JPH0763713A - 螢光x線検査装置 - Google Patents

螢光x線検査装置

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JPH0763713A
JPH0763713A JP6175004A JP17500494A JPH0763713A JP H0763713 A JPH0763713 A JP H0763713A JP 6175004 A JP6175004 A JP 6175004A JP 17500494 A JP17500494 A JP 17500494A JP H0763713 A JPH0763713 A JP H0763713A
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JP
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ray
filter assembly
sample
filter
monitoring device
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JP6175004A
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Robin J Anderson
ジョン アンダーソン ロビン
Trevor A Nunn
アントニー ナン トレヴァー
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OTSUKUSUFUOODE ANALYTICAL INST
OTSUKUSUFUOODE ANALYTICAL INSTR Ltd
Oxford Analytical Instruments Ltd
Original Assignee
OTSUKUSUFUOODE ANALYTICAL INST
OTSUKUSUFUOODE ANALYTICAL INSTR Ltd
Oxford Analytical Instruments Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N23/00Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00
    • G01N23/22Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00 by measuring secondary emission from the material
    • G01N23/223Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00 by measuring secondary emission from the material by irradiating the sample with X-rays or gamma-rays and by measuring X-ray fluorescence
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2223/00Investigating materials by wave or particle radiation
    • G01N2223/07Investigating materials by wave or particle radiation secondary emission
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 X線の発生源としてX線管を用いることがで
きる螢光X線検査装置を提供する。 【構成】 試料位置に向かって指向されるエネルギーの
範囲を有するX線を発生するX線管と、X線管及び試料
位置の間に取り付けられ、試料位置に到達するX線のエ
ネルギー帯域を二つの異なる方法で制御できるべく少な
くとも二つの位置の間で移動可能な第1のフィルタアセ
ンブリと、試料位置からのX線を監視するX線監視装置
と、試料位置及び監視装置の間に取り付けられ、監視装
置に到達するX線のエネルギー帯域を二つの異なる方法
で制御できるべく少なくとも二つの位置の間で移動可能
な第2のフィルタアセンブリとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、螢光X線検査装置に関
し、より特定的には、例えば、試料内の指定された成分
の含有量を決定するのに用いられる螢光X線検査装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】オックスフォード・インストルメント社
の分析システム部門は、「LAB−X」として知られて
いる螢光X線検査装置を永年の間製造してきた。この装
置では、試料は、試料を検査位置へ移動する回転台上に
設置される。Fe(鉄)55のようなX線の発生源は、
試料位置に隣接して配置され、試料内の成分に螢光を発
光させかつ成分の特性であるエネルギーを有するX線を
発生させるX線を生成する。これらのX線は、各エネル
ギーでX線の強さを決定すべく比例計数管(proportion
al counter:プロポーショナル・カウンタ)等を用いて
監視され、試料中の成分の濃度を決定する。放射性同位
元素源は、環境的に受け入れられることが少なくなり、
かつ国によって変わる厳しい条件の対象である。放射性
同位元素源は、制御不可能でありかつ時間と共に崩壊す
る。その結果、適当なターゲットの電子による励起に応
答してX線を発生し、かつ随意にオンまたはオフに切り
替えうる制御されたエネルギー及び強さの発生源として
用いることができる等価なX線管で放射性同位元素源を
置き換えることの必要性が存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た置換を行うことによる問題点の一つは、X線管が放射
性同位元素と比較してX線のより広いエネルギー帯域幅
を発生することである。本発明の目的は、上記従来の技
術における問題点に鑑み、X線の発生源としてX線管を
用いることができる螢光X線検査装置を提供することで
ある。また、本発明の目的は、上記螢光X線検査装置を
適宜構成するフィルタアセンブリを提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した本発明の目的
は、試料位置に向かって指向されるエネルギーの範囲を
有するX線を発生するX線管と、X線管及び試料位置の
間に取り付けられ、試料位置に到達するX線のエネルギ
ー帯域を二つの異なる方法で制御できるべく少なくとも
二つの位置の間で移動可能な第1のフィルタアセンブリ
と、試料位置からのX線を監視するX線監視装置と、試
料位置及び監視装置の間に取り付けられ、監視装置に到
達するX線のエネルギー帯域を二つの異なる方法で制御
できるべく少なくとも二つの位置の間で移動可能な第2
のフィルタアセンブリとを備える螢光X線検査装置によ
って達成される。本発明の螢光X線検査装置における第
1のフィルタアセンブリは、少なくとも二つの開口部を
有するスライド部材を備え、開口部の少なくとも一つが
フィルタを含むように構成されてもよい。本発明の螢光
X線検査装置は、第1のフィルタアセンブリ及び第2の
フィルタアセンブリの一つまたは両方の位置を制御する
制御手段を更に備えてもよい。本発明の螢光X線検査装
置における制御手段は、ステッパモータを備えてもよ
い。
【0005】本発明の螢光X線検査装置は、第1のフィ
ルタアセンブリ及び第2のフィルタアセンブリの位置を
決定する感知手段を更に備えてもよい。本発明の螢光X
線検査装置は、X線管の動作を制御する制御システム
と、入力装置と、試料の各種類に対するX線管、第1及
び第2の制御手段について適当な制御条件を規定するデ
ータを格納するパラメータ格納装置とを更に備え、入力
装置を介して試料の種類を入力することに応答して、制
御システムは、対応付けられたパラメータの群をアクセ
スしてX線管、第1及び第2の制御手段を制御するよう
に構成してもよい。上述した本発明の目的は、管状のX
線監視装置と共に使用するフィルタアセンブリであっ
て、監視装置について取り付けるための管状支持体を備
え、支持体は、少なくとも二つのX線フィルタ位置を規
定し、かつフィルタ位置の選択された一つを監視装置の
X線受光窓にアライメントさせるべく使用中の監視装置
について回転可能であるフィルタアセンブリによっても
達成される。本発明のフィルタアセンブリにおける管状
支持体は、監視装置について配置されたハウジングに取
り付けられるように構成されてもよい。
【0006】本発明のフィルタアセンブリは、ハウジン
グに取り付けられ、かつ使用中のX線監視装置について
間隔をおいた一組のベアリングを更に備え、管状支持体
は、ベアリング内で回転自在に取り付けられて、監視装
置は、フィルタアセンブリを分解することなしに管状支
持体内で位置に及び位置からスライドされうるように構
成されてもよい。
【0007】
【作用】本発明の一つの観点によれば、螢光X線検査装
置は、試料位置に向かって指向されたエネルギーの範囲
を有するX線を発生するX線管と、X線管及び試料位置
の間に取り付けられ、試料位置に到達するX線のエネル
ギー帯域を二つの異なる方法で制御できるべく少なくと
も二つの位置の間で移動可能な第1のフィルタアセンブ
リと、試料位置からのX線を監視するX線監視装置と、
試料位置及び監視装置の間に取り付けられ、監視装置に
到達するX線のエネルギー帯域を二つの異なる方法で制
御できるべく少なくとも二つの位置の間で移動可能な第
2のフィルタアセンブリとを備える。X線管を用いるこ
との別の問題点は、従来の放射性同位元素の大きさとの
比較におけるその管の大きさである。中間媒体による後
方散乱及び吸収の問題を減少すべく、そして重要なこと
に、より小さな低電力X線管の使用を更に許容する励起
及び検出効率の両方を向上すべく、試料にできるだけ接
近して管と監視装置を配置することは、重要である。そ
れゆえに、第2のフィルタアセンブリは、異なるフィル
タを位置に到らせるべく回転可能なディクス(円板)を
備え得うるけれども、好ましくは、そして本発明の第2
の観点によれば、管状X線監視装置と共に用いるための
フィルタアセンブリは、監視装置について取り付けるた
めの管状支持体を備え、この支持体は、少なくとも二つ
のX線フィルタ位置を規定し、かつフィルタ位置の選択
されたものを監視装置のX線受光窓とアライメントに到
らせるべく使用中に監視装置について回転可能である。
【0008】監視装置について取り付けられた管状支持
体の形式でフィルタアセンブリを供給することにより、
空間要求における大いなる縮小が達成され、非常に小型
化された製品を結果としてもたらす。更に、この小型化
設計は、低電力、低熱放散、高い安定性、及び高感度を
提供する。一般に、フィルタ位置の一つは、フィルタリ
ングなしでX線が通過する開口部を備えている。本発明
の第2の観点によるフィルタアセンブリが放射性同位元
素源を用いる従来の螢光X線検査装置に用いられうるこ
とは、評価されるべきだ。しかしながら、本発明の第2
の観点は、本発明の第1の観点による装置において第2
のフィルタアセンブリとしての使用に対して特に適す
る。フィルタアセンブリは、例えば監視装置に直接取り
付けられることを含んでいるX線監視装置について種々
の方法で取り付けられうる。しかしながら、好ましく
は、管状支持体は、監視装置について配置されたハウジ
ングに取り付けられる。例えば、アセンブリは、使用中
のX線監視装置について取り付けられかつそれから仕切
られたベアリング、例えばローラーベアリング、の組合
せを更に備え、管状支持体がベアリング内に回転自在に
取り付けられて、監視装置は、フィルタアセンブリを分
解することなしに管状支持体内の位置にまたは位置から
スライドしうる。これは、フィルタアセンブリを分解す
る必要なしで監視装置の置換を許容する特に都合のよい
取付け構成である。
【0009】第1及び第2のフィルタアセンブリのそれ
ぞれは、手動で操作可能であるが、しかし好ましくは、
装置は、第1及び/または第2のフィルタアセンブリを
それぞれ制御する第1及び/または第2の制御手段を備
える。典型的には、制御手段は、駆動ベルトを介してフ
ィルタアセンブリに都合よく結合されるステッパモータ
を備えうる。代替的に、ギア構成(gear arrangements
)が用いられうる。結果として得られた装置は、種々
の異なる成分に対して試料を検査することができること
において非常にフレキシブル(柔軟性)である。これ
は、第1及び第2のフィルタアセンブリを適当に制御す
ることにより、かつX線管を制御することによって達成
される。しかしながら、この柔軟性は、装置の動作にお
ける複雑性を結果として生じうる。従って、好ましく
は、装置は、X線管及び第1及び第2の制御手段の動作
を制御する制御システム、入力装置、そして試料の各型
に対してX線管及び第1及び第2の制御手段への適当な
制御条件を規定するデータを記憶するパラメータ記憶装
置を更に備え、入力装置を介して試料の型を入力するこ
とに応答して、制御システムは、パラメータの対応付け
られた群をアクセスしてX線管及び第1及び第2の制御
手段をそれぞれ制御する。
【0010】制御システムは、マイクロプロセッサを含
みうるかまたはハードウェア構成部分によって規定され
うる。
【0011】
【実施例】以下、添付した図面を参照して、本発明の螢
光X線検査装置の実施例を詳細に説明する。図1に示す
装置は、オックスフォード・インストルメント社の「L
AB−X」に密接に基づくものであり、この早期の製品
とは異なる装置の部分だけが詳細に記載される。装置
は、ロジウム・ターゲット(Rhodium target)を含むX
線管1を含む。適当な管は、X−ray Techno
logies Inc.によって製造された管のTF範
囲からのTF1001である。X線は、管1のベリウム
窓2から放射され、以下に詳細に説明するようにそれか
らスライドフィルタアセンブリ3を通り抜ける。次に、
X線は開口部4を通り抜けて従来形式の試料ホルダー3
3内に包含された試料5に衝突する。次に、試料5によ
って放射された螢光X線は、以下に詳細に説明するよう
に管状フィルタアセンブリ6を通り抜け、そして気体で
充填された比例計数管8の窓7を通る。比例計数管8
は、従来の方法で合成計数を計算しかつ表示する処理手
段(図示省略)に接続される。図2は、スライドフィル
タアセンブリ3の取付けをより詳細に示す。図に示すよ
うに、アセンブリ3は、三つの円形開口部9〜11を有
し、開口部10、11は、異なる形式の対応するフィル
タを包含する。スライドフィルタアセンブリ3は、図2
に実線で示す位置間で中間位置を介して完全に左方向の
位置まで左にスライド可能である。これら三つの位置の
それぞれにおいて、開口部9〜11の一つは、管1の窓
2上に配置される。スライドアセンブリ3の移動(動
き)は、駆動ベルト14にプーリー13を介して結合さ
れたステッパモータ12によって制御される。駆動ベル
トの他端は、アイドラープーリー15の廻りに巻き込ま
れる。ベルト14は、スライドアセンブリ3に図2及び
図3に図示するように16で装着される。
【0012】図2及び図3に示すように、時計方向への
ステッパモータの回転は、スライドアセンブリ3を右側
へスライドし、同時に反時計方向における回転は、スラ
イドアセンブリ3を左側へスライドする。スライドアセ
ンブリの基準位置を制御するために、反射するマーク
(例えば金属)17が(光吸収)ベルト14上に設けら
れ、光センサ18(図2にのみ示す)が基準位置に配置
されるので、それ(光センサ)18は、図2に示す位置
でのマーク17の存在を検出できる。図3に示すよう
に、スライドアセンブリ3は、管窓2のいずれかの側に
配置された対応する壁20におけるスロット(溝)19
に支持される。スライドアセンブリ3の取付けは、他の
構成部分を調整または取り除くことなしに管1を取り除
くことを許容する。それゆえに、これら構成部分の臨界
アラインメント(critical alignment)は、乱されな
い。フィルタアセンブリ6は、それぞれが一般的に矩形
の形状を有し、比例計数管の窓の領域に一致し、アセン
ブリの軸方向に伸長している六つの円周上で仕切られた
(circumferentially spaced)開口部21(図1参照)
を有している円筒状部材を備えている。開口部21の五
つは、異なる形式のフィルタを備え、アセンブリは、比
例計数管8の軸について同軸に配置される。アセンブリ
6は、軸上で仕切られたローラベアリングの二つの組合
せを介して支持され、その内の一つの組合せ22が図1
に示されている。ローラベアリング22は、装置の支持
壁(図示省略)に取付けられるので、フィルタアセンブ
リ6は、比例計数管8から放射状に仕切られる。これ
は、フィルタアセンブリ6を比例計数管8について回転
させることできるが、しかし同時に、比例計数管8は、
フィルタアセンブリを分解することなしにフィルタアセ
ンブリ6から軸方向にスライドアウト(slid axially o
ut from )されうる。
【0013】フィルタアセンブリ6の位置は、フィルタ
アセンブリ6にベルト24を介して結合されたステッパ
モータ23によって制御される。アセンブリ6は、光セ
ンサ25を介して検出されうる反射する、例えば金属
の、マーカー(図示省略)を携える。装置を動作するた
めに、スライドフィルタアセンブリ3から適当なフィル
タと、スライドフィルタアセンブリ6から適当なフィル
タと、そしてX線管1に印加される電圧及び電流とを選
択することが必要である。これは、HT発生源26(図
4参照)と低電圧電源27の動作を必要とする。典型的
に、HT発生源26は、一つのkVステップで4kVか
ら25kVまで調整可能であり、低電圧電源27は、1
0μAから100μAの範囲で放出電流を達成すべく制
御される。これらの源は、最適計数率を得るべく調整さ
れることが必要である。図4に示すように、装置の制御
は、二つの源26、27だけでなくステッパモータ1
2、23をも制御するマイクロプロセッサ28を介して
達成される。マイクロプロセッサ28は、キーパッド2
9、センサ18、25、及びパラメータ記憶装置30に
も接続される。
【0014】最初に、記憶装置30は、装置の異なる応
用に対応するパラメータの組合せで負荷される。それゆ
えに、各応用に対して、記憶装置30は、HT発生源2
6と低電圧電源27に印加される値と、フィルタアセン
ブリ3、6の位置に関する情報とを記憶する。また、合
成データを分析するための、例えば構成データ、選択的
データ処理条件等の他のパラメータも記憶される。動作
において、使用者は、適当な検査位置に試料5を配置
し、そして例えば、同一形式のような、特定の応用をキ
ーパッド29上に入力する。マイクロプロセッサ28
は、記憶装置30のパラメータの適当な組合せをアクセ
スすることによってこの入力に応答する。次に、マイク
ロプロセッサは、対応する光センサ18、25が各フィ
ルタアセンブリがその基準位置であることを示すマーク
を検出するまで、各ステッパモータ12、23を動かす
(actuate )。次に、記憶装置30からの情報により、
ステッパモータ12、23の一つまたは両方は、代替の
フィルタをその位置に到らせるためにフィルタ3、6を
移動すべく活性化されうる。一度これが終了したなら
ば、マイクロプロセッサ28は、源26、27を適当に
制御することによってX線31の発生を開始すル。その
後、比例計数管81は、入射するX線32を監視し、従
来の方法で結果を表示する。
【0015】図5は、シリカマトリックスにおけるFe
(鉄)の決定に対して第2のフィルタと共同して第1の
フィルタを用いることによって達成されうる分析性能に
おける改善を示す。図5における波高分布は、15kV
で動作するロジウムターゲットとアルゴンガスが充填さ
れた検出器を用いて0.6%のFe(鉄)を包含してい
る試料からのものである。5μA(75mW管電力)の
放出電流で取得した、フィルタされないスペクトルは、
試料から後方散乱したX線による高いバックグラウンド
上に重畳された6.4keVでの鉄のKαピークを示
す。2.7keVでのピークは、X線管からのロジウム
のLαである。フィルタされたスペクトルは、15μA
の放出電流で、厚さ0.1mmのアルミニウムの第1の
フィルタと、厚さ0.012mmのマンガンの第2のフ
ィルタとを用いて得られた。鉄ピーク下のバックグラウ
ンドは、全鉄の信号にあまり影響を与えないで、非常に
減少された。第1のフィルタは、鉄ピークの低エネルギ
ー側上に現れる管から散乱した不要なX線を縮小し、第
2のフィルタは、鉄ピークの高エネルギー側のX線を吸
収する。従って、検出器に入力するX線の総数は、減少
されて高放出電流を用いることができる。
【0016】これらのフィルタの組合せ効果は、3の因
数(factor:係数)でシリカマトリックスにおける鉄に
対する検出限界を低くすることである。上述した実施例
では、ロジウムターゲット管が記述された。鉛、銅、ク
ロム、及びチタンを含む他のターゲット管を用いること
をできる。それゆえに、本発明で、フィルタアセンブリ
6において適当なフィルタを用いることにより、分解不
能であるような信号が、対抗する信号を吸収することに
よって、分解されうる。ある応用において、試料は、興
味ある全ての成分の存在を決定すべく異なる方法で検査
されなければならない。これがX線管を変えることを含
まない場合、条件の変更は、フィルタアセンブリ3、6
を適当に移動することによって用いられるフィルタを単
に変えることにより、非常に簡単である。監視されうる
成分の大きな範囲の例は、全てが固定した条件で分析さ
せうる紙上のシリコン、油中のイオウ、セメント中のイ
オウ及びカルシウム、そして異なる条件下で三つの連続
的な測定を必要とするセメント中のアルミニウム、シリ
コン、カルシウム、鉄を含む。
【0017】特に、検出器窓(detector window )上の
フィルタの紹介は、ターゲット物質としてのロジウムの
可能性を増大し、かつ高濃度のシリコンの存在において
アルミニウムを測定できる。これは、セメント中のAl
2 3 、SiO2 、CaO、及びFe2 3 の好結果な
決定に寄与する。上述したように、我々は、放射性同位
元素を用いて得られるものよりもよい結果を生成する、
X線管を用いることができる新たな螢光X線検査装置を
開発した。これは、X線管と試料位置の間及び試料位置
と監視装置の間にフィルタの範囲を供給することによっ
て達成される。この方法で、検査される試料により種々
の異なるフィルタの組合せが用いられうる。フィルタア
センブリは、エネルギースペクトルを特定の応用の必要
性に合うように調整すべく設計される。例えば、第1の
フィルタアセンブリは、X線管によって生成されたX線
エネルギーの広い範囲を限定または減少すべく設計しう
るし、同時に第2のフィルタアセンブリは、一つ以上の
エネルギー帯域を減衰すべく設計しうるので、残りのエ
ネルギー帯域が明瞭に検出されうる。本発明の一つの重
要な応用は、例えば炭化水素物や酸化物(hydrocarbon
or oxide materials)の低い原子番号マトリックスにお
ける鉄の微量(trace quantities)(<100ppm)
を測定することである。本発明は、厚み0.1mmを有
するアルミニウムの第1のフィルタと厚み0.012m
mを有するマンガンの第2のフィルタを用いることによ
って、そのような測定に対して役立つべく用いることが
できる。これらフィルタの一つまたは両方を選択する能
力は、そのような決定に対する使用可能な感度をかなり
高める。
【0018】典型的に、第1及び第2のフィルタアセン
ブリのそれぞれの位置の少なくとも一つは、あらゆるフ
ィルタの欠如に対応して、X線がその位置をフィルタさ
れないで通過する。好ましい実施例では、第1のフィル
タアセンブリは、開口位置と二つのフィルタを備え、同
時に第2のフィルタアセンブリは、開口位置と五つの異
なるフィルタを備える。
【0019】
【発明の効果】本発明の螢光X線検査装置は、試料位置
に向かって指向されるエネルギーの範囲を有するX線を
発生するX線管と、X線管及び試料位置の間に取り付け
られ、試料位置に到達するX線のエネルギー帯域を二つ
の異なる方法で制御できるべく少なくとも二つの位置の
間で移動可能な第1のフィルタアセンブリと、試料位置
からのX線を監視するX線監視装置と、試料位置及び監
視装置の間に取り付けられ、監視装置に到達するX線の
エネルギー帯域を二つの異なる方法で制御できるべく少
なくとも二つの位置の間で移動可能な第2のフィルタア
センブリとを備えるので、X線管を用いることができ、
かつ放射性同位元素を用いて得られるものよりも試料成
分の優れた分析結果を得ることができる。また、本発明
のフィルタアセンブリは、管状のX線監視装置と共に使
用するフィルタアセンブリであって、監視装置について
取り付けるための管状支持体を備え、支持体は、少なく
とも二つのX線フィルタ位置を規定し、かつフィルタ位
置の選択された一つを監視装置のX線受光窓にアライメ
ントさせるべく使用中の監視装置について回転可能なの
で、X線エネルギースペクトルを特定の応用の必要性に
合うように調整することができ、X線管を用いることが
でき、かつ放射性同位元素を用いて得られるものよりも
試料成分の優れた分析結果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の螢光X線検査装置の一実施例における
分析ヘッドの断面図である。
【図2】管開口部が取り除かれた状態で図1の方向Xで
取られた図1に示すフィルタスライドアセンブリの図で
ある。
【図3】図2に示す構成要素(成分)の側面図である。
【図4】装置の処理構成部分を示すブロック回路図であ
る。
【図5】フィルタの使用あり及び使用なしのX線管から
得られたスペクトラのグラフである。
【符号の説明】
1 X線管 2 ベリウム窓 3 スライドフィルタアセンブリ 4 開口部 5 試料 6 管状フィルタアセンブリ 7 窓 8 比例計数管 9〜11 円形開口部 12,23 ステッパモータ 13 プーリー 14 駆動ベルト 15 アイドラープーリー 17 マーク 18 光センサ 19 スロット 20 壁 21 開口部 22 ローラベアリングの組合せ 24 ベルト 25 光センサ 33 試料ホルダー
フロントページの続き (72)発明者 トレヴァー アントニー ナン イギリス オックソン オーエックス8 6ユーエヌ ウィットニー ハイ コッジ ース ヒース ファーム コッテージ (番地なし)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料位置に向かって指向されるエネルギ
    ーの範囲を有するX線を発生するX線管と、前記X線管
    及び前記試料位置の間に取り付けられ、該試料位置に到
    達するX線のエネルギー帯域を二つの異なる方法で制御
    できるべく少なくとも二つの位置の間で移動可能な第1
    のフィルタアセンブリと、前記試料位置からのX線を監
    視するX線監視装置と、前記試料位置及び前記監視装置
    の間に取り付けられ、該監視装置に到達するX線のエネ
    ルギー帯域を二つの異なる方法で制御できるべく少なく
    とも二つの位置の間で移動可能な第2のフィルタアセン
    ブリとを備えることを特徴とする螢光X線検査装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のフィルタアセンブリは、少な
    くとも二つの開口部を有するスライド部材を備え、該開
    口部の少なくとも一つがフィルタを含むことを特徴とす
    る請求項1に記載の螢光X線検査装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のフィルタアセンブリ及び前記
    第2のフィルタアセンブリの一つまたは両方の位置を制
    御する制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の螢光X線検査装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、ステッパモータを備え
    ることを特徴とする請求項3に記載の螢光X線検査装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1のフィルタアセンブリ及び前記
    第2のフィルタアセンブリの位置を決定する感知手段を
    更に備えることを特徴とする請求項1から請求項4のい
    ずれか一項に記載の螢光X線検査装置。
  6. 【請求項6】 前記X線管の動作を制御する制御システ
    ムと、入力装置と、試料の各種類に対する前記X線管、
    前記第1及び第2の制御手段について適当な制御条件を
    規定するデータを格納するパラメータ格納装置とを更に
    備え、前記入力装置を介して試料の種類を入力すること
    に応答して、前記制御システムは、対応付けられた前記
    パラメータの群をアクセスし、そして前記X線管、前記
    第1及び第2の制御手段を制御することを特徴とする請
    求項1から5のいずれか一項に記載の螢光X線検査装
    置。
  7. 【請求項7】 管状のX線監視装置と共に使用するフィ
    ルタアセンブリであって、前記監視装置について取り付
    けるための管状支持体を備え、前記支持体は、少なくと
    も二つのX線フィルタ位置を規定し、かつフィルタ位置
    の選択された一つを前記監視装置のX線受光窓にアライ
    メントさせるべく使用中の前記監視装置について回転可
    能であることを特徴とするフィルタアセンブリ。
  8. 【請求項8】 前記管状支持体は、前記監視装置につい
    て配置されたハウジングに取り付けられることを特徴と
    する請求項7に記載のアセンブリ。
  9. 【請求項9】 前記ハウジングに取り付けられ、かつ使
    用中の前記X線監視装置について間隔をおいた一組のベ
    アリングを更に備え、前記管状支持体は、前記ベアリン
    グ内で回転自在に取り付けられて、前記監視装置は、前
    記フィルタアセンブリを分解することなしに前記管状支
    持体内で位置に及び位置からスライドされうることを特
    徴とする請求項8に記載のアセンブリ。
  10. 【請求項10】 前記第2のフィルタアセンブリは、請
    求項7から請求項9のいずれかの記載により構成される
    ことを特徴とする請求項1から請求項6にいずれか一項
    に記載の装置。
JP6175004A 1993-08-20 1994-07-27 螢光x線検査装置 Pending JPH0763713A (ja)

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FI943815A0 (fi) 1994-08-19
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