JPH05337582A - 線状体の整直方法 - Google Patents

線状体の整直方法

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JPH05337582A
JPH05337582A JP15350992A JP15350992A JPH05337582A JP H05337582 A JPH05337582 A JP H05337582A JP 15350992 A JP15350992 A JP 15350992A JP 15350992 A JP15350992 A JP 15350992A JP H05337582 A JPH05337582 A JP H05337582A
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JP
Japan
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linear body
straightening
wiry
amount
wiry material
Prior art date
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Pending
Application number
JP15350992A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuichi Hama
龍一 浜
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Publication of JPH05337582A publication Critical patent/JPH05337582A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は線状体を所定範囲内の真直度を有する
真直状態に整直する作業を、作業者の監視によらず自動
的に行うことができ、整直機における整直作業の無人化
を図った線状体の整直方法を提供することを目的とす
る。 【構成】送り出される長尺の線状体1を整直機3で整直
する線状体の整直方法において、計測手段によって整直
後の線状体の曲りの方向と量を計測し、計測した線状体
の曲りの方向と量の情報に基づいて線状体に対する整直
の量を制御することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はドラム、リールに巻き取
られ、縦型巻枠やバスケットケージ(ペールパック)に
とぐろ巻きされ、またはコイル状に把取りなどされた
線、撚線、管、棒、条などの線状体を送り出す際、線状
体に生じる巻き癖などの曲りを整直機で整直する方法の
改良に関する。
【0002】線状体の整直方法に関する。
【0003】
【従来の技術】金属からなる所定長さの線状体を製造す
る方法では、長尺のコイル状態の長尺の線状体を連続的
に引き出して整直機で整直して真直な状態とし、その後
線状体を送る速度と同じ速度で走行する走行切断機で線
状体を所定の長さ毎に切断して真直な線状体を得てい
る。
【0004】すなわち、一般に長尺の線状体を製造する
時にはコイル状に巻き取って保管する。このため、長尺
の線状体には長尺であること、コイル状に巻き取られて
いることによって、曲り(曲率と横方向のうねり)が存
在している。そこで、その曲りを取り除いて所定長さの
線状体を製造する。
【0005】この整直方法に用いる整直機は、複数の縦
軸の溝ロールと複数の横軸の溝ロールを備えたもので、
線状体を一方のロールに通して一定の曲げを与えた後
に、反対向きの曲げを与えて、線状体の曲り取り除き真
直にする装置である。このため、整直機では線状体を所
定の範囲の真直度をもった真直状態にするために、長尺
の線状体の曲りの状態に応じて縦軸の溝ロールと複数の
横軸の溝ロールを変位させて、線状体の曲りを適切に取
り除くことが必要である。
【0006】従来、この整直機における整直作業は、作
業者が線状体の真直の状態(曲りの方向と度合い)を目
視で確認し、その結果に基づいて整直機の縦軸の溝ロー
ルおよび横軸の溝ロールを手動で変位させてその変位量
を調整していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、線状体の真直
度はコイル径、外径寸法、肉厚寸法などの条件の変化の
影響を受けて変化しやすい。このため、作業者が線状体
の曲りの監視を怠ると、必要とする範囲の真直度が得ら
れなくなり、この結果線状体に曲り不良が発生し、真直
な線状体を製造する上での歩留り、品質の低下が生じる
ことになる。
【0008】そこで、従来は作業者が線状体の真直の状
態を常時監視し、その結果に基づいた絶え間ない整直機
のロールの調整が必要であった。このため、整直機にお
ける作業者の整直作業の負担が大きく、作業の遂行に大
きな労力を要していた。そして、整直機における整直作
業の無人化を図ることができなかった。
【0009】本発明は前記事情に基づいてなされたもの
で、線状体を所定範囲内の真直度を有する真直状態に整
直する作業を、作業者の監視によらず自動的に行うこと
ができ、整直機における整直作業の無人化を図った線状
体の整直方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の線状体の整直方法は、送り出される長尺の線
状体を整直機で整直する線状体の整直方法において、計
測手段によって整直後の前記線状体の曲りの方向と量を
計測し、計測した前記線状体の曲りの方向と量の情報に
基づいて前記線状体に対する整直の量を制御することを
特徴とする。
【0011】
【作用】長尺の線状体を整直するに際して、線状体のコ
イル径寸法、外径寸法、肉厚寸法などが変化し、この影
響により整直機において整直した線状体の真直度が所定
範囲から外れた場合には、計測手段により線状体の真直
状態すなわち曲りの方向と量を自動計測し、計測した線
状体の曲りの方向と量に基づいて整直機における線状体
に対する整直調整の量を制御することにより、常に線状
体の曲りの方向と量に応じた適切な整直を行い、真直度
が一定範囲内を満足する線状体を得ることが可能とな
る。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を図1を参照して説明す
る。
【0013】この実施例は定尺の線状体を製造する方法
に適用したものである。
【0014】予め長尺の線状体1を製造し、この線状体
1をコイル状に巻回してバスケットケージ2に保管して
おく。
【0015】この長尺の線状体1をバスケットケージ2
から引き出して整直機3に通して整直し、線状体1に存
在する曲りを矯正して真直にする。整直器3は、縦軸ロ
−ルユニット4と横軸ロ−ルユニット5とを組合せたも
のである。
【0016】縦軸ロ−ルユニット4は水平な台6に垂直
な回転軸線を有する複数の縦軸溝ロ−ル7を設けたもの
で、縦軸溝ロ−ル7は図示しない回転駆動機構によって
回転される。台6は線状体1に移動方向に対して直角な
方向に水平移動可能であり、次に述べる駆動機構によっ
て移動される。この移動機構は駆動モータ8の回転を台
6の直線移動に変換するもので、例えばこの駆動モータ
8によって回転される送りねじおよび台6に設けられ送
りねじが螺挿されるナットを有している。そして、駆動
モータ8の回転により送りねじを回転して台6を移動
し、これにより縦軸溝ロ−ル7を線状体1に対して左右
方向に移動する。駆動モータ8の回転量に応じて台6お
よび縦軸溝ロ−ル7の移動量を規定する。
【0017】横軸ロ−ルユニット5は垂直な台9に水平
な回転軸線を有する複数の横軸溝ロ−ル10を設けたも
ので、横軸溝ロ−ル10は図示しない回転駆動機構によ
って回転される。台9は線状体1に移動方向に対して直
角な方向に垂直移動可能であり、次に述べる駆動機構に
よって移動される。この移動機構は駆動モータ11の回
転を台9の直線移動に変換するもので、例えばこの駆動
モータ11によって回転される送りねじおよび台に設け
られ送りねじが螺挿されるナットを有している。そし
て、駆動モータ11の回転により送りねじを回転して台
9を移動し、これにより横軸溝ロ−ル10を線状体1に
対して上下方向に移動する。駆動モータ11の回転量に
応じて台9および横軸溝ロ−ル10の移動量を規定す
る。
【0018】そして、線状体1は縦軸ロ−ルユニット4
の縦軸溝ロ−ル7と横軸ロ−ルユニット5の横軸溝ロ−
ル10の間を通り、水平方向および垂直方向への曲げを
加えられて曲げが矯正され真直にされる。
【0019】次に整直された線状体1は走行切断機12
を通過して所定長さに切断される。走行切断機12は走
行機構13と切断機構14とで構成され、走行機構部1
3が線状体1に移動と同期して切断機構14を線状体1
の移動方向に沿って移動し、この移動時に切断機構14
が線状体1を所定長さに切断する。
【0020】所定長さに切断された各線状体1はらっぱ
ガイド15、取り出し用ピンチロール16および蹴り出
しトラフ17を経て真直の線状体1としてラック18に
取り出される。
【0021】ここで、本発明では走行切断機12とらっ
ぱガイド15との間に計測手段である位置計測器19を
設け、さらに制御手段である制御回路22を設ける。
【0022】まず、走行切断機12で切断された線状体
1の先端(移動方向前側端)の位置を、位置計測器19
によって、線状体移動方向に対して垂直面に水平方向
(X方向)と高さ方向(Y方向)を計測する。この実施
例では、図2に示すように位置計測器19の計測手段と
して図2に示すように水平方向用レーザー走査型センサ
ー20と垂直方向用レーザー走査型センサー21を用い
た。図3はこの計測状態を示している。
【0023】そして、水平方向用レーザー走査型センサ
ー20と垂直方向用レーザー走査型センサー21からの
計測情報を制御回路22に出力する。制御回路22は各
センサー20、21が計測したX位置とY位置と予め入
力してある基準値と比較し、その差を求める。さらに、
制御回路22は整直機3に対する調整量として縦軸溝ロ
ール用駆動モータ8と横軸溝ロール用駆動モータ11の
駆動量を算出し、この駆動量に基づいて縦軸溝ロール用
駆動モータ8と横軸溝ロール用駆動モータ11を駆動量
を制御する、これにより整直機3の縦軸ロールユニット
4の台6と横軸ロールユニット5の台9を夫々移動し、
縦軸溝ロール7と横軸溝ロール10を線状体1に対して
移動して、線状体1に対する縦軸溝ロール7と横軸溝ロ
ール10の押込み量を調整する。これにより線状体1の
整直の量と方向を調整して一定範囲の真直度を有する線
状体1を得る。
【0024】ここで、例えば整直機3において線状体1
に対する整直を調整する初期において線状体1の先端の
水平方向(X方向)と高さ方向(Y方向)の位置がA
(X0,Y0)であり、連続して整直、切断していくと
線状体1の先端の位置がB(X1,Y1)に変化したと
する。この場合、制御回路22ではX1,X0の偏差分
にあたる係数を掛けた量に基づいて駆動モータ8を駆動
して整直機3の縦軸溝ロール7の押込み量を調整する。
また、Y1,Y0の偏差分にあたる係数を掛けた量に基
づいて駆動モータ11を駆動して整直機3の縦軸溝ロー
ル10の押込み量を調整する。
【0025】同様にして線状体1の先端の位置の変化に
応じて、線状体1の先端の位置の計測値を連続してフィ
ードバックして制御回路22が線状体1の先端をA点に
近つけるように縦軸溝ロール7と横軸溝ロール10の押
込み量を調整する。
【0026】これにより整直機3において線状体1に対
する整直を調整する初期においてのみ作業者が縦軸溝ロ
ール7と横軸溝ロール10に位置を調整するだけで、そ
れ以降は線状体1の全長にわたり整直の調整を自動的に
行う。
【0027】このようにして、線状体1のコイル径寸
法、外径寸法、肉厚寸法などが変化して、整直機3にお
いて初期に設定した縦軸溝ロール7および横軸溝ロール
10の押込み量によって線状体11の曲りが大きくなっ
た場合でも、その線状体1の曲りの方向と量を自動計測
し、計測した線状体11の曲りの方向と量の情報に基づ
いて整直機3における線状体1に対する整直の量を制御
することにより、常に線状体1の曲りの方向と量に応じ
た適切な整直を行い、真直度が一定範囲内を満足する線
状体1を得ることが可能となる。
【0028】従って、線状体1を所定範囲内の真直度を
有する真直状態に整直する作業を、作業者の監視によら
ず自動的に行うことができ、整直機3における整直作業
の無人化を図ったなお、本発明は前記実施例に限定され
ずに、種々変形して実施することができる。例えば計測
手段は位置計測器19の構成に限定されない。
【0029】本発明はドラム、リールに巻き取られ、縦
型巻枠やバスケットケージ(ペールパック)にとぐろ巻
きされ、またはコイル状に把取りなどされた線、撚線、
管、棒、条などの線状体を送り出す際、線状体に生じる
巻き癖などの曲りを整直機で整直する方法に広く適用で
きる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明の線状体の整
直方法によれば、線状体を所定範囲内の真直度を有する
真直状態に整直する作業を、作業者の監視によらず自動
的に行うことができ、整直機における整直作業の無人化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の線状体の整直方法の一実施例における
製造ライン示す図。
【図2】同実施例における整直の制御に用いるブロック
を示す図。
【図3】線状体の曲りの方向と量を計測する計測器を示
す図。
【符号の説明】
1…線状体、3…整直機、4…縦軸ロ−ルユニット、5
…横軸ロ−ルユニット、8、11…駆動モ−タ、12…
走行切断機、19…位置計測器、22…制御回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送り出される長尺の線状体を整直機で整
    直する線状体の整直方法において、計測手段によって整
    直後の前記線状体の曲りの方向と量を計測し、計測した
    前記線状体の曲りの方向と量の情報に基づいて前記線状
    体に対する整直の量を制御することを特徴とする線状体
    の整直方法。
JP15350992A 1992-06-12 1992-06-12 線状体の整直方法 Pending JPH05337582A (ja)

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