JPH07605U - チャックを有する工作機械 - Google Patents

チャックを有する工作機械

Info

Publication number
JPH07605U
JPH07605U JP4317791U JP4317791U JPH07605U JP H07605 U JPH07605 U JP H07605U JP 4317791 U JP4317791 U JP 4317791U JP 4317791 U JP4317791 U JP 4317791U JP H07605 U JPH07605 U JP H07605U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chuck
rod
work
machine tool
spindle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4317791U
Other languages
English (en)
Inventor
篤 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP4317791U priority Critical patent/JPH07605U/ja
Publication of JPH07605U publication Critical patent/JPH07605U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gripping On Spindles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワーク把持の確認を確実にしかも簡単に行え
る、チャックを有する工作機械を提供する。 【構成】 工作機械は、先端がチャック1のワーク把持
部1aに連結され、その軸方向移動に連動してワーク把
持部1aを開閉するためのロッド30と、ロッド30を
駆動するシリンダ13と、ロッド30の実際の移動量を
測定する測定ユニット35とを備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、工作機械、特に、ワークを把持して加工を行うためのチャックを有 する工作機械に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば旋盤のように、ワークを主軸先端のチャックに把持して加工を行う工作 機械において、加工の自動化のために、チャックのワーク把持部の開閉を自動的 に行うことのできるものが採用されている。
【0003】 このような工作機械は、一般に、ドローバを有している。このドローバは、主 軸内に配設され、先端がチャックのワーク把持部に連結されている。ドローバの 他端はシリンダに連結されている。そして、シリンダを駆動してドローバを前進 又は後退させることにより、ドローバの移動に連動してワーク把持部が開閉する ようになっている。
【0004】 一方、チャックに把持されるワークの径寸法に応じてドローバの移動量を変え る必要がある。このため、ドローバの移動量に対応するシリンダ駆動時間を予め タイマーにセットしておき、タイマーがスタートしてから所定時間経過後、ワー クの把持が完了したものとして加工をスタートさせている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の工作機械では、ワーク把持の確認をタイマーによる時間設定で行う ため、確実ではなく、またタイマーのセットの仕方によっては無駄な待ち時間が 生じ、この結果、効率良く加工を行えないという問題が生じる。 そこで、チャックにドグ及びリミットスイッチを設け、これらによりワーク把 持の確認を直接行うことも考えられる。しかし、この場合には、ワークの径の変 化に応じて、リミットスイッチの取付位置を調整する必要があり、この調整は非 常に面倒である。
【0006】 本考案の目的は、ワーク把持の確認を確実にしかも簡単に行うことができる、 チャックを有する工作機械を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る工作機械は、ワークを把持して加工を行うためのチャックを有す る工作機械において、移動部と、駆動部と、測定部とを備えている。
【0008】 前記移動部は、先端が前記チャックのワーク把持部に連結され、その軸方向移 動に連動してワーク把持部を開閉するためのものである。前記駆動部は、移動部 を駆動するものである。前記測定部は、移動部の実際の移動量を測定するもので ある。
【0009】
【作用】
本考案では、ワーク把持の際には、駆動部により移動部が駆動され、移動部が 軸方向に移動する。これにより、移動部先端に連結されたワーク把持部が閉じる 。また、この移動部の移動の際には、測定部が移動部の移動量を測定する。
【0010】 このように、移動部の実際の移動量が測定されるため、移動部先端のチャック の把持確認が確実に行える。しかも、面倒な調整が不要となるため、把持確認を 簡単に行え、加工効率を向上できる。
【0011】
【実施例】
図1は、本考案の一実施例が採用されたタレット旋盤を示している。 図1において、このタレット旋盤は、ワーク2を把持するための主軸チャック 1を有している。主軸チャック1は、後述するスピンドルに連結されており、ス ピンドルの回転により回転する。主軸チャック1と並列にタレット3が配置され ている。タレット3は、多角形状に形成されたタレット台4と、タレット台4が 固定されたタレット軸5とを有している。タレット台4の各ステーション上には 、工具台6が固定されている。各工具台6には、それぞれ工具が保持されている 。タレット軸5は回転可能であり、また主軸チャック1に対して接近・離反可能 かつ出没可能となっている。
【0012】 主軸チャック1の後方(図1の紙面横側)には、図2に示すように、水平方向 に延びるスピンドル10が設けられている。スピンドル10は、主軸台11を挿 通しており、ベアリング12により主軸台11に回転自在に支持されている。ス ピンドル10の先端(図2右端)には、主軸チャック1が連結される。また、ス ピンドル10の後端には、主軸チャック1を開閉するためのシリンダ13が設け られている。シリンダ13は、例えば油圧シリンダであり、図示しない油圧機器 に連結されている。
【0013】 主軸台11側方のスピンドル10上には、タイミングプーリ22が取り付けら れている。一方、主軸台11側方には、スピンドル10と並列にサーボモータ2 3が配置されている。サーボモータ23の回転軸には、タイミングプーリ24が 取り付けられている。各タイミングプーリ22及び24の間には、タイミングベ ルト25が巻き掛けられている。また、スピンドル10上には、小径のタイミン グプーリ26が取り付けられている。一方、主軸台11上には、スピンドル10 の回転数を検出するためのエンコーダ27が設けられている。エンコーダ27の 回転軸端に取り付けられたタイミングプーリ28と、スピンドル10側のタイミ ングプーリ26との間には、タイミングベルト29が巻き掛けられている。
【0014】 また、スピンドル10は中空の部材であり、孔10a内には、ロッド30が配 設されている。ロッド30の先端は、主軸チャック1のワーク把持部1aに連結 されており、後端はシリンダ13のピストンロッド13aに連結されている。シ リンダ13の駆動により、ピストンロッド13aを介してロッド30が前進又は 後退し、これにより、主軸チャック1のワーク把持部1aが開閉するようになっ ている。
【0015】 ロッド30上には、ロッド30の軸方向移動量を測定するための測定ユニット 35が設けられている。この測定ユニット35は、ロッド30上に軸方向に配設 されたリニアスケール36と、リニアスケール36側方に配置されたフォトイン タラプタ37とから構成されている。リニアスケール36は、長手方向に複数の スリットを有している(図3参照)。また、フォトインタラプタ37は、リニア スケール36を挟んで両側(図3の紙面手前側及び奥側)に配置されており、そ れぞれ投光部及び受光部を構成している。また、フォトインタラプタ37の検出 信号は、シリンダ13の駆動回路38を構成する演算部39に入力されている。 駆動回路38には、シリンダ13を駆動するドライバ40が設けられている。ド ライバ40には、演算部39の出力が入力されている。また、演算部39には、 制御部41からの制御信号が入力される。制御部41は、CPU,ROM,RA M等から構成されるマイクロコンピュータを備えている。また、制御部41には 、入力キーボード、CRT、シリンダ13等が接続されている。
【0016】 次に、動作について説明する。 加工の際には、例えばロボットにより、加工すべきワーク2が主軸チャック1 のワーク把持部1a内に挿入される。なお、このとき、ワーク把持部1aは、初 期位置、すなわち全開状態に置かれている。
【0017】 一方、加工プログラムから、または操作者のキー入力により、ワーク2の加工 前寸法が予め制御部41内のRAMに格納されている。制御部41は、この寸法 データに基づいてロッド30の移動量を演算し、駆動回路38に駆動指令を出力 する。この駆動指令により、ドライバ40がシリンダ13を駆動する。これによ り、ピストンロッド13aを介してロッド30が軸方向に移動する。すると、ロ ッド30先端に連結されたワーク把持部1aが閉じ、ワーク2の把持が行われる 。また、このロッド30の移動時には、ロッド30とともにリニアスケール36 も移動する。この結果、ロッド30の移動量がフォトインタラプタ37によって 検出され、この検出信号は演算部39に入力される。演算部39では、制御部4 1からの駆動指令とフォトインタラプタ37からの検出信号とを比較し、その比 較結果に応じてドライバ40に制御指令を出力する。ドライバ40は、この制御 指令に応じてシリンダ13を駆動する。これにより、ロッド30の移動が精度良 く行われる。
【0018】 この場合には、ロッド30の実際の移動量が検出されるので、ワーク2の把持 確認を確実にかつ簡単に行える。また、これにより、ロッド30の移動完了後、 速やかに加工処理に移行でき、加工のサイクルタイムが短縮される。
【0019】 なお、加工時には、サーボモータ23を駆動し、タイミングプーリ24,22 及びタイミングベルト25を介してスピンドル10を回転させる。これにより、 スピンドル10先端の主軸チャック1が、ワーク2とともに回転する。一方、タ レット軸5を回転させてタレット3上の所望のステーションを割り出す。次に、 タレット軸5を主軸チャック1に対して接近させ、タレット3上の割り出された 工具を用いてワーク2に所望の加工を行う。
【0020】 加工終了後は、シリンダ13を駆動してピストンロッド13aを後退させるこ とにより、ワーク2の把持が解除される。
【0021】 〔他の実施例〕 前記実施例では、リニアスケール36及びフォトインタラプタ37から構成さ れる測定ユニット35を用いてロッド30の移動量を検出したが、本考案の適用 はこれに限定されない。
【0022】 例えば、図4に示すように、ロッド30の外周に軸方向に延びるラック40を 取り付け、ラック40と噛み合うピニオン41の回転数をエンコーダ42により 検出するようにしてもよい。
【0023】 また、ロッド30の一部にボールねじを形成するとともに、このボールねじ部 分にボールナットを螺合させ、ボールナットと同心にエンコーダを配置した構成 とすることもできる。この場合には、ロッドとともにボールねじが軸方向に移動 すると、ボールねじの移動量に応じてボールナットが回転し、この回転量がエン コーダにより検出されることになる。
【0024】
【考案の効果】
本考案に係るチャックを有する工作機械によれば、ワーク把持部が連結された 移動部の実際の移動量が検出されるため、ワーク把持の確認を確実にしかも簡単 に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるタレット旋盤の全体斜
視図。
【図2】その主軸部分の縦断面概略図。
【図3】ロッドの駆動系の概略ブロック図。
【図4】本考案の他の実施例の測定ユニット部分の概略
構成図。
【符号の説明】
1 主軸チャック 2 ワーク 1a ワーク把持部 13 シリンダ 30 ロッド 35 測定ユニット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークを把持して加工を行うためのチャッ
    クを有する工作機械において、 先端が前記チャックのワーク把持部に連結され、その軸
    方向移動に連動して前記ワーク把持部を開閉するための
    移動部と、 前記移動部を駆動する駆動部と、 前記移動部の実際の移動量を測定する測定部と、 を備えたチャックを有する工作機械。
JP4317791U 1991-05-13 1991-05-13 チャックを有する工作機械 Pending JPH07605U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4317791U JPH07605U (ja) 1991-05-13 1991-05-13 チャックを有する工作機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4317791U JPH07605U (ja) 1991-05-13 1991-05-13 チャックを有する工作機械

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07605U true JPH07605U (ja) 1995-01-06

Family

ID=12656606

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4317791U Pending JPH07605U (ja) 1991-05-13 1991-05-13 チャックを有する工作機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07605U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016135523A (ja) * 2015-01-23 2016-07-28 村田機械株式会社 クランプ制御装置、産業機械、及びクランプ制御装置の制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016135523A (ja) * 2015-01-23 2016-07-28 村田機械株式会社 クランプ制御装置、産業機械、及びクランプ制御装置の制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1952938B1 (en) Workpiece machining apparatus with a plurality of workpiece support devices
JP7312762B2 (ja) 工作機械
TW201741053A (zh) 工件加工方法、主軸角度校正裝置和複合車床
JP2002346649A (ja) ストレッチ成形装置
JPH11188557A (ja) 自動工具交換装置の交換速度制御方法及び制御装置
JPH07605U (ja) チャックを有する工作機械
JP3331224B2 (ja) 旋盤のワーク確認方法及び把持方法
JPH05212450A (ja) 長尺材の曲げ加工方法及び装置
JP2009023075A (ja) ワーク把持装置と加工装置
JP4439063B2 (ja) 旋盤へのバー材の供給方法
JPH0283144A (ja) プログラマブルテールストックによるワーク座標位置監視方法
CN213470380U (zh) 一种cnc加工机用定位结构
JP3091068B2 (ja) 長尺形材の端部加工機における加工面割出装置
JP2001246511A (ja) 電動チャック装置
JPH08150537A (ja) 工作機械の自動切粉除去装置
EP3441204B1 (en) Loading device and method tool using the same
KR100393635B1 (ko) 범용 공작기계의 씨엔씨 장치
JP4159790B2 (ja) ラックシャフトの加工装置
JPH0763884B2 (ja) 自動油圧マンドレルチヤツク
JP2001113482A (ja) ロボットハンドの制御方法及び制御装置
JP2575216B2 (ja) ワーク把持状態検出方法
JPH081483A (ja) 穴形状測定装置
JPH05261602A (ja) Nc旋盤用歯車転造装置
JPH03170202A (ja) 複合旋盤の心押し装置及び制御方法
JPH0563702U (ja) 主軸内蔵型ワークストッパ装置を備えた工作機械