JPH056981Y2 - - Google Patents

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JPH056981Y2
JPH056981Y2 JP1987156772U JP15677287U JPH056981Y2 JP H056981 Y2 JPH056981 Y2 JP H056981Y2 JP 1987156772 U JP1987156772 U JP 1987156772U JP 15677287 U JP15677287 U JP 15677287U JP H056981 Y2 JPH056981 Y2 JP H056981Y2
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chamber
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は褥瘡の治療又は予防に用いる自動膨縮
型エアマツトに関するものである。
(従来の技術) 従来の自動膨縮型エアマツトはエアポンプと、
エアタンクと、該エアタンクからの給気の出口を
周期的に切換える切換装置と、細かく仕切られた
複数の空気室を少くとも2つのグループに分ける
ように互いに連通して異なるグループに属する空
気室を互いに隣接するように設けたエアマツトと
を接続して構成されたものが多く使用されてお
り、マツト使用者は褥瘡の患部又は予防部を積極
的に乾燥する為には前記エアポンプとの他に更に
乾燥用エアポンプを設け、それにより送風給気し
ていたので装置が大がかりとなる欠点を有してい
た。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は従来の装置が大がかりとなる欠点を除
去し、褥瘡部又はその予防部に給気する装置を簡
単となるよう改良したものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案はエアマツトの区分された空気室の各グ
ループから排出される空気を前記エアマツトに供
給される際に通過した切換装置を介して前記各空
気室の間の仕切部に配設した噴出管に送出し該噴
出管に設けた複数の空気噴出口より空気噴射する
ようにしたものである。
(作用) 本考案はエアポンプ、エアタンク、ロータリバ
ルブの空気流切換装置、複数の空気室を少くとも
2つのグループに分け各グループの空気室は互い
に連通せしめられているエアマツトとから成り、
前記切換装置の回動により給気通路が給気えられ
てエアタンクから一方のグループの空気室に空気
を送り込むと同時に他方のグループの空気室から
は内外の気圧差による空気の排出によりエアマツ
トの各空気室を交互に自動的に膨縮させ、前記空
気室から切換装置を介して排出される空気と前記
エアマツトからの空気とをエアマツトの各空気室
の間に設けた噴出管の複数の噴出口から噴出せし
めるようにしたものである。
(実施例) 本考案の構成を図面に示した実施例に基いて説
明すると、1はエアポンプであり、該エアポンプ
により送り込まれる空気は一旦エアタンク3に貯
蔵され、更にビニール等の弾性体で作られたエア
マツト2に送り込まれる。該エアマツトと前記エ
アタンク3との間にはロータリバルブ形式の切換
装置4が設けられている。
前記エアマツト2にはA及びBの2つのグルー
プに所属し細かく区分された複数の空気室5,5
……が設けられ、該各空気室はグループ毎に連通
し然かも他のグループの空気室と交互に隣接され
ている。グループAの空気室5は前記切換装置4
の一方の送風口と送風管6により接続しグループ
Bの空気室5は前記切換装置4の他の送風口と送
風管7により接続している。前記切換装置4は回
転側バルブ8と固定側バルブ9とでなり、支持台
10に装着されている。回転側バルブ8と固定側
バルブ9とは回転側バルブ8の切換溝が設けられ
た面と固定側バルブ9の各吸入口が設けられた面
とが合わされてバネ11により押圧され密着せし
められている。前記回転側バルブ8は同期モータ
12により1サイクル6分/50Hzの速度で回転せ
しめられる。
前記固定側バルブ9の接触面には前記回転側バ
ルブ8の回転中心Sからの距離R1,R2,R3
夫々相違し且つ90°ずつ離れた位置に吸入口13,
14,15,16が複数個設けられ、前記吸入口
13及び14は共に回転中心Sからの距離R1
位置にありR1は最も大であり、一方の吸入口1
3は固定側バルブの外周部に連通する送風口17
に接続の送風管6を介してエアマツト2のAグル
ープ空気室5に接続し、他方の吸入口14は連通
する送風口18に接続の送風管7を介してエアマ
ツト2のBグループ空気室5に接続し、他の吸入
口15は回転中心Sからの距離R2の位置にあり、
R2は前記距離R1よりも小なるもので連通する送
風口19には送風管21を介して前記エアタンク
3と接続し、更に他の吸入口16は回転中心Sか
らの距離R3の位置にあり、R3は最も小であり連
通する送風口20より送風管22を介して前記エ
アマツト2の各空気室5,5……の間に配設され
た噴出管23に接続している。該噴出管には適所
に複数の空気噴出口24が設けられている。
前記回転側バルブ8の接触面に設けられた切換
溝25は第4図に示す如く前記固定側バルブ9の
各吸入口13,14,15,16に相対して回転
側バルブ8の回転中の特定角度範囲θ1のみエアタ
ンク3側の吸入口15とエアマツト2のAグルー
プ空気室の吸入口13又はBグループ空気室の吸
入口14とを連通させる第1の溝部26及び他の
特定角度範囲θ2のみエアマツト2のAグループの
空気室5の吸入口13又はBグループの空気室5
の吸入口14と前記噴出管23へ送られる送風管
22が接続の吸入口16とを連通させる第2の溝
27より成るものである。該第2の溝の一部には
固定側バルブ9のエアタンク3側の吸入口15に
相対し第4図にて示すαの範囲の広巾溝28,2
8が形成されている。
本考案は以上の如き構成であるから前記エアポ
ンプ1及び前記切換装置4の同期モータ12を駆
動することにより、空気はエアタンク3及び切換
装置4を介してエアマツト2のAグループ空気室
5又はBグループ空気室5に交互に送り込まれて
弾性材でなる各空気室が膨張せしめられると同時
にBグループ空気室5又はAグループ空気室に充
填されている空気が大気圧との気圧差及び利用者
の体重による押圧力とで交互に排気されて各Aグ
ループ空気室の吸入及び排気行程とBグループ空
気室の吸入及び排気行程とは第6図に示す位相差
関係において行なわれ各室とも吸入と排気の間に
膨張された状態を保持する行程が設けられてい
る。
従つてエアポンプ1より送られる空気を切換装
置4により切換えてAグループ空気室が吸入して
いる時はBグループ空気室は膨張状態の保持と排
気が行なわれ、切換装置4により切換えAグルー
プ空気室の吸入が終了して膨張保持状態になると
Bグループ空気室は吸入しAグループ空気室が排
気する迄Bグループ空気室の吸入は続けられる。
A及びBグループ空気室5,5からの排気は前記
切換装置4を介して吸入口16から送風管22に
入りエアマツト2の各空気室5,5の間に設けら
れた噴出管23の噴出口24より外部の患者側に
噴出せしめられる。尚エアマツト2の一方のグル
ープの各空気室5,5の吸入行程が終了し他方の
グループの各空気室の吸入行程が始まる間、即ち
第6図にてαで示す区間ではエアポンプから供給
される空気が前記切換装置4を通して送風管22
からエアマツト2上に設けられた噴出管23に送
られ噴出口24より噴出せしめられる。
従つて噴出口24より噴出される空気は前述の
如くエアマツト2内の空気室5,5から断続的に
排気されるものに加えてエアポンプから切換装置
を介して直接供給されるものとにより一サイクル
中の送風時間を長くすることができることにな
る。
(効果) 本考案は以上の如き構造であり且つ作用をする
のでエアマツトの利用者は長時間の連続使用にも
拘わらず、エアマツトの各空気室が自動膨縮する
ので利用者の体とマツトとの圧接部分が変わり血
液の循環が損なわれることがなく、従つて看護人
が苦労して患者の体位を変えてやらなくても褥瘡
の発生が防止出来ると共に更にエアマツトの複数
の適宜の位置からエアマツト空気室からの空気が
噴出するのみでなく切換装置によりエアタンクか
らの空気を直接的に噴出してマツトとの圧接側皮
膚部に送風されるので長時間に亙つて乾燥状態が
維持されるので褥瘡の治療が早められ、又褥瘡の
発生を予防することが出来る。
本考案は以上の如く、従来からの装置に簡単な
改良を施すことによりエアマツトの排気とエアタ
ンクの給気とを利用して褥瘡部の乾燥が行えるも
のであり、製造が容易であると共に実用上効果大
なるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案を示す図面であり、第1図は本考
案の全体概略図、第2図は本考案の要部を示す第
3図の−′断面図、第3〜4図は本考案の要
部を示す平面図、第5図は本考案の要部断面図、
第6図は本考案によるエアマツト状態図であり、
1はエアポンプ、2はエアマツト、4は切換装
置、5,5……は各空気室、8は回転側バルブ、
9は固定側バルブ、23は噴出管、24は噴出
口、26は第1の溝部、27は第2の溝部、28
は広巾溝部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空気を送り込むエアポンプと、該エアポンプか
    ら送られる空気の送風先を切換える固定側バルブ
    と回転側バルブとでなる切換装置と、該切換装置
    により送風先が切換えられた空気を夫々吸入して
    膨張し、次いで排気して収縮するグループAの空
    気室及びグループBの空気室を交互に隣接せしめ
    たエアマツトと、該エアマツトの各空気室の間に
    複数の空気噴出口を設けた噴出管とを備えた自動
    膨縮型エアマツトにおいて、前記噴出管の一端を
    前記切換装置の固定側バルブに設けた送風口に接
    続し、前記切換装置の回転側バルブにエアポンプ
    からエアマツトに空気を導く第1の溝部と前記エ
    アマツトの各空気室から大気圧との気圧差により
    排気される空気を前記噴出管の一端に導く第2の
    溝部とを設け、該第2の溝部の一部に一方の空気
    室のグループの空気吸入行程と他方の空気室のグ
    ループの空気吸入行程との間に前記エアポンプの
    空気が前記エアマツトの噴出管に送風されるよう
    広巾溝部を増設したことを特徴とする自動膨縮型
    エアマツト。
JP1987156772U 1987-10-15 1987-10-15 Expired - Lifetime JPH056981Y2 (ja)

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JP2009086467A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Yasumori Harai 風船構造体およびその操作方法

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JPH0748256Y2 (ja) * 1989-08-30 1995-11-08 三菱重工業株式会社 エアマット

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60106451A (ja) * 1983-11-15 1985-06-11 松下電工株式会社 床擦れ防止装置
JPS6132675U (ja) * 1984-07-31 1986-02-27 光陽産業株式会社 ガスコツク

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