JPH0763514B2 - 医療装置の衝突防止装置 - Google Patents

医療装置の衝突防止装置

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JPH0763514B2
JPH0763514B2 JP63239011A JP23901188A JPH0763514B2 JP H0763514 B2 JPH0763514 B2 JP H0763514B2 JP 63239011 A JP63239011 A JP 63239011A JP 23901188 A JP23901188 A JP 23901188A JP H0763514 B2 JPH0763514 B2 JP H0763514B2
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宏 菊地
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/10X-ray therapy; Gamma-ray therapy; Particle-irradiation therapy
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/10Application or adaptation of safety means
    • A61B6/102Protection against mechanical damage, e.g. anti-collision devices

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、可動部を持った医療装置において可動部が
患者あるいは装置の可動部以外の部分または他の装置と
接触してこれらに損傷を与えるのを防止するために設け
られた衝突防止装置、特に可動部に付属品が装着された
場合でも有効に機能する衝突防止装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 第5図は医療装置例えば治療用直線加速装置を示す概略
構成図である。固定架台(51)には可動部例えば回転架
台(52)が取り付けられており、この回転架台(52)は
その仮想回転軸(52a)を中心にして回転する。他の可
動部例えばコリメータヘッド(53)は、回転架台(52)
に取り付けられ、その仮想回転軸(53a)を中心にして
回転し、治療用直線加速装置内部で発生された放射線
(53b)の広がりを限定する。なお、コリメータヘッド
(53)の仮想回転軸(53a)は放射線(53b)の線束中心
軸でもある。そして仮想回転軸(52a)と(53a)の交点
(54)はアイソセンタと呼ばれる治療の中心点である。
治療を受ける患者(55)は天板(56)の上に寝かされ、
天板(56)は治療台(57)によって位置決定される。コ
リメータヘッド(53)の下部の付属品装着位置(58)に
は、付属品例えば図示のような電子線アプリケータ(5
9)〔以下、単にアプリケータと称する。〕が装着され
る。コリメータヘッド(53)には接触検知器(60)が取
り付けられており、またアプリケータ(59)にも接触検
知器(61)が取り付けられている。
第6図は例えば特願昭62−40182号に開示された従来の
衝突検出装置の一例を示す概略構成図および概略回路図
である。第6A図において、コリメータヘッド(53)には
アプリケータ(59)が装着されており、接触検知器(6
0)は後述するインターロック回路へ直接接続され、そ
して接触検知器(61)はインターロック回路へコネクタ
(62)を介して接続される。第6B図および第6C図は従来
の接触検知回路例であって、スイッチ(4),(6)
は、それぞれ接触検知器(60),(61)が動作した時に
動作し、1個でも良いしあるいは必要に応じて複数個用
いられることもある。装置に内蔵されたインターロック
回路(24)はこれらスイッチ(4)あるいは(6)によ
り可動部あるいは付属品の運動を停止させたり、放射線
(53b)の発生を停止させたりするシーケンスを持つ。
第6B図の例では、スイッチ(4)および(6)が常閉接
点型のものであり、しかも複数個ある場合には直列に接
続される。第6C図の例では、コネクタ(62)を介してス
イッチ(4)と(6)が並列に接続され、常開接点型の
ものである。
次いで動作について説明する。回転架台(52)は固定架
台(51)に対してその仮想回転軸(52a)を中心にして
回転できる。放射線(53b)はアイソセンタ(54)に置
かれた患者(55)の患部に照射されるが、この時回転架
台(52)は治療計画に従って停止あるいは回転する。放
射線照射中あるいは患者設定時に回転する回転架台(5
2)が患者(55)や装着の他の部分に接触した時放射線
(53b)の照射あるいは可動部の運動が停止するよう
に、接触検知器(60)はコリメータヘッド(53)に取り
付けられている。コリメータヘッド(53)には治療に用
いられる種々の付属品が装着され得るように付属品装着
位置(58)があり、こゝに付属品が装着される。第5図
では付属品として放射線治療に用いられるアプリケータ
(59)が示されているが、シャドウトレイ、打抜装置、
ウエッジフイルタ等も用いられ得、アプリケータ(59)
にも接触検知器(60)と同じ目的で接触検知器(61)が
取り付けられている。
第6A図に示したように、アプリケータ(59)の接触検知
器(61)はコネクタ(62)によってコリメータヘッド
(53)へ回路的に接続され、従ってインターロック回路
(24)に接続される。(たヾし、インターロック回路
(24)はコリメータヘッド(53)内にある必要はな
い。) 第6B図の例では、コリメータヘッド(53)の接触検知器
(60)のスイッチ(4)は直列に接続され、いずれか1
個のスイッチが開くと衝突の検出ができ、同様にアプリ
ケータ(59)の接触検知器(61)のスイッチ(6)によ
っても衝突の検出ができ、これによりインターロック回
路(24)は放射線(53b)の照射あるいは回転架台(5
2)の運動を停止させる。
第6C図の例では、スイッチ(4)あるいは(6)のいず
れか1個が動作して回路が閉状態となると、コリメータ
ヘッド(53)またはアプリケータ(59)の衝突の検出が
でき、インターロック回路(24)は上述した動作をす
る。
[発明が解決しょうとする課題] 従来の接触検知回路では、第6B図の場合、アプリケータ
(59)が装着されていない状態と接触を検知した状態と
が同じであるので、付属品が装着されたことを示す信号
が別に必要である。また第6C図の場合、アプリケータ
(59)が装着されていない状態と正常に装着された状態
とが同じであるので、やはり付属品装着信号を別に取る
必要がある。特に第6C図の場合には、正常時に各スイッ
チ(4),(6)に電流が流れていない状態であるので
途中の回路に断線があっても異常の検知ができないなど
の問題点があった。
この発明は、上述した問題点を解決するためになされた
もので、コネクタ接点数を従来のままにしておき、付属
品が装着されているかどうかとは無関係に、接触検知回
路が正常であれば電流が流れるようにしながら切換はた
だ付属品の着脱操作のみにより可能であり、かつ付属品
が装着されたことを表わす信号を取り出せるようにユー
ザーの取り扱いが容易で、しかも患者および装置の接触
を確実に防止する安全な衝突防止装置を得ることを目的
としている。
[課題を解決するための手段] この発明に係る衝突防止装置は、可動部に取り付けら
れ、前記可動部が患者、または医療装置の可動部以外の
部分もしくは他の装置と接触したことを検知する接触検
知器と、この接触検知器とアースの間に接続され、一対
の端子、短絡板および前記付属品が装着されていない場
合には前記一対の端子を前記短絡板に接触させるが、前
記付属品が装着された際には前記一対の端子を前記短絡
板から離す手段を有する接続手段と、前記接触検知器と
電源の間に接続され、電流を検出する電流検出素子との
直列接続から成る接触検知回路を備えている。
[作 用] 上述した接触検知回路は、接触検知器が接触を検知しな
い正常状態時には所定の電流を流すが、前記接触検知器
が前記接触を検知した時には前記電流をしゃ断する。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を添付図面について説明す
る。
第1図はこの発明の衝突防止装置における接触検知回路
例であって、第1A図は可動部であるコリメータヘッド
(53)に付属品が装着されていない場合を示し、そして
第1B図はコリメータヘツド(53)に付属品例えば第5図
に示したアプリケータ(59)が装着された場合を示す。
第1図において、(1)は接触検知回路の後述する一対
の端子を短絡している短絡手段例えば導電性の短絡板、
(2)は可動部であるコリメータヘッド(53)に取り付
けられた接触検知回路を付属品に接続するための接続手
段例えばコネクタ、(3)はコネクタ(2)に接続する
ために設けられた付属品側のコネクタ、(4)は可動部
側に設けられた接触検知器(60)〔第1図には示さな
い〕のスイッチ、(5)は可動部に装着されるアプリケ
ータ(59)等の付属品てあって、ここでは装着され得る
全ての付属品のうち接触検知回路を持つ付属品を総称し
て付属品と称する。(6)は付属品(5)に設けられた
接触検知器(61)〔第1図には示さない〕のスイッチ、
(7a),(7b)は各々可動部側の接触検知回路の一対の
配線であって、一方(7a)はスイッチ(4)に接続され
かつ他方(7b)はアースされいてる。(8a),(8b)は
同様に付属品(5)の内部の接触検知回路の一対の配線
であって、それぞれスイッチ(6)の各端に接続されて
いる。(10a),(10b)は各々配線(7a),(7b)と接
続されている、コネクタ(2)の端子、(12a),(12
b)は各々配線(8a),(8b)と接続されている、コネ
クタ(3)の端子である。なお、接触検知回路を構成す
るために必要な回路構成として、(21)は駆動用電源、
(22)は電源(21)とスイッチ(4)の間に接続され、
スイツチ(4)ないしは(6)の所定の電流を検出する
ための素子であって、栄1図ではリレーとして例示され
ている。(22a)はリレー(22)の接点、(23)はリレ
ー(22)と逆並列に接続され、そのコイルに逆電流が流
れるのを防ぐための保護用ダイオード、(24)はスイッ
チ(4)ないし(6)により装置が何らかのものと接触
したことを検知した場合、直ちに装置の動作を停止させ
るためのインターロック回路である。
第2図は上述した接触検知回路に所定の動作をさせるた
めのコネクタ(2)および(3)の構造を詳細に示した
図である。第2A図は可動部側のコネクタ(2)の構造を
示す断面図、第2B図は付属品(5)が可動部に装着され
た場合のコネクタ(2)および(3)の接触状況を示す
断面図、そして第2C図は第2B図の斜視図である。第2図
において、端子(10a),(10b)は第2A図に示したよう
な構造をしており、(11a),(11b)は各々端子(10
a),(10b)のばねであり、各ばね(11a),(11b)は
それぞれ端子(10a),(10b)が外力で押さえられない
時は端子(10a),(10b)を短絡板(1)に接触させる
ように作用する。第2B図のようにコネクタ(3)の端子
(12a),(12b)は各々端子(10a),(10b)と接触し
た後付属品(5)の所定装着位置で端子(10a),(10
b)を押すように働き、この時に端子(10a),(10b)
は短絡板(1)から離れる。この状況を斜視図で示した
のが第2C図で、端子(10a),(10b)が短絡板(1)か
ら離れ絶縁された状態を示す。
第3図は第1A図の接触検知回路に、付属品(5)が装着
されたことを検出する付属品装着検出回路を設けた回路
を示す図である。第3図において、(31)はリレー(2
2)と同様な機能を持つ所定電流検出用の他のリレーで
あって、第3図に示したように電源(21)と短絡板
(1)の間に接続されている。(31a)は他のリレー(3
1)の接点、(32)は他のリレー(31)の保護用ダイオ
ード、(33)は付属品検出によるシーケンス回路、(3
4)は短絡板(1)とアースの間に接続される抵抗であ
って、短絡板(1)が端子(10a),(10b)と絶縁され
た時に他のリレー(31)に流れる電流を十分に小さく押
える値とする。また、必要であれば、付属品の装着を示
す表示回路も設けることができ、このような表示回路は
抵抗(34)と並列に接続されかつ例えば直列接続された
抵抗(35)および表示器例えば発光ダイオード(36)か
ら成る。
第4図は既に装着された付属品に更に別の付属品を装着
する場合の縦続形接触検知回路を示す回路図である。
(17)は既に装着された付属品(5)に新たに装着され
た別の付属品、(18)はその接触検知器(図示しない)
のスケッチ、(13)はコネクタ(2)と同様な機能を持
つ、付属品(5)に設けられたコネクタ、(15)はコネ
クタ(3)と同様な機能を持つ、別の付属品(17)のコ
ネクタ、(14a),(14b)は各々コネクタ(13)の端子
であって、端子(10a),(10b)と同様な構造を有し、
(16a),(16b)は各々コネクタ(15)の端子であっ
て、端子(12a),(12b)と同様な構造を有する。
第1A図の接触検知回路において、接触検知器(60)が患
者等何らかのものと接触していない状態を正常状態とす
れば、この正常状態において第5図の接触検知器(60)
のスケッチ(4)は図示のように閉じている。コネクタ
(2)に接触検知回路の配線(7a),(7b)が導かれコ
ネクタ(2)の中で配線(7a)は端子(10a)にかつ配
線(7b)は端子(10b)に各々接続されている。短絡板
(1)が端子(10a)と(10b)を短絡していると、電源
(21)からリレー(22)、スイッチ(4)、配線(7
a)、端子(10a)、短絡板(1)、端子(10b)および
配線(7b)を通ってアースまで接触検知回路は1つの回
路を構成し、スイッチ(4)が閉じていればリレー(2
2)には所定の電流が流れ、リレー(22)は動作状態に
ある。この時リレー接点(22a)が閉じるようにし、イ
ンターロック回路(24)にリレー接点(22a)の信号を
送る。インターロック回路(24)の詳細な動作説明は省
くが、接触検知器(60)が正常状態にあってリレー接点
(22a)が閉じていれば、インターロック回路(24)は
正常な医療動作を装置に許し、例えばX線を発生させ、
また可動部の運動を行わせることができる。一方、接触
検知器(60)が接触を検知するとスイッチ(4)は開
き、リレー(22)に電流が流れないのでリレー(22)は
通常状態となり、リレー接点(22a)は開く。この時イ
ンターロック回路(24)は医療装置の動作を直ちに停止
させる。例えばX線発生の停止、可動部の運動の停止等
である。
第1A図中の短絡板(1)が端子(10a)と(10b)を短絡
していることにより以上の機能が生じる。この短絡の様
子を第2A図に示す。端子(10a),(10b)はコネクタ
(2)に、棒の両端に棒の径より広い平板を取り付けた
ような形状にして組み立てられる。ばね(11a),(11
b)はコネクタ(2)と端子(10a),(10b)の各々に
第2A図のように組み立てられ、ばね(11a),(11b)の
自由状態では第2A図のコネクタ(2)の溝から外へ出る
方向に力が働いている。コネクタ(2)に第2A図のよう
に短絡板(1)を取り付けておくと、端子(10a),(1
0b)はばね(11a),(11b)の力により短絡板(1)に
押し付けられ、端子(10a),(10b)は短絡されるので
ある。なお、端子(10a),(10b)には各々配線(7
a),(7b)が接続されている。
次に付属品(5)が可動部に取り付けられた状態につい
て説明する。例えば第5図に示したように接触検知器
(61)を持つアプリケータ(59)のような場合がこれに
相当する。第1B図に接触検知器(61)を持つ付属品
(5)が装着された時の回路図を示す。可動部の接触検
知器(60)のスイッチ(4)と同様に付属品(5)の接
触検知器(61)のスイッチ(6)は常閉接点となってい
る。コネクタ(2)の端子(10a),(10b)の各々に付
属品(5)のコネクタ(3)の端子(12a),(12b)の
各々が第1B図のように接続され、この時コネクタ(2)
の短絡板(1)〔第1B図には示さない〕が端子(10
a),(10b)から絶縁されると、スイッチ(4)および
(6)は直列に接続される。従って、可動部および付属
品(5)の双方が正常状態の時のみリレー(22)に電流
が流れ、インターロック回路(24)は装置に所定の動作
を許すことになる。スイッチ(4)および(6)のいず
れか一方または双方が開く時、すなわち可動部ないし付
属品(5)が何らかのものと接触した時は、リレー(2
2)に電流が流れなくなり、上述したように直ちに装置
の動作を停止させる。リレー(22)に電流が流れている
状態を正常とすれば、電源(21)のダウン、配線(7
a),(7b),(8a),(8b)の断線またはコネクタ
(2),(3)の端子同士の接触不良が生じてもリレー
(22)に電流が流れなくなり、接触検知回路は正常状態
でなくなるように働き、フェイルセーフ機能が満たされ
る。このため、接触検知器(60),(61)のスイッチ
(4),(6)は正常状態では閉じており、これらスイ
ッチ(4),(6)を複数個搭載するのであればこれら
を全て直列に接続することにより以上の機能が満たされ
る。
第1B図に示したように短絡板(1)が端子(10a)(10
b)から絶縁される機構を第2B図に示す。付属品(5)
のコネクタ(3)の端子(12a),(12b)はコネクタ
(3)の中に固定されるように組み立てられ、端子(12
a),(12b)の先端はコネクタ(3)から所定の寸法だ
け突き出している。端子(12a),(12b)には各々配線
(8a),(8b)が接続されている。第2B図は付属品
(5)が可動部に装着された状態を示している。コネク
タ(3)とコネクタ(2)は対向し端子(12a)が端子
(10a)をかつ端子(12b)が端子(10b)を押し込むよ
うに動作し、端子(12a),(12b)の所定寸法の突き出
しはこの押し込みに必要な寸法あればよい。端子(10
a),(10b)は、各々ばね(11a),(11b)でコネクタ
(3)の方向に押し出されていたが、端子(12a),(1
2b)によって押し込まれる。この時端子(10a),(10
b)は第2B図において左方向にばね(11a),(11b)を
縮めるようにして移動する。この結果、コネクタ(2)
の短絡板(1)に接触していた端子(10a),(10b)
は、短絡板(1)から離れることになる。第2C図にこの
状態の斜視図を示す。コネクタ(2)の端子(10a),
(10b)の案内穴よりも短絡板(1)の貫通孔が必要な
だけ大きければ、端子(12a),(12b)によって押し込
まれた端子(10a),(10b)は短絡板(1)から絶縁さ
れるのである。こうして第1B図に示す回路が構成される
のである。
以上のように、元来必要なコネクタの一対の端子のみに
より、付属品の有無に関わらず、正常状態において接触
検知器のスイッチに電流を流す回路を構成でき、かつこ
の装置のユーザーは単に付属品を着脱するという診療に
必要な行為のみにより以上の機能を満たすことができ
る。また、使用するのが一対の端子のみであるので第3
のツメや付属品の有無により回路変更する場合よりも構
成や回路は極めて単純であり、コストも安く安全に対す
る信頼性も高い。
次に付属品(5)が装着されたことを検出あるいは表示
することが必要な場合、これを短絡板(1)で実行させ
ることができる。第1Aおよび1B図において配線(7a)は
スイッチ(4)等が接続される信号側そして配線(7b)
はアース側と定める。この状態において、第3図に示し
たように短絡板(1)に他のリレー(31)、抵抗(34)
を接続する。ここで他のリレー(31)、抵抗(34)はそ
れぞれ端子(10a),(10b)に接続するのではないこと
に注意されたい。短絡板(1)が端子(10a)と(10b)
を短絡している状態、すなわち付属品(5)が装着され
ていない時、他のリレー(31)は配線(7b)を介してア
ースに接続されているので、他のリレー(31)には電流
が流れ、他のリレー(31)は動作状態となっている。動
作状態となっている他のリレー(31)のリレー接点(31
a)によりシーケンス回路(33)は付属品(5)が装着
されていないことを認識でき、この信号は装置のインタ
ーロック回路や診療記録器、遠隔操作器など(図示せ
ず)への表示などに応用できる。付属品(5)が装着さ
れ短絡板(1)が端子(10a),(10b)から絶縁される
と他のリレー(31)は抵抗(34)を介してアースに落と
されるが、この時この抵抗(34)の値を他のリレー(3
1)が電流を感じない程度に十分大きな値にしておけ
ば、他のリレー(31)は電流が流れていないのと同じ通
常状態となり、シーケンス回路(33)は付属品(5)が
装着されたことを認識できる。また、抵抗(35)を介し
て発光ダイオード(36)を短絡板(1)に接続し、他の
リレー(31)は電流を感じないが、発光ダイオード(3
6)を光らせるような電流値を選べば、付属品(5)の
装着をその場で確認できる。他のリレー(31)により付
属品着脱信号を得ることの重要な点は、短絡板(1)の
状態確認にある。第1B図のような状態になっている時、
万一端子(10a),(10b)が依然として短絡板(1)に
接触していたとすると、スイッチ(6)の開閉はリレー
(22)に信号として感じさせることができず、しかもス
イッチ(6)の閉状態と同じ状態すなわち正常状態とみ
なされることになり、これを防ぐために、他のリレー
(31)により付属品(5)の有無を検出する。通常付属
品はその種類を識別するための別の信号を医療装置の回
路に例えばコネクタ(2)(3)の別の端子(図示せ
ず)を介して伝達するがこの識別信号があるにも関わら
ず他のリレー(31)が付属品を検出しなければ異常状態
としてシーケンスを組むことができる。以上のように付
属品着脱信号も短絡板(1)により極めて単純な構成で
得られることができるのである。
更に、第4図は付属品(5)に別の付属品(17)を装着
する場合を示す。付属品()にコネクタ(2)の端子
(10a),(10b)と同じ機能のコネクタ(13)の端子
(14a),(14b)を、そして別の付属品(17)にコネク
タ(3)の端子(12a),(12b)と同じ機能のコネクタ
(15)の端子(16a),(16b)を装備し、別の付属品
(17)の接触検知器のスイッチ(18)をスイッチ(4)
(6)と直列に接続するように回路を組むことにより接
触検知によるリレー(22)の動作は既に述べたのと同様
である。
以上の諸実施例は直線加速装置の場合について説明した
が、その他の放射線治療装置、放射線撮影装置、X線CT
等のように可動部を持つ医療装置にもこの発明を同様に
適用できる。
また、発光ダイオードはランプでもよいし、あるいは所
定の電界により状態を変化する液晶のような表示器でも
よい。
可動部側は接触の恐れがなければ接触検知器無しもよ
く、この場合スイッチ(4)は常時短絡されているのと
同様である。
付属品(5)には接触検知器を持たないものもあるが、
第3図による着脱の確認用にスイッチ(6)を短絡した
回路によりコネクタ(3)を持つ付属品であってもよ
い。
[発明の効果] 以上、詳述したように、この発明は、可動部に取り付け
られ、前記可動部が患者、または医療装置の可動部以外
の部分もしくは他の装置と接触したことを検知する接触
検知器と、この接触検知器とアースの間に接続され、一
対の端子、短絡板および前記付属品が装着されていない
場合には前記一対の端子を前記短絡板に接触させるが、
前記付属品が装着された際には前記一対の端子を前記短
絡板から離す手段を有する接続手段と、前記接触検知器
と電源の間に接続され、電流を検出する電流検出素子と
の直列接続から成る接触検知回路を備え、更に前記可動
部に縦続に装着された少なくとも1個の付属品を備え、
各付属品はそれぞれが前記患者、または前記部分もしく
は前記他の装置と接触したことを検知する接触検知器を
有し、前記付属品の装着時に短絡が自動的に解かれた、
前記可動部中の一対の端子間で前記各付属品の接触検知
器が各付属品用接続手段の端子を介して直列に接続され
るように構成したので、医療装置の可動部、付属品のい
ずれの接触も検知でき、かつ前記短絡手段に直列に接続
された電源、他の電源検出素子、および抵抗と、この抵
抗に並列に接続されて付属品の装着をその場で確認でき
る表示器と、前記他の電源検出素子によって動作され、
前記付属品の装着の有無を確認できるシーケンス回路と
から成る付属品装着検出回路を備えたので、装置が単純
で信頼性が高く安価に構成でき、更にフェールセーフに
動作するため患者に対する安全性を高める効果があり、
またユーザーは付属品を着脱するという本来の診療に必
要な行為のみにより以上の機能を満たせるため使い勝手
が良い効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1A図,第1B図はそれぞれ可動部に付属品が装着されな
い場合、可動部に付属品が装着されている場合における
この発明の実施例中の接触検知回路を示す回路図、第2A
図,第2B図,第2C図はこの発明における接触検知用コネ
クタのうち、それぞれ可動部のコネクタの構造を示す断
面図、可動部に付属品が装着された場合の双方のコネク
タの動作を示す断面図、第2B図の場合の斜視図、第3図
は第1A図の接触検知回路に付属品の着脱検出を行うため
の付属品装着検出回路を設けた回路図、第4図は装着さ
れた付属品に更に別の付属品を装着する場合の縦続形接
触検知回路を示す回路図、第5図は医療装置の一例を示
す概略構成図、第6A図は従来の衝突検出装置において可
動部に付属品を取り付けた構成図、第6B図,第6C図はそ
れぞれ常閉接点型、常開接点型の衝突検出回路を示す回
路図である。 図において、(1)は短絡板、(2)はコネクタ、
(3)はコネクタ、(4)はスイッチ、(5)は付属
品、(6)はスイッチ、(7a),(7b)は配線、(8
a),(8b)は配線、(10a),(10b)は端子、(12
a),(12b)は端子、(13)はコネクタ、(14a),(1
4b)は端子、(15)はコネクタ、(16a),(16b)は端
子、(17)は別の付属品、(18)はスイッチ、(21)は
電源、(22)はリレー、(31)は他のリレー、(33)は
シーケンス回路、(34)は抵抗、(36)は発光ダイオー
ドである。 尚図中、同一符号は、同一又は相当部分を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可動部を持った医療装置であって、前記可
    動部が患者、または前記医療装置の可動部以外の部分も
    しくは他の装置と接触する恐れがあり、診療上必要で着
    脱可能な付属品を前記可動部に装着して診療を行うこと
    のできる前記医療装置において、前記可動部に取り付け
    られ、前記可動部が前記患者、または前記部分もしくは
    前記他の装置と接触したことを検知する接触検知器と、
    この接触検知器とアースの間に接続され、一対の端子、
    短絡板および前記付属品が装着されていない場合には前
    記一対の端子を前記短絡板に接触させるが、前記付属品
    が装着された際には前記一対の端子を前記短絡板から離
    す手段を有する接続手段と、前記接触検知器と電源の間
    に接続され、電流を検出する電流検出素子との直列接続
    から成る接触検知回路とを備え、この接触検知回路は、
    前記接触検知器が接触を検知しない正常状態時には所定
    の電流を流すが、前記接触検知器が前記接触を検知した
    時には前記電流をしゃ断することを特徴とする医療装置
    の衝突防止装置。
  2. 【請求項2】前記可動部に縦続に装着された少なくとも
    1個の付属品を備え、各付属品は前記患者、または前記
    部分もしくは前記他の装置と接触したことを検知する接
    触検知器と、この接触検知器の両端に接続された一対の
    端子とを少なくとも有し、更に、前記可動部の端子と前
    記付属品の端子または前記付属品の端子同士を接続する
    手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の医療装置
    の衝突防止装置。
  3. 【請求項3】前記短絡手段に直列に接続された電源、他
    の電源検出素子、および抵抗と、この抵抗に並列に接続
    されて付属品の装着をその場で確認できる表示器と、前
    記他の電流検出素子によって動作され、前記付属品の装
    着の有無を確認できるシーケンス回路とから成る付属品
    装着検出回路を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    医療装置の衝突防止装置。
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