JPH0762069B2 - プレ縮合物の製造法 - Google Patents

プレ縮合物の製造法

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JPH0762069B2
JPH0762069B2 JP19071386A JP19071386A JPH0762069B2 JP H0762069 B2 JPH0762069 B2 JP H0762069B2 JP 19071386 A JP19071386 A JP 19071386A JP 19071386 A JP19071386 A JP 19071386A JP H0762069 B2 JPH0762069 B2 JP H0762069B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G64/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carbonic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G64/18Block or graft polymers

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、式(II) [式中、Xは単結合、C1〜C5アルキレン、例えば−CH2
−,C2〜C5アルキリデン、例えば −O−,−S−,−SO2−, であり、 Y1〜Y4は同一でも異なってもよく且つ水素、C1〜C4アル
キル、例えばメチル、或いはハロゲン、例えば塩素又は
臭素を示し、そしてnは4〜1200、好ましくは80〜800
の整数である] の芳香族ポリカーボネートを160〜250℃、好ましくは19
0〜220℃の温度下に溶融物中で或いは製造されるジフェ
ノノールカーボネート末端基を含む重合体に対する有機
溶媒の溶液中で、適当ならば触媒の存在下に2〜60時間
にわたって、300〜15,000、好ましくは500〜10,000の平
均分子量n(数平均)を有する脂肪族ジオールHO−A
−OHとエステル交換し、但し、脂肪族ジオールのモル当
り1.4〜10モル、好ましくは1.6〜6モル、特に好ましく
は1.8〜3モル、特に2モルの式(II)の構造単位を用
いる式(I) [式中、X及びY1〜Y4は上述の意味を有し、 u及びvは互いに無関係に1〜4の整数であり、好まし
くは合計で最高6、特にu=v=1であり、そして−O
−A−O−はカーボネート基で延鎖されていてもよい脂
肪族ジオレート基である] の、ジフエノールカーボネート末端基を有するプレ縮合
物の製造法に関する。
式(I)は得られる反応生成物の理想化された表示であ
る。
適当な脂肪族ジオールHO−A−OHはポリエステルジオー
ル、ポリエーテルジオール、ポリシロキサンジオール、
ポリチオエーテルジオール、ポリアセタールジオール及
び脂肪族ポリカーボネートジオールである。
適当な溶媒は芳香族炭化水素、例えばクロルベンゼン、
キシレン、アルキルベンゼン、トルエン及びベンゼン、
及びそれより高分子量の芳香族炭化水素、及び更に脂肪
族のハロゲン化炭化水素、例えばCH2Cl2、クロロホルム
又は四塩化炭素である。溶液中での反応は室温〜約250
℃で行なわれ、適当ならば溶媒の沸点に依存して約20バ
ールまで、好ましく約6バールまでの圧力が適用され
る。
本発明の方法に対して適当な触媒は、 a)遷移金属化合物例えばチタン酸テトラアルキルエス
テル、ジアルキル錫ジカルボキシレート、錫ジカルボキ
シレート、Fe、Zn、Co、Ni及びPbのキシレート、及びP
b、Co、Ni及びFeのカルボキシレート、そして b)塩基例えば第三級アミン或いはアルカリ又はアルカ
リ土類金属のオキシド、ヒドロキシド、カーボネート、
アルコレート、フェノレート又はカルボキシレート、 である。
触媒は用いる反応混合物の全重量に基づいて0.0001〜1
重量%、好ましくは0.001〜0.1重量%の量で使用され
る。
得られるジフェノールカーボネート末端基を有するプレ
縮合物(precondensates)は公知の化合物であり[参
照、例えば独国公開特許第2,636,784号、独国公開特許
第2,726,376号、独国公開特許第2,827,325号、及び独国
公開特許第2,837,526号]、これらを除けばそれはヒド
ロキシル官能基を含むポリシロキサンに基づいて得るこ
とができる。
斯くして本発明は、−O−A−O−が式(IA a) [式中、R1は随時ハロゲン又はシアノ又はアルキルで置
換されていてよい脂肪族、脂環族、アラリファチック又
は芳香族基であり、R2及びR3は脂肪族又は脂肪族基であ
り、そして rは5〜200、好ましくは15〜90の整数である] の基である本発明の方法で得られる式(I)のプレ縮合
物にも関する。
得られるプレ縮合物は、例えばそれらがフェノール性OH
末端基を含むから相界面法によるブロック・コポリカー
ボネートの製造に重要である。
そのようなジフェノールカーボネート末端基を有する生
成物は、2段法[参照、例えば独国公開特許第2,636,78
4号及び独国公開特許第2,726,376号]で或いは炭酸ジフ
ェニルを用い且つフェノールを開裂させる1段法[参
照、例えば独国公開特許第2,827,325号及び独国公開特
許第2,837,526号]で予め製造した。本方法はフェノー
ルの開裂、従って除去が非常に軽減でき或いは完全に回
避さえでき、これは中でも装置の観点から有利である。
溶融物中のポリカーボネートのポリエステルへの作用は
従来炭酸エステル及びカルボン酸エステルの構造を有す
る重合体を製造するために使用されてきた[参照、例え
ば独国公開特許第1,420,232号及び英国特許第898,775
号、特に実施例4、英国特許第954,500号、実施例5、
英国特許第1,139,412号、3頁左欄、独国公開特許第2,9
19,629号独国公開特許第3,039,066号、及び「ポリマー
・エンジニアリング・アンド・サイエンス(Polymer En
gineering and Science)」1982年3月、22巻4号]。
ヒドロキシルを有する線状ポリエステルを芳香族ポリカ
ーボネートと反応せしめることによるカーボネート基を
含有する熱可塑性ポリエステルの製造は独国公開特許第
2,455,025号から公知である。この方法において、カー
ボネート基及び/又は全ポリカーボネートセグメントは
ポリカーボネートを分解させつつポリエステル中に導入
しうる。しかしながらこの方法は本発明の工程生成物に
は至らない。
最後に、カルボン酸を高分子量のポリカーポネートと反
応させることによるカルボン酸のジフェノールエステル
の製造も独国公開特許第3,320,260号から公知である。
式(II)の芳香族ポリカーボネートは公知の物質である
[これとの関連では、例えば米国特許第3,028,365号及
びH.シュネル(Schnell)、「ケミストリー・アンド・
フィジクス・オブ・ポリカーボネーツ(Chemistry and
Physics of Poly−carbonates)」、インターサイエン
ス社(Interscience Publishers,New York)、1964、を
参照]。その平均の重量平均分子量wは光散乱法で決
定して1000〜300,000、好ましくは20,000〜200,000であ
る。
式(II)の好適なポリカーボネートは、Xが 又は−S−であり、そしてY1〜Y4がH,Br,又はCH3である
ホモポリカーボネート又はコポリカーボネートである。
コポリカーボネートを用いる場合、結果として式(I)
の化合物の混合物が生成する。
式(II)の特に好適なポリカーボネートは、2,2−ビス
−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、1,1−ビス
−(4−ヒドロキシフェニル)−シクロヘキサン、2,2
−ビス−(3,5−ジクロル−4−ヒドロキシフェニル)
−プロパン、2,2−ビス−(3,5−ジブロム−4−ヒドロ
キシフェニル)−プロパン、2,2−ビス−(3,5−ジメチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、ビス−(3,
5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−メタン及び
ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−スルフィドに基づ
くものである。
式(II)のポリカーボネートは、フェニル末端基を通常
の具合に有することができ、これは通常のフェノール性
分子鎖停止剤を用いてポリカーボネートを製造すること
によって達成される。通常の分子鎖停止剤の例は、フェ
ノールの他にp−tert−ブチルフェノール、p−クロル
フェノール及び2,4,6−トリブロムフェノールである。
しかしながら式(II)のポリカーボネートは分子鎖停止
剤を用いない公知の方法でも製造できる。
用いる式(II)のポリカーボネートの分子量が高ければ
高い程少量で得られる、本発明の方法で生成するいずれ
かのフェノールは、所望により公知の方法で容易に留去
することができる。
以下に脂肪族ジオールHO−A−OHとして特徴づけられる
出発化合物は文献から公知であり、或いは文献から公知
の方法で製造することができる。
本発明のHO−A−OHとして適当であるポリエステルジオ
ールは例えば2価のアルコールの2価のカルボン酸との
反応生成物である。遊離のポリカルボン酸の代りに、対
応するポリカルボン酸無水物又は対応する低級アルコー
ルのポリカルボン酸エステル或いはこれらの混合物もポ
リエステルポリオールの製造に使用しうる。ポリカルボ
ン酸は本質的に脂肪族、脂環族、芳香族及び/又は複素
環族であり、また随時例えばハロゲン原子で置換されて
いても、置換されていなくてもよい。ここに言及しうる
例は次の通りである:シュウ酸、マロン酸、コハク酸、
アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、フタル酸、イ
ソフタル酸、テレフタル酸、無水フタル酸、無水テトラ
ヒドロフタル酸、無水ヘキサヒドロフタル酸、無水テト
ラクロルフタル酸、エンドメチレンテトラヒドロフタル
酸無水物、無水グルタル酸、マレイン酸、無水マレイン
酸、フマル酸、二量体脂肪酸、及び水素化二量体脂肪
酸。二量体脂肪酸は不飽和脂肪酸(C18)、例えばオレ
イン酸、リノール酸の二量化生成物として理解され、こ
れらは続いて水素化二量体脂肪酸に水素化することがで
きる。
可能な2価のアルコールの例は、適当ならば相互の混合
物としてのエチレングリコール、1,2−及び1,3−プロピ
レングリコール、1,2−、2,3−、1,3−及び1,4−ブタン
ジオール、ペンタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、ヘキサンジオール、例えば1,6−ヘキサンジオー
ル、トリメチルヘキサンジオール、1,8−オクタンジオ
ール、デカンジオール、ドデカンジオール、オクタデカ
ンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、テトラエチレングリコール、ジプロピレングリ
コール、トリプロピレングリコール、テトラプロピレン
グリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,1−
シクロヘキサンジメタノール、パーヒドロビスフェノー
ル、例えば4,4′−(1−メチルエチリデン)−ビス−
シクロヘキサノール及び2,2−ビス−(4−(2−ヒド
ロキシエトキシ)−フェニル)−プロパンである。
少量の3価のアルコール、例えばグリセロール、トリメ
チロールエタン及びトリメチロールプロパンを共用する
ことも可能である。
上述の2価のアルコールへのエチレンオキシド付加物及
びプロピレンオキシド付加物も、更にポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール及びポリブチレング
リコールも可能である。
ヒトロキシル末端基の含量、即ち「平均」分子量nは
定義されるアルコールの過剰量を定量することによって
決定される。もっぱら脂肪族の出発共成分のポリエステ
ルは好適に用いられる。
本発明の関連において、HO−A−OHとして適当であるヒ
ドロキシル基を含むポリエステルの例は、ラクトン例え
ばε−カプロラクトンの重合により、或いはヒドロキシ
カルボン酸、例えばω−ヒドロキシカプロン酸の、ヒド
ロキシ含有開始剤(starter)への縮合により製造され
るものであってよい。これらのポリエステルのnは順
次上述の如く数学的に決定される。
本発明のHO−A−OHとして適当なポリエーテルジオール
の例は式(III) [式中、R′及びR″は互いに無関係にH又はC1〜C4
ルキルであり、 aは1〜6の整数であり、そして bは3〜140、特に3〜90の整数である] のものである。
これらの例はポリ(エチレンオキシド)グリコール、ポ
リ(1,2−プロピレンオキシド)グリコール、ポリ(1,3
−プロピレンオキシド)グリコール、ポリ(1,2−ブチ
レンオキシド)グリコール、ポリ(テトラヒドロフラ
ン)グリコール、対応するポリ(ペンチレンオキシド)
グリコール、ポリ(ヘキサメチレンオキシド)グリコー
ル、ポリ(ヘプタメチレンオキシド)グリコール、ポリ
(オクタメチレンオキシド)グリコール、ポリ(ノナメ
チレンオキシド)グリコール、及び例えばエチレンオキ
シドとプロピレンオキシドの共重合体又はブロック共重
合体である。
本発明のHO−A−OHとして適当なポリシロキサンジオー
ルの例は式 のものである。
式(IV)における基R1の例は、ハロゲン又はシアノ又は
アルキルで置換されていてもよい脂肪族、脂環族、アラ
リファチック及び芳香族基である。R1の例はメチル、エ
チル、プロピル、クロルブチル、シアノエチル、シアノ
ブチル、フェニル、クロルフェニル、キシリル、トリ
ル、ベンジル及びフェネチルである。R2及びR3は例えば
脂肪族基、例えば−CH2−又は−CH2CH2−或いは脂環族
基であり、またrは5〜200、好ましくは15〜90の整数
である。
本発明のHO−A−OHとして使用しうるポリチオエーテル
ジオールの例は、ジオール例えばジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ブタン−1,4−ジオール
又はヘキサン−1,6−ジオールを脂肪族アルデヒド例え
ばホルムアルデヒド又はアセトアルデヒドと酸触媒によ
り縮合させ、生成物の分子量を公知の方法で制御するこ
とによって製造されるものである。
本発明のHO−A−OHとして使用しうる脂肪族ポリカーボ
ネートジオールの例は、公知の方法に従い炭酸ジエチル
又は炭酸ジフェニルとの反応により或いはホスゲンとの
反応により、グリコール例えば1,3−プロパンジオー
ル、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、3
−メチル−ペンテ−1,5−ジオール、トリメチルヘキサ
ン−1,6−ジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,12−ド
デカンジオール、1,12−オクタデカンジオール、ジエチ
レングリコール、トリエチレングリコール及びこの高級
同族体、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリ
コール、又はネオペンチルグリコールから製造され且つ
300〜15,000のnを有するものである。
本発明の方法で得られるプレ縮合物は、すでに前述した
ように、公知の2相界面縮合法によるポリカーボネート
の製造のための出発ビスフェノールとして適当である。
斯くして公知の高分子量脂肪族−芳香族ポリカーボネー
ト弾性体が得られる。
本発明の方法で得られるプレ縮合物は例えば独国公開特
許第2,726,376号に従いポリエステル−ジフェノール
に、独国公開特許第2,636,784号に従いポリエーテル−
ジフェノールに、そして独国公開特許第2,827,325号に
従い脂肪族ポリカーボネートジフェノールに処理するこ
とができる。これは対応してポリシロキサンジオールか
らの、ポリチオエーテルジオールからのまたポリアセタ
ールジオールからのジフェノールカーボネート末端基と
のプレ縮合物にも当てはまる。
この更なる処理によって製造される多かれ少なかれ弾性
のある可塑性のセグメント化ポリカーボネートは、例え
ば工業的に密閉剤として、電気工学的絶縁材として、ま
た管及び自動車部品の出発材料として使用できる。
次の実施例及び上記記述において言及される平均の数平
均分子量nはOH数の定量によって決定した。
本発明で得られるプレ縮合物のOH数は、ピリジン中無水
酢酸でのアシル化及び生成した酢酸と過剰の酸無水物の
NaOHでの逆滴定によって決定した。これによって脂肪族
及びフェノール性水酸基の双方が記録される。
フェノール性OHはTiCl4を用いる分光法で決定した。
実施例1 2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン
(ビスフェノールA)のジフェノールカーボネート末端
基を有する水素化二量体脂肪酸−ヘキサンジオールポリ
エステルの製造 水素化二量体脂肪酸−ヘキサンジオールポリエステル
(n4,000;OH数28)14kg(4モル)及び相対粘度ηrel
=1.28(CH2Cl2100ml中ポリカーボネート0.5gで測定)
のビスフェノールAポリカーボネート2.034kg(式(I
I)の構造単位(A)8モルを含む。従つて脂肪族ジオ
ール(B)との比、(A)/(B)=2)を粒状形で撹
拌釜に導入した。2N水酸化ナトリウム溶液13.7mlをエス
テル交換触媒として添加した。反応混合物を窒素雰囲気
下に1時間にわたって200℃に加熱した。これをこの温
度でさらに12時間撹拌した。この期間中、すべての粒子
がゆっくり溶解した。次いで混合物をこの温度でN2雰囲
気下に更に4時間撹拌した。僅かに着色した粘稠な油は
26(計算値:24.8)のOH数を有した。これは4,308の平均
分子量nに相当した。TiCl4を用いるフェノール性OH
の定量は、分光分析によるとフェノール性OH0.8%を与
えた。これは4,250の平均分子量に相当した。分離した
油の、45%キシレン溶液中での粘度は65秒であった。
(DIN53211号、フローカップ4により測定)。
実施例2 ビスフェノールAのジフェノールカーボネート末端基を
含む水素化二量体脂肪酸−ヘキサンジオールポリエステ
ルの、クロルベンゼン溶液中での製造 水素化二量体脂肪酸−ヘキサンジオールポリエステル
(n4,000)500g(0.125モル)、ビスフェノールAポ
リカーボネート(ηrel=2.2、CH2Cl2100ml中0.5gで測
定)94.06g(式(II)の構造単位(A)0.37モルを含
む。従つて脂肪族ジオール(B)との比較、(A)/
(B)=3)、2N水酸化ナトリウム溶液0.48ml及びクロ
ルベンゼン300mlを還流凝縮器つきの21の3っ口フラス
コに導入した。この反応混合物を還流下に22時間撹拌し
た。この期間中に、全高分子量のポリカーボネートがエ
ステル交換によって溶解した。クロルベナンゼンを真空
下に留去した後、僅かに着色した粘稠な油は次の特性値
を有した:OH数26.5(計算値:24.8)、n=4,226.4;Ti
Cl4によるフェノール性OH:0.8%、n=4,250に相当;4
5%キシレン溶液中での粘度64秒(実施例1に従って測
定)。
実施例3 2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン
(ビスフェノールA)のジフェノールカーボネート末端
基を含むポリテトラメチレンオキシド−ジオールの製造 ポリテトラメチレンオキシド−ジオール(n2,000;OH
数56)500g(0.25モル)、ビスフェノールAポリカーボ
ネート(ηrel1.28)127.15g(式(II)の構造単位
(A)0.5モルを含む。従つて脂肪族ジオール(B)と
の比、(A)/(B)=2)及び2N水酸化ナトリウム溶
液0.48mを2lの3っ口フラスコに入れた。この反応混合
物を撹拌しながら且つ窒素雰囲気下に1時間にわたって
200℃に加熱した。撹拌をこの温度でさらに12時間続け
た。この間に全ポリカーボネートはエステル交換によっ
て溶解した。次いで混合物をこの温度で更に2時間撹拌
した。粘稠な油は次の特性値を有した:OH数=44[計算
値44.7(n2,508.6)];TiCl4によるフェノール性OH=
1.34(n2,537)。
実施例4 ビフェノールAのジフェノールカーボネート末端基を含
むヘキサンジオールアジピン酸ポリエステルの製造 ヘキサンジオールアジピン酸ポリエステル(n2,000;O
H数56)500g(0.25モル)、ビスフェノールAポリカー
ボネート(ηrel1.28)127.15g(式(II)の構造単位
(A)0.5モルを含む。従つて脂肪族ジオール(B)と
の比、(A)/(B)=2)及び2N水酸化ナトリウム溶
液0.48mlを2lの3っ口フラスコに入れた。この反応混合
物を撹拌しながら且つ窒素雰囲気下に1時間にわたって
200℃に加熱した。撹拌をこの温度でさらに14時間続け
た。この間に全ポリカーボネートはエステル交換によっ
て溶解した。更に(2時間)撹拌することにより、48℃
で溶融し且つ次の特性値を有するワックスを得た: OH数=45[計算値44.7(n2,508.6)];TiCl4によるフ
ェノール性OH=1.33(n2,556)。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 [式中、Xは単結合、C1〜C5アルキレン、C2〜C5アルキ
    リデン、 を示し、 Y1〜Y4は同一でも異なってもよく且つ水素、C1〜C4アル
    キル又はハロゲンを示し、 u及びvは互いに無関係に1,2,3又は4であり、そして
    −O−A−O−はカーボネート基で延鎖していてもよい
    脂肪族ジオレート基である] の、ジフェノールカーボネート末端基を有するプレ縮合
    物の製造に際し、一般式 [式中、X、Y1、Y2、Y3及びY4は上述の意味を有し、そ
    してnは4〜1,200の整数である] の芳香族ポリカーボネートを、160〜250℃の温度下に溶
    融物中で或いは製造されるジフェノールカーボネート末
    端基を含む重合体に対する有機溶媒の溶液中で、所望に
    より触媒の存在下に2〜60時間にわたって平均分子量
    n(数平均)300〜15,000の脂肪族ジオールHO−A−OH
    とエステル交換し、但し脂肪族ジオールのモル当り1.4
    〜10モルの式(II)の構造単位を用いる該プレ縮合物の
    製造法。
  2. 【請求項2】nが80〜800の整数である式(II)のポリ
    カーボネートを用いる特許請求の範囲第1項記載の方
    法。
  3. 【請求項3】脂肪族ジオールのモル当り1.6〜6モルの
    式(II)の構造単位を用いる特許請求の範囲第1又は2
    項記載の方法。
  4. 【請求項4】脂肪族ジオールのモル当り1.8〜3モルの
    式(II)の構造単位を用いる特許請求の範囲第3項記載
    の方法。
  5. 【請求項5】脂肪族ジオールのモル当り2モルの式(I
    I)の構造単位を用いる特許請求の範囲第4項記載の方
    法。
  6. 【請求項6】脂肪族ジオールが平均分子量n(数平
    均)500〜10,000を有する特許請求の範囲第1〜5項記
    載のいずれかの方法。
  7. 【請求項7】u及びvが合計で最高6でプレ縮合物を製
    造する特許請求の範囲第1〜6項記載のいずれかの方
    法。
  8. 【請求項8】u=v=1の特許請求の範囲第7項記載の
    方法。
  9. 【請求項9】式(II)のポリカーボネートが、 又は−S−であり、 そして Y1〜Y4が独立に水素、臭素またはメチルである、 ホモポリカーボネート又はコポリカーボネートである特
    許請求の範囲第1〜8項記載のいずれかの方法。
  10. 【請求項10】脂肪族ジオールHO−A−OHを、ポリエス
    テルジオール、ポリエーテルジオール、ポリシロキサン
    ジオール、ポリチオエーテルジオール、ポリアセタール
    ジオール及び脂肪族ポリカーボネートジオールから選択
    する特許請求の範囲第1〜9項記載のいずれかの方法。
  11. 【請求項11】反応を溶融物中190〜220℃の温度で行な
    う特許請求の範囲第1〜10項記載のいずれかの方法。
  12. 【請求項12】基−O−A−O−が一般式 [式中、R1は随時ハロゲン又はシアノ又はアルキルで置
    換されていてよい脂肪族、脂環族、アラリフアチツク又
    は芳香族基であり、 R2及びR3は脂肪族又は脂環族基であり、そして rは5〜200の整数である] に相当する式(I)のプレ縮合物である特許請求の範囲
    第1項記載の方法。
  13. 【請求項13】rが15〜90の整数である特許請求の範囲
    第12項記載の方法。
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