JPH081483A - 穴形状測定装置 - Google Patents

穴形状測定装置

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JPH081483A
JPH081483A JP14041294A JP14041294A JPH081483A JP H081483 A JPH081483 A JP H081483A JP 14041294 A JP14041294 A JP 14041294A JP 14041294 A JP14041294 A JP 14041294A JP H081483 A JPH081483 A JP H081483A
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JP
Japan
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hole
measuring
hole shape
bar
measurement
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JP14041294A
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Yutaka Noda
豊 野田
Satoshi Kumamoto
聰 熊本
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Shibaura Machine Co Ltd
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Toshiba Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 穴加工装置に対して簡単な構成を追加するだ
けで、穴形状測定のためだけの被加工物の取り付け段取
り作業を要することなく、高精度に穴の形状を測定し、
複数穴加工において、特に真直度の悪いものについては
加工途中で処理判断を可能にし、後工程の無駄を軽減す
ることができる穴形状測定装置を提供することにある。 【構成】 穴加工工具3を軸線方向に往復動可能に有す
る穴加工装置の加工ヘッド1に、穴加工工具3の軸線位
置に対してワークテーブル5あるいは加工ヘッド1の軸
移動方向に所定量変位した位置に、穴加工工具3とは個
別に穴加工軸線方向へ往復動可能に装着された測定バー
13を設け、測定バー13に穴形状測定用センサ31を
取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、穴形状測定装置に関
し、特にガンドリルマシンなどの穴加工装置により加工
された穴の真直度などを測定する穴形状測定装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ガンドリルマシンなどの穴加工装
置により加工された穴の真直度などの測定は、穴加工完
了後、被加工物を穴加工装置より取り外して別の形状測
定装置によりアウトプロセス方式にて行われている。
【0003】また従来、一つの被加工物に複数個の穴加
工を行う場合には、加工された穴の出口付近の開口部に
おいて各穴の離間距離をスケールを使用して測定し、次
の処理を行うか否かを決定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】アウトプロセス方式に
よる穴形状測定は、被加工物を形状測定装置に取り付け
る段取り作業が必要であり、また被加工物の形状測定装
置に対する取り付け精度が形状測定精度に影響し、高精
度の形状測定を行うことが難しい。
【0005】また一つの被加工物に複数個の穴加工を行
う場合において、一つの穴加工が完了する毎に作業者が
スケールを使用して穴間距離を測定することは、実際
上、不可能であり、現状は一つの被加工物におけるすべ
ての穴加工が完了した後に、特に真直度の悪い穴につい
ては、その近傍の穴をどのように処理するかの判断を行
っている。
【0006】本発明は、上述の如き問題点に着目してな
されたものであり、穴加工装置に対して簡単な構成を追
加するだけで、穴形状測定のためだけの被加工物の取り
付け段取り作業を要することなく、高精度に穴の形状を
測定し、複数穴加工において、特に真直度の悪いものに
ついては加工途中で処理判断を可能にし、後工程の無駄
を軽減することができる穴形状測定装置を提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的を達成す
るため、本発明による穴形状測定装置は、穴加工工具を
軸線方向に往復動可能に有する穴加工装置の加工ヘッド
の、前記穴加工工具の軸線位置に対してワークテーブル
あるいは前記加工ヘッドの軸移動方向に所定量変位した
位置に、前記穴加工工具とは個別に穴加工軸線方向へ往
復動可能に装着された測定バーを有し、前記測定バーに
穴形状測定用センサが装着されていることを特徴として
いる。
【0008】本発明による穴形状測定装置においては、
穴加工装置が同時多軸穴加工機の場合、前記測定バーは
前記ヘッド部に設けられた複数個の穴加工工具の各々に
対応して複数個設けられていてよい。
【0009】また本発明による穴形状測定装置において
は、前記測定バーは自身の中心軸線周りに回転可能に設
けられ、前記穴形状測定用センサは変位量センサにより
構成され、前記測定バーの各回転位置にて前記変位量セ
ンサにより計測される変位量により穴の形状を測定する
こと、あるいは前記穴形状測定用センサは変位量センサ
により構成されて前記測定バーの中心軸線周りに複数個
装着され、その複数個の変位量センサの各々により計測
される変位量に基づいて穴の形状を測定することを詳細
な特徴としている。
【0010】
【作用】上述の如き構成によれば、ワークテーブルに取
り付けられた被加工物に対する穴加工工具による穴加工
完了後に、被加工物をワークテーブルに取り付けた状態
のまま、ワークテーブルあるいは加工ヘッドを軸移動さ
せることにより、被加工物の掴み変えを要することな
く、測定バーを穴の形状測定位置に位置させることがで
き、この穴形状測定位置にて測定バーが穴加工軸線方向
へ前進移動することにより測定バーが穴内に進入し、測
定バーに装着された穴形状測定用センサにより穴形状の
測定が行われる。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0012】図1は本発明による穴形状測定装置が組み
込まれた穴加工装置の一実施例を示している。穴加工装
置は加工ヘッド1に長尺のガンドリル3が軸線方向、こ
の場合、X軸方向に往復動可能に且つ回転可能に設けら
れている。ガンドリル3は、図示されていない送りねじ
などによる周知の直動機構により軸線方向に往復駆動さ
れ、またモータなどの回転駆動機構により回転駆動さ
れ、ワークテーブル5上に取り付けられた被加工物Wに
深穴hを穿孔する。
【0013】ワークテーブル5はベース7上にY軸方向
に移動可能に設けられており、このワークテーブル5の
Y軸移動は例えば数値制御装置により定量的に行われ、
このワークテーブル5のY軸移動により被加工物Wの穴
加工位置および穴形状測定位置の位置決めが行われる。
【0014】加工ヘッド1には穴形状測定装置のフレー
ム9が配置位置調整シム11を介して固定装着されてい
る。フレーム9には測定バー13がX軸方向に往復動可
能に且つ自身の中心軸線周りに回転可能に設けられてい
る。
【0015】測定バー13は、ガンドリル3の軸線位置
に対してワークテーブル7のY軸移動方向に予め定義さ
れた所定量Lだけ変位した位置に配置されており、先端
部に計測ヘッド15が取り付けられている。
【0016】測定バー13は後端にてモータ17と駆動
連結され、モータ17は測定バー13を回転駆動する。
モータ17にはロータリエンコーダ19が接続されてお
り、ロータリエンコーダ19は測定バー13の回転角を
計測する。
【0017】ロータリエンコーダ19は回転基準位置に
おいて原点パルス信号を出力するものであり、測定バー
13の回転角は、原点パルス信号出力時を零点とし、こ
れよりロータリエンコーダ19が出力するパルス信号の
パルス数をカウントすることにより計測される。
【0018】モータ17はX軸移動体21に搭載され、
X軸移動体21は、フレーム9に回転可能に取り付けら
れたX軸送りねじ23とナット25によって螺合し、X
軸送りねじ23の回転によりX軸方向に往復移動する。
X軸送りねじ23は、フレーム9に取り付けられたサー
ボモータ27と駆動連結され、サーボモータ27により
回転駆動される。
【0019】図2、図3に示されているように、計測ヘ
ッド15は測定バー13の先端面に形成されたガイド部
13aに案内されて径方向に配置位置変更可能にボルト
29によって固定装着されており、この計測ヘッド15
には渦電流式などによる非接触式の変位量センサ31が
取り付けられている。
【0020】また計測ヘッド15の中心部には計測ヘッ
ド15の先端面に開口した切屑除去用のエアーブロー孔
33が設けられている。
【0021】ガンドリル3により加工された被加工物W
の深穴hの穴形状測定に際しては、ワークテーブル7を
Y軸移動方向に所定量Lだけ変位させ、被加工物Wを測
定バー13による穴形状測定位置に位置させる。これに
より測定バー13は被加工物Wの深穴hと対応する位置
に位置することになる。
【0022】次にサーボモータ27を所定量駆動して送
りねじ23により測定バー13をX軸移動体21と共に
所定量前進移動させる。これにより計測ヘッド15は、
深穴h内に位置し、所定の計測位置に位置する。
【0023】次にモータ17を駆動して測定バー13を
自身の中心軸線周りに回転させる。これにより計測ヘッ
ド15は測定バー13の中心軸線周りに回転し、深穴h
の内周面との間隙寸法δに応じた信号を出力する。
【0024】計測ヘッド15の出力信号はロータリエン
コーダ19により計測される測定バー13の所定回転角
毎にサンプリングされ、間隙寸法δの最大値が位置情報
(測定バー13の回転角情報)と共に検出される。
【0025】測定バー13が所要角度回転すると、モー
タ17が停止し、サーボモータ27の逆転駆動により測
定バー13を元の位置まで後退させて計測ヘッド15を
深穴hより抜き出し、深穴hの形状測定を終了する。
【0026】なお、この後退移動時にロータリエンコー
ダ19が原点パルス信号を出力するまで測定バー13を
モータ17により逆回転させ、測定バー13を回転基準
位置に復帰させてもよいし、あるいは測定バー13を形
状測定終了時の回転位置に位置させたままにし、次の深
穴hの形状測定、即ち偶数回の計測時にその回転位置よ
り測定バー13を逆回転させて計測ヘッド15により間
隙寸法δを計測してもよい。測定バー13の逆回転下に
て間隙寸法δを計測する場合には、ロータリエンコーダ
19の出力パルス信号のパルス数をカウントするカウン
タに予め補数を設定し、そのカウント値を減算すればよ
い。
【0027】次に、図4を参照して上述の如き構成より
なる穴形状測定装置における穴形状測定のための信号処
理要領の一例を説明する。
【0028】計測バー13が回転し、ロータリエンコー
ダ19が原点パルス信号(O・ R・G)を出力すると、
制御装置51がこれを信号処理部53より入力し、これ
をトリガ信号として信号処理部53へリセット信号を出
力する。
【0029】信号処理部53はリセット信号の入力によ
りカウンタ55、レジスタ57、ホルードアンプ59を
各々クリアする。
【0030】計測バー13の回転に伴いロータリエンコ
ーダ19が出力するシリアルパルス信号はタイミング回
路61に入力され、タイミング回路61はクロック信号
発生器63のクロック信号に同期してカウント・ 比較信
号をカウンタ55とアンドゲート65へ出力する。この
信号によりカウンタ55はカウント値をカウントアップ
する。
【0031】このカウントタイミングをもってアンドゲ
ート65は偏差検出用コンパレータ67の論理出力レベ
ルを確認する。偏差検出用コンパレータ67の論理出力
レベルが”1”であれば、アンドゲート65の論理出力
レベルは、”1”となり、タイミング回路61がこの信
号を入力することによりサンプリング信号をアナログス
イッチ69とホールドアンプ59とに出力する。
【0032】ここで、偏差検出用コンパレータ67の論
理出力レベルが”1”であると云うことは、偏差検出用
コンパレータ67によるn時計測信号Sn(変位量セン
サ31がn時に出力する計測信号)とn−χ時計測信号
Sn−χ(変位量センサ31がn−χ時に出力した計測
信号)との比較において、Sn>Sn−χである場合、
すなわち測定開始時よりn時計測信号Snの出力時まで
の間で、n時計測信号Snが最大値を示す場合である。
【0033】アナログスイッチ69はサンプリング信号
の入力によりオン状態になり、計測信号アンプ71によ
り増幅された変位量センサ31よりの計測信号S(な
お、ここでは、S=Sn)がホールドアンプ59に入力
される。これと同時にホールドアンプ59のサンプリン
グ端子にサンプリング信号が入力されることにより、ホ
ールドアンプ59は計測信号Sが測定開始時より最大値
になった時点での計測信号Sをホールドする。この計測
信号Sは、以降、n−χ時計測信号Sn−χとして偏差
検出用コンパレータ67に与えられる。
【0034】またこれと同時にレジスタ57のロード端
子がトリガされることにより、計測バー13の回転角を
ストアしているカウンタ55のデータ、即ち計測信号S
が測定開始時より最大値になった時点での計測バー13
の回転角がレジスタ57に記憶される。
【0035】以上の信号処理が計測バー13の一回転の
間で出力されるロータリエンコーダ19の所定パルス数
毎に実行されることにより、最終的にはホールドアンプ
59は、上述の間隙寸法δを示す計測信号Sの最大値が
記憶され、レジスタ57には計測信号Sが最大値である
時の計測バー13の回転角が記憶される。
【0036】ホールドアンプ59が記憶している計測信
号S(なお、ここでは、S=Sn−χ)は、最大偏差ア
ナログ情報として制御装置51へ出力されると共に、係
数器73、A/D変換器75によりディジタル信号に変
換され、最大偏差ディジタル情報として制御装置51へ
出力される。またレジスタ57が記憶している計測バー
13の回転角が最大偏位置情報として制御装置51へ出
力される。
【0037】またホールドアンプ59が記憶している計
測信号Sは許容値コンパレータ77に入力され、許容値
コンパレータ77は、許容値設定器79に設定された許
容値と計測信号Sとを比較し、計測信号S、換言すれば
間隙寸法δが許容値より大きい場合に、論理出力レベル
を”1”とし、制御装置51へアラーム出力する。
【0038】また計測信号アンプ71により増幅された
変位量センサ31よりの計測信号Sはさらにアンプ81
により増幅されて制御装置51へモニタ出力される。
【0039】図5は本発明による穴形状測定装置を組み
込まれた穴加工装置の他の実施例を示している。尚、図
5に於いて、図1に対応する部分は図1に付した符号と
同一の符号により示されている。この実施例において
は、加工ヘッド1に2個のガンドリル3a、3bが設け
られ、このガンドリル3a、3bによって同時2軸穴加
工が行われる。これによりワークテーブル5上に取り付
けられた被加工物Wに深穴haとhbとが同時加工され
る。
【0040】穴形状測定装置のフレーム9には二つの測
定バー13aと13bとがX軸方向に往復動可能に且つ
自身の中心軸線周りに回転可能に設けられている。
【0041】測定バー13aと13bとはガンドリル3
aと3bとの軸間距離と同じ軸間距離をおいて互いに平
行に設けられており、測定バー13aはガンドリル3a
の軸線位置に対してワークテーブル7のY軸移動方向に
予め定義された所定量Laだけ変位した位置に、測定バ
ー13bはガンドリル3bの軸線位置に対してワークテ
ーブル7のY軸移動方向に予め定義された所定量Lbだ
け変位した位置に各々配置されている。この測定バー1
3aの変位量Laと測定バー13bの変位量Lbとは互
いに等しい。
【0042】測定バー13a、13bの各々の先端部に
は変位量センサ31a、31bを有する計測ヘッド15
a、15bが取り付けられている。
【0043】測定バー13aと13bは、共にX軸移動
体21に連結され、サーボモータ27により回転駆動さ
れるX軸送りねじ23によりX軸方向に共に進退移動す
る。
【0044】測定バー13bの後端にモータ17が駆動
連結されており、モータ17はタイミングベルト式伝動
機構35により測定バー13aと駆動連結され、測定バ
ー13aと測定バー13bとを同期回転駆動する。この
場合、ロータリエンコーダ19は測定バー13aと測定
バー13bの回転角を計測する。
【0045】ガンドリル3a、3bにより加工された被
加工物Wの深穴ha、hbの穴形状測定に際しては、ワ
ークテーブル7をY軸移動方向に所定量La(La=L
b)だけ変位させ、被加工物Wを測定バー13a、13
bによる穴形状測定位置に位置させる。これにより測定
バー13a、13bは各々被加工物Wの深穴ha、hb
と対応する位置に位置することになる。
【0046】次にサーボモータ27を所定量駆動して送
りねじ23により測定バー13aと13bをX軸移動体
21と共に所定量前進移動させる。これにより計測ヘッ
ド15a、15bは、各々深穴ha、hb内の所定の計
測位置に位置する。
【0047】次に、モータ17を駆動して測定バー13
a、13bを各々自身の中心軸線周りに回転させること
により、上述の実施例と同様の要領にて深穴haとhb
の形状測定が同時に行われる。
【0048】この実施例では、ガンドリルを2軸とした
が、この穴加工工具の軸数は2以上の複数個であっても
よく、測定バーはその穴加工工具の軸数と同数だけその
穴加工工具の相対位置関係と同じ相対位置関係をもって
配置されればよい。
【0049】図6は本発明による穴形状測定装置にて使
用される計測ヘッド15の他の実施例を示している。こ
の実施例においては、計測ヘッド15の中心軸線周りに
複数個、図示例では4個の変位量センサ31が互いに等
間隔に設けられており、この4個の変位量センサ31が
各々深穴hの内周面との間隙量を計測する。
【0050】この場合には測定バーと共に計測ヘッド1
5を回転させる必要はなく、各変位量センサ31の計測
値より最大変位量が検出される。
【0051】なお、本発明による穴形状測定装置にて使
用される変位量センサ31は渦電流式の変位量センサに
限定されることはなく、これは光学式、電磁誘導式、光
学式などのその他のアナログセンサ、ディジタルセンサ
であってもよい。
【0052】また本発明による穴形状測定装置に於ける
信号処理は、図4に示されているようなハードウェア構
成によるもの以外に、マイクロコンピュータによるソフ
トウェア処理により行うことも可能である。
【0053】また本発明による穴形状測定装置は、加工
ヘッド1が固定で、ワークテーブル5が軸移動する穴加
工装置以外に、加工ヘッド1が例えばY軸方向へ軸移動
する形式の穴加工装置にも適用され、この場合には、穴
形状測定に際して加工ヘッド1がY軸方向へ軸移動すれ
ばよい。
【0054】以上に於ては、本発明を特定の実施例につ
いて詳細に説明したが、本発明は、これらに限定される
ものではなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能
であることは当業者にとって明らかであろう。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
による穴形状測定装置によれば、ワークテーブルに取り
付けられた被加工物に対する穴加工工具による穴加工完
了後に、被加工物をワークテーブルに取り付けた状態の
まま、ワークテーブルあるいは加工ヘッドを軸移動させ
ることにより、被加工物の掴み変えを要することなく、
換言すれば穴形状測定のためだけの被加工物の取り付け
段取り作業を要することなく、測定バーが穴の形状測定
位置に位置し、この穴形状測定位置にて測定バーが穴加
工軸線方向へ前進移動することによって測定バーが穴内
に進入し、測定バーに装着された変位量センサなどによ
る穴形状測定用センサにより穴形状の測定が行われるか
ら、この穴形状測定が被加工物の取付位置誤差を含むこ
となく高精度に、しかも能率よく行われる。
【0056】また複数穴加工において、一つの穴の加工
が完了する度に測定バーを穴内に進入させて穴形状測定
が行われることにより、加工途中で特に真直度の悪いも
のについての処理判断が可能になり、後工程の無駄を軽
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による穴形状測定装置を組み込まれた穴
加工装置の一実施例を示す平面図である。
【図2】本発明による穴形状測定装置の測定バーの先端
部を拡大して示す側面図である。
【図3】本発明による穴形状測定装置の測定ヘッドを拡
大して示す端面図である。
【図4】本発明による穴形状測定装置の信号処理系の一
実施例を示すブロック線図である。
【図5】本発明による穴形状測定装置を組み込まれた穴
加工装置の他の実施例を示す平面図である。
【図6】本発明による穴形状測定装置にて使用される測
定ヘッドの他の実施例を示す端面図である。
【符号の説明】
1 加工ヘッド 3、3a、3b ガンドリル 5 ワークテーブル 9 フレーム 13、13a、13b 測定バー 17 モータ 19 ロータリエンコーダ 21 X軸移動体 23 X軸送りねじ 27 サーボモータ 31 変位量センサ 51 制御装置 53 信号処理部 55 カウンタ 57 レジスタ 59 ホルードアンプ 61 タイミング回路 67 偏差検出用コンパレータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穴加工工具を軸線方向に往復動可能に有
    する穴加工装置の加工ヘッドの、前記穴加工工具の軸線
    位置に対してワークテーブルあるいは前記加工ヘッドの
    軸移動方向に所定量変位した位置に、前記穴加工工具と
    は個別に穴加工軸線方向へ往復動可能に装着された測定
    バーを有し、前記測定バーに穴形状測定用センサが装着
    されていることを特徴とする穴形状測定装置。
  2. 【請求項2】 前記測定バーは前記ヘッド部に設けられ
    た複数個の穴加工工具の各々に対応して複数個設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の穴形状測定装
    置。
  3. 【請求項3】 前記測定バーは自身の中心軸線周りに回
    転可能に設けられ、前記穴形状測定用センサは変位量セ
    ンサにより構成され、前記測定バーの各回転位置にて前
    記変位量センサにより計測される変位量により穴の形状
    を測定することを特徴とする請求項1または2記載の穴
    形状測定装置。
  4. 【請求項4】 前記穴形状測定用センサは変位量センサ
    により構成されて前記測定バーの中心軸線周りに複数個
    装着され、その複数個の変位量センサの各々により計測
    される変位量に基づいて穴の形状を測定することを特徴
    とする請求項1または2記載の穴形状測定装置。
JP14041294A 1994-06-22 1994-06-22 穴形状測定装置 Pending JPH081483A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103465108A (zh) * 2013-09-13 2013-12-25 浙江大学 活塞异型销孔的轮廓误差在位检测装置
JP2015105931A (ja) * 2013-12-03 2015-06-08 新東エスプレシジョン株式会社 測定機
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