JPH0760811A - 押しボタン部材の製造方法 - Google Patents

押しボタン部材の製造方法

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JPH0760811A
JPH0760811A JP5234281A JP23428193A JPH0760811A JP H0760811 A JPH0760811 A JP H0760811A JP 5234281 A JP5234281 A JP 5234281A JP 23428193 A JP23428193 A JP 23428193A JP H0760811 A JPH0760811 A JP H0760811A
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Japan
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mold member
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Application number
JP5234281A
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English (en)
Inventor
Toru Hasegawa
亨 長谷川
Minoru Maeda
稔 前田
Tadashi Yasuda
直史 安田
Naoki Ando
直樹 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0760811A publication Critical patent/JPH0760811A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2215/00Tactile feedback
    • H01H2215/004Collapsible dome or bubble
    • H01H2215/008Part of substrate or membrane
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2229/00Manufacturing
    • H01H2229/044Injection moulding

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ショートショットなどの不良の発生がなく、
ウエルドが無くあるいは少なくて良好な外観を有する押
しボタン部材の製造方法を提供すること。 【構成】 被押圧部が可変形部を介して基盤部に一体に
形成されてなる押しボタン部材を、熱可塑性ポリエステ
ルエラストマー組成物を用いて射出成形により製造する
方法において、金型のキャビティにおける可変形部に対
応するギャップに係る一方の成形面が、他方の成形面に
接近した作動位置と、作動位置よりも他方の成形面から
一層離間した非作動位置との間で移動自在な可動金型部
材により構成され、可動金型部材が作動位置にある状態
におけるギャップの厚みの最小が0.1〜0.5mmで
あり、可動金型部材が非作動位置にある状態で、溶融さ
れた成形材料が金型のキャビティ内に注入され、その
後、可動金型部材が作動位置に移動された状態で、成形
材料が冷却固化される工程を含むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばキーボートスイ
ッチに用いられる押しボタン部材を射出成形により製造
する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、オーディオ機器、ビデオ機器、
OA機器、その他の装置における操作部には、多数の押
しボタンスイッチが用いられている。かかる押しボタン
スイッチとしては、被押圧部と基盤部とを、被押圧部の
外周縁に弾性によるスプリング機能を有する肉厚の小さ
い可変形部を介して一体に設けた押しボタン部材を具え
てなるものが知られている。
【0003】このような押しボタン部材の素材として
は、従来、主にシリコーンゴム等のゴムが用いられてい
る。しかし、素材としてゴムを用いて押しボタン部材を
製造する場合には、成形加工時において加硫工程を必要
とすることや、成形後においてバリ取り作業を必要とす
ることなどから一般に生産性が低い、という欠点があ
る。このような事情から、射出成形が可能な熱可塑性エ
ラストマー組成物を成形してなる押しボタン部材が提案
されている。
【0004】然るに、このような押しボタン部材を例え
ば一般的なサイドゲートタイプの金型により射出成形す
る場合には、キャビティ内における肉厚の小さい可変形
部に対応するギャップが非常に狭いものであり、これが
成形材料の流動を阻害するため、成形材料がキャビティ
の全領域にわたって円滑に流れ込まず、その結果、ショ
ートショット、ガス焼けなどによる不良が生じやすい、
という問題がある。
【0005】このような問題を解決するために、キャビ
ティ内の押しボタン部材の被押圧部に対応する空間に係
る成形面の中央付近にゲートを配置した金型によって、
押しボタン部材を成形する方法が提案されている(特開
昭63−92428号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法においては、目的とする押しボタン部材が複数の被
押圧部を有するものである場合には、各被押圧部に対応
する空間に係る成形面の各々にゲートを設けること、す
なわち被押圧部の数に応じてゲートを設けることが必要
となり、その結果、成形品には不可避的にウエルドが生
ずるため、外観の良好な押しボタン部材を製造すること
が困難である、という問題がある。
【0007】特に、最近においては、被押圧部を保持す
る基盤部がカバー部を兼ねたカバー一体型の押しボタン
部材が提案されているが、このような押しボタン部材に
おいては、被押圧部だけではなく押しボタン部材の表面
全体が外部に露出されるので、その外観が全体にわたっ
て良好であることが、品質上、非常に重要なことであ
る。
【0008】本発明は、以上のような事情に基づいてな
されたものであって、その目的は、被押圧部が肉厚の小
さい可変形部を介して基盤部に一体に形成されてなる押
しボタン部材を射出成形により製造する方法において、
ショートショットなどの不良が発生することがなく、し
かも、ウエルドが無くあるいは少なくて良好な外観を有
する押しボタン部材を確実に製造することができる方法
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の押しボタン部材
の製造方法は、被押圧部がその外周縁から外方に伸びる
肉厚の小さい可変形部を介して基盤部に一体に形成され
てなる押しボタン部材を、熱可塑性ポリエステルエラス
トマー組成物よりなる成形材料を金型内に射出成形する
ことにより、製造する方法において、前記金型において
は、そのキャビティにおける前記可変形部に対応するギ
ャップに係る一方の成形面が、これと対向する他方の成
形面に接近した作動位置と、この作動位置よりも前記他
方の成形面から一層離間した非作動位置との間で移動自
在な可動金型部材により構成され、前記可動金型部材が
前記作動位置にある状態における前記ギャップの厚みの
最小が0.1〜0.5mmであり、前記可動金型部材が
非作動位置にある状態で、溶融された成形材料が前記金
型のキャビティ内に注入され、その後、可動金型部材が
作動位置に移動された状態で、成形材料が冷却固化され
る工程を含むことを特徴とする。
【0010】また、本発明の製造方法においては、可動
金型部材が非作動位置にある状態における一方の成形面
と他方の成形面との間のギャップの厚みの最小が0.8
mm以上であることが好ましい。
【0011】さらに,本発明の製造方法においては、成
形材料が、(A)熱可塑性ポリエステルエラストマー5
0〜100重量%と、(B)ジエン系ゴムまたはアクリ
ル系ゴム0〜20重量%と、(C)可塑剤0〜30重量
%とからなる成分100重量部に対して、(D)ポリオ
ルガノシロキサン0〜2重量部が含有されてなる熱可塑
性ポリエステルエラストマー組成物であることが好まし
い。
【0012】
【作用】このような方法においては、金型の可動金型部
材を非作動位置とすることにより、キャビティ内におい
ては、成形材料の流動を阻害する狭隘な部分が存在しな
い状態となる。従って、成形材料を金型のキャビティ内
の全領域にわたって円滑に流れ込ませることができ、シ
ョートショットなどの充填不良が発生しないので、目的
とする押しボタン部材の被押圧部が複数である場合に
も、各被押圧部毎に対応して金型にゲートを設ける必要
がなく、その結果、発生するウエルドが無くあるいは少
なくて良好な外観を有する押しボタン部材を確実に製造
することができる。
【0013】また、成形材料が射出注入された後、可動
金型部材が作動位置に移動された状態で成形材料が冷却
固化され、しかも、可動金型部材が作動位置にある状態
において、キャビティにおける押しボタン部材の可変形
部に対応するギャップの厚みが0.1mm〜0.5mm
であるので、所期の寸法および形状を有する可変形部を
形成することができてスイッチング操作感覚が良好な押
しボタン部材を製造することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。本
発明においては、熱可塑性ポリエステルエラストマー組
成物よりなる成形材料を用いて、射出成形法により押し
ボタン部材を製造する。
【0015】図1は、本発明の製造方法に用いることが
できる射出成形用金型の一例における一部の構成を示す
説明図である。
【0016】また、図8は、図1の射出成形用金型によ
り製造される押しボタン部材の構成を示す説明図であ
り、この押しボタン部材40は、カバー部を兼ねた基盤
部43上に肉厚の小さい可変形部42を介して被押圧部
41が一体に形成されてなるカバー一体型のものであっ
て、具体的には、偏平な円柱状の被押圧部41の下部外
周縁から外方下方に円錐台形筒状に伸びるよう可変形部
42が形成され、この可変形部42の外周縁が、水平方
向に伸びる基盤部43に連結され、共通の基盤部43に
複数の被押圧部41が並んで形成されている。
【0017】図1の射出成形用金型においては、射出成
形機の固定盤に取り付けられる固定側金型10の固定側
型板11上に、射出成形機の可動盤に取り付けられる可
動側金型20の可動側型板21が配置され、固定側型板
11および可動側型板21により囲まれる空間によって
キャビティ1が形成されている。
【0018】また、破線で示すように、固定側型板11
には、これを貫通するようスプルー2が形成され、固定
側型板11および可動側型板21には、スプルー2に連
通してランナー3が形成されている。この例において
は、ゲート4はタブゲートとされており、具体的には、
図3にも示すように、ランナー3に連通してゲート4が
形成され、このゲート4に連通してタブ5が形成され、
このタブ5がキャビティ1に連通している。
【0019】可動側金型20には、後述する作動位置と
非作動位置との間で移動自在となるよう、例えば円筒状
の可動金型部材23が、形成されるべき押しボタン部材
40の被押圧部41の各々に対応した位置において、そ
れぞれ可動側型板21を貫通して摺動自在に設けられて
いる。図1において、可動金型部材23は作動位置にあ
る状態である。
【0020】可動金型部材23は、そのテーパ状の内端
面24がキャビティ1内の押しボタン部材40の可変形
部42に対応するギャップを画成する可動側金型20側
の成形面とされ、当該可動側金型20が閉じられて固定
側金型10に対接された成形可能な状態において、内端
面24とこれに対向する固定側金型10側の成形面12
との間のギャップの厚みが、目的とする押しボタン部材
40の可変形部42の肉厚に相当する大きさとなる作動
位置と、図2に示すように、内端面24と成形面12と
の間のギャップの厚みが、前記作動位置におけるギャッ
プの厚みよりも相当に大きい状態となる非作動位置との
間で移動自在に設けられている。
【0021】可動金型部材23が作動位置にある状態に
おいて、可動金型部材23の内端面24と、これに対向
する固定側金型10側の成形面12との間のギャップの
厚みの最小が、0.1mm〜0.5mmであることが好
ましい。
【0022】また、可動金型部材23が非作動位置にあ
る状態において、可動金型部材23の内端面24と、こ
れに対向する固定側金型10側の成形面12との間のギ
ャップの厚みの最小が、0.8mm以上であることが好
ましい。
【0023】可動金型部材23を移動させるための手段
としては、例えば、可動金型部材23の外端面に押出板
を設け、射出成形機に押出板移動機構を設けて、この押
出板移動機構により押出板を押し出すことによって、可
動金型部材23を非作動位置から作動位置に移動させる
ことができ、また、専用のスプリングを具えたリターン
ピンを設けることにより、可動金型部材23を動作位置
から非動作位置に移動させることができる。
【0024】また、可動側金型20には、可動金型部材
23が設けられる位置以外の位置、図示の例では基盤部
43に相当する位置において、可動側型板21を貫通す
るよう円柱状のエジェクタピン22が設けられている。
このエジェクタピン22は、その一端が突き出されるこ
とにより成形品を離型させるものである。
【0025】以上において、金型のゲートはタブゲート
に限定されず、例えば、サイドゲート、オーバーラップ
ゲート、フィルムゲート、サブマリンゲートなどであっ
てもよい。
【0026】本発明においては、成形材料として、熱可
塑性ポリエステルエラストマー組成物が用いられる。こ
の熱可塑性ポリエステルエラストマー組成物としては、
熱可塑性ポリエステルエラストマーよりなる(A)成分
と、ジエン系ゴムおよび/またはアクリル系ゴムよりな
る(B)成分と、可塑剤よりなる(C)成分と、ポリオ
ルガノシロキサンよりなる(D)成分とが、後述する特
定の割合で含有されてなるものであることが好ましい。
【0027】(A)成分である熱可塑性ポリエステルエ
ラストマーは、ポリエステルブロック共重合体であり、
その重合体連鎖中に、主として芳香族ポリエステル単位
からなる高融点結晶性セグメントと、主として脂肪族ポ
リエーテル単位および/または脂肪族ポリエステル単位
からなる低融点重合体セグメントとを有するものであ
る。
【0028】ハードセグメントである高融点性結晶セグ
メントの芳香族ポリエステル単位は、酸成分とポリオー
ル成分とから形成される。
【0029】芳香族ポリエステル単位を形成する酸成分
は、芳香族ジカルボン酸であることが好ましく、特に、
テレフタール酸および/または2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸であることが好ましい。また、テレフタール酸
および/または2,6−ナフタレンジカルボン酸のほか
にイソフタール酸などの他の芳香族ジカルボン酸、ある
いはアジピン酸、セバチン酸、シクロヘキサン−1,4
−ジカルボン酸、ダイマー酸などの脂肪族ジカルボン酸
を少量併用してもよい。
【0030】芳香族ポリエステル単位を形成するポリオ
ール成分は、炭素数2〜12のグリコールであることが
好ましく、例えばエチレングリコール、プロピレングリ
コール、テトラメチレングリコール、ネオペンチルグリ
コール、ヘキサンジオール、デカンジオールなどであ
る。
【0031】高融点結晶性セグメントの融点の下限は特
に限定されないが、一般的には、そのホモポリマーの融
点が150℃以上、好ましくは170℃以上、さらに好
ましくは190℃以上のものである。
【0032】ソフトセグメントである低融点重合体セグ
メントを構成する脂肪族ポリエーテル単位は、ポリアル
キレングリコールにより形成されるが、その具体例とし
ては、例えばポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、ポリテトラメチレングリコール、ポリエチ
レングリコール−ポリプロピレングリコールブロック共
重合体などが挙げられ、特にポリテトラメチレングリコ
ールが好ましい。これらのポリアルキレングリコール
は、その炭素数と酸素数の比が2〜4.5のものである
ことが好ましく、また、これらは単独で若しくは2種類
以上組み合わせて用いることができる。
【0033】低融点重合体セグメントを構成する他の単
位である脂肪族ポリエステル単位は、主として脂肪族ジ
カルボン酸とポリオールとにより形成される。
【0034】脂肪族ポリエステル単位を形成する脂肪族
ジカルボン酸としては、例えばコハク酸、アジピン酸、
セバチン酸、デカンジカルボン酸などが挙げられ、これ
ら脂肪族ジカルボン酸のほかにイソフタール酸などの芳
香族ジカルボン酸を少量併用してもよい。
【0035】また、脂肪族ポリエステル単位を形成する
ポリオール成分は、炭素数2〜12のグリコール成分で
あることが好ましく、その具体例としては、高融点結晶
性セグメントの芳香族ポリエステル単位を形成するポリ
オール成分として例示したものと同様のものが挙げられ
る。
【0036】脂肪族ポリエステル単位は、上記の脂肪族
ジカルボン酸とポリオール成分とを通常の方法で重縮合
させることより得られるものであり、ホモポリエステル
でも共重合ポリエステルでもよく、あるいは環状のラク
トンを開環重合して得られる、例えばポリ−ε−カプロ
ラクトンなどのポリラクトンでもよい。
【0037】低融点重合体セグメントの融点の上限は特
に限定されないが、一般的には、そのホモポリマーの融
点が130℃以下、好ましくは100℃以下のものであ
る。また、低融点重合体セグメントの分子量は、通常4
00〜6000である。
【0038】熱可塑性ポリエステルエラストマー中の高
融点結晶性セグメントと低融点重合体セグメントとの組
成比は、好ましくは重量比で95/5〜5/95であ
り、さらに好ましくは70/30〜30/70である。
また、熱可塑性ポリエステルエラストマーとしては、軟
化点が100℃以上であるものが好ましい。
【0039】熱可塑性ポリエステルエラストマーとして
特に好ましく用いられるポリエステルブロック共重合体
は、高融点結晶性セグメントがポリテトラメチレンテレ
フタレートまたはポリトリメチレンテレフタレート−
2,6−ナフタレートにより形成され、かつ、低融点重
合体セグメントがポリテトラメチレングリコールなどの
ポリエーテル、ポリテトラメチレンアジペート、ポリ−
ε−カプロラクトンなどのポリエステルにより形成され
るものである。
【0040】また、ジカルボン酸やグリコールの一部と
してポリカルボン酸や多官能性ヒドロキシ化合物、オキ
シ酸などが共重合されたものを用いることもできる。こ
れらの多官能性成分は、3モル%以下の範囲で共重合さ
せることにより、高粘度化成分として有効に作用する。
このような多官能性成分としては、例えばトリメリット
酸、トリメシン酸、ピロメリット酸、ベンゾフェノンテ
トラカルボン酸、ブタンテトラカルボン酸、グリセリ
ン、ペンタエリスリトール、またはこれらのエステル、
酸無水物などを挙げることができる。
【0041】熱可塑性ポリエステルエラストマーは、通
常の重合方法によって製造することができる。好適な重
合方法としては、芳香族ジカルボン酸またはそのアルキ
ルエステルと低融点セグメント形成性ジオールとを、触
媒の存在下に約150〜260℃に加熱し、エステル化
反応またはエステル交換反応を行い、次いで真空下に過
剰の低分子ジオールを除去しつつ重縮合反応を行うこと
により熱可塑性エラストマーを得る方法、あらかじめ調
製した高融点ポリエステルセグメント形成性プレポリマ
ーおよび低融点重合体セグメント形成性プレポリマー
に、それらのプレポリマーの末端基と反応する2官能性
の鎖延長剤を混合し、反応させたのち、系を高真空に保
ち、揮発成分を除去することにより熱可塑性ポリエステ
ルエラストマーを得る方法、高重合度の高融点ポリエス
テルとラクトン類とを加熱混合し、ラクトンを開環重合
させつつエステル交換反応させることにより熱可塑性ポ
リエステルエラストマーを得る方法などが挙げられる。
【0042】(B)成分は、ジエン系ゴムおよび/また
はアクリル系ゴムである。ジエン系ゴムとしては、天然
ゴム、ポリイソプレンゴム、ポリブタジエンゴム、スチ
レン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエン
ゴム、クロロプレンゴム、n−ブチルアクリレート−ブ
タジエンゴム、n−ブチルアクリレート−アクリロニト
リル−ブタジエンゴムが挙げられる。
【0043】アクリル系ゴムとしては、アクリル酸エス
テルゴム、エチレン−アクリル酸エステル共重合体ゴム
が挙げられ、これらのアクリル系ゴムは、架橋点を形成
するエポキシ基、活性塩素基、カルボキシル基などの反
応性基を有するモノマーが共重合されたものであっても
よい。
【0044】これらの中で好ましいものは、アクリロニ
トリル−ブタジエンゴム、n−ブチルアクリレート−ブ
タジエンゴム、n−ブチルアクリレート−アクリロニト
リル−ブタジエンゴム、アクリル系ゴムであり、特に好
ましいものはアクリロニトリル−ブタジエンゴムであ
る。
【0045】本発明においては、成形材料として、上記
の(B)成分が、(A)成分である熱可塑性ポリエステ
ルエラストマー中に分散混合されているものを用いるこ
とが好ましい。
【0046】(C)成分である可塑剤の例としては、プ
ロセスオイル、またはエクステングオイルと呼ばれる鉱
物油系ゴム用軟化剤、ジオクチルフタレート、ジブチル
フタレート、ジエチルフタレート、ブチルベンジルフタ
レート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、ジイソデ
シルフタレート、ジウンデシルフタレート、ジイソノニ
ルフタレートなどのフタル酸エステル類、トリクレジル
ホスフェート、トリエチルホスフェート、トリブチルホ
スフェート、トリ−2−エチルヘキシルホスフェート、
トリメチルホスフェート、トリブトキシエチルホスフェ
ート、トリス・クロロエチルホスフェート、トリス・ジ
クロロプロピルホスフェート、縮合リン酸エステル、ト
リフェニルホスフェート、トリキシレニルホスフェー
ト、クレジルジフェニルホスフェート、キシレニルジフ
ェニルホスフェート、2−エチルヘキシルジフェニルホ
スフェート、トリラウリルホスフェート、トリセチルホ
スフェート、トリステアリルホスフェート、トリオレイ
ルホスフェートなどのリン酸エステル類、トリメリット
酸オクチルエステル、トリメリット酸イソノニルエステ
ル、トリメリット酸イソデシルエステルなどのトリメリ
ット酸エステル類、ジペンタエリスリトールエステル
類、ジオクチルアジペート、ジメチルアジペート、ジ−
2−エチルヘキシルアジペート、ジイソブチルアジペー
ト、ジブチルアジペート、ジイソデシルアジペート、ジ
ブチルジグリコールアジペート、ジ−2−エチルヘキシ
ルアゼレート、ジオチクルアゼレート、ジオクチルセバ
ケート、ジ−2−エチルヘキシルセバケート、メチルア
セチルリシノレートなどの脂肪酸エステル類、ピロメリ
ット酸オクチルエステルなどのピロメリット酸エステル
類、エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキシ
化脂肪酸アルキルエステル(例えばエポキシ化脂肪酸オ
クチルエステル)などのエポキシ系可塑剤、アジピン酸
エーテルエステル、ポリエーテルエステル、ポリエーテ
ルなどのポリエーテル系可塑剤などが挙げられ、これら
の可塑剤は単独でまたは2種以上組み合わせて用いるこ
とができる。
【0047】本発明において、(C)成分である可塑剤
は、熱可塑性エラストマー組成物の流動性を向上させる
と共に、硬度を下げる目的などで使用されるが、可塑剤
の使用目的に応じて、(A)成分に選択的に作用するも
の、(B)成分に選択的に作用するもの、または(A)
成分および(B)成分の両成分に作用するものなどを適
宜選択することができる。
【0048】また、可塑剤を用いる場合には、他の成分
との親和性の観点から、フタル酸エステル類、リン酸エ
ステル類、エポキシ系可塑剤、ポリエーテル系可塑剤、
トリメリット酸エステル類などを用いることが好まし
く、特に、フタル酸エステル類、トリメリット酸エステ
ル類およびポリエーテル系可塑剤を用いることが好まし
い。このような可塑剤を用いることによって、得られる
成形体にブリードが生じることを抑止することができ
る。
【0049】(D)成分であるポリオルガノシロキサン
は、本発明の押しボタン部材の製造方法において、金型
からの離型性を向上させる効果を有するものである。
【0050】ポリオルガノシロキサンの具体例として
は、ジメチルポリシロキサン、メチルポリシロキサン、
メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジエン
ポリシロキサン、またはこれらのポリシロキサンの一部
をエポキシ基やアミノ基で変性したものが挙げられる。
これらの中で好ましいものは、ジメチルポリシロキサン
であり、特に好ましいものは、25℃における粘度が1
0〜30000csのジメチルポリシロキサンよりなる
シリコーンオイルである。
【0051】以上において、(A)成分と(B)成分と
(C)成分との使用割合は、(A)成分:(B)成分:
(C)成分が50〜100重量%:0〜20重量%:0
〜30重量%であり、好ましくは60〜95重量%:5
〜15重量%:0〜25重量%、さらに好ましくは70
〜95重量%:5〜10重量%:0〜20重量%であ
る。
【0052】(A)成分の割合が50重量%未満の場合
には、当該組成物は、加工性が低いものとなり、しか
も、当該組成物より得られる押しボタン部材は機械的強
度が小さいものとなる。
【0053】(B)成分の割合が20重量%を超える場
合には、当該組成物は、加工性が低いものとなり、しか
も、当該組成物より得られる押しボタン部材は機械的強
度が小さいものとなる。
【0054】(C)成分の割合が30重量%を超える場
合には、当該組成物より得られる成形体には、可塑剤の
ブリードアウトが生ずるので、実用上、好ましくない。
【0055】また、(D)成分の使用割合は、(A)成
分と(B)成分と(C)成分との和100重量部に対し
て0〜2重量部であり、好ましくは0.01〜1重量
部、より好ましくは0.01〜0.5重量部、特に好ま
しくは0.01〜0.2重量部である。
【0056】(D)成分の割合が2重量部を超える場合
には、当該組成物より得られる成形体には、(D)成分
のブリードアウトが生するので、実用上、好ましくな
い。
【0057】本発明においては、上記の金型を用いるこ
とにより、以下のようにして押しボタン部材が得られ
る。すなわち、上記の金型を取り付けた射出成形機にお
いて、ホッパーに投入した熱可塑性ポリエステルエラス
トマー組成物よりなる成形材料が、スクリューを回転さ
せることにより溶融されてシリンダーの先端部に充填さ
れた後、可動側金型20が固定側金型10に対接された
成形可能な状態において、スクリューをピストン駆動さ
せることにより、図4に示すように、可動金型部材23
が非作動位置にある状態とされた金型のキャビティ1内
に、溶融された成形材料Cが射出注入される。
【0058】その後、成形材料Cが冷却固化される前
に、図5に示すように、可動金型部材23を作動位置に
強制的に移動させる。これにより、成形材料Cが目的と
する押しボタン部材40に従った形態に成形され、この
状態で、当該成形材料Cが冷却固化される。その後、図
6に示すように、可動側金型20を固定側金型10から
開き、図7に示すように、エジェクタピン22を突き出
すことにより成形品Mが離型されて取り出される。
【0059】以上の工程において、可動金型部材23の
非作動位置から作動位置への移動は、成形材料がキャビ
ティ1内に射出注入された後、0.1〜1秒間の範囲で
行われることが好ましい。
【0060】以上の方法によれば、成形材料Cの注入時
においては、可動金型部材23が、その内端面24とこ
れに対向する成形面12との間のギャップが目的とする
押しボタン部材40の可変形部42の肉厚に相当する大
きさとなる作動位置よりも大きい非作動位置にある状態
とされているので、キャビティ1内には、成形材料Cの
流動を阻害する狭隘な部分が存在しない状態となり、従
って、注入された成形材料Cをキャビティ1内の全領域
にわたって円滑に流し込ませることができる。そのた
め、ショートショットなどの充填不良が発生しないの
で、目的とする押しボタン部材40の被押圧部41が複
数である場合にも、各被押圧部41毎に対応して金型に
ゲートを設ける必要がなく、その結果、発生するウエル
ドが無くあるいは数が少なくなって良好な外観を有する
押しボタン部材40を確実に得ることができる。
【0061】また、成形材料Cが確実に射出注入された
後キャビティ1内に充満された状態で、可動金型部材2
3を作動位置に移動されるため、形成された成形品M
は、確実に目的とする形態を有するものとなる。
【0062】さらに、可動金型部材23が作動位置にあ
る状態においては、キャビティ1内の押しボタン部材4
0の可変形部42に対応するギャップの厚みが、0.1
mm〜0.5mmとされることにより、得られる押しボ
タン部材40の可変形部42の厚みを0.1〜0.5m
mの範囲とすることができ、これにより、スイッチング
操作感覚が良好なものとなる。
【0063】以下、さらに具体的な実施例について説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。また、以下の実施例において、射出成形機として
は、キャビティ局部加振・加圧装置「プレスα(住友重
機械工業(株)社製)」が装備された射出成形機「SH
150(住友重機械工業(株)社製)」を用いた。
【0064】〔成形材料の調製〕熱可塑性ポリエステル
エラストマー「PIBIFLEX 35M(エニケム・
ポリメリ社製)」90重量部と、アクリロニトリルブタ
ジエンゴム「JSR/N230S(日本合成ゴム社
製)」10重量部と、ポリオルガノシロキサン「シリコ
ーンオイルSH(東レダウコーニングシリコーン社
製)」0.05重量部とを、ヘンシェルミキサーにより
混合した後、2軸押出機により、加熱温度200℃にて
混練し、混練中に2軸押出機の途中から可塑剤「サンソ
サイザーDUP(新日本理化社製)」20重量部を添加
し、熱可塑性ポリエステルエラストマー組成物よりなる
ペレット状の成形材料を調製した。上記の熱可塑性ポリ
エステルエラストマー「PIBIFLEX 35M」
は、芳香族ポリエステル(ポリブチレンテレフタレー
ト)のハードセグメントとポリエーテル(ポリテトラメ
チレングリコール)のソフトセグメントとが複数交互に
連結したマルチブロックポリマーであり、分子量が10
0000〜150000、軟化点が175℃、JIS
A硬度が93のものである。
【0065】〔射出成形用金型〕図1に示す構成に従
い、S55C系の一般金属鋼を用い、被押圧部に対応す
る空間に係る成形面間の距離が4mm、可変形部に対応
する空間に係る成形面間の距離が、可動金型部材が作動
位置にある状態で0.2mm、可動金型部材が非作動位
置にある状態で2.3mm、基盤部に対応する空間に係
る成形面間の距離が2.3mmである金型を作製した。
【0066】〔射出成形〕上記の成形材料を十分に乾燥
した後、金型Aを取り付けた射出成形機によって、成形
機のノズル温度220℃、金型温度60℃の条件で、成
形材料を金型内に射出注入した後、0.2秒後に可動金
型部材を作動位置に移動させ、金型冷却時間20秒間の
条件で成形することにより、押しボタン部材を製造し
た。
【0067】以上において、ショートショットによる不
良の発生は認められず、得られた押しボタン部材を観察
したところ、ウエルドやガス焼けが無くて外観が良好
で、可変形部の形状が均一なものであり、カバー一体型
の押しボタン部材として好適なものであった。
【0068】また、得られた押しボタン部材の可変形部
の厚みは、0.2〜0.22mmの範囲にあり、この押
しボタン部材について押圧荷重を測定した結果、160
〜220gであり、スイッチング操作感覚の良好なもの
であった。
【0069】
【発明の効果】以上、本発明の押しボタン部材の製造方
法によれば、被押圧部が肉厚の小さい可変形部を介して
基盤部に一体に形成されてなる押しボタン部材を射出成
形により製造する方法において、肉厚の小さい部分があ
るにもかかわらず、溶融された成形材料をキャビティ内
に円滑に注入させることができてショートショットなど
の不良が発生することがなく、しかもウエルドが無くあ
るいは少なくて良好な外観を有する押しボタン部材を確
実に製造することができる。
【0070】また、本発明の製造方法によって得られる
押しボタン部材は、その材質が熱可塑性ポリエステルエ
ラストマー組成物よりなるものであると共に、肉厚が特
定の大きさの可変形部を有するものであるので、スイッ
チング操作感覚が良好なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法に用いることができる射出成
形用金型の一例における一部の構成を示す説明図であ
る。
【図2】図1の射出成形用金型において、可動金型部材
が非作動位置にある状態を示す説明図である。
【図3】図1の射出成形用金型のゲートの配置を示す説
明図である。
【図4】可動金型部材が非作動位置にある状態で成形材
料がキャビティ内に射出注入された状態を示す説明図で
ある。
【図5】図4に続いて、可動金型部材が作動位置に移動
された状態を示す説明図である。
【図6】図5に続いて、可動側金型が固定側金型から開
かれた状態を示す説明図である。
【図7】図6に続いて、エジェクタピンにより成形品が
突き出された状態を示す説明図である。
【図8】本発明の製造方法によって得られる押しボタン
部材の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 キャビティ 2 スプルー 3 ランナー 4 ゲート 5 タブ 10 固定側金型 11 固定側型板 12 成形面 20 可動側金型 21 可動側型
板 22 エジェクタピン 23 可動金型
部材 24 内端面 40 押しボタン部材 41 被押圧部 42 可変形部 43 基盤部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01H 13/70 C 7161−5G //(C08L 67/02 9:00 83:04) B29K 67:00 B29L 31:34 (72)発明者 安藤 直樹 東京都中央区築地2丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被押圧部がその外周縁から外方に伸びる
    肉厚の小さい可変形部を介して基盤部に一体に形成され
    てなる押しボタン部材を、熱可塑性ポリエステルエラス
    トマー組成物よりなる成形材料を金型内に射出成形する
    ことにより、製造する方法において、 前記金型においては、そのキャビティにおける前記可変
    形部に対応するギャップに係る一方の成形面が、これと
    対向する他方の成形面に接近した作動位置と、この作動
    位置よりも前記他方の成形面から一層離間した非作動位
    置との間で移動自在な可動金型部材により構成され、 前記可動金型部材が前記作動位置にある状態における前
    記ギャップの厚みの最小が0.1〜0.5mmであり、 前記可動金型部材が非作動位置にある状態で、溶融され
    た成形材料が前記金型のキャビティ内に注入され、その
    後、可動金型部材が作動位置に移動された状態で、成形
    材料が冷却固化される工程を含むことを特徴とする押し
    ボタン部材の製造方法。
  2. 【請求項2】 可動金型部材が非作動位置にある状態に
    おける一方の成形面と他方の成形面との間のギャップの
    厚みの最小が0.8mm以上であることを特徴とする請
    求項1に記載の押しボタン部材の製造方法。
  3. 【請求項3】 成形材料が、 (A)熱可塑性ポリエステルエラストマー50〜100
    重量%と、(B)ジエン系ゴムまたはアクリル系ゴム0
    〜20重量%と、(C)可塑剤0〜30重量%とからな
    る成分100重量部に対して、(D)ポリオルガノシロ
    キサン0〜2重量部が含有されてなる熱可塑性ポリエス
    テルエラストマー組成物であることを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の押しボタン部材の製造方法。
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