JPH0760649A - 研削切断用砥石 - Google Patents

研削切断用砥石

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JPH0760649A
JPH0760649A JP20959793A JP20959793A JPH0760649A JP H0760649 A JPH0760649 A JP H0760649A JP 20959793 A JP20959793 A JP 20959793A JP 20959793 A JP20959793 A JP 20959793A JP H0760649 A JPH0760649 A JP H0760649A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
grinding
width
grindstone
height
Prior art date
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Pending
Application number
JP20959793A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Doi
井 洋 一 土
Naritsuyo Matsuoka
岡 成 剛 松
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セラミック、フェライトの切断用砥石におい
て、切断と同時に鏡面状の良好な仕上がりが得られる砥
石を提供する。 【構成】 ホイルベース11に固着された砥石層12
が、山形に尖った切り込み先端部13と、この切りこみ
先端部13に連続して断面の幅がTで高さHの切削部1
4と、この切削部14に連続してホイルベースの幅より
も大きく、幅Tよりも小さい幅の支持部15とからな
り、切削部の断面高さHを0.5mm以下に設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酸化物セラミックス等
の研削切断を行なう研削切断用ダイヤモンド砥石に関す
る。
【0002】
【従来の技術】酸化物セラミックスまたはフェライトを
主材料とした磁気ヘッドの製造において、磁気ヘッドの
電気特性を向上させ、特性のばらつきをなくすためには
磁気ギャップ精度は重要であり、製造工程においては、
全数または抜き取り検査により磁気ギャップ長の寸法測
定が行なわれている。一般に磁気ギャップ長は、0.3
μm〜10μm位まで各種の物があり、これらは設計段
階で所定磁気ギャップ長が設定される。この所定磁気ギ
ャップ長は、例えば0.5μmとした場合には、その許
される幅は±0.02μmであり、その測定精度を確保
するためには、被測定物の表面を良好な仕上げ面としな
ければならず、ただ単に研削砥石による研削切断のみで
は、表面精度が荒く測定することが不可能なばかりか、
たとえ測定できたとしても充分な精度を得ることができ
なかった。このため、一般には研削切断後、研摩加工工
程を導入し、切断面を鏡面加工するようにしていた。
【0003】以下、従来の研削切断用砥石について説明
する。図5は従来の一般的に用いられている研削切断用
砥石の断面形状を示したものであり、1はホイルベー
ス、2はホイルベース1の外周にリング状に固着された
砥石層である。砥石の条件としては、砥粒がダイヤモン
ドで粒度が#320のメタルボンド砥石である。砥石幅
Tは0.2〜1mmである。
【0004】このような砥石で研削切断すると、加工面
の表面粗度は粗く、その切断面のままでは上記した磁気
ギャップ長の測定は不可能である。このため研削切断し
たフェライトをラッピングやポリッシング等の研摩工程
を経て鏡面とし、磁気ギャップ寸法の測定を可能として
いた。
【0005】
【発明が解決しようする課題】このように、上記従来の
砥石による研削切断では、寸法測定の可能な状態とする
ためには、研削切断後にラッピングやポリッシング等の
後加工を必要とするほか、加工をするための予備作業と
して、治具への貼付または取り外し等、工数が増加した
り、設備費も上昇する等の問題があった。
【0006】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、研削切断後に後加工を必要としない研削
切断用砥石を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、ホイルベースに固着された砥石層が、山
形に尖った切り込み先端部と、この切りこみ先端部に連
続して断面の幅がTで高さHの切削部と、この切削部に
連続してホイルベースの幅よりも大きく、幅Tよりも小
さい幅の支持部とからなり、切削部の断面高さHを0.
5mm以下に設定したものである。
【0008】
【作用】本発明は、上記構成により、砥石層の切り込み
先端部により、被加工物に対し安定的に食い込みを行な
った後、切削部の距離の短い高さHで研削切削を行なう
ので、微小砥粒により研削条痕が小さくなり、加工面が
微小な引っかき痕の集積となることで、後加工なしに鏡
面を得ることができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の一実施例におけ
る研削切断用砥石について説明する。図1は本発明の一
実施例における研削切断用砥石の斜視図であり、図2は
図1のA−A拡大部分断面図を示している。図1におい
て、11はホイルベース、12はホイルベース11の外
周にリング状に固着された砥石層であり、砥石層12の
条件としては、砥粒はダイヤモンド、粒度は#1000
〜#3000のメタルボンド砥石である。砥石層12
は、山形に尖った切り込み先端部13と、この切り込み
先端部13に連続して、断面において切削幅Tおよび高
さHを有する切削部14と、この切削部14に連続して
ホイルベース11の幅よりも大きくかつ切削幅Tよりも
小さい幅tを有する支持部15とからなる。
【0010】次に上記実施例における砥石の動作につい
て説明する。研削切断時には、スピンドルやダイヤモン
ド砥石によるわずかの振れにより、加工時の送り込みに
つれて切り込み先端部13が被加工物に食い込む形にな
り、研削切断時のガイド役を果すことになる。この食い
込みが進んで切削部14に至ると、この切削部14は、
幅Tで断面高さHの側面が高速回転するホイルベース1
1と平行な面なので、被加工物を切断してゆく。切削部
14の断面高さHは0.3mm±0.2mmであり、切
削幅Tは研削切断による溝幅とほぼ同等かまたはわずか
に小さい。
【0011】切削部15の断面高さHは砥石の寿命が関
係し、Hが小さくなると必然的に砥石寿命は短くなり、
またHを大きくすれば砥石寿命は長くなる。図3はこの
状態を示したもので、nは切断回数であり、横軸は切削
部14の断面高さHを示している。なお、Hが大きくな
ると砥石寿命は延びるが、Hの増加に比例して切断面の
表面粗さ状態も同一加工条件下においては悪くなる傾向
にあり、かつスクラッチの入り方も長くなる傾向にあ
る。このため、本実施例では、Hを上記したように、
0.3mm±0.2mmに限定している。
【0012】このような形状の切削切断用砥石によりフ
ェライトを研削切断すると、最後の研削切断が切削部1
4の距離の短い高さHで行なわれるので、フェライトと
砥石層の接触する面積が小さくなり、研削切断と研摩と
が同時に行なわれ、加工表面を鏡面とすることができ
る。図4の(a)は本実施例による粗さを示し、(b)
は従来例による粗さを示している。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による研削
切断用砥石は、ホイルベースに固着された砥石層が、山
形に尖った切り込み先端部と、この切りこみ先端部に連
続して断面の幅がTで高さHの切削部と、この切削部に
連続してホイルベースの幅よりも大きく、幅Tよりも小
さい幅の支持部とからなり、切削部の断面高さHを0.
5mm以下に設定したので、研削切断と研摩を同時に行
なうことができ、加工表面を鏡面とすることができると
ともに、加工工数を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における研削切断砥石の斜視
図。
【図2】図1のA−A拡大部分断面図。
【図3】同研削切断用砥石による切削回数と切削部の高
さHの関係を示す特性図。
【図4】本発明による研削切断用砥石と従来の研削切断
用砥石による研削面の粗さ曲線を示す特性図。
【図5】従来の研削切断用砥石の拡大部分断面図。
【符号の説明】
11 ホイルベース 12 砥石層 13 切り込み先端部 14 切削部 15 支持部 T 切削部の幅 H 切削部の断面高さ t 支持部の幅

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホイルベースの外周にリング状に固着さ
    れた砥石層を有する研削切断用ダイヤモンド砥石であっ
    て、前記砥石層が、山形に尖った切りこみ先端部と、前
    記切り込み先端部に連続して断面の幅がTで高さHの切
    削部と、前記切削部に連続して前記ホイルベースの幅よ
    りも大きく、前記幅Tよりも小さい幅の支持部とからな
    り、前記高さHが0.5mm以下であることを特徴とす
    る研削切断用砥石。
JP20959793A 1993-08-24 1993-08-24 研削切断用砥石 Pending JPH0760649A (ja)

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JP20959793A JPH0760649A (ja) 1993-08-24 1993-08-24 研削切断用砥石

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JPH0760649A true JPH0760649A (ja) 1995-03-07

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JP (1) JPH0760649A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0985505A2 (en) * 1998-09-10 2000-03-15 Atock Co., Ltd. Outer-Diameter blade, inner-diameter blade, core drill and processing machines using same ones
US9981329B2 (en) 2016-06-30 2018-05-29 Tanitec Corporation Tip saw for composite material

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0985505A2 (en) * 1998-09-10 2000-03-15 Atock Co., Ltd. Outer-Diameter blade, inner-diameter blade, core drill and processing machines using same ones
EP0985505A3 (en) * 1998-09-10 2003-12-10 Atock Co., Ltd. Outer-Diameter blade, inner-diameter blade, core drill and processing machines using same ones
US9981329B2 (en) 2016-06-30 2018-05-29 Tanitec Corporation Tip saw for composite material

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