JPH0762102A - 硫酸エステル変性オルガノ(ポリ)シロキサン及びその製造方法 - Google Patents

硫酸エステル変性オルガノ(ポリ)シロキサン及びその製造方法

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JPH0762102A
JPH0762102A JP21045293A JP21045293A JPH0762102A JP H0762102 A JPH0762102 A JP H0762102A JP 21045293 A JP21045293 A JP 21045293A JP 21045293 A JP21045293 A JP 21045293A JP H0762102 A JPH0762102 A JP H0762102A
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Takeshi Ihara
毅 井原
Shinji Yano
真司 矢野
Katsumi Kita
克己 喜多
Yoshiaki Fujikura
芳明 藤倉
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 硫酸エステル(そのアルカリ金属塩等を含
む)で変性された、香粧品の配合成分として好適なオル
ガノ(ポリ)シロキサン。また、その分子鎖中に−(R
6O)z−R5−(OR4y−OH(R4 〜R6 =アルキ
レン基)を有するオルガノ(ポリ)シロキサンと硫酸化
剤とを反応させ、更にアルカリ溶液を反応させることに
よる、硫酸エステル(そのアルカリ金属塩等を含む)変
性オルガノ(ポリ)シロキサンの製造方法。 【効果】 この硫酸エステル変性オルガノ(ポリ)シロ
キサンは、通常化粧品原料として使用されるシリコーン
オイルを温度に関係なく安定に乳化することができ、ま
た極性成分との相溶性や起泡力も優れている。このた
め、香料、皮膚化粧料、皮膚洗浄剤、毛髪化粧料、毛髪
洗浄剤などの香粧品の配合成分として好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は香料や化粧品等の香粧品
の配合成分として有用な硫酸エステル変性オルガノ(ポ
リ)シロキサン及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】オルガノポリシロキサン(シリコーンオ
イル)は、べたつき感がなく安全性も高いことから、頭
髪の仕上げ剤のほか、各種化粧品の成分として汎用され
ている。また、最近では、従来の化粧品用途に加え、香
料をも含めた香粧品の配合成分としての適用が研究され
ている。このような用途に対応させるため、オルガノ
(ポリ)シロキサンには、相溶性、耐薬品性、水への溶
解性及び潤滑性などのより一層の向上が要求されてい
る。
【0003】このような要求を満足するべく、さまざま
な官能基を導入した変性オルガノポリシロキサン、例え
ば、アミノ変性、エポキシ変性、カルボン酸変性、メル
カプト変性、アルコール変性、ポリエーテル変性、フロ
オロアルキル変性、アルキル変性及びアルコキシ変性オ
ルガノポリシロキサン等が研究、開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如き従来の変性オルガノポリシロキサンは、香粧品の配
合成分としては未だ充分満足行くものではなかった。例
えば、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサンは、ポ
リエーテル結合を有する非イオン活性剤の特徴である曇
点現象があるため、乳化系における温度安定性が悪く、
更に起泡力、洗浄力共に充分ではなく、実用には不向き
であるという問題があった。
【0005】従って本発明の目的は、起泡力、洗浄力等
に優れ、香粧品配合成分として好適な変性オルガノ(ポ
リ)シロキサンを提供することにある。また本発明の他
の目的は、当該変性オルガノ(ポリ)シロキサンの新規
な製造方法を提供することにもある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、後記一般式(1)で
表わされる硫酸エステル変性オルガノ(ポリ)シロキサ
ンが、洗浄力と起泡力に優れると共に、極性溶媒等との
相溶性も極めて良好で、香粧品配合成分として有用なこ
とを見出し、本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は次の一般式(1)
【0008】
【化6】
【0009】〔式中、R1 は同一又は異なって炭素数1
〜22のアルキル基、炭素数1〜22のアルコキシ基、
フェニル基又は次の一般式(2)若しくは(3)
【0010】
【化7】
【0011】(式中、R4 及びR6 は炭素数2〜4のア
ルキレン基を示し、R5 は炭素数4〜50のヒドロキシ
ル基を含んでいてもよい直鎖又は分岐鎖のアルキレン基
を示し、Mは水素原子、アルカリ金属、アンモニウム、
アルキルアミン、アルカノールアミン又はピリジニウム
を示し、yは0〜200の数を、zは0又は1の数を示
す)で表わされる基を示し、R2 及びR3 はそれぞれ同
一又は異なって炭素数1〜22のアルキル基、炭素数1
〜22のアルコキシ基、フェニル基又は次の一般式
(2′)若しくは(3′)
【0012】
【化8】
【0013】(式中、R4 及びR6 は前記と同じものを
示し、R5′は炭素数1〜50のヒドロキシル基を含ん
でいてもよい直鎖又は分岐鎖のアルキレン基を示し、
y、z及びMは前記と同じものを示す)で表わされる基
を示すが、R1 、R2 及びR3 のうち少なくとも一つは
一般式(2)又は(2′)で表わされる基を示す。xは
0〜1000の数を示す〕で表わされる硫酸エステル変
性オルガノ(ポリ)シロキサンを提供するものである。
【0014】また、本発明は、前記一般式(3)で表わ
される基が1以上分子鎖中のケイ素原子に結合している
アルコール変性オルガノ(ポリ)シロキサンに硫酸化剤
を反応させることを特徴とする、前記一般式(2)で表
わされる基が1以上分子鎖中のケイ素原子に結合してい
る硫酸エステル変性オルガノ(ポリ)シロキサンの製造
方法をも提供するものである。
【0015】以下、本発明について説明するが、本発明
における「オルガノ(ポリ)シロキサン」とは、高分子
量のオルガノポリシロキサンから低分子量のオルガノポ
リシロキサンまでを含む意味である。
【0016】また、本発明における「硫酸エステル変
性」という場合の「硫酸エステル」とは、硫酸エステル
のアルカリ金属塩、アンモニウム塩、アルキルアミン塩
又はアルカノールアミン塩も含む意味である。
【0017】本発明の硫酸エステル変性オルガノ(ポ
リ)シロキサンを表わす(1)式中のR1 、R2 、R3
の定義中、アルキル基、アルコキシ基としては、炭素数
1〜6のアルキル基又はアルコキシ基が好ましく、特に
メチル基が好ましい。
【0018】また、R1 の定義中で(2)又は(3)式
で表わされる基の中のR5 としては炭素数4〜50の直
鎖又は分岐鎖のアルキレン基が好ましく、特に炭素数4
〜15の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基が好ましい。か
かるR5 の具体例としては、テトラメチレン、ペンタメ
チレン、ヘプタメチレン、オクタメチレン、ノナメチレ
ン、デカメチレン、ウンデカメチレン、ドデカメチレ
ン、トリデカメチレン、テトラデカメチレン、ペンタデ
カメチレン、ヘキサデカメチレン、ヘプタデカメチレ
ン、オクタデカメチレン、ノナデカメチレン、エイコサ
デカメチレン、3−メチルペンタン−1,5−ジイル、
2−エチルヘキサン−1,6−ジイル、3,7−ジメチ
ルオクタン−1,8−ジイル、3,7−ジメチルオクタ
ン−3,8−ジイル等の基が挙げられる。
【0019】R2 、R3 の定義中で(2′)又は
(3′)式で表わされる基の中のR5′としては炭素数
1〜50の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基が好ましく、
特に炭素数4〜15の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基が
好ましい。かかるR5′の具体例としては、前記R5
挙げた基と同様の基の他、メチレン、エチレン、トリメ
チレン、プロピレン基が挙げられる。
【0020】また、(2)、(2′)、(3)、
(3′)式中のR4 及びR5 の炭素数2〜4のアルキレ
ン基としては、エチレン、トリメチレン、ブチレン、t
−ブチレン基が挙げられる。
【0021】(2)、(2′)、(3)、(3′)式中
のyは0〜200の数を示すが、0〜15が好ましく、
zは0又は1を示すが0が好ましい。
【0022】(2)、(2′)式中のMの定義中、アル
カリ金属としては、ナトリウム、カリウム、リチウム等
が挙げられ、アルキルアミンとしては、トリメチルアミ
ン、トリエチルアミン、トリブチルアミン等が挙げら
れ、アルカノールアミンとしては、トリエタノールアミ
ン、ジメチルアミノエタノール、ジメチルアミノプロパ
ノール等が挙げられる。これらのMの中でも特に水素原
子、アルカリ金属が好ましい。
【0023】更に、(1)式中のzは0〜1000の数
を示すが、その範囲内でも香粧品配合成分としては0〜
150、特に0〜20の数が好ましい。
【0024】本発明の硫酸エステル変性オルガノ(ポ
リ)シロキサンを包含する硫酸エステルで変性されたオ
ルガノ(ポリ)シロキサンは、次の如くして製造され
る。すなわち、分子鎖中のケイ素原子に結合する基とし
て1以上の(3)又は(3′)を有するアルコール変性
オルガノ(ポリ)シロキサンに硫酸化剤を反応させるこ
とにより、分子鎖中のケイ素原子に結合する基として1
以上の(2)又は(2′)を有する硫酸エステル変性オ
ルガノ(ポリ)シロキサンが製造される。
【0025】以下、製造工程ごとに本発明の製造方法を
説明する。まず、分子鎖中のケイ素原子に結合する基と
して1以上の基(3)又は(3′)を有するアルコール
変性オルガノ(ポリ)シロキサン(以下、「アルコール
変性オルガノ(ポリ)シロキサン」という)と硫酸化剤
とを無溶媒又は溶媒中で反応させる。
【0026】本発明で用いるアルコール変性オルガノ
(ポリ)シロキサンは、分子鎖中のいずれか1以上のケ
イ素原子に基(3)又は(3′)が結合しているもので
あればよく、その結合部位は制限されない。したがっ
て、一般に特定の置換基の結合部位により側鎖型、両末
端型、片末端型及びT構造型などと称されるいずれの構
造のものも使用することができる。このようなアルコー
ル変性オルガノ(ポリ)シロキサンとしては、例えば、
次式で示される構造のものを挙げることができる。
【0027】
【化9】
【0028】
【化10】
【0029】〔式中、a、b、c、d、e、f、g、
h、i、j、k、l、m、n、o及びpは0〜1000
の数を示す〕
【0030】このようなアルコール変性オルガノ(ポ
リ)シロキサンは公知の方法で製造したものを使用する
ことができるが、市販品をそのまま使用することもでき
る。この市販品としては、例えば、X−22−170、
X−22−170A、X−22−170B、X−22−
170D、X−22−160AS、KF6001、KF
6002、KF6003、X−22−176B、X−2
2−176D、X−22−4015(以上、信越化学社
製)、TSL−9105、TSF4705、TSF47
51、XF42−220、XF42−811、XF42
−831(以上、東芝シリコーン社製)、PS197、
PX101(以上、チッソ社製)を挙げることができ
る。
【0031】アルコール変性オルガノ(ポリ)シロキサ
ンと反応させる硫酸化剤としては、クロルスルホン酸、
亜硫酸、スルファミン酸及びこれらとルイス塩基との付
加体よりなる群から選ばれる少なくとも一種の化合物が
挙げられるが、反応が温和な条件で進行することからこ
れらのうち特にクロルスルホン酸が好ましい。
【0032】アルコール変性オルガノ(ポリ)シロキサ
ンと硫酸化剤との反応方法は特に制限されないが、例え
ば、それぞれを適当な溶媒に溶解させたものを混合し、
反応させる方法を適用することができる。
【0033】アルコール変性オルガノ(ポリ)シロキサ
ンを溶解させるために用いる溶媒としては、テトラヒド
ロフラン、塩化メチレン、トルエン、ジエチルエーテル
などを挙げることができる。ここで用いる溶媒量は、ア
ルコール変性オルガノ(ポリ)シロキサン重量に対して
10倍量以下が好ましく、3倍量以下が更に好ましい。
また、硫酸化剤を溶解させるために用いる溶媒として
は、テトラヒドロフラン、塩化メチレン、トルエン、エ
ーテルなどを挙げることができる。ここで用いる溶媒量
は、硫酸化剤重量に対して20倍量以下が好ましく、1
0倍量以下が更に好ましい。
【0034】アルコール変性オルガノ(ポリ)シロキサ
ンと硫酸化剤との混合比は特に制限されないが、アルコ
ール変性オルガノ(ポリ)シロキサンが有するヒドロキ
シル基1当量に対して、硫酸化剤が0.5〜2当量、好
ましくは0.9〜1.5当量となるように混合すること
が好ましい。
【0035】アルコール変性オルガノ(ポリ)シロキサ
ンと硫酸化剤の混合方法は特に制限されないが、例え
ば、必要に応じて攪拌しながら、硫酸化剤溶液をアルコ
ール変性オルガノ(ポリ)シロキサン溶液に滴下する方
法を適用することができる。
【0036】この場合の滴下方法は特に制限されず、例
えば、全量を一括して若しくは適宜分割して滴下する方
法又は少量ずつ滴下する方法を適用することができる。
滴下時における反応系の温度は−50〜20℃が好まし
く、−30〜10℃が更に好ましい。反応終了後、必要
に応じて前記温度範囲内で1〜5時間熟成操作をするこ
とが好ましい。なお、反応系が酸性になればシロキサン
結合が開裂しやすく、アルカリ金属水酸化物、アルカリ
金属炭酸塩、アミン等の塩基物質、好ましくは第3級ア
ミン、例えば、トリエチルアミン、トリブチルアミン、
ピリジン、N−メチルモルホリンなどを共存させるのが
好ましい。
【0037】(1)式において、Mがアンモニウム、ア
ルキルアミン又はアルカノールアミンである硫酸エステ
ル変性オルガノ(ポリ)シロキサンを製造する場合は、
上記した製造工程のみで反応を終了させてよいが、Mが
アルカリ金属であるものを製造する場合には、更に前工
程で得られた反応生成物中にアルカリ溶液を、例えば上
記と同様の滴下方法を適用して滴下し、反応させる。
【0038】ここで用いられるアルカリ溶液としては、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア、アル
キルアミン、ピリジン、アルカノールアミンなどの水溶
液や、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート、
カリウムエチラート、カリウムメチラート等のアルコラ
ートを挙げることができるが、特に水酸化ナトリウム、
水酸化カリウムの水溶液及びナトリウムメチラート、カ
リウムメチラートが好ましい。また、アルカリ溶液の濃
度は特に制限されず、アルコール変性オルガノ(ポリ)
シロキサン及び硫酸化剤の濃度を考慮して適宜調節する
ことができる。更に、反応系の温度は、上記と同じ温度
範囲に設定保持することが好ましい。
【0039】このようにして反応を終了させた後、生成
した硫酸エステル変性オルガノ(ポリ)シロキサンを反
応系から分別する。なお、得られた硫酸エステル変性オ
ルガノ(ポリ)シロキサンに対し、必要に応じて更に精
製操作を付加することもできる。この精製操作は特に制
限されず、例えば、(1)反応液から溶媒を留去し、ク
ロロホルム等の非極性溶媒に溶解させ、副生した無機塩
を濾別する方法;(2)反応液から溶媒を留去し、次い
でヘキサン等の溶媒に不溶化させ析出物を濾取し、未反
応及び余剰のアルコール変性オルガノ(ポリ)シロキサ
ンを除去する方法を挙げることができる。
【0040】かくして得られる本発明の硫酸エステル変
性オルガノ(ポリ)シロキサンは、香粧品配合成分とし
て用いることができる。
【0041】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳しく説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。
【0042】実施例1
【0043】
【化11】
【0044】公知の方法により合成した上記式の片末端
アルコール変性オルガノシロキサン15g、ピリジン
7.5g及び塩化メチレン10gを混合し、0℃に冷却
した。この溶液にクロルスルホン酸5.5g、塩化メチ
レン10gの混合溶液を、10℃以下に保ちながら20
分で滴下し、次いで、10℃以下で4時間熟成させた。
その後ナトリウムメチラート(メタノール溶液28%)
18.2gを10℃以下に保ちながら15分で滴下し
た。その後温度を徐々に上げ、室温で2時間攪拌した。
攪拌終了後、溶媒を減圧留去した。残渣にクロロホルム
を加え、不溶分を濾別し、溶媒を留去した後更にヘキサ
ンを加え、生じた固体を濾取し硫酸エステル変性オルガ
ノシロキサン(1−a)17gを得た。
【0045】1H−NMR(D2O)δ(ppm); −0.02:−CH2−Si−C3 、 0:Si−(C3 3、 0.46:−C2 −Si−CH3、 1.24:−CH2−、 1.60:−C2 −CH2−OSO3Na、 3.94:−CH2−C2 −OSO3Na
【0046】実施例2
【0047】
【化12】
【0048】上記式の片末端アルコール変性オルガノポ
リシロキサン(X−22−170A,信越化学(株)
製)30g、ピリジン2.5g及び塩化メチレン20g
を混合し、0℃に冷却した。この溶液にクロルスルホン
酸1.9g、塩化メチレン5gの混合溶液を、10℃以
下に保ちながら20分で滴下し、次いで、10℃以下で
4時間熟成させた。その後ナトリウムメチラート(メタ
ノール溶液28%)6.2gを10℃以下に保ちながら
15分で滴下した。その後温度を徐々に上げ、室温で2
時間攪拌した。攪拌終了後、溶媒を減圧留去した。残渣
にクロロホルムを加え、不溶分を濾別し、溶媒を留去し
硫酸エステル変性オルガノポリシロキサン(1−b)3
0gを得た。
【0049】1H−NMR(D2O+CD3OD)δ(p
pm); −0.1:Si−C3 、 0.48:−C2 −Si−CH3、 1.54:−C2 −CH2−Si−、 3.46:−C2 −O−C2 −CH2−OSO3Na、 3.97:−CH2−C2 −OSO3Na
【0050】実施例3
【0051】
【化13】
【0052】上記式の片末端アルコール変性オルガノシ
ロキサン(X−22−170,信越化学(株)製)15
g、ピリジン9.4g及び塩化メチレン20gを混合
し、0℃に冷却した。この溶液にクロルスルホン酸7.
0g、塩化メチレン8gの混合溶液を、10℃以下に保
ちながら20分で滴下し、次いで10℃以下で4時間熟
成させた。その後ナトリウムメチラート(メタノール溶
液28%)23gを10℃以下に保ちながら15分で滴
下した。その後温度を徐々に上げ、室温で2時間攪拌し
た。攪拌終了後、溶媒を減圧留去した。残渣にクロロホ
ルム及びエタノールを加え、不溶分を濾別し、溶媒を留
去した後更にヘキサンを加え、生じた固体を濾取し、硫
酸エステル変性オルガノシロキサン(1−c)20.5
gを得た。
【0053】1H−NMR(D2O)δ(ppm); −0.02:−CH2−Si−C3 、 0:Si−(C3 3、 0.49:−C2 −Si−CH3、 1.56:−C2 −CH2−Si−、 3.45:−C2 −O−C2 −CH2−OSO3Na、 3.97:−CH2−C2 −OSO3Na
【0054】実施例4
【0055】
【化14】
【0056】公知の方法により合成した上記式の片末端
アルコール変性オルガノシロキサン20g、ピリジン
9.1g及び塩化メチレン10gを混合し、0℃に冷却
した。この溶液にクロルスルホン酸6.7g、塩化メチ
レン10gの混合溶液を、10℃以下に保ちながら20
分で滴下し、次いで、10℃以下で4時間熟成させた。
その後ナトリウムメチラート(メタノール溶液28%)
22.2gを10℃以下に保ちながら15分で滴下し
た。その後温度を徐々に上げ、室温で2時間攪拌した。
攪拌終了後、溶媒を減圧留去した。残渣にクロロホルム
を加え、不溶分を濾別し、溶媒を留去した後更にヘキサ
ンを加え、生じた固体を濾取し硫酸エステル変性オルガ
ノシロキサン(1−d)25gを得た。
【0057】1H−NMR(D2O)δ(ppm); −0.03:−CH2−Si−C3 、 0:Si−(C3 3、 0.48:−C2 −Si−CH3、 1.24:−CH2−、 1.57:−C2 −CH2−OSO3Na,−O−CH2
−C2 −、 3.35:−C2 −O−C2 −、 3.94:−CH2 −C2 −OSO3Na
【0058】実施例5
【0059】
【化15】
【0060】公知の方法により合成した上記式の片末端
アルコール変性オルガノシロキサン20g、ピリジン1
0.3g及び塩化メチレン15gを混合し、0℃に冷却
した。この溶液にクロルスルホン酸7.6g、塩化メチ
レン10gの混合溶液を、10℃以下に保ちながら20
分で滴下し、次いで、10℃以下で4時間熟成させた。
その後ナトリウムメチラート(メタノール溶液28%)
25.2gを10℃以下に保ちながら15分で滴下し
た。その後温度を徐々に上げ、室温で2時間攪拌した。
攪拌終了後、溶媒を減圧留去した。残渣にクロロホルム
を加え、不溶分を濾別し、溶媒を留去した後更にヘキサ
ンを加え、生じた固体を濾取し硫酸エステル変性オルガ
ノシロキサン(1−e)26.3gを得た。
【0061】1H−NMR(D2O)δ(ppm); −0.03:−CH2−Si−C3 、 0:Si−(C3 3、 0.46:−C2 −Si−CH3、 1.28:−CH2−、 1.59:−C2 −CH2−OSO3Na,−O−CH2
−C2 −、 3.40:−C2 −O−C2 −、 3.96:−CH2−C2 −OSO3Na
【0062】実施例6
【0063】
【化16】
【0064】公知の方法により合成した上記式の片末端
アルコール変性オルガノシロキサン20g、ピリジン1
1.4g及び塩化メチレン15gを混合し、0℃に冷却
した。この溶液にクロルスルホン酸8.4g、塩化メチ
レン10gの混合溶液を、10℃以下に保ちながら20
分で滴下し、次いで、10℃以下で4時間熟成させた。
その後ナトリウムメチラート(メタノール溶液28%)
27.7gを10℃以下に保ちながら15分で滴下し
た。その後温度を徐々に上げ、室温で2時間攪拌した。
攪拌終了後、溶媒を減圧留去した。残渣にクロロホルム
及びエタノールを加え、不溶分を濾別し、溶媒を留去し
た後更にヘキサンを加え、生じた固体を濾取し硫酸エス
テル変性オルガノシロキサン(1−f)27.5gを得
た。
【0065】1H−NMR(D2O)δ(ppm); −0.03:−CH2−Si−C3 、 0:Si−(C3 3、 0.48:−C2 −Si−CH3、 1.57:−C2 −CH2−OSO3Na,−O−CH2
−C2 −、 3.38:−C2 −O−C2 −、 3.92:−CH2−C2 −OSO3Na
【0066】実施例7
【0067】
【化17】
【0068】公知の方法により合成した上記式の両末端
アルコール変性オルガノシロキサン20g、ピリジン1
3.3g及び塩化メチレン15gを混合し、0℃に冷却
した。この溶液にクロルスルホン酸9.8g、塩化メチ
レン10gの混合溶液を、10℃以下に保ちながら20
分で滴下し、次いで、10℃以下で4時間熟成させた。
その後ナトリウムメチラート(メタノール溶液28%)
32.5gを10℃以下に保ちながら15分で滴下し
た。その後温度を徐々に上げ、室温で2時間攪拌した。
攪拌終了後、溶媒を減圧留去した。残渣にクロロホルム
を加え、不溶分を濾別し、溶媒を留去した後更にヘキサ
ンを加え、生じた固体を濾取し硫酸エステル変性オルガ
ノシロキサン(1−g)28.3gを得た。
【0069】1H−NMR(D2O)δ(ppm); −0.01:−CH2−Si−C3 、 0.47:−C2 −Si−CH3、 1.25:−CH2−、 1.60:−C2 −CH2−OSO3Na、 3.96:−CH2−C2 −OSO3Na
【0070】実施例8
【0071】
【化18】
【0072】公知の方法により合成した上記式の両末端
アルコール変性オルガノシロキサン20g、ピリジン1
1.6g及び塩化メチレン10gを混合し、0℃に冷却
した。この溶液にクロルスルホン酸8.6g、塩化メチ
レン10gの混合溶液を、10℃以下に保ちながら20
分で滴下し、次いで、10℃以下で4時間熟成させた。
その後ナトリウムメチラート(メタノール溶液28%)
28.4gを10℃以下に保ちながら15分で滴下し
た。その後温度を徐々に上げ、室温で2時間攪拌した。
攪拌終了後、溶媒を減圧留去した。残渣にクロロホルム
を加え、不溶分を濾別し、溶媒を留去した後更にヘキサ
ンを加え、生じた固体を濾取し硫酸エステル変性オルガ
ノシロキサン(1−h)25gを得た。
【0073】1H−NMR(D2O)δ(ppm); −0.01:−CH2−Si−C3 、 0.50:−C2 −Si−CH3、 1.24:−CH2−、 1.58:−C2 −CH2−OSO3Na,−O−CH2
−C2 −、 3.37:−C2 −O−C2 −、 3.98:−CH2−C2 −OSO3Na
【0074】実施例9
【0075】
【化19】
【0076】公知の方法により合成した上記式の両末端
アルコール変性オルガノシロキサン20g、ピリジン1
3.8g及び塩化メチレン15gを混合し、0℃に冷却
した。この溶液にクロルスルホン酸10.1g、塩化メ
チレン15gの混合溶液を、10℃以下に保ちながら2
0分で滴下し、次いで、10℃以下で4時間熟成させ
た。その後ナトリウムメチラート(メタノール溶液28
%)33.6gを10℃以下に保ちながら15分で滴下
した。その後温度を徐々に上げ、室温で2時間攪拌し
た。攪拌終了後、溶媒を減圧留去した。残渣にクロロホ
ルムを加え、不溶分を濾別し、溶媒を留去した後更にヘ
キサンを加え、生じた固体を濾取し硫酸エステル変性オ
ルガノシロキサン(1−i)29.0gを得た。
【0077】1H−NMR(D2O)δ(ppm); −0.02:−CH2−Si−C3 、 0.49:−C2 −Si−CH3、 1.28:−CH2−、 1.59:−C2 −CH2−OSO3Na,−O−CH2
−C2 −、 3.38:−C2 −O−C2 −、 3.95:−CH2−C2 −OSO3Na
【0078】実施例10
【0079】
【化20】
【0080】公知の方法により合成した上記式の側鎖型
アルコール変性オルガノシロキサン20g、ピリジン
9.9g及び塩化メチレン10gを混合し、0℃に冷却
した。この溶液にクロルスルホン酸7.3g、塩化メチ
レン10gの混合溶液を、10℃以下に保ちながら20
分で滴下し、次いで、10℃以下で4時間熟成させた。
その後ナトリウムメチラート(メタノール溶液28%)
24.1gを10℃以下に保ちながら15分で滴下し
た。その後温度を徐々に上げ、室温で2時間攪拌した。
攪拌終了後、溶媒を減圧留去した。残渣にクロロホルム
を加え、不溶分を濾別し、溶媒を留去した後更にヘキサ
ンを加え、生じた固体を濾取し硫酸エステル変性オルガ
ノシロキサン(1−j)25.9gを得た。
【0081】1H−NMR(D2O)δ(ppm); −0.02:−CH2−Si−C3 、 0:−O−Si−(C3 3、 0.47:−C2 −Si−CH3、 1.25:−CH2−、 1.61:−C2 −CH2−OSO3Na、 3.94:−CH2−C2 −OSO3Na
【0082】実施例11
【0083】
【化21】
【0084】公知の方法により合成した上記式の側鎖型
アルコール変性オルガノ(ポリ)シロキサン20g、ピ
リジン10.3g及び塩化メチレン10gを混合し、0
℃に冷却した。この溶液にクロルスルホン酸7.6g、
塩化メチレン10gの混合溶液を、10℃以下に保ちな
がら20分で滴下し、次いで、10℃以下で4時間熟成
させた。その後ナトリウムメチラート(メタノール溶液
28%)25.1gを10℃以下に保ちながら15分で
滴下した。その後温度を徐々に上げ、室温で2時間攪拌
した。攪拌終了後、溶媒を減圧留去した。残渣にクロロ
ホルムを加え、不溶分を濾別し、溶媒を留去した後更に
ヘキサンを加え、生じた固体を濾取し硫酸エステル変性
オルガノ(ポリ)シロキサン(1−k)26.1gを得
た。
【0085】1H−NMR(D2O)δ(ppm); −0.02:−CH2−Si−C3 、 0:−O−Si−(C3 3、 0.48:−C2 −Si−CH3、 1.28:−CH2−、 1.62:−C2 −CH2−OSO3Na、 3.94:−CH2−C2 −OSO3Na
【0086】実施例12
【0087】
【化22】
【0088】公知の方法により合成した上記式の側鎖型
アルコール変性オルガノシロキサン20g、ピリジン1
0.3g及び塩化メチレン15gを混合し、0℃に冷却
した。この溶液にクロルスルホン酸7.6g、塩化メチ
レン10gの混合溶液を、10℃以下に保ちながら20
分で滴下し、次いで、10℃以下で4時間熟成させた。
その後ナトリウムメチラート(メタノール溶液28%)
25.1gを10℃以下に保ちながら15分で滴下し
た。その後温度を徐々に上げ、室温で2時間攪拌した。
攪拌終了後、溶媒を減圧留去した。残渣にクロロホルム
を加え、不溶分を濾別し、溶媒を留去した後更にヘキサ
ンを加え、生じた固体を濾取し硫酸エステル変性オルガ
ノシロキサン(1−l)26.0gを得た。
【0089】1H−NMR(D2O)δ(ppm); −0.03:−CH2−Si−C3 、 0:Si−(C3 3、 0.47:−C2 −Si−CH3、 1.28:−CH2−、 1.60:−C2 −CH2−OSO3Na,−O−CH2
−C2 −、 3.40:−C2 −O−C2 −、 3.99:−CH2−C2 −OSO3Na
【0090】実施例13
【0091】
【化23】
【0092】公知の方法により合成した上記式の側鎖型
アルコール変性オルガノシロキサン20g、ピリジン
8.1g及び塩化メチレン10gを混合し、0℃に冷却
した。この溶液にクロルスルホン酸5.9g、塩化メチ
レン10gの混合溶液を、10℃以下に保ちながら20
分で滴下し、次いで、10℃以下で4時間熟成させた。
その後ナトリウムメチラート(メタノール溶液28%)
19.7gを10℃以下に保ちながら15分で滴下し
た。その後温度を徐々に上げ、室温で2時間攪拌した。
攪拌終了後、溶媒を減圧留去した。残渣にクロロホルム
を加え、不溶分を濾別し、溶媒を留去した後更にヘキサ
ンを加え、生じた固体を濾取し硫酸エステル変性オルガ
ノシロキサン(1−m)23.4gを得た。
【0093】1H−NMR(D2O)δ(ppm); −0.25:−CH2−Si−C3 、 0:−O−Si−(C3 3、 0.37:−C2 −Si−CH3、 1.21:−CH2−、 1.57:−C2 −CH2−OSO3Na: 3.90:−CH2−C2 −OSO3Na
【0094】実施例14
【0095】
【化24】
【0096】公知の方法により合成した上記式の側鎖型
アルコール変性オルガノシロキサン20g、ピリジン5
g及び塩化メチレン10gを混合し、0℃に冷却した。
この溶液に、クロルスルホン酸3.8g、塩化メチレン
10gの混合溶液を10℃以下に保ちながら20分で滴
下し、次いで、10℃以下で4時間熟成させた。その
後、ナトリウムメチラート(メタノール溶液28%)1
2.6gを10℃以下に保ちながら15分で滴下した。
その後、温度を徐々に上げ、室温で2時間攪拌した。攪
拌終了後、溶媒を減圧留去した。残渣にクロロホルムを
加え不溶分を濾別し、溶媒を留去し、硫酸エステル変性
オルガノシロキサン(1−n)22.7gを得た。
【0097】
【化25】
【0098】実施例1〜14で得られた、本発明の硫酸
エステル変性ジメチル(ポリ)シロキサンは、通常化粧
品成分として使用されるシリコーンオイルに対して、0
〜50℃の範囲内において温度に関係なく安定した乳化
力を示した。また、水、低級アルコール等の極性溶媒な
どとの相溶性も優れていた。
【0099】試験例1 実施例1、4、7、8、10及び13で得られた硫酸エ
ステル変性オルガノ(ポリ)シロキサンの起泡力を次の
方法により測定した。 (測定方法)それぞれ1%水溶液100mlを直径6.5
cmのシリンダーに入れ、1分間1000rpm で反転攪拌
した後、30秒間静置し、その時残存している泡の高さ
を測定した。結果を表1に示す。
【0100】
【表1】
【0101】
【発明の効果】本発明の硫酸エステルで変性オルガノ
(ポリ)シロキサンは、通常化粧品原料として使用され
るシリコーンオイルを温度に関係なく安定に乳化するこ
とができ、また極性成分との相溶性、起泡力も優れてい
る。このため、本発明の硫酸エステル変性オルガノ(ポ
リ)シロキサンは、香料、皮膚化粧料、皮膚洗浄剤、毛
髪化粧料、毛髪洗浄剤などの香粧品の配合成分として好
適である。また、本発明の製造方法によれば、オルガノ
(ポリ)シロキサンの所望の部位のケイ素原子に硫酸エ
ステル又はその塩を容易に導入し、硫酸エステル変性オ
ルガノ(ポリ)シロキサンを得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 83/08 LRR

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の一般式(1) 【化1】 〔式中、R1 は同一又は異なって炭素数1〜22のアル
    キル基、炭素数1〜22のアルコキシ基、フェニル基又
    は次の一般式(2)若しくは(3) 【化2】 (式中、R4 及びR6 は炭素数2〜4のアルキレン基を
    示し、R5 は炭素数4〜50のヒドロキシル基を含んで
    いてもよい直鎖又は分岐鎖のアルキレン基を示し、Mは
    水素原子、アルカリ金属、アンモニウム、アルキルアミ
    ン、アルカノールアミン又はピリジニウムを示し、yは
    0〜200の数を、zは0又は1の数を示す)で表わさ
    れる基を示し、R2 及びR3 はそれぞれ同一又は異なっ
    て炭素数1〜22のアルキル基、炭素数1〜22のアル
    コキシ基、フェニル基又は次の一般式(2′)若しくは
    (3′) 【化3】 (式中、R4 及びR6 は前記と同じものを示し、R5
    は炭素数1〜50のヒドロキシル基を含んでいてもよい
    直鎖又は分岐鎖のアルキレン基を示し、y、z及びMは
    前記と同じものを示す)で表わされる基を示すが、
    1 、R2 及びR3 のうち少なくとも一つは一般式
    (2)又は(2′)で表わされる基を示す。xは0〜1
    000の数を示す〕で表わされる硫酸エステル変性オル
    ガノ(ポリ)シロキサン。
  2. 【請求項2】 一般式(2)、(2′)、(3)又は
    (3′)で表わされる基において、R5 又はR5′が炭
    素数4〜15のアルキレン基である請求項1記載の硫酸
    エステル変性オルガノ(ポリ)シロキサン。
  3. 【請求項3】 R1 、R2 及びR3 で示される基のう
    ち、一般式(2)、(2′)、(3)又は(3′)で示
    される基以外の基がメチル基である請求項1又は2記載
    の硫酸エステル変性オルガノ(ポリ)シロキサン。
  4. 【請求項4】 次の一般式(3) 【化4】 〔式中、R4 及びR6 は炭素数2〜4のアルキレン基を
    示し、R5 は炭素数4〜50のヒドロキシル基を含んで
    いてもよい直鎖又は分岐鎖のアルキレン基を示し、yは
    0〜200の数を、zは0又は1の数を示す〕で表わさ
    れる基が1以上分子鎖中のケイ素原子に結合しているア
    ルコール変性オルガノ(ポリ)シロキサンに硫酸化剤を
    反応させることを特徴とする、次の一般式(2) 【化5】 〔式中、R4 、R5 、R6 、y及びzは前記と同じもの
    を示し、Mは水素原子、アルカリ金属、アンモニウム、
    アルキルアミン又はアルカノールアミンを示す〕で表わ
    される基が1以上分子鎖中のケイ素原子に結合している
    硫酸エステル変性オルガノ(ポリ)シロキサンの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 硫酸化剤がクロルスルホン酸である請求
    項4記載の硫酸エステル変性オルガノ(ポリ)シロキサ
    ンの製造方法。
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