JPH0761684A - 紙葉類積載装置及び画像記録装置 - Google Patents

紙葉類積載装置及び画像記録装置

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JPH0761684A
JPH0761684A JP23559393A JP23559393A JPH0761684A JP H0761684 A JPH0761684 A JP H0761684A JP 23559393 A JP23559393 A JP 23559393A JP 23559393 A JP23559393 A JP 23559393A JP H0761684 A JPH0761684 A JP H0761684A
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JP
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braking member
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braking
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JP23559393A
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Yoshitaka Masuda
義隆 増田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排紙速度が高速化しても、又、排紙される紙
葉類がコシの弱い薄紙の場合でも、良好な積載が得られ
るようにする。 【構成】 排出される紙葉類を制動部材にて制動し積載
する紙葉類積載装置において、制動部材は曲面形状をし
た第一の制動部材7及び、表面に複数の凹凸を有する第
二の制動部材8の、何れか一方を選択可能に構成して成
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原稿または記録紙等の紙
葉類を多数枚収納する紙葉類積載装置及び画像記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】スリット露光方式の画像記録装置(ロー
タリーカメラ)等においては、一般に原稿を搬送する過
程でスリット露光し、原稿面とフィルム面とを結ぶ光路
内に設けられた結像レンズによって原稿の搬送速度に同
期して送られるフィルム上に原稿イメージを投影しなが
ら次々に原稿を撮影記録できるように構成されている。
【0003】図13に画像記録装置の紙搬送経路を示
す。101は紙葉類積載装置、111は画像記録装置、
112は給紙口、113は排紙口、119は給紙分離ロ
ーラ、120は給紙経路切換ガイド、121は紙検知セ
ンサー、122は照明ランプ、123は平板ガラス、1
24は反射ミラー、125は排紙駆動ローラ、126は
手差しガイド板、127は搬送ベルト、を表す。
【0004】給紙口112に束ねてセットされた原稿は
互いに逆回転する給紙分離ローラ119によって一枚づ
つ画像記録装置111内に給紙される。紙検知センサー
121は原稿が搬送されたことを検知し、図示していな
い画像記録プロセスが原稿と同期するように働く。更に
原稿は搬送ベルト127で画像投影領域に送られる。
【0005】二つの照明ランプ122は平板ガラス12
3の間隙を通る原稿の裏と表を同時に照らしだし、反射
ミラー124及び図示していない結像レンズによって図
示していないフィルム面に原稿のイメージを裏表同時に
結ぶ。
【0006】さらに原稿は搬送ベルト127によって送
られ排紙ローラ125によって記録装置本体111の外
へ排出される。排出された原稿は積載装置101の制動
部材に突き当たり、急激に減速されて積載装置101に
順次積載される。
【0007】図12に従来の積載装置を画像記録装置の
排紙口側から見た斜視図を示す。101は積載装置、1
03はスライダー、103aはアース接点、106はガ
イド台、108は制動部材を表す。
【0008】画像記録する原稿の大きさや位置に合わせ
て排出された原稿を積載するために積載装置101は制
動部材108の位置を前後左右に移動できるようになっ
ている。制動部材108はスライダー103に取り付け
られており、スライダー103はガイド台106の両端
の折り曲げ内をガイドにして前後に移動可能である。ま
た図12では陰になる位置に左右移動用のレールがあ
り、ガイド台106ごと左右に移動可能である。制動部
材108は導電性材料でできており、スライダー103
のアース接点103a、ガイド台106を通じて画像記
録装置本体にアースされている。
【0009】ところで、画像記録装置は自動給紙装置を
備え一度に100枚から500枚の原稿を約20秒から
1分半程度の時間で連続撮影することができ、高速かつ
大量の入力装置として知られている。そして、感光体
(フィルム)の感度や光源の輝度向上、より明るいレン
ズの開発にともない撮影速度は増々高速化している。
【0010】また複写機やプリンター等においても装置
本体から排出される紙葉類の積載に関して同様である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】画像記録装置(ロータ
リーカメラ)を例として説明する。
【0012】従来の画像記録装置では高速で排出される
用紙をコンパクトに積載するために積載装置に用紙の速
度を急激に落とす制動部材108が備えられている。具
体的には、用紙サイズに応じた位置に「ついたて」状の
壁を設け、高速で排出された用紙がぶつかることで制動
させるものである。
【0013】ところが画像記録装置の処理能力が高くな
り用紙の排出速度をより高速化し積載容量を増加させる
と、排出される用紙の整列性が悪くなるという問題が起
こる。つまり撮影後の原稿順序が入れ替わってしまった
り、排出された原稿が裏返ったり折れ曲がったり、散乱
してしまう。
【0014】図10は画像記録装置の排紙部と積載装置
の側面拡大図で、排出された紙葉類の波打ち挙動を説明
する。
【0015】101は積載装置、104はセンターレー
ル、106はガイド台、108は制動部材、110は原
稿、113は排紙口、114はフロントレール、125
は排紙ローラ、一点鎖線128は排紙軌道を表す。
【0016】排紙ローラ125から排出された原稿11
0はほぼ放物線の排紙軌道128を描きながら制動部材
108に突き当たる。制動部材108によって急制動さ
せられた原稿先端110Aとまだ慣性の残っている部分
の反力は原稿110全体に振動として伝わる。
【0017】図10はその振動が原稿110を波打たせ
ている一瞬を表したものであるが、このように原稿の後
端110Bが上向きに波打ったときに後続の原稿110
´が来ると原稿後端110Bをめくりあげたり、原稿後
端110Bの下に潜り込んでしまい排出された原稿の順
番が入れ替わってしまう。また後続の原稿110´も接
触したことで正規の排紙軌道128から外れてしまいそ
れ自身が整列位置に届くことはなく、更に後続する原稿
とも干渉する可能性が出てくるので、この悪循環がしば
らく続き積載装置上で原稿が散乱する事態となってしま
う。
【0018】図11はコシの弱い薄紙が排出された直後
に失速する挙動を説明したものである。排紙ローラ12
5によって排出された原稿110はほぼ排紙軌道128
にそって制動部材108に到達する。しかしここでいう
排紙軌道とは一般に排出される原稿の平均的な軌跡でし
かなく、排紙ローラ125を通り過ぎた原稿に働く力は
重力以外何もなく原稿先端は空気抵抗を受けて不安定な
状態になる。特にトレイシングペーパーのようなコシの
弱い薄紙原稿では特にその影響が大きく、しばしば失速
して原稿先端110Aが真下に落ちてしまうことがあ
る。そうすると原稿先端が折れ曲がったまま積載される
ことになり原稿を痛めたり、折れ曲がったところがかさ
ばるために本来の積載量に至らなくともオーバーフロー
して原稿が散乱してしまう。
【0019】これらの問題点は画像記録装置等の処理が
速くなり、排紙速度が高くなるほど顕著になる。
【0020】本発明は上記した課題を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、排紙速度が高
速化しても、又、排紙される紙葉類がコシの弱い薄紙の
場合でも、良好な積載が得られる紙葉類積載装置及び画
像記録装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、排出される紙葉類を制動部材にて
制動し積載する紙葉類積載装置において、前記制動部材
を曲面形状にしたことを特徴とする。
【0022】また、排出される紙葉類を制動部材にて制
動し積載する紙葉類積載装置において、前記制動部材
は、曲面形状をした第一の制動部材及び、表面に複数の
凹凸を有する第二の制動部材の、何れか一方を選択可能
に構成して成ることを特徴とする。
【0023】また、第一の制動部材と第二の制動部材と
は、互いに他の動きに従動させるリンク機構を介して連
結されるのが好ましい。
【0024】また、排出される紙葉類を制動部材にて制
動し積載する紙葉類積載装置において、排出される紙葉
類を支持して案内する出し入れ自在の支持部材を設けた
ことを特徴とする。
【0025】また、前記支持部材は弾性変位可能に構成
されるのが望ましい。
【0026】また、前記紙葉類積載装置と、紙葉類に画
像を形成して該紙葉類積載装置に排出する画像記録装置
本体と、を備えたことを特徴とする。
【0027】
【作用】上記構成の本発明にあっては、排出された紙葉
類を制動する制動部材の形状を曲面形状としたので、従
来のように制動部材の壁にぶつけて急激に速度を落とす
のではなく、排出された紙葉類を曲面ですべらせて減速
時間を設けることによって衝撃による振動が起きず滑ら
かに制動が行われる。
【0028】また、制動部材が第一の制動部材と第二の
制動部材とから成る場合、排出される紙葉類のサイズに
応じてそれら制動部材の一方を選択して使用すること
で、サイズの違いに関らず適切な制動を行うことができ
る。即ち、大きなサイズの紙葉類は急制動を行うと大き
な波打ちが起きるが、曲面形状の第一の制動部材を用い
ることで減速時間を持って滑らかな制動ができ、他方小
さなサイズの紙葉類は急制動に対して比較的波打ちが起
き難いので、表面に複数の凹凸を有する第二の制動部材
で比較的急激な制動を行うことができる。
【0029】また、第一の制動部材と第二の制動部材と
が互いに他の動きに従動させるリンク機構を介して連結
されている場合、第一の制動部材を制動に使用するため
起こすと、第二の制動部材が倒れて不使用状態となり、
逆に、第二の制動部材を制動に使用するために起こす
と、第一の制動部材が倒れて不使用状態となり、各制動
部材の選択が容易に行える。
【0030】また、出し入れ自在の支持部材を設けた場
合、紙葉類としてコシの弱い薄紙を用いる際に、その支
持部材を出した状態にすることで、空気抵抗で先端が下
方に曲がっても、支持部材にて支持された状態で制動部
材に案内されるので、コシの弱い薄紙でも折れ曲がった
りせずに積載される。なお、コシの強い紙を用いる際に
は、支持部材を収めておけばよい。
【0031】また、支持部材を弾性変位可能とすること
で、紙葉類の積載量に応じて支持部材の紙葉類支持面が
下がるので、積載面を常に略一定に保つことができる。
【0032】
【実施例】図6に本発明を用いた画像記録装置(ロータ
リーカメラ)本体の斜視図を示し、図7に同装置の断面
図を示す。
【0033】1は紙葉類積載装置としての積載装置、2
は支持部材、3はスライダー、4はセンターレール、5
は規制板、6はガイド台、11は画像記録装置本体、1
2は給紙口、13は排紙口、14はフロントレール、1
5はフィルムカートリッジ挿入口、16は搬送操作パネ
ル、17は撮影操作パネル、18は給紙厚調整ノブ、1
9は給紙分離ローラ、20は給紙経路切換ガイド、21
は紙検知センサー、22は照明ランプ、23は平板ガラ
ス、24は反射ミラー、25は排紙駆動ローラ、26は
手差しガイド板、27は搬送ベルト、10は紙葉類とし
ての原稿を表す。
【0034】記録媒体である図示していない撮影用フィ
ルムをフィルムカートリッジ挿入口15にセットし、撮
影に必要なリード送りやカウンターのセットなどの操作
を撮影操作パネル17で行う。積載装置1を原稿サイズ
や撮影位置に合わせる。フロントレール14と嵌合した
ガイド台6は左右に移動可能で撮影位置に、センターレ
ール4と嵌合したスライダー3は前後に移動可能で原稿
サイズにそれぞれ合わせることができる。
【0035】原稿を給紙口12にセットし、搬送操作パ
ネルを操作する事で、セットされた原稿は互いに逆回転
する給紙分離ローラ19によって一枚づつ画像記録装置
11内に給紙される。紙検知センサー21は原稿が搬送
されたことを検知し、図示していない画像記録プロセス
が原稿と同期するように働く。更に原稿は搬送ベルト2
7で画像投影領域に送られる。
【0036】二つの照明ランプ22は平板ガラス23の
間隙を通る原稿の裏と表を同時に照らしだし、反射ミラ
ー24及び図示していない結像レンズによって図示して
いないフィルム面に原稿のイメージを裏表同時に結ぶ。
【0037】さらに原稿は搬送ベルト27によって送ら
れ排紙ローラ25によって排出口13から記録装置本体
11の外へ排出される。
【0038】図1に本発明による積載装置を画像記録装
置11の排紙口側から見た斜視図を示す。
【0039】1は積載装置、2は支持部材、3はスライ
ダー、4はセンターレール、5は規制板、6はガイド
台、7は第一制動部材、8は第二制動部材を表す。
【0040】画像記録する原稿の大きさや位置に合わせ
て排紙原稿を積載するために積載装置1は第一制動部材
7、第二制動部材8の位置を前後左右に移動できるよう
にできている。従来例にあったアース接点3aはガイド
台6の折り曲げ内に隠されており、摺動傷がめだたない
ようになっている。
【0041】第一制動部材7と第二制動部材8はリンク
部材30に、リンク部材30はスライダー3に取り付け
られておりスライダー3はセンターレール4をガイドに
して前後に移動可能である。また図1では陰になる位置
に左右移動用のレールがあり、ガイド台6ごと左右に移
動可能である。第一制動部材7、第二制動部材8は導電
性材料でできており、スライダー3のアース接点3a、
ガイド台6を通じて画像記録装置本体にアースされてい
る。
【0042】ガイド台6には規制板5が両サイドに設け
られており、排出された紙葉類がガイド台6から横には
み出して崩れ落ちるのを防止している。
【0043】図1ではうつぶせている第二制動部材8の
排紙受け面側にほぼ全域にわたって水平にヤスリ状の溝
が刻まれており、第一制動部材7の排紙受け面は曲面形
状をしている。
【0044】図2に本発明による積載装置の第一制動部
材選択時の側面図を示す。2は支持部材、3はスライダ
ー、4はセンターレール、6はガイド台、7は第一制動
部材、7A,7Bは第一制動部材の位置決め部位、8は
第二制動部材、14はフロントレール、30はリンク部
材、30A,30Bはリンク部材の位置決め部位を表
す。
【0045】図のように第二制動部材8はその背面が第
一制動部材7の曲面とほぼつながるような角度に折りた
たまれ、第一制動部材7が起き上がっている。図2では
薄紙に対応できるように支持部材2を立ち上げた状態を
描いているが必要の無いときには任意に下げることもで
きる。
【0046】図4にてリンク機構を説明する。31はリ
ンク軸、32はトグル用バネ、33はねじりコイルバ
ネ、34は第二制動部材軸を表す。その他同じ数字を付
けた物は同じ部品を表しているので簡略のために説明を
省略する。なおここで、部材30,31,32,33,
34を有してリンク機構40が構成される。リンク部材
30はスライダー3に設けられているリンク軸31を中
心に回動可能であり、トグル用バネ32によって図4で
は図中時計回りに引っ張られている。リンク部材30は
端面30Aがスライダー3の一部分に突き当たることで
図中時計方向に位置が決まり、第一制動部材7はリンク
軸31を中心に回動可能であり自重により図中反時計方
向に回転しようとして不図示の端面7Aがリンク部材3
0に突き当たるところで止まる。第二制動部材8は第二
制動部材軸34を中心に回動可能であり、ねじりコイル
バネ33によって図中時計方向に力が加えられており、
リンク部材30の端面30Cに突き当たることで位置決
めされる。
【0047】第二制動部材8を立ち上げるにはリンク部
材30を図中反時計方向に回すとトグルバネ32とリン
ク軸31によるトグル機構によりリンク部材30に図中
反時計方向に力が働くことになり、リンク部材30の端
面30Cが第二制動部材8を押し上げることになる。同
時に第一制動部材7は7Aの位置決めの移動に伴って更
に図中反時計方向に回転し、今度は7Bがスライダー3
に突き当たることで位置決めされる。
【0048】リンク部材30の他の端面30Bは第一制
動部材7に突き当たるまで回転し位置決めされる。そう
すると第二制動部材8はほぼ垂直に立ち上がり、第一制
動部材7はほぼ水平な位置に退避する。図3に本発明に
よる積載装置の第二制動部材8選択時の側面図を示す。
【0049】ここで9は防振ゴムを表す。
【0050】図4で説明したリンク機構40によりリン
ク部材30を図中反時計回りに回転させることにより第
一制動部材7が倒れ込み、第二制動部材8が起き上が
る。第二制動部材8は主に小サイズの原稿に適した制動
部材であり、原稿受け面に微小な複数の溝が設けられて
いる以外従来と同じ扱いができる。
【0051】図5に第二制動部材8の断面詳細図を示
す。図のように第二制動部材8の原稿受け面曲率にはピ
ッチ0.5mm、深さ0.3mmの傾斜溝(断面テーパ
状の溝)が刻まれている。
【0052】裏面の防振ゴム9は原稿が第二制動部材8
に突き当たるとき出る衝撃音を緩和するために貼りつけ
られている。
【0053】なお、ここでの寸法は本発明を実施した画
像記録装置の扱う紙葉類のサイズ及び厚みを元に求めた
一例であり、本発明を限定するものではない。
【0054】本実施例では排出された紙葉類に帯びた静
電気を除電するために制動部材7,8は板金(アルミニ
ウム合金、ステンレス)で構成したが、導電性のある材
質であれば板金に限らず導電性樹脂などを用いてモール
ド成形にしても良い。
【0055】第二制動部材8はリンク部材30に対して
回動可能で図3中時計方向にはリンク部材30の端面3
0Cによって回転を制限されているが、図中反時計方向
にはねじりコイルバネ33の力に逆らって回転できる。
これはほぼ垂直にたっている制動部材8の向こう側(図
3中右側)に排出され積載された原稿を取り出すときに
制動部材8が手前(図3中左側)へ倒れた方が取り出し
やすいためである。
【0056】図8にて本発明による第一制動部材の効果
を説明する。図の様にほぼ放物線の排紙軌道28にのっ
て排出された原稿10は曲面形状をした第一制動部材7
と干渉し、原稿先端が擦れながら徐々に速度を落とす。
従来の様に壁にぶつけて急激に速度を落とすのではな
く、原稿を曲面ですべらせて減速時間を設けることによ
って衝撃による振動が起きず滑らかに制動できる。
【0057】曲面形状の曲率は積載する紙サイズにもよ
るが最大A4サイズまでの原稿を取り扱う本実施例の場
合では曲率半径120mm〜160mmで良好な結果を
得たが、取り扱う紙質等によってはこの値を大きくした
り小さくしたりした方がより良く整列する可能性もあ
る。また同一半径ではなく、原稿の当たり始める位置は
大きくて進むにつれ小さくなるように部分的に曲率の異
なる曲面を用いても本発明の概念を逸脱しないことは明
白である。
【0058】図9にて本発明による支持部材の効果を説
明する。
【0059】ここで29は失速軌道を表す。
【0060】トレイシングペーパーのように薄くてコシ
の弱い紙は排紙軌道28を通らず、途中で失速軌道29
のように失速して原稿先端が落ちてしまう。
【0061】そこで失速した原稿の先端を支え且つ原稿
のほぼ中央を支えることで原稿にコシを付ける支持部材
2を設けている。支持部材2は排紙軌道28とほぼ平行
になっており排出された原稿を抵抗無く支持できるよう
に傾斜している。そしてこの支持部材2は剛体ではなく
弾性体もしくは弾性支持されておりその弾性係数は積載
される紙の量に比例した値に設定され積載量に応じて支
持部材2が下がっていき、積載面がほぼ一定の高さにな
るようになっている。
【0062】またコシの強い紙の場合は必要無いので制
動部材よりも低く収納できるようになっている。
【0063】
【発明の効果】以上説明した様に、排紙速度が高速化し
ても曲面形状の第一制動部材によって、はねかえった排
紙がめくれ上がったり、順番が入れ替わってしまうこと
もない。
【0064】また、支持部材によってコシの弱い薄紙が
失速しても裏返らず最後までサポートしてくれ、また支
持部材を弾性保持すれば積載量に応じて支持部材が下が
っていき結果的に排紙の支持面がいつもほぼ同じ高さに
なることで積載量を減らすことなく薄紙のサポートがで
きる。
【0065】また、表面に複数の凹凸を有する第二制動
部材、曲面形状の第一制動部材、支持部材を選択的に切
り替えることでサイズや厚みにかかわらず、高速で排出
された紙葉類を整列よく積載することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る紙葉類積載装置の排紙
口側から見た斜視図である。
【図2】同装置の第一制動部材選択時の側面図である。
【図3】同装置の第二制動部材選択時の側面図である。
【図4】同装置のリンク機構の構成図である。
【図5】同装置の第二制動部材断面図である。
【図6】本発明の一実施例に係る画像記録装置の斜視図
である。
【図7】同画像記録装置の概略断面図である。
【図8】同紙葉類積載装置の第一制動部材による効果を
説明する図である。
【図9】同紙葉類積載装置の支持部材による効果を説明
する図である。
【図10】従来の紙葉類積載装置の排紙挙動としての波
打ち現象を説明する図である。
【図11】同装置の排紙挙動としての失速現象を説明す
る図である。
【図12】同装置の斜視図である。
【図13】従来の画像記録装置の断面図である。
【符号の説明】
1 積載装置(紙葉類積載装置) 2 支持部材 7 第1制動部材 8 第2制動部材 10 原稿(紙葉類) 11 画像記録装置本体 40 リンク機構

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排出される紙葉類を制動部材にて制動し
    積載する紙葉類積載装置において、 前記制動部材を曲面形状にしたことを特徴とする紙葉類
    積載装置。
  2. 【請求項2】 排出される紙葉類を制動部材にて制動し
    積載する紙葉類積載装置において、 前記制動部材は、曲面形状をした第一の制動部材及び、
    表面に複数の凹凸を有する第二の制動部材の、何れか一
    方を選択可能に構成して成ることを特徴とする紙葉類積
    載装置。
  3. 【請求項3】 第一の制動部材と第二の制動部材とは、
    互いに他の動きに従動させるリンク機構を介して連結さ
    れた請求項2記載の紙葉類積載装置。
  4. 【請求項4】 排出される紙葉類を制動部材にて制動し
    積載する紙葉類積載装置において、 排出される紙葉類を支持して案内する出し入れ自在の支
    持部材を設けたことを特徴とする紙葉類積載装置。
  5. 【請求項5】 前記支持部材は弾性変位可能に構成され
    た請求項4記載の紙葉類積載装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の紙葉類積載装置と、紙葉
    類に画像を形成して該紙葉類積載装置に排出する画像記
    録装置本体と、を備えたことを特徴とする画像記録装
    置。
JP23559393A 1993-08-27 1993-08-27 紙葉類積載装置及び画像記録装置 Withdrawn JPH0761684A (ja)

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ID=16988306

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JP23559393A Withdrawn JPH0761684A (ja) 1993-08-27 1993-08-27 紙葉類積載装置及び画像記録装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006069727A (ja) * 2004-09-01 2006-03-16 Fuji Xerox Co Ltd 後処理装置
JP2008285258A (ja) * 2007-05-16 2008-11-27 Duplo Seiko Corp 紙受け装置
WO2015141277A1 (ja) * 2014-03-20 2015-09-24 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 シート搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置
JP2017075040A (ja) * 2015-10-16 2017-04-20 セイコーエプソン株式会社 媒体排出装置および画像読取装置

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