JPH076171U - 複写機のブレードユニット用包装容器 - Google Patents

複写機のブレードユニット用包装容器

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JPH076171U
JPH076171U JP3536993U JP3536993U JPH076171U JP H076171 U JPH076171 U JP H076171U JP 3536993 U JP3536993 U JP 3536993U JP 3536993 U JP3536993 U JP 3536993U JP H076171 U JPH076171 U JP H076171U
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blade unit
long plate
plate
blade
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JP3536993U
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満穂 田中
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満穂 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 種々のデザインや寸法で形成された複写機用
ブレードユニットに対して、一種類の形態で対応できる
包装容器とすると共に、効率良く小容積に包装できる複
写機のブレードユニット用包装容器とする。 【構成】 ブレードユニット1より長尺に形成された長
板3の長手方向の両側外縁の中ほどにL字型板4の長手
方向が嵌まる切り欠きを形成し、係合部材を、L字型板
4の側縁に形成した孔に挿通した状態でL字型板4およ
び長板3に係合して長板3にブレードユニット1を保持
させる。そして、長板3の両端部8を架け渡し可能な側
壁間隔で方形状枠体9を形成すると共に、この枠体9の
対向する一組の側壁9a上縁に両端部8を差し込み可能
な切り込み10を形成し、これら枠体9を複数個重ねて
蓋11付きの方形状箱体12に収容する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は複写機のブレードユニットを包装する複写機のブレードユニット用 包装容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、複写機の加熱定着ローラ装置に取付けられる複写機のブレードユニッ トは、トナー像被付着面から不要のトナーを払い取って正常な画像を調製するも のであって、長板状のブレードの先端縁(刃先)は、ローラの表面に整合させる ために、極めて精密な直線形態が要求されるものである。
【0003】 このようなブレードは、例えばポリウレタンなどの軟質合成樹脂からなり、金 属製L字型板の一方の長手方向側縁に重ねて固定された状態で製品となり、いわ ゆるブレードユニットとして流通している。
【0004】 すなわち、図4乃至図6に例示するように、ブレードユニット1は、厚肉のL 字型板4および薄肉のL字型板4aの一方の長手方向側縁に貫通させてネジ14 を取付け、厚肉のL字型板4と薄肉のL字型板4aの他方の側縁間にはブレード 13の長手方向側縁をはさんで、ネジ14を締着してブレード13を挟持したも のである。
【0005】 そして、このようなブレードユニット1を複数個まとめて包装する(いわゆる 複装する)容器としては、図6に示したものが一般的である。
【0006】 このものは、ブレード13の先端縁を上向きにした状態でブレードユニット1 を数本まとめて並列に保持するトレー型のものであって、容器本体20および蓋 21は、ポリエチレンフィルムなどの薄肉の合成樹脂を成形したものからなる。
【0007】 そして、トレー型容器本体20の要所にブレードユニット1の形状に整合する 凹凸部を形成し、蓋21はブレード13以外の要所を押さえるように取付けて、 ブレードユニット1が水平方向に位置ずれすることなく、またブレード13の先 端縁が容器本体20や蓋21の内面に接触しないようにしていた。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の複写機のブレードユニット用包装容器は、種々のブレ ードユニットの形状に合わせてトレー型容器本体20および蓋21を成型して、 ブレード13の先端縁を容器本体20や蓋21の内面に接触させない形状とする ことが必須である。このため、ブレードユニットの大きさや形態ごとに容器成型 用金型が必要となって容器製造のコストが嵩むという問題点がある。
【0009】 また、トレー型の容器にブレードユニットを並列状態に配列すると、効率良く 小さな容器に包装することができないという問題点もある。
【0010】 そこで、この考案は、上記した問題点を解決し、複写機のブレードユニット用 包装容器を、種々のデザインや寸法で形成された複写機用ブレードユニットに対 して、ほぼ同一の形態で対応できる包装容器とすると共に、多数のブレードユニ ットを効率良く小容積に包装できるものとすることを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この考案においては、L字型板の一方の長手方向 側縁に貫通させて孔を形成し、軟質の長板状ブレードの長手方向の一側縁を前記 L字型板の他方の長手方向側縁に重ねて固定した複写機のブレードユニットを包 装する容器であって、 前記ブレードユニットより長尺に形成された長板の長手方向側縁の中ほどに前 記L字型板の長手方向側縁が嵌まる切り欠きを形成し、L字型板の孔に挿通した 状態でL字型板および長板に係合可能な係合部材を設け、前記長板の両端部を架 け渡し可能な寸法で方形状枠体を形成すると共に、この枠体の対向する側壁上縁 に前記長板の両端部を差し込み可能な切り込みを複数個形成し、ブレードユニッ トを嵌めた2つ折りの長板の両端部を前記枠体の一組の側壁に所要数差し込んで 架け渡したものを一組として、複数組を重ねて方形状箱体に収容した構成を採用 したのである。
【0012】 また、上記の複写機のブレードユニット用包装容器の係合部材に代えて、長板 の長手方向にヒンジを形成し、このヒンジによって2つ折り状態で対向する面の 少なくとも一部に粘着層を設けた構成を採用することもできる。
【0013】
【作用】
この考案に係る複写機のブレードユニット用包装容器は、ブレードユニットの L字型板の長手方向側縁を長板に固定し、この長板の両端を枠体の対向する一組 の側壁の切り込みに差し込んで架け渡したものを一組とする。この組は、前記枠 体の大きさと切り込みの形成数に対応して複数のブレードユニットを保持する。
【0014】 ブレードユニットは、長板に形成された切り欠きによって長手方向中央に位置 決めされており、枠体に差し込み固定された際に、枠体の左右の内面に接するこ となく、また枠体の上下端面よりも内部に配置されることになる。また、枠体の 複数の切り込みを選択使用して水平方向にブレード同士が接触しない程度に間隔 を詰めて配置でき、これを複数組重ねて方形状箱体に収容するので、内容積に対 して収容効率の高い包装容器となる。
【0015】 前記した長板は、L字型板の孔に挿通した状態でL字型板および長板に係合可 能な係合部材を有するか、または長板の長手方向にヒンジを形成し、このヒンジ によって2つ折り状態で対向する面の少なくとも一部に粘着層を有するので、ブ レードユニットを位置ずれさせることなく、確実にこれを保持する。
【0016】 また、長板の切り欠きの寸法を変更するだけで、種々の形態の複写機用ブレー ドユニットを包装できる汎用性に優れた容器となる。
【0017】
【実施例】
この考案の実施例を以下、添付図面に基づいて説明する。
【0018】 図1または図2に示すように、実施例は、複写機のブレードユニットの包装容 器であって、ブレードユニット1(図2参照)より長尺に形成された長板3の長 手方向一側外縁の中ほどにL字型板4の長手方向が嵌まる長方形状の切り欠き5 を形成している。係合部材は、雄型係止片7aと雌型係止片7bとからなり、雄 型係止片7aは、L字型板4に形成した孔6に挿通した状態で長板3に形成した 雌型係止片7bを係止可能である。雄型係止片7aは、ヒンジ2を介して長板3 の他側外縁に連続して設けたフラップ7と一体に設けている。
【0019】 そして、図1に示すように、長板3の両端部8を架け渡し可能な側壁間隔で方 形状枠体9を形成すると共に、この枠体9の対向する一組の側壁9a上縁に両端 部8を差し込み可能な切り込み10を形成し、これら枠体9を複数個重ねて蓋1 1付きの方形状箱体12に収容している。
【0020】 図2又は図5に示すように、通常200〜400mmの長尺寸法を有するブレ ードユニット1は、厚肉のL字型板4の一方の長手方向側縁の左右2箇所に貫通 させて孔6を形成しており、厚肉のL字型板4と薄肉のL字型板4aの他方の側 縁間にブレード13の長手方向の一側縁を挟み、これら型板の他方の側縁の長手 方向に間隔を開けて3箇所にネジ14を貫通締着してブレード13を挟持してい る。
【0021】 前記した孔6の形成位置およびその数は、対の雌雄の係止片7a、7bを設け る数およびその位置に対応したものであって、ブレードユニット1の長さなどの 形態に応じて、長板3が2つ折り状態で確実にブレードユニット1を固定できる ように設定している。
【0022】 長板3は、たとえば220〜420mm程度の長尺寸法の長方形状プラスチッ ク板を素材とし、両端には20mm幅のブレードユニット位置決め用の両端部8 を残して両側縁の中ほどの部分を180〜380mmの長さで10〜15mm幅 で切り欠き5を形成したものである。この切り欠き5には、要所に凹部5aを切 り欠いて、ブレードユニット1を挟持した際にネジ14の頭部または先端部が当 たらないようにしている。
【0023】 係合部材は、頭部が球形の雄型係止片7aと、内側に4つの弾性係止片を有す る孔7bとからなるものを示したが、合成樹脂本来の弾性力を利用してスナップ 結合できるようなものであれば、他の周知の形状を採用することもでき、または 割りピンなど周知の係合機構を有するものであってよい。また、図3に示すよう に、雄型係止片7a取り付けるフラップ7に代えて、独立した長板15を設ける こともできる。
【0024】 さらにまた、図2(b)の鎖線に示すように、上記した係合部材に代えて、幅 広の長板の中央部長手方向に長手のヒンジ2aを形成し、このヒンジ2aによっ て2つ折り状態とした際、対向する面の少なくとも一部にL字型板4を接着・剥 離可能な粘着層を設けてもよい。粘着層は、ゴムまたはシリコーン樹脂などの樹 脂などからなる公知の粘着剤からなるものであってよく、これを長板3のヒンジ 2aを介して隣合う一面もしくは全面に塗布するか、その他要所のみに塗布する など、種々の態様で塗布すればよい。
【0025】 図1に示した長板3を保持する枠体9は、プラスチックまたは厚紙などからな り、上底面開口の方形状を呈するものである。枠体9の側壁9aの高さは、長板 3を差し込むための切り込み10を形成でき、かつ包装時に強度を維持できるよ うであれば、可及的に低い高さとするほうが包装効率がよく好ましい。切り込み 10は、例えば1〜1.5cm間隔で多数設けるようにしており、この切り込み 10を選択使用することにより、差し込み間隔を変えて種々のブレードユニット 1の収納に対応できる。
【0026】 上記した実施例でブレードユニット1を包装するには、まず、図4に示すよう に、ブレードユニット1の側縁を長板3とフラップ7で挟み、図5に示すように 、雄型係止片7aを孔6に挿通させた状態で雌型係止片7bに弾性係合する。
【0027】 次に、図1に示すように、枠体9の切り込み10に長板3の両端部8を差し込 んで、枠体9の上端面から両端部8の上部が突出しないようにする。このとき、 ブレード13の大きさ(幅)に応じて使用する切り込み10を選択することによ り間隔を開けて、配置されたブレードユニット1同士が接触しないようにする。 また、長板3の差し込み方向を一つおきに上下逆転するようにすれば、隣合うブ レード同士は、異なる高さに配置されることとなるため、さらに空間を効率よく 利用して包装することができる。
【0028】 そして、このようにブレードユニット1を保持した枠体9を複数段積み重ね、 段ボールなどの適宜素材からなる方形状で蓋11付きの容器12に収容すれば、 多数のブレードユニット1を極めて効率よく包装できる包装容器となる。
【0029】
【効果】
この考案は、以上説明したように、ブレードユニットを長板に係合固定し、こ の長板を枠体に差し込んで固定し、これら枠体を複数個重ねて方形状箱体に収容 したので、種々のデザインや寸法で形成された複写機用ブレードユニットに対し て、長板の切り欠きの形状を変えるだけで対応できる包装容器となる。また、枠 体に形成した切り込みを適宜選択して長板を差し込むようにすれば、極めて効率 良く小容積に包装できるものとなる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の斜視図
【図2】(a) ブレードユニットの正面図 (b) 長板の展開図
【図3】長板および係合部材の他の実施例を示す展開図
【図4】ブレードユニットと長板を示す斜視図
【図5】長板に保持されたブレードユニットを示す縦断
面図
【図6】従来例を示す縦断面図
【符号の説明】
1 ブレードユニット 2、2a ヒンジ 3 長板 4 L字型板 5 切り欠き 6 孔 7 フラップ 7a 雄型係止片 7b 雌型係止片 8 両端部 9 枠体 9a 側壁 10 切り込み 11 蓋 12 箱体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 L字型板の一方の長手方向側縁に貫通さ
    せて孔を形成し、軟質の長板状ブレードの長手方向の一
    側縁を前記L字型板の他方の長手方向側縁に重ねて固定
    した複写機のブレードユニットを包装する容器であっ
    て、 前記ブレードユニットより長尺に形成された長板の長手
    方向側縁の中ほどに前記L字型板の長手方向側縁が嵌ま
    る切り欠きを形成し、L字型板の孔に挿通した状態でL
    字型板および長板に係合可能な係合部材を設け、前記長
    板の両端部を架け渡し可能な寸法で方形状枠体を形成す
    ると共に、この枠体の対向する側壁上縁に前記長板の両
    端部を差し込み可能な切り込みを複数個形成し、ブレー
    ドユニットを嵌めた2つ折りの長板の両端部を前記枠体
    の一組の側壁に所要数差し込んで架け渡したものを一組
    として、複数組を重ねて方形状箱体に収容したことを特
    徴とする複写機のブレードユニット用包装容器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の複写機のブレードユニッ
    ト用包装容器の係合部材に代えて、長板の長手方向にヒ
    ンジを形成し、このヒンジによって2つ折り状態で対向
    する面の少なくとも一部に粘着層を設けたことを特徴と
    する複写機のブレードユニット用包装容器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017073245A1 (ja) * 2015-10-26 2018-01-11 シンジーテック株式会社 クリーニングブレードの梱包材

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017073245A1 (ja) * 2015-10-26 2018-01-11 シンジーテック株式会社 クリーニングブレードの梱包材
CN108351612A (zh) * 2015-10-26 2018-07-31 新智德株式会社 清洁刮板的包装件

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