JP2003526879A - 第1および第2入力スイッチを有する安全切換装置 - Google Patents

第1および第2入力スイッチを有する安全切換装置

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JP2003526879A
JP2003526879A JP2001564374A JP2001564374A JP2003526879A JP 2003526879 A JP2003526879 A JP 2003526879A JP 2001564374 A JP2001564374 A JP 2001564374A JP 2001564374 A JP2001564374 A JP 2001564374A JP 2003526879 A JP2003526879 A JP 2003526879A
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switching device
input
safety switching
input switches
switch
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JP2001564374A
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エーアリヒ,ゲーアハルト
カオフマン,ボリス
Original Assignee
ピルツ ゲーエムベーハー アンド コー.
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H19/00Switches operated by an operating part which is rotatable about a longitudinal axis thereof and which is acted upon directly by a solid body external to the switch, e.g. by a hand
    • H01H19/001Thumb wheel switches
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H47/00Circuit arrangements not adapted to a particular application of the relay and designed to obtain desired operating characteristics or to provide energising current
    • H01H47/002Monitoring or fail-safe circuits
    • H01H47/004Monitoring or fail-safe circuits using plural redundant serial connected relay operated contacts in controlled circuit

Abstract

(57)【要約】 【課題】単純化、省スペース化して構成され、厳しい安全性要件を満たす安全切換装置を明示する。 【解決手段】本発明は、第1および第2入力スイッチのスイッチ設定が相互に冗長に入力側操作変数Δtを定義する第1および第2入力スイッチ12,14を有する安全切換装置に関する。安全切換装置10は、出力回路内に配置された少なくとも1つの出力切換素子30a,30bを更に有する。定義された操作変数Δtの関数として少なくとも1つの出力切換素子30a,30bを駆動する評価制御ユニット26が更に設けられている。この場合、第1および第2入力スイッチ12,14の切換接点が、共通起動部材16を介してそれらのスイッチ位置で相互に連結される。本発明は、第1および第2入力スイッチ12,14の切換接点が空間的に同一平面内に配置されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、安全切換装置であって、第1および第2入力スイッチのスイッチ設
定が相互に冗長に入力側操作変数を定義する第1および第2入力スイッチと、安
全切換装置の出力回路内に配置された少なくとも1つの出力切換素子と、定義さ
れた操作変数の関数として少なくとも1つの出力切換素子を駆動する評価制御ユ
ニットとを有し、第1および第2入力スイッチの切換接点が共通起動部材を介し
てそれらのスイッチ位置に対して相互に連結される安全切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の安全切換装置は、本発明の出願人よりPNOZ XV2の型式名称で
流通している。 本発明の主旨の安全切換装置は、自発安全切換素子および複合安全制御装置と
、例えばフェイルセイフPLC制御装置に基づく制御システムとを備えている。
この様な装置は、主に工業分野において、切換プロセスを安全に実行するために
使用される。ここでは、「安全」とは、装置が少なくとも欧州規格EN954−
1のカテゴリ3に準拠することを意味する。例えば、この様な装置は、緊急停止
ボタンの操作または保護ガード扉の開放に応答して、危害の元となる機械システ
ムを停止するため、または安全な状態にするために使用される。この様な状況に
おける装置の故障は、人員または材料の価値に対する直接的な危害となるので、
安全切換装置のフェイルセイフは、非常に厳しい要件にさらされる。これにより
、高度に複雑化し、安全切換装置の開発および製造のためのコスト高を伴う。
【0003】 公知の安全切換装置において、入力側操作変数は、スイッチOFFの遅延時間
を決定する時定数である。この様な遅延時間数は、例えば、機械システムをスイ
ッチOFFする時に、制御下、可動ドライブを安全静止位置に移動可能とするた
めに必要である。公知の安全切換装置の場合、時定数は、共通のシャフト上に上
下または前後に配置された2つの相互冗長回転スイッチにより設定される。以下
、図2を参照しながら、この構成について詳細に説明する。
【0004】 しかし、一般的には、設定すべき操作変数は、安全切換装置に関連する入力パ
ラメータとすることができる。 この公知の安全切換装置は、特に、2つの入力スイッチがそれぞれ別個に所望
の時定数を定義するので、規格EN954−1の安全性要件を満たしている。結
果的な冗長性は、評価制御ユニットにより片方のスイッチの欠陥を確実に特定で
きるということを意味する。しかし、これは、この公知の安全切換装置の製造に
おいて高度な機械的複雑性が必要となるという欠点を有し、その分コスト高を伴
う。さらに、この公知の安全切換装置の構成は、比較的大きなスペースを占める
ので、この一般的なタイプの装置の小型化の妨げとなり、あるいは、少なくとも
小型化が困難となる。
【0005】 したがって、本発明の目的は、単純化、省スペース化して構成され、前記の厳
しい安全性要件を満たす冒頭に記載のタイプの安全切換装置を明示することであ
る。 冒頭に記載の安全切換装置の場合、この目的は、第1および第2入力スイッチ
の切換接点を空間的に同一平面内に配置することで達成される。 これとは対照的に、公知の安全切換装置における2つの入力スイッチの切換接
点は、互いに平行に偏位させた2つの平面に配置されている。これは、2つの別
個のプロセス工程において2つの入力スイッチを安全切換装置の筐体に装着しな
ければならないことを意味する。これとは対照的には、本発明の安全切換装置に
おける2つの入力スイッチは、単一のプロセス工程で装着可能である。これによ
り、製造が単純化され、本発明に係る安全切換装置をより経済的に製造できる。
【0006】 さらに、以下、本発明の好適な改良態様に基づき示すように、2つの入力スイ
ッチに必要な物理的なスペースを大幅に低減できるので、本発明に係る安全切換
装置は、全体的に空間的にコンパクトに実施することができる。しかし、これに
も拘わらず、相互に冗長な別個の入力スイッチを使用できる。したがって、フェ
イルセイフ要件も完璧に確保される。 したがって、上記の目的は、完璧に達成される。
【0007】 本発明の好適な改良態様において、起動部材は、共通装着素子を備え、この装
着素子上に、第1および第2入力スイッチの切換接点が互いに空間的に偏位して
配置されている。 この方策は、2つの入力スイッチの切換接点が非常に簡単かつ経済的な方法で
構造的に連結されているという利点を有する。したがって、切換移動部材を第1
入力スイッチから第2入力スイッチへと移動するための連結装置や駆動装置、そ
の他の方策が不要であり、異なるオペレータ設定のリスクを無くすことができる
【0008】 上記の方策の更なる改良態様において、共通装着素子は、調整のために回転可
能とされている。 あるいは、共通装着素子を調整のために平行移動可能に設計することもできる
。これとは対照的に、前記の好適な改良態様は、2つの入力スイッチがマルチ位
置スイッチである場合、省スペース可能に切換接点を相互配置することができ、
空間的に小型化できるので、特に好適である。
【0009】 上記の方策の更なる改良態様において、共通装着素子は、装着ディスクであり
、この装着ディスク上に、第1および第2入力スイッチの切換接点が互いに半径
方向に偏位して配置されている。 この方策によって、共通の機械構造において、特に空間的に小型化、省スペー
ス化可能に2つの別個の入力スイッチを一体化することができる。さらに、これ
により、本発明に係る安全切換装置の筐体内に入力スイッチを装着するプロセス
が単純化される。
【0010】 本発明の更なる改良態様において、第1および第2入力スイッチならびに共通
起動部材は、共通スイッチ筐体に収容されている。 この方策は、個別の入力スイッチが本質的に冗長な共通の部材を構成し、この
部材を本発明に係る安全切換装置に非常に簡単に経済的に装着できるという利点
を有する。さらに、取付プロセスにおいて、または、安全切換装置へのその後の
介入時に、冗長なスイッチ構成にダメージを与えるリスクが低減されるので、フ
ェイルセイフが更に向上する。さらに、この様にして、安全性に関連するスイッ
チ構成が、埃などの外部環境の影響から特に良好に保護される。これも、フェイ
ルセイフの向上に寄与する。
【0011】 本発明の更なる改良態様において、第1および第2入力スイッチの切換接点は
、起動部材により静止接触表面上を移動可能な摺動接点である。 この方策によって、特に、切換接点が起動部材としての共通装着素子上に配置
されている場合、特に単純な機械構成とすることができる。 上記の方策の更なる改良態様において、接触表面は、プリント回路基板に適用
される導電性軌道構造である。
【0012】 この方策によって、2つの入力スイッチを大量生産であってもフェイルセイフ
可能に製造することができ、2つの入力スイッチのコストが低減される。同時に
、この場合、導電性軌道構造の適切な設計により、内部回路ロジックを含む切換
パスを提供することができる。その結果として、複雑な回路体系でさえ、簡単か
つ再現可能に実施することができる。さらに、この方策によって、装置の動作中
に導電性軌道構造が摩耗にさらされることはなく、または最大でも極めて小さな
摩耗にさらされるだけであり、装置の動作中にその後発生する故障を殆ど排除で
きるので、フェイルセイフが更に向上する。その後発生するクロス接続または短
絡のリスクも同様に低減される。
【0013】 本発明の更なる改良態様において、第1および第2入力スイッチは、それぞれ
マルチ位置スイッチである。 この方策は、本発明の上記の改良態様と共に特に簡単に実施することができる
。これは、本発明に係る安全切換装置が、数多くの設定オプションを有し、その
用途範囲とその適応性を向上させるという利点を有する。これは、大量生産が可
能であることを意味し、コスト低減に導く。
【0014】 本発明の更なる改良態様において、第1および第2入力スイッチは、マトリッ
クス構造に相互配列された入力側および出力側接続接点を有する。 この方策は、2つの入力スイッチに必要な接続接点の数を少なくでき、同様に
、必要な物理的なスペースを低減できるという利点を有する。さらに、これは、
製造プロセスを単純化する。 上記の方策の更なる改良態様において、第1および第2入力スイッチの入力側
接続接点は、相互に接続されている。
【0015】 この方策も、2つの入力スイッチに必要な接続点の数を少なくする。例えば、
この方策によって、合計12の接続接点で、相互に冗長な16のスイッチ位置、
すなわち合計32のスイッチ位置を提供することができる。その結果として、本
発明に係る構成の物理的なスペースを更に低減でき、製造プロセスが単純化され
る。 本発明の更なる改良態様において、評価制御ユニットは、2つのチャネルを有
し、第1チャネルは第1入力スイッチに接続されており、第2チャネルは第2入
力スイッチに接続されている。
【0016】 この方策は、この安全切換装置が、略冗長性設計であり、特に高度なフェイル
セイフを達成できるという利点を有する。 当然、上記の特徴および以下にこれから説明する特徴は、本発明の範囲を逸脱
することなく、記載されている組み合わせのみならず、他の組み合わせまたは単
独でも用いることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態は、図面に描かれており、以下、更に詳細に説明する。 図1において、安全切換素子の形態の本発明に係る安全切換装置は、その全体
を参照番号10で示す。 安全切換素子10は、2つの相互冗長入力スイッチ12,14を有し、これら
の入力スイッチは、ここでは概略的に示されている共通起動部材16を介して、
それらのスイッチ位置では互いに連結されている。入力スイッチ12,14は、
それぞれ、抵抗器18a,18bおよび抵抗器群20a,20bで構成される分
圧器に同じ方法で組み込まれている。この実施形態における抵抗器群20a,2
0bは、異なる抵抗値を有する並列配置の3つの抵抗器を備えている。動作電圧
は、この実施形態においては24Vであり、2つの分圧器に印加される。入力ス
イッチ12,14のスイッチ位置にもよるが、2つの分圧器は、それぞれ別の抵
抗器22a,22bを介してタイマ24a,24bに供給される出力信号を生成
する。タイマ24a,24bは、評価制御ユニット26に供給される時定数を受
けた電圧の関数として相互に冗長に定義する。この場合の受けた電圧は、2つの
入力スイッチ12,14の各スイッチ位置に依存する。
【0018】 この実施形態における評価制御ユニット26は、2つのチャネルを有し、各チ
ャネル内にマイクロコントローラ28a,28bを有する。さらに、マイクロコ
ントローラ28a,28bは、例えば、緊急停止ボタンや保護ガードにより生成
される、ここでは図示されていない入力信号を評価する。マイクロコントローラ
28a,28bは、相互に冗長に定義された時定数および入力信号の関数として
各出力切換接点30a,30bを駆動する。出力切換接点30a,30bは、機
械システム32への電源供給パス内に互いに直列に配置されている。
【0019】 本発明は、接点を有する出力を備えた安全切換装置に限定されない。ここで使
用されるリレー接点30a,30bの代わりに、出力切換素子として半導体素子
を使用することも可能である。 安全切換素子10全体は、電源および機械システム32との接続用の接続ター
ミナル36を有する、それ自体公知の筐体34に収容されている。 以下、他の図面の説明において、同一の参照番号は、図1と同様の要素を示す
【0020】 図2において、本発明の出願人から流通しているこの一般的なタイプの安全切
換素子は、その全体を参照番号40で示す。 安全切換素子40の筐体34は、この横断面図に示すように、前面42および
2つの側壁44,46を有する。いわゆるプリント回路基板48,50の形態の
部材マウントが、筐体34の内部に2つの側壁44,46に沿って配置されてい
る。例えば、参照番号52,54の各部材が、回路基板48上に示されている。
同様に、例えば、出力切換接点30a,30bを含むリレー56の比較的大きな
ケーシングが、回路基板50上に示されている。
【0021】 参照番号58,60は、更に2つの回路基板を示し、これらの回路基板は、回
路基板48,50の間に前面42に平行に、かつ、相互に平行に取り付けられて
いる。入力スイッチ12,14は、別の部材52,54と共に、これら2つの回
路基板上に配置されている。スイッチは、共通シャフト62上に上下または前後
に取り付けられた回転スイッチである。シャフト62は、筐体34の前面42の
外側に現れ、ここで回転ノブ64に連結されている。したがって、シャフト62
は、2つの入力スイッチ12,14のための共通起動部材を構成する。この場合
、2つの入力スイッチ12,14の切換接点は、図2の図面に示すように、互い
に平行に偏位させた異なる平面66,68に配置されている。
【0022】 図3に示すように、本発明に係る安全切換素子10は、前面42に平行に配置
された2つの回路基板58,60がとりわけ不必要であるという点において、公
知の安全切換素子40と異なる。この代わりに、この実施形態における2つの入
力スイッチ12,14は、共通の入力スイッチユニット70内に配置され、その
形状については、以下、図4、図5を参照して詳述する。入力スイッチユニット
70は、接触ピン72を介して回路基板48に接続されている。しかし、この構
成は、考え得る一実施形態を反映しているにすぎない。
【0023】 別の実施形態においては、入力スイッチユニット70は、前面42に平行に配
置された回路基板58を介して接続されていてもよい。しかし、公知の安全切換
素子40とは対照的に、この様な回路基板58や、これに平行に配置された第2
の回路基板60を必ずしも備えていなくてもよい。 図4、図5によれば、入力スイッチユニット70は、スイッチ筐体74を有し
、その内部に機械動作部材が収容されている。スイッチ筐体74は、プリント回
路基板76上に配置されている。回路基板76は、スイッチ筐体74に対向する
面に、円形パスに沿って延びる多数の導電性軌道78,80,82,84を有す
る。導電性軌道78〜84は、それぞれ、接触ピン72に接続されており、この
実施形態においては、導電性軌道82,84用の接続は、破線で示すように基板
76の背面に配置されている。
【0024】 矢印88の方向に回転可能な円形装着ディスク86が、入力スイッチユニット
70のスイッチ筐体74内に配置されている。装着ディスク86は、スイッチ筐
体74の2つの側壁に沿って互いに平行かつ接線方向に配置された2つのボタン
90,92のうちの1つによって選択的に操作される。装着ディスク86は、回
路基板76とは反対側の面に星形構造94を有し、2つのボタン90,92上の
スタッド96,98が係合可能となっている。ボタン90,92は、図4の下側
の端部において、スプリング100,102によりスイッチ筐体74の背面に対
して支持されている。したがって、2つのボタン90,92のうちの1つを操作
すると、いずれの場合も、装着ディスク86は、矢印88の方向に星形構造94
の1歯ピッチ分だけ回転する。
【0025】 この様なスイッチの機械構成自体は、公知である。例えば、機械的に同等なス
イッチが、Fritz Hartmann Geratebau GmbH&C
o.KG(91083 Baiersdorf,Germany)から「2ボタ
ンコーディングスイッチ」の名称で流通している。 しかし、これら公知の2ボタンコーディングスイッチとは対照的に、この実施
形態においては、回路基板76に対向する装着ディスク86の面上に、互いに半
径方向に偏位させて配置された2つの別個の摺動接点対104,106が存在す
る。この場合、摺動接点対104は、導電性軌道78,80と相互作用し、摺動
接点対106は、導電性軌道82,84と相互作用する。摺動接点対104が、
図5に示す対角線108の上側の角度範囲に位置する場合、そうでなければ絶縁
されている導電性軌道78,80間の導電接続が形成される。この場合、接触ピ
ン72,73間の入力スイッチ12は閉鎖される。
【0026】 対照的に、摺動接点対104が図5に示す対角線108の下側の角度範囲に位
置する場合、導電性軌道78,80の間の導電接続はなく、接触ピン72,73
間のスイッチは開放される。 これは、導電性軌道82,84と相互作用する摺動接点対106に対しても同
様の方法で適用される。この場合、導電性軌道78〜84は、この様な構成の入
力スイッチ12,14がそれぞれ互いに冗長に同時に切り換えられるように、回
路基板76上に相互に配置される。
【0027】 入力スイッチユニット70用の切換ロジックは、主に、回路基板76上の導電
性軌道78〜84の配置によって提供されることが容易に分かる。この場合、こ
の実施形態は、単純化して本発明を説明するために故意に選択されたものである
。しかし、導電性軌道構造を適切に選択することによって、冗長性マルチ位置ス
イッチも形成可能であることは自明である。 入力スイッチユニット70は、本発明に係る安全切換素子10の特に好適な一
実施形態である。図3から分かるように、この場合、摺動接点対104,106
および導電性軌道構造78〜84、すなわち、2つの入力スイッチ12,14の
全ての切換接点は、共通平面110内に配置される。しかし、この場合、本発明
を実施するために図示のタイプの2ボタンスイッチを使用することは、絶対的な
要件ではない。本発明の別の実施形態において、安全切換素子40から分かるよ
うに、例えば、シャフト62や回転ノブ64を介して装着ディスク86を調整す
ることもできる。
【0028】 入力スイッチ12,14用にマルチ位置スイッチを使用する場合、必要な接触
ピンの数は、原則的に、所望のスイッチ位置の数の2倍に急増する。さらに、係
数2は、安全切換素子10の冗長性設計にも適用される。したがって、16のス
イッチ位置が必要な場合、本質的には、64の接触ピンと対応する接続オプショ
ンを有する必要がある。この数量は、マトリックス構造によってスイッチ位置を
適切にコーディングすることによって低減可能である。
【0029】 図6は、入力スイッチ12,14用のマトリックス構造120の好適な実施形
態を示す。この場合、マトリックス構造120は、2つの入力スイッチ12,1
4の切換接点124,126と並列に供給される4つの接続接点122を有する
。この実施形態においては、相互に関連する切換接点124,126を、それぞ
れ互いに1ステップずつシフトさせる。すなわち、この場合、図6の入力スイッ
チ12の最上位の切換接点124は、図6における入力スイッチ14の上から2
番目の切換接点126に接続される。あるいは、2つの入力スイッチ12,14
の切換接点124,126を相互接続して、異なるステップ幅ずつシフトさせる
こともできる。この場合、ステップ幅ゼロ、すなわち、切換接点124,126
の間で互いに鏡像関係とすることも可能である。
【0030】 2つの入力スイッチ12,14の出力側切換接点132,134は、互いに別
個に出力側接続接点136,138に接続されている。この場合、マトリックス
構成により、入力側接続接点122および出力側接続接点136,138におけ
る信号の比較および評価によって、入力スイッチ12,14の現在のスイッチ位
置を決定することができる。この場合、共通入力側接続接点122および個別の
出力側接続接点132,134により、図示のマトリックス構造120は、最少
の接続接点でフェイルセイフ評価が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 安全切換素子の形態の本発明に係る安全切換装置の回路図を示す。
【図2】 本発明の出願人から流通している安全切換素子の横断面図を示す。
【図3】 図1に示す本発明に係る安全切換素子の横断面図を示す。
【図4】 図3に示す安全切換素子用の入力スイッチユニットを線IV−IVに沿って示
す。
【図5】 図3に示す安全切換素子用の入力スイッチユニットを線V−Vに沿って示す。
【図6】 2つの相互冗長入力スイッチの入力側および出力側切換接点が配置されている
好適なマトリックス構造を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 カオフマン,ボリス ドイツ連邦共和国,70597 シュトゥット ガルト,ホッフェルドシュトラーセ 227 番地 Fターム(参考) 5G006 AA03 AB03 AC06 AZ01 BA02 BB02 BC11 CD07 DD14 LD01 LG01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2入力スイッチのスイッチ設定が相互に冗長に入力側操作変数(
    Δt)を定義する第1および第2入力スイッチ(12,14)と、安全切換装置
    (10)の出力回路内に配置された少なくとも1つの出力切換素子(30a,3
    0b)と、前記定義された操作変数(Δt)の関数として前記少なくとも1つの
    出力切換素子(30a,30b)を駆動する評価制御ユニット(26)とを有し
    、前記第1および第2入力スイッチ(12,14)の切換接点(104,106
    )が共通起動部材(16)を介してそれらのスイッチ位置で相互に連結され、前
    記第1および第2入力スイッチ(12,14)の前記切換接点(104,106
    )が空間的に同一平面(110)内に配置されていることを特徴とする安全切換
    装置。
  2. 【請求項2】 前記起動部材(16)が、共通装着素子(86)を備え、この共通装着素子上
    に、前記第1および第2入力スイッチ(12,14)の前記切換接点(104,
    106)が互いに空間的に偏位して配置されていることを特徴とする請求項1の
    安全切換装置。
  3. 【請求項3】 前記共通装着素子(86)が、調整のために回転可能とされていることを特徴
    とする請求項2の安全切換装置。
  4. 【請求項4】 前記共通装着素子(86)が、装着ディスクであり、この装着ディスク上に、
    前記第1および第2入力スイッチ(12,14)の前記切換接点(104,10
    6)が互いに半径方向に偏位して配置されていることを特徴とする請求項2また
    は3の安全切換装置。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2入力スイッチ(12,14)ならびに前記共通起動部材(
    16)が、共通スイッチ筐体(74)に収容されていることを特徴とする請求項
    1ないし4の何れかの安全切換装置。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2入力スイッチ(12,14)の前記切換接点(104,1
    06)が、前記起動部材(16)により静止接触表面(78,80,82,84
    )上を移動可能な摺動接点であることを特徴とする請求項1ないし5の何れかの
    安全切換装置。
  7. 【請求項7】 前記接触表面(78,80,82,84)が、プリント回路基板(76)に適
    用される導電性軌道構造であることを特徴とする請求項6の安全切換装置。
  8. 【請求項8】 前記第1および第2入力スイッチ(12,14)が、それぞれマルチ位置スイ
    ッチであることを特徴とする請求項1ないし7の何れかの安全切換装置。
  9. 【請求項9】 前記第1および第2入力スイッチ(12,14)が、マトリックス構造に相互
    配列された入力側接続接点(122)および出力側接続接点(136,138)
    を有することを特徴とする請求項1ないし8の何れかの安全切換装置。
  10. 【請求項10】 前記第1および第2入力スイッチ(12,14)の前記入力側接続接点(12
    2)が、相互に接続されていることを特徴とする請求項9の安全切換装置。
  11. 【請求項11】 前記評価制御ユニット(26)が、2つのチャネルを有し、第1チャネル(2
    8a)が前記第1入力スイッチ(12)に接続されており、第2チャネル(28
    b)が前記第2入力スイッチ(28b)に接続されていることを特徴とする請求
    項1ないし10の何れかの安全切換装置。
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