JPH0761505B2 - 意匠性金属板及びその製造方法 - Google Patents

意匠性金属板及びその製造方法

Info

Publication number
JPH0761505B2
JPH0761505B2 JP1207976A JP20797689A JPH0761505B2 JP H0761505 B2 JPH0761505 B2 JP H0761505B2 JP 1207976 A JP1207976 A JP 1207976A JP 20797689 A JP20797689 A JP 20797689A JP H0761505 B2 JPH0761505 B2 JP H0761505B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal plate
designable
pattern
uneven pattern
back surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1207976A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0377728A (ja
Inventor
毅 東
種生 広野
武生 西田
Original Assignee
川崎製鉄株式会社
株式会社和光製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 川崎製鉄株式会社, 株式会社和光製作所 filed Critical 川崎製鉄株式会社
Priority to JP1207976A priority Critical patent/JPH0761505B2/ja
Publication of JPH0377728A publication Critical patent/JPH0377728A/ja
Publication of JPH0761505B2 publication Critical patent/JPH0761505B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Metal Rolling (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、 壁材、柱等の、建築用内外装材。
厨房機器の天板、キャビネットのパネル。
その他、耐蝕性に加え意匠性が要求される分野。
等に用いられる、意匠性金属板及びその製造方法に関す
る。さらに詳しくは、裏面の深くて粗い凹凸模様が、表
面の細かくて浅い凹凸模様に重畳した表面模様を有する
意匠性金属板に関するものである。
〔従来の技術〕
表面に凹凸模様を形成した従来技術の意匠性金属板に
は、模様付ロールで加工されたエンボス加工金属板と、
エッチング手段で加工されたエッチング加工金属板があ
り、何れも意匠性を持たせようとする面に加工されてい
る。
例えば、流し台天板には、ステンレス鋼板が使用される
ようになってから久しいが、昔は表面に何の模様も加工
されていない平滑なステンレス鋼板が使用されており、
金属光沢が強過ぎることから最近では、規則的な凹凸模
様を付与した(エンボス加工)ステンレス天板の需要が
伸びている。しかし、このエンボス加工材でも、なお、
金属光沢が相当残存しており、ユーザーから更に一層の
改善が望まれていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、金属板表面と裏面にエンボス加工を施して裏
面の模様を表面側に浮上がらせることによって、従来製
品より、優雅で落着きがあり高級感のある意匠性金属板
及びその製造方法を提供することを課題とするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の意匠性金属板は、冷間圧延あるいはプレス加工
で製造される意匠性金属板に適用され、次の技術手段を
採った。すなわち、 微細な表面凹凸模様と、表面凹凸模様の最大粗さより2
μm以上大きい最大粗さを有する裏面凹凸模様とを有
し、表面凹凸模様に裏面凹凸模様の裏移り模様が重畳し
た表面を有することを特徴とする意匠性金属板である。
本発明の意匠性金属板を製造する方法は、 冷間圧延に適用され、 金属板表面を微細な凹凸模様を有するロールで圧延加工
し、次いで金属板裏面を凹凸模様の最大粗さより2μm
以上大きい最大粗さを有するロールで圧延加工すること
を特徴とする意匠性金属板の製造方法である。
また、金属板の表裏面は同時に圧延加工することができ
る。
プレス加工に適用され、 金属板表面を微細な凹凸模様を有する金型で加工し、次
いで金属板裏面を凹凸模様の最大粗さより2μm以上大
きい最大粗さを有する金型で加工することを特徴とする
意匠性金属板の製造方法。
また、金属板の表裏面は同時にプレス加工することがで
きる。
〔作用〕
本発明は意匠性を持たせようとする金属板面(表面)
と、その反対面(裏面)にもエンボス加工を施し、裏面
の模様を表面側に浮上がらせることを特徴としている。
本発明方法の一例の説明図(模式図)を第3図に示す。
第3図(a)は加工前の金属板1の断面図、第3図
(b)は、金属板1の表面2に浅くて細かい凹凸模様を
加工した断面図、第3図(c)は裏面3側に深くて大き
い凹凸模様を加工した断面図である。第3図(c)に示
すように、裏面3側に深くて大きい凹凸模様を加工する
ために、裏面3側の凹部には強圧下を受けるので、表面
2側の凹凸模様は潰されて浅くなる。また、裏面3側の
凸部は圧下が少なく、表面2側の凹凸模様はそのまま残
る。
このようにして、表面2の浅くて細かい凹凸模様に裏面
3側の凹凸模様が重畳して見られる。
このためには、加工金属板の表面の最大粗さを裏面の最
大粗さより小さくすると共に両者の最大粗さの差を2μ
m以上とすることが必要であり、2μm以下では裏面の
模様が表面の模様に打消されて表面側に浮上がって来な
い。
〔実施例〕
第1図は本発明の第1の実施例であり、 第1図に示す意匠性金属板を冷間圧延時の最終パスで
加工する場合には、 圧下率は1〜5%がよく、1%未満では裏面の模様が表
面側に浮上がらないし、5%を超えると冷間圧延による
金属板の硬化が大きくなり、裏面の模様の表面側への浮
上がり具合が5%以下のものに比べて変わらないのに金
属板の形状が悪化する。
第1図に示す意匠性金属板を調質圧延で加工するに
は、 大径ロールで行うために圧下率1〜2%で圧延すれば、
裏面の模様の表面側への浮上がり具合及び形状のよい意
匠性金属板が得られる。
第2図は本発明の第2の実施例であり、 第2図に示す意匠性金属板を冷間圧延時の最終パスで
加工するには、 圧下率は0.5〜3%が適正である。
第2図に示す意匠性金属板を調質圧延で加工するに
は、 圧下率0.5〜1.5%がよい。
以上のように、加工手段によっても、圧下条件は異な
る。
〔発明の効果〕
本発明は、次のような優れた意匠性金属板を得ることが
できる。
優雅で落着きがあり、更に高級感がある。
素材が鉄とは思えないような雰囲気を醸し出すことが
できる。
表裏面の模様の組合わせにより、多種の模様ができ、
さらに照明効果を併用するなどすれば、応用範囲は広
い。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の第1の実施例の金属板の表面の
写真、第1図(b)はその裏面の写真である。第2図
(a)は本発明の第2の実施例の表面の写真、第2図
(b)はその裏面の写真である。第3図は本発明の製造
工程を示す説明図(模式図)である。 1……金属板、2……表面、 3……裏面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西田 武生 京都府京都市伏見区横大路柿ノ本町7番地 株式会社和光製作所内 (56)参考文献 特開 昭63−108901(JP,A) 特開 昭63−140714(JP,A) 特開 昭61−212427(JP,A) 特開 昭57−58924(JP,A) 特公 昭62−15268(JP,B2)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷間圧延あるいはプレス加工で製造される
    意匠性金属板において、 微細な表面凹凸模様と、該表面凹凸模様の最大粗さより
    2μ以上大きい最大粗さを有する裏面凹凸模様とを有
    し、前記表面凹凸模様に前記裏面凹凸模様の裏移り模様
    が重畳した表面を有することを特徴とする意匠性金属
    板。
  2. 【請求項2】意匠性金属板を冷間圧延で製造するにする
    にあたり、 金属板表面を微細な凹凸模様を有するロールで圧延加工
    し、次いで金属板裏面を該凹凸模様の最大粗さより2μ
    m以上大きい最大粗さを有するロールで圧延加工するこ
    とを特徴とする意匠性金属板の製造方法。
  3. 【請求項3】前記金属板の圧延加工が表裏面同時加工で
    ある請求項2記載の意匠性金属板の製造方法。
  4. 【請求項4】意匠性金属板をプレス加工で製造するにあ
    たり、 金属板表面を微細な凹凸模様を有する金型で加工し、次
    いで金属板裏面を該凹凸模様の最大粗さより2μm以上
    大きい最大粗さを有する金型で加工することを特徴とす
    る意匠性金属板の製造方法。
  5. 【請求項5】前記金属板のプレス加工が表裏面同時加工
    である請求項4記載の意匠性金属板の製造方法。
JP1207976A 1989-08-14 1989-08-14 意匠性金属板及びその製造方法 Expired - Fee Related JPH0761505B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1207976A JPH0761505B2 (ja) 1989-08-14 1989-08-14 意匠性金属板及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1207976A JPH0761505B2 (ja) 1989-08-14 1989-08-14 意匠性金属板及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0377728A JPH0377728A (ja) 1991-04-03
JPH0761505B2 true JPH0761505B2 (ja) 1995-07-05

Family

ID=16548622

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1207976A Expired - Fee Related JPH0761505B2 (ja) 1989-08-14 1989-08-14 意匠性金属板及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0761505B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005074441A (ja) * 2003-08-28 2005-03-24 Punch Industry Co Ltd プレス金型用のパンチ
JP7343015B1 (ja) * 2022-08-29 2023-09-12 Jfeスチール株式会社 プレス成形品の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0377728A (ja) 1991-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4503696A (en) Method for the production of spike-free sheets
CH651231A5 (de) Verfahren zur herstellung einer pfanne mit einer oberflaechenverzierung.
US4886713A (en) Deep drawable aluminum sheet or strip
JPH0761505B2 (ja) 意匠性金属板及びその製造方法
US5044076A (en) Method for producing a metal product having improved lustre after painting
JP3335090B2 (ja) エンボス加工を施した金属板及びエンボス加工型
US2851000A (en) Method of making an embossed steel sheet
CN212499677U (zh) 一种具有微凹凸结构的黄金片
KR20120059891A (ko) 차량용 냉연 강판의 가공 방법 및 그 가공 방법으로 제조된 차량용 냉연 강판
JPS6213092B2 (ja)
JP2562756B2 (ja) 円筒深絞り用ダイスおよび円筒深絞り方法
JP2000288643A (ja) エンボス加工を施したアルミニウム合金板のプレス成形方法
JPH0739963A (ja) 軟質弾性体を使用した模様付き金属板の製造方法
SU1084091A1 (ru) Способ обработки поверхности листа
Fann et al. Finite element analysis of rolling process to locally thin metal strips
JP2855392B2 (ja) 冷間圧延板
JPH0377730A (ja) クロス凹凸模様付金属箔とその製造方法並びに製造装置
JPS59113905A (ja) 片面フラツトな差厚鋼板の製造方法
JPH02263501A (ja) 圧延による模様付き金属板又は虹色金属板の製造方法
TWI275689B (en) A metal plate with patterns and the pattern mold
JP2000312924A (ja) ワークのコーナエッジ形成方法
JPH06170405A (ja) 板曲げアングル材の冷間圧延方法
JPH0663603A (ja) プレス加工用金属板の製造方法
JP2000288601A5 (ja)
JP2500215B2 (ja) 耐プレスしわ性の良好なほうろう用薄鋼板

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees