JPH0763498B2 - エアーマットレス装置 - Google Patents

エアーマットレス装置

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JPH0763498B2
JPH0763498B2 JP4322195A JP32219592A JPH0763498B2 JP H0763498 B2 JPH0763498 B2 JP H0763498B2 JP 4322195 A JP4322195 A JP 4322195A JP 32219592 A JP32219592 A JP 32219592A JP H0763498 B2 JPH0763498 B2 JP H0763498B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエアークッション性の寝
具マットで、所望時にマッサージ作用を実施することが
できるエアーマットレス装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】就寝姿勢のまま身体の背面をマッサージ
する装置としては、ローラが移動する機械的のものや、
エアーセルを波状的に膨張,収縮させる空気的なものが
知られている。なかでも、空気的な装置はクッション性
に優れているから安全快適であり、近年においては、例
えば、実公平3−27631号公報にみられるような空
気力を利用したマットレス装置が好んで使用されるに至
っている。
【0003】従来のこの種マットレス装置は、上記公報
にも記載されているように複数のエアーセル(空気室)
を幅方向に連設してなるパットと、このパットの各エア
ーセルに対する圧縮空気の供給と排出を制御する制御装
置とを具備し、制御装置によってこの複数のエアーセル
に圧縮空気を波状的に供給することにより、マッサージ
作用を行うようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】ところが、上記のよ
うな従来の装置は、複数のエアーセルに順次空気を注入
し、一つのエアーセルの膨張が完了すると、空気の注入
を次のエアーセルに移行させるとともに前のエアーセル
の空気を強制的に排出させる仕組みになっている。その
ため、空気が注入されて膨張したエアーセルだけが隣接
するエアーセルの面から局部的に突出することになり、
部分的に体を持ち上げて、その部位の移動が激しいた
め、快適性に於いて劣るところがあった。
【0005】本発明は上記のような不都合がなく多様な
モードでスムーズなマッサージを行うことができるエア
ーマットレス装置を提供するものである。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明においては、複
数のエアーセルの各々に給排気用のエアーチューブを接
続してなるエアーマットと、この各エアーチューブとエ
アーポンプとの間に空気の給排を制御するロータリーバ
ルブを備えてなるエアーマットレス装置において、マッ
トの縦方向に連続して配置されているエアーセルの順次
の膨張、収縮を1個づつ単独にさせるのではなく、1個
が膨張すれば2番目の隣接したエアーセルが膨張すると
き、その前の膨張したエアーセルは膨張状態を維持した
ままであり、3番目のエアーセルが膨張し始めるときに
最初のエアーセルが収縮を開始するようにした。この間
欠的波動によって身体は部分的に急激に持ちあげられる
ことはなくなり、非常に快適なマッサージ作用となる。
また、この間欠的波動は、エアーセルへの空気の供給を
制御するロータリーバルブによって実現可能となるもの
であって、上記ロータリーバルブは静止板と中間プレー
トと回転板とからなり、静止板は中心部にエアーポンプ
と接続の給気孔と副給気孔を有し、該給気孔を中心とす
る外側の円に沿って等間隔に複数個の給排気孔と1個の
排気孔と1個所の無孔ポイント部を設け、更に前記給気
孔から無孔ポイント部、排気孔、排気孔の隣りの給排気
孔へとそれぞれ放射状に結ぶ線上に補助給排気孔が設け
られ、中間プレートには前記静止板の給気孔、副給気
孔、給排気孔、排気孔とそれぞれ連通の中心孔、補充透
孔、主送気透孔を設け、無孔ポイント部の位置に主送気
透孔が、そして中央の補助給排気孔を除く他の補助給排
気孔と連通の副送気透孔が設けられ、回転板には、中間
プレートの中心孔と主送気透孔間を連通する主送気溝、
エアーセルに連通の全主送気透孔間を連通する弧状給排
気溝、排気孔に連通の主送気透孔と副送気透孔間を連通
する副排気溝、弧状給排気溝と補充透孔とを連通する吸
入溝、弧状給排気溝の一端が中心に向けて折曲されて副
送気透孔とを連通する副給排気溝が設けられ、更に、前
記中間プレートの各主送気透孔の位置を検出する透明位
置表示板の如きセンサー対応手段と透明位置検出用フォ
トインタラプタの如きセンサー及び回転板の停止位置を
検出する基準位置表示板の如きセンサー対応手段と基準
位置検出用フォトインタラプタの如きセンサーとよりな
る検出制御手段が設けられ、ロータリーバルブの回動に
より主送気溝と連通した主送気透孔、給排気孔を経て多
量の空気を1つのエアーセルに注入してそのエアーセル
を膨張させ、次のエアーセルへの空気の供給の移行に際
し、前のエアーセルは膨張持続された状態となし、エア
ーセルが連続的に順次、膨張から膨張持続、収縮をくり
返すように構成してなるものである
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図にもとづいて説明
すると、図1および図2は装置全体の主要部を表した平
面図と斜視図で、図3及び図4はエアーマット部分の平
面図、膨張状態の側面図、そして、図5及び図6はロー
タリーバルブの断面図及び側面図を示している。
【0008】本発明のエアーマットレス装置は、細長い
エアーセル1,1の複数が幅方向に連設され、そのエア
ーセル1,1の各々に給排気用のエアーチューブ2,2
を接続してなるエアーマット3と、この各エアーチュー
ブ2,2とダイヤフラム式の振動エアーポンプ4との間
に設けた各エアーセル1,1の空気の給排を制御するロ
ータリーバルブ5と、このロータリーバルブ5の回転や
位置を制御するための検出制御手段6とからなり、これ
らの制御系は制御器本体7内に収容されている。
【0009】エアーマット3は説明の都合上、10個の
エアーセル1−1,1−2,……1−10を連設した態
様を示し、図4に示すようにエアーマット3の表面は伸
縮性のウレタンフォームシート8で覆われている。
【0010】ロータリーバルブ5は、図5に示すように
静止板10の内側に回転板30と一体の中間プレート2
0を設置したものから構成されているものであって、静
止板10は、図7に示すように中心部に給気孔11を有
し、この給気孔11を中心として外側に描かれた大きい
円A上を12等分して10個の給排気孔12−1から1
2−10と、1個の排気孔12−11と1個所の無孔ポ
イント部12−12を設け、給気孔11と排気孔12−
11,給気孔11と無孔ポイント部12−12及び給気
孔11から給排気孔12−10,排気孔12−11及び
無孔ポイント部12−12をそれぞれ結ぶ放射線上で給
気孔11に近い円B上の位置に3個の補助給排気孔1
3,14,15を設け、更に、給気孔11の中心から給
排気孔12−8と12−9の中間へ放射状にのびる線上
に副給気孔16とを備えたものである。
【0011】中間プレート20は、図5及び図8に示す
ように静止板10の内面に対向し回転板30と1体で回
転するものであって、静止板10の給気孔11と連通の
中心孔21と、静止板10の給排気孔12−1〜12−
10及び排気孔12−11と連通の主送気透孔22−1
〜22−11と、無孔ポイント部12−12相当位置に
主送気透孔22−12を、そして、前記静止板10の補
助給排気孔13,15に連通する副送気透孔23−1と
23−2を設け、更に、中心孔21から主送気透孔22
−8と22−9の中間へ放射状にのびる線上で中心孔2
1に近接した位置に静止板10の副給気孔16と連通す
る補充透孔24を設けている。
【0012】回転板30は、図5及び図9に示すよう
に、中間プレート20の中心孔21と主送気透孔22−
12間を連結する主送気溝31と、中間プレート20の
主送気透孔22−1〜22−10間を連通する弧状給排
気溝32と、中間プレート20の主送気透孔22−11
と静止板10の補助給排気孔14間を連通する副排気溝
33と、前記弧状給排気溝32と中間プレート20の補
充透孔24とを連通する吸入溝34、更に弧状給排気溝
32と、中間プレート20の副送気透孔23−1とを連
通する副給排気溝35とを備えている。そして、図8に
示す中間プレート20と図9に示す回転板30とは図1
4に示す如く1体となって回転するものである。
【0013】バルブケース40は、図5及び図10に示
すように静止板10の外側に対向して固定され、送気と
吸引とを行い得るエアーポンプ4から送られるエアーを
静止板10の給気孔11へ送るための主給気通路41が
該バルブケース主体の外周面から給気孔11と連通さ
れ、給排気孔12−1〜12−10と連通の通気孔42
−1〜42−10と、静止板10の給排気孔12−11
と連通しエアーポンプ4へ排気送通する排気通路43と
が設けられ、通気孔42−1〜42−10の送出側口端
部はエアーセル1−1〜1−10とエアーチューブ2を
介して連結している。44は副給気通路であって、その
開口は主給気通路41の近接位置において静止板10の
副給気孔16と連通している。
【0014】前記ロータリーバルブの回転時の作用状態
を図14及び図15〜図20によって回転ステップ順に
説明する。図15に示すように回転板30の主送気溝3
1が静止板10の中心の給気孔11と給排気孔12−1
の位置に停止したとき、弧状給排気溝32は給排気孔1
2−2から12−10と排気孔12−11の間に位置す
る。従って、エアーポンプ4から主給気通路41を経て
静止板10の給気孔11へ送られたエアーは中心孔21
から主送気溝31、主送気透孔22−1、給排気孔12
−1、通気口40−1を通り、エアーチューブ2を介し
て接続されているエアーセル1−1へ送気されて該エア
ーセル1−1のみを膨張させる。給排気孔12−2〜1
2−10、主送気透孔22−2〜22−10、弧状給排
気溝32は、主送気透孔22−11、排気孔12−1
1、排気通路43と連通状態であるからエアーポンプ4
の吸引側へ排気され、エアーチューブを介して接続して
いるエアーセル1−2〜1−10は収縮している。
【0015】つぎに、図16に示すように、回転板30
の主送気溝31を静止板10の給気孔11と給排気孔1
2−2の位置で停止させると、弧状給排気溝32は給排
気孔12−3から無孔ポイント部12−12の間に位置
する。従って、エアーポンプ4から主給気通路41を経
て静止板10の給気孔11に送気されたエアーは給気孔
11から中心孔21を経て主送気溝31、主送気透孔2
2−2、給排気孔12−2、通気口42−2を通ってエ
アーチューブ2を介して接続のエアーセル1−2のみを
膨張させる。このエアーセル1−2へのエアー給気時、
中間プレート20の中心孔21から回転板30に通じる
路は中間プレートで閉鎖されているのでエアーセル1−
1は膨張を保ったままである。そして、給排気孔12−
3〜12−10は主送気透孔22−3〜22−10、弧
状給排気溝32を介して排気孔12−11と連通してい
るのでエアーポンプ4の吸引側へ排気され、エアーチュ
ーブ2を介して接続しているエアーセル1−3〜1−1
0は収縮している。
【0016】上記のようにして回転板30の主送気溝3
1部分を静止板10の給気孔11と給排気孔12−3,
12−4を結ぶ位置へと順次回転操作することによっ
て、エアーセル1−3,1−4……1−8へと順次エア
ーを供給していく。その時、現在注入しているエアーセ
ルの1つ前のエアーセルは膨張状態を維持したままであ
り、またそれ以外のエアーセルは収縮状態にあること前
記エアーセル1−2にエアーを注入する場合と同じであ
る。
【0017】そして、図17に示すように回転板30の
主送気溝31を静止板10の給気孔11と給排気孔12
−9を結ぶ位置に停止した時、その1つ前のエアーセル
1−8はエアーが充満したままの状態であり、また、エ
アーセル1−9にはエアーが供給されて膨張し、給排気
孔12−1〜12−7と12−10と接続のエアーセル
1−1〜1ー7と1−10は排気孔12−11を経て排
気されて収縮すること前記と同様である。ロータリーバ
ルブとエアーセルまでの全体の装置中における接合部分
から多少のエアー漏れは生じるのでそれを補うためにバ
ルブケース40の内側の凹み空間へ向って開口している
静止板10の補助給排気孔15からエアーを吸引して1
2−11の排気孔を経てエアーポンプ4へ排気する。
【0018】回転板30の主送気溝31を静止板10の
給気孔11と給排気孔12−10を結ぶ位置に停止させ
た図18に示す状態においては、1−9のエアーセルは
エアーを充満したままで、1−10のエアーセルにエア
ーが注入され、1−1〜1−8のエアーセルは排気孔1
2−11よりエアーポンプによって吸引されて収縮して
いる。補助給排気孔14は補助給排気孔15と同様エア
ー補充の役割をなしている。
【0019】図19に示すように、回転板30の主送気
溝31を静止板10の給気孔11と排気孔12−11を
結ぶ位置に停止させる時は、エアーポンプ4は運転停止
のときで、バルブケース40の主給気通路41、給気孔
11、主送気透孔21、主送気溝31部分に残留のエア
ーは排気孔11を経て排気される。また1−10のエア
ーセルは給排気孔12−10から副排気溝33、補助給
排気孔13を経て外部へ排気される。更にエアーセル1
−1〜1−9は主送気透孔22−1〜22−9が弧状給
排気溝32と副給排気溝35と連通状態となるので、該
副給排気溝35と連通の補助給排気孔15を通じて外部
へ排気される。
【0020】回転板30の主送気溝31を図20に示す
ように、静止板10の給気孔11と無孔ポイント12−
12を結ぶ位置に停止させると、エアーポンプ4の回転
で送気されるエアーは主給気通路41を通り副給気通路
44の開口部から副給気孔16、中間プレート20の補
充透孔24、回転板30の吸入溝34、弧状給排気溝3
2を経て中間プレート20の主送気透孔22−1〜22
−10から静止板10の各給排気孔12−1〜12−1
0を通り各エアーセル1−1〜1−10へ送気され、該
エアーセル1−1〜1−10は膨張する。補助給排気孔
14は排気孔12−11に副排気溝33を介して排気通
路43と連通し、外部エアーがエアーポンプ4へ補充さ
れる。
【0021】そして、このロータリーバルブ5の回転部
分である回転板30のそれぞれの位置を示す透明部51
を備えた透明位置表示板50と、回転板30の基準位
置、即ち、第1番目のエアーセル1−1のエアーチュー
ブ2に静止板10の給排気孔12−1へ回転板30の主
送気溝31が主送気透孔21−1を間に介して連通した
状態の位置を表示する透明部53を備えた基準位置表示
板52が設けられ、透明位置検出用フォトインタラプタ
54と、基準位置検出用フォトインタラプタ55によっ
て回転板30の位置が検出でき、検出制御手段6を動作
させることにより、指定したプログラムでもってロータ
リーバルブ5を制御できるようになっている。図5及び
図6中の符号60は回転板30を回転させる正逆回転モ
ータ、61は減速機である。
【0022】上記のように構成された本発明のエアーマ
ット装置によれば、並列しているエアーセル1−1,1
−2……1−10を順次膨張、収縮させる波形のマッサ
ージ動作、全エアーセル1ー1〜1−10を膨張状態に
保持するエアーマット形態、全エアーセルを膨張させて
おいて振動を与える状態、全エアーセル中の特定の複数
個のエアーセルのみを膨張、収縮させて部分的なマッサ
ージを実施させる状態、全エアーセル内の空気を排除し
たシート状態等を指定したプログラムでもって実施する
ことができる。
【0023】続いて、上記本発明のエアーマットの動作
要領について述べる。まず、マッサージ動作について説
明すると、エアーポンプ4のスイッチを入れたのち、例
えば、ロータリーバルブ5の回転板30を図15の位置
からスタートさせたとすると、エアーポンプ4からの圧
力空気は図10のバルブケース40の主給気通路41か
ら図7の静止板10の給気孔11を通り、図8の中間プ
レート20の中心孔21、中間プレート20と一体の回
転板30の主送気溝31に送られ、この主送気溝31か
ら中間プレート20の主送気透孔22−1、静止板10
の給排気孔12−1、バルブケース40の通気孔42−
1を経て第1番目のエアーセル1−1内へ注入される。
【0024】エアーセル1−1が膨張した時点におい
て、制御装置のプログラムにもとづき回転板30が静止
板10の給排気孔12−2方向へ1ピッチ間隔回動され
る(図16)と、それによって主送気透孔22−2から
エアーセル1−2へ空気が供給されてエアーセル1−2
が膨張すると同時に、膨張していた最初のエアーセル1
−1の給排気孔12−1は、副排気溝33の中心側一端
が中間プレート20によって閉じられているので該エア
ーセル1−1の膨張は持続され、その他のエアーセルの
給排気孔12−3〜12−10は排気孔12−11から
排出されて収縮する。かくして、ロータリーバルブ5の
回転板30の間欠的回動により、順次、エアーセル1−
2,1−3が膨張、膨張持続、収縮の過程でエアーセル
の波状の隆起が移動するというマッサージ作用を行う。
このとき、身体の背面に与えるエアーセルの刺激効果
は、現在膨張しつつあるエアーセルの一つ前のエアーセ
ルが先に膨張して、膨張を持続して身体を支えているた
め、体重による身体の上下移動がなく、次のエアーセル
が下から押し上げてくるのが非常に安定した気持で感受
でき全エアーセルの隆起の移動が滑かな感じを与える。
【0025】上記波状の隆起によるマッサージ作用は、
検出制御手段6を動作させることによってN番目のエア
ーセルだけを膨張させるような集中マッサージもでき
る。即ち、モーターの間欠的正逆回転動作によってロー
タリーバルブ5のN番目の給排気孔だけに反覆給気する
位置検出制御を行いポンプを間欠運転させれば部分的な
集中マッサージとなる。
【0026】次に、全エアーセル1を膨張させたい場合
には、検出制御手段6を動作させてそれを指示し、しか
るのちスタートさせると、ロータリーバルブ5が連続回
転を始めてエアーセル1−1〜1−10に順番に空気が
注入され、弧状給排気溝32から漏れる空気よりも注入
される空気の方が多いことから全体として次第に各エア
ーセルが膨張してエアークッション性のマットとなり、
所定時間後ロータリーバルブ5が静止板10の無孔ポイ
ント部12−12で停止され、膨張状態を維持させるこ
とによって行われる。この無孔ポイント部12−12の
圧力保持位置の検出は、上記透明位置検出用フォトイン
タラプタ54により行われる。ここで、ロータリーバル
ブ5を連続的に1分間に60回転ぐらいの速度で回転さ
せると1−1〜1−10までの各エアーセルへの給気と
排気が瞬間的に行われるため、エアーセルが膨張と収縮
を瞬時にくり返すので振動状態となる。この振動はエア
ーセル1−1〜1−10へと連続的に移動して、非常に
快適なマッサージ効果がくり返し施される。
【0027】前記全エアーセル1−1〜1−10にエア
ーを注入し、全エアーセルを膨張させた圧力保持の状態
からロータリーバルブ5を操作して回転板30の主送気
溝31を静止板10の排気孔12−11の位置に回動し
エアーポンプ4を停止させると、全エアーセルの空気が
排出されてエアーマット3がシート状となる。この動作
状態は安眠効果を誘起するために使用できる。即ち、全
エアーセルを膨張させて約10秒間ほど停止して膨張を
維持し、10秒後にそのエアーを排気して10秒間エア
ーポンプを停止する。この膨張継続と収縮継続のサイク
ルをくり返すことにより睡眠を促す。
【0028】
【発明の効果】このように本発明のエアーマットレス装
置は、細長いエアーセル1の複数が幅方向に連設され、
そのエアーセル1の各々に給排気用のエアーチューブ2
が接続してなるエアーマットレス3と、このエアーマッ
トレス3とエアーポンプ4との間に各エアーセルの空気
の給排を制御するロータリーバルブ5を備えてなるエア
ーマットレス装置において、ロータリーバルブ5の回転
板30及びこの回転板30と一体の中間プレート20の
停止位置を制御する検出制御手段6にもとづく該ロータ
リーバルブ5の回動制御により、主送気溝31と連通し
た主送気透孔22−1〜22−10から給排気孔12−
1〜12−10を経て多量の空気を1つのエアーセルに
向って注入してそのエアーセルを膨張させるものである
から、検出制御手段6に設定されている動作プログラム
を指定して行われる、例えば、マッサージ動作は、図2
4に示したように、隆起膨張したエアーセル1−1の膨
張が持続されている間にエアーセル1−2の膨張が続く
波形が順次移動する。そして、各エアーセル内の空気圧
の状態は図23に示したようになって、隆起した膨張の
エアーセル1−1の次のエアーセル1−2を膨張させる
ことができるため快適なマッサージ作用が得られるばか
りでなく、ロータリーバルブ5の回動速度の調整によっ
て波状のマッサージ速度を任意に変えることも可能とな
る。
【0029】そのうえ前記したように全エアーセルを膨
張させて一定時間持続させたのち全エアーセル内のエア
ーを排気させたり、一部のエアーセルのみを膨張させた
りすることもできるエアーマットを多用途に活用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エアーマットレス装置の全体の概略平面図であ
る。
【図2】エアーマットレス装置の全体の斜視図である。
【図3】エアーマット部分の要部平面図である。
【図4】全エアーセルが膨張状態のマットレスの側面図
である。
【図5】ロータリーバルブの断面側面図である。
【図6】ロータリーバルブの側面図である。
【図7】静止板の正面図である。
【図8】中間プレートの正面図である。
【図9】回転板の正面図である。
【図10】バルブケースの正面図である。
【図11】図10のA−A線断面図である。
【図12】図10のB−B線断面図である。
【図13】図10のC−C線断面図である。
【図14】中間プレートと回転板の重合状態を示す正面
図である。
【図15】第1番目のエアーセルに対するエアー注入時
における回転板と静止板の相互の位置関係を示す説明図
である。
【図16】第2番目のエアーセルに対するエアー注入時
における回転板と静止板の相互の位置関係を示す説明図
である。
【図17】第9番目のエアーセルに対するエアー注入時
における回転板と静止板の相互の位置関係を示す説明図
である。
【図18】第10番目のエアーセルに対するエアー注入
時における回転板と静止板の相互の位置関係を示す説明
図である。
【図19】全エアーセルの排気時における回転板と静止
板の相互の位置関係を示す説明図である。
【図20】全エアーセルに対するエアー注入時における
回転板と静止板の相互の位置関係を示す説明図である。
【図21】透明位置表示板の正面図である。
【図22】基準位置表示板の正面図である。
【図23】マッサージ作用を示す部分側面図である。
【図24】マッサージ作用時のエアーセル内の圧力分布
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 エアーセル 2 エアーチューブ 3 エアーマットレス 4 エアーポンプ 5 ロータリーバルブ 6 検出制御手段 7 制御器本体 10 静止板 11 給気孔 12−1〜12−10 給排気孔 12−11 排気孔 12−12 無孔ポイント 13,14,15 補助給排気孔 16 副給気孔 20 中間プレート 21 中心孔 22−1〜22−12 主送気透孔 23−1〜23−2 副送気透孔 24 補充透孔 30 回転板 31 主送気溝 32 弧状給排気溝 33 副排気溝 34 吸入溝 35 副給排気溝 40 バルブケース 41 主給気通路 42−1〜42−10 通気孔 43 排気通路 44 副給気通路 50 透明位置表示板 51 透明部 52 基準位置表示板 53 透明部 54 透明位置検出用フォトインタラプタ 55 基準位置検出用フォトインタラプタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のエアーセルの各々に給排気用のエ
    アーチューブを接続してなるエアーマットと、この各エ
    アーチューブとエアーポンプとの間に空気の給排を制御
    するロータリーバルブを備えてなるエアーマットレス装
    置において、上記ロータリーバルブは、静止板と中間プ
    レートと回転板とからなり、静止板は中心部にエアーポ
    ンプと接続の給気孔と副給気孔を有し、該給気孔を中心
    とする外側の円に沿って等間隔に複数個の給排気孔と1
    個の排気孔と1個所の無孔ポイント部を設け、更に前記
    給気孔から無孔ポイント部、排気孔、排気孔の隣りの給
    排気孔へとそれぞれ放射状に結ぶ線上に補助給排気孔が
    設けられ、中間プレートには前記静止板の給気孔、副給
    気孔、給排気孔、排気孔とそれぞれ連通の中心孔、補充
    透孔、主送気透孔を設け、無孔ポイント部の位置に主送
    気透孔が、そして中央の補助給排気孔を除く他の補助給
    排気孔と連通の副送気透孔が設けられ、回転板には、中
    間プレートの中心孔と主送気透孔間を連通する主送気
    溝、エアーセルに連通の全主送気透孔間を連通する弧状
    給排気溝、排気孔に連通の主送気透孔と副送気透孔間を
    連通する副排気溝、弧状給排気溝と補充透孔とを連通す
    る吸入溝、弧状給排気溝の一端が中心に向けて折曲され
    て副送気透孔とを連通する副給排気溝が設けられ、更
    に、前記中間プレートの各主送気透孔の位置を検出する
    透明位置表示板の如きセンサー対応手段と透明位置検出
    用フォトインタラプタの如きセンサー及び回転板の停止
    位置を検出する基準位置表示板の如きセンサー対応手段
    と基準位置検出用フォトインタラプタの如きセンサーと
    よりなる検出制御手段が設けられ、ロータリーバブルの
    回動により主送気溝と連通した主送気透孔、給排気孔を
    経て多量の空気を1つのエアーセルに注入してそのエア
    ーセルを膨張させ、次のエアーセルへの空気の供給に移
    行した時、前のエアーセルは膨張が持続された状態とな
    し、エアーセルが連続的に順次、膨張から膨張持続、収
    縮をくり返すように構成してなるを特徴とするエアーマ
    ットレス装置。
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