JPH0760359A - 引張矯正装置 - Google Patents

引張矯正装置

Info

Publication number
JPH0760359A
JPH0760359A JP21293093A JP21293093A JPH0760359A JP H0760359 A JPH0760359 A JP H0760359A JP 21293093 A JP21293093 A JP 21293093A JP 21293093 A JP21293093 A JP 21293093A JP H0760359 A JPH0760359 A JP H0760359A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
treated
tension
dimension measuring
outer diameter
processed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21293093A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Tomita
賢二 冨田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Aluminum Corp filed Critical Showa Aluminum Corp
Priority to JP21293093A priority Critical patent/JPH0760359A/ja
Publication of JPH0760359A publication Critical patent/JPH0760359A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】作業者の判断に依存することなく、被処理材に
対して所期する引張矯正を確実に施すことのできる引張
矯正装置を提供する。 【構成】被処理材1に引張力を付与する伸張機2a、2b
と、被処理材の外寸を、引張方向の少なくとも2か所の
位置において測定する寸法測定装置3a〜3cと、該寸法測
定装置による測定結果に基いて、前記伸張機の作動を制
御する制御装置6とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アルミニウムまたは
その合金製押出材等を引張矯正するための引張矯正装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、押出材はダイスを通過するとき
にねじれ、曲り、歪み等を生じており、このため押出後
に押出材を軸方向に引張ってこれを矯正することが行わ
れている。かかる引張矯正において、引張力の付与は伸
脹機によって行われるが、所期する矯正が施されたか否
かの判断は専ら作業者に委ねられていた。即ち、押出材
を引張ると、引張方向と直交する径方向の寸法は縮小す
ることから、作業者が矯正中の押出材の後端部の外寸を
測定し、これが所定の公差に入った時点で引張矯正を終
了していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、作業者によ
る判断では、作業者が代わるごとに判断がばらつくた
め、常時一定品質の引張矯正を行うことは困難であっ
た。しかも、引張力の付与に伴う押出材の径方向の寸法
変化は、押出材の軸方向の部位で異なり、後端部は寸法
公差に入っていても中央部や前端部は寸法公差から外れ
ている場合もあることから、1箇所のみの寸法測定では
確実な判断を得ることが困難であった。しかも、径方向
の寸法変化は、押出材の断面形状、種類、引張量により
変化する傾向にあるため、これを作業者が把握しながら
判断を下すことは益々困難を伴うものであった。
【0004】この発明は、かかる技術的背景に鑑みてな
されたものであって、作業者の判断に依存することな
く、被処理材に対して所期する引張矯正を確実に施すこ
とのできる引張矯正装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、被処理材(1)に引張力を付与する伸
張機(2a)(2b)と、被処理材の外寸を、引張方向の少
なくとも2か所の位置において測定する寸法測定装置
(3a)〜(3c)と、該寸法測定装置による測定結果に基
いて、前記伸張機の作動を制御する制御装置(6)とを
備えたことを特徴とする引張矯正装置を要旨とする。
【0006】上記において、被処理材(1)の種類は特
に限定されることはない。また、被処理材(1)の断面
形状も限定されることはなく、角形、円形その他任意の
形状のものに適用できる。また、被処理材(1)は中実
材でも良いし、中空材でも良い。
【0007】
【作用】引張矯正は、伸張機(2a)(2b)により被処理
材(1)を引張ることにより行われる。引張られた被処
理材(1)は軸方向に伸び、径方向に縮む。同時に、寸
法測定装置(3a)〜(3c)により、引張方向の少なくと
も2箇所において被処理材(1)の外寸が測定される。
測定された外寸データは制御装置(6)に入力され、設
定値に対する公差範囲に入ったか否か逐次判定される。
そして、公差範囲に入っていないと判定された場合に
は、伸張機(2a)(2b)による引張力が増大され、引張
矯正が持続される。一方、各部の外径が公差範囲に入っ
たと判定された場合には、制御装置(6)の停止命令に
より伸張機(2a)(2b)は停止し、引張矯正は終了す
る。
【0008】
【実施例】この発明の一実施例を示す図1において、
(1)はアルミニウムまたはその合金製の押出丸棒から
なる被処理材であり、該被処理材(1)の軸方向両端に
は、被処理材に引張力を付与するための伸張機(2a)
(2b)が設置されている。
【0009】さらに、被処理材(1)の軸方向の両端部
及び中央部の合計3箇所には、被処理材(1)の外径を
測定する寸法測定装置(3a)(3b)(3c)が設置されて
いる。この実施例では、各位置において、水平方向及び
垂直方向の2方向から被処理材(1)の外径が測定され
るものとなされており、一方向からの外径測定に較べて
より高精度な引張矯正を行い得るものとなされている。
具体的には、図2に示すように、各測定位置において被
処理材(1)の上下左右に合計4個の外径測定器(31)
が設置されている。各外径測定器(31)は被処理材
(1)の軸心部に向けてレーザ光を照射するとともにそ
の反射光を受光するものとなされている。そして、各測
定器(31)からの反射光受光信号は演算装置(4)に入
力され、該演算装置(4)によりレーザ光の照射から反
射光受領までの時間が演算され、さらに各測定器(31)
から被処理材(1)までの距離が演算され、これに基い
て被処理材(1)の外径が測定されるようになってい
る。なお、外径測定の方法はこれに限定されることはな
く、例えば被処理材(1)を挟んで投光器と受光器を対
向配置し、投光器から被処理材(1)の外径を越える幅
のレーザ光を照射するとともに、受光器でこれを受光
し、被処理材(1)によって照射光が遮断されたために
受光器で受光されなかった部分の長さを演算することに
より、外径を求めるものとしても良い。
【0010】こうして測定された外径は、図示しない表
示装置に表示されるものとなされている。
【0011】被処理材(1)の両端部に設置された前記
寸法測定装置(3a)(3b)は、伸張機(2a)(2b)と連
結されており、被処理材(1)の伸びにより各伸張機
(2a)(2b)が移動すると、等量だけ寸法測定装置(3
a)(3b)も移動するように構成されている。これによ
り、被処理材(1)が伸張しても常に一定位置における
外径測定を行うものとなされている。一方、被処理材
(1)の軸方向中央部に設置された寸法測定装置(3c)
は、ベルトコンベアまたはチェーンコンベア(5)等に
より被処理材(1)の軸方向に移動可能となされてお
り、被処理材(1)が伸張しても常に中央部に位置する
ように制御されるものとなされている。
【0012】図1において(6)は制御装置である。こ
の制御装置(6)は、寸法測定装置(3a)〜(3c)によ
り測定された被処理材(1)の外径に応じて、伸張機
(2a)(2b)の作動を制御する役割を果たす。具体的に
は、この実施例では、被処理材(1)の両端部及び中央
部の外径が設定値に対する公差範囲に入ったか否かを逐
次判定し、公差に入っていなければ伸張機(2a)(2b)
による引張力を増大する一方、公差に入った場合には伸
張機(2a)(2b)の作動を停止せしめて引張矯正を終了
するものとなされている。また、いずれかの外径が設定
下限値に達したときにも伸張機(2a)(2b)の作動を停
止せしめるものとなされている。このような判定制御動
作はコンピュータにより行われる。
【0013】図示実施例に係る引張矯正装置では、押出
機から押出された被処理材(1)の両端部を、伸張機
(2a)(2b)で把持した後、伸張機(2a)(2b)を相互
離間方向に移動させて被処理材(1)を軸方向に引張
る。引張られた被処理材(1)は軸方向に伸び、径方向
に縮む。同時に、寸法測定装置(3a)〜(3c)により、
被処理材(1)の両端部及び中央部において各2方向か
らの外径が測定される。この際、両端部の寸法測定装置
(3a)(3b)は伸張機(2a)(2b)とともに移動し、中
央部の寸法測定装置(3c)は、ベルトコンベアまたはチ
ェーンコンベア(5)により中央部に位置するように移
動するから、被処理材(1)が伸びても測定位置が変化
することなくほぼ定位置にて外径測定が行われる。
【0014】測定された外径データは制御装置(6)に
入力され、設定値に対する公差範囲に入ったか否か逐次
判定される。そして、公差範囲に入っていないと判定さ
れた場合には、伸張機(2a)(2b)による引張力が増大
され、引張矯正が持続される。一方、各部の外径が公差
範囲に入ったと判定された場合には、制御装置(6)の
停止命令により伸張機(2a)(2b)は停止し、引張矯正
は終了する。また、いずれかの外径が設定下限値に達し
たときにも伸張機(2a)(2b)の作動が停止される。
【0015】なお、以上の実施例では、被処理材(1)
の両端部及び中央部の3箇所において外径を測定するも
のとしたが、測定箇所は軸方向の少なくとも2箇所であ
れば良い。また、測定位置も被処理材(1)の両端部や
中央部に限定されることはない。
【0016】
【発明の効果】この発明は、上述の次第で、被処理材に
引張力を付与する伸張機と、被処理材の外寸を、引張方
向の少なくとも2か所の位置において測定する寸法測定
装置と、該寸法測定装置による測定結果に基いて、前記
伸張機の作動を制御する制御装置とを備えたことを特徴
とするものであるから、被処理材の寸法公差が一定範囲
に達したときには自動的に被処理材への引張力の付与を
停止することができ、常に一定品質の引張矯正を行うこ
とができる。しかも、被処理材の外寸の測定は、引張方
向の少なくとも2か所の位置において行うから、被処理
材の径方向の寸法変化が引張方向の部位で異なっていて
も確実にこれを把握することができ、より一層適正な引
張矯正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る引張矯正装置を示す
概略構成図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【符号の説明】
1…被処理材 2a、2b…伸張機 3a〜3c…外径測定器(寸法測定器) 6…制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理材(1)に引張力を付与する伸張
    機(2a)(2b)と、 被処理材(1)の外寸を、引張方向の少なくとも2か所
    の位置において測定する寸法測定装置(3a)〜(3c)
    と、 該寸法測定装置(3a)〜(3c)による測定結果に基い
    て、前記伸張機(2a)(2b)の作動を制御する制御装置
    (6)とを備えたことを特徴とする引張矯正装置。
JP21293093A 1993-08-27 1993-08-27 引張矯正装置 Pending JPH0760359A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21293093A JPH0760359A (ja) 1993-08-27 1993-08-27 引張矯正装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21293093A JPH0760359A (ja) 1993-08-27 1993-08-27 引張矯正装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0760359A true JPH0760359A (ja) 1995-03-07

Family

ID=16630649

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21293093A Pending JPH0760359A (ja) 1993-08-27 1993-08-27 引張矯正装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0760359A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1317976A2 (de) * 2001-12-07 2003-06-11 H.A. Schlatter Ag Vorrichtung zum Herstellen von gerecktem Draht
EP1317975A1 (de) * 2001-12-07 2003-06-11 H.A. Schlatter Ag Vorrichtung zum Herstellen von gerecktem Draht
JP2011161456A (ja) * 2010-02-05 2011-08-25 Ube Machinery Corporation Ltd 押出プレス及び押出制御方法
CN104162554A (zh) * 2013-05-15 2014-11-26 福特环球技术公司 校准挤压线性管的方法
KR102068474B1 (ko) * 2018-10-08 2020-01-21 이한민 메탈라스 제조장치 및 제조방법

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1317976A2 (de) * 2001-12-07 2003-06-11 H.A. Schlatter Ag Vorrichtung zum Herstellen von gerecktem Draht
EP1317975A1 (de) * 2001-12-07 2003-06-11 H.A. Schlatter Ag Vorrichtung zum Herstellen von gerecktem Draht
EP1317976A3 (de) * 2001-12-07 2004-06-30 H.A. Schlatter Ag Vorrichtung zum Herstellen von gerecktem Draht
JP2011161456A (ja) * 2010-02-05 2011-08-25 Ube Machinery Corporation Ltd 押出プレス及び押出制御方法
CN104162554A (zh) * 2013-05-15 2014-11-26 福特环球技术公司 校准挤压线性管的方法
KR102068474B1 (ko) * 2018-10-08 2020-01-21 이한민 메탈라스 제조장치 및 제조방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE60306103T2 (de) Verfahren und Vorrichtung zum inkrementellen Formen
JPS63104727A (ja) 長尺物からリング状物を製造する装置
US6438442B1 (en) Method for automatic conducting of a straightening process
JPH0147249B2 (ja)
JPH0760359A (ja) 引張矯正装置
JP2016508451A (ja) 金属ワイヤ用引き出しおよび矯正装置と、対応する引き出しおよび矯正方法
JP2002346649A (ja) ストレッチ成形装置
DE69106591D1 (de) Verfahren und Vorrichtung zur automatischen Regelung von Richtwalzen.
DE60112026T2 (de) Maschine und Verfahren zum Richten von langen Werkstücken mit kleinem Querschnitt
JPH02229620A (ja) ひずみ取りされた棒体の直交調節方法及び直交調節ユニット
JP2979890B2 (ja) 線材の硬度調整装置及びその調整方法
DE10130937C1 (de) Verfahren und Vorrichtung zur Ermittlung der Raumgeometrie eines gebogenen Strangprofils
DE102006051300B4 (de) Vorrichtung zum Strecken oder Glätten und/oder Ausrichten von Teigrohlingen, insbesondere von zur Brezelherstellung vorgeformten Teigsträngen und Verfahren zum Betreiben der Vorrichtung
DE102011050372B4 (de) Vorrichtung zum Strecken und/oder Ausrichten von Teigrohlingen, insbesondere von zur Brezelherstellung vorgeformten Teigsträngen
JP2000237825A (ja) 引張力の自動設定機構付きストレッチベンダー
JP4708541B2 (ja) 曲げ加工方法及び曲げ加工システム
KR20210154847A (ko) 금속 프로파일 생산용 인발 시스템, 및 상기 인발 시스템의 자동 작동 방법
JPH09507435A (ja) 基部カーブ屈曲装置
JP4772389B2 (ja) ストレッチベンダー機を用いた湾曲長尺材の製造方法、及びストレッチベンダー機
DE102010008024B4 (de) Vorrichtung zum Strecken bzw. Glätten und/oder Ausrichten von Teigrohlingen, insbesondere von zur Brezelherstellung vorgeformten Teigsträngen und Verfahren zum Betreiben der Vorrichtung
JP2752490B2 (ja) 押出材等の寸法測定用ガイド装置
JPH05337582A (ja) 線状体の整直方法
JPH0647453A (ja) 管材の曲げ加工装置
WO2005005072A1 (de) Verfahren zur beeinflussung eines biegeprozesses
JPH1078537A (ja) 保護金属管中で光ファイバ余剰長を得る方法および製造ライン