力により固定スプロケツ
トホイル12は不可逆チエン11を障子3が開く
方向へ押出し、不可逆チエン11はチエンケース
9外に繰り出される。
該不可逆チエン11の繰り出しにより、該不可
逆チエン11を噛合した可動スプロケツトホイル
13および動滑車21が取り付けられたスライダ
20は図中矢印D方向へ移動し、該移動により動
滑車21に係合したワイヤ6はドラムから巻き戻
され、障子3は開窓(第6図イ)される。
上記実施例は単窓の開閉を行う場合について示
したが、本考案は単窓の開閉に限られるものでは
ない。
第7図に複数窓の開閉を同時に行う場合に用い
られるチエンケース9を示す。
第7図において、一端が開閉操作ボツクス22
内のドラムに捲回固定されたワイヤ6の他端は、
チエンケース9内において前記実施例と同様に動
滑車21および固定滑車18に順次係合し、該固
定滑車18に係合したのちチエンケース9内を通
つて該チエンケース9の他端部に配された滑車2
4,25に係合して方向変換し、次の窓のチエン
ケース9へと延び、最終窓のチエンケース9内に
固定される。
「考案の効果」 この考案は叙上の構成と作用を有するもので、
以下の種々優れた効果を有する。
障子の開窓方向への付勢手段として、閉窓操
作によつて蓄積されるばね力を不可逆チエンに
噛合する固定スプロケツトホイルに伝達し、該
ばね力により固定スプロケツトホイルを回転さ
せて不可逆チエンを開窓方向へ押し出すように
したので、ステイダンパを用いる必要がなくな
り、よつて、ステイダンパによる障子の持ち上
がり変形などの不具合が解消される。
窓の開放にステイダンパを用いないので、建
物の内装上に美観を損することなく、また窓を
デザインする上でも有利である。
障子の上框を不可逆チエンに働くばね力によ
つて押し出し開窓する態様としたので、ステイ
ダンパに比べて小さな力で開窓可能である。
開閉機構部と障子の付勢手段がチエンケース
に一体に形成されているので、ステイダンパ等
の付勢手段を別途に設ける必要がなくなり、取
りつけ作業が簡略化する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の外倒し窓の内側から見た斜視
図、第2図は本考案のチエンケースを示す平面
図、第3図は第2図の正面図、第4図は第3図の
A−A断面図、第5図は第3図のB−B断面図、
第6図イ,ロは窓の開閉操作を説明するための説
明図、第7図は本考案のチエンケースの他の実施
例を示す平面図、第8図は従来の窓開閉装置を示
す斜視図である。 1……窓枠、3……障子、6……ワイヤ、9…
…チエンケース、11……不可逆チエン、12…
…固定スプロケツトホイル、13……可動スプロ
ケツトホイル、17……渦巻ばね、18……固定
滑車、20……スライダ、21……動滑車。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下端部に回転枢軸部を有し該枢軸まわりに回転
    する障子と該障子を収納する窓枠とからなる内・
    外倒し窓の開閉装置において、該障子は一端が該
    障子の上框に固定され、他端が該窓枠の上枠に取
    付けられたチエンケース内に収容されかつ該チエ
    ンケース内に配された固定スプロケツトホイルと
    該固定スプロケツトホイルとケースの長手方向に
    相対向して配された可動スプロケツトホイルに噛
    合して該ケース内に固定された不可逆チエンによ
    つてその開閉が支持されており、該固定スプロケ
    ツトホイルには該スプロケツトホイルを固定した
    軸に装着されたばねによつて該ホイルに噛合した
    不可逆チエンに開放時の押し出し力を与える回転
    力が付勢されており、前記可動スプロケツトホイ
    ルは該ケース内に該ケースの長手方向に移動可能
    に配されたスライダに取付けられているとともに
    該スライダには動滑車が取付けられており、該ス
    ライダの移動を一端が開閉操作ボツクス内に捲回
    固定され、他端が該動滑車および該ケース内の端
    部に固定された固定滑車に順次係合して任意の位
    置に固定されたワイヤの緊張・弛緩によつて行う
    ようにしたことを特徴とする内・外倒し窓の開閉
    装置。
JP8887386U 1986-06-11 1986-06-11 Expired JPH0442463Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8887386U JPH0442463Y2 (ja) 1986-06-11 1986-06-11

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JP8887386U JPH0442463Y2 (ja) 1986-06-11 1986-06-11

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Publication Number Publication Date
JPS62199482U JPS62199482U (ja) 1987-12-18
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ID=30947353

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JP8887386U Expired JPH0442463Y2 (ja) 1986-06-11 1986-06-11

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2575206Y2 (ja) * 1991-09-13 1998-06-25 中央発條株式会社 窓の開閉装置

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JPS62199482U (ja) 1987-12-18

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